JP4045506B2 - 積層型半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は強誘電体メモリ装置などの半導体記憶装置に関し、特に、複数の半導体チップ層を積層して三次元実装し、面積あたりのメモリ容量を積層チップ数倍にするパッケージ技術において、個々のチップ層を任意に選択できるようにする技術に関する。
半導体集積回路を高密度化するため、複数の半導体チップを積層することが知られている。積層された半導体チップを駆動するためには、何段目のチップをアクティブにするかを選択するための構成が必要となる。例えば、特開平5−63138号公報は、キャリヤ基板上に積層された半導体チップに、それぞれリード線の一端を接続し、これらリード線の他端を、キャリヤ基板に立設した導電ピンに接続する構成を開示している。
特開平5−63138号公報
しかしながら、上記特開平5−63138号公報では、積層したチップの各々から個別のリード線と導電ピンとにそれぞれ繋げる必要があり、配線数や部品数が多く複雑な構成となっている。
これを避けるために、個々のチップ内に、他のチップと区別可能な構造を設けることも考えられる。しかし、チップを区別するために、別々の種類のチップを製造する必要がある。その場合、異なるチップを製造するために異なるメタルマスクが必要となるばかりか、あるチップだけ歩留まりが低いなどの問題があると他のチップが余ってしまい経済性に欠けるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題を解決し、配線や部品を複雑化することなくチップの歩留まりを向上することのできる積層型の半導体記憶装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、複数の半導体チップ層を積層してなる半導体記憶装置であって、個々のチップ層を選択するチップ選択信号が各チップ層に共通に入力されるようチップ層同士で接続されたチップ選択パッドを、各チップ層に備えている。各チップ層は、書込み可能な不揮発性メモリセルと、当該不揮発性メモリセルに接続され当該不揮発性メモリセルの記録内容によって異なる信号を出力する論理回路とを備えた、プログラム回路と、前記チップ選択信号と前記プログラム回路の出力信号とに基づいてチップ選択を判定するチップ選択判定回路と、を備えている。
プログラム回路への記録によって、チップを選択するためのアドレスを設定できるので、何段目のチップかによって異なるチップを製造する必要がなく、チップ歩留まりが向上する。また、不揮発性メモリセルを用いているのでヒューズ溶断工程を不要とすることができる。
上記半導体記憶装置において、前記不揮発性メモリセルは、書込み後に記録内容の書換えが可能であることが望ましい。書込み後でも記録内容の書換えを可能にすることで、書き間違えによるチップの無駄をなくすことができる。
上記半導体記憶装置において、前記プログラム回路は、第1の端子及び第2の端子を有するフリップフロップと、前記第1の端子に第1の容量を与える第1の強誘電体キャパシタと、前記第2の端子に前記第1の容量と異なる第2の容量を与える第2の強誘電体キャパシタと、前記第1の容量及び前記第2の容量が前記第1の端子及び前記第2の端子に与えられた前記フリップフロップに対して、当該フリップフロップを駆動する駆動電圧を供給する電圧源と、を備えている。これにより、不揮発性メモリセルを用いつつ簡易な構成で読み出しが可能となる。
上記半導体記憶装置において、各チップ層は、電源の起動を検知して前記フリップフロップの前記第1の端子又は第2の端子からの信号出力を制御する制御回路を備えている。これにより、制御回路を起動する信号を別途発生させなくても読み出しが可能となる。
上記半導体記憶装置において、各チップ層は、前記チップ選択パッド及び前記プログラム回路をそれぞれ複数備え、更に前記不揮発性メモリセルへの書込み制御信号を受信するプログラム用パッドを備え、各プログラム回路は、前記不揮発性メモリセルに記録させるデータを受信する書込みデータ受信端子と、前記プログラム用パッドから前記書込み制御信号を受信する書込み制御信号受信端子とを備え、前記複数のチップ選択パッドが、前記複数のプログラム回路の前記書込みデータ受信端子に各々接続されていることが望ましい。
このように、プログラム回路への書込み時に、チップ選択パッドからの信号をデータ受信端子に入力することにより、複数のプログラム回路を備えていても書込み用の外部端子を増やす必要がなくなる。
上記半導体記憶装置において、各チップ層は、前記プログラム用パッドからの前記書込み動作の制御信号を検出して前記不揮発性メモリセルへの書込み制御を実行する制御装置を備えることが望ましい。これにより、制御回路を起動する信号を別途発生させなくてもプログラム回路に対する書込み制御ができる。
上記半導体記憶装置において、前記チップ選択パッドは、前記プログラム用パッドからの前記制御信号との論理積回路を介して前記書込みデータ受信端子に接続されていることが望ましい。これにより、書込み時以外は、チップ選択信号が書込みデータ受信端子に入力されることを防止し、電力消費を削減することができる。
