JP2018097953A - 電線保持治具、ワイヤーハーネス組立用装置およびワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】同じ組立用装置を用いてコネクタの数が異なるワイヤーハーネスを組み立てる際に、コネクタの配置ミスを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】電線保持治具30は、治具本体部31と、閉鎖部46と、を備える。治具本体部31は、コネクタ14から延出する配線部材13が配設される保持孔35が形成された保持本体部33を複数含む。閉鎖部46は、複数の前記保持孔35のうち一部の保持孔35を前記配線部材13が配設困難となるように閉鎖可能に設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】電線保持治具30は、治具本体部31と、閉鎖部46と、を備える。治具本体部31は、コネクタ14から延出する配線部材13が配設される保持孔35が形成された保持本体部33を複数含む。閉鎖部46は、複数の前記保持孔35のうち一部の保持孔35を前記配線部材13が配設困難となるように閉鎖可能に設けられている。
【選択図】図3
Description
この発明は、ワイヤーハーネスを組み立てる技術に関する。
特許文献1は、数本の電線を所要形態に配索するハーネス布線装置と、該ハーネス布線装置の複数本の電線をテープ巻きで束ねるテープ巻きユニットを所望の方向に移動自在としたテープ巻き装置とで構成されるワイヤーハーネスの製造装置を開示している。ハーネス布線装置としては、複数の縦レールに沿って前記複数本の電線を配索するハーネス整形装置が開示されている。サブワイヤーハーネスのコネクタは、縦レールに沿って摺動する受け治具にセットされ、サブワイヤーハーネスの電線部分は下部フレームまでの間で垂れ下がる。この後、ワイヤーハーネスの整形が行われ、幹線部や分岐線部が結束される。
ここで、ワイヤーハーネスを組み立てるに当たり、同じ組立用装置でコネクタの数が異なるワイヤーハーネスを組み立てる場合も考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、すべての受け治具がコネクタをセット可能であるため、コネクタの数が比較的少ないワイヤーハーネスを組み立てる場合に、コネクタの配置ミスが生じる恐れがある。
そこで、本発明は、同じ組立用装置を用いてコネクタの数が異なるワイヤーハーネスを組み立てる際に、コネクタの配置ミスを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る電線保持治具は、コネクタから延出する配線部材が配設される保持孔が形成された保持本体部を複数含む治具本体部と、複数の前記保持孔のうち一部の保持孔を前記配線部材の配設が困難となるように閉鎖可能に設けられた閉鎖部と、を備える。
第2の態様に係る電線保持治具は、第1の態様に係る電線保持治具であって、前記閉鎖部は前記保持孔内に収まっている。
第3の態様に係る電線保持治具は、第1又は第2の態様に係る電線保持治具であって、前記閉鎖部は前記保持孔の外方に位置する。
第4の態様に係る電線保持治具は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る電線保持治具であって、前記閉鎖部には、一の電線を挿入可能なスリットが形成されている。
第5の態様に係る電線保持治具は、第4の態様に係る電線保持治具であって、前記閉鎖部が前記保持孔内に埋設される部材であり、前記スリットの開口が前記保持孔の内周面がある位置を向く。
第6の態様に係る電線保持治具は、第1から第5のいずれか1つの態様に係る電線保持治具であって、前記閉鎖部と前記保持本体部とが異なる色に形成されている。
第7の態様に係るワイヤーハーネス組立用装置は、第1から第6のいずれか1つの態様に係る電線保持治具と、前記電線保持治具を支持する支持部材と、を備える。
第8の態様に係るワイヤーハーネス組立用装置は、第7の態様に係るワイヤーハーネス組立用装置であって、前記支持部材が長尺棒状に形成され、前記電線保持治具は前記支持部材の長尺方向に摺動可能に前記支持部材に支持されている。
第9の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法は、(a)治具本体部に設けられた複数の保持孔のうち一部の保持孔を閉鎖部によって閉鎖する工程と、(b)前記閉鎖部が設けられていない前記保持孔に、コネクタから延出し前記保持孔の横断面積よりも小さい横断面積を有する配線部材を配設する工程と、(c)前記保持孔に前記配線部材が配設された状態で、前記配線部材を前記保持孔の軸心方向に引き出す工程と、を備える。
第1から第6の態様によると、使用しない保持孔が閉鎖部によって閉鎖されることによって、コネクタから延出する配線部材を保持孔に選択的にセットする際にセットミスが生じることを抑制することができる。このため、同じ組立用装置を用いてコネクタの数が異なるワイヤーハーネスを組み立てる際に、コネクタの配置ミスを抑制可能となる。
特に、第2の態様によると、閉鎖部によって確実に保持孔を塞ぐことができる。
特に、第3の態様によると、閉鎖部を容易に設けることができる。
特に、第4の態様によると、閉鎖部をコネクタに挿入前の電線端部を保持しておく端部保持部として用いることができるため、別途端部保持部を用意する必要がなくなる。
特に、第5の態様によると、スリットが設けられている閉鎖部を端部保持部として使用しない際に、電線のセットミスが生じることを抑制することができる。
特に、第6の態様によると、閉鎖部を視認しやすくなる。
第7又は第8の態様によると、使用しない保持孔が閉鎖部によって閉鎖されることによって、コネクタから延びる配線部材を保持孔にセットする際にセットミスが生じることを抑制することができる。このため、同じ組立用装置を用いてコネクタの数が異なるワイヤーハーネスを組み立てる際に、コネクタの配置ミスを抑制可能となる。
特に、第8の態様によると、電線保持治具を摺動させることによって、ワイヤーハーネスに分岐を形成する分岐形成作業などが容易となる。
第9の態様によると、使用しない保持孔が閉鎖部によって閉鎖されることによって、コネクタから延出する配線部材を保持孔に選択的にセットする際にセットミスが生じることを抑制することができる。このため、同じ組立用装置を用いてコネクタの数が異なるワイヤーハーネスを組み立てる際に、コネクタの配置ミスを抑制可能となる。
{実施形態}
以下、実施形態に係る電線保持治具およびこれを備えるワイヤーハーネス組立用装置について説明する。
以下、実施形態に係る電線保持治具およびこれを備えるワイヤーハーネス組立用装置について説明する。
<ワイヤーハーネスについて>
まず、製造対象となるワイヤーハーネス10について説明する。図1はワイヤーハーネス10の一例を平面に展開した図である。なお、図1において、同じ経路を通る電線12は、1本の線で描かれている。このため、図1において、1本の線で描かれた電線12は、実際には、複数の電線12の束であることがあり得る。
まず、製造対象となるワイヤーハーネス10について説明する。図1はワイヤーハーネス10の一例を平面に展開した図である。なお、図1において、同じ経路を通る電線12は、1本の線で描かれている。このため、図1において、1本の線で描かれた電線12は、実際には、複数の電線12の束であることがあり得る。
