JP2001332144A - 電線接続体ホルダおよびストック台車 - Google Patents

電線接続体ホルダおよびストック台車

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JP2001332144A JP2000151437A JP2000151437A JP2001332144A JP 2001332144 A JP2001332144 A JP 2001332144A JP 2000151437 A JP2000151437 A JP 2000151437A JP 2000151437 A JP2000151437 A JP 2000151437A JP 2001332144 A JP2001332144 A JP 2001332144A
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Kohei Mitsuta
公平 光田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混流生産方式に好適で作業性のよい電線接続
体ホルダおよびストック台車を提供すること。 【解決手段】 電線接続体WHを着脱可能に保持する複
数の電線接続体ホルダ1を設ける。これら複数の電線接
続体ホルダ1を、当該電線クランプ3の並列方向と直交
する一方向に搬送可能にストックするストック台車10
を設ける。ストックされた電線接続体ホルダ1の最下流
端のものから電線接続体WHを適宜取り出すことが可能
になる。全体として載置面積を小さくまとめ、ストック
台車10を多く設置することも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線接続体ホルダお
よびストック台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーハーネスを製造する際に
は、予めワイヤーハーネスの構成要素である電線接続体
を製造し、次いでこの電線接続体をコンベヤラインに搬
送して、最終形態に加工することが行われている。
【0003】上記電線接続体は、複数のコネクタに端子
付電線を接続することにより所定の回路を構成するもの
であり、製造されるワイヤーハーネスの種類に応じて種
々のものが生産される。
【0004】上記電線接続体は、軟体性の非常に形態を
特定しにくい性質のワークであるので、通常は、取り扱
いを容易にするために、複数の電線接続体をストック台
車にストックし、このストック台車をコンベヤラインに
搬送するようにしている。
【0005】上記ストック台車としては、種々のものが
知られているが、一般的には、電線接続体のコネクタ部
分を載置させた状態で該コネクタに接続された電線を垂
下可能なスリットを有するのが一般的であり、作業者
は、ストック台車に設けられたスリットの一端側から電
線接続体を引き出してストックされた電線接続体を取り
出すようにしている(例えば特開平08−250251
号公報参照)。
【0006】また、フックを垂下させ、このフックに電
線接続体の電線部分を掛けとめておく形式のものもある
(特開平09−221036号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したスリット式の
ストック台車では、一つの電線接続体を構成する各コネ
クタが当該スリットの長手方向に並んだ状態で垂下され
ているので、一つのスリットにあまり多くの電線接続体
を載置することができない。そのため、従来のストック
台車は、複数のスリットを並列に設けた構造になってい
たので、全体として載置面積が大きくなり、設置可能な
ストック台車の台数が制約されるという問題があった。
この点、最近のワイヤーハーネスの製造ラインでは、混
流生産方式(同一のコンベヤラインで同一の時間帯に複
数種類のワイヤーハーネスを混合して製造する方式)が
要請されているので、設置可能なストック台車の数が制
約されることは、当該混流生産方式を行う上で大きな支
障となっていた。
【0008】また、電線接続体がばらのままスリットに
導入されたり、フックに掛かった状態でストックされて
いたので、電線接続体の取り出しが必ずしも容易ではな
かった。
【0009】さらに上記構成では、ストック台車にスト
ックされている電線接続体が少なくなってきても、直ち
に補充することが困難であった。
【0010】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、混流生産方式に好適で作業性のよい電線接続体
ホルダおよびストック台車を提供することを課題として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ワイヤーハーネスを構成する電線接続体を
ストックするための電線接続体ホルダであって、電線接
続体の電線を着脱可能に保持する複数の電線クランプ
と、各電線クランプを並列に担持する担持体とを備えて
