JP2008249756A - 楽音発生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 AバッファおよびBバッファを有している第1バッファに、外部記憶装置からアタック部波形データを1クラスタずつ読み出して所定タイミングで転送することにより、アタック波形をバッファリング再生していく。アタック部波形データからループ部波形データに移行する際には、第1バッファおよび第2バッファに移行する波形データが転送されて発音される。次いで、CバッファおよびDバッファを有している第2バッファに、外部記憶装置からループ部波形データを1クラスタずつ読み出して所定タイミングで転送することにより、ループ波形をバッファリング再生していく。
【選択図】 図4
Description
しかしながら、ループ開始点ないしループ終了点をクラスタ内の途中のポイントに設定すると、クラスタ単位のアクセスに遅れのあるハードディスクからの波形データの読み込みがタイミング的に厳しくなる場合があり、ハードディスクからの波形データの読み込みが間に合わないと、発生している楽音が途切れてしまうという問題点があった。特に、ループ開始点の直前の数サンプル(圧縮している場合は、デコード用のその他データも)の波形データを読み込む必要があり、この際に生成している楽音が途切れやすくなってしまうという問題点があった。
より具体的には、外部記憶装置からの波形データの読み出し再生途中に、第1バッファに読み込まれたループ開始部分の波形データを、そのまま上書きせずに残しておき、ループ開始点へのリターン時に、読み出しアドレスを第2バッファのループ終了点から第1バッファのループ開始点へジャンプさせ、第1バッファに記憶されているループ開始部分の波形データを用いて、後続の波形データを第2バッファへ転送するための時間を稼いでいる。従って、ループ終了点ないしループ開始点がクラスタの途中に設定されている場合でも、波形データのループ読み出しを破綻無く行うことができる。
図1に示す本発明にかかる楽音発生装置1は、種々の波形データが格納されているハードディスク(HD)16を備え、ハードディスク16から波形データを読み出しつつ波形データに基づく楽音を生成できるようにされている。本発明にかかる楽音発生装置1において、CPU(Central Processing Unit)10は楽音発生装置1の全体の動作を制御すると共に、ノートオンイベント処理や転送処理等を実行している。RAM(Random Access Memory)12には、CPU10のワークエリアや各種データ等の記憶エリアが設定されている。フラッシュメモリ11には、CPU10が実行するノートオンイベント処理や転送処理等の楽音発生に関連する動作ソフトウェアが格納されている。フラッシュメモリ11は書き換え可能とされていることから、動作ソフトウェアを書き換え可能となり動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。表示器13は液晶等の表示手段を備え、各種楽音設定画面を表示手段に表示したり楽音生成時の動作画面を表示手段に表示している。
制御レジスタ30から音量制御部33へは音色パラメータ中のエンベロープデータが供給され、音量制御部33は、各時分割チャンネルタイミング毎に、ノートオン信号、ノートオフ信号に応答して、楽音の立上りから立下りまでの音量変化に相当するエンベロープ波形を生成し、補間部32から出力信号に該エンベロープ波形を乗算することにより音量制御を行う。音量制御部33からの出力信号はミキサ34に供給され、ミキサ34において発音中の各チャンネル信号が加算されてD/A(デジタル/アナログ)変換器36へ出力される。なお、制御レジスタ30はエフェクタデータを処理部(DSP:Digital Signal Processor)35に出力しており、DSP35はエフェクタデータに基づき、ミキサ34の出力信号にリバーブ、コーラス、ディレイ、パン等の各種音響効果を付与している。このようにして、エフェクトが付加されたミキサ34からの出力信号はD/A変換器36においてアナログ信号に変換され、サウンドシステム22に出力される。
次いで、「4.プリロード領域、および、ハードディスクのクラスタ(複数)に記憶」する処理が行われる。この場合、クラスタPの波形データは波形メモリ19のプリロード領域にその波形データにおけるプリロード波形データグループの一つとして記憶され、クラスタ1〜クラスタ10の波形データはハードディスク16に波形データグループの一つとして記憶される。図3に示す波形データの場合、ループ部波形データはクラスタ5の中途から開始され、クラスタ5がループスタート(LS)を含むLSクラスタ(ループスタートクラスタ:LSC)となる。また、クラスタ10はループエンド(LE)を含むLEクラスタ(ループエンドクラスタ:LEC)となる。クラスタLSCxは、ループスタートクラスタ以降のクラスタで第2バッファに初めて転送されるクラスタであり、クラスタLSCyは、第2バッファが1クラスタ分記憶するCバッファ、Dバッファから構成される場合はLSCx+1のクラスタとされる。これらについては後述する。