上記半導体記憶装置において、各チップは、第2のチップ選択判定回路を更に備え、前記プログラム用パッドは、前記第2のチップ選択判定回路との論理積回路を介して、前記制御信号受信端子に接続されていることが望ましい。これにより、チップを積層し実装した後でもプログラム回路のデータの書換えが可能となる。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置は、複数のチップ層を積層してなる半導体記憶装置であって、前記各チップ層が、(a)前記各チップ層を個々に選択する第1のチップ選択信号が当該各チップ層に共通に入力されるよう当該各チップ層同士で接続された第1のチップ選択パッドと、(b)書込み可能な不揮発性メモリセルと、当該不揮発性メモリセルに接続され当該不揮発性メモリセルの記録内容によって異なる信号を出力する論理回路とを備えた第1のプログラム回路と、(c)前記第1のチップ選択信号と前記第1のプログラム回路の出力信号とに基づいてチップ選択を判定する第1のチップ選択判定回路と、(d)前記各チップ層を個々に選択する第2のチップ選択信号が当該各チップ層に共通に入力されるよう当該各チップ層同士で接続された第2のチップ選択パッドと、(e)前記各チップ層を区別できるように積層前に記憶内容が設定された第2のプログラム回路と、(f)前記第2のチップ選択信号と前記第2のプログラム回路の出力信号とに基づいてチップ選択を判定する第2のチップ選択判定回路と、を備え、前記各チップ層のうち、前記第2のチップ選択判定回路により選択されたチップ層において、前記不揮発性メモリセルへの書込み制御を実行するものである。
本発明の電子機器は、上記の半導体記憶装置を備えたことを特徴とする。このため、低面積で大容量の記憶手段を備えた電子機器を低価格で提供することができる。
次に、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態による積層型の半導体記憶装置の一例である、3次元実装の概略斜視図である。この半導体記憶装置は、同一の4枚のメモリセルアレイチップC1〜C4を積層してなり、面積あたり4倍の記憶容量を得ようとするものである。これらチップC1〜C4が本発明のチップ層に相当する。
チップC1〜C4には、それぞれ複数のチップ選択パッドCS1、CS2と、1つのチップイネーブルパッドCEと、1つのプログラム用パッドPEとが形成されている。また、簡略化の為、図1には記載していないが、メモリ動作に必要なその他のパッド、例えばアドレスやI/O、コントロールパッドなども形成されている。チップ選択パッドの数は、積層するチップの数に応じて任意に設計できる。チップC1〜C4では、パッドを貫通する電極により、メモリ動作及び本発明のチップ選択に必要な全パッドは全チップにおいて対応するパッド同士がそれぞれ電気的に接続され、同じ信号が入力されるようになっている。即ち、各チップのチップ選択パッドCS1にはチップ選択信号の一部が、各チップのチップ選択パッドCS2にはチップ選択信号の他の一部が、各チップのチップイネーブルパッドCEにはチップイネーブル信号が、それぞれ入力される。なお、プログラム用パッドPEは、本実施形態では積層後は使用しないので、電極線E4で接続していなくてもよいし、接地していてもよい。
チップC1〜C4には、図2の説明で述べるチップ選択判定回路がそれぞれ形成されており、各チップにおいて、チップ選択判定回路とパッドCS1、CS2、CE及びPEとが接続されている。
以上述べたチップC1〜C4は、同一のチップであるが、チップ選択パッドとチップ選択判定回路を設けたことで、個々の積層段用に接続を変えたチップを製造する必要はない。チップを選択するためのアドレスは、1種類のチップを製造し良品検査した後で、事後的にプログラムすれば良いので、特定のチップの歩留まりが悪いとか特定のチップが不足するという問題をなくすことができる。
<2.チップ選択判定回路>
図2は、各チップに設けられたチップ選択判定回路10の回路図である。このチップ選択判定回路10は、チップ選択パッドCS1、CS2に入力されるチップ選択信号に基づいて、当該チップが選択されたか否かを判定するものである。
チップ選択判定回路10は、出力信号をプログラム可能なプログラム回路PG1、PG2を備えている。プログラム回路の数は、チップ選択パッドCS1、CS2に対応した数とする。プログラム回路PG1、PG2の入力端子には、書込みデータIN、書込み制御信号IEが、それぞれ各パッドで受信した信号に基づいて入力される。また、接続制御信号RE、読出し制御信号OE、記憶制御信号PLが、それぞれチップ上の制御回路CTから入力される。プログラム回路PG1、PG2の詳細は図4の説明で述べる。
チップ選択判定回路10は、更に排他的論理和回路EX1、EX2を備えている。チップ選択パッドCS1に入力されたチップ選択信号の一部と、プログラム回路PG1の出力OUTとが、一方の排他的論理和回路EX1に入力され、同様に、チップ選択パッドCS2に入力されたチップ選択信号の他の一部と、プログラム回路PG2の出力OUTとが、他方の排他的論理和回路EX2に入力される。そして、排他的論理和回路EX1、EX2の出力はNORゲートG1に入力される。更にNORゲートG1の出力とチップイネーブルパッドCEに入力されたチップイネーブル信号とが最終段のNANDゲートG2に入力される。NANDゲートG2の出力がチップ選択判定回路10の最終出力となる。
