JP3127621B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents
映像信号再生装置Info
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- JP3127621B2 JP3127621B2 JP04286974A JP28697492A JP3127621B2 JP 3127621 B2 JP3127621 B2 JP 3127621B2 JP 04286974 A JP04286974 A JP 04286974A JP 28697492 A JP28697492 A JP 28697492A JP 3127621 B2 JP3127621 B2 JP 3127621B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等のテレビジョ
ン信号(以下、TV信号という。)を扱う機器の同期信
号発生回路で、特にデジタルデータによって同期信号波
形を付加する同期信号発生回路を備えた映像信号再生装
置に関する。
ン信号(以下、TV信号という。)を扱う機器の同期信
号発生回路で、特にデジタルデータによって同期信号波
形を付加する同期信号発生回路を備えた映像信号再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図3に簡単なデジタルV
TR(以下、DVTRという。)のブロック図を示して
いる。このDVTRは、映像信号に同期信号を付加しな
いで記録したテープを再生するに際し、記録しなかった
水平、垂直同期信号を付け加えて再生する一般的なDV
TRである。図3において、入力端子1から入力された
アナログビデオ信号は、アナログ・デジタル変換器2
(以下、A/D変換器2という。)でデジタルデータに
変換される。そしてこの変換されたデジタルデータは、
記録系処理回路3でシャフリングやエラー訂正のための
パリティの付加等の処理がなされて記録ヘッド4により
テープ5に記録される。
TR(以下、DVTRという。)のブロック図を示して
いる。このDVTRは、映像信号に同期信号を付加しな
いで記録したテープを再生するに際し、記録しなかった
水平、垂直同期信号を付け加えて再生する一般的なDV
TRである。図3において、入力端子1から入力された
アナログビデオ信号は、アナログ・デジタル変換器2
(以下、A/D変換器2という。)でデジタルデータに
変換される。そしてこの変換されたデジタルデータは、
記録系処理回路3でシャフリングやエラー訂正のための
パリティの付加等の処理がなされて記録ヘッド4により
テープ5に記録される。
【0003】一方、前記テープ5に記録されたデジタル
データを再生するには、再生ヘッド6でテープ5から再
生されたデータは、再生系処理回路7でエラー訂正・修
正やデシャフリング等の処理がなされてから同期信号付
加回路8で再生信号に同期信号を付加し、デジタル・ア
ナログ変換器9(以下、D/A変換器9という。)でア
ナログビデオ信号に変換されて出力端子10より出力さ
れる。
データを再生するには、再生ヘッド6でテープ5から再
生されたデータは、再生系処理回路7でエラー訂正・修
正やデシャフリング等の処理がなされてから同期信号付
加回路8で再生信号に同期信号を付加し、デジタル・ア
ナログ変換器9(以下、D/A変換器9という。)でア
ナログビデオ信号に変換されて出力端子10より出力さ
れる。
【0004】また、入力アナログビデオ信号から同期分
離回路11で水平同期信号及び垂直同期信号を抜き出
し、抜き出された水平同期信号及び垂直同期信号はタイ
ミング制御回路12に送られる。このタイミング制御回
路12では記録・再生のための各回路の制御信号を発生
する。ここで、前記同期信号付加回路8は、DVTRで
は固定された波形である同期信号波形は記録しないの
で、出力する前に再生信号に同期信号を付加するために
必要となる。
離回路11で水平同期信号及び垂直同期信号を抜き出
し、抜き出された水平同期信号及び垂直同期信号はタイ
ミング制御回路12に送られる。このタイミング制御回
路12では記録・再生のための各回路の制御信号を発生
する。ここで、前記同期信号付加回路8は、DVTRで
は固定された波形である同期信号波形は記録しないの
で、出力する前に再生信号に同期信号を付加するために
必要となる。
【0005】図2には前記DVTRに使用されている従
来の同期信号発生回路のブロック図を、また、図4には
ハイビジョンTV信号の一種である1125/60HD
TV信号の三値同期信号波形を示している。以下に、こ
の三値同期信号波形が再生の際に付加される前記DVT
Rについて説明する。
来の同期信号発生回路のブロック図を、また、図4には