製造対象となるワイヤーハーネス10は、複数(ここでは4つ)のコネクタ14が複数の電線12を介して接続されている。より詳細には、ワイヤーハーネス10は、複数の電線12が分岐しつつ結束された構成とされている。そして、ワイヤーハーネス10の各分岐先では、複数の電線12の端部がコネクタ14に挿入接続されている。本ワイヤーハーネス10が車両に組込まれた状態で、各コネクタ14が車両に搭載された各種電気部品に接続される。これにより、ワイヤーハーネス10は、車両に搭載された各種電気部品を電気的に接続する役割を果す。ワイヤーハーネス10に含まれる電線12は、車両における敷設経路に応じた形態で分岐されつつ結束される。
上述したように、電線12の端部には、コネクタ14が接続される。電線12は、例えば、その端部に圧着又は溶接などによって接続された端子を介してコネクタ14に接続される。
コネクタ14の本体部は、例えば、絶縁性の樹脂材料で一体成型されている。コネクタ14の本体部には、電線12の端部の端子を挿入保持可能な複数のキャビティが形成されている。電線12の端子がキャビティに挿入保持されることで、各コネクタ14から電線12が延出した状態となる。以下では、コネクタ14から延出する電線12を含む線状部材を配線部材13と称する。
<ワイヤーハーネス組立用装置について>
ワイヤーハーネス組立用装置20について説明する。図2は、ワイヤーハーネス組立用装置20を示す概略図である。図3は、電線保持治具30を示す概略平面図である。図4は、電線保持治具30を示す概略背面図である。図5は、図4のV−V線に沿って切断した断面図である。図6は、保持本体部33を開く様子を示す説明図である。図7は、線材保持部材32及び閉鎖部46を示す分解斜視図である。図8は、閉鎖部46の変形例を示す斜視図である。
ワイヤーハーネス組立用装置20について説明する。図2は、ワイヤーハーネス組立用装置20を示す概略図である。図3は、電線保持治具30を示す概略平面図である。図4は、電線保持治具30を示す概略背面図である。図5は、図4のV−V線に沿って切断した断面図である。図6は、保持本体部33を開く様子を示す説明図である。図7は、線材保持部材32及び閉鎖部46を示す分解斜視図である。図8は、閉鎖部46の変形例を示す斜視図である。
ワイヤーハーネス組立用装置20は、コネクタ14から延出する配線部材13に対して結束加工等の加工を施すのに用いられる。結束加工とは、コネクタ14から延出する配線部材13をコネクタ14から離れた位置で結束する加工である。ワイヤーハーネス組立用装置20は、電線保持治具30と、電線保持治具30を支持する支持部材50とを備える。ここでは、ワイヤーハーネス組立用装置20は、電線引出機構としての第1ロボット70と、結束機構としての第2ロボット80と、状態情報取得部としての撮像部90と、加工制御部100とをさらに備える。
電線保持治具30は、複数の保持孔35が形成された治具本体部31と、複数の保持孔35のうちの一部を閉鎖する閉鎖部46とを備える。
治具本体部31は、複数(ここでは6つ)の保持本体部33を備える。各保持本体部33には、配線部材13が配設される保持孔35が形成されている。当該保持孔35に配線部材13が配設されることにより、保持本体部33は、配線部材13を挟持せずに保持可能である。6つの保持本体部33は、配線部材13が配設される保持孔35の軸心方向と交差する方向に並ぶ。具体的には、保持本体部33は、受部34とガイド部38とを含む。
受部34には、配線部材13を配設可能な上記保持孔35が形成されている。保持孔35は、周方向の一部が開口している。より詳細には、受部34はC字状に形成されたC字状部分36と、C字状部分36の周方向に沿った両端縁部から相互に接近しつつC字状部分36の外方に延出する延出片37とを有している。そして、延出片37の先端同士は、連結しておらず、保持孔35の開口をなしている。また、延出片37の先端同士の間は、延出片37における最も近接した部分となっている。延出片37の先端同士の間隔は、配設される電線12径よりも小さいことが好ましい。なお、本明細書における開口とは、保持孔35の周方向において途切れて不連続となっている部分を指すものであり、必ずしも間隔があいている必要はない。従って、延出片37の先端同士は接していてもよい。
ガイド部38は、受部34における開口の両縁部分から延出する。ガイド部38は、開口から離れるに従って外向き傾斜する。ここでは、ガイド部38は、延出片37の先端から延出している。そして、2つの延出片37からそれぞれ延出する2つのガイド部38は、2つの延出片37から遠ざかるに従い、相互の間隔が広くなっている。以下では、2つのガイド部38の相互に対向する面をガイド面39と称する。
保持本体部33は、保持孔35に向けてガイド面39に配線部材13が押し付けられることにより開口を広げるように弾性変形可能とされている。これにより、ガイド面39に押し付けられた配線部材13がそのまま保持孔35内に挿入可能となっている。また、保持孔35に配線部材13が配設された状態で、保持本体部33は、外方に向けて受部34の内周面のうち延出片37の内周面又はその近傍に当該配線部材13が押し付けられることにより開口を広げるように弾性変形可能とされている。これにより、受部34の内周面のうち延出片37の内周面又はその近傍に押し付けられた配線部材13がそのまま保持孔35の外方に排出可能となっている。なお、保持本体部33の形状および樹脂又は金属等の保持本体部33を構成する材質等によって弾性変形に要する力は変わる。
ここでは、複数の保持本体部33は保持孔35の形状が異なるものを含む。より詳細には、6つの保持本体部33のうち4つの保持本体部33A、33Bの保持孔35A、35Bが円形状とされ、2つの保持本体部33Cの保持孔35Cが楕円状とされている。また、円形状の保持孔35A、35Bを有する4つの保持本体部33A、33Bのうち2つの保持本体部33Aの保持孔35Aは残りの2つの保持本体部33Bの保持孔35Bよりも大きく形成されている。このように、ここでは複数の保持本体部33A、33B、33Cの保持孔35A、35B、35Cは形、大きさが異なるものを含んでいる。これにより、コネクタ14の形状の違い等に起因する配線部材13に含まれる電線12本数の違い又はコネクタ14における電線12のセット位置の違い等に応じて適切に配線部材13を保持することができる。例えば、コネクタ14の縦横比が比較的大きい場合には、当該コネクタ14から延出する配線部材13を配設するに当たり楕円状の保持孔35Cを有する保持本体部33Cが好適である。また、コネクタ14の縦横比が比較的小さい場合であってコネクタ14の大きさも比較的小さい場合には、当該コネクタ14から延出する配線部材13を配設するに当たり小さい円形状の保持孔35Bを有する保持本体部33Bが好適である。また、コネクタ14の縦横比が比較的小さい場合であってコネクタ14の大きさが比較的大きい場合には、当該コネクタ14から延出する配線部材13を配設するに当たり大きい円形状の保持孔35Aを有する保持本体部33Aが好適である。
もっとも、複数の保持本体部33が保持孔35の形状が異なるものを含むことは必須ではなく、すべての保持本体部33の保持孔35の形状が同一に形成されていてもよい。
ここでは、6つの保持本体部33は、それぞれ別体に形成された線材保持部材32の一部をなしている。従って、治具本体部31は、6つの線材保持部材32を備える。6つの線材保持部材32は、1列に並んでおり、そのうち隣り合う線材保持部材32同士は、相互に合体している。
