JP4254677B2 - 楽音発生装置および楽音発生処理のプログラム - Google Patents

楽音発生装置および楽音発生処理のプログラム Download PDF

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Description

本発明は、楽音発生装置および楽音発生処理のプログラムに関し、特に、複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな楽音信号を発生する楽音発生装置および楽音発生処理のプログラムに関するものである。
従来、電子オルガンやシンセサイザのような電子楽器において、楽音の複数の音色からなるポリフォニックな楽音信号を発生する場合には、波形ROMなどのメモリに楽器の音を所定の周期でサンプリングしたPCMデータをサンプル単位で複数のチャンネルの波形データとして記憶し、チャンネルごとに時分割で読み出して、各チャンネルの波形データを累算している。さらに、楽音用のチャンネルのほかに、波形データ以外の他のデータを記憶するためのチャンネルを1つ又は2つ以上波形ROMに用意して、楽音信号の発生処理と並行して別のデータ処理を行うようになっている。
例えば、チャンネル0からチャンネル14までの15チャンネルを有する波形ROMにおいて、チャンネル1ないしチャンネル14を楽音の波形データのチャンネルとして割り当て、チャンネル0を他のデータのチャンネルとして割り当てる。そして、マイクロコンピュータなどの制御手段から他のデータに対するアクセス要求がない場合には、あるサンプルにおけるチャンネル1からチャンネル14までの波形データを時分割で順次読み出して累算し、チャンネル14の波形データを読み出した後は、チャンネル0のアクセスを行わず、次のサンプルにおけるチャンネル1からチャンネル14までの波形データを時分割で順次読み出して累算する。一方、任意のタイミングにおいて、マイクロコンピュータなどから他のデータに対するアクセス要求があったときは、そのときのサンプルにおけるチャンネル14の波形データが読み出された後は、次の時分割の期間にチャンネル0にアクセスして他のデータの処理を行う。この後は、次のサンプルにおけるチャンネル1からチャンネル14までの波形データを時分割で順次読み出して累算する。
ところが、例えば、チャンネル1の波形データを読み出している時分割のタイミングにおいて、マイクロコンピュータなどから他のデータに対するアクセス要求があったときは、そのときのサンプルにおけるチャンネル2からチャンネル14までの波形データの読出しが終了するまで、他のデータに対する処理が待たされるという問題があった。
この対策として、任意のタイミングにおいて、マイクロコンピュータなどから他のデータに対するアクセス要求があったときは、速やかに他のデータに対する処理を行うことが可能な電子楽器の提案がなされている。この提案によれば、例えば、あるサンプルにおけるチャンネル2の時分割の期間に、他のデータに対するアクセス要求があったときは、チャンネル2の波形データを読み出した後、次の時分割の期間にはアドレスをチャンネル2の状態に保持するとともに、波形データの読出しを禁止して、他のデータに対する処理を行う。この処理の後は、次の時分割の期間においてアドレスを歩進させてチャンネル3の波形データの読出しを開始する。(特許文献1参照)
特開平5−27768号公報
しかしながら、上記特許文献1の提案による電子楽器においては、マイクロコンピュータなどから他のデータに対するアクセス要求があったときは、速やかに他のデータに対する処理を行うことは可能であるが、割り込みによって他のデータを処理する時分割の期間だけ楽音発生処理が遅れてしまうことになる。このため、最近のように高い音質のポリフォニックな楽音信号の発生が可能になってくると、他のデータの処理に伴って発生する楽音信号処理の遅れにより、音質の劣化が無視できなくなってきている。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、複数のチャンネルの波形データによってポリフォニックな楽音信号を生成する場合に、波形データ以外の他のデータの処理を割り込みで行ったときでも、発生する楽音信号の音質が維持できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の楽音発生装置は、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する記憶手段(実施形態においては、図1の波形ROM3に相当する)と、入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、記憶手段に記憶された各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す読出手段(実施形態においては、図3のタイミング/アドレス・ジェネレータ15に相当する)と、読出手段によって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する累算手段(実施形態においては、図3の累算器14に相当する)と、記憶手段に記憶された他のデータを要求する要求信号に応じて読出手段に対して記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に他のデータを読み出す制御手段(実施形態においては、図1のマイコン1および図3のタイミング/アドレス・ジェネレータ15に相当する)と、中断期間が存在するサンプル内において、波形データを読み飛ばすチャンネルを欠落期間として指定する指定手段(実施形態においては、図1のマイコン1に相当する)と、欠落期間における波形データを当該欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける当該欠落期間に対応するチャンネルの波形データに基づいて補間する補間手段(実施形態においては、図3の補間器13に相当する)と、を備えた構成になっている。