いることを特徴とする電線接続体ホルダである。
【0012】この発明では、電線接続体を電線クランプ
によって担持し、しかも、各電線クランプを並列に並べ
て保持しておくことができるので、当該電線クランプの
並列方向と直交する方向に電線接続体ホルダをストック
することにより、多数の電線接続体を比較的コンパクト
な設置面積内にストックすることが可能になる。
【0013】本発明の別の態様は、上記電線接続体ホル
ダと併用されるストック台車であって、複数の上記電線
接続体ホルダを、当該電線クランプの並列方向と直交す
る一方向に搬送可能にストックする供給用ストック部材
と、上記供給用ストック部材の上流端に設けられ、当該
供給用ストック部材に電線接続体ホルダを供給するため
の供給口と、上記供給用ストック部材の下流端に設けら
れ、当該供給用ストック部材の最下流端にストックされ
た電線接続体ホルダを取り出し可能な取出口とを備え、
上記供給用ストック部材は、最下流端にある電線接続体
ホルダから電線接続体を取り外し可能に構成されている
ことを特徴とするストック台車である。
【0014】この態様の発明では、複数の電線接続体ホ
ルダを供給口から供給用ストック部材に供給し、この供
給用ストック部材上にストックしておくことができると
ともに、ストックされた電線接続体ホルダの最下流端の
ものから、当該電線接続体ホルダが保持している電線接
続体を適宜取り出すことが可能になる。ここで上記態様
では、電線接続体ホルダを、当該電線クランプの並列方
向と直交する方向に搬送可能にストックしているので、
全体として載置面積を小さくまとめ、ストック台車を多
く設置することも可能になる。
【0015】また、最下流端の電線接続体ホルダを取出
口から取り出すことが可能になるので、全ての電線接続
体が取り外された電線接続体ホルダを順次、供給用スト
ック部材から取り出し、後続する電線接続体ホルダを最
下流端に搬送して、次の供給に供することができる。ま
た、電線接続体が電線接続体ホルダに保持された状態で
ストックされるので、取り出しが容易になる。
【0016】さらに、電線接続体ホルダで電線接続体を
保持した状態で供給用ストック部材に電線接続体をスト
ックしておくことが可能になるので、電線接続体を補充
する際においても、補充が容易になり、作業性の向上に
寄与する。
【0017】好ましい態様において、上記供給用ストッ
ク部材上で電線接続体ホルダの走行を容易にするため
に、電線接続体ホルダの担持体には、供給用ストック部
材で走行するための走行手段を設けることが好ましい。
この走行手段は、例えば、軸受で構成された走行輪で具
体化することが可能である。
【0018】好ましい態様においては、上記供給用スト
ック部材の取出口から取り出された電線接続体ホルダを
上記供給用ストック部材の供給口に近接する位置に返送
可能にストックする返送用ストック部材をさらに設けて
いる。
【0019】このようにすると、使用済みの電線接続体
ホルダを直ちに返送用ストック部材にストックしておく
ことにより、一層作業性を向上させることが可能にな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
【0021】電線接続体ホルダ1について図1を参照し
ながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る電線接
続体ホルダ1の斜視図である。
【0022】同図を参照して、図示の実施形態に係る電
線接続体ホルダ1は、ワイヤーハーネスを構成する電線
接続体WHを着脱可能に担持するためのものである。図
では簡略化されているが、この電線接続体WHは、複数
のコネクタCに複数の電線Wを接続することにより所定
の回路を構成する電気配線システムであり、図示のよう
にコネクタC部分を束ねた状態では、その電線部分の長
さLが、例えば1.5m程度のものである。
【0023】電線接続体ホルダ1は、長板形状の担持体
2と、この担持体2の正面に水平に並設される複数の電
線クランプ3と、上記担持体2の両側に取り付けられた
車輪ユニット4とを有している。
【0024】上記担持体2は例えば板金部材で構成され
ており、複数の電線接続体WHを担持可能な強度を備え
ている。
【0025】上記電線クランプ3は、一対のクランプ片
3aをケース3bに片持ち状に開閉自在に取り付け、さ
らにケース3bに取り付けられた図外の弾性片を各クラ
ンプ片3a毎に設けて図示の閉じ姿勢に付勢したもので
ある。そして、電線接続体WHを束ねてクランプ片3a
の自由端側から電線接続体WHの端末部分を束ねて押し
込むことにより、当該電線接続体WHのコネクタC部分
を両クランプ片3aの上側に吊り下げた状態で電線接続
体WHを保持することが可能になる(図3参照)。
【0026】上記車輪ユニット4は、図示の実施形態に
おいて、走行手段を構成するものであり、担持体2の両
端部に固定された前後で対をなすL字型金具4aを備え
ている。各L字型金具4aは、その一端部が上記担持体
2の前面または背面に固定されることにより、他端を担