各線材保持部材32は、上記保持本体部33と、合体部40とを含む。なお、ここでは、1つの線材保持部材32に保持本体部33が1つ形成されているものとして説明するが、1つの線材保持部材32に保持本体部33が複数形成されていてもよい。つまり、治具本体部31に含まれる保持本体部33の数と線材保持部材32の数とは一致していない場合もあり得る。例えば、1つの線材保持部材32に2つの保持本体部33が設けられることもあり得る。この場合、1つの線材保持部材32に含まれる2つの保持本体部33の保持孔35の形状は同一であってもよいし、異なるものであってもよい。
合体部40は、保持本体部33に連なって形成されている。ここでは、合体部40は、C字状部分36の底の外面から外方に突出するように形成された直方体状の基部41と、基部41の両側面から突出する複数(ここでは2つ)の固定片42とを有する。ここでは固定片42は、基部41に対して保持孔35の軸心方向と交差する方向であって、保持孔35の開口の向きと交差する方向に突出している。そして固定片42の突出方向に複数の線材保持部材32が並んでいる。
固定片42の厚み寸法は、基部41の厚み寸法より小さく(ここでは半分に)設定されている。2つの固定片42のうち一方は、基部41の厚み方向に沿った一方側から延出している。2つの固定片42のうち他方は基部41の厚み方向に沿った他方側から延出している。このため、2つの線材保持部材32を隣設させた際に、一方の線材保持部材32の一方の固定片42と、他方の線材保持部材32の他方の固定片42とが重なることが可能とされている。そして、固定片42のうち重なった際に対応する位置(ここでは固定片42の中央の位置)には挿通孔43が形成されている。
挿通孔43は、棒状の留具44を挿通可能に形成されている。そして隣り合う線材保持部材32の固定片42が重なった状態で2つの固定片42の挿通孔43に棒状の留具44が通されて隣り合う線材保持部材32が合体している。
留具44は、複数(ここでは5つ)設けられている。各留具44は、長尺棒状に形成されて5組の挿通孔43にそれぞれ挿通されている。
なお、図4に示す例では、5組の隣り合う線材保持部材32のうち外側に位置する4組の隣り合う線材保持部材32を保持する留具44としてネジ44a及びネジ44aの先端を留めるナット44cが設けられている。また、5組の隣り合う線材保持部材32のうち中央に位置する1組の隣り合う線材保持部材32を保持する留具44としてネジ44bが設けられ、44bの先端は、後述するスライダ56に形成されたネジ穴に留められている。
もっとも留具44は、上記したものに限られない。例えば、留具44は、ピンとピンの端部に設けられるキャップとで構成されるものであってもよい。
上述したように、ここでは保持本体部33としては、保持孔35A、35B、35Cの形状の異なる3種類の保持本体部33A、33B、33Cが存在している。従って、ここでは、線材保持部材32としては、保持本体部33A、33B、33Cの形状の異なる3種類の線材保持部材32A、32B、32Cが存在している。なお、ここでは3種類の線材保持部材32A、32B、32Cにおいて合体部40は、すべて同じ形状とされている。
ここで図4に示すように、保持孔35に配線部材13を出し入れする方向から見て合体部40は点対称に形成されている。また、同方向から見て保持本体部33も、点対称に形成されている。従って、線材保持部材32は、保持孔35に配線部材13を出し入れする方向に沿った軸周りに180度回転させても同じ形状を呈する。このため、線材保持部材32同士を連結させる際に、向きを考慮する手間を省くことができる。
閉鎖部46は、複数の保持孔35のうちの一部を閉鎖して配線部材13の配設を困難にしている。ここでは、閉鎖部46は、6つの保持孔35のうちの2つの保持孔35を閉鎖している。例えば、治具本体部31においてワイヤーハーネス10の組立に使用しない保持本体部33が閉鎖部46によって閉鎖される。これにより、使用しない線材保持部材132に誤って配線部材13を保持させてしまうことが抑制される。
図3に示す例では、閉鎖部46として埋設部材47が保持孔35内に配設されて保持孔35を埋めている。なお、図3に示す例では、読み取り容易とするため、埋設部材47に砂地のハッチングが施されている。以下の図6、図10乃至図14、図16でも同様である。
ここでは、埋設部材47は、円柱状に形成されている。埋設部材47は、保持孔35よりもわずかに大きく形成されて、保持孔35に圧入されている。これにより、埋設部材47が保持孔35内に留められている。このように保持孔35内に圧入される埋設部材47としては、例えば、スポンジ又はゴムなどの弾性材料によって形成されていることが考えられる。埋設部材47は、例えば、保持孔35の軸心方向に出し入れされるとよい。
もっとも、埋設部材47が保持孔35に圧入されることは必須ではない。例えば、埋設部材47は保持孔35よりもわずかに小さく形成されて、両面粘着テープなどにより保持孔35内に留められることも考えられる。
また、埋設部材47が保持孔35に圧入される場合でも埋設部材47の形状は上記したものに限られない。例えば、埋設部材47は、角柱状に形成されていることが考えられる。また、埋設部材47は、柱状ではなく筒状に形成されていることも考えられる。
また、閉鎖部46としては、図8に示すように、保持孔35外に配設されて保持孔35の開口を塞ぐ外側閉塞部材48を採用することも考えられる。図8に示す例では、このような外側閉塞部材48として、粘着テープが保持本体部33の周囲に貼付けられている。粘着テープは、保持孔35の軸心方向に沿った両側の開口と、保持孔35に対して配線部材13を出し入れする開口との3つの開口をすべて塞いでいるが、このうち少なくとも1つを塞ぐものであればよい。
もっとも、外側閉塞部材48としては、粘着テープに限られるものではなく、例えば、板材であってもよい。板材を用いる場合、例えば、板材の基端部が両面粘着テープなどによって合体部40に留められると共に、基端部から開口に向けて先端部が延びる構成が考えられる。また、板材の基端部は、留具44を用いて合体部40に留めることも考えられる。
この際、閉鎖部46と保持本体部33とが異なる色に形成されているとよい。これにより、閉鎖部46を視認しやすくなり、配線部材13を配設可能な保持孔35と配設不可な保持孔35とを認識しやすくなる。
ここでは、電線保持治具30は、支持部材50に支持されている。支持部材50は、縦フレーム52と、横フレーム54とを備える。縦フレーム52は、床上に立設状態で支持されている。横フレーム54は、縦フレーム52によって床上の位置に水平姿勢で支持されている。電線保持治具30は、横フレーム54によって床上の位置に水平姿勢で支持されている。このとき電線保持治具30は、保持孔35の軸心方向が縦フレーム52の延在方向に沿った姿勢で支持される。
横フレーム54は、長尺棒状に形成されている。電線保持治具30は横フレーム54の長手方向に摺動可能に横フレーム54に支持されている。より詳細には、横フレーム54には、その長手方向に沿って延在する凹溝54hが形成されている。そして凹溝54hには、凹溝54hに沿って摺動可能なスライダ56が配設されている。電線保持治具30は当該スライダ56に取付けられている。ここでは、スライダ56に形成されたネジ穴に上記ネジ44bが螺合されることによって、電線保持治具30がスライダ56に取付けられている。なお、図3に示す例では、凹溝54hは、鉛直方向上方に開口するように形成されているが、このことは必須ではない。凹溝54hは水平方向に開口するように形成されていてもよいし、鉛直方向下方に開口するように形成されていてもよい。