請求項1の楽音発生装置において、請求項2に記載したように、指定手段は、要求信号に応じて読出手段に対して記憶手段からの波形データの読出しを中断させるチャンネルの期間をそのまま欠落期間として指定するような構成としてもよい。
請求項1の楽音発生装置において、請求項3に記載したように、読出手段は、中断期間が経過した後は当該中断期間のチャンネルの波形データから読出しを再開し、指定手段は、前記中断期間が存在するサンプル内のチャンネルであって、当該読出しの再開後に発生する特定のチャンネルの期間を前記欠落期間として指定するような構成としてもよい。
請求項1の楽音発生装置において、請求項4に記載したように、指定手段は、発音音量が最も小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定するような構成としてもよい。
請求項1の楽音発生装置において、請求項5に記載したように、指定手段は、倍音の音量が比較的小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定するような構成としてもよい。
請求項1の楽音発生装置において、請求項6に記載したように、指定手段は、あらかじめ設定された条件において音楽的に重要でないチャンネルの期間を前記欠落期間として指定するような構成としてもよい。
請求項に記載の楽音発生装置は、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する第1の記憶手段(実施形態においては、図1の波形ROM3に相当する)と、入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、第1の記憶手段に記憶された各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す読出手段(実施形態においては、図8のタイミング/アドレス・ジェネレータ15に相当する)と、読出手段によって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する累算手段(実施形態においては、図8の累算器14に相当する)と、累算手段によって生成された累算波形データを記憶する第2の記憶手段(実施形態においては、図8の波形バッファ17に相当する)と、第1の記憶手段に記憶された他のデータを要求する要求信号に応じて読出手段に対して第1の記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に他のデータを読み出す制御手段(実施形態においては、図1のマイコン1および図8のタイミング/アドレス・ジェネレータ15に相当する)と、中断期間が存在するサンプルにおける累算波形データを第2の記憶手段に記憶された1つ前のサンプルの累算波形データと累算手段によって生成された1つ後のサンプルの累算波形データとに基づいて補間する補間手段(実施形態においては、図8の補間器13に相当する)と、を備えた構成になっている。
請求項に記載の楽音発生処理のプログラムは、入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する記憶手段(実施形態においては、図1の波形ROM3に相当する)から各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す第1のステップと、第1のステップによって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する第2のステップと、記憶手段に記憶された他のデータを要求する要求信号に応じて第1のステップに対して記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に前記他のデータを読み出す第3のステップと、中断期間が存在するサンプル内において、前記波形データを読み飛ばすチャンネルの期間を欠落期間として指定する第4のステップと、欠落期間における波形データを当該欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける当該欠落期間に対応するチャンネルの波形データに基づいて補間する第5のステップと、をコンピュータに実行させる構成になっている。
請求項の楽音発生処理のプログラムにおいて、請求項に記載したように、第4のステップは、要求信号に応じて読出手段に対して記憶手段からの波形データの読出しを中断させるチャンネルの期間をそのまま欠落期間として指定するような構成にしてもよい。
請求項の楽音発生処理のプログラムにおいて、請求項10に記載したように、第1のステップは、中断期間が経過した後は当該中断期間のチャンネルの波形データから読出しを再開し、第4のステップは、中断期間が存在するサンプル内のチャンネルであって、当該読出しの再開後に発生する特定のチャンネルの期間を欠落期間として指定するような構成にしてもよい。
請求項10の楽音発生処理のプログラムにおいて、請求項11に記載したように、第4のステップは、発音音量が最も小さいチャンネルの期間を欠落期間として指定するような構成にしてもよい。
請求項10の楽音発生処理のプログラムにおいて、請求項12に記載したように、第4のステップは、倍音の音量が比較的小さいチャンネルの期間を欠落期間として指定するような構成にしてもよい。
請求項10の楽音発生処理のプログラムにおいて、請求項13に記載したように、第4のステップは、あらかじめ設定された条件において音楽的に重要でないチャンネルの期間を欠落期間として指定するような構成にしてもよい。
請求項14に記載の楽音発生処理のプログラムは、入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する第1の記憶手段(実施形態においては、図1の波形ROM3に相当する)から各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す第1のステップと、第1のステップによって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する第2のステップと、第2のステップによって生成された累算波形データを第2の記憶手段(実施形態においては、図8の波形バッファ17に相当する)に記憶する第3のステップと、第1の記憶手段に記憶された他のデータを要求する要求信号に応じて読出手段に対して第1の記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に他のデータを読み出す第4のステップと、中断期間が存在するサンプルにおける累算波形データを第1の記憶手段に記憶された1つ前のサンプルの累算波形データと第2のステップによって生成された1つ後のサンプルの累算波形データによって補間する第5のステップと、をコンピュータに実行させる