持体2の前面または背面と直交する面に沿わせていると
ともに、この他端部に固定されて担持体2の両側に支軸
4bを片持ち状に水平に担持している。各支軸4bの自
由端には、軸受が内蔵された車輪4cが取り付けられて
おり、各車輪4cは、上記軸受によって支軸4b回りに
転動自在に保持されている。
【0027】図2は本発明の実施形態に係るストック台
車10の斜視図である。
【0028】同図を参照して、図示の実施形態に係るス
トック台車10は、キャスタ11によって移動可能な基
台部12と、基台部12に立設された一対のピラー14
と、各ピラー14の頂部に横架されて対をなす支持フレ
ーム15と、各支持フレーム15に担持されたレールユ
ニット20とを備えており、このレールユニット20に
上記電線接続体ホルダ1をストックすることにより、複
数の電線接続体WHを搬送可能かつ取り出し可能にスト
ックしている。
【0029】上記基台部12は、角パイプを図示の通り
枠状に溶接して構成されたものであり、平面視長方形の
枠体をなしている。なお、以下の説明では、この基台部
12の長手方向一端側およびそれに対応する方向を仮に
前方とする。
【0030】基台部12は、前後に配置されて対をなす
横フレーム12a、12bを有しており、これら横フレ
ーム12a、12bの両端下面に上記キャスタ11が取
り付けられている。また、両横フレーム12a、12b
の間にはベースプレート12cが配置され、このベース
プレート12cの両端部に上記ピラー14、14が立設
されている。
【0031】各横フレーム12a、12bおよびベース
プレート12cは、左右に対をなして前後に延びる角パ
イプ12dによって一体に連結されている。さらに後ろ
側の横フレーム12bには、各角パイプ12dの後方に
連続する角パイプ12eが突設されている。この角パイ
プ12eの後端上面と前側の横フレーム12aの対応位
置には、それぞれ支柱パイプ12fが立設され、各支柱
パイプ12fの上端部には、前後に延びて対をなす縦フ
レーム12gが溶接されている。
【0032】各縦フレーム12gは、角パイプで具体化
されたものであり、後述する電線接続体ホルダ1から垂
下する電線接続体WHの電線部分をガイドするガイド部
材を兼ねている。具体的には図示していないが、各縦フ
レーム12gの外周に保護用のスポンジを設け、下側に
垂下するエプロンを設けてもよい。
【0033】各縦フレーム12gの後端上面には、仮想
線で示す手押しハンドル16を着脱可能に取り付けるた
めの取り付け孔12hが形成されている。
【0034】上記ピラー14は、いずれも金属製の丸パ
イプで構成されており、具体的には後述するレールユニ
ット20を昇降可能に支持する二層構造であることが好
ましい。
【0035】各ピラー14に固定された支持フレーム1
5は、前後に水平に延びる角パイプで具体化されてお
り、レールユニット20は、この支持フレーム15に溶
接またはビス止めされている。
【0036】図3は図2の実施形態に係るレールユニッ
ト20の断面略図である。
【0037】図2および図3を参照して、レールユニッ
ト20は、上記電線接続体ホルダ1を前方に搬送するス
トックレール対21と、後述のように使用済みの電線接
続体ホルダ1を後方へ返送する返送レール対22と、両
レール対21、22を上下に連結する複数の連結パイプ
23とを有している。
【0038】上記ストックレール対21は、電線接続体
ホルダ1を前方に搬送可能な状態で担持する供給用スト
ック部材を構成するものである。ストックレール対21
は、互いに向かい合って開く一対のチャネル21a、2
1bで具体化されている。図示の例において、各チャネ
ル21a、21bは、前方が下向きに傾斜しており、こ
れによって、自重で上記電線接続体ホルダ1が後ろ側か
ら前方に移動することができるようになっている。各チ
ャネル21a、21bの上流端上面には、当該チャネル
21a、21bの内壁によって形成される溝G1を開く
切欠21c(供給口)が形成されており、さらに図示の
例では、上記切欠21cから溝G1内へ電線接続体ホル
ダ1の端部をガイドするガイド板21dが形成されてい
る。図示の通りガイド板21dは、上側が左右外側に開
いている。また、各チャネル21a、21bの前端部に
は、電線接続体ホルダ1の離脱を規制する止定部21h
が形成されているとともに、この止定部21hに止定さ
れた最下流の電線接続体ホルダ1を上方に抜き出す切欠
21j(取出口)が形成されている。したがって図示の
実施形態では、電線接続体ホルダ1の両端部をそれぞれ
対応する切欠21cから導入することにより、ストック
レール対21に複数の電線接続体ホルダ1をストックす
ることができるとともに、ストックされた複数の電線接
続体ホルダ1を下流端の切欠21jから一つずつ抜き出
すことが可能になる。図2に示すように、ストックレー
ル対21は、その最前端(最下流端)に位置する電線接
続体ホルダ1の各担持体3およびこの電線接続体ホルダ
1に担持された電線接続体WHを解放している。すなわ