もっとも、電線保持治具30は横フレーム54の長手方向に摺動可能に横フレーム54に支持されていることは必須ではない。電線保持治具30は支持部材50に対して移動不可に固定されていてもよい。
以下では、横フレーム54の長手方向に沿った方向をx軸方向とし、これに直交する2つの方向をy軸方向及びz軸方向とする。従って、図3に示すように、保持孔35はx軸方向に沿って並んでいる。また、保持孔35の開口はy軸方向を向いている。このため、配線部材13は保持孔35に対してy軸方向に沿って出し入れされる(図6、図9参照)。また、縦フレーム52の延在方向がz軸方向に沿った方向であり、ここでは、鉛直方向に沿った方向である。
複数の電線12の各端部の端子を対応する各コネクタ14に挿入保持した状態で、各コネクタ14から延出する配線部材13が上記保持本体部33に保持される。ここでは、コネクタ14が保持本体部33の上方に位置しつつ、コネクタ14から延出する配線部材13が鉛直方向に延在するように保持本体部33の保持孔35に挿通される。ここでは、1つの保持孔35に1つのコネクタ14から延出する配線部材13が挿通されるものとして説明する。もっとも、1つの保持孔35に複数のコネクタ14からそれぞれ延出する複数の配線部材13が挿通されてもよい。なお、図2に示す状態では、各配線部材13は、結束されていない。このため、各コネクタ14から延出する各配線部材13は各コネクタ14から垂れ下がっており、各コネクタ14間の下方位置で、他のコネクタ14に向うように湾曲している。ここでは、各コネクタ14から延出する各配線部材13は各保持本体部33から垂れ下がっており、各保持本体部33の下方位置で、他の保持本体部33に向うように湾曲している。
電線引出機構は、電線保持治具30に挟持されることなく保持された複数の配線部材13を引き出す。電線引出機構は、保持部と、移動機構とを含む。保持部は、電線保持治具30に配線部材13が保持された状態で配線部材13のうちコネクタ14と電線保持治具30との間の部分又はコネクタ14を保持する。移動機構は、保持部を電線保持治具30から離間移動させる。上述したように、ここでは、電線引出機構として、第1ロボット70が採用されている。
第1ロボット70は、上記移動機構としてのロボットアーム72と、ロボットアーム72の先端部に設けられた上記保持部としてのロボットハンド74とを備える。ロボットアーム72の駆動によってロボットハンド74を各作業位置に移動させることができる。また、ロボットアーム72の駆動によってロボットハンド74の姿勢を変更させることができる。ロボットハンド74は、複数のフィンガを備えており、複数のフィンガによってコネクタ14又はコネクタ14から延出する配線部材13を把持することが可能とされている。特に、ロボットアーム72の駆動によってロボットハンド74をコネクタ14の位置又はコネクタ14の下方位置に移動させた状態で、ロボットハンド74でコネクタ14又はコネクタ14から延出する配線部材13を保持し、この状態で、ロボットアーム72の駆動によってロボットハンド74を上方に移動させることで、電線保持治具30から配線部材13を引き出すことができる(図12、図13参照)。以下では、ロボットハンド74は、コネクタ14を把持するものとして説明する。
このとき配線部材13は電線保持治具30に対して両側を当接させるように摺動されることなく引き出される。このため、引き出された配線部材13のうちコネクタ14と電線保持治具30との間の部分には曲がった部分が含まれることがあり得る。この場合、配線部材13のうちコネクタ14と電線保持治具30との間の部分は、後に結束される前に、作業者又は電線矯正機構によってなるべく真っ直ぐな状態に矯正されることが好ましい。例えば、コネクタ14を位置決めした状態で、配線部材13のうちコネクタ14側部分を把持して、把持部分を電線保持治具30側に向けて摺動させることによって、配線部材13をなるべく真っ直ぐな状態に矯正することができる。このような電線12の矯正動作は、しごき動作とも呼ばれる。
結束機構は、電線引出機構によって引き出された状態の複数の配線部材13を結束する。上述したように、ここでは、結束機構として第2ロボット80が採用されている。
第2ロボット80は、ロボットアーム82と、ロボットアーム82の先端部に設けられた結束装置84とを備える。ロボットアーム82の駆動によって結束装置84を各作業位置に移動させることができる。結束装置84は、配線部材13を粘着テープ又は結束バンド等の結束部材によって結束する装置である。かかる結束装置84としては、例えば、粘着テープを巻回したテープ巻回体を、配線部材13周りに回転させることで、当該粘着テープを配線部材13に巻回する、周知のテープ巻付装置を用いることができる。特に、コネクタ14から距離をあけた下方位置で、配線部材13が電線保持治具30によって保持された状態で、ロボットアーム82の駆動によって結束装置84を当該電線保持治具30の上側又は下側の隣の位置に移動させた状態で、当該結束装置84によって配線部材13に粘着テープTを巻付けて、配線部材13を結束することができる(図14参照)。以下では、結束装置84によって電線保持治具30の上側の位置(以下、予定結束箇所と称する)で配線部材13を結束するものとして説明する。
上記第1ロボット70、第2ロボット80のロボットアーム72、82としては、一般的な産業用ロボットを用いることができる。図2では、第1ロボット70、第2ロボット80のロボットアーム72、82として、一般的な垂直多関節ロボットが図示されている。
なお、ここでは、第1ロボット70、第2ロボット80が別々に設けられている例で説明したが、上記ロボットハンド74と結束装置84とが、共通するロボットアームによって移動する構成であってもよい。
状態情報取得部は、配線部材13が電線保持治具30に保持されている状態でコネクタ14及び配線部材13の状態情報を取得する。上述したように、ここでは、状態情報取得部として撮像部90が設けられている。
撮像部90は、ここでは、コネクタ14及びコネクタ14から延出する配線部材13を撮像可能に構成されている。すなわち、撮像部90は、CCDカメラ等によって構成される撮像カメラである。撮像部90としては、2次元カメラが用いられてもよいし、ステレオカメラが用いられてもよい。ロボットハンド74の姿勢を把持対象のコネクタ14の姿勢に応じて3次元的に変更させる場合、撮像部90として、ステレオカメラが用いられることが好ましい。ここでは、撮像部90として、ステレオカメラが用いられる例で説明する。
加工制御部100は、状態情報取得部によって取得された状態情報に基づいて保持部の保持位置を決定する。この際、加工制御部100は、第1ロボット70、第2ロボット80の動作制御を行う機能を備えている。
加工制御部100は、第1ロボット70、第2ロボット80及び撮像部90に接続されている。撮像部90で撮像された画像は、加工制御部100に与えられ、これにより、加工制御部100においてロボットハンド74の保持位置が取得される。また、加工制御部100の制御下、第1ロボット70が電線12引出動作、第2ロボット80が結束動作を行う。