図4の横軸は時間であり、最上段に示す「転送」では、指定されている音色やノートオンの音高などに基づいて選択された波形データの一連のクラスタのデータが、順次、ハードディスク16から読み出されて第1バッファPB1のAバッファ,Bバッファあるいは第2バッファPB2のCバッファ,Dバッファに転送されることが示されている。付記されている1,2,・・・の番号はクラスタ番号である。その下の段の「IP割込」は、波形データをハードディスク16から波形メモリ19へ転送する転送要求の発生タイミングを示している。その下の4段は、縦軸が波形メモリ19のアドレスであり、波形メモリ19に領域が設定されている第1バッファPB1および第2バッファPB2から波形データを読み出す読出アドレスの進行が示されている。その下の段は、やはり縦軸が波形メモリ19のアドレスであり、波形メモリ19におけるプリロード領域からプリロード波形データを読み出す読出アドレスの進行が示されている。さらにその下の段には、それらの読出アドレスにより、プリロード領域および第1バッファPB1、第2バッファPB2から読み出された波形データに基づいて生成された再生波形がクラスタ番号に対応して示されている。
そして、Aバッファの先頭から次のクラスタ5の波形データ5Aの読み出し中に読み出しアドレスがループ部波形データの先頭であるループスタートLSに達した際に、アタック部波形データの読み出しが終了してアタック波形の再生が終了する。次いで、ループ部波形データが引き続いてクラスタ5から読み出されて、音源部21はループスタートLSのタイミングから1回目のループ波形の生成を開始するようになる。さらに、第2バッファPB2から波形データを読み出すために、このタイミングで、制御レジスタ30には第2バッファPB2のスタートアドレスBS2がジャンプ先として、また、エンドアドレスBE2がジャンプ元としてそれぞれ設定される。
そして、時刻t12となって第1バッファPB1のAバッファからループスタートLS以降の波形データ5Aが全て読み出されると、引き続いて第1バッファPB1のBバッファから波形データ6Bが順次読み出さるようになる。このように時刻t6以降の動作が時刻t12以降に繰り返し行われて2回目のループ再生が行われる。以降はノートオフが発生するまで同様のループ再生が繰り返し行われるようになる。以上の説明では、各IP割込を特定のクラスタの転送要求として説明していたが、IP割込自体には特定のクラスタを示す情報は含まれていない。各IP割込の発生時点で、CPU10が、選ばれている波形データやそのときの各バッファの状況に基づいて、そのIP割込がどのクラスタの転送要求とすべきかを判断している。
ノートオン(p,n,v)イベント処理が起動されると、ステップS10にて空いている発音チャンネルのうちのチャンネルaが割当チャンネルとされる。次いで、ステップS11にてノートオンのパート(p)で選択されている音色、音高(n)、ベロシティ(v)に基づいて、何れの波形データ(アタック部波形データとループ部波形データ)を読み出すかを決定する。読み出す波形データが決定されるとステップS12にて割り当てられたaチャンネルの制御レジスタ30に、決定された波形データのプリロードのスタートアドレスPS’、エンドアドレスPE’、aチャンネルの第1バッファPB1のスタートアドレスBS1’、エンドアドレスBE1’、最初のIP割込を発生させる割込アドレスIP’(第1バッファPB1のAバッファの終了アドレス)を設定する。ここでは、エンドアドレスPE’およびエンドアドレスBE’はジャンプ元として設定され、スタートアドレスBS1’はジャンプ先として設定される。次いで、ステップS13にてaチャンネルの制御レジスタ30に、DSP35で使用するビブラートパラメータ、音量制御部33で使用する音量変化パラメータ、ミキサ34で使用するミキシング比などのパラメータを設定する。そして、ステップS14にてaチャンネルに発音開始を指示する。これにより、設定されたスタートアドレスPS’からアタック部波形データの先頭のクラスタの波形データの読み出しが開始される。
なお、第1バッファPB1および第2バッファPB2は発音チャンネル毎に予め波形メモリ19の異なる領域に設定され、波形データ毎に読出アドレスは異なることから、PS等の記号に「’」を付記して発音チャンネルが異なると異なる値を示すことを意味させている。また、以降のフローチャートの説明においても記号に付記される「’」は同様の意味を示すものとして用いている。