排他的論理和回路EX1、EX2は、チップ選択パッドCS1及びプログラム回路PG1からの信号が一致した場合、およびチップ選択パッドCS2及びプログラム回路PG2からの信号が一致した場合に、それぞれL論理を出力し、一致しない場合はH論理を出力する。そして、NORゲートG1は、排他的論理和回路EX1、EX2の出力がともにL論理である場合のみ、H論理を出力し、排他的論理和回路EX1、EX2の出力の何れかがH論理であれば、L論理を出力する。従って、チップ選択パッドCS1、CS2及びプログラム回路PG1、PG2からの信号が完全に一致した場合のみ、NORゲートG1はH論理を出力する。
最終段のNANDゲートG2は、NORゲートG1の出力がH論理である場合のみチップイネーブル信号に応じた信号を出力し、NORゲートG1の出力がL論理である場合はチップイネーブル信号の如何に拘らずH論理しか出力しない。従って、NORゲートG1の出力がH論理である場合、即ち、チップ選択パッドCS1、CS2で受信した信号とプログラム回路PG1、PG2からの信号とが完全に一致した場合のみ、チップイネーブル信号がそのチップにおいてアクティブになる。
本実施形態では、2つのチップ選択パッドCS1、CS2を用いると2ビットのチップ選択信号を指定できるので、2つのプログラム回路PG1、PG2を備えたチップ選択判定回路10を各チップに備えることで、4通りのチップ選択信号を識別できる。よって、4枚のチップを積層してこれらを識別し任意のチップを駆動することができる。
仮に、n個(nは自然数)のチップ選択パッドCS1〜CSnを用いてnビットのチップ選択信号を指定できるようにした場合、n個のプログラム回路PG1〜PGnを備えたチップ選択判定回路をチップ上に形成すればよい。この場合のチップ選択判定回路は、(1)チップ選択パッドCS1及びプログラム回路PG1からの信号、(2)チップ選択パッドCS2及びプログラム回路PG2からの信号、・・・、(n)チップ選択パッドCSn及びプログラム回路PGnからの信号を、それぞれ排他的論理和回路EX1、EX2、・・・EXnに入力する。そしてこれらの出力を1つのNORゲートG1に入力することにより、nビットのチップ選択信号を識別できる。よって、2n枚のチップを積層しても任意のチップを駆動することができる。
図3は、チップ選択判定回路に用いられる排他的論理和回路のMOSトランジスタによる一構成例を示した回路図である。この排他的論理和回路EXnは、入力端子CSn及び入力端子PGnの入力が一致した場合のみ、出力端子OUTでL論理を出力する。具体的には、排他的論理和回路EXnは、第1のNOT回路11と、伝送ゲート12と、第2のNOT回路13を組み合わせてなる。
第1のNOT回路11は、直列のpMOSトランジスタ及びnMOSトランジスタのゲートに入力信号CSnを受信すると、出力端子S1からCSnの論理否定を出力する。
伝送ゲート12は、並列のpMOSトランジスタ及びnMOSトランジスタのゲートにそれぞれ入力信号CSn及びCSnの否定(S1)を受信し、ソース又はドレインに入力信号PGnを受信する。よって、出力端子S2から、CSnの否定とPGnとの論理積を出力する。
第2のNOT回路13は、直列のpMOSトランジスタ及びnMOSトランジスタのゲートに入力信号PGnを受信し、ソース又はドレインのうちpMOS側に入力信号CSnを、nMOS側にCSnの否定をそれぞれ受信する。よって、出力端子S3から、PGnの論理否定とCSnとの論理積を出力する。
出力端子S2と出力端子S3は合流して出力OUTとなる。よって出力OUTは、入力端子CSn及び入力端子PGnの信号が不一致の場合にH論理となり、一致する場合にL論理となる。これにより、チップ選択信号とプログラム回路出力との一致状態を判定することができる。
排他的論理和回路の具体的構成は以上説明したものに限らず、他の種々の回路構成を採用することができる。
<3.プログラム回路>
図4は、図2のチップ選択判定回路に備えられるプログラム回路の一例を示す回路図である。プログラム回路PGnは、フリップフロップ110と、記憶部120と、ディスチャージ部130と、結合部140と、書き込み部150と、出力部160とを備えて構成される。プログラム回路PGnは、不揮発性記憶装置である記憶部120に記憶された記憶データを読み出し、読み出された当該記憶データをフリップフロップ110に書き込むことにより、当該記憶データを出力信号OUTとして外部に供給する回路である。
フリップフロップ110は、第1のインバータ112及び第2のインバータ114と、当該フリップフロップ110と外部とを電気的に接続する第1の端子116及び第2の端子118とを有して構成される。第1のインバータ112及び第2のインバータ114は、それぞれ入力端及び出力端を有しており、第1のインバータ112の出力端は第2のインバータ114の入力端に電気的に接続されており、第2のインバータ114の出力端は第1のインバータ112の入力端に電気的に接続されている。また、第1のインバータ112の入力端及び第2のインバータ114の出力端は、第1の端子116に電気的に接続されており、第1のインバータ112の出力端及び第2のインバータ114の入力端は第2の端子118に電気的に接続されている。
