JP2001085633A - 容量構造を有する半導体装置、およびこの容量構造を用いたチャージポンプ回路、ならびにチャージポンプ回路を用いた半導体装置 - Google Patents

容量構造を有する半導体装置、およびこの容量構造を用いたチャージポンプ回路、ならびにチャージポンプ回路を用いた半導体装置

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JP2001085633A
JP2001085633A JP25660099A JP25660099A JP2001085633A JP 2001085633 A JP2001085633 A JP 2001085633A JP 25660099 A JP25660099 A JP 25660099A JP 25660099 A JP25660099 A JP 25660099A JP 2001085633 A JP2001085633 A JP 2001085633A
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circuit
charge pump
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pump circuit
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Hiroshi Sato
弘 佐藤
Jiro Kishimoto
次郎 岸本
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな容量を小さな面積で構成し、この容量
を用いたチャージポンプ回路の低面積化、あるいは同一
面積下での供給能力の上昇を実現することができる容量
構造、およびこの容量構造を用いたチャージポンプ回
路、ならびにチャージポンプ回路を用いた半導体装置を
提供する。 【解決手段】 多値のフラッシュメモリであって、この
フラッシュメモリを構成するチャージポンプ回路の容量
構造は、不揮発性メモリセルのフローティングゲートと
同層のファーストゲートFGと、コントロールゲートと
同層のセカンドゲートSGとの間に絶縁膜を挟んで形成
された容量C1と、ファーストゲートFGとウェル領域
nwellとの間に絶縁膜を挟んで形成された容量C2
とからなり、セカンドゲートSGとウェル領域nwel
lとが同電位とされ、容量C1と容量C2とが並列接続
され、縦に2個つなげた構造で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量構造の技術に
関し、たとえばデジタルスティルカメラやPCカード、
携帯型電子機器を始めとする不揮発性メモリを利用する
分野において、不揮発性メモリのフローティングゲート
と同層のファーストゲート、コントロールゲートと同層
のセカンドゲートを流用した容量構造、およびこの容量
構造を用いたチャージポンプ回路、ならびにチャージポ
ンプ回路を用いた半導体装置に適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、本発明者が検討した技術とし
て、デジタルスティルカメラやPCカード、携帯型電子
機器などの不揮発性メモリを用いた半導体装置において
は、不揮発性メモリと、その周辺回路などから構成され
ている。不揮発性メモリには、基板上に積層されたフロ
ーティングゲート、コントロールゲートなどが設けられ
ている。すなわち、フローティングゲートを用いた不揮
発性メモリにはファーストゲートおよびセカンドゲート
が存在する。
【0003】このような不揮発性メモリを用いた半導体
装置においては、不揮発性メモリおよびその周辺回路を
動作するための各種電源が内部電源電圧発生回路により
発生され、特に外部電源より高電圧の昇圧電源はチャー
ジポンプ回路などを用いて生成される。このチャージポ
ンプ回路では、セカンドゲートとチャネルとの間に絶縁
膜を挟んで形成された容量を使用している。
【0004】なお、このような半導体装置のチャージポ
ンプ回路に関する技術としては、たとえば1994年1
1月5日、株式会社培風館発行の「アドバンスト エレ
クトロニクスI−9 超LSIメモリ」P69〜P71
に記載される技術などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な半導体装置のチャージポンプ回路の技術について、本
発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとな
った。すなわち、セカンドゲートとチャネルとの間に絶
縁膜を挟んで容量を形成する場合に、高電圧・高供給能
力の電源系回路を構成するためには大きな容量が必要で
あり、それに伴って多大な面積が必要となることが考え
られる。
【0006】そこで、本発明の目的は、大きな容量を小
さな面積で構成し、この容量を用いたチャージポンプ回