ち、電線接続体WHの取り出しに際し、何等障害物のな
い状態になっている。したがって、製造ライン側にいる
作業者は、ストック台車10の前方からこれら最前端の
電線接続体WHを一体ずつ取り出して製造ライン側にて
布線することが可能になる。
【0039】他方、上記返送レール対22は、使用済み
の電線接続体ホルダ1を担持可能な状態で後方に返送す
る返送ローラ対22を構成するものである。返送レール
対22は、互いに向かい合って開く一対のチャネル22
a、22bで具体化されている。図示の例において、各
チャネル22a、22bは、後方が下向きに傾斜してお
り、これによって、自重で上記電線接続体ホルダ1が前
方から後ろ側に移動することができるようになってい
る。各チャネル22a、22bの上流端上面には、当該
チャネル22a、22bの内壁によって形成される溝G
2を開く切欠22c(供給口)が形成されており、さら
に図示の例では、上記切欠22cから溝G2内へ電線接
続体ホルダ1の端部をガイドするガイド板22dが形成
されている。図示の通りガイド板22dは、上側が左右
外側に開いている。また、各チャネル22a、22bの
前端部には、電線接続体ホルダ1の離脱を規制する止定
部22hが形成されているとともに、この止定部22h
に止定された最下流の電線接続体ホルダ1を上方に抜き
出す切欠22j(取出口)が形成されている。したがっ
て図示の実施形態では、電線接続体ホルダ1の両端部を
それぞれ対応する切欠22cから導入することにより、
返送レール対22に形成される返送ローラ対22に複数
の電線接続体ホルダ1をストックすることができるとと
もに、ストックされた複数の電線接続体ホルダ1を下流
端の切欠22jから一つずつ抜き出すことが可能にな
る。
【0040】以上の構成では、図2に示すように、予め
電線接続体WHが各電線クランプ3に担持されている電
線接続体ホルダ1をレールユニット20のストックレー
ル対21上にストックしておき、台車10全体をワイヤ
ーハーネスの製造ライン(図示せず)に搬送する。そし
て、図示の通り台車10の前端部を製造ラインに向けて
設置するとともに上記製造ラインの作業者は、この台車
10の前端部から電線接続体WHを取り出して製造ライ
ン上に布線する。
【0041】この取り出し時においては、上記ストック
レール対21の最下流端に位置する電線接続体ホルダ1
の電線クランプ3から電線接続体WHを抜き出すだけで
電線接続体WHの取り出し作業を行うことができる。
【0042】そして、上記最下流の電線接続体ホルダ1
から全ての電線接続体WHを取り外した後は、図3の仮
想線で示すように、この使用済みの電線接続体ホルダ1
を上記ストックレール対21から抜き出し、返送レール
対22へ戻すだけで次の電線接続体ホルダ1を最下流に
移動させ、電線接続体WHの供給状態を維持することが
可能になる。
【0043】なお、台車10の後端側からは、適宜、使
用済みの電線接続体ホルダ1を取り出して、新たに電線
接続体WHを保持させることができるので、作業を中断
することなく電線接続体ホルダ1を利用することが可能
になる。また、図示の実施形態では、ストックレール対
21の上流端から適宜、新たな電線接続体ホルダ1を補
充することができるので、この補充作業についても、製
造ライン側での作業を中断する必要がない。
【0044】ところで、上記電線接続体ホルダ1とスト
ック台車10を用いた場合、製造された電線接続体WH
を電線接続体ホルダ1に装着する際に、以下のような使
用態様を採用することができる。
【0045】図4は図1および図2の実施形態に係る電
線接続体ホルダ1およびストック台車10の使用態様例
を示す斜視図である。
【0046】同図に示すように、上述した実施形態で
は、電線接続体ホルダ1の各車輪4cのうち、前方のも
のを溝G1内に残し、後方のものをストックレール対2
1の各チャネル21a、21bの上面に乗り上げさせる
ことにより、この後方の車輪4c、4cを連結パイプ2
3の背面に当接させている。これにより、電線接続体ホ
ルダ1は、各チャネル21a、21bの傾斜に拘らず、
連結パイプ23によって移動が規制された状態で係止さ
せるので、この状態で作業者は、図略の自動電線接続体
製造装置によって製造された電線接続体WHを一体ずつ
電線接続体ホルダ1に装着していくことができる。
【0047】そして、装着作業が終了した後は、この電
線接続体ホルダ1を後方に引き戻して上記後ろ側の車輪
4b、4bを切欠21cから溝G1内に戻すことによ
り、前方へ送給することが可能になる。
【0048】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電線接続体ホルダ1によって電線接続体WHが左右
に並ぶ、いわば横置き状態に電線接続体WHをストック
することができるので、従来品に比べ、全体としてコン
パクトな載置面積で多数の電線接続体WHをストックす
ることができる。またこれにより、ストック台車10の
設置台数を多く設定することが可能になり、それによっ