加工制御部100は、CPU、ROM、RAM、外部記憶装置等がバスラインを介して相互接続された一般的なコンピュータによって構成されている。ROMは基本プログラム等を格納しており、RAMはCPUが所定の手順に従った処理を行う際の作業領域として供される。外部記憶装置は、フラッシュメモリ或はハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されている。外部記憶装置には、OS(オペレーションシステム)、ロボットハンド74の保持位置を決定する保持位置決定プログラムを含む加工プログラム等が格納されている。加工プログラムに記述された手順に従って、主制御部としてのCPUが演算処理を行うことにより、第1ロボット70、第2ロボット80の動作制御がなされる。また、この加工制御部100では、画像信号入力インターフェース及び入出力インターフェースもバスラインに接続されている。そして、撮像部90の撮像信号が、画像信号入力インターフェースを通じて本加工制御部100に入力され、ロボットハンド74の保持位置の取得処理に供される。また、本加工制御部100からの制御信号が入出力インターフェースを介して第1ロボット70、第2ロボット80に与えられ、第1ロボット70、第2ロボット80が駆動制御される。
なお、本加工制御部100には、各種スイッチ、タッチパネル等により構成された入力部が接続され、ワイヤーハーネス組立用装置20は、入力部を通じて本加工制御部100に対する諸指示を受付可能に構成されていることが考えられる。
また、本加工制御部100が行う一部或は全部の機能は、専用の論理回路等でハードウェア的に実現されてもよい。
<製造方法>
上記ワイヤーハーネス組立用装置20を前提として、ワイヤーハーネス10の製造方法を説明する。
上記ワイヤーハーネス組立用装置20を前提として、ワイヤーハーネス10の製造方法を説明する。
まず、図3に示すように、治具本体部31に設けられた複数の保持孔35のうち一部の保持孔35を閉鎖部46によって閉鎖する(工程(a))。ここでは、閉鎖部46として埋設部材47を用いるものとして説明するが、このことは必須ではない。閉鎖部46としては、上述したように、外側閉塞部材48を用いてもよい。また、埋設部材47と外側閉塞部材48との両方を用いてもよい。
より詳細には、ここでは保持孔35A1と保持孔35B1とに、円柱状の埋設部材47を圧入している。閉鎖部46を設ける保持孔35を決定するに当たり、例えば以下のような方針が考慮されるとよい。
すなわち、1つ目はコネクタ14同士の干渉を防ぐものである。より具体的には、隣り合うコネクタ14の少なくとも一方の大きさが大きい場合、隣り合うコネクタ14からそれぞれ延出する配線部材13が隣り合う保持孔35に保持されると、隣り合うコネクタ14同士が干渉する恐れがある。これを防ぐため、保持孔35を少なくとも1つあけて配線部材13を配設することが考えられる。この際、その空いた保持孔35に閉鎖部46を設けることが考えられる。図3に示す例では、当該方針に基づいて保持孔35A1に閉鎖部46が設けられている。
また、2つ目は、コネクタ14に近い位置で分岐を形成する配線部材13を近くの保持孔35に保持させ、これとは別の配線部材13を遠くに配設するものである。図3に示す例では、当該方針に基づいて保持孔35B1に閉鎖部46が設けられている。
次に、複数のコネクタ14のそれぞれに複数の電線12の端部が接続されたものを準備する。そして、閉鎖部46が設けられていない保持孔35に、配線部材13を配設する(工程(b))。この際、コネクタ14から延出する配線部材13が引き出されることが可能な態様で配線部材13を電線保持治具30に挟持させずに保持させる。ここでは、図9に示すように、コネクタ14から延出する配線部材13のうちコネクタ14近傍の部分を保持本体部33に保持させる。
具体的には、ここでは、線材保持部材32のガイド部38に、コネクタ14から延出する配線部材13を押し当てて開口を広げる。そして、押し当てた配線部材13を、そのまま広げられた開口を通じて保持孔35内に配設する。この際、配線部材13は、配設される保持孔35の横断面積よりも小さい横断面積を有する。これにより、配線部材13は保持本体部33に挟持されることなく保持される。この状態では、コネクタ14が保持孔35の軸心方向に沿った軸周りに回転可能となる。また、この状態では、保持本体部33から複数の電線12が垂れ下がった状態となる。ここでは、複数のコネクタ14から延出する配線部材13が、それぞれ別の保持本体部33に保持される。なお、保持孔35への配線部材13の配設は、作業者が行ってもよいし、ロボットが行ってもよい。ロボットが行う場合、第1ロボット70が行ってもよい。
4つのコネクタ14から延出する配線部材13をそれぞれ別の保持本体部33に保持させると、図10に示すようになる。ここでは、6つの保持本体部33が設けられ、そのうち4つの保持本体部33にそれぞれ配線部材13が配設される。この際、2つの保持孔35A1、35B1が閉鎖部46によって閉鎖されているため、当該保持孔35A1、35B1へ配線部材13を誤って配設してしまうことが抑制される。
なおここでは、6つの線材保持部材32が1組として1つのスライダ56に取付けられているが、相互に別のスライダ56に取付けられた複数組の線材保持部材32に複数の配線部材13が分けて配設されてもよい。図11に示す例では、3つの線材保持部材32が1組とされた2つの線材保持部材32群がそれぞれ別のスライダ56に取付けられている。そして2つの線材保持部材32群にそれぞれ2つの配線部材13が保持されている。なお、コネクタ14に近い位置で分岐を形成する配線部材13が同じ線材保持部材32群に保持されるとよい。ここでは、コネクタ14a、14bから延出する配線部材13が一方の線材保持部材32群に保持されると共に、コネクタ14c、14dから延出する配線部材13が他方の線材保持部材32群に保持されている。これにより、線材保持部材32群を横フレーム54に沿って摺動させて、2つの線材保持部材32群の間隔を変えることによって分岐形成作業がやり易くなる。
次に、保持孔35に配線部材13が配設された状態で、配線部材13を保持孔35の軸心方向に引き出す(工程(c))。具体的には、図12に示すように、第1ロボット70のロボットハンド74でコネクタ14又は配線部材13のうちコネクタ14と電線保持治具30との間の部分(ここでは、コネクタ14)を把持し、この状態で、ロボットハンド74を上昇させる。これにより、配線部材13のうち保持本体部33に保持される部分及びこれより下方に位置する部分が上昇し、順に保持本体部33を通過しつつ電線保持治具30よりもコネクタ14側に引き出される。分岐を構成する2つの配線部材13を引き出すと図13に示すようになる。なお、引き出された配線部材13はこの状態に維持される。例えば、コネクタ14を移動させた先に設けられたコネクタ保持治具110にコネクタ14を保持させてもよいし、ロボットハンド74がコネクタ14を移動させた先でそのままコネクタ14を把持し続けるものであってもよい。
ここで、ロボットハンド74でコネクタ14又は配線部材13を保持する際、コネクタ14の位置及び姿勢が一定でないと、保持ミスが生じる恐れがある。また、所望外の方向からコネクタ14又は配線部材13を保持してコネクタ14又は配線部材13を傷つけてしまう恐れがある。特にここでは、コネクタ14が保持孔35の軸心周りに回転可能であるため、コネクタ14bの位置及び姿勢が一定にならない場合があり得る。このようにコネクタ14の位置及び姿勢が不安定な場合にもロボットハンド74でコネクタ14又は配線部材13をより確実に保持できるようにするため、ここではコネクタ14及びコネクタ14から延出する配線部材13の状態情報を取得する。