転送開始処理が起動されると、ステップS20にて転送必要とされている転送要求(R=1)のいずれかのチャンネルが選択され、選択されたチャンネルがbとされる。この選択は、現在発音中のチャンネルの中から、バッファに読み込み済みの波形データの再生時間が短いものを優先的に選択するのがよい。あるいは、簡略化した方法として、クラスタの転送要求が先に生じたチャンネルから順に選択する方法も考えられる。次いで、ステップS21にて選択されたbチャンネルにおいて波形生成状態S(b)がアタック状態(S=0)か否かが判断される。図4に示すようにアタック波形を生成中はS=0とされており、ここでアタック状態であると判断された場合は、ステップS22に進みbチャンネルにおいて次に読み込むべきクラスタ番号NC(b)に応じて第1バッファPB1のA’バッファあるいはB’バッファが転送先として特定されるとともに、該特定された転送先が転送回路18に設定され、ステップS24に進む。また、ステップS21にてbチャンネルの波形生成状態S(b)がアタック状態ではなくループ波形を生成中のループ状態(S=1)あるいはリターン状態(S=2)と判断された場合は、ステップS23に分岐しbチャンネルにおいて次に読み込むべきクラスタ番号NC(b)に応じて第2バッファPB2のC’バッファあるいはD’バッファが転送先として特定され、該特定された転送先が転送回路18に設定され、ステップS24に進む。そして、ステップS24では、ハードディスク16においてクラスタ番号NC(b)の波形データを記憶しているクラスタ(記憶領域)が特定され、HD I/O17を介してハードディスク16に対し当該クラスタからの波形データの読み出し開始を指示するとともに、転送回路18に対して、設定されている転送先への該読み出された波形データの転送開始が指示され、転送開始処理は終了する。これにより、転送先として設定された第1バッファPB1あるいは第2バッファPB2のバッファにクラスタ番号NC(b)の波形データの転送が開始される。
転送完了割込(b)イベント処理が起動されると、次のクラスタを転送する準備のためにステップS30にて次に読み込むべきクラスタ番号NC(b)が1だけインクリメントされる。次いで、ステップS31にてbチャンネルにおいて次に読み込むべきクラスタ番号NC(b)が1だけインクリメントしたターゲットTC(b)に達したか否かが判断される。ここで、1だけインクリメントしたクラスタ番号NC(b)がターゲットTC(b)に達していないと判断された場合は、ターゲットTC(b)までのクラスタをさらに転送する必要があることからステップS32に進み、bチャンネルのクラスタ転送要求R(b)を転送要とする「1」に設定し、ステップS34に進む。また、1だけインクリメントしたクラスタ番号NC(b)がターゲットTC(b)に達していると判断された場合は、ターゲットTC(b)までのクラスタの転送は終了したとしてステップS33に進み、bチャンネルのクラスタ転送要求R(b)を転送不要とする「0」に設定し、ステップS34に進む。ステップS34では、次に読み込むべきクラスタ番号NC(b)がクラスタLSCx’に達したか否かが判断される。ここで、クラスタ番号NC(b)がクラスタLSCx’に達していないと判断された場合は、アタック状態(S=0)であることからステップS36に進む。
ステップS36ではクラスタ番号NC(b)がLEクラスタLEC’を超えたか否かが判断される。ここで、クラスタ番号NC(b)がLEクラスタLEC’を超えていないと判断された場合は、ステップS38に進む。また、クラスタ番号NC(b)がLEクラスタLEC’を超えたと判断された場合は次回のループ発音のために、ステップS37に分岐してbチャンネルにおいて次に読み込むべきクラスタ番号NC(b)がbチャンネルのクラスタLSCx’とされ、ステップS38に進む。ステップS38では転送が必要とされている転送要求(R=1)のいずれかのチャンネルがあるか否かが判断され、ここでR=1のチャンネルがあると判断された場合はステップS39にて当該チャンネルにおいて転送開始処理が開始され、転送完了割込(b)イベント処理が終了する。また、R=1のチャンネルがないと判断された場合は、そのまま転送完了割込(b)イベント処理が終了する。
