JP4057792B2 - 配索装置 - Google Patents
配索装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4057792B2 JP4057792B2 JP2001095532A JP2001095532A JP4057792B2 JP 4057792 B2 JP4057792 B2 JP 4057792B2 JP 2001095532 A JP2001095532 A JP 2001095532A JP 2001095532 A JP2001095532 A JP 2001095532A JP 4057792 B2 JP4057792 B2 JP 4057792B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- wire
- board
- wires
- electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスを形成する際に用いられる布線ボードに電線を配索する配索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車には、搭載される種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリなどの電源から電力を供給するためにワイヤハーネスが配索されている。前記ワイヤハーネスは、複数の電線と、これらの電線それぞれの端部に取り付けられた複数の端子と、前記端子を収容するコネクタハウジングなどを備えている。前記コネクタハウジングと複数の端子とはコネクタを構成している。なお、ワイヤハーネスは、一般に、前記コネクタを複数備えている。
【0003】
前述したワイヤハーネスを組み立てる際には、前述した端子などが取り付けられた電線を、板状の布線ボードの結き具に順々に結くなどして行われてきた。例えば、前述した電線を前記布線ボードに結く装置として、特開平10−112229号公報に記載されたワイヤハーネス製造装置が用いられている。
【0004】
前述した公報に示されたワイヤハーネス製造装置は、電線を一本ずつ所望の長さに切断し、該電線の所望箇所に前述した端子を取り付ける。その後、前述した電線を、一本ずつ前記結き具に結くなどして、前記布線ボードに所望のパターンにしたがって配索する。こうして、前述した公報に示されたワイヤハーネス製造装置は、電線を布線ボードに取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した公報に示されたワイヤハーネス製造装置は、電線一本ずつ布線ボードに取り付けるため、布線ボードにすべての電線を配索するためにかかる所要時間が長くなる。このため、ワイヤハーネスの生産効率が低下する傾向となる。
【0006】
また、近年、前述したワイヤハーネスは前記自動車に搭載される電子機器の増加に伴い、前記電子機器の機能毎などに分けられた複数のサブハーネスとして一旦構成される。その後、ワイヤハーネスは、これらのサブハーネスを互いに組み付けられて得られることが望まれている。
【0007】
このように、サブハーネスを組立てた後にサブハーネス同士を組み付けて得られるワイヤハーネスを組み立てる際には、前述した公報に示されたワイヤハーネス製造装置は対応していない。さらに、前述したワイヤハーネス製造装置は、電線を所望の長さに切断するユニットと、電線に端子を取り付けるユニットなどを備えているため、設置スペースが増加する。
【0008】
したがって、本発明の目的は、板状の布線ボードに効率よく電線を配索でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下を抑制できる配索装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の配索装置は、板状のボード本体と該ボード本体に取り付けられかつ電線を結くことのできる結き具とを備えた布線ボードに電線を配索する配索装置において、少なくとも一端にコネクタが取り付けられた電線を複数束ねて保持する電線供給ユニットと、前記布線ボードを保持するボード保持ユニットと、前記電線供給ユニットに保持された複数の電線を前記電線供給ユニットから取り外すとともに該複数の電線を前記結き具に取り付ける電線挟持ユニットと、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の本発明の配索装置は、請求項1に記載の配索装置において、前記ボード保持ユニットは、前記ボード本体の表面が鉛直方向に沿った状態で前記布線ボードを保持するとともに、前記ボード本体の表面に対し垂直な方向に沿って、前記ボード保持ユニットと前記電線挟持ユニットとの間に前記電線供給ユニットが配されていることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の本発明の配索装置は、請求項1または請求項2に記載の配索装置において、前記結き具は、互いに近づく方向に付勢されかつ互いに接触すると内側に前記複数の電線を通すことを可能とする電線通し孔を形成するとともに、互いに接触すると前記複数の電線が互いの間から抜け出ることを防止し、互いに離されると前記電線通し孔に前記複数の電線が侵入することを許容する一対の掴み部材を備えているとともに、前記電線供給ユニットは、互いの間に前記複数の電線を挟む挟持部材を複数備えているとともに、前記電線挟持ユニットは、前記ボード本体の表面に沿いかつ互いに交差する2方向と、前記ボード本体の表面に対し垂直な方向とのそれぞれに沿って移動自在で、かつ前記ボード本体の表面に対し垂直な方向回りに回転自在に設けられた挟持アームを備えており、前記挟持アームは、前記挟持部材間から前記複数の電線を抜いて前記一対の掴み部材間に圧入することを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の本発明の配索装置は、請求項3に記載の配索装置において、前記挟持アームは、前記電線供給ユニットの挟持部材と前記複数の電線の一端に取り付けられたコネクタとの間に侵入可能な引き抜き爪と、前記複数の電線を挟持可能な電線チャック部と、前記電線チャック部が前記複数の電線を挟持すると前記複数の電線を電線チャック部の先端に向かって押すとともに前記電線チャック部と重なる押さえ部材と、を備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の本発明の配索装置は、請求項4に記載の配索装置において、前記挟持アームは、前記複数の電線を前記掴み部材間に圧入する際に、前記電線チャック部との間に前記結き具を位置にさせかつ前記複数の電線の位置ずれを防止する電線矯正部材を備えていることを特徴としている。
【0014】
請求項6に記載の本発明の配索装置は、請求項3ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の配索装置において、前記電線供給ユニットの挟持部材は、前記ボード本体の表面に沿いかつ互いに交差する2方向に沿って移動自在であることを特徴としている。
【0015】
請求項1に記載された本発明によれば、電線供給ユニットが互いに束ねられた複数の電線を保持する。電線挟持ユニットが前記複数の電線を電線供給ユニットから取り外す。電線挟持ユニットが電線供給ユニットから取り外した複数の電線を布線ボードの結き具に取り付ける。このため、一度に複数本の電線を布線ボードに取り付けることができる。
【0016】
請求項2に記載された本発明によれば、ボード保持ユニットに表面が鉛直方向に沿う状態で布線ボードは保持される。このため、設置スペースを抑制できる。また、ボード保持ユニットと電線挟持ユニットとの間に電線供給ユニットを配している。このため、設置スペースを抑制できるとともに、布線ボードに確実に電線を取り付けることができる。
【0017】