すなわち、撮像部90によって、配線部材13の端末を含む領域を撮像する。例えば、保持したいコネクタ14と、当該コネクタ14の周辺でロボットハンド74によってコネクタ14を保持する際に干渉物になりそうな部材とを含む領域を撮像する。そして、加工制御部100が撮像部90によって撮像された撮像画像におけるコネクタ14及び配線部材13の状態情報に基づいて、ロボットハンド74の保持位置等を取得する。例えば、加工制御部100は、撮像画像において予めインプットされたコネクタ14の形状と比較するなどすることによってコネクタ14に対してパターン認識を行ってコネクタ14の位置及び姿勢を割り出す。そして、割り出したコネクタ14の位置及び姿勢等からロボットハンド74が他のコネクタ14又は配線部材13等と干渉しないような接近経路、及び保持したいコネクタ14に対するロボットハンド74の好適な位置並びに姿勢等を取得する。また、ロボットハンド74が配線部材13を把持する場合には、撮像画像から背景を除去するなどして配線部材13の画像抽出を行い、ロボットハンド74の保持位置等を取得することが考えられる。背景は、配線部材13がない状態で撮像された撮像画像から予め取得しておくとよい。こうして取得した保持位置等に基づいて、加工制御部100はロボットハンド74の動作制御を行う。撮像及び保持位置等の取得はコネクタ14又は配線部材13を保持する前に毎回行われることが好ましい。
次に、引き出された配線部材13を加工する。ここでは、引き出された配線部材13に結束加工を施すものとして説明するが、外装部材の取付加工など、結束加工以外の加工が施されるものであってもよい。また、ここでは、結束加工として、複数のコネクタ14から延出する配線部材13をまとめて結束して分岐を形成するものとして説明するが、1つのコネクタ14から延出する配線部材13を結束するものであってもよい。
より詳細には、2つの保持本体部33にそれぞれセットされた2つのコネクタ14a、14bから延出する配線部材13をそれぞれ所定距離引出すことで、図13に示すように、それぞれの配線部材13の予定結束箇所が電線保持治具30の近く(ここでは、電線保持治具30の上側の隣の位置)に移動した状態となる。
この状態で、結束装置84を予定結束箇所に移動させて、コネクタ14から延出する配線部材13を結束する。ここでは、2つのコネクタ14a、14bから延出する配線部材13を粘着テープTによってまとめて結束する。これにより結束された部分が分岐部を成す。
この後、結束装置84が退避移動すると、図14に示すように、2つのコネクタ14から延出する2つの配線部材13が予定結束箇所で結束されたものが得られる。
上記結束加工を複数のコネクタ14のそれぞれ又は分岐箇所に対して行うことで、各コネクタ14から延出する配線部材13が結束されたワイヤーハーネス10が製造される。
このように構成された電線保持治具30およびこれを備えるワイヤーハーネス組立用装置20によると、閉鎖部46によって使用しない保持孔35A1、35B1が閉鎖されているため、コネクタ14から延出する配線部材13を保持孔35に選択的にセットする際にセットミスが生じることを抑制することができる。このため、同じ組立用装置を用いてコネクタ14の数が異なるワイヤーハーネス10を組み立てる際に、コネクタ14の配置ミスを抑制可能となる。
また、閉鎖部46として、保持孔35内に収まっている埋設部材47が設けられると、閉鎖部46によって確実に保持孔35を塞ぐことができる。
また、閉鎖部46として保持孔35の外方に位置する外側閉塞部材48が設けられると、閉鎖部46を容易に設けることができる。
また、閉鎖部46と保持本体部33とが異なる色に形成されていると、閉鎖部46を視認しやすくなる。
また、電線保持治具30は支持部材50の長尺方向に摺動可能に支持部材50に支持されているため、電線保持治具30を摺動させることによって、ワイヤーハーネス10に分岐を形成する分岐形成作業などが容易となる。
{変形例}
実施形態において、閉鎖部46は、一の電線12も保持しないように形成されているが、閉鎖部46には、一の電線12を挿入保持可能なスリット47sが形成されていてもよい。スリット47sの幅寸法は電線12の幅寸法よりも小さく設定され、電線12がスリット47sの両側縁部に挟持されることが好ましい。
実施形態において、閉鎖部46は、一の電線12も保持しないように形成されているが、閉鎖部46には、一の電線12を挿入保持可能なスリット47sが形成されていてもよい。スリット47sの幅寸法は電線12の幅寸法よりも小さく設定され、電線12がスリット47sの両側縁部に挟持されることが好ましい。
図15に示す例では、埋設部材47にスリット47sが形成されている。スリット47sは、円の内側から円の外縁に達するように形成されている。そして、スリット47sの開口が保持孔35の開口と同じ向きとなるように埋設部材47が保持孔35に挿入保持される。これにより、保持孔35の開口及びスリット47sの開口を通じてスリット47s内に一の電線12を挿入可能とされる。スリット47s内に一の電線12が挿入保持されると、図16に示すようになる。
このように閉鎖部46にスリット47sを設けることによって、閉鎖部46をコネクタ14に挿入前の電線12端部を保持しておく端部保持部として用いることができるため、別途端部保持部を用意する必要がなくなる。なお、スリット47sに挿入保持された電線12端部は、例えば、配線部材13を引出した後などにコネクタ14に挿入される。また、製造対象がワイヤーハーネスを分割したサブハーネス(サブアッシーなどとも呼ばれる)である場合には、スリット47sに挿入保持された電線12端部は、後にサブハーネス同士を合体させてワイヤーハーネスをなす際にコネクタに挿入される。
ここで、図17に示す例では、スリット47sが設けられた埋設部材47を保持孔35に配設する際に、スリット47sの開口が保持孔35の内周面がある位置を向くように配設している。これにより、スリット47sへ一の電線12を挿入保持させることが困難とされている。
このように、スリット47sの開口が保持孔35の内周面がある位置を向くように配設することによって、スリット47sが設けられている閉鎖部46を端部保持部として使用しない際に、電線12のセットミスが生じることを抑制することができる。また、スリット47sが設けられている閉鎖部46とスリット47sが設けられていない閉鎖部46とを両方用意する必要がなくなり、部品点数の削減につながる。
なお、図15に示す例では、埋設部材47にスリット47sを設けているが、外側閉塞部材48にスリット47sを設けるものであってもよい。また、図15に示す例では、スリット47sに一の電線12を挿入保持させる際に、保持孔35の開口も使って挿入保持させるようにスリット47sを設けているが、このことは必須ではない。例えば、円柱状の埋設部材47においてその中心軸方向に沿った端部が保持孔35からはみ出し、当該はみ出した部分に中心軸方向と交差する平面に沿うスリットが設けられてもよい。