記憶部120は、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124を有して構成される。第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124は、それぞれ一端及び他端を有する。第1の強誘電体キャパシタ122の一端は、第1の端子116に電気的に接続可能に構成されており、また、第2の強誘電体キャパシタ124の一端は、第2の端子118に電気的に接続可能に構成されている。また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端は、プレート線126に電気的に接続されている。
また、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124には相補のデータが記憶されているため、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124は、常誘電体特性に基づく容量が互いに異なる。したがって、フリップフロップ110と記憶部120とが電気的に接続されている場合、第1の強誘電体キャパシタ122は、第1の端子116に所定の容量を与え、また、第2の強誘電体キャパシタ124は、第2の端子118に当該所定の容量と異なる容量を与える。
ディスチャージ部130は、接続制御信号REの電位に基づいて、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端の電位を制御することにより、当該一端の電位と他端の電位を略同電位にする。具体的には、ディスチャージ部130は、第1の強誘電体キャパシタ122の一端及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端の電位を、プレート線126の電位と略同電位にすることにより、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧を略ゼロにする。
本例においてディスチャージ部130は、n型MOSトランジスタ132及び134と、第3のインバータ136とを有して構成される。n型MOSトランジスタ132及び134は、一端が接地されており、他端がそれぞれ第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124に電気的に接続されている。すなわち、n型MOSトランジスタ132及び134は、ゲートの電位に基づいて、それぞれ第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端の電位を接地電位にするか否かを制御する。また、第3のインバータ136は、供給された接続制御信号REの論理値を反転してn型MOSトランジスタ132及び134のゲートに供給する。
結合部140は、接続制御信号REの電位に基づいて、フリップフロップ110と記憶部とを電気的に接続するか否かを制御する。すなわち、結合部140は、第1の強誘電体キャパシタ122と第1の端子116とを、また、第2の強誘電体キャパシタ124と第2の端子118とを電気的に接続するか否かを制御する。
本例において結合部140は、n型MOSトランジスタ142及び144を有して構成される。n型MOSトランジスタ142は、ソース又はドレインの一方が第1の強誘電体キャパシタ122に電気的に接続されており、他方が第1の端子116に電気的に接続されている。そして、n型MOSトランジスタ142は、ゲートの電位に基づいて、第1の強誘電体キャパシタ122と第1の端子116とを電気的に接続するか否かを制御する。また、n型MOSトランジスタ144は、ソース又はドレインの一方が第2の強誘電体キャパシタ124に電気的に接続されており、他方が第2の端子118に電気的に接続されている。そして、n型MOSトランジスタ144のゲートに電位に基づいて、第2の強誘電体キャパシタ124と第2の端子118とを電気的に接続するか否かを制御する。
書き込み部150は、書込み制御信号IE及び書込みデータINの電位に基づいて、フリップフロップ110に記憶データを書き込む。書き込み部150は、第4のインバータ152と、伝送ゲート154とを有して構成されている。第4のインバータ152は、入力として書込み制御信号IEを受け取り、当該書込み制御信号IEを反転した信号を、伝送ゲート154を構成するp型MOSトランジスタのゲートに供給する。伝送ゲート154は、一端に書込みデータINが供給されており、他端が第1の端子116に電気的に接続されている。また、伝送ゲート154を構成するn型MOSトランジスタのゲートには書込み制御信号IEが供給されている。すなわち、書き込み部150は、書込み制御信号IEの電位に基づいて、書込みデータINを第1の端子116に供給するか否かを制御することにより、第1の端子116の電位を制御する。これにより、フリップフロップ110に所定の記憶データを書き込むことができる。