請求項3に記載された本発明によれば、電線挟持ユニットは、電線供給ユニットの挟持部材間から複数の電線を抜いて、結き具の掴み部材間に前記複数の電線を圧入する挟持アームを備えている。挟持アームが、ボード本体の表面に沿う2方向と、前記表面に対し垂直な方向と、該垂直方向回りと、に移動自在に設けられている。このため、電線挟持ユニットは、前記複数の電線を電線供給ユニットから取り外し、取り外した複数の電線を布線ボードに確実に取り付けることができる。
【0018】
請求項4に記載された本発明によれば、引き抜き爪が、電線供給ユニットの挟持部材とコネクタとの間に侵入可能である。電線チャック部が複数の電線を挟持可能である。このため、引き抜き爪を電線供給ユニットの挟持部材とコネクタとの間に侵入させて、例えば、引き抜き爪を上方に移動させることによって、電線チャック部が複数の電線を確実に挟持できる。
【0019】
また、押さえ部材は、電線チャック部が挟持した電線を電線チャック部の先端に向かって押し、かつ電線チャック部と重なる。このため、電線チャック部に挟持された電線は、電線チャック部に対し位置ずれすることが防止される。したがって、電線チャック部が、複数の電線を確実に掴むことができる。
【0020】
請求項5に記載された本発明によれば、前記電線を前記掴み部材間に圧入する際に、電線チャック部と電線矯正部材との間に前記結き具が位置する。また、電線矯正部材は、電線の位置ずれを防止する。このため、結き具の掴み部材間に電線を確実に圧入できる。
【0021】
請求項6に記載された本発明によれば、電線供給ユニットの挟持部材がボード本体の表面に沿う2方向に沿って移動自在である。このため、電線挟持ユニットの挟持アームが電線を電線供給ユニットから取り外した後、挟持部材を挟持アームから離すことができる。したがって、挟持アームが結き具に電線を取り付ける作業を前記挟持部材が妨げることを防止できる。
【0022】
また、挟持アームが電線供給ユニットに保持された電線を掴みに移動する場合に、挟持部材を挟持アームに向かって移動させることができる。このため、挟持アームが電線供給ユニットから電線を取り外す際にかかる所要時間を抑制できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態にかかる配索装置1を図1ないし図27を参照して説明する。配索装置1は、図11(A)及び図11(B)などに示す竿31に保持されたサブハーネス2を、図3などに示す布線ボード5に所望のパターンにしたがって配索して、取り付ける装置である。サブハーネス2は、図11(A)などに示すように、複数の電線3と、これらの電線3の端部に取り付けられた複数のコネクタ4と、を備えている。電線3は、導電性の芯線と、絶縁性の被覆部とを備えたいわゆる被覆電線である。
【0024】
コネクタ4は、絶縁性のコネクタハウジング4aと、該コネクタハウジング4aの図示しない端子収容室に収容した図示しない端子金具と、を備えている。端子金具は、それぞれ前記電線3の芯線と電気的に接続した状態で、該電線3の端部に取り付けられている。
【0025】
一つの端子金具又は複数の端子金具が一つのコネクタハウジング4aの端子収容室内に収容されている。このため、一つのコネクタ4には、一つ又は複数の電線3が接続している。一つのコネクタ4に取り付けられた複数の電線3は互いに束ねられている。前述した構成のサブハーネス2は、複数組み付けられて、例えば自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。
【0026】
布線ボード5は、図3及び図4に示すように、板状のボード本体6と、結き具7などを備えている。ボード本体6の表面6aは、略平坦である。ボード本体6の表面6aには、コネクタ4や図示しないプロテクタなどのワイヤハーネスの各種の部品や、ワイヤハーネスの図示しない配索パターンなどが描かれている。
【0027】
結き具7は、ボード本体6の表面6aに複数取り付けられている。即ち、結き具7は、ボード本体6に設置されている。結き具7は、図5ないし図8に示すように、結き具本体8と、一対の掴み部材9と、を備えている。結き具本体8は、ボード本体6に固定される。
【0028】
一対の掴み部材9は、それぞれ鉤状に形成されかつ結き具本体8に回転自在に支持されている。一対の掴み部材9は、コイルばね7a(図5に示す)などによって、結き具本体8から離れた先端部が互いに接触する方向に付勢されている。掴み部材9の先端部が互いに接触すると、電線通し孔7bが形成される。
【0029】
電線通し孔7bは、結き具本体8がボード本体6に取り付けられた際に、内側に前記ボード本体6の表面6aに沿って電線3を通すことができる。一対の掴み部材9の先端部がコイルばね7aの付勢力に抗して互いに離されると、図8に示すように、前記電線通し孔7bは、表面6aに対し垂直な方向に沿って、外部と連通する。勿論、電線通し孔7bは、一対の掴み部材9の先端部が互いに接触した状態では、表面6aに沿って外部と連通している。
【0030】
結き具7は、例えば、前記表面6aに対し垂直な方向に沿って一対の掴み部材9間に電線3が圧入されることによって、掴み部材9の先端部が互いに離されて、該電線3を電線通し孔7b内に通す。結き具7は、電線通し孔7b内に通して電線3を保持する。こうして、結き具7は、電線3を結くことができる。結き具7は、前述したワイヤハーネス又はサブハーネス2の配索パターンにしたがって、該ワイヤハーネス又はサブハーネス2をボード本体6に取り付ける位置に配されている。
【0031】
前述した構成の布線ボード5は、複数配されてワイヤハーネス製造装置を構成する。ワイヤハーネス製造装置は、複数の布線ボード5を例えば輪状の走行経路に沿って走行させながら、各布線ボード5の結き具7に電線を順々に結いてワイヤハーネスを製造する。このため、布線ボード5は、無端状に走行される。
【0032】
配索装置1は、図1及び図2に示すように、ボード保持ユニット11と、電線供給ユニット12と、一対の電線挟持ユニット13と、を備えている。ボード保持ユニット11は、図3及び図4に示すように、枠状に形成されかつ工場のフロアなどの上に設置される。ボード保持ユニット11は、ボード本体6の表面6aが鉛直方向に沿う状態で布線ボード5を保持する。
【0033】
電線供給ユニット12は、図9及び図10に示すように、ユニット本体14と、電線供給部15と、を備えている。ユニット本体14は、枠状に形成されかつ工場のフロアなどの上に設置される。ユニット本体14は、一対のリニア軸受16と、モータ17と、一対のプーリ18と、無端ベルト19と、を備えている。
【0034】
一対のリニア軸受16は、それぞれ一方向に沿って延在したレール20と、該レール20に移動自在に支持されたスライダ21と、を備えている。一対のレール20は、長手方向が鉛直方向に沿う状態でユニット本体14に取り付けられている。一対のリニア軸受16のレール20は、互いに平行でかつ互いに間隔をあけて配されている。スライダ21は、レール20の長手方向に沿って移動自在に該レール20に支持されている。
【0035】
モータ17は、ユニット本体14に固定されている。一対のプーリ18は、鉛直方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。一対のプーリ18は、それぞれ、ユニット本体14に回転自在に支持されている。一対のプーリ18のうち一方のプーリ18には、前記モータ17の出力軸が連結している。この一方のプーリ18は、モータ17によって回転される。
【0036】
なお、図示例では、下方に位置するプーリ18にモータ17の出力軸が連結している。無端ベルト19は、輪状に形成されている。無端ベルト19は、一対のプーリ18に掛け渡されている。
【0037】
電線供給部15は、供給部本体22と、リニア軸受23と、モータ24と、一対のプーリ25(図9中に一つ示す)と、無端ベルト26と、電線保持部27と、を備えている。供給部本体22は、帯板状に形成されかつスライダ21に固定されている。また、供給部本体22には、無端ベルト19が取り付けられている。このため、供給部本体22即ち電線供給部15は、モータ17が回転駆動すると、鉛直方向に沿って、上方に向かって又は下方に向かって移動する。供給部本体22は、長手方向が水平方向に沿った状態で前記スライダ21に固定されている。
【0038】