路の低面積化、あるいは同一面積下での供給能力の上昇
を実現することができる容量構造、およびこの容量構造
を用いたチャージポンプ回路、ならびにチャージポンプ
回路を用いた半導体装置を提供するものである。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】すなわち、本発明による容量構造は、不揮
発性メモリのフローティングゲートと同層のファースト
ゲートと、コントロールゲートと同層のセカンドゲート
との間に絶縁膜を挟んで形成された第1の容量と、ファ
ーストゲートとウェル領域との間に絶縁膜を挟んで形成
された第2の容量とからなり、セカンドゲートとウェル
領域とは同電位とされ、第1の容量と第2の容量とは並
列に接続されて構成されるものである。
【0010】この構成において、並列接続された第1の
容量と第2の容量とにおけるファーストゲートの電荷の
取り出し口は、ファーストゲートとセカンドゲートとを
接続するコンタクトで導通されて形成されており、また
第2の容量は、チャネルの形成による容量値の変化を抑
制するために、n型のウェル領域内にn+ 型の拡散層が
形成されて常に導通されているものである。
【0011】また、本発明によるチャージポンプ回路
は、前記容量構造を用い、第1の容量と第2の容量との
並列接続構造が複数段に縦続接続され、所定の電位に昇
圧されて構成されるものである。
【0012】さらに、本発明による半導体装置は、前記
チャージポンプ回路と、このチャージポンプ回路により
昇圧された電圧で動作する不揮発性メモリ、およびその
周辺回路などからなるものである。
【0013】よって、前記容量構造、チャージポンプ回
路、半導体装置によれば、プロセスとして、ファースト
ゲート−セカンドゲート間のコンタクトプロセスの導入
によってファーストゲートとセカンドゲートとの接続を
取ることができるので、小さな面積で大きな容量を構成
することができる。また、回路として、不揮発性メモリ
構造を使用した容量をチャージポンプ回路に用いること
により、面積を半分にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態である半導体装置を示す機能ブロック図、図2は本実
施の形態の半導体装置において、メモリマットを示す構
成図、図3はメモリセルを示す断面図、図4はメモリセ
ルのブロックを示す回路図、図5は直接X系回路を示す
回路図、図6はメモリセルへの印加電圧を示す説明図、
図7は直接X系回路の印加電圧構成を示すブロック図、
図8は容量構造を示すレイアウト図、図9は図8の切断
線おける断面図、図10,図11は昇圧回路を示す回路
図、図12〜図15はチャージポンプ回路を示す回路
図、図16は本実施の形態の半導体装置を用いたシステ
ムを示す概略機能ブロック図である。
【0015】まず、図1により、本実施の形態の半導体
装置の構成の一例を説明する。本実施の形態の半導体装
置は、たとえば多値のフラッシュEEPROM(フラッ
シュメモリ)とされ、2つのメモリマットMATU,M
ATDからなるメモリアレイ1と、メインデコーダ/ゲ
ートデコーダ2、サブデコーダ3、センスラッチ回路4
およびデータラッチ回路5などからなる直接周辺回路
と、制御信号入力バッファ6、データ入出力制御回路
7、レディ/ビジィ回路8、入出力バッファ9、アドレ
スカウンタ10、救済系回路11、アドレスジェネレー
タ12、冗長ヒューズ/トリミングヒューズ回路13、
システムクロック回路14、ステイタスレジスタ/テス
ト系回路15、メインアンプ16、入力データ演算回路
17、コマンドデコーダ18、ROM制御系回路19、
ROM20、ROMデコーダ21、書き込み・消去判定
回路22、直接系制御回路23、電源制御回路24、電
源切り替え回路25、チャージポンプ/降圧系回路26
および基準電源回路27などからなる間接周辺回路から
構成され、公知の半導体製造技術によって同一の半導体
チップ上に形成されている。
【0016】このフラッシュメモリにおいて、メモリア
レイ1には、各メモリマットMATU,MATDに対応
してそれぞれX系のメインデコーダ/ゲートデコーダ2
およびサブデコーダ3が設けられ、これらのデコード結
果に従って各メモリマットMATU,MATD内のワー
ド線WLを選択する。この例では、サブデコーダ3が各
メモリマットMATU,MATDの両側および中央に配
置されている。また、Y系にもアドレスデコーダが設け
られ、このアドレスデコーダのデコード結果に従って各
メモリマットMATU,MATD内のビット線BLを選
択する。書き込み・消去/読み出しに際して、外部から
入力された書き込み・消去データは入力データ演算回路
17により2ビット毎に4値データに変換し、書き込み
・消去データや読み出しデータはセンスラッチ回路4、
データラッチ回路5にそれぞれ保持される。
【0017】このフラッシュメモリでは、制御信号入力
バッファ6が外部から入力される制御信号を取り込んで
内部の所定の回路に供給する。データ入出力制御回路7