ハイビジョンTV信号の一種である1125/60HD
TV信号の三値同期信号波形を示している。以下に、こ
の三値同期信号波形が再生の際に付加される前記DVT
Rについて説明する。
【0006】図4に示す三値同期信号波形から明らかな
ように、このTV信号の同期信号には、水平同期信号と
垂直同期信号があり、これらの合成信号であるTV信号
の同期波形は複雑な波形となっている。そこで、図4に
示す同期信号波形をライン単位に分割してみると、図6
に示すように5種類の波形a〜eに分類することができ
る。従来は、図2の同期信号発生回路において、例えば
ROM(Read Only Memory)16に、
図6に示す5種類の波形a〜波形eのデータを記憶させ
ておき、水平及び垂直同期信号期間にその波形データを
読み出して再生信号に付加していた。
ように、このTV信号の同期信号には、水平同期信号と
垂直同期信号があり、これらの合成信号であるTV信号
の同期波形は複雑な波形となっている。そこで、図4に
示す同期信号波形をライン単位に分割してみると、図6
に示すように5種類の波形a〜eに分類することができ
る。従来は、図2の同期信号発生回路において、例えば
ROM(Read Only Memory)16に、
図6に示す5種類の波形a〜波形eのデータを記憶させ
ておき、水平及び垂直同期信号期間にその波形データを
読み出して再生信号に付加していた。
【0007】この同期信号の波形データの付加は、図3
のDVTRブロック図におけるタイミング制御回路12
からのタイミング信号によって、画面垂直方向であるラ
イン単位に1125本カウントする垂直カウンタ13と
画面水平方向であるライン内のサンプル単位の2200
サンプルのカウントをする水平カウンタ14(図2)の
動作を制御することで、両カウンタ13、14の出力値
を入力ビデオ信号に対して一定の位相になるようになさ
れる。
のDVTRブロック図におけるタイミング制御回路12
からのタイミング信号によって、画面垂直方向であるラ
イン単位に1125本カウントする垂直カウンタ13と
画面水平方向であるライン内のサンプル単位の2200
サンプルのカウントをする水平カウンタ14(図2)の
動作を制御することで、両カウンタ13、14の出力値
を入力ビデオ信号に対して一定の位相になるようになさ
れる。
【0008】そして、アドレス制御回路15において、
前記水平カウンタ14の出力をROM16の下位側アド
レスとしてROM16に入力し、1ライン分の波形デー
タのためのアドレスとする。また、垂直カウンタ13の
出力は、図6の5種類の波形データのうちの必要な波形
データを選択するための3ビットコードにエンコードさ
れて前記ROM16の上位側アドレスとして供給され
る。
前記水平カウンタ14の出力をROM16の下位側アド
レスとしてROM16に入力し、1ライン分の波形デー
タのためのアドレスとする。また、垂直カウンタ13の
出力は、図6の5種類の波形データのうちの必要な波形
データを選択するための3ビットコードにエンコードさ
れて前記ROM16の上位側アドレスとして供給され
る。
【0009】以上のようにして、ROM16にアドレス
を与えることで入力信号に位相がロックして再生されて
くるビデオ信号に、同様に入力信号に位相がロックした
同期信号を発生でき、前記タイミング制御回路12から
の信号によって前記同期信号付加回路8でビデオデータ
系列の中に水平及び垂直同期信号波形データを付加させ
ている。
を与えることで入力信号に位相がロックして再生されて
くるビデオ信号に、同様に入力信号に位相がロックした
同期信号を発生でき、前記タイミング制御回路12から
の信号によって前記同期信号付加回路8でビデオデータ
系列の中に水平及び垂直同期信号波形データを付加させ
ている。
【0010】ところで、HDTVでは水平方向のサンプ
リング数は2200サンプルあり、波形データを5種類
分用意しなければならい。このため、2200×5=1
1000バイトのROM容量が必要となる。そこでこの
同期信号付加回路を集積化しようとした場合、ROMの
容量が大きくなるので回路規模、ゲート規模が大きくな
り、コストアップや消費電力の増加、発熱等の問題が発
生する。
リング数は2200サンプルあり、波形データを5種類
分用意しなければならい。このため、2200×5=1
1000バイトのROM容量が必要となる。そこでこの
同期信号付加回路を集積化しようとした場合、ROMの
容量が大きくなるので回路規模、ゲート規模が大きくな
り、コストアップや消費電力の増加、発熱等の問題が発
生する。
【0011】また、同期信号波形をデジタル・データと
して付加する方法は、同期信号の位相、振幅、波形形状
の正確さ等の利点がある反面、デジタル・データ発生回