出力部160は、読出し制御信号OEの電位に基づいて、フリップフロップ110に書き込まれた記憶データを示す出力信号OUTを出力する。本例において出力部160は、第5のインバータ162と、伝送ゲート164と、NAND回路166とを有して構成される。
第5のインバータ162は、入力として読出し制御信号OEを受け取り、当該読出し制御信号OEを反転した信号を、伝送ゲート164を構成するp型MOSトランジスタのゲートに供給する。伝送ゲート164は、一端が第2の端子118に電気的に接続されており、他端が第1の端子116に電気的に接続されている。また、伝送ゲート164を構成するn型MOSトランジスタのゲートには読出し制御信号OEが供給されている。NAND回路166は、読出し制御信号OEと伝送ゲート164の他端の電位との否定論理積を出力信号OUTとして出力する。
<4.プログラム回路の動作>
図5は、上記プログラム回路PGnの動作を示すタイミングチャートである。本例において各制御信号は、H論理又はL論理を示すディジタル信号である。各制御信号がH論理を示すときの当該制御信号の電位は強誘電体メモリ装置500の駆動電圧VCCと略同電位である。また、各制御信号がL論理を示すときの当該制御信号の電位は接地電位、すなわち、0Vである。
<4−1.読出し動作>
図5(A)を参照し、プログラム回路PGnにおける出力信号の読出し動作について説明する。ここで、第1の強誘電体キャパシタ122にはデータ“0”が書き込まれており、第2の強誘電体キャパシタ124にはデータ“1”が書き込まれているものとする。すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122は常誘電体特性に基づく容量C0を有しており、第2の強誘電体キャパシタ124は常誘電体特性に基づく容量として容量C0より大きい容量C1を有している。
初期状態において、制御回路CTからの接続制御信号REはH論理を示している。したがって、n型MOSトランジスタ142及び144は導通しており、第1の端子116と第1の強誘電体キャパシタ122、また、第2の端子118と第2の強誘電体キャパシタ124は電気的に接続されている。すなわち、第1の端子116には、第1の強誘電体キャパシタ122によって容量C0が付加されており、また、第2の端子118には、第2の強誘電体キャパシタ124によって容量C1が付加されている。
フリップフロップ110に対して電源電圧の供給が開始されると、第1のインバータ112及び第2のインバータ114に供給される電源電圧は徐々に上昇する。また、このとき、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の入力の電位は0Vであるため、電源電圧の上昇に応じて、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の出力の電位も上昇する。すなわち、第1の端子116及び第2の端子118の電位が上昇する。ここで、電源電圧とは、フリップフロップ110を動作させる電源の電圧であって、例えば駆動電圧VCCである。
このとき、第1の端子116には第1の強誘電体キャパシタ122により容量C0が付加されており、第2の端子118には第2の強誘電体キャパシタ124により容量C0より大きい容量C1が付加されている。すなわち、第1の端子116及び第2の端子118の電位を上昇させるためには、それぞれ容量C0及びC1を充電する必要がある。本例では、第2の端子118に第1の端子より大きい容量が付加されているため、第1の端子116の電位は、第2の端子118の電位より早く上昇する。したがって、第1の端子116の電位は、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の閾値電圧(Vtとする)に、第2の端子118の電位よりも早く到達する。ここで、インバータの閾値電圧Vtとは、当該インバータの出力の論理値が変化する電圧をいう。
第1の端子116の電位が閾値電圧Vtに到達すると、第1のインバータ112の出力はL論理に変化する。したがって、第1の端子116の電位が閾値電圧Vtに到達すると、第2の端子118の電位は0Vに降下する。また、第2の端子118の電位が0Vに降下すると、第2のインバータ114の出力はH論理に変化しようとする。したがって、第1の端子116の電位が閾値電圧Vtに到達すると、第1の端子116の電位は電源電圧と略同電位となる。これにより、フリップフロップ110は、第1の端子116の電位をH論理、また、第2の端子118の論理値をL論理とする記憶データを保持する。以上の動作により、記憶部120に記憶された記憶データが読み出され、当該記憶データがフリップフロップ110に保持される。
次に、制御回路CTは、読出し制御信号OEをH論理に変化させることにより、伝送ゲート164を導通させる。これにより、NAND回路166は、フリップフロップ110が保持する記憶データを示す出力信号OUTを出力する。すなわち、出力部160は、第2の端子118の論理値がL論理であるため、当該記憶データを示す論理値としてH論理を出力する。なお、本例では、読出し制御信号OEをH論理に変化させる前の出力信号OUTの論理値もH論理であるため、出力信号OUTの論理値はH論理のまま維持される。以上の動作により、フリップフロップ110に保持された記憶データが、出力部160から出力信号OUTとして出力され、排他的論理和回路EX1又はEX2に出力される。制御回路CTの動作は電源のONを検出したことで開始されるので、制御回路を起動させる信号を別途発生させる必要はない。