本発明の楽音発生装置および楽音発生処理のプログラムによれば、複数のチャンネルの波形データによってポリフォニックな楽音信号を生成する場合に、波形データ以外の他のデータの処理を割り込みで行ったときでも、発生する楽音信号の音質が維持できるという効果が得られる。
以下、本発明による楽音発生装置の第1ないし第3実施形態について、図1ないし図8を参照して説明する。
図1は、各実施形態に共通の楽音発生装置のブロック図である。マイコン1は、CPU、プログラムROM、ワークRAM、入力インタフェースなどを含み、入力インタフェースを介して接続された外部の鍵盤装置などの演奏手段から入力されたイベントの音高データ、および、スイッチ部などの操作手段から入力された複数種類の楽器に対応する音色データなどに応じて楽音発生処理を実行する。
音源装置2は、マイコン1、波形ROM3、およびDAC(D/Aコンバータ回路)4に接続され、マイコンからの音高データ、音色データ、および発音指令に応じて、波形ROM3に記憶されている波形データを読み出して、32チャンネルのポリフォニックな楽音信号を生成する。そして、生成した楽音信号をDAC4に出力する。
DAC4は、フィルタ回路、増幅回路、スピーカなどを含むサウンドシステム5に接続され、音源装置2から出力された楽音信号をディジタルからアナログに変換して、サウンドシステム5に出力してスピーカなどから発音させる。
波形ROM3には、32チャンネルの波形データのほかに、マイコン1からのアクセスによって処理される他のデータも記憶されている。以下、他のデータを簡潔に「データ」と称し、楽音波形用の波形データと区別する場合もある。図2は、マイコン1が音源装置2に対して、波形ROM3に記憶されているデータを要求して、データを得るまでのタイミングチャートを示す図である。図2において、各信号波形に対応する文字列は音源装置2の各ポートに対応している。
マイコン1は、音源装置2に対して、t1のタイミングでデータ要求信号をREQポートに出力するとともに、データのアドレス信号をMAポートに出力する。音源装置2は、データのアドレス信号をRAポートから波形ROM3のAポートに出力し、t2のタイミングで波形ROM3のDポートからデータの読出しを開始してRDポートに入力し、t3のタイミングでデータの読出しを完了すると、ACKポートからマイコン1に読出完了信号を出力して、MDポートからデータをマイコン1に転送する。
図3は、第1実施形態における図1の音源装置2において、波形データの読出し部分を示すブロック図である。
波形バッファ11は、波形ROM3から各チャンネルのタイムスロットである時分割で読込んだ各サンプルの32チャンネルの波形データを入力して記憶し、セレクタ12の入力ポートAに出力する。図4は、波形バッファ11の内部構成を示すブロック図である。波形バッファ11は、32チャンネルのエリアからなるバッファ111およびバッファ112の2段構成になっている。そして、波形ROM3から時分割で読込んだ1つのサンプルにおける32チャンネルの波形データを、時分割のタイミングに同期した書込みタイミングでバッファ111に順次記憶し、次のサンプルにおいて、時分割の書込みタイミングでバッファ111の波形データを順次バッファ112に書き込み、さらに次のサンプルにおいて、時分割の書込みタイミングでバッファ112の波形データを順次セレクタ12に出力する。この場合において、バッファ111およびバッファ112は、ポートINHに入力される書込み禁止信号がローレベルのときに波形データの書込み処理を行うが、書込み禁止信号がハイレベルのときは波形データの書込みは禁止される。
補間器13は、波形ROM3から読込んだ1つのチャンネルの波形データと波形バッファ112から出力された対応するチャンネルの波形データとを平均して補間波形データを生成し、その補間波形データをセレクタ12の入力ポートBに出力する。
セレクタ12は、SELポートに入力された切替信号に応じて、ポートA又はポートBに入力された波形データ又は補間波形データを累算器14に出力する。切替信号がローレベルのときは、ポートAに入力された波形データを累算器14に出力し、切替信号がハイレベルのときは、ポートBに入力された補間波形データを累算器14に出力する。
累算器14は、各サンプルにおける32チャンネルの波形データを累算し、RSTポートに入力される各サンプルのタイミングに同期したリセット信号に応じて、累算した各サンプルの累算波形データをDAC4に出力する。
タイミング/アドレス・ジェネレータ15は、マイコン1からデータ要求信号が入力されない場合には、波形ROM3に対して時分割のアドレス信号を出力し、セレクタ12に対してポートAを選択するローレベルの切替信号を入力し、累算器14において、各サンプルにおける32チャンネルの波形データの累算が終了したタイミングで、リセット信号を累算器14に出力する。また、タイミング/アドレス・ジェネレータ15は、マイコン1からデータ要求信号およびアドレス信号が入力されたときは、次の時分割の期間にハイレベルの書込み禁止信号を波形バッファ11のバッファ111およびバッファ112に出力して波形データの書込み処理を禁止する。そして、マイコン1からのアドレス信号を波形ROM3に出力する。
データラッチ16は、波形ROM3から読込まれたデータを保持する。タイミング/アドレス・ジェネレータ15は、波形ROM3からのデータの読込みが完了したときは、ポートDLからデータラッチ16のポートEにダウンロード信号を出力するとともに、マイコン1に対して読込完了信号を出力する。データラッチ16は、ダウンロード信号の入力に応じて、保持しているデータをポートOから音源装置2のポートMDを経てマイコン1に転送する。