路の規模が大きくなるため、これまで一般的にはHDT
V機器では前記三値の矩形波をローパスフィルタを通し
て波形を整形発生させてアナログ的に付加することが多
くなされている。なお、前記HDTVでは同期信号は三
値波形であるため三値の矩形波を用いるが、NTSC等
ではTTL、CMOS等の二値の矩形波を用いている。
して付加する方法は、同期信号の位相、振幅、波形形状
の正確さ等の利点がある反面、デジタル・データ発生回
路の規模が大きくなるため、これまで一般的にはHDT
V機器では前記三値の矩形波をローパスフィルタを通し
て波形を整形発生させてアナログ的に付加することが多
くなされている。なお、前記HDTVでは同期信号は三
値波形であるため三値の矩形波を用いるが、NTSC等
ではTTL、CMOS等の二値の矩形波を用いている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点に
鑑み、小容量のROMを用いて同期信号波形を発生で
き、合わせて回路規模を小さくできる同期信号発生回路
を備えた映像信号再生装置を提供する点にある。
鑑み、小容量のROMを用いて同期信号波形を発生で
き、合わせて回路規模を小さくできる同期信号発生回路
を備えた映像信号再生装置を提供する点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気テープか
ら映像信号を再生する再生手段と、互いに異なる5種類
の波形からなる同期信号を生成する同期信号生成手段
と、前記同期信号を前記映像信号に付加する同期信号付
加手段とを備えた映像信号再生装置において、前記同期
信号生成手段は、発生すべき同期信号の傾斜部分または
傾斜部分を含む近傍のレベルデータを記憶する記憶手段
(ROM)と、前記映像信号の水平クロックに基づいて
前記記憶手段の読み出しアドレスを生成するカウンタ
と、前記記憶手段から読み出された前記同期信号の傾斜
部分または傾斜部分を含む近傍を除く同期信号の固定レ
ベルデータを前記水平クロックに基づいて保持する保持
手段とを備えることを特徴とする。
ら映像信号を再生する再生手段と、互いに異なる5種類
の波形からなる同期信号を生成する同期信号生成手段
と、前記同期信号を前記映像信号に付加する同期信号付
加手段とを備えた映像信号再生装置において、前記同期
信号生成手段は、発生すべき同期信号の傾斜部分または
傾斜部分を含む近傍のレベルデータを記憶する記憶手段
(ROM)と、前記映像信号の水平クロックに基づいて
前記記憶手段の読み出しアドレスを生成するカウンタ
と、前記記憶手段から読み出された前記同期信号の傾斜
部分または傾斜部分を含む近傍を除く同期信号の固定レ
ベルデータを前記水平クロックに基づいて保持する保持
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【実施例】図1は、同期信号発生回路のブロック図を示
している。この同期信号発生回路の基本的技術思想は、
図4に示すように三値同期信号波形の規則性や類似性
と、波形データが図5に示すように傾斜部分を形成する
過渡域f(1125/60HDTVでは、その名称をパ
ルス立ち上がり時間といい、その基準値は0.054μ
sである。)を除いて同一レベルのデータが連続する期
間が非常に長いという特徴を利用して、ROMに記憶す
るデータを波形の過渡域fのみ又は過渡域fを含む近傍
に限定し、固定した同一レベルの連続波形データはRO
Mアドレスを固定することで波形データを形成し、RO
Mの容量を大幅に減少させようとするものである。
している。この同期信号発生回路の基本的技術思想は、
図4に示すように三値同期信号波形の規則性や類似性
と、波形データが図5に示すように傾斜部分を形成する
過渡域f(1125/60HDTVでは、その名称をパ
ルス立ち上がり時間といい、その基準値は0.054μ
sである。)を除いて同一レベルのデータが連続する期
間が非常に長いという特徴を利用して、ROMに記憶す
るデータを波形の過渡域fのみ又は過渡域fを含む近傍
に限定し、固定した同一レベルの連続波形データはRO
Mアドレスを固定することで波形データを形成し、RO
Mの容量を大幅に減少させようとするものである。
【0015】まず、同期信号波形の規則性、類似性を利
用して、図6の5種類の同期信号波形を生成する方法に
ついて説明する。図6の波形aを基本波形として残りの
波形b〜波形eを生成する。以下に波形bから波形eの
順序で生成する方法を説明する。波形bを生成するに
は、前記波形aを基本として図のA点からB点をA点の
データでホールドし、C点からD点をC点のデータでホ
ールドすることにより波形bを生成することができる。
用して、図6の5種類の同期信号波形を生成する方法に