また、実施形態において、治具本体部31が、電線12を保持孔35の開口周縁に押し付けることによって保持孔35が開いて電線12を挿通可能な形状に形成されているものとして説明したが、このことは必須ではない。治具本体部は、開閉部によって開閉操作される保持孔を有するものであってもよい。図18は、このような治具本体部131の例を示している。
図18に示す治具本体部131は、3つの線材保持部材132と、開閉用部材140とを備える。
線材保持部材132は、軸部135周りに開閉可能に連結された2つの爪部材134と、2つの爪部材134を閉方向に付勢する付勢部材138とを含む。線材保持部材132は、いわゆる洗濯バサミ状に形成されているものとして説明する。
2つの爪部材134はそれぞれ軸部135と、分割保持本体部136と、開閉部137とを有する。2つの爪部材134は、同形状に形成されており、相互に反対向きに合わさって連結されている。
軸部135は、2つの爪部材134の回転支点となる部分である。ここでは、2つの爪部材134は軸部135周りに回転可能に連結されている。
分割保持本体部136は、軸部135から一方側に延出している。分割保持本体部136には、保持孔133aが分割された分割保持孔136aが形成されている。2つの爪部材134が合わさることによって合わさった2つの分割保持孔136aが配線部材13を挿通可能な保持孔133aをなし、2つの分割保持本体部136が保持本体部133をなしている。
開閉部137は、軸部135から他方側に延出している。2つの爪部材134の各開閉部137は保持孔133aが閉じた状態で、相互に離れた位置に位置するように形成されている。そして、2つの爪部材134の各開閉部137を相互に近づけることによって、2つの爪部材134が軸部135周りに回転し、保持孔133aが開く。
付勢部材138は、ここでは、周方向の一部が途切れたリングバネ状に形成されている。そして、付勢部材138の周方向の一端部が一方の爪部材134の分割保持本体部136の外面側に連結されている。また、付勢部材138の周方向の他端部が他方の爪部材134の分割保持本体部136の外面側に連結されている。また、各爪部材134には付勢部材138の中間部が貫通する貫通孔137hが形成されている(図20参照)。付勢部材138における2つの貫通孔137hの間の中央部は、軸部135に対して保持孔133aとは反対側に軸部135と間隔をあけて配設されている。
開閉用部材140は、2つの合体部材141を含む。各合体部材141は、平板部142と平板部142に突設された3つの押圧片143とを有する。平板部142はここでは長方形平板状に形成されている。3つの押圧片143は平板部142における短手方向端部側に短手方向に沿って延在する態様で形成されている。また、3つの押圧片143は、平板部142における長手方向一方端部側から長手方向に間隔をあけて(ここでは等間隔で)形成されている。2つの合体部材141は、同形状に形成されている。2つの合体部材141a、141bは、平板部142が対向するように、かつ自身の押圧片143を相手側の平板部142に突き合わせるように配置されている(図20参照)。つまり、合体部材141bは、合体部材141aを平板部142aの短手方向に沿った軸周りに180度回転させた姿勢を取っている。そして、合体部材141aの平板部142aと、合体部材141bの平板部142bとの間に3つの線材保持部材132が平板部142の長手方向に並列して配設されている。また合体部材141aの押圧片143aと、合体部材141bの押圧片143bとの間に各線材保持部材132の2つの開閉部137が位置する態様で、3つの線材保持部材132が配設されている。
ここでは、2つの合体部材141がスライド移動することによって、3つの線材保持部材132が一括して開閉する。より詳細には、平板部142a、142bが平面視で重なる状態(図18に示す状態)から、2つの合体部材141が図19及び図20に示すように押圧片143が並ぶ方向に沿って相互に反対向きに相対移動すると、開閉部137を挟んで相互に反対側に位置する3組の押圧片143a、143bの各間隔が変わる。つまり、3組の押圧片143a、143bが一括して近づくように移動し、3つの線材保持部材132の開閉部137a、137bが対応する組の押圧片143a、143bに同時に押圧される。この結果、各線材保持部材132における2つの爪部材134が、2つの開閉部137a、137bが近づくように軸部135周りに回転し、もって各線材保持部材132における保持孔133aが同時に開いた状態となる。
また、ここでは開閉用部材140は、留具144をさらに含む。留具144と上記2つの合体部材141とで線材保持部材132を保持している。より詳細には、各平板部142には、棒状の留具144を挿通可能な挿通孔142hが3つ形成されている。各挿通孔142hは長孔状に形成されている。挿通孔142hの長手方向は、複数の押圧片143の並ぶ方向、つまり2つの合体部材141を相対移動させる方向とされている。これにより、挿通孔142hに留具44が挿通された状態で、2つの平板部142が押圧片143の並ぶ方向に相対移動可能となっている。
留具144は、3つ設けられている。各留具144は、長尺棒状に形成されて3組の挿通孔142hにそれぞれ挿通されている。各留具144は、各線材保持部材132に対して付勢部材138と軸部135との間の部分に挿通されている。
留具144が平板部142の挿通孔142hに挿通されると共に線材保持部材132に対して一部分を貫通していることによって、線材保持部材132は、平板部142の平面に沿った方向への移動が規制されている。また、線材保持部材132は、平板部142によって平板部142の平面と直交する方向への移動が規制されている。また、線材保持部材132は、押圧片143によって留具144を軸として留具144周りの回転が規制されている。線材保持部材132は、以上のように、2つの合体部材141及び留具144によって保持されている。
なお、図18に示す例では、3つの線材保持部材132のうち外側に位置する2つの線材保持部材132を保持する留具144としてネジ144a及びネジ144aの先端を留めるナット144cが設けられている。また、3つの線材保持部材132のうち中央に位置する線材保持部材132を保持する留具144としてネジ144bが設けられ、ネジ144bの先端は、スライダ56に形成されたネジ穴に留められている。
このように複数の保持孔133aが一括して開閉される場合には、閉鎖部146は、保持孔133aの開閉動作を妨げないように形成されていることが好ましい。図18に示す例では、このような閉鎖部146として外側閉塞部材148が設けられている。外側閉塞部材148は、長方形板状に形成されて、基端部がネジ44aの頭部と平板部142aとの間に配設されている。また先端部が、保持孔133aの軸心方向に沿った開口を塞いでいる。
{その他の変形例}
実施形態において、電線保持治具30が複数の線材保持部材32が合体してなるものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、電線保持治具は長尺の基部41から複数の保持本体部33が突出するように形成されていてもよい。
実施形態において、電線保持治具30が複数の線材保持部材32が合体してなるものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、電線保持治具は長尺の基部41から複数の保持本体部33が突出するように形成されていてもよい。