図5は、第1実施形態において、マイコン1からデータ要求信号が入力されない場合に、音源装置2における波形データの流れを時分割の期間である各タイムスロットごとに示す図である。各タイムスロットにおいて、図5における2つの数の配列(n,m)は、サンプルn(シンボルともいう)におけるチャンネルmの波形データ(以下、波形データ(n,m)という)を表わしている。この図において、波形バッファ11の入力を波形バッファI、波形バッファ11の出力を波形バッファO、補間器13の出力を補間器O、切替信号をSEL、セレクタ12の出力をセレクタO、累算器14の出力を累算器Oで表わしている。
図5に示すように、波形バッファ11の入力である波形バッファIは、波形データ(1,1)、波形データ(1,2)、波形データ(1,3)…波形データ(1,32)、波形データ(2,1)、波形データ(2,2)、波形データ(2,3)…波形データ(2,32)、波形データ(3,1)、波形データ(3,2)、波形データ(3,3)…波形データ(3,32)のように、各サンプルにおける各チャンネルの波形データが順に出力される。また、波形バッファOは、波形バッファIから1サンプルの期間遅れて、波形バッファ11からセレクタ12のポートAに出力される。
また、波形バッファIおよび波形バッファOが入力される補間器13においては、セレクタ12のポートBに出力される補間器Oは、波形データ(1,1)と波形データ(2,1)の平均、波形データ(1,2)と波形データ(2,2)の平均、波形データ(1,3)と波形データ(2,3)の平均…波形データ(1,32)と波形データ(2,32)の平均…になる。しかしこの場合は、マイコン1からはデータ要求信号が入力されないので、切替信号はローレベルの状態になっている。したがって、セレクタ12はポートAからの波形バッファOをセレクタOとして累算器14に出力する。この結果、累算器Oは、セレクタOから1サンプルの期間遅れて、波形データ(1,1)〜波形データ(1,32)の累算値である累算波形データがDAC4に出力される。
図6は、第1実施形態において、マイコン1からデータ要求信号が入力された場合に、音源装置2における波形データの流れを時分割の期間である各タイムスロットごとに示す図である。このデータ要求信号の入力によって、波形バッファIにおいて、波形データ(2,2)すなわちサンプル2のチャンネル2のタイムスロットの期間に、タイミング/アドレス・ジェネレータ15から波形バッファ11に対してハイレベルの書込み禁止信号が出力される。したがって、波形バッファ11は波形データ(2,2)の書込みが中断される。すなわち、この中断期間のタイムスロットは波形データが欠落した欠落期間となる。
この結果、図4に示した波形バッファ111のチャンネル2は波形データがない空き状態(NULL)となる。すなわち、波形バッファ111のチャンネル1、チャンネル2、チャンネル3…チャンネル32には、波形データ(2,1)、NULL、波形データ(2,3)…波形データ(2,32)が書き込まれている。一方、このとき波形バッファ112のチャンネル1、チャンネル2、チャンネル3…チャンネル32には、波形データ(1,1)、波形データ(1,2)、波形データ(1,3)…波形データ(1,32)が書き込まれている。
次のサンプルになると、波形バッファ112の各チャンネルには波形バッファ111の対応する各チャンネルの波形データが上書きされる。しかし、波形バッファ111のチャンネル2はNULLであるので、波形バッファ112のチャンネル2には1つ前のサンプルにおける波形データ(1,2)がそのまま残ることになる。したがって、波形バッファ112のチャンネル1、チャンネル2、チャンネル3…チャンネル32には、波形データ(2,1)、波形データ(1,2)、波形データ(2,3)…波形データ(2,32)が書き込まれる。一方、このとき波形バッファ111のチャンネル1、チャンネル2、チャンネル3…チャンネル32には、波形データ(3,1)、波形データ(3,2)、波形データ(3,3)…波形データ(3,32)が書き込まれる。
したがって、このときのサンプルにおいては、補間器Oは、波形データ(2,1)と波形データ(3,1)の平均、波形データ(1,2)と波形データ(3,2)の平均、波形データ(2,3)と波形データ(3,3)の平均…波形データ(2,32)と波形データ(3,32)の平均になる。すなわち、補間器Oのチャンネル2の期間は、1つ前のサンプルの波形データ(1,2)と1つ後のサンプルの波形データ(3,2)の平均になっている。したがって、欠落期間がなかったとしたら波形データ(2,2)をセレクタ12から累算器14に出力すべきタイムスロットにおいて、切替信号をハイレベルにして、セレクタ12のポートBに入力されている波形データ(1,2)と波形データ(3,2)の平均である補間波形データをセレクタ12から累算器14に出力する。すなわち、マイコン1からのデータ要求に応じて欠落した波形データ(2,2)を、波形データ(1,2)と波形データ(3,2)の平均である補間波形データで補間する。
以上のように、上記第1実施形態によれば、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する波形ROM3を備えた楽音発生装置において、音源装置2のタイミング/アドレス・ジェネレータ15は、入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、波形ROM3に記憶された各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出して波形バッファ11に書込み、セレクタ12を介して累算器14に出力し、各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する。そして、マイコン1から波形ROM3に記憶された他のデータを要求する要求信号に応じて、波形ROM3からの波形データの読出しを1つのチャンネルの期間中断させて、その中断期間に他のデータを読み出す。そして、中断期間すなわち波形データが読込まれなかった欠落期間は、欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける欠落期間に対応するチャンネルの波形データに基づいて波形データを補間する。
したがって、複数のチャンネルの波形データによってポリフォニックな楽音信号を生成する場合に、波形データ以外の他のデータの処理を割り込みで行ったときでも、発生する楽音信号の音質が維持できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態おいて、マイコン1から波形ROM3に記憶された他のデータを要求する要求信号に応じて、波形ROM3からの波形データの読出しを1つのチャンネルの期間中断させて、その中断期間に他のデータを読み出す点は第1実施形態と同じである。ただし、第1実施形態と異なり、その中断期間がそのまま波形データがNULLの欠落期間になる訳ではない。
図7は、マイコン1からデータ要求信号が入力された場合に、音源装置2における波形データの流れを時分割の期間である各タイムスロットごとに示す図である。このデータ要求信号の入力によって、波形バッファIにおいて、波形データ(2,2)のタイムスロットで、タイミング/アドレス・ジェネレータ15から波形バッファ11に対して書込み禁止信号が出力される。したがって、波形バッファ11は波形データ(2,2)の書込みが中断されるが、次のタイムスロットの期間で波形データ(2,2)の書込みが行われる。すなわち、マイコン1からデータ要求信号が入力されたときは、その割り込みによって波形バッファ11に書き込まれなかった中断期間の波形データは、1タイムスロット分だけ遅れて書き込まれる。したがって、そのサンプルにおいては32チャンネルの波形データをすべて波形バッファ11に書き込むことができず、いずれか1つのチャンネルの波形データを読み飛ばすことになる。
このため、図7の場合には、波形データ(2,30)を書き込んだ後、波形データ(2,31)を読み飛ばして、次のタイムスロットでは波形データ(2,32)を書き込む。すなわち、波形データ(2,31)のタイムスロットが波形データのない欠落期間となる。そして、マイコン1からデータ要求信号が入力されないとしたら、波形データ(2,31)をセレクタ12から累算器14に出力するタイムスロットにおいて、切替信号をハイレベルにして、セレクタ12のポートBに入力されている波形データ(1,31)と波形データ(3,31)の平均である補間波形データを累算器14に出力する。
この場合において、サンプル内のどのチャンネルのタイムスロットを欠落期間にするかは、発生する楽音信号に応じてあらかじめ指定する。例えば、下記のような条件によって指定する。
(1)発音音量が最も小さい期間を欠落期間として指定する。
(2)倍音の音量が比較的小さい期間を欠落期間として指定する。
(3)あらかじめ設定された条件において音楽的に重要でない期間を欠落期間として指定する。例えば、同じ楽器に対応するチャンネルが複数ある場合には、その中で1つのチャンネルのタイムスロットを欠落期間とする。
(4)欠落期間として前回指定された時が他の期間よりも古い期間を今回の欠落期間として指定する。すなわち、同じ楽器に対応するチャンネルが頻繁に欠落することを防止する。
以上のように、上記第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、波形データが読込まれなかった欠落期間は、欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける欠落期間に対応するチャンネルの波形データに基づいて波形データを補間するので、複数のチャンネルの波形データによってポリフォニックな楽音信号を生成する場合に、波形データ以外の他のデータの処理を割り込みで行ったときでも、発生する楽音信号の音質が維持できる。
なお、上記第1実施形態は、波形バッファ11への波形データの書込みが中断した場合に、その波形データを1タイムスロット分だけ遅れて書き込まず、中断期間をそのまま欠落期間として指定した構成になっている。したがって、第1実施形態および第2実施形態の構成は、中断期間が存在するサンプル内において、中断期間に相当する期間を波形データの読込みを中止する欠落期間として指定する構成であり、第1実施形態においては、中断期間を欠落期間として指定した状態である。
また、上記第1実施形態および第2実施形態においては、1つのサンプルにおいて1チャンネルのタイムスロットの間に波形データの読込みを中断して、波形データ以外のデータを波形ROM3から読み出す構成にしたが、1つのサンプルにおいて2以上の連続したチャンネルのタイムスロット、又は、不連続のチャンネルのタイムスロットの間にデータを読み出すことも可能である。例えば、波形ROM3の異なるアドレスに記憶されている複数のデータをまとめて読み出すことが必要な場合でも、中断によって欠落した波形データを補間するので、発生する楽音信号の音質が維持できる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、第3実施形態における図1の音源装置2において、波形データの読出し部分を示すブロック図である。この図において、図3に示した第1実施形態の構成と同じものについては、同一の符号によって表わしている。第3実施形態においては、波形バッファ17が第1実施形態における波形バッファ11と異なっている。第1実施形態における波形バッファ11は、図4に示したように、32チャンネル2段のバッファ111およびバッファ112で構成されていたが、第3実施形態における波形バッファ17は1チャンネル2段のバッファ(図示せず)で構成されている。また、第3実施形態においては、累算器14が波形バッファ17の前に配置されている。
次に、第3実施形態の動作について説明する。
波形ROM3から時分割で読込まれた各サンプルの32チャンネルの波形データは、累算器14において累算されて累算波形データが生成され、タイミング/アドレス・ジェネレータ15から入力されるリセット信号に応じて波形バッファ17に書き込まれる。例えば、サンプルnの32チャンネルの波形データである波形データ(n,1)〜波形データ(n,32)が累算されて、累算波形データ(n)として波形バッファ17の1段目のバッファに書き込まれる。次のn+1のサンプルでは、波形データ(n+1,1)〜波形データ(n+1,32)が累算されて、累算波形データ(n+1)として波形バッファ17の1段目のバッファに書き込まれる。同時に、2段目のバッファには、1段目のバッファの累算波形データ(n)が書き込まれる。したがって、補間器13のポートAには波形バッファ17の出力である累算波形データ(n)が入力され、ポートBには累算器14の出力であるさらに次の累算波形データ(n+2)が入力されている。この結果、セレクタ12のポートAには、波形バッファ17の出力である累算波形データ(n)が入力され、ポートBには、補間器13の出力である累算波形データ(n)と累算波形データ(n+2)の平均が入力されている。
マイコン1からデータ要求信号が入力されない場合には、タイミング/アドレス・ジェネレータ15からセレクタ12に出力される切替信号はローレベルである。したがって、セレクタ12は、波形バッファ17からポートAに入力されている累算波形データを各サンプル順にDAC4に出力する。すなわち、サンプル1からサンプルn+1…の累算された累算波形データ(1)、累算波形データ(2)、累算波形データ(3)…累算波形データ(n)、累算波形データ(n+1)、累算波形データ(n+2)…をDAC4に出力する。
一方、マイコン1からデータ要求信号が入力された場合、例えば、サンプルn+1において任意のチャンネルmの波形データ(n+1,m)が波形ROM3から読込まれず、累算器14において累算されなかった場合には、次のサンプルn+2の期間において、タイミング/アドレス・ジェネレータ15からセレクタ12に出力される切替信号はハイレベルとなる。したがって、セレクタ12は、補間器13からポートBに入力されている累算波形データ(n)と累算波形データ(n+2)の平均をDAC4に出力する。
以上のように、上記第3実施形態によれば、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する波形ROM3を備えた楽音発生装置において、音源装置2のタイミング/アドレス・ジェネレータ15は、入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、波形ROM3に記憶された各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出して累算器14に出力し、各サンプルのすべてのチャンネルの累算したポリフォニックな累算波形データを生成して波形バッファ17に書込み、セレクタ12を介してDAC4に出力する。そして、マイコン1から波形ROM3に記憶された他のデータを要求する要求信号に応じて、波形ROM3からの波形データの読出しを1つのチャンネルの期間中断させて、その中断期間に他のデータを読み出す。そして、波形データが読込まれなかった欠落期間は、欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける累算波形データに基づいて、波形データが欠落したチャンネルが存在するサンプルの累算波形データを補間する。
したがって、第1実施形態および第2実施形態の場合と同様に、複数のチャンネルの波形データによってポリフォニックな楽音信号を生成する場合に、波形データ以外の他のデータの処理を割り込みで行ったときでも、発生する楽音信号の音質が維持できる。
上記第3実施形態においては、波形データが欠落したチャンネルが存在するサンプルにおいて、波形データが欠落していない他のチャンネルについても、そのサンプルの前後の2つのサンプルの累算波形データで補間されることになるが、楽音の波形データは隣接するサンプル間の相関性が高いので、発音される楽音の音質が劣化するおそれはあまりない。この第3実施形態においては、波形バッファ17の2段のバッファのそれぞれが1チャンネル分の構成で済むことにより、ハードウェアの規模が小さくなり、小型化やコストダウンを図れる利点がある。さらに、第3実施形態においては、波形ROM3に記憶された他のデータのデータ量が多く、1チャンネル分のタイムスロットでは転送できず、複数のチャンネルのタイムスロットが中断された場合でも、そのサンプルの累算波形データを補間することで対応できるという利点もある。
上記各実施形態においては、波形ROM3に記憶された波形データ以外の他のデータをマイコン1が読み出す構成について説明したが、波形ROM3に記憶された波形データをマイコン1が読み出す構成も可能である。例えば、波形ROM3からサンプルの波形データを読み出してポリフォニックな楽音を発生している状態において、マイコン1が他のサンプルの波形データをリアルタイムで書き換えるような場合には、現在のサンプルの少なくとも1つのチャンネルの波形データの読込みを中断して、目的の波形データを書き換える。そして、その中断によって読込むことができなかったチャンネルの波形データを、現在のサンプルの1つ前のサンプルと1つ後のサンプルの対応するチャンネルの波形データで補間する。
なお、上記各実施形態においては、マイコン1のプログラムROMにあらかじめ記憶された楽音発生処理のプログラムをマイコン1が実行する装置の発明について説明したが、フレキシブルディスク(FD)、CD、MDなどの外部の記憶媒体に記録されている楽音発生処理のプログラムをフラッシュROMなどの不揮発性メモリにインストールしたり、インターネットなどのネットワークからダウンロードした楽音発生処理のプログラムを不揮発性メモリにインストールして、そのプログラムをマイコンが実行する構成も可能である。この場合には、プログラムの発明やそのプログラムを記録した記録媒体の発明を実現できる。
すなわち、本発明による楽音発生処理のプログラムは、
入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する記憶手段から各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す第1のステップと、前記第1のステップによって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する第2のステップと、前記記憶手段に記憶された前記他のデータを要求する要求信号に応じて前記第1のステップに対して前記記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に前記他のデータを読み出す第3のステップと、前記中断期間が存在するサンプル内において、前記波形データを読み飛ばすチャンネルを欠落期間として指定する第4のステップと、前記欠落期間における波形データを当該欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける当該欠落期間に対応するチャンネルの波形データに基づいて補間する第5のステップと、をコンピュータに実行させる。
前記第4のステップは、前記要求信号に応じて前記読出手段に対して前記記憶手段からの波形データの読出しを中断させたチャンネルの期間をそのまま前記欠落期間として指定する。
前記第1のステップは、前記中断期間が経過した後は当該中断期間のチャンネルの波形データから読出しを再開し、前記第4のステップは、前記中断期間が存在するサンプル内のチャンネルであって、当該読出しの再開後に発生する特定のチャンネルの期間を前記欠落期間として指定する。
この場合において、前記第4のステップは、発音音量が最も小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定する。あるいは、前記第4のステップは、倍音の音量が比較的小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定する。あるいは、前記第4のステップは、あらかじめ設定された条件において音楽的に重要でないチャンネルの期間を前記欠落期間として指定する。
また、本発明による楽音発生処理のプログラムは、
入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する第1の記憶手段から各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す第1のステップと、前記第1のステップによって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する第2のステップと、前記第2のステップによって生成された累算波形データを第2の記憶手段に記憶する第3のステップと、前記第1の記憶手段に記憶された前記他のデータを要求する要求信号に応じて前記読出手段に対して前記第1の記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に前記他のデータを読み出す第4のステップと、前記中断期間が存在するサンプルにおける累算波形データを前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のサンプルの累算波形データと前記第2のステップによって生成された1つ後のサンプルの累算波形データによって補間する第5のステップと、をコンピュータに実行させる。

本発明の各実施形態に共通の楽音発生装置のブロック図。 各実施形態においてマイコンがデータを要求して、そのデータを得るまでのタイミングチャートを示す図。 第1実施形態および第2実施形態において図1の音源装置における波形データの読出し部分を示すブロック図。 図3の波形バッファの内部構成を示すブロック図。 第1実施形態においてマイコンからデータ要求信号がない場合に、音源装置における波形データの流れを示す図。 第1実施形態においてマイコンからデータ要求信号があった場合に、音源装置における波形データの流れを示す図。 第2実施形態においてマイコンからデータ要求信号があった場合に、音源装置における波形データの流れを示す図。 第3実施形態において図1の音源装置における波形データの読出し部分を示すブロック図。
符号の説明
1 マイコン
2 音源装置
3 波形ROM
4 DAC
5 サウンドシステム
11 波形バッファ
12 セレクタ
13 補間器
14 累算器
15 タイミング/アドレス・ジェネレータ
16 データラッチ
17 波形バッファ

Claims (14)

  1. 複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する記憶手段と、
    入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、前記記憶手段に記憶された各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する累算手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記他のデータを要求する要求信号に応じて前記読出手段に対して前記記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に前記他のデータを読み出す制御手段と、
    前記中断期間が存在するサンプル内において、前記波形データを読み飛ばすチャンネルの期間を欠落期間として指定する指定手段と、
    前記欠落期間における波形データを当該欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける当該欠落期間に対応するチャンネルの波形データに基づいて補間する補間手段と、
    を備えた楽音発生装置。
  2. 前記指定手段は、前記要求信号に応じて前記読出手段に対して前記記憶手段からの波形データの読出しを中断させたチャンネルの期間をそのまま前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項1に記載の楽音発生装置。
  3. 前記読出手段は、前記中断期間が経過した後は当該中断期間のチャンネルの波形データから読出しを再開し、前記指定手段は、前記中断期間が存在するサンプル内のチャンネルであって、当該読出しの再開後に発生する特定のチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項1に記載の楽音発生装置。