cチャンネルにおいてIP割込が発生しIP割込(c)イベント処理が起動すると、ステップS40にてcチャンネルのターゲットTC(c)が1だけインクリメントされると共に、cチャンネルのクラスタ転送要求R(c)が転送要の「1」とされる。次いで、ステップS41にてcチャンネルの波形生成状態S(c)が「0」「1」「2」のいずれであるか判断される。ここで、波形生成状態S(c)が「0」のアタック状態と判断されると、ステップS42に分岐してcチャンネルのターゲットTC(c)がLSクラスタLSC’を超えているか否かが判断される。ここで、ターゲットTC(c)がLSクラスタLSC’を超えていると判断された場合は、波形生成状態がループ状態に移行することからS43にてcチャンネルに第2バッファPB2のスタートアドレスBS2’がジャンプ先として、またエンドアドレスBE2’がジャンプ元としてそれぞれ設定される。次いで、ステップS44にてクラスタLSCy’がターゲットクラスタTC(c)に設定される。これにより、第2バッファPB2のCバッファにクラスタLSCx’が、DバッファにクラスタLSCy’が転送される設定がされステップS50に進む。なお、クラスタLSCxは、ループスタートクラスタLSC以降のクラスタで第2バッファPB2に初めて転送されるクラスタであり、クラスタLSCyは、図4のように第2バッファPB2への移行時も第2バッファPB2の各クラスタの再生終了毎にIP割込みを発生させるようにしている場合は、第2バッファPB2に2番目に転送されるクラスタである。図4の例では、クラスタLSCxはクラスタ7、クラスタLSCyはクラスタ8となる。なお、クラスタLSCyをどのクラスタにするかは、第1バッファPB1から第2バッファPB2へ移行するときに、IP割込みをどのタイミングで発生させるかに依存する。第2バッファPB2がnクラスタ分の領域がある場合には、第2バッファPB2への転送順が、2からn番目までの任意の順のクラスタをクラスタLSCyとしてそのIP割込タイミングを決めることができる。また、ステップS42にてターゲットTC(c)がLSクラスタを超えていないと判断された場合は、アタック状態を維持していることからそのままステップS50に進む。
さらに、ステップS41にて波形生成状態S(c)が「2」のループ波形の生成がループスタートに戻るリターン状態と判断されると、ステップS48に分岐して波形生成状態S(c)がS=1のループ状態に設定される。さらに、ループ状態において、ループ波形のバッファリング再生が行えるように、ステップS49にてcチャンネルに第2バッファPB2のスタートアドレスBS’がジャンプ先として設定され、ステップS50に進む。
時刻t0でノートオンが検出されると、図7に示すノートオン(p,n,v)イベント処理が起動され、発音チャンネルの割当およびノートオン情報に基づいて使用する波形データが決定される。そして、使用する波形データのアタック部波形データの先頭のクラスタPの波形データを波形メモリ19から読み出すためのスタートアドレスPS’とエンドアドレスPE’(ジャンプ元)が設定されて、スタートアドレスPS’からエンドアドレスPE’までのクラスタPの波形データの読み出しが開始される。同時に、ハードディスク16から転送した波形をバッファする第1バッファPB1のスタートアドレスBS1’(ジャンプ先)とエンドアドレスBE1’(ジャンプ元)が設定されると共に、ターゲットTCがクラスタ2に次に読み込むクラスタNCがクラスタ1に設定される。さらに、アタック状態(S=0)および転送要(R=1)に設定されると共に、次のIP割込を発生する割込アドレスをAバッファのエンドアドレスに設定する。
本発明にかかる楽音発生装置1は、図7ないし図10に示すフローチャートの処理を実行することにより種々の長さの波形データを用いてアタック波形およびループ波形からなる楽音を生成することができる。この場合、ループ部波形データのループサイズは、LSクラスタが奇数番号クラスタとされてAバッファに転送される場合は、LSクラスタも含めて少なくとも4以上の偶数個のクラスタからなるループサイズとされ、LSクラスタが偶数番号クラスタとされてBバッファに転送される場合は、LSクラスタも含めて少なくとも3以上の奇数個のクラスタからなるループサイズとされるよう予め調整されてハードディスク16に記録されている。
さらにまた、第2バッファのサイズが3クラスタ以上を格納できるサイズである場合、第2バッファの最終クラスタ領域を必ずしもLEクラスタとする必要は無く、第2バッファの2番目以降の任意のクラスタ領域にLEクラスタが転送されるようにしてもよい。さらにまた、ループ開始点(LS)が第1バッファの最終クラスタ領域以外のクラスタ領域にある場合には、第1バッファの該クラスタ領域の次以降の任意のクラスタ領域を、第2バッファの先頭クラスタとしてもよい。なお、上記の説明では波形データにおけるループ部波形データのサイズがアタック部波形データのサイズより大きくなっていたが、一般的な波形データでは、アタック部波形データのサイズの方が大きい場合が多くされている。