リニア軸受23は、一方向に沿って延在したレール28と、該レール28に移動自在に支持されたスライダ29と、を備えている。レール28は、長手方向が、供給部本体22の長手方向に沿う状態で、該供給部本体22に取り付けられている。このため、レール28の長手方向は、水平方向に沿っている。スライダ29は、レール28の長手方向に沿って移動自在に該レール28に支持されている。
【0039】
モータ24は、供給部本体22の一端部に固定されている。一対のプーリ25は、供給部本体22の両端部それぞれに回転自在に支持されている。一対のプーリ25のうち一方のプーリ25は、モータ24の出力軸に連結している。このため、一方のプーリ25は、モータ24によって回転される。無端ベルト26は、輪状に形成されている。無端ベルト26は、一対のプーリ25に掛け渡されている。
【0040】
電線保持部27は、保持部本体30と、該保持部本体30に着脱自在な竿31と、を備えている。保持部本体30は、帯板状に形成されかつ長手方向が供給部本体22の長手方向に沿う状態でスライダ29に固定されている。
【0041】
また、保持部本体30には、無端ベルト26が取り付けられている。このため、保持部本体30即ち電線保持部27は、モータ24が回転駆動することにより、供給部本体22の長手方向即ち水平方向に沿う図9中の左右方向に移動される。
【0042】
竿31は、図9、図11(A)および図11(B)に示すように、竿本体32と、挟持部材33と、を備えている。竿本体32は、帯板状に形成されている。竿本体32は、長手方向即ち水平方向が保持部本体30の長手方向に沿う状態で、該保持部本体30に取り付けられる。また、竿本体32は、保持部本体30から取り外すことができる。
【0043】
挟持部材33は、複数設けられている。挟持部材33は、竿本体32の長手方向に沿って互いに並べられた状態で、該竿本体32に取り付けられている。挟持部材33は、それそれ、図11(B)に示すように、平面形状がU字状に形成されている。挟持部材33は、弾性変形自在な合成樹脂からなる。挟持部材33は、U字状に形成されて平坦な部分を互いに接触させた状態で竿本体32に取り付けられている。挟持部材33は、弾性変形自在である。
【0044】
このため、挟持部材33間に例えば電線3などを圧入することができる。互いの間に電線3が圧入された挟持部材33は、互いに近づく方向に弾性復元力を生じる。このように、竿31は、挟持部材33間に電線3を挟んで、前述したサブハーネス2を保持する。即ち、竿31は、前述した電線3を保持する。
【0045】
前述した構成によれば、電線供給ユニット12がボード保持ユニット11の近傍に配されると、該ボード保持ユニット11に保持される布線ボード5のボード本体6の表面6aに沿いかつ互いに交差する2方向に沿って、竿31即ち挟持部材33が移動自在とされる。なお、図示例では、竿31即ち挟持部材33は、鉛直方向と水平方向とのそれぞれに沿って移動自在とされる。
【0046】
一対の電線挟持ユニット13は、互いに構成が略同一であるため、以下一方の電線挟持ユニット13を代表して説明する。電線挟持ユニット13は、図12及び図13に示すように、工場のフロア上などに設置されるベース34と、X軸駆動部35と、Y軸駆動部36と、アーム保持部37と、アーム保持部56と、挟持アーム38と、を備えている。
【0047】
X軸駆動部35は、ベース34に取り付けられている。X軸駆動部35は、リニア軸受39と、モータ40と、一対のプーリ41(図12中に一つ示す)と、無端ベルト42と、を備えている。リニア軸受39は、一方向に沿って延在したレール43と、該レール43に移動自在に支持された複数のスライダ44と、を備えている。レール43は、長手方向が、水平方向に沿った状態でベース34に取り付けられている。スライダ44は、レール43の長手方向に沿って移動自在に該レール43に支持されている。
【0048】
モータ40は、ベース34の一端部に固定されている。一対のプーリ41は、レール43の長手方向に沿って互いに間隔をあけるベース34の両端部それぞれに回転自在に支持されている。なお、図12中には、一方のプーリ41しか図示していない。
【0049】
一対のプーリ41のうち一方のプーリ41は、モータ40の出力軸に連結している。このため、一方のプーリ41は、モータ40によって回転される。無端ベルト42は、輪状に形成されている。無端ベルト42は、一対のプーリ41に掛け渡されている。
【0050】
Y軸駆動部36は、駆動部本体45と、一対のリニア軸受46と、モータ47と、一対のプーリ48と、無端ベルト49と、を備えている。駆動部本体45は、枠状に形成されている。駆動部本体45は、リニア軸受39のスライダ44に固定されている。また、駆動部本体45には、無端ベルト42が取り付けられている。このため、駆動部本体45は、モータ40が回転駆動すると、レール43に沿う図12中の左右方向に移動する。
【0051】
リニア軸受46は、一方向に沿って延在したレール50と、該レール50に移動自在に支持されたスライダ51と、を備えている。一対のリニア軸受46は、レール50が互いに平行でかつ互いに間隔をあけた状態で、駆動部本体45に取り付けられている。レール50は、長手方向が鉛直方向に沿う状態で、駆動部本体45に取り付けられている。スライダ51は、レール50の長手方向に沿って移動自在に該レール50に支持されている。
【0052】
モータ47は、駆動部本体45の下端部に固定されている。一対のプーリ48は、駆動部本体45の上下両端部それぞれに回転自在に支持されている。一対のプーリ48のうち下方に位置する一方のプーリ48は、モータ47の出力軸に連結している。このため、一方のプーリ48は、モータ47によって回転される。無端ベルト49は、輪状に形成されている。無端ベルト49は、一対のプーリ48に掛け渡されている。
【0053】
アーム保持部37は、駆動部本体52と、一対のリニア軸受53と、モータ55と、一対のプーリ54と、無端ベルト59と、を備えている。駆動部本体52は、リニア軸受46のスライダ51に固定されている。また、駆動部本体52には、無端ベルト49が取り付けられている。このため、駆動部本体52は、モータ47が回転駆動すると、レール50に沿う図12中の鉛直方向に沿って、上方又は下方に向かって移動する。
【0054】
リニア軸受53は、一方向に沿って延在したレール57と、該レール57に移動自在に支持されたスライダ58と、を備えている。一対のリニア軸受53は、レール57が互いに平行でかつ互いに間隔をあけた状態で、駆動部本体52に取り付けられている。レール57は、長手方向が、リニア軸受46のレール50即ち鉛直方向と、リニア軸受39のレール43との双方に対し直交する状態で、駆動部本体52に取り付けられている。レール57は、長手方向が水平方向に沿っている。スライダ58は、レール57の長手方向に沿って移動自在に該レール57に支持されている。
【0055】
モータ55は、駆動部本体52の下端部に固定されている。一対のプーリ54は、駆動部本体52の下端部に、水平方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。一対のプーリ54は、それぞれ回転自在に駆動部本体52に支持されている。一対のプーリ54のうち一方のプーリ54は、モータ55の出力軸に連結している。このため、一方のプーリ54は、モータ55によって回転される。無端ベルト59は、輪状に形成されている。無端ベルト59は、一対のプーリ54に掛け渡されている。
【0056】
アーム保持部56は、保持部本体60と、回転用モータ61と、一対のプーリ62と、無端ベルト63と、を備えている。保持部本体60は、リニア軸受53のスライダ58に固定されている。また、保持部本体60には、無端ベルト59が取り付けられている。このため、保持部本体60は、モータ55が回転駆動すると、水平方向に沿うレール57に沿って、移動する。
【0057】