また、実施形態において、ワイヤーハーネス組立用装置20を、z軸方向が鉛直方向に沿う方向となるように使用するものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、ワイヤーハーネス組立用装置20は、y軸方向が鉛直方向に沿う方向となるように使用されるものであってもよい。
また、実施形態において、隣り合う線材保持部材32が固定片42および留具44によって合体するものとして説明したが、このことは必須ではない。線材保持部材は、例えば、磁石又は係止構造などの他の合体構造により合体するものであってもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
12 電線
13 配線部材
14 コネクタ
20 ワイヤーハーネス組立用装置
30 電線保持治具
31 治具本体部
32 線材保持部材
33 保持本体部
34 受部
35 保持孔
38 ガイド部
39 ガイド面
40 合体部
41 基部
42 固定片
43 挿通孔
44 留具
46 閉鎖部
47 埋設部材
47s スリット
48 外側閉塞部材
50 支持部材
52 縦フレーム
54 横フレーム
54h 凹溝
56 スライダ
12 電線
13 配線部材
14 コネクタ
20 ワイヤーハーネス組立用装置
30 電線保持治具
31 治具本体部
32 線材保持部材
33 保持本体部
34 受部
35 保持孔
38 ガイド部
39 ガイド面
40 合体部
41 基部
42 固定片
43 挿通孔
44 留具
46 閉鎖部
47 埋設部材
47s スリット
48 外側閉塞部材
50 支持部材
52 縦フレーム
54 横フレーム
54h 凹溝
56 スライダ
Claims (9)
- コネクタから延出する配線部材が配設される保持孔が形成された保持本体部を複数含む治具本体部と、
複数の前記保持孔のうち一部の保持孔を前記配線部材の配設が困難となるように閉鎖可能に設けられた閉鎖部と、
を備える、電線保持治具。 - 請求項1に記載の電線保持治具であって、
前記閉鎖部は前記保持孔内に収まっている、電線保持治具。 - 請求項1又は請求項2に記載の電線保持治具であって、
前記閉鎖部は前記保持孔の外方に位置する、電線保持治具。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電線保持治具であって、
前記閉鎖部には、一の電線を挿入可能なスリットが形成されている、電線保持治具。 - 請求項4に記載の電線保持治具であって、
前記閉鎖部が前記保持孔内に埋設される部材であり、
前記スリットの開口が前記保持孔の内周面がある位置を向く、電線保持治具。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電線保持治具であって、
前記閉鎖部と前記保持本体部とが異なる色に形成されている、電線保持治具。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電線保持治具と、
前記電線保持治具を支持する支持部材と、
を備える、ワイヤーハーネス組立用装置。 - 請求項7に記載のワイヤーハーネス組立用装置であって、
前記支持部材が長尺棒状に形成され、
前記電線保持治具は前記支持部材の長尺方向に摺動可能に前記支持部材に支持されている、ワイヤーハーネス組立用装置。 - (a)治具本体部に設けられた複数の保持孔のうち一部の保持孔を閉鎖部によって閉鎖する工程と、
(b)前記閉鎖部が設けられていない前記保持孔に、コネクタから延出し前記保持孔の横断面積よりも小さい横断面積を有する配線部材を配設する工程と、
(c)前記保持孔に前記配線部材が配設された状態で、前記配線部材を前記保持孔の軸心方向に引き出す工程と、
を備える、ワイヤーハーネスの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239150A JP2018097953A (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 電線保持治具、ワイヤーハーネス組立用装置およびワイヤーハーネスの製造方法 |
PCT/JP2017/041943 WO2018105393A1 (ja) | 2016-12-09 | 2017-11-22 | 電線保持治具、ワイヤーハーネス組立用装置およびワイヤーハーネスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239150A JP2018097953A (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 電線保持治具、ワイヤーハーネス組立用装置およびワイヤーハーネスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018097953A true JP2018097953A (ja) | 2018-06-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016239150A Pending JP2018097953A (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 電線保持治具、ワイヤーハーネス組立用装置およびワイヤーハーネスの製造方法 |
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JP (1) | JP2018097953A (ja) |
WO (1) | WO2018105393A1 (ja) |
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US6413104B1 (en) * | 2000-01-28 | 2002-07-02 | Northrop Grumman Corporation | Power distribution panel with sequence control and enhanced lockout capability |
JP2001332144A (ja) * | 2000-05-23 | 2001-11-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電線接続体ホルダおよびストック台車 |
JP3840902B2 (ja) * | 2000-06-01 | 2006-11-01 | 住友電装株式会社 | コネクタ用枠治具 |
JP4057792B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2008-03-05 | 矢崎総業株式会社 | 配索装置 |
-
2016
- 2016-12-09 JP JP2016239150A patent/JP2018097953A/ja active Pending
-
2017
- 2017-11-22 WO PCT/JP2017/041943 patent/WO2018105393A1/ja active Application Filing
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WO2018105393A1 (ja) | 2018-06-14 |
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