なお、出力部160が、当該記憶データを示す出力信号OUTを出力している間、記憶部120は、フリップフロップ110から電気的に切り離されるのが好ましい。本例では、制御回路CTが、接続制御信号REをL論理に変化させ、n型MOSトランジスタ142及び144を非導通とすることにより、記憶部120とフリップフロップ110とを電気的に切り離す。また、接続制御信号REがL論理に変化すると、n型MOSトランジスタ132及び134は導通する。したがって、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端は接地されるため、その電位は0Vとなる。また、記憶制御信号PLもL論理であるため、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端の電位は0Vとなる。したがって、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧は略0Vとなる。
このように、プログラム回路PGnは、強誘電体キャパシタ122及び124に記憶されたデータに基づいて異なる信号OUTを出力できるので、予め強誘電体キャパシタに所定のデータを記憶させておくことにより、任意の信号を出力させることができる。
<4−2.書込み動作>
次に図5(B)を参照し、積層前の段階で、記憶部120に所望の記憶データを記憶させる書込み動作について説明する。以下の例では、記憶部120に記憶されていた記憶データと異なる記憶データを記憶部120に記憶させる動作、すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122にデータ“1”を、第2の強誘電体キャパシタ124にデータ“0”を書き込む動作について説明する。
まず、記憶部120とフリップフロップ110とを電気的に接続した状態(接続制御信号REがH論理の状態)において、プログラム用パッドPEからの書込み制御信号IEをH論理に変化させることにより、伝送ゲート154を導通させる。そして、チップ選択パッドCSnからの書込みデータINの電位を0Vとすることにより、第1の端子116の電位を0Vとする。これにより、第1のインバータ112の出力はH論理になるため、第2の端子118の電位はVCCになるとともに、第2のインバータ114の出力はL論理となる。
このとき、記憶制御信号PLの論理値はL論理、すなわち、第2の強誘電体キャパシタ124の他端の電位は0Vであるため、第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧はVCCとなる。したがって、第2の強誘電体キャパシタ124にはデータ“0”が新たに書き込まれる。
次に、制御回路CTが記憶制御信号PLをH論理に、すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端の電位をVCCに変化させる。このとき、第1の強誘電体キャパシタ122の一端の電位は0Vであるため、第1の強誘電体キャパシタ122にかかる電圧は−VCCとなる。よって第1の強誘電体キャパシタ122にはデータ“1”が新たに書き込まれる。一方、第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧は略0Vである。したがって、第2の強誘電体キャパシタ124に書き込まれたデータ“0”はそのまま保持される。以上の動作により、チップ選択パッドCSnからの書込みデータINに従い、フリップフロップ110に保持された記憶データと異なる記憶データが記憶部120に新たに記憶される。これら制御回路CTの動作はプログラム用パッドPEからの信号を検出したことで開始されるので、制御回路を起動させる信号を別途発生させる必要はない。
本実施形態では、不揮発性メモリセルを用いてプログラム回路を構成しているので、プログラムするためにヒューズを焼き切る等の工程が必要ない。また、不揮発性メモリセルとして強誘電体キャパシタを用いているので、書換え可能であり、誤プログラムした場合でも、積層前であれば書き直しをすることができる。なお、積層後の書換えについては第2実施形態で説明する。
さて、図2に戻るとプログラム回路PG1、PG2への書込みに用いる書込み制御信号IEは、両者ともプログラム用パッドPEで供給されることがわかる。またプログラム回路PG1又はPG2への書込みデータINは、チップ選択パッドCS1又はCS2の信号とプログラム用パッドPEの信号との論理積であることがわかる。
チップ選択パッドCS1、CS2は、チップ積層後にチップ選択信号を入力するパッドであるが、ここではプログラム回路PG1、PG2への書き込みの段階(ここではチップ積層前)でもデータ入力パッドとして使っている。これにより、パッドを有効利用しパッドの数を最小限にしている。