回転用モータ61は、保持部本体60に固定されている。回転用モータ61は、その出力軸の軸芯がレール57の長手方向に沿う状態で保持部本体60に固定されている。一対のプーリ62のうち一方のプーリ62は、回転用モータ61の出力軸に取り付けられている。他方のプーリ62は、保持部本体60に回転自在に支持されている。無端ベルト63は、一対のプーリ62に掛け渡されている。前述した構成によって、回転用モータ61が駆動すると、前記他方のプーリ62が回転する。
【0058】
挟持アーム38は、前記他方のプーリ62を回転自在に支持する中央軸65(図13に示す)に支持されている。このため、挟持アーム38は、回転用モータ61が駆動すると、中央軸65を中心として回転する。また、挟持アーム38は、電線挟持ユニット13がボード保持ユニット11の近傍に配されると、レール43,50に沿って、ボード保持ユニット11に保持される布線ボード5のボード本体6の表面6aに移動自在とされる。
【0059】
さらに、挟持アーム38は、電線挟持ユニット13がボード保持ユニット11の近傍に配されると、レール57に沿って、ボード保持ユニット11に保持される布線ボード5のボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿って移動自在とされる。
【0060】
また、挟持アーム38は、電線挟持ユニット13がボード保持ユニット11の近傍に配されると、回転用モータ61によってボード保持ユニット11に保持される布線ボード5のボード本体6の表面6aに対し垂直な方向を中心として回転自在とされる。
【0061】
挟持アーム38は、図14及び図15に示すように、アーム本体70と、引き抜き爪部71と、電線チャック部72と、電線押さえ部73と、を備えている。アーム本体70は板状である。アーム本体70は、前記中央軸65に取り付けられている。
【0062】
引き抜き爪部71は、引き抜き爪74と、引き抜き爪用シリンダ75と、を備えている。引き抜き爪74は、電線挟持ユニット13がボード保持ユニット11の近傍に配された際に、リニア軸受101によって、布線ボード5のボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿って、アーム本体70にスライド移動自在に支持されている。
【0063】
リニア軸受101は、レール102と、スライダ103と、を備えている。レール102は、アーム本体70に取り付けられている。スライダ103は、レール102の長手方向に沿って移動自在に、前記レール102に支持されている。スライダ103は、引き抜き爪74に取り付けられている。
【0064】
引き抜き爪74の厚みは、竿31に保持されたサブハーネス2のコネクタ4と挟持部材33との間に侵入可能な厚みである。引き抜き爪74には、竿31に保持されたサブハーネス2のコネクタ4と挟持部材33との間に侵入すると、前記コネクタ4に取り付けられた電線3が侵入可能な切欠76が形成されている。切欠76は、引き抜き爪74の布線ボード5寄りの縁部から、布線ボード5から離れる方向に、引き抜き爪74を構成する母材が切り欠かれて形成されている。
【0065】
引き抜き爪用シリンダ75は、シリンダ本体77と、伸縮ロッド78と、を備えている。シリンダ本体77は、アーム本体70に固定されている。伸縮ロッド78は、シリンダ本体77から伸縮自在である。伸縮ロッド78は、引き抜き爪74に取り付けられている。引き抜き爪用シリンダ75は、伸縮ロッド78の伸縮方向が、引き抜き爪74がスライド移動する方向と平行な状態で配されている。
【0066】
前述した構成によれば、引き抜き爪部71は、引き抜き爪用シリンダ75の伸縮ロッド78が伸長するとボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿って移動して該表面6aに近づく。引き抜き爪部71は、引き抜き爪用シリンダ75の伸縮ロッド78が縮小するとボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿って移動して該表面6aから離れる。
【0067】
電線チャック部72は、第1チャック部93と、第2チャック部94とを備えている。第1チャック部93と、第2チャック部94とは、互いに構成が略同一であるので、以下第1チャック部93を代表して説明する。なお、第2チャック部94には、第1チャック部93と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0068】
第1チャック部93は、一対の電線チャック79と、チャック用シリンダ80と、二つの突没用シリンダ81と、を備えている。一対の電線チャック79は、布線ボード5のボード本体6の表面6aに沿って互いに並べられている。一対の電線チャック79は、布線ボード5寄りの端部に互いに近づく方向に突出した鉤部83を設けている。一対の電線チャック79は、互いに鉤部83が接離するように、板状のチャック保持板82に回転自在に支持されている。
【0069】
チャック保持板82は、リニア軸受88によって、アーム本体70に前記ボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿って移動自在に支持されている。リニア軸受88は、レール89と、スライダ90とを備えている、レール89は、長手方向が前記表面6aに対し垂直な方向に沿った状態で、アーム本体70に取り付けられている。スライダ90は、レール89の長手方向に沿って移動自在に該レール89に支持されている。スライダ90は、チャック保持板82に固定されている。
【0070】
前記一対の電線チャック79は、鉤部83が互いに接触すると、内側に電線3を通すことのできる電線通し孔84を形成する。一対の電線チャック79の鉤部83が互いに離されると、前記電線通し孔84は、表面6aに対し垂直な方向に沿って、外部と連通する。勿論、電線通し孔84は、一対の電線チャック79の鉤部83が互いに接触した状態では、表面6aに沿って外部と連通している。
【0071】
チャック用シリンダ80は、シリンダ本体85と、該シリンダ本体85から伸縮自在に設けられた伸縮ロッド86と、を備えている。シリンダ本体85は、図16に示すように、チャック保持板82に固定されている。伸縮ロッド86は、リンク87を介して、一対の電線チャック79それぞれと連結している。
【0072】
チャック用シリンダ80の伸縮ロッド86が伸長すると、図16中に実線で示すように、電線チャック79の鉤部83が互いに接触する。チャック用シリンダ80の伸縮ロッド86が縮小すると、図16中に二点鎖線で示すように、電線チャック79の鉤部83が互いに離れる。
【0073】
二つの突没用シリンダ81は、布線ボード5のボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿って互いに直列に連結されている。突没用シリンダ81は、シリンダ本体91と、該シリンダ本体91から伸縮自在に設けられた伸縮ロッド92と、を備えている。シリンダ本体91と伸縮ロッド92とのうち一方は、アーム本体70に取り付けられ、他方はチャック保持板82に取り付けられている。
【0074】
突没用シリンダ81の伸縮ロッド92が伸長すると、一対の電線チャック79は、前記表面6aに対し垂直な方向に沿って移動して布線ボード5に近づく。突没用シリンダ81の伸縮ロッド92が縮小すると、一対の電線チャック79は、前記表面6aに対し垂直な方向に沿って移動して布線ボード5から離れる。
【0075】
前述した第1チャック部93と第2チャック部94とは、図15に示すように、互いに重なる格好で、アーム本体70の一方の表面と他方の表面とのそれぞれに取り付けられている。第1チャック部93と第2チャック部94とは、突没用シリンダ81が縮小した状態で、電線チャック79が互いに間隔をあけて重なっている。
【0076】
電線押さえ部73は、押さえシリンダ95と、押さえ部材96と、電線矯正部材97と、を備えている。押さえシリンダ95は、シリンダ本体98と、該シリンダ本体98から伸縮自在に設けられた伸縮ロッド99と、を備えている。シリンダ本体98は、アーム本体70に取り付けられている。押さえシリンダ95は、伸縮ロッド99がボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿った状態で配されている。