は、入出力バッファ9を制御する。入出力バッファ9
は、外部から入力されたアドレス信号や書き込みデータ
およびコマンドを取り込んで内部の所定の回路に供給す
るとともに読み出しデータを外部へ出力する。このフラ
ッシュメモリは、アドレス信号と書き込みデータおよび
コマンド入力とで外部端子I/Oを共用している。その
ため、入出力バッファ9は、制御信号入力バッファ6か
らの制御信号に従って、これらの入力信号を区分して取
り込み、所定の内部回路に供給する。
【0018】アドレスの制御系回路は、外部から入力さ
れるアドレス信号を取り込んでカウントアップするアド
レスカウンタ10や、データ転送時にYアドレスを自動
的に更新したり、データ消去時などに自動的にXアドレ
スを発生するアドレスジェネレータ12、入力アドレス
と不良アドレスとを比較してアドレスが一致したときに
選択メモリの行または列を切り替える救済系回路11な
どからなる。救済系回路11、冗長ヒューズ/トリミン
グヒューズ回路13はメモリアレイ1内に不良ビットが
あった場合に予備メモリと置き換える。
【0019】システムクロック回路14は、内部の動作
に必要なタイミングクロックを形成して各内部回路に供
給する。ステイタスレジスタ/テスト系回路15は、メ
モリ内部の状態を反映するとともに外部に対して外部か
らアクセスが可能か否かを示すレディ/ビジィ信号R/
Bを形成してレディ/ビジィ回路8から出力したり、内
部回路をテストする。メインアンプ16は、メモリアレ
イ1から読み出された信号を増幅する。
【0020】このフラッシュメモリには、特に制限され
ないが、外部のCPUなどから与えられるコマンドをデ
コードするコマンドデコーダ18と、このコマンドデコ
ーダ18のデコード結果に基づいてこのコマンドに対応
した処理を実行すべく各内部回路に対する制御信号を順
次形成して出力するROM制御系回路19、ROM2
0、ROMデコーダ21とを備えており、コマンドが与
えられるとそれを解読して自動的に対応する処理を実行
する。このROM制御系回路19は、たとえばマイクロ
プログラム方式のCPUの制御部と同様に、コマンド
(命令)を実行するのに必要な一連のマイクロ命令群が
格納されたROM20に接続され、コマンドデコーダ1
8がコマンドに対応したマイクロ命令群の先頭アドレス
を生成してROMデコーダ21に与えることにより、マ
イクロプログラムが起動されるように構成されている。
【0021】このフラッシュメモリでは、書き込み・消
去判定回路22により、書き込み時や消去時にセンスラ
ッチ回路4のデータに基づいて書き込みまたは消去が終
了したか判定してROM制御系回路19に知らせ、書き
込みシーケンスまたは消去シーケンスを終了させる。直
接系制御回路23により、書き込み時や消去時、さらに
読み出し時に、メモリアレイ1のメインデコーダ/ゲー
トデコーダ2、サブデコーダ3、センスラッチ回路4お
よびデータラッチ回路5などからなる直接周辺回路が制
御される。
【0022】また、電源の制御系回路は、基板電位など
の基準となる電圧を発生する基準電源回路27や、外部
から供給される電源電圧に基づいて書き込み電圧、消去
電圧、読み出し電圧、ベリファイ電圧などのチップ内部
で必要とされる電圧を発生するチャージポンプ/降圧系
回路26、メモリの動作状態に応じてこれらの電圧の中
から所望の電圧を選択してメモリアレイ1に供給する電
源切り替え回路25、これらの回路を制御する電源制御
回路24などからなる。このチャージポンプ/降圧系回
路26のチャージポンプ回路の部分について、詳細は後
述する。
【0023】このフラッシュメモリに入力される制御信
号としては、外部のCPUなどから制御信号入力バッフ
ァ6に、たとえばチップイネーブル信号CEB、ライト
イネーブル信号WEB、リセット信号RESB、コマン
ドイネーブル信号CED、アウトプットイネーブル信号
OEBなどが入力される。また、システムクロック信号
SCはデータ入出力制御回路7に入力される。なお、多
値のフラッシュメモリを制御する外部の装置としては、
アドレス生成機能とコマンド生成機能を備えていればよ
いので、汎用マイクロコンピュータLSIを用いること
ができる。
【0024】続いて、図2によりメモリマットの構成、
図3によりメモリセルの断面(断面表記省略)、図4に
よりメモリセルの接続の一例をそれぞれ説明する。
【0025】図2のように、メモリマットMAT(U,
D)は、複数のブロックBlockに分割され、各ブロ
ックBlock内には不揮発性のメモリセルMCが各ワ
ード線WLと各ビット線BLとの交点に格子状に配置さ
れている。このメモリマットMATのX方向、両側には
サブデコーダ3が千鳥配置され、偶数番目のワード線W
Lは左側のサブデコーダ3に、奇数番目のワード線WL
は右側のサブデコーダ3にそれぞれ接続されて駆動され
る。また、メモリマットMATのY方向、下側にはセン
スラッチ回路4が配置され、ビット線BLに接続されて
メモリセルMCのデータを検知・増幅する。