また、複数のプログラム回路PG1、PG2を設ける場合でも、プログラム用パッドPEをこれらプログラム回路PG1、PG2の両者に接続することで、プログラム用パッドPEは1つで済ませることができる。
更に、チップ選択パッドCS1とプログラム回路の書き込みデータIN入力端子との間には、プログラム用パッドPEとの論理積回路が設けられている。プログラム用パッドPEは、本実施形態では積層後には使わない(L論理が維持される)ので、これとの論理積をとればプログラム回路PG1、PG2に信号が入力されることはない。従って、積層後にチップ選択パッドCS1、CS2をチップ選択のために使用しても、プログラム回路に信号が入力されることが防止され、電力消費を抑えることができる。
なお、プログラム回路は以上例示したものに限らず、種々の回路構成をとることができる。
<5.プログラム回路とチップ選択信号との関係>
次に、個々のチップのプログラム回路PG1、PG2に書込むデータとチップ選択信号との関係について説明する。例えば、1枚目のチップC1についてはプログラム回路PG1及びPG2の第2の強誘電体キャパシタ124に何れも“1”データを書込む。2枚目のチップC2についてはプログラム回路PG1及びPG2の第2の強誘電体キャパシタ124にそれぞれ“0”及び“1”データを書込む。3枚目のチップC3についてはプログラム回路PG1及びPG2の第2の強誘電体キャパシタ124にそれぞれ“1”及び“0”データを書込む。4枚目のチップC4についてはプログラム回路PG1及びPG2の第2の強誘電体キャパシタ124に何れも“0”データを書込む。
このような4枚のチップのうち、1枚目のチップC1を選択するときは、チップ選択パッドCS1、CS2の両者にH論理のチップ選択信号を入力する。するとチップ選択信号とプログラム回路PG1、PG2の出力とが一致するので、チップイネーブルパッドCEで入力されるチップイネーブル信号が1枚目のチップC1でアクティブになる。他のチップでは信号が一致しないので、スタンバイ状態となる。
同様に、2枚目のチップC2を選択するときは、チップ選択パッドCS1、CS2にそれぞれL論理、H論理のチップ選択信号を入力する。するとチップ選択信号とプログラム回路PG1、PG2の出力とが一致するので、チップイネーブル信号が2枚目のチップC2でアクティブになる。
同様に、3枚目のチップC3を選択するときは、チップ選択パッドCS1、CS2にそれぞれH論理、L論理のチップ選択信号を入力する。するとチップ選択信号とプログラム回路PG1、PG2の出力とが一致するので、チップイネーブル信号が3枚目のチップC3でアクティブになる。
同様に、4枚目のチップC4を選択するときは、チップ選択パッドCS1、CS2の両者にL論理のチップ選択信号を入力する。するとチップ選択信号とプログラム回路PG1、PG2の出力とが一致するので、チップイネーブル信号が4枚目のチップC4でアクティブになる。
なお、チップイネーブル信号をL論理とした場合、これがチップ選択判定回路10のNANDゲートG2に入力されるので、チップ選択信号の如何に拘らず、すべてのチップがスタンバイ状態となる。
以上のように、4種類の記憶パターンを備えたチップC1〜C4を積層することで、各チップを識別することができる。どの記憶パターンを何枚目に配置するかは任意である。但し同一記憶パターンを積層してしまうと、チップを特定することができなくなる。
ところで、上記4つの記憶パターンのうち3つだけ用いて、3枚のチップのみを積層した場合は、この3つの記憶パターンに対応するチップ選択信号は3つのみとなる。従って、どのチップにも該当しないチップ選択信号は、全チップスタンバイを意味することになる。従って、3枚のチップのみの場合は上述のチップイネーブル信号が不必要となり、各チップのチップイネーブルパッドCEも、チップ選択判定回路10の最終段のNANDゲートG2も、不必要となる。このような方法でチップイネーブルパッドCEを不要にすれば、1チップあたりのパッド数n個(nは2以上の整数)で、最大(2n−1)枚のチップを積層して各チップを駆動することができる。
<6.第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態による半導体記憶装置の各チップに設けられたチップ選択判定回路の回路図である。この半導体記憶装置は、チップを積層し各パッドを共通化した後でもプログラム回路PG1、PG2のデータを変更できるようになっている。具体的には、図6のチップ選択判定複合回路20は、図2のチップ選択判定回路10に相当する第1のチップ選択判定回路21のプログラム用パッドPE後段に、第2のチップ選択判定回路22とのANDゲートG4を設けた複合回路となっている。パッドについても、チップ選択パッドPRO1、PRO2及びプログラム用パッドPROEが加えられている。
かかる構成において、チップ選択パッドPRO1、PRO2に対し、第2のチップ選択判定回路22のプログラム回路PG1’、PG2’に対応したチップ選択信号を加えると、選択されたチップの第2のチップ選択判定回路22のNORゲートG3がH論理を出力する。これとプログラム用パッドPEへの入力との論理積をとることで、積層後でも目的のチップを特定することができる。よってこの状態で、チップ選択パッドCS1、CS2に所望の信号を与えることで、プログラム回路PG1、PG2を書き換えることができる。