また、波形メモリ19におけるバッファの各領域を、所定の順番で連続的に配置していたが、メモリマネジメントを用いた仮想メモリ技術を用いればこの条件を緩和することができる。すなわち、メモリ上に配置された複数のバッファをメモリマネジメントにより各バッファ単位で仮想的に並べ替えられるようにして、該複数のバッファが物理的には所定の順番ではない、あるいは連続していない場合でも、仮想的に所定の順番で連続的に配置させ、その仮想的メモリ空間に配置された複数バッファを用いて本発明を実現しても良い。さらに、メモリマネジメントを簡易化して、この発明で使用する複数のバッファを論理的に再配置するためのハードウェア回路のみを設けるようにしてもよい。
Claims (3)
- 読み出すべきデータを、所定単位量のデータを単位として指示可能な外部記憶装置であって、楽音波形のアタック部とされるアタック部波形データと、該アタック部波形データに続くループ部波形データとからなる波形データが複数種類記憶されている外部記憶装置から、所望の波形データを読み出しながら発音する楽音発生装置であって、
それぞれリングバッファであって、所定単位量の波形データを格納することができるバッファ領域を、それぞれ複数ずつ有している第1バッファおよび第2バッファが連続して読み出し可能に作成されている波形メモリ部と、
所定量単位の読み出し指示に応じて前記外部記憶装置から所定単位量ずつ読み出された波形データを、前記第1バッファあるいは前記第2バッファに転送する転送手段と、
前記第1バッファあるいは前記第2バッファから波形データを順次読み出して発音する音源手段とを備え、
発音開始が指示された際に、
前記転送手段は前記アタック部波形データを、前記外部記憶装置から所定単位量ずつ読み出して前記第1バッファの複数のバッファ領域にそれぞれ転送し、
前記音源手段は、前記第1バッファの複数のバッファ領域から順次波形データを読み出して発音し、
前記第1バッファの1つのバッファ領域からの波形データの読み出しが終了する毎に、前記転送手段が、続く波形データを前記外部記憶装置から所定単位量ずつ読み出して当該読み出しが終了した前記第1バッファのバッファ領域に転送し、
前記転送手段が転送する所定単位量の波形データに前記ループ部波形データの開始位置であるループスタートが含まれている場合は、
前記転送手段は、前記第1バッファの後続のバッファ領域への波形データの転送が終了した際に、続く波形データを前記第2バッファの複数のバッファ領域に転送し、
前記音源手段は、前記第1バッファの複数バッファ領域から前記ループスタートを含む波形データを読み出したとき、前記第1バッファの後続の波形データを読み出した後、引き続いて前記第2バッファのバッファ領域から波形データを読み出して発音し、
前記第2バッファの1つのバッファ領域からの波形データの読み出しが終了する毎に、前記転送手段が、続く波形データを前記外部記憶装置から所定単位量ずつ読み出して当該読み出しが終了した前記第2バッファのバッファ領域に転送し、
前記転送手段が転送する所定単位量の波形データに前記ループ部波形データの終了位置であるループエンドが含まれている場合は、
前記音源手段は、前記第2バッファの複数バッファ領域から記憶されている波形データの該ループエンドまでの読み出しが終了した際に、続いて、前記第1バッファにおける前記ループスタートの位置から波形データを読み出して発音し、以降は、前記ループスタートを含む波形データを読み出したとき以下の動作を繰り返し行うよう制御されることを特徴とする楽音発生装置。 - 前記アタック部波形データの先頭の所定単位量の波形データを記憶するプリロード領域が前記波形メモリ部に作成されており、
発音開始が指示された際に、前記音源手段は前記波形メモリ部のプリロード領域から前記アタック部波形データを読み出して発音開始すると共に、該アタック部波形データが読み出される期間を利用して、前記転送手段は前記アタック部波形データの先頭の所定単位量の波形データに続く波形データを前記外部記憶装置から所定単位量ずつ読み出して前記第1バッファの複数のバッファ領域に転送することを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。 - 前記外部記憶装置には、前記第2バッファにおける最も後のバッファ領域に前記ループ部波形データのループエンドが含まれる所定単位量の波形データが転送される長さに調整された波形データが記録されていることを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
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