【0077】
押さえ部材96は、四角状に形成されている。押さえ部材96は、第1チャック部93と第2チャック部94との間に配されている。押さえ部材96は、長手方向が、一対の電線チャック79が並べられた方向に沿った状態で配されている。
【0078】
電線矯正部材97は、引き抜き爪74と第1チャック部93との間に設けられている。電線矯正部材97は、一対の電線チャック79が並べられた方向に沿って平坦な板状に形成されている。電線矯正部材97には、切欠100が形成されている。
【0079】
切欠100は、電線矯正部材97の一対の電線チャック79が並べられた方向の中央部に設けられている。切欠100は、電線矯正部材97の布線ボード5寄りの縁部から、布線ボード5から離れる方向に電線矯正部材97を構成する母材が切りかかれて形成されている。
【0080】
前述した構成の押さえ部材96と電線矯正部材97とは、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99に取り付けられている。このため、押さえ部材96と電線矯正部材97とは、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99が伸長すると、一体となって、布線ボード5のボード本体6に近づく。押さえ部材96と電線矯正部材97とは、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99が縮小すると、一体となって、布線ボード5のボード本体6から離れる。
【0081】
また、前述した挟持アーム38は、電線矯正部材97と第1チャック部93の電線チャック79との間の間隔T(図15に示す)は、前述した結き具7の厚みT1(図6及び図7に示す)より大きい。押さえ部材96は、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99が伸長すると、第1チャック部93の電線チャック79との間に殆ど隙間が生じない。
【0082】
配索装置1は、図2に示すように、前述した構成のボード保持ユニット11と電線供給ユニット12と電線挟持ユニット13とが順に並べられて、構成される。こうして、配索装置1は、ボード保持ユニット11が保持する布線ボード5のボード本体6の表面6aに対し垂直な方向に沿って、ボード保持ユニット11と電線挟持ユニット13との間に電線供給ユニット12を配している。
【0083】
なお、ボード保持ユニット11に保持された布線ボード5のボード本体6の結き具7が設けられた表面6aと、電線供給ユニット12の竿31の挟持部材33と、が相対した状態で、ボード保持ユニット11と電線供給ユニット12とは配される。
【0084】
ボード保持ユニット11に保持された布線ボード5のボード本体6の結き具7が設けられた表面6aに対し垂直な方向に沿って、モータ55の駆動力によって挟持アーム38がボード保持ユニット11に保持された布線ボード5に接離できるように、電線挟持ユニット13は配される。
【0085】
前述した構成の配索装置1が、前述したサブハーネス2を布線ボード5に配索する際には、まず、電線供給ユニット12の電線供給部15の竿31に前記サブハーネス2が保持されている。このとき、勿論、竿31の挟持部材33間に電線3が一本又は複数挟まれている。
【0086】
あらかじめ定められるパターンにしたがって、電線挟持ユニット13の前述した各モータ40,47,55,61が駆動して、最初に布線ボード5に取り付けるコネクタ4と該コネクタ4が取り付けられた挟持部材33との間に、挟持アーム38の引き抜き爪74を相対させる。なお、このとき、引き抜き爪用シリンダ75の伸縮ロッド78は伸長して、アーム本体70から引き抜き爪74が布線ボード5に向かって突出している。
【0087】
また、第1チャック部93と第2チャック部94それぞれのチャック用シリンダ80の伸縮ロッド86が伸長して、電線チャック79の鉤部83が互いに接触している。さらに、二つの突没用シリンダ81双方の伸縮ロッド92が縮小している。
【0088】
この状態で、前記各モータ40,47,55,61を適宜駆動して、図17に示すように、引き抜き爪74を、コネクタ4と挟持部材33との間に挿入する。そして、前記各モータ40,47,55,61を適宜駆動して、図18に示すように、前記コネクタ4と挟持部材33との間に位置する電線3を第1チャック部93の電線チャック79が挟めるまで、挟持アーム38を上昇させる。
【0089】
引き抜き爪用シリンダ75の伸縮ロッド78を縮小しながら、挟持アーム38をボード保持ユニット11に保持された布線ボード5に近づける。第1チャック部93の二つの突没用シリンダ81のうち一方の伸縮ロッド92を伸長させるとともに、第1チャック部93のチャック用シリンダ80の伸縮ロッド86を縮小させる。
【0090】
その後、再度第1チャック部93のチャック用シリンダ80の伸縮ロッド86を伸長させて、第1チャック部93の電線チャック79の電線通し孔84内に電線3を通す。
【0091】
こうして、第1チャック部93の電線チャック79で電線3をチャック(挟持)する。そして、図19に示すように、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99を伸長させて、電線チャック79にチャックされた電線3を押さえ部材96で挟持アーム38即ち電線チャック部72の先端に向かって押す。
【0092】
すると、電線チャック部72の第1チャック部93の電線チャック79と、押さえ部材96とが重なり、図21に示すように、電線3を電線通し孔84の内面と押さえ部材96とに挟んで、挟持アーム38は電線3を握る。こうして、電線チャック部72と押さえ部材96とが重なって、挟持アーム38は電線3を握る。挟持アーム38は、電線3を結き具7の掴み部材9間に圧入するために十分な強さで保持する。
【0093】
その後、前記各モータ40,47,55,61を適宜駆動して、図20に示すように、挟持アーム38を更にボード保持ユニット11に保持された布線ボード5に向かって近づけ、電線3を竿31の挟持部材33間から取り外す。そして、前記各モータ40,47,55,61を適宜駆動して、図22に示すように、前記電線3を結く結き具7に、電線矯正部材97と第1チャック部93の電線チャック79との間を、相対させる。
【0094】
前記第1チャック部93の二つの突没用シリンダ81のうち他方の伸縮ロッド92を伸長させるとともに、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99をさらに伸長させて、図23に示すように、第1チャック部93でチャックした電線3を結き具7の掴み部材9間に圧入する。
【0095】
このとき、電線矯正部材97と第1チャック部93の電線チャック79との間に、結き具7が位置する。このため、電線3は、結き具7を挟んで、一方が第1チャック部93の一対の電線チャック79と押さえ部材96とで保持されているとともに、他方が電線矯正部材97で保持される。
【0096】
又、電線矯正部材97の先端に切欠100が設けられているので、電線3が電線矯正部材97の先端から外れない。このように、電線矯正部材97は、電線3の位置ずれを防止する。このため、電線3を、結き具7の一対の掴み部材9間に確実に圧入できる。
【0097】
電線3を結き具7の一対の掴み部材9間に圧入した後、図24に示すように、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99を縮小する。図25に示すように、各モータ40,47,55,61を駆動して、前記電線3を次に結く結き具7に向かって、挟持アーム38を布線ボード5のボード本体6の表面6aに沿って移動させる。
【0098】
このとき、挟持アーム38を前述した配索パターンにしたがって移動させる。このため、前記第1チャック部93の一対の電線チャック79で形成される電線通し孔84に電線3を通した状態となっているので、挟持アーム38は、配索パターンにしたがって、電線3にくせをつけることとなる。
【0099】