て、小ロットの混流生産方式も容易に実現することがで
きる。また、電線接続体WHが電線接続体ホルダ1によ
って電線クランプ3毎に保持されるので、取り出し等の
取り扱いも容易になる。
【0049】さらに本実施形態のストック台車では、ス
トックレール対21にストックされている電線接続体W
Hが少なくなってきても、直ちに補充することが可能に
なる。
【0050】このように本実施形態によれば、混流生産
方式を好適に行うことができ、しかも作業性が向上する
という顕著な効果を奏する。
【0051】上述した実施形態は本発明の好ましい具体
例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施形態
に限定されない。
【0052】例えば上述した実施形態では、一つの電線
クランプ3に一体の電線接続体WHを保持するようにし
ているが、これに限らず、複数の電線クランプ3によっ
て一体の電線接続体WHを担持するようにしてもよい。
【0053】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の変更が可能であることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
全体としてコンパクトな載置面積で多数の電線接続体を
ストックすることができるので、ストック台車の設置台
数を多く設定することが可能になり、それによって、小
ロットの混流生産方式も容易に実現することができる。
また、電線接続体が電線接続体ホルダによって保持され
るので、取り出し等の取り扱いも容易になる。
【0055】さらに本発明のストック台車においても、
全体としてコンパクトな載置面積で多数の電線接続体を
ストックすることができるので、ストック台車の設置台
数を多く設定することが可能になり、小ロットの混流生
産方式も容易に実現することができる。また、供給用ス
トック部材にストックされている電線接続体が少なくな
ってきても、直ちに補充することが可能になる。
【0056】このように本発明によれば、混流生産方式
を好適に行うことができ、しかも作業性が向上するとい
う顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る電線接続体ホルダの
斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るストック台車の斜視
図である。
【図3】 図2のストック台車に係るレールユニットの
断面略図である。
【図4】 図1および図2の実施形態に係る電線接続体
ホルダおよびストック台車の使用態様例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 電線接続体ホルダ 2 担持体 3 電線クランプ 4 車輪ユニット 10 ストック台車 20 レールユニット 21 ストックレール対(供給用ストック部材) 21c 切欠(供給口) 21j 切欠(取出口) 22 返送レール対(返送用ストック部材) WH 電線接続体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを構成する電線接続体
    をストックするための電線接続体ホルダであって、 電線接続体の電線を着脱可能に保持する複数の電線クラ
    ンプと、 各電線クランプを並列に担持する担持体とを備えている
    ことを特徴とする電線接続体ホルダ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電線接続体ホルダと併用
    されるストック台車であって、 複数の上記電線接続体ホルダを、当該電線クランプの並
    列方向と直交する一方向に搬送可能にストックする供給
    用ストック部材と、 上記供給用ストック部材の上流端に設けられ、当該供給
    用ストック部材に電線接続体ホルダを供給するための供
    給口と、 上記供給用ストック部材の下流端に設けられ、当該供給
    用ストック部材の最下流端にストックされた電線接続体
    ホルダを取り出し可能な取出口とを備え、上記供給用ス
    トック部材は、最下流端にある電線接続体ホルダから電
    線接続体を取り外し可能に構成されていることを特徴と
    するストック台車。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のストック台車において、 上記供給用ストック部材の取出口から取り出された電線
    接続体ホルダを上記供給用ストック部材の供給口に近接
    する位置に返送可能にストックする返送用ストック部材
    をさらに設けていることを特徴とするストック台車。
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Cited By (10)

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