  4. 前記指定手段は、発音音量が最も小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項3に記載の楽音発生装置。
  5. 前記指定手段は、倍音の音量が比較的小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項3に記載の楽音発生装置。
  6. 前記指定手段は、あらかじめ設定された条件において音楽的に重要でないチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項3に記載の楽音発生装置。
  7. 複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する第1の記憶手段と、
    入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、前記第1の記憶手段に記憶された各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する累算手段と、
    前記累算手段によって生成された累算波形データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記他のデータを要求する要求信号に応じて前記読出手段に対して前記第1の記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に前記他のデータを読み出す制御手段と、
    前記中断期間が存在するサンプルにおける累算波形データを前記第2の記憶手段に記憶された1つ前のサンプルの累算波形データと前記累算手段によって生成された1つ後のサンプルの累算波形データとに基づいて補間する補間手段と、
    を備えた楽音発生装置。
  8. 入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する記憶手段から各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す第1のステップと、
    前記第1のステップによって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する第2のステップと、
    前記記憶手段に記憶された前記他のデータを要求する要求信号に応じて前記第1のステップに対して前記記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に前記他のデータを読み出す第3のステップと、
    前記中断期間が存在するサンプル内において、前記波形データを読み飛ばすチャンネルを欠落期間として指定する第4のステップと、
    前記欠落期間における波形データを当該欠落期間が存在するサンプルの1つ前および1つ後のサンプルにおける当該欠落期間に対応するチャンネルの波形データに基づいて補間する第5のステップと、
    コンピュータに実行させる楽音発生処理のプログラム。
  9. 前記第4のステップは、前記要求信号に応じて前記読出手段に対して前記記憶手段からの波形データの読出しを中断させたチャンネルの期間をそのまま前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項に記載の楽音発生処理のプログラム。
  10. 前記第1のステップは、前記中断期間が経過した後は当該中断期間のチャンネルの波形データから読出しを再開し、前記第4のステップは、前記中断期間が存在するサンプル内のチャンネルであって、当該読出しの再開後に発生する特定のチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項に記載の楽音発生処理のプログラム。
  11. 前記第4のステップは、発音音量が最も小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項10に記載の楽音発生処理のプログラム。
  12. 前記第4のステップは、倍音の音量が比較的小さいチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項10に記載の楽音発生処理のプログラム。
  13. 前記第4のステップは、あらかじめ設定された条件において音楽的に重要でないチャンネルの期間を前記欠落期間として指定することを特徴とする請求項10に記載の楽音発生処理のプログラム。
  14. 入力される音高に応じた読出レートのアドレス信号を生成し、複数のチャンネルからなる楽音波形を所定の周期でサンプリングした各サンプルの波形データおよび他のデータを記憶する第1の記憶手段から各サンプルの波形データをチャンネルごとに時分割で読み出す第1のステップと、
    前記第1のステップによって読み出された各サンプルにおける複数のチャンネルの波形データを累算してポリフォニックな累算波形データを生成する第2のステップと、
    前記第2のステップによって生成された累算波形データを第2の記憶手段に記憶する第3のステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記他のデータを要求する要求信号に応じて前記読出手段に対して前記第1の記憶手段からの波形データの読出しを少なくとも1つのチャンネルの期間中断させて、当該中断期間に前記他のデータを読み出す第4のステップと、
    前記中断期間が存在するサンプルにおける累算波形データを前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のサンプルの累算波形データと前記第2のステップによって生成された1つ後のサンプルの累算波形データによって補間する第5のステップと、
    コンピュータに実行させる楽音発生処理のプログラム。
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