ついて説明する。図6の波形aを基本波形として残りの
波形b〜波形eを生成する。以下に波形bから波形eの
順序で生成する方法を説明する。波形bを生成するに
は、前記波形aを基本として図のA点からB点をA点の
データでホールドし、C点からD点をC点のデータでホ
ールドすることにより波形bを生成することができる。
【0016】同様に、波形cは、図のA点からB点をA
点のデータでホールドする。波形dは、C点からD点を
C点のデータでホールドする。さらに波形eは、A点か
らD点までをA点のデータをホールドすることで各波形
を生成することができる。従って、波形aのデータがあ
れば、波形b〜波形eの各波形データは波形aのデータ
を基にして生成できることになる。
点のデータでホールドする。波形dは、C点からD点を
C点のデータでホールドする。さらに波形eは、A点か
らD点までをA点のデータをホールドすることで各波形
を生成することができる。従って、波形aのデータがあ
れば、波形b〜波形eの各波形データは波形aのデータ
を基にして生成できることになる。
【0017】前記データのホールドは、後述するように
データのホールドにはクロックイネーブルが可能なレジ
スタ、標準ロジックで動作する2入力レジスタを使用
し、2入力の一方にはROM出力を入力し、他方の入力
にはレジスタ出力をフィードバックさせるようになし、
レジスタ入力選択信号のタイミングを制御することでフ
ィードバックループによってデータを保持することが実
現できる。
データのホールドにはクロックイネーブルが可能なレジ
スタ、標準ロジックで動作する2入力レジスタを使用
し、2入力の一方にはROM出力を入力し、他方の入力
にはレジスタ出力をフィードバックさせるようになし、
レジスタ入力選択信号のタイミングを制御することでフ
ィードバックループによってデータを保持することが実
現できる。
【0018】次に、波形データ中の同一レベルで連続す
るデータを利用してROMの容量を減らして図6の波形
aを生成する方法について説明する。波形aは、図5及
び図6から明らかなように、1ライン当たり2回同一形
状の波形が繰り返されているが、基本的にはROMの中
に1周期分のしかも過渡域fのデータのみを記憶させて
おけば良い。この1周期の波形の中には5箇所の過渡域
(図7)が存在している。
るデータを利用してROMの容量を減らして図6の波形
aを生成する方法について説明する。波形aは、図5及
び図6から明らかなように、1ライン当たり2回同一形
状の波形が繰り返されているが、基本的にはROMの中
に1周期分のしかも過渡域fのデータのみを記憶させて
おけば良い。この1周期の波形の中には5箇所の過渡域
(図7)が存在している。
【0019】図5の三値同期信号波形の過渡域fは54
ns(0.054μs)であり、デジタル信号処理用ク
ロック周波数(標本化周波数)を74.25MHzとす
ると、各過渡域fのデータサンプリング数は、図7の○
を付した箇所の拡大波形が示すように4サンプル(54
/13.5=4)となる。この4サンプルと連続する固
定データを過渡域fの両側に1サンプル(サンプル1、
6,サンプル8、13,サンプル15、20,サンプル
21、26,サンプル27、0)ずつ加えると1箇所当
たりの過渡域fのデータは6サンプルで良いことにな
る。
ns(0.054μs)であり、デジタル信号処理用ク
ロック周波数(標本化周波数)を74.25MHzとす
ると、各過渡域fのデータサンプリング数は、図7の○
を付した箇所の拡大波形が示すように4サンプル(54
/13.5=4)となる。この4サンプルと連続する固
定データを過渡域fの両側に1サンプル(サンプル1、
6,サンプル8、13,サンプル15、20,サンプル
21、26,サンプル27、0)ずつ加えると1箇所当
たりの過渡域fのデータは6サンプルで良いことにな
る。
【0020】従って、必要とするROM容量は5×6=
30バイトとなる。しかしデジタル処理は2進数である
ので、2のべき乗である方が処理がし易いので、実際に
実施する際は、固定データの2サンプル(サンプル7、
14)の2バイトをさらに加え合計32バイトとし、3
2バイトの容量のROMにそれらのデータを記憶させ
る。
30バイトとなる。しかしデジタル処理は2進数である
ので、2のべき乗である方が処理がし易いので、実際に
実施する際は、固定データの2サンプル(サンプル7、
14)の2バイトをさらに加え合計32バイトとし、3
2バイトの容量のROMにそれらのデータを記憶させ
る。
【0021】そして以下に説明するように、前記32バ
イトの容量のROMのためのアドレス発生器としてカウ
ンタを用意し、該カウンタのカウントアップ動作を制御
するカウントイネーブル信号を作り、この信号によって