次に、図25に示すように電線3を結く結き具7の近傍に挟持アーム38が位置すると、第1チャック部93の二つの突没用シリンダ81のうち他方の突没用シリンダ81の伸縮ロッド92を縮小させる。
【0100】
その後、先ほどと同様に、前記各モータ40,47,55,61を適宜駆動して、前記電線3を結く結き具7に、電線矯正部材97と第1チャック部93の電線チャック79との間を、相対させる。押さえシリンダ95の伸縮ロッド99を伸長させて、図26に示すように、第1チャック部93の一対の電線チャック79で形成される電線通し孔84の内面と押さえ部材96とで、電線3を再度挟む。
【0101】
前記第1チャック部93の二つの突没用シリンダ81のうち他方の伸縮ロッド92を伸長させるとともに、押さえシリンダ95の伸縮ロッド99をさらに伸長させて、図27に示すように、第1チャック部93でチャックした電線3を結き具7の掴み部材9間に圧入する。以上の工程を繰り返して、所望の結き具7の電線3を結く。
【0102】
一つの束の電線3の布線ボード5への取り付けが終了すると、前記挟持アーム38は、再度電線供給ユニット12の竿31から他の電線3の束を取り出し、所望の結き具7に結く。なお、このとき、電線挟持ユニット13の挟持アーム38と、電線供給ユニット12の電線保持部27即ち挟持部材33との双方を移動させて、挟持アーム38と竿31とを互いに近づけるのが望ましい。さらに、竿31から電線3を取り出した後には、前記電線供給ユニット12の電線保持部27を、挟持アーム38から離す方向に移動させるのが望ましい。
【0103】
また、前記配索装置1は、前記電線挟持ユニット13を一対備えているため、、双方の電線挟持ユニット13の挟持アーム38が互いに独立して、電線3を竿31から取り出して布線ボード5に配索する。また、必要に応じて、双方の電線挟持ユニット13の挟持アーム38が共同して、一つの電線3の束を結き具7に取り付けて、該電線3の束を布線ボード5に配索しても良い。
【0104】
本実施形態の配索装置1によれば、電線供給ユニット12が複数束ねられた電線3を保持する。電線挟持ユニット13が前記複数の電線3を電線供給ユニット12の電線供給部15の竿31から取り外す。電線挟持ユニット13が電線供給部15から取り外した複数の電線3を布線ボード5の結き具7に取り付ける。このため、一度に複数本の電線3を布線ボード5に取り付けることができる。したがって、電線3を布線ボード5に配索するためにかかる所要時間を短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下を抑制できる。
【0105】
布線ボード5は、ボード本体6の表面6aが鉛直方向に沿う状態で、ボード保持ユニット11に保持される。このため、配索装置1の設置にかかる所要スペースを抑制できる。また、ボード保持ユニット11と電線挟持ユニット13との間に電線供給ユニット12が配されている。このため、布線ボード5に確実に電線3を取り付けることができる。
【0106】
電線挟持ユニット13は、電線供給ユニット12の竿31の挟持部材33間から複数の電線3を抜いて、結き具7の掴み部材9間に前記複数の電線3を圧入する挟持アーム38を備えている。挟持アーム38は、ボード本体6の表面6aに沿う2方向と、前記表面6aに対し垂直な方向と、該表面6aに対し垂直な方向回りの方向と、に移動自在に設けられている。
【0107】
このため、電線挟持ユニット13は、前記複数の電線3を電線供給部15から取り外し、取り外した複数の電線3を布線ボード5に確実に取り付けることができる。したがって、一度に複数本の電線3を布線ボード5に確実に取り付けることができ、電線3を布線ボード5に配索するためにかかる所要時間を確実に短縮できる。したがって、ワイヤハーネスの生産効率の低下を確実に抑制できる。
【0108】
引き抜き爪74を竿31の挟持部材33とコネクタ4との間に侵入させて、該引き抜き爪74を上方に移動させて、電線チャック部72が複数の電線3をチャックする。このため、電線チャック部72の電線チャック79は、確実に電線3を挟持できる。
【0109】
また、押さえ部材96は、一対の電線チャック79が挟持した電線3を挟持アーム38の先端に向かって押し、かつ一対の電線チャック79と重なる。このため、電線チャック部72の電線チャック79にチャック(挟持)された電線3は、電線チャック部72に対する位置ずれが防止される。したがって、電線チャック部72が、複数の電線3を確実に掴むことができる。
【0110】
したがって、一度に複数本の電線3を布線ボード5により確実に取り付けることができ、電線3を布線ボード5に配索するためにかかる所要時間をより確実に短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下をより確実に抑制できる。
【0111】
前記電線3を前記結き具7の掴み部材9間に圧入する際に、第1チャック部93の電線チャック79と電線矯正部材97との間に前記結き具7が位置する。また、電線矯正部材97は、電線3の位置ずれを防止する。このため、挟持アーム38は、結き具7の掴み部材9間に電線3を確実に圧入できる。
【0112】
したがって、一度に複数本の電線3を布線ボード5により確実に取り付けることができ、電線3を布線ボード5に配索するためにかかる所要時間をより確実に短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下をより確実に抑制できる。
【0113】
電線供給ユニット12の電線供給部15がボード本体6の表面6aに沿う2方向に沿って移動自在である。このため、電線挟持ユニット13の挟持アーム38が電線3を電線供給ユニット12から取り外した後、電線供給部15を挟持アーム38から離すことができる。したがって、挟持アーム38が結き具7に電線3を取り付ける作業を前記竿31などが妨げることを防止できる。
【0114】
また、挟持アーム38が電線供給ユニット12に保持された電線3を掴もうとする際に、竿31などを挟持アーム38に向かって移動させることができる。このため、挟持アーム38が電線供給ユニット12から電線3を取り外す際にかかる所要時間を抑制できる。したがって、電線3を布線ボード5に配索するためにかかる所要時間をより一層確実に短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下をより一層確実に抑制できる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、電線供給ユニットが複数の電線を保持する。電線挟持ユニットが前記複数の電線を電線供給ユニットから取り外す。電線挟持ユニットが電線供給ユニットから取り外した複数の電線を布線ボードの結き具に取り付ける。このため、一度に複数本の電線を布線ボードに取り付けることができる。したがって、電線を布線ボードに配索するためにかかる所要時間を短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下を抑制できる。
【0116】
請求項2に記載の本発明は、表面が鉛直方向に沿う状態で布線ボードをボード保持ユニットに保持させる。このため、電線を布線ボードに配索するためにかかる所要時間を短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下を抑制できることにくわえ、設置にかかる所要スペースを抑制できる。また、ボード保持ユニットと電線挟持ユニットとの間に電線供給ユニットが配されている。このため、布線ボードに確実に電線を取り付けることができる。
【0117】
請求項3に記載の本発明は、電線挟持ユニットが、電線供給ユニットの挟持部材間から複数の電線を抜いて、結き具の掴み部材間に前記複数の電線を圧入する挟持アームを備えている。挟持アームが、ボード本体の表面に沿う2方向と、前記表面に対し垂直な方向と、該垂直な方向回りと、に移動自在に設けられている。
【0118】