プログラム回路PG1、PG2の書換え以外の、通常の動作時にはプログラム回路PG1、PG2のデータを参照するだけなので、第2のチップ選択判定回路22は使用しない。チップ選択パッドPRO1、PRO2、プログラム用パッドPROE、プログラム用パッドPEも使用しないので、L論理に固定しておくのが好ましい。
なお、実装前の書込み時には、まずチップ選択パッドPRO1、PRO2、プログラム用パッドPROEを用いてプログラム回路PG1’、PG2’の書き込みをする。そして、プログラムした値をチップ選択パッドPRO1、PRO2に入力してプログラム用パッドPEへの入力を有効にすれば、プログラム回路PG1、PG2への書き込みが可能となる。
本実施形態はこのように積層後でもプログラム回路PG1、PG2を書き換えることができるので、例えばチップ番号によって使用頻度が異なる場合に、一定期間使用後にチップ番号をチェンジし、半導体記憶装置の長寿命化を図ることができる。また、万が一、PG1及びPG2のデータが他のチップと同一のものを積層して実装しまった場合でも、事後にPG1及びPG2を修正することもできる。
<7.電子機器の例>
図7は、本発明の一実施形態に係る電子機器の一例であるパーソナルコンピュータ1000の構成を示す斜視図である。図7において、パーソナルコンピュータ1000は、表示パネル1002と、キーボード1004を有する本体部1006とを備えて構成されている。当該パーソナルコンピュータ1000の本体部1004の記憶媒体、特に不揮発性メモリとして、本発明の積層型半導体記憶装置が利用されている。このため、低面積で大容量の記憶手段を備えた電子機器を低価格で提供することができる。
また、本発明の電子機器はこれに限らず、ICカード、携帯情報機器、家庭用電気製品など、強誘電体記憶装置を備えたあらゆる電子機器に適用することが可能である。
上記発明の実施の形態を通じて説明された実施例や応用例は、用途に応じて適宜に組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができ、本発明は上述した実施形態の記載に限定されるものではない。そのような組み合わせ又は変更若しくは改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の第1実施形態による積層型の半導体記憶装置の概略斜視図である。 各チップに設けられたチップ選択判定回路10の回路図である。 図2のチップ選択判定回路に用いられる排他的論理和回路のMOSトランジスタによる構成例を示した回路図である。 図2のチップ選択判定回路に備えられるプログラム回路の例を示す回路図である。 図4のプログラム回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態による半導体記憶装置の各チップに設けられたチップ選択判定回路の回路図である。 本発明の実施形態における電子機器の一例であるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
符号の説明
C1〜C4 チップ(チップ層)
CS1、CS2 チップ選択パッド
CE チップイネーブルパッド
10、21、22 チップ選択判定回路
PG1、PG2 プログラム回路
EX1、EX2 排他的論理和回路
G1 NORゲート
G2 NANDゲート
110 フリップフロップ
122 第1の強誘電体キャパシタ
124 第2の強誘電体キャパシタ
CT 制御回路
PE プログラム用パッド
IN 書込みデータ
IE 書込み制御信号

Claims (2)

  1. 複数のチップ層を積層してなる半導体記憶装置であって、
    前記各チップ層が、
    前記各チップ層を個々に選択する第1のチップ選択信号が当該各チップ層に共通に入力されるよう当該各チップ層同士で接続された第1のチップ選択パッドと
    書込み可能な不揮発性メモリセルと、当該不揮発性メモリセルに接続され当該不揮発性メモリセルの記録内容によって異なる信号を出力する論理回路とを備えた第1のプログラム回路と、
    前記第1のチップ選択信号と前記第1のプログラム回路の出力信号とに基づいてチップ選択を判定する第1のチップ選択判定回路と、
    前記各チップ層を個々に選択する第2のチップ選択信号が当該各チップ層に共通に入力されるよう当該各チップ層同士で接続された第2のチップ選択パッドと、
    前記各チップ層を区別できるように積層前に記憶内容が設定された第2のプログラム回路と、
    前記第2のチップ選択信号と前記第2のプログラム回路の出力信号とに基づいてチップ選択を判定する第2のチップ選択判定回路と、
    を備え、
    前記各チップ層のうち、前記第2のチップ選択判定回路により選択されたチップ層において、前記不揮発性メモリセルへの書込み制御を実行する、
    半導体記憶装置。
  2. 請求項に記載の半導体記憶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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