カウンタの動作を前記過渡域データを発生する時のみカ
ウントアップし、固定データを発生させる時にはある決
まったアドレスで停止するように制御する。
イトの容量のROMのためのアドレス発生器としてカウ
ンタを用意し、該カウンタのカウントアップ動作を制御
するカウントイネーブル信号を作り、この信号によって
カウンタの動作を前記過渡域データを発生する時のみカ
ウントアップし、固定データを発生させる時にはある決
まったアドレスで停止するように制御する。
【0022】以下に前記技術思想に基づいた同期信号発
生回路の実施例を図1に基づいて説明する。図1は、同
期波形データを発生する同期信号発生回路のブロック図
を示している。図1において、垂直カウンタ13及び水
平カウンタ14は従来の回路の機能と変わるところはな
い。すなわち、図3のタイミング制御回路12からの信
号によって、画面垂直方向であるライン単位にカウント
する垂直カウンタ13と画面水平方向であるライン内の
サンプル単位の水平カウンタ14の動作を制御し、両カ
ウンタの出力値を入力ビデオ信号に対して一定の位相に
なるようにしている。
生回路の実施例を図1に基づいて説明する。図1は、同
期波形データを発生する同期信号発生回路のブロック図
を示している。図1において、垂直カウンタ13及び水
平カウンタ14は従来の回路の機能と変わるところはな
い。すなわち、図3のタイミング制御回路12からの信
号によって、画面垂直方向であるライン単位にカウント
する垂直カウンタ13と画面水平方向であるライン内の
サンプル単位の水平カウンタ14の動作を制御し、両カ
ウンタの出力値を入力ビデオ信号に対して一定の位相に
なるようにしている。
【0023】図1の実施例に戻ると、垂直カウンタ13
及び水平カウンタ14の出力をタイミング制御回路17
に入力し、カウンタ18のリセット信号とカウンタイネ
ーブル信号及びレジスタ20のクロックイネーブル信号
を作る。ROM19は前記説明したように基本的には同
期信号の過渡域データのみを記憶させており、その容量
は32バイトのものが使用される。従って、ROM19
のアドレスを発生するためのカウンタ18は5ビットカ
ウンタで十分である。
及び水平カウンタ14の出力をタイミング制御回路17
に入力し、カウンタ18のリセット信号とカウンタイネ
ーブル信号及びレジスタ20のクロックイネーブル信号
を作る。ROM19は前記説明したように基本的には同
期信号の過渡域データのみを記憶させており、その容量
は32バイトのものが使用される。従って、ROM19
のアドレスを発生するためのカウンタ18は5ビットカ
ウンタで十分である。
【0024】以下にその動作を図7の波形図を参照して
説明する。まず、タイミング制御回路17において、水
平カウンタ14の出力信号から入力信号に含まれている
水平同期信号に位相ロックした、カウンタ18をリセッ
トするライン毎のカウンタリセット信号と、カウンタ動
作を制御するカウンタイネーブル信号を作る。このカウ
ンタイネーブル信号は、同期信号波形の過渡域f又は過
渡域fを含む近傍に相当する期間だけカウンタ18がカ
ウントアップするようになし、同一レベルのデータで保
持する期間はカウンタ18を停止するように作られてい
る。
説明する。まず、タイミング制御回路17において、水
平カウンタ14の出力信号から入力信号に含まれている
水平同期信号に位相ロックした、カウンタ18をリセッ
トするライン毎のカウンタリセット信号と、カウンタ動
作を制御するカウンタイネーブル信号を作る。このカウ
ンタイネーブル信号は、同期信号波形の過渡域f又は過
渡域fを含む近傍に相当する期間だけカウンタ18がカ
ウントアップするようになし、同一レベルのデータで保
持する期間はカウンタ18を停止するように作られてい
る。
【0025】すなわち、このカウンタイネーブル信号に
よりカウンタ18の動作を、前記過渡域fまたは過渡域
fを含む近傍の波形データを発生する時のみカウントア
ップし、固定データを発生させる時には、あるアドレス
でカウントを停止するように制御する。以上のようにし
て、前記カウンタイネーブル信号に基づいてカウンタ1
8を制御することにより前記波形データを格納したRO
M19の所定アドレスを発生することで、図6に示す波
形aを生成することができる。
よりカウンタ18の動作を、前記過渡域fまたは過渡域
fを含む近傍の波形データを発生する時のみカウントア
ップし、固定データを発生させる時には、あるアドレス
でカウントを停止するように制御する。以上のようにし
て、前記カウンタイネーブル信号に基づいてカウンタ1
8を制御することにより前記波形データを格納したRO
M19の所定アドレスを発生することで、図6に示す波
形aを生成することができる。
【0026】さらに、図7の波形aから波形b〜eを作
るために前記垂直カウンタ13と水平カウンタ14の出
力信号を基にタイミング制御回路17で図4に示すクロ
ックイネーブル信号を作る。このクロックイネーブル信
号をレジスタ20に供給し、クロックイネーブル信号の
Hレベル期間、データを固定レベルにホールドして波形
b〜波形eを生成する。
るために前記垂直カウンタ13と水平カウンタ14の出
力信号を基にタイミング制御回路17で図4に示すクロ
ックイネーブル信号を作る。このクロックイネーブル信
号をレジスタ20に供給し、クロックイネーブル信号の
Hレベル期間、データを固定レベルにホールドして波形
b〜波形eを生成する。
【0027】本発明は、カウンタ18とレジスタ20を
新たに追加することになるが、これらの回路規模はRO
Mの容量の減少規模に比べると殆ど無視することができ
る。また、他の実施例として、ROM19の容量が小さ
いので集積化する場合は、ROMを使用せずに5ビット
信号から論理回路でデータを生成することも可能であ
る。
新たに追加することになるが、これらの回路規模はRO
Mの容量の減少規模に比べると殆ど無視することができ
る。また、他の実施例として、ROM19の容量が小さ
いので集積化する場合は、ROMを使用せずに5ビット
信号から論理回路でデータを生成することも可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のような方法で同期信号発生回路を
構成すると、小容量の記憶装置(例えば、ROM)とカ
ウンタ及びレジスタとそれらの制御回路からなる小規模
回路で簡単に同期信号波形を生成することができる。
構成すると、小容量の記憶装置(例えば、ROM)とカ
ウンタ及びレジスタとそれらの制御回路からなる小規模
回路で簡単に同期信号波形を生成することができる。
【図1】本発明実施例のブロック図である。
【図2】従来例のブロック図である。
【図3】一般的なDVTRのブロック図である。
【図4】三値同期信号の波形図である。
【図5】三値同期信号の過渡域を示す波形図である。
【図6】三値同期信号の5種類の波形データである。
【図7】ROMに波形データを記憶する動作波形図であ
る。
る。
13 垂直カウンタ 14 水平カウンタ 17 タイミング制御回路 18 アドレスカウンタ 19 ROM 20 レジスタ
Claims (5)
- 【請求項1】 記録媒体から映像信号を再生する再生手
段と、同期信号を生成する同期信号生成手段と、前記同
期信号を前記映像信号に付加する同期信号付加手段とを
備えた映像信号再生装置において、 前記同期信号生成手段は、発生すべき同期信号の傾斜部
分のレベルデータを記憶する記憶手段と、前記映像信号
の水平クロックに基づいて前記記憶手段の読み出しアド
レスを生成するアドレス生成手段と、前記記憶手段から
読み出された前記同期信号の傾斜部分または傾斜部分を
含むその近傍を除く同期信号の固定レベルデータを前記
水平クロックに基づいて保持する保持手段とを備えるこ
とを特徴とする映像信号再生装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の映像信号再生装置にお
いて、前記アドレス生成手段はカウンタでなることを特
徴とする映像信号再生装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の映像信号再生装置にお
いて、前記同期信号は互いに異なる5種類の波形からな
ることを特徴とする映像信号再生装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の映像信号再生装置にお
いて、前記記憶手段はROMでなることを特徴とする映
像信号再生装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の映像信号再生装置にお
いて、前記記録媒体は磁気テープであることを特徴とす
る映像信号再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04286974A JP3127621B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 映像信号再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04286974A JP3127621B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 映像信号再生装置 |
Publications (2)
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