このため、電線挟持ユニットは、前記複数の電線を電線供給ユニットから取り外し、取り外した複数の電線を布線ボードに確実に取り付けることができる。したがって、一度に複数本の電線を布線ボードに確実に取り付けることができ、電線を布線ボードに配索するためにかかる所要時間を確実に短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下を確実に抑制できる。
【0119】
請求項4に記載の本発明は、引き抜き爪が電線供給ユニットの挟持部材とコネクタとの間に侵入可能である。電線チャック部が複数の電線を挟持可能である。このため、引き抜き爪を挟持部材とコネクタとの間に侵入させて、例えば、引き抜き爪を上方に移動させることによって、電線チャック部が複数の電線を確実に挟持できる。
【0120】
また、押さえ部材は、電線チャック部が挟持した電線を電線チャック部の先端に向かって押し、かつ電線チャック部と重なる。このため、電線チャック部に挟持された電線は、電線チャック部に対し位置ずれすることが防止される。したがって、電線チャック部が、複数の電線を確実に掴むことができる。
【0121】
このため、電線チャック部が挟持した電線を一対の掴み部材間に確実に圧入できる。したがって、一度に複数本の電線を布線ボードにより確実に取り付けることができ、電線を布線ボードに配索するためにかかる所要時間をより確実に短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下をより確実に抑制できる。
【0122】
請求項5に記載の本発明は、電線を掴み部材間に圧入する際に、電線チャック部と電線矯正部材との間に前記結き具が位置する。また、電線矯正部材は、電線の位置ずれを防止する。このため、結き具の掴み部材間に電線を圧入する際に、該電線が位置ずれすることがないので、該電線を前記結き具の掴み部材間に確実に圧入できる。したがって、一度に複数本の電線を布線ボードにより確実に取り付けることができ、電線を布線ボードに配索するためにかかる所要時間をより確実に短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下をより確実に抑制できる。
【0123】
請求項6に記載の本発明は、電線供給ユニットの挟持部材がボード本体の表面に沿う2方向に沿って移動自在である。このため、電線挟持ユニットの挟持アームが電線を電線供給ユニットから取り外した後、挟持部材を挟持アームから離すことができる。したがって、挟持アームが結き具に電線を取り付ける作業を前記挟持部材が妨げることを防止できる。
【0124】
また、挟持アームが電線供給ユニットに保持された電線を掴みに移動する場合に、挟持部材を挟持アームに向かって移動させることができる。このため、挟持アームが電線供給ユニットから電線を取り外す際にかかる所要時間を抑制できる。したがって、電線を布線ボードに配索するためにかかる所要時間をより一層確実に短縮でき、ワイヤハーネスの生産効率の低下をより一層確実に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる配索装置の構成を示す正面図である。
【図2】同実施形態の配索装置の構成を示す側面図である。
【図3】同実施形態の配索装置のボード保持ユニットを示す正面図である。
【図4】図3に示されたボード保持ユニットの側面図である。
【図5】図3に示されたボード保持ユニットの結き具を示す正面図である。
【図6】図5に示された結き具の平面図である。
【図7】図5に示された結き具の側面図である。
【図8】図5に示された結き具の掴み部材が互いに離れた状態を示す正面図である。
【図9】図1に示された配索装置の電線供給ユニットを示す背面図である。
【図10】図9に示された電線供給ユニットの側面図である。
【図11】(A)は、図9に示された電線供給ユニットの竿の正面図である。(B)は、図11(A)に示された竿の上面図である。
【図12】図1に示された配索装置の電線挟持ユニットを示す正面図である。
【図13】図12に示された電線挟持ユニットの側面図である。
【図14】図13に示された電線挟持ユニットの挟持アームの側面図である。
【図15】図14に示された挟持アームの平面図である。
【図16】図14に示された挟持アームの電線チャックの鉤部が互いに離れた状態を示す平面図である。
【図17】図14に示された挟持アームの引き抜き爪が竿とコネクタとの間に挿入された状態を示す説明図である。
【図18】図14に示された挟持アームが竿とコネクタとを離した状態を示す説明図である。
【図19】図14に示された挟持アームの電線チャック部が電線をチャックした状態を示す説明図である。
【図20】図14に示された挟持アームが電線を竿から取り外した状態を示す説明図である。
【図21】図19に示した挟持アームの電線チャック部と押さえ部材とが電線を挟んだ状態を示す説明図である。
【図22】図14に示された挟持アームが結き具と相対した状態を示す説明図である。
【図23】図14に示された挟持アームが結き具の掴み部材間に電線を圧入した状態を示す説明図である。
【図24】図14に示された挟持アームが結き具の掴み部材間に電線を圧入した後押さえ部材が布線ボードから離れた状態を示す説明図である。
【図25】図14に示された挟持アームが次に電線を結く結き具に向かって移動した状態を示す説明図である。
【図26】図14に示された挟持アームが次に電線を結く結き具の掴み部材と相対した状態を示す説明図である。
【図27】図14に示された挟持アームが次に電線を結く結き具の掴み部材間に電線を圧入した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 配索装置
3 電線
4 コネクタ
5 布線ボード
6 ボード本体
6a 表面
7 結き具
7b 電線通し孔
9 掴み部材
11 ボード保持ユニット
12 電線供給ユニット
13 電線挟持ユニット
33 挟持部材
38 挟持アーム
72 電線チャック部
74 引き抜き爪
96 押さえ部材
97 電線矯正部材
Claims (6)
- 板状のボード本体と該ボード本体に取り付けられかつ電線を結くことのできる結き具とを備えた布線ボードに電線を配索する配索装置において、
少なくとも一端にコネクタが取り付けられた電線を複数束ねて保持する電線供給ユニットと、
前記布線ボードを保持するボード保持ユニットと、
前記電線供給ユニットに保持された複数の電線を、前記電線供給ユニットから取り外すとともに、該複数の電線を前記結き具に取り付ける電線挟持ユニットと、
を備えたことを特徴とする配索装置。 - 前記ボード保持ユニットは、前記ボード本体の表面が鉛直方向に沿った状態で前記布線ボードを保持するとともに、
前記ボード本体の表面に対し垂直な方向に沿って、前記ボード保持ユニットと前記電線挟持ユニットとの間に前記電線供給ユニットが配されていることを特徴とする請求項1記載の配索装置。 - 前記結き具は、互いに近づく方向に付勢されかつ互いに接触すると内側に前記複数の電線を通すことを可能とする電線通し孔を形成するとともに、互いに接触すると前記複数の電線が互いの間から抜け出ることを防止し、互いに離されると前記電線通し孔に前記複数の電線が侵入することを許容する一対の掴み部材を備えているとともに、
前記電線供給ユニットは、互いの間に前記複数の電線を挟む挟持部材を複数備えているとともに、
前記電線挟持ユニットは、前記ボード本体の表面に沿いかつ互いに交差する2方向と、前記ボード本体の表面に対し垂直な方向とのそれぞれに沿って移動自在で、かつ前記ボード本体の表面に対し垂直な方向回りに回転自在に設けられた挟持アームを備えており、
前記挟持アームは、前記挟持部材間から前記複数の電線を抜いて、前記一対の掴み部材間に圧入することを特徴とする請求項1または請求項2記載の配索装置。 - 前記挟持アームは、
前記電線供給ユニットの挟持部材と前記複数の電線の一端に取り付けられたコネクタとの間に侵入可能な引き抜き爪と、
前記複数の電線を挟持可能な電線チャック部と、
前記電線チャック部が前記複数の電線を挟持すると前記複数の電線を電線チャック部の先端に向かって押すとともに前記電線チャック部と重なる押さえ部材と、を備えたことを特徴とする請求項3記載の配索装置。 - 前記挟持アームは、前記複数の電線を前記掴み部材間に圧入する際に、前記電線チャック部との間に前記結き具を位置にさせかつ前記複数の電線の位置ずれを防止する電線矯正部材を備えていることを特徴とする請求項4記載の配索装置。