【0026】図3のように、不揮発性のメモリセルMC
は、p型の基板31にn型の拡散層32が形成され、こ
の表面上に絶縁膜を挟んでフローティングゲート33、
コントロールゲート34がそれぞれ積層されて構成され
ている。コントロールゲート34はワード線WLに接続
されて書き込み電圧などが伝えられる。フローティング
ゲート33は絶縁膜に囲まれた導体であり、ここに電荷
が保持される。
【0027】図4のように、メモリセルMCの接続例に
は、(a) NOR型、(b) NAND型、(c) AND型など
がある。(a) NOR型の各メモリセルMCは、ゲートが
ワード線WLに接続され、ドレイン、ソースがそれぞれ
ビット線BL、接地電位に並列的に接続されている。ま
た、各メモリセルMCの基板には基板電位Vbbが印加
される。(b) NAND型の各メモリセルMCは、ゲート
がワード線WLに接続され、ドレイン、ソースがそれぞ
れ隣接するメモリセルMCのソース、ドレインに直列的
に接続され、その両端に選択MOSトランジスタが接続
され、一方はビット線BLに、他方は接地電位にそれぞ
れ接続されている。(c) AND型の各メモリセルMC
は、ゲートがワード線WLに接続され、ドレイン、ソー
スがそれぞれ並列的に接続され、その両端に選択MOS
トランジスタが接続され、一方はビット線BLに、他方
は接地電位にそれぞれ接続されている。
【0028】続いて、図5により直接X系回路の接続、
図6によりメモリセルMCへの印加電圧、図7により直
接X系回路の印加電圧構成の一例をそれぞれ説明する。
【0029】図5においては、前記図4(c) のAND型
の例を示している。各メモリセルMCのゲートが接続さ
れるワード線WLはサブデコーダ3により駆動され、さ
らにこのサブデコーダ3はメインデコーダ/ゲートデコ
ーダ2により駆動され、これらの各デコーダ2,3はC
MOS型ドライバ回路構成となっている。選択MOSト
ランジスタの選択制御線SiS,SiDはメインデコー
ダにより駆動される。また、選択MOSトランジスタが
接続されるビット線BLは、一方がセンスラッチ回路4
に接続され、他方がショートMOSトランジスタに接続
され、このショートMOSトランジスタもメインデコー
ダにより駆動される。この駆動のための正電圧および負
電圧は別個に供給され、正電圧(VP)は主に書き込み
電圧、読み出し電圧などである。
【0030】図6のように、メモリセルMCに対する読
み出し(read)、消去(erase)、書き込み
(program)時には、選択、非選択の各メモリセ
ルMCにゲート電圧Vg、ドレイン電圧Vd、ソース電
圧Vs、基板電圧Vbbが印加される。たとえば、読み
出し時において、選択メモリセルにはゲート電圧Vgと
してVRWi、ドレイン電圧Vdとして1V、ソース電
圧Vs、基板電圧Vbbとして0Vをそれぞれ印加し、
一方、非選択メモリセルにはゲート電圧Vgとして0V
(選択ブロック)/0V(非選択ブロック)、ドレイン
電圧Vdとして1V/open、ソース電圧Vsとして
0V/open、基板電圧Vbbとして0Vをそれぞれ
印加して読み出し動作を行う。消去時、書き込み時にお
いても、図6のように各電圧をそれぞれ印加して消去動
作、書き込み動作を行う。
【0031】図7において、直接X系回路の印加電圧構
成において、正電圧(VP)はオペアンプ41を使用
し、リファレンスとなる電圧を用いて読み出し電圧とし
て切り替え回路42に出力される。この切り替え回路4
2では、読み出し電圧と書き込み電圧のような高電圧を
切り替えるために、パスの制御が行われる。なお、リフ
ァレンス電圧は、異なる電圧値UREF(URW0〜U
RWi)の中から切り替えスイッチ43により選択され
る。
【0032】続いて、図8により本発明の特徴となる容
量構造のレイアウト、図9により容量構造の断面(断面
表記省略)の一例をそれぞれ説明する。図9(a) は図8
のa−b切断線、図9(b) はc−d切断線における断面
をそれぞれ示す。
【0033】図8および図9のように、容量構造は、前
記図3で説明した不揮発性のメモリセルのフローティン
グゲート33と同層のファーストゲートFGと、コント
ロールゲート34と同層のセカンドゲートSGとの間に
絶縁膜を挟んで形成された容量C1と、ファーストゲー
トFGとウェル領域nwellとの間に絶縁膜を挟んで
形成された容量C2とからなり、セカンドゲートSGと
ウェル領域nwellとが同電位とされ、容量C1と容
量C2とが並列に接続されて構成されている。よって、
容量C1と容量C2を組み合わせ、2つの容量C1,C
2を縦に2個つなげた構造を作ることで、大きな容量を
小さな面積で構成することができる。
【0034】この容量構造は、たとえばファーストゲー
トFGがポリシリコン、セカンドゲートSGがタングス
テンでそれぞれ形成され、ファーストゲートFGとセカ
ンドゲートSGとの間の絶縁膜にはシリコンナイトライ
ド、ファーストゲートFGとウェル領域nwellとの
間の絶縁膜にはシリコン酸化膜などが用いられる。
【0035】この容量構造において、並列接続された容
量C1と容量C2とにおけるファーストゲートFGの電
荷の取り出し口は、ファーストゲートFGとセカンドゲ
ートSGとを接続するコンタクトで導通されて形成され
ている。すなわち、メモリセルで使用する場合はファー
ストゲートFGはフローティングであり、どことも導通
は図られていない。しかし、後述するようにチャージポ
ンプ回路に使用する場合は電荷の取り出し口が必要とな
る。よって、セカンドゲートSGとの導通を図るFG−
SGコンタクトのプロセスを導入する。このことによ
り、容量C1および容量C2の使用が可能になる。ま
た、セカンドゲートSGはメタル−SGコンタクトを通
じてメタル配線に接続され、拡散層もメタル−拡散層コ
ンタクトを通じてメタル配線と接続されている。
【0036】また、容量C2は、チャネルの形成による
容量値の変化を抑制するために、ウェル領域nwell
内に拡散層n+ が形成されて常に導通されている。すな
わち、チャネルの形成による容量値の変化を嫌い、n型
のウェル領域nwell中にn+ 型の拡散層n+ を形成
し、常に導通を図る。このことにより、実効的に容量値
を増加することが可能となる。このn型のウェル領域n
wellは、基板上に形成されたp型のウェル領域pw
ellに囲まれて形成されて、多重ウェル構造となって
いる。
【0037】以上のような容量構造を、たとえば後述す
るような昇圧回路、チャージポンプ回路に用いた場合、
この供給能力は、単純にいえばI=C×V/Tで表され
る。ここで、Iは供給能力、Cはチャージポンプの容量
(C1+C2)、Vは回路構成(段数など)で決まる電
圧値、Tはチャージポンプを動作させる周期である。こ
こで、供給能力を上げるためにはCまたはVを上げるこ
とが必要となる。ここで、CまたはVを上げるためには
面積の増加が必要であるが、前記のような容量構造を用
いると、増加なしに2倍の供給能力を得ることが可能と
なる。逆説的にいえば、同等の供給能力でよければ、1
/2の面積で回路を構成することが可能となる。
【0038】続いて、図10,図11により本発明の特
徴である容量構造を用いた昇圧回路の構成、図12〜図
15によりチャージポンプ回路の構成の一例をそれぞれ
説明する。
【0039】図10は、正電圧昇圧回路を示しており、
容量C1と容量C2の並列接続構造の一方にクロック信
号CLKが印加され、他方に入力電圧Vinが供給され
るとともにNMOSトランジスタTN1のゲート、ドレ
インに接続され、このNMOSトランジスタTN1のソ
ースから出力電圧Voutが取り出される。この正電圧
昇圧回路では、たとえばクロック信号CLKのLow
(0V)時に入力電圧Vinとして3Vが入力される場
合に、クロック信号CLKが3VのHighになると、
3V+3V=6VでNMOSトランジスタTN1が動作
し、出力電圧Voutとして(6V−Vthn)が出力
される。
【0040】図11は、負電圧昇圧回路を示しており、
前記図10の正電圧昇圧回路のNMOSトランジスタT
N1に代えてPMOSトランジスタTP1が接続され
て、同様の構成となっている。この負電圧昇圧回路で
は、たとえばクロック信号CLKのHigh(3V)時
に入力電圧Vinとして0Vが入力される場合に、クロ
ック信号CLKが0VのLowになると、0V−3V=
−3VでPMOSトランジスタTP1が動作し、出力電
圧Voutとして(−3V−Vthp)が出力される。
【0041】図12は、正電圧昇圧回路を用いた並列型
のチャージポンプ回路であり、初段のブロックと縦続接
続された複数段のブロックから構成されている。初段の
ブロックは、並列接続の容量C11と容量C12の一方
にクロック信号Aが印加され、容量C12の他方はNM
OSトランジスタTN11のゲートに接続され、このド
レインが容量C11の他方と接続されて、ゲート、ドレ
インが電源電圧Vccに接続されたNMOSトランジス
タTN12のソースに接続される。この初段のブロック
のNMOSトランジスタTN12のソースは縦続接続さ
れた最初のブロックに接続される。
【0042】縦続接続された各ブロックは、並列接続の
容量C13と容量C14の一方にクロック信号/Aが印
加され、容量C14の他方はNMOSトランジスタTN
13のゲートに接続され、このドレインが容量C13の
他方と接続されて前記初段、あるいは前段のブロックに
接続され、このソースは次段のブロックに接続される。
この縦続接続された最後のブロックから電圧が出力され
る。
【0043】このチャージポンプ回路においては、クロ
ック信号A,/Aは逆位相であり、クロック信号A=L
owのとき、ノードa=Vcc−Vthnとなる。そし
て、クロック信号A=Highのとき、ノードa=2×
Vcc−Vthnとなり、NMOSトランジスタTN1
2がオンして電位がノードbに伝わる。このとき、クロ
ック信号/A=Lowであり、ノードb=2×Vcc−
2×Vthnである。このように段数に対し、N×(V
cc−Vthn)の電圧を作ることが可能である。
【0044】図13は、負電圧昇圧回路を用いた並列型
のチャージポンプ回路であり、前記図12のチャージポ
ンプ回路のNMOSトランジスタTN11〜TN13に
代えてPMOSトランジスタTP21〜TP23が接続
され、PMOSトランジスタTP21のゲート、ソース
は接地電圧Vssに接続され、逆位相のクロック信号
B,/Bが印加されて、同様の構成となっている。この
チャージポンプ回路の動作は、前記図12のチャージポ
ンプ回路と正負が逆であるが同様の働きをする。
【0045】図14は、正電圧昇圧回路を用いた直列型
のチャージポンプ回路であり、初段のブロックと縦続接
続された複数段のブロックと終段のブロックから構成さ
れている。初段のブロックは、PMOSトランジスタT
P31、NMOSトランジスタTN31,TN32、容
量C31からなり、PMOSトランジスタTP31およ
びNMOSトランジスタTN31のゲートにクロック信
号Cが印加され、NMOSトランジスタTN32のゲー
トにクロック信号Chが印加され、NMOSトランジス
タTN32と容量C31との接続ノードから縦続接続さ
れた最初のブロックに接続される。
【0046】縦続接続された各ブロックは、PMOSト
ランジスタTP32、NMOSトランジスタTN33,
TN34、容量C32からなり、PMOSトランジスタ
TP32のゲートに電源電圧Vcc、NMOSトランジ
スタTN33のゲートにクロック信号C、NMOSトラ
ンジスタTN34のゲートにクロック信号Chがそれぞ
れ印加され、PMOSトランジスタTP32のソースが
前記初段、あるいは前段のブロックに接続され、NMO
SトランジスタTN34と容量C32との接続ノードか
ら次段、あるいは後述する終段のブロックに接続され
る。
【0047】終段のブロックは、PMOSトランジスタ
TP33,TP34、NMOSトランジスタTN35〜
TN40、容量C33〜C35からなり、PMOSトラ
ンジスタTP33,TP34のゲートに電源電圧Vc
c、NMOSトランジスタTN35,TN38のゲート
にクロック信号C、NMOSトランジスタTN36,T
N37,TN39のゲートにクロック信号Chがそれぞ
れ印加され、PMOSトランジスタTP33のソースが
縦続接続された最後のブロックに接続され、NMOSト
ランジスタTN40のソースから電圧が出力される。
【0048】このチャージポンプ回路において、クロッ
ク信号C,Chは同相で、クロック信号Ch≧Vcc+
Vthnを満たす電位であり、クロック信号C=クロッ
ク信号Ch=Highのとき、ノードa=ノードc=0
V、ノードb=ノードd=Vccとなる。そして、クロ
ック信号C=クロック信号Ch=Lowのとき、ノード
a=Vcc+Vthnとなり、電荷を保持するため、ノ
ードb=2×Vcc=ノードc、ノードd=3×Vcc
となる。このように段数に応じて昇圧レベルを上昇させ
ることが可能である。
【0049】図15は、負電圧昇圧回路を用いた直列型
のチャージポンプ回路であり、初段のブロックと縦続接
続された複数段のブロックと終段のブロックから構成さ
れている。初段のブロックは、NMOSトランジスタT
N41、PMOSトランジスタTP41,TP42、容
量C41からなり、PMOSトランジスタTP41およ
びNMOSトランジスタTN41のゲートにクロック信
号Dが印加され、PMOSトランジスタTP42のゲー
トにクロック信号Dlが印加され、容量C41とPMO
SトランジスタTP42との接続ノードから縦続接続さ
れた最初のブロックに接続される。
【0050】縦続接続された各ブロックは、NMOSト
ランジスタTN42、PMOSトランジスタTP43,
TP44、容量C42からなり、NMOSトランジスタ
TN42のゲートに接地電圧Vss、PMOSトランジ
スタTP43のゲートにクロック信号D、PMOSトラ
ンジスタTP44のゲートにクロック信号Dlがそれぞ
れ印加され、NMOSトランジスタTN42のソースが
前記初段、あるいは前段のブロックに接続され、容量C
42とPMOSトランジスタTP44との接続ノードか
ら次段、あるいは後述する終段のブロックに接続され
る。
【0051】終段のブロックは、NMOSトランジスタ
TN43,TN44、PMOSトランジスタTP45〜
TP50、容量C43〜C45からなり、NMOSトラ
ンジスタTN43,TN44のゲートに接地電圧Vs
s、PMOSトランジスタTP45,TP48のゲート
にクロック信号D、PMOSトランジスタTP46,T
P47,TP49のゲートにクロック信号Dlがそれぞ
れ印加され、NMOSトランジスタTN43のソースが
縦続接続された最後のブロックに接続され、PMOSト
ランジスタTP50のソースから電圧が出力される。
【0052】このチャージポンプ回路において、クロッ
ク信号D,Dlは同相で、クロック信号Dl≦Vss−
Vthpを満たす電位であり、動作は前記図14のチャ
ージポンプ回路と正負が逆であるが同様の働きをする。
【0053】続いて、図16により本実施の形態のフラ
ッシュメモリを用いたフラッシュファイルシステムの構
成の一例を説明する。
【0054】フラッシュファイルシステムは、前記フラ
ッシュメモリ51と、このフラッシュメモリ51のデー
タ読み出し、書き込み、消去などの制御を実行するワン
チップマイコン(マイクロコンピュータ)52と、フラ
ッシュメモリ51のデータのエラーチェックおよび訂
正、符号化を行うECC(エラーコレクティングコー
ド)回路53と、フラッシュメモリ51の不良アドレス
を管理するとともにデータの書き換え回数を記憶するセ
クタ管理テーブル/書き換え回数管理テーブル54と、
外部のメモリカードなどと標準バスを介して接続する標
準バスインターフェイス部55と、外部からの書き込み
データを一時的に記憶するライトバッファ56などから
構成され、アドレスバスおよびデータバスにより相互に
接続されている。
【0055】このフラッシュファイルシステムは、電源
をオフしてもフラッシュメモリ51内にデータが保持さ
れるので、たとえば小さくはデジタルスティルカメラや
一部磁性体の置き換えとしてのPCカード、大きくは携
帯型電子機器を始めとする不揮発性メモリを利用する各
種制御システムに好適である。
【0056】従って、本実施の形態によれば、ファース
トゲートFGとセカンドゲートSGとの間に容量C1、
ファーストゲートFGとウェル領域nwellとの間に
容量C2を形成し、セカンドゲートSGとウェル領域n
wellとを同電位にして容量C1と容量C2とを並列
に接続して容量構造を構成することにより、小さな面積
で大きな容量を構成することができる。また、この容量
構造を昇圧回路、チャージポンプ回路に用いることによ
り、面積を半分にすることができる。
【0057】この結果、昇圧回路、チャージポンプ回路
の低面積化、あるいは同一面積下での供給能力の上昇を
図り、この昇圧回路、チャージポンプ回路を含む半導体
装置、さらにこの半導体装置を含むシステムの小型化あ
るいは高電圧・高供給能力を実現することができる。
【0058】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0059】たとえば、前記実施の形態においては、フ
ラッシュメモリについて説明したが、これに限定される
ものではなく、フローティングゲートを用いた不揮発性
メモリ構造の他の半導体装置に広く適用することができ
る。
【0060】さらに、フラッシュファイルシステムの他
に、不揮発性メモリ構造の半導体装置を用いたシステム
全般に適用可能である。
【0061】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0062】(1).ファーストゲートとセカンドゲート間
の第1の容量と、ファーストゲートとウェル領域間の第
2の容量とを並列接続して容量構造を形成することで、
小さな面積で大きな容量を構成することが可能となる。
【0063】(2).前記(1) の容量構造を用いたチャージ
ポンプ回路において、このチャージポンプ回路の低面積
化、あるいは同一面積下での供給能力の上昇を実現する
ことが可能となる。
【0064】(3).前記(2) のチャージポンプ回路を用い
た半導体装置において、この半導体装置の小型化あるい
は高電圧・高供給能力を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態の半導体装置において、
メモリマットを示す構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態の半導体装置において、
メモリセルを示す断面図である。
【図4】(a),(b),(c) は本発明の一実施の形態の半導体
装置において、メモリセルのブロックを示す回路図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態の半導体装置において、
直接X系回路を示す回路図である。
【図6】本発明の一実施の形態の半導体装置において、
メモリセルへの印加電圧を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態の半導体装置において、
直接X系回路の印加電圧構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施の形態の半導体装置において、
容量構造を示すレイアウト図である。
【図9】(a),(b) は本発明の一実施の形態の半導体装置
において、図8の切断線おける断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態の半導体装置におい
て、昇圧回路(正電圧)を示す回路図である。
【図11】本発明の一実施の形態の半導体装置におい
て、昇圧回路(負電圧)を示す回路図である。
【図12】本発明の一実施の形態の半導体装置におい
て、チャージポンプ回路(正電圧、並列型)を示す回路
図である。
【図13】本発明の一実施の形態の半導体装置におい
て、チャージポンプ回路(負電圧、並列型)を示す回路
図である。
【図14】本発明の一実施の形態の半導体装置におい
て、チャージポンプ回路(正電圧、直列型)を示す回路
図である。
【図15】本発明の一実施の形態の半導体装置におい
て、チャージポンプ回路(負電圧、直列型)を示す回路
図である。
【図16】本発明の一実施の形態の半導体装置を用いた
システムを示す概略機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 メモリアレイ 2 メインデコーダ/ゲートデコーダ 3 サブデコーダ 4 センスラッチ回路 5 データラッチ回路 6 制御信号入力バッファ 7 データ入出力制御回路 8 レディ/ビジィ回路 9 入出力バッファ 10 アドレスカウンタ 11 救済系回路 12 アドレスジェネレータ 13 冗長ヒューズ/トリミングヒューズ回路 14 システムクロック回路 15 ステイタスレジスタ/テスト系回路 16 メインアンプ 17 入力データ演算回路 18 コマンドデコーダ 19 ROM制御系回路 20 ROM 21 ROMデコーダ 22 書き込み・消去判定回路 23 直接系制御回路 24 電源制御回路 25 電源切り替え回路 26 チャージポンプ/降圧系回路 27 基準電源回路 31 基板 32 拡散層 33 フローティングゲート 34 コントロールゲート 41 オペアンプ 42 切り替え回路 43 切り替えスイッチ 51 フラッシュメモリ 52 ワンチップマイコン 53 ECC回路 54 セクタ管理テーブル/書き換え回数管理テーブル 55 標準バスインターフェイス部 56 ライトバッファ MATU,MATD,MAT メモリマット WL ワード線 BL ビット線 Block ブロック MC メモリセル FG ファーストゲート SG セカンドゲート nwell,pwell ウェル領域 n+ 拡散層 C1,C2 容量 TN1,TN11〜TN13,TN31〜TN44 N
MOSトランジスタ TP1,TP21〜TP23,TP31〜TP34,T
P41〜TP50PMOSトランジスタ C11〜C14,C21〜C24,C31〜C35,C
41〜C45 容量
フロントページの続き Fターム(参考) 5F001 AA02 AB02 AD41 AD61 AG40 5F083 EP02 EP23 EP33 EP34 ER22 GA09 LA04 LA05 PR43 PR52 PR56 ZA21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性メモリのフローティングゲート
    と同層のファーストゲートと、前記不揮発性メモリのコ
    ントロールゲートと同層のセカンドゲートとの間に絶縁
    膜を挟んで形成された第1の容量と、 前記ファーストゲートと、ウェル領域との間に絶縁膜を
    挟んで形成された第2の容量とからなり、 前記セカンドゲートと前記ウェル領域とは同電位とさ
    れ、前記第1の容量と前記第2の容量とは並列に接続さ
    れていることを特徴とする容量構造を有する半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の容量構造を有する半導体
    装置であって、前記並列接続された前記第1の容量と前
    記第2の容量とにおける前記ファーストゲートの電荷の
    取り出し口は、前記ファーストゲートと前記セカンドゲ
    ートとを接続するコンタクトで導通されて形成されてい
    ることを特徴とする容量構造を有する半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の容量構造を有する半導体
    装置であって、前記第2の容量は、チャネルの形成によ
    る容量値の変化を抑制するために、n型のウェル領域内
    にn+ 型の拡散層が形成されて常に導通されていること
    を特徴とする容量構造を有する半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の容量構造を
    用いたチャージポンプ回路であって、前記第1の容量と
    前記第2の容量との並列接続構造は、複数段に縦続接続
    され、所定の電位に昇圧されていることを特徴とするチ
    ャージポンプ回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のチャージポンプ回路を用
    いた半導体装置であって、前記チャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路により昇圧された電圧で動作す
    る不揮発性メモリ、およびその周辺回路とからなること
    を特徴とする半導体装置。
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