- 前記電線供給ユニットの挟持部材は、前記ボード本体の表面に沿いかつ互いに交差する2方向に沿って移動自在であることを特徴とする請求項3ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の配索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095532A JP4057792B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 配索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095532A JP4057792B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 配索装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002298670A JP2002298670A (ja) | 2002-10-11 |
JP4057792B2 true JP4057792B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=18949564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001095532A Expired - Fee Related JP4057792B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 配索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4057792B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5050501B2 (ja) * | 2006-11-27 | 2012-10-17 | 住友電装株式会社 | ワイヤーハーネス組立用補助装置及びワイヤーハーネスの製造方法 |
JP5510496B2 (ja) * | 2012-06-11 | 2014-06-04 | 住友電装株式会社 | ワイヤーハーネス組立用補助装置及びワイヤーハーネスの製造方法 |
JP6024628B2 (ja) * | 2013-09-04 | 2016-11-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ付電線配列用具 |
JP6024627B2 (ja) * | 2013-09-04 | 2016-11-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ付電線配列用具 |
JP6292712B2 (ja) * | 2014-05-09 | 2018-03-14 | 矢崎総業株式会社 | ハーネス配索装置及びハーネス配索方法 |
JP6292713B2 (ja) * | 2014-05-16 | 2018-03-14 | 矢崎総業株式会社 | ハーネス配索装置及びハーネス配索方法 |
JP6325888B2 (ja) * | 2014-05-16 | 2018-05-16 | 矢崎総業株式会社 | ハーネス配索装置及びハーネス配索方法 |
JP6300318B2 (ja) * | 2014-05-16 | 2018-03-28 | 矢崎総業株式会社 | ハーネス配索方法及びハーネス配索装置 |
JP6250606B2 (ja) * | 2015-01-22 | 2017-12-20 | 矢崎総業株式会社 | 配索装置 |
JP6558936B2 (ja) * | 2015-04-24 | 2019-08-14 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス製造装置及びワイヤハーネス製造方法 |
JP2018097953A (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線保持治具、ワイヤーハーネス組立用装置およびワイヤーハーネスの製造方法 |
JP2018097958A (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネスの製造方法 |
JP2018097959A (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線保持治具、ワイヤーハーネス組立用装置およびワイヤーハーネスの製造方法 |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001095532A patent/JP4057792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002298670A (ja) | 2002-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4057792B2 (ja) | 配索装置 | |
KR101647573B1 (ko) | 전선 이재 장치 | |
JP5050501B2 (ja) | ワイヤーハーネス組立用補助装置及びワイヤーハーネスの製造方法 | |
JP2007123190A (ja) | ワイヤハーネスの製造装置及び製造方法 | |
JP3358154B2 (ja) | ワイヤハーネス、その製造方法および装置 | |
WO2018012337A1 (ja) | ワイヤーハーネス製造用装置及びワイヤーハーネスの製造方法 | |
JP3613075B2 (ja) | ワイヤハーネス製造装置および製造方法 | |
JP5402255B2 (ja) | ワイヤーハーネスの製造方法 | |
JP3077546B2 (ja) | 電線束組立体の取り入れ装置 | |
JP2897670B2 (ja) | 電線端末保持具 | |
JPH0765652A (ja) | ワイヤーハーネスの製造方法およびその方法を実現するためのワイヤーハーネス製造装置 | |
JP2018060643A (ja) | ワイヤーハーネスの製造方法及びワイヤーハーネス製造用装置 | |
JP5510496B2 (ja) | ワイヤーハーネス組立用補助装置及びワイヤーハーネスの製造方法 | |
EP0855768B1 (en) | Manufacture of wire harness for automobile use | |
JP3077545B2 (ja) | 電線束組立体のテーピング装置およびそれを用いたテーピング方法 | |
JP2017204402A (ja) | ワイヤハーネスの製造ライン | |
JP2830894B2 (ja) | ハーネスサブアッシーの製造方法 | |
CN218135580U (zh) | 焊接夹具 | |
JP3719140B2 (ja) | ワイヤーハーネスの製造方法並びにサブアッセンブリ受け渡し具及び布線板 | |
JP4922765B2 (ja) | 特に車輌の部品内で少なくとも一つのケーブルを配線する装置および配線目的のための装置を備えたサンバイザー、並びにケーブルを配線する方法 | |
JPH07245168A (ja) | 電線連結方法および電線連結装置 | |
JP3428211B2 (ja) | ワイヤーハーネスの製造方法 | |
JP4019452B2 (ja) | 圧接ジョイントコネクタの取付方法 | |
JP3092438B2 (ja) | ワイヤーハーネスの製造方法 | |
JPH05115157A (ja) | ステータコイルのリードワイヤを端子の受溝に挿入するための方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4057792 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |