JP2008269727A - 昇圧回路、半導体記憶装置およびその駆動方法 - Google Patents

昇圧回路、半導体記憶装置およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる電位で異なる電流供給能力が必要とされる複数のノードを一つの昇圧回路で効率良く駆動するための昇圧回路と、これを備えた半導体記憶装置とを提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、コントロールゲートを有し、情報を保持するメモリセルが行列状に複数個配置されてなるメモリセルアレイと、行方向に延び、それぞれが1つの行のメモリセルのコントロールゲートに接続された複数のワード線と、列方向に延び、メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線と、複数のワード線から任意のワード線を選択するローデコーダと、複数のビット線から任意のビット線を選択するカラムデコーダと、電源電圧よりも高い電圧を生成する昇圧回路と、ローデコーダと昇圧回路との接続経路上に設けられた第1のスイッチとを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置における印加バイアス発生手段およびその制御方法に関するものである。
不揮発性半導体記憶装置の一つであるフラッシュメモリには、大きく分けて、コントロールゲートと半導体基板との間に酸化膜に囲まれた導電性のフローティングゲートを設けたフローティングゲート型と、コントロールゲートと半導体基板との間の絶縁膜が下から酸化膜、窒化膜、酸化膜の順で構成され、窒化膜にトラップされる電荷を記憶情報とするMONOS型とがある。
MONOS型フラッシュメモリは電荷をトラップさせる窒化膜が絶縁膜であるため、局所的に電荷をトラップさせることが可能であり、トラップ層の両端に電荷を蓄積させることにより、1つのメモリセルの異なる領域を用いて2ビットの情報を記憶させることが可能であることから、不揮発性大容量メモリの主流となってきている。
図9は、トラップ層を有するMONOS型フラッシュメモリセルの断面構造を示す図である。P型の半導体基板1900の上部にN型のソースまたはドレインとなる不純物拡散領域1902、1904が設けられ、不純物拡散領域1902、1904に挟まれるチャネル領域上に第1のシリコン酸化膜1906、シリコン窒化膜1908、第2のシリコン酸化膜1910および導電性のコントロールゲート1912が順に形成されている。
シリコン窒化膜1908はトラップ層として動作し、電荷をトラップすることで情報を記憶する。図9に示すように、シリコン窒化膜1908の両端の2箇所を、電荷をトラップするための領域1914、1916とすることにより、2ビットの情報を1つのメモリセルに記憶させることが可能となっている。
このように、1つのメモリセルの異なる2つの領域に局所的に電荷をトラップさせるため、MONOS型フラッシュメモリにおいては、書込みメカニズムとしてチャネルホットエレクトロンを用いたトラップ層への電子注入(CHE書込み)が、また消去メカニズムとしては、シリコン窒化膜1908の両端にトラップされた電荷を中和させるためにバンド・バンド間トンネリング(BTBT注入)を用いた正孔注入が主流となっている。
表1は、各動作モードにおけるMONOS型メモリセルへの印加電圧を示すものである。ここで、ソースおよびドレイン端子は、各動作モードでの電位関係および電流の方向を基準として定義しており、たとえば、同一メモリセルにおけるソースおよびドレイン端子は、読み出し動作モードと書込みモードで入れ替わる端子定義となっている。また、読み出し、書込みベリファイおよび消去ベリファイ動作時のソース電位であるセンス電位は、読み出しメモリセルのソースとなる選択ビット線が、選択されたメモリセルのセル電流により充電された電位を表している。
Figure 2008269727
書込み動作においては、CHE書込みのためにコントロールゲートへ10V程度の高電圧を与え、ドレインには書込みサイクル毎に4Vから7V程度まで順次ステップアップするステップ電圧を与える。消去動作においては、BTBT注入のためにコントロールゲートへ−4.5V程度の負電圧を与える。ドレインには消去サイクル毎に4Vから7V程度まで順次ステップアップするステップ電圧を与える。読み出し動作時には、必要なセル電流を得るために、コントロールゲートへは4V程度、ドレインへは1.3V程度の電圧を与える。
図10は書込み動作での、メモリセルへの電圧印加タイミングを示す図である。時刻t1で、書込み動作を制御するための書込み信号Co_WEが“L”レベルとなり書込みモードに設定されると、コントロールゲート電位VCGを10V程度の高電位に設定する。次いで、コントロールゲート電位VCGが10V程度に設定される時刻t2では、ドレイン電位VBLを4V程度に設定する。
次に、時刻t3で書込み信号Co_WEが“H”レベルとなり1回の書込みサイクルが終了すると、コントロールゲート電位VCGは書込みベリファイを行うために6V程度の電位に設定され、書込み動作時に4V程度の電位が印加されたドレイン端子は、書込みベリファイ時にはソース端子として用いられ、ソース電位VBLは0Vに設定される。また、図示していないドレイン電圧は1.3V程度の電圧に設定される。
書込みベリファイ動作で、書込みレベルが目標に未到達と判断されると時刻t1からの書込みサイクルが繰り返される。このとき、ドレイン電位VBLは1ステップ高い電位に設定される。
このように、書込み動作において、コントロールゲート電位をドレイン電位に先駆けて設定するのは、コントロールゲート電位が立ち上がる過渡的な電位状態で書込み動作が行われ、電子のトラップ領域が広がってしまうことによる、エンデュランス特性の悪化を生じさせてしまうため、コントロールゲート電位が目標電位に設定された後に書込み動作を開始させるためである。
図11(a)はメモリセルを示す図であり、(b)〜(d)は、表1に示す各動作モードでメモリセル1200に印加する電位を生成するために必要となる昇圧回路とレギュレータの種類を示す回路図である。図11(b)に示す読み出し、書込みベリファイおよび消去ベリファイ動作において、ドレインに印加する1.3V程度の電位は、電源電圧(VDD)を基にしてビット線電位発生回路1104で生成され、読み出しバイアストランジスタ1105を介して与えられる。4〜6V程度のゲート電圧は、電源電圧よりも高い電位を発生するHV昇圧回路1100により生成されたHV電位を基に、ゲート電位レギュレータ1106による電位設定を受けて与えられる。
また、図11(c)に示す書込み動作において、HV昇圧回路1100により生成されたHV電位を基に、ドレイン電位レギュレータ1108によりドレインに印加する4〜7V程度のステップ電位を設定する。10V程度のコントロールゲート電位は、HV昇圧回路1100よりもさらに高い電位を生成するHHV昇圧回路1102により生成されたHHV電位により与えられる。
また、図11(d)に示す消去動作においては、書込み動作と同様に、HV昇圧回路1100により生成されたHV電位を基に、ドレイン電位レギュレータ1108によりドレインに印加する4〜7V程度のステップ電位を設定する。さらに、コントロールゲートへ印加する−4.5V程度の電位は、負電位発生回路1110により生成する。
図12は、図9に示すMONOS型セルを用いたフラッシュメモリ1300の回路構成例を示すものであり、メモリセルアレイ1402として、大容量メモリに適した仮想接地アレイ(VGA)構成を適用した場合を示している。
メモリセルアレイ1402はマトリクス状に配置されたメモリセルから構成される。同一行のメモリセルのコントロールゲート同士は共通のワード線WL0、WL1に接続されており、入力アドレスに応じてローデコーダ1414により任意のワード線が選択される。同一列のメモリセルのソース同士およびドレイン同士は互いに接続され、ビット線BL0〜BL3に接続されており、入力アドレスに応じてカラムデコーダ1416が出力する選択信号YG0〜YG3により制御されるカラム選択ゲート1406、および、入力アドレスに応じてソース・ドレインデコーダ1418が出力する選択信号SD0、SD1により制御されるソース・ドレイン選択ゲート1407により、任意のビット線が選択される。
読み出し、書込みベリファイおよび消去ベリファイ動作においては、HHV昇圧回路1102および負電位発生回路1110はその動作を停止しており、HHV昇圧回路1102の出力電位は電源電位に、負電位発生回路1110の出力電位は接地電位とされている。選択されたメモリセルのコントロールゲートに印加する4〜6V程度の電位は、HV昇圧回路1100により生成された電源電圧よりも高いHV電位を基に、ゲート電位レギュレータ1106により設定される。マルチプレクサ1422が、この電位を選択してローデコーダ1414の正側電源ノードの電位として与えることにより、選択ワード線の電位として4〜6V程度の電位を設定する。選択メモリセルのドレインに印加する1.3V程度の電位は、電源電圧を基にしてビット線電位発生回路1104により生成された電位を用いて、読み出しバイアストランジスタ1105、ソース・ドレイン選択ゲート1407およびカラム選択ゲート1406を介して与えられる。メモリセルからの記憶データ読み出しは、カラム選択ゲート1406およびソース・ドレイン選択ゲート1407を介して選択されたビット線の電位を、センスアンプ1408によりリファレンス電位VREFと比較することにより行われ、比較結果がSoutとして外部に出力される。
書込み動作においては、HV昇圧回路1100およびHHV昇圧回路1102を動作状態とし、負電位発生回路1110はその動作を停止し、その出力電位は接地電位とされている。選択メモリセルのコントロールゲートに印加する10V程度の電位は、マルチプレクサ1422によりHHV昇圧回路1102の出力電位を選択してローデコーダ1414の正側電源ノードの電位として与えられることにより、選択されたワード線の電位として設定される。選択されたメモリセルのドレインに与える4〜7V程度の電位は、HV昇圧回路1100の出力電位を受けてドレイン電位レギュレータ1108が設定した電位を受ける書込み回路1412の出力を、ソース・ドレイン選択ゲート1407およびカラム選択ゲート1406を介して選択されたビット線に与えることにより設定する。このとき、カラムデコーダ1416およびソース・ドレインデコーダ1418の電源電圧としては、マルチプレクサ1424により選択されたHHV昇圧回路1102の出力電位が供給されており、カラム選択ゲート1406およびソース・ドレイン選択ゲート1407の選択制御信号電位はHHV昇圧回路1102の出力電位とされる。これにより、書込み回路1412の出力である4〜7V程度の電位を効率良くビット線に伝えることができる。選択メモリセルのソースは、ソース・ドレイン選択ゲート1407およびカラム選択ゲート1406を介して選択されるビット線に接続されたスイッチ1410を導通状態とすることにより接地する。
消去動作においては、HV昇圧回路1100、HHV昇圧回路1102および負電位発生回路1110が動作状態とされる。選択されたメモリセルのコントロールゲートに印加する−4.5V程度の負電位は、ローデコーダ1414の負側電源電位に負電位発生回路1110の出力が供給されることにより、選択ワード線の電位として設定される。選択メモリセルのドレインに与える4〜7V程度の電位は、書込み回路1412の出力を、ソース・ドレイン選択ゲート1407およびカラム選択ゲート1406を介して選択されたビット線に与えることにより設定する。書込み回路1412は、HV昇圧回路1100の出力電位を受けるドレイン電位レギュレータ1108によって設定された電位を受ける。このとき、カラムデコーダ1416およびソース・ドレインデコーダ1418の電源電圧は、書込み動作時と同様に、マルチプレクサ1424により選択されたHHV昇圧回路1102の出力電位である。選択されたメモリセルのソースは、ソース・ドレイン選択ゲート1407およびカラム選択ゲート1406を介して選択されるビット線に接続されたスイッチ1410を遮断状態とすることによりフローティングとする。
これらの各動作モードでの昇圧回路およびマルチプレクサの切り替え等の電圧発生制御、およびタイミング制御等は、コントローラ1426から出力される内部制御信号に基づいて行われる。
図11(c)に示すように、フラッシュメモリは書換え動作に複数種類の高電圧を必要とするため、HV昇圧回路1100、HHV昇圧回路1102および負電位発生回路1110の複数の昇圧回路を必要とする。このため、他のメモリに比べメモリセルアレイ以外の周辺回路のサイズが大きく、特に、メモリ容量が小さなチップにおいては、チップサイズにおける周辺回路のサイズ占有率が大きく、コスト増大の要因となっている。そこで、不揮発性メモリにおける昇圧回路によるチップサイズの増加を抑制するために、複数の電圧をひとつの昇圧回路で発生する技術が特許文献1〜3に記載されている。
特開2001−338493号公報 特開2005−176590号公報 特開2005−267734号公報
CHE書込みを採用するMONOS型フラッシュメモリにおけるHHV昇圧回路1102は、10V程度と非常に高い電圧を発生する必要があるが、駆動するノードはメモリセルのコントロールゲートであって、容量性負荷である。したがって、HHV昇圧回路1102としては、図13中の線Aで示されるような出力電位−負荷電流特性を示し、駆動電流が小さい場合に10V以上の高電圧を発生可能とする回路構成が採られる。例えば、小さな昇圧容量を備えた昇圧ユニットを多数段直列接続した回路構成が適用される。
一方、HV昇圧回路1100は、メモリセルの書込みチャネル電流を供給するためにドレインに印加する7V程度の電圧を生成するものであり、図13中の線Bに示すように、必要な駆動電流(図の例では2mA)を供給した状態で7V以上の電圧を生成する必要がある。HV昇圧回路1100内の昇圧段数はHHV昇圧回路1102よりも少ないが、必要な電流駆動能力を満たすために、大きな昇圧容量を備えた回路構成が適用される。
したがって、HHV昇圧回路1102とHV昇圧回路1100とを一つの昇圧回路で兼用する場合には、一つの昇圧回路で書込み動作に必要とされる10V程度と、4〜7V程度の電位をそれぞれ出力する必要があり、線Cに示すように、必要な駆動電流を供給した状態でも、ゲートに印加する10V以上の電位を発生できる特性が要求される。そのため、上記の2つの特性を併せ持たせる場合、昇圧段数が多く、かつ、必要な電流駆動能力を満たすために、大きな昇圧容量を備えた昇圧回路の構成をとることが必要となる。このように、HHV昇圧回路1102が発生する電位と、HV昇圧回路1100が発生する電位とを一つの昇圧回路で発生する構成とする場合においては、昇圧回路の規模が大きくなり、チップサイズ削減の効果が小さいか、あるいは、一つの昇圧回路にすることにより、チップサイズが増加してしまうといった不具合がある。
本発明の目的は、異なる電位で異なる電流供給能力が必要とされる複数のノードを一つの昇圧回路で効率良く駆動するための昇圧回路と、これを備えた半導体記憶装置とを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の半導体記憶装置は、コントロールゲートを有し、情報を保持するメモリセルが行列状に複数個配置されてなるメモリセルアレイと、行方向に延び、それぞれが1つの行の前記メモリセルの前記コントロールゲートに接続された複数のワード線と、列方向に延び、前記メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線と、前記複数のワード線から任意のワード線を選択するローデコーダと、前記複数のビット線から任意のビット線を選択するカラムデコーダと、電源電圧よりも高い電圧を生成する昇圧回路と、前記ローデコーダと前記昇圧回路との接続経路上に設けられた第1のスイッチとを備えている。
この構成により、第1のスイッチを書込み時に適宜導通させることでローデコーダ内の電源ノードを充電できるので、第1のスイッチを非導通とした状態でデータ書込みに必要な高電圧を直接コントロールゲートに出力する必要が無くなり、回路面積の増大を抑えつつ、昇圧した電圧をコントロールゲートに供給し、所定の電圧をビット線に供給することが可能となる。
なお、ローデコーダやカラムデコーダ、第1のスイッチなどの動作を制御するコントロール回路がさらに設けられていてもよい。
本発明の第2の半導体記憶装置は、コントロールゲートを有し、情報を保持するメモリセルが行列状に複数個配置されてなるメモリセルアレイと、行方向に延び、それぞれが1つの行の前記メモリセルの前記コントロールゲートに接続された複数のワード線と、列方向に延び、前記メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線と、前記複数のワード線から任意のワード線を選択するローデコーダと、前記複数のビット線から任意のビット線を選択するカラムデコーダと、入力電圧を昇圧し、第1の昇圧容量を有する第1の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第1の昇圧ブロックと、入力電圧を昇圧し、第2の昇圧容量を有する第2の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第2の昇圧ブロックとを有しており、電源電圧よりも高い第1の電圧と前記第1の電圧より低い第2の電圧とを生成する昇圧回路と、前記ローデコーダと前記昇圧回路との接続経路上に設けられたスイッチとを備えている。
この構成により、昇圧回路は2種類の異なる大きさの電圧を供給することが可能となっている。
本発明の昇圧回路は、入力電圧を昇圧し、第1の昇圧容量を有する第1の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第1の昇圧ブロックと、入力電圧を昇圧し、第2の昇圧容量を有する第2の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第2の昇圧ブロックとを備え、電源電圧よりも高い第1の電圧と前記第1の電圧より低い第2の電圧とを生成する。
この昇圧回路は2種類の大きさの電圧を出力することができるので、例えば半導体記憶装置用の昇圧回路として好ましく用いられる。
本発明の半導体記憶装置の駆動方法は、コントロールゲートを有し、情報を保持するメモリセルが行列状に複数個配置されてなるメモリセルアレイと、行方向に延び、それぞれが1つの行の前記メモリセルの前記コントロールゲートに接続された複数のワード線と、列方向に延び、前記メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線と、前記複数のワード線から任意のワード線を選択するローデコーダと、前記複数のビット線から任意のビット線を選択するカラムデコーダと、電源電圧よりも高い電圧を生成する昇圧回路と、前記ローデコーダと前記昇圧回路との接続経路上に設けられたスイッチとを備えている半導体記憶装置の駆動方法であって、前記メモリセルへのデータ書込み時に、前記スイッチを導通状態にして前記ローデコーダ内の電源ノードを充電するステップ(a)と、前記ステップ(a)の後、前記スイッチを非導通にして昇圧された前記昇圧回路からの出力を選択された前記ワード線に供給してデータ書込みを行うステップ(b)とを備えている。
ステップ(a)によりローデコーダ内の電源ノードが充電されることにより、昇圧回路の出力電圧以上の電圧をコントロールゲートに供給することができるので、昇圧回路の面積を従来よりも小さくすることができる。また、昇圧回路の出力をビット線に供給することもできるので、1つの昇圧回路で半導体記憶装置を駆動することが可能となる。
本発明の半導体記憶装置によれば、異なる電位で異なる電流供給能力が必要な複数のノードを、一つの昇圧回路で駆動することを可能とし、且つ半導体記憶装置のサイズ縮小を可能とする。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する,なお以下の実施形態はあくまで一例であり、必ずしもこの形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置において、メモリセル100を示す図であり、(b)〜(d)は、各動作モードでメモリセル100に印加する電位を生成するために必要となる昇圧回路とレギュレータを示す図である。メモリセル100はMONOSなどのフラッシュメモリであり、各動作モードで各部に印加される電位は例えば従来例と同じく表1に示す電位となっている。
図1(b)に示すように、読み出し、書込みベリファイおよび消去ベリファイ動作において、ドレインに印加する1.3V程度の電位は、ビット線電位発生回路104により電源電圧を基にして生成された電位を読み出しバイアストランジスタ105を介して与える。4〜6V程度のゲート電圧は、電源電圧よりも高い電位を発生する正昇圧回路102により生成された正昇圧電位を基にして、ゲート電位レギュレータ106により電位設定を行う。
図1(c)に示す書込み動作において、10V程度のコントロールゲート電位は、正昇圧回路102により生成された正昇圧電位がスイッチ112を介して与えられ、ドレインに印加する4〜7V程度のステップ電位は、正昇圧回路102により生成された正昇圧電位を基に、ドレイン電位レギュレータ108により設定する。コントロールゲートに印加される10V程度の電位は、容量114により、スイッチ112が開放とされる期間においても維持される。
図1(d)に示す消去動作においては、書込み動作と同様に、正昇圧回路102により生成された正昇圧電位を基に、ドレイン電位レギュレータ108が、ドレインに印加する4〜7V程度のステップ電位を設定する。コントロールゲートへ印加する−4.5V程度の電位は、負電位発生回路110により生成されたNV電位より与える。
本実施形態の半導体記憶装置が図11に示す従来例と異なるのは、図1(c)に示すように書込み動作時に用いられる昇圧回路が一つである点と、正昇圧回路102とコントロールゲートの間にスイッチ112と容量114を備えている点である。
図2は、本実施形態の半導体記憶装置における、書込み時の動作タイミングを示す図である。時刻t1で、書込み制御信号Co_WEが“L”レベルとなり書込みモードに設定されると、正昇圧回路102に入力される正昇圧回路制御信号Co_HHVが“H”レベルとなり、正昇圧回路102が昇圧を開始し、その出力電位VHHVが上昇する。このとき、スイッチ112の制御信号Co_SWは“H”レベルであって、スイッチ112は導通状態であり、コントロールゲート電位VCGを正昇圧回路102の出力VHVVと同様に10V程度の高電圧にするために容量114の電位が10V程度になるように充電する。
次に、容量114が10V程度の高電圧に充電される時刻t2でスイッチ112の制御信号Co_SWが“L”レベルに変化し、スイッチ112が開放状態とされるとともに、ドレイン電位レギュレータの制御信号Co_Dregが“H”レベルとされ、メモリセルのドレインにCHE書込みのためのステップ電圧である4V程度の電圧がVBLのように印加される。この電圧印加状態では、書込みメモリセルにCHE書込みのためのチャネル電流がドレイン電位レギュレータ108を介して正昇圧回路102から供給される。正昇圧回路102がチャネル電流を供給すると、正昇圧回路102の出力電位VHVVは電位が降下するが、メモリセルのコントロールゲートの電位VCGは容量114に充電された電荷により10V程度の高電圧を維持している。
次に、時刻t3で書込み制御信号Co_WEが“H”レベルとなり1回の書込みサイクルが終了すると、コントロールゲート電位VCGはゲート電位レギュレータ106の設定により、書込みベリファイを行うために6V程度とされる。電位VBLは読み出し動作においてはソース電位となるため0Vに設定される。書込みベリファイにおいて、書込みレベルが目標に未到達と判断されると、時刻t4を開始時刻として、時刻t1からで説明した書込みサイクルが繰り返され、このとき、ドレイン電位VBLは1ステップ高い電位に設定される。
このように、CHE書込みのためにメモリセルへチャネル電流を供給する必要がある時刻t2〜t3期間(図2参照)においては、コントロールゲートへ印加する10V程度の電位を、容量114に充電された電荷により供給することができる。これにより、正昇圧回路102に必要とされる出力電位は、コントロールゲートに印加する電位より低くてもよく、メモリセルのソースへ印加する4〜7V以上であれば良いことになる。したがって、正昇圧回路102に必要とされる昇圧出力−負荷電流特性は、図3に示す破線Dを満たしていれば良いことなる。ここで、実線Cは、図13で示した従来例における昇圧出力−負荷電流特性を示したものであり、破線Dに示す特性を実現する昇圧回路においては、実線Cに示す特性を実現する場合に比べて、電流駆動能力を小さな値に設定することが可能となり、昇圧容量を小さくすることができる。このため、本実施形態の半導体記憶装置においては、従来例よりも小さなサイズで正昇圧回路102を実現することができる。
(第2の実施形態)
図1(b)〜(d)では、各動作モードを実現する回路構成例を示したが、本発明の第2の実施形態として、面積増加をともなわずに図1(b)〜(d)に示す動作モードを実現できる半導体記憶装置について説明する。
図4は、図9に示すMONOS型セルを用いた本実施形態のフラッシュメモリ(半導体記憶装置)400の主要部回路構成例を示す図である。なお、複数のワード線を個別に区別する必要がない場合には「ワード線WL」と表記し、複数のビット線を個別に区別する必要がない場合には「ビット線BL」と表記するものとする。
図4に示すように、本実施形態の半導体記憶装置は、情報を保持するメモリセルが行列状に多数配置されてなるメモリセルアレイ402と、行方向に延び、それぞれが1つの行のメモリセルの各コントロールゲートに接続された複数のワード線WL0、WL2と、列方向に延び、メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線BL0、BL1、BL2、BL3と、ワード線WLに接続され、任意の行のメモリセルを選択するローデコーダ414と、ビット線BLに接続され、カラムデコーダ416により制御されたカラム選択ゲート406と、ソース・ドレインデコーダ418により制御され、カラム選択ゲート406を介してビット線BLに接続されるソース・ドレイン選択ゲート407と、読み出しバイアストランジスタ105を介してメモリセルのソースまたはドレインに電位を供給する書込み回路412と、書込み回路412に電位を供給するドレイン電位レギュレータ108と、ローデコーダ414に負電位を供給する負電位発生回路110と、ローデコーダ414に正昇圧回路102またはゲート電位レギュレータ106のいずれかの出力電位を選択して供給するマルチプレクサ422と、ローデコーダ414とマルチプレクサ422との間に介設されたスイッチ112と、メモリセルのコントロールゲートに供給する電位を設定するゲート電位レギュレータ106と、ソース・ドレインデコーダ418およびカラムデコーダ416に電位を供給するマルチプレクサ424と、マルチプレクサ424、ゲート電位レギュレータ106、マルチプレクサ422、およびドレイン電位レギュレータ108に駆動電位を供給する正昇圧回路102と、ローデコーダ414に供給される電位を検知する検知回路428と、検知回路428の出力を受けるコントロール回路426とを備えている。
図4に示すメモリセルアレイ402としては、図12に示す従来例と同様に大容量メモリに適した仮想接地アレイ(VGA)構成を適用したものを示している。
動作時には入力アドレスに応じてローデコーダ414により任意のワード線が選択される。また、入力アドレスに応じてカラムデコーダ416が出力する選択信号YG0〜YG3によりカラム選択ゲート406は制御される。入力アドレスに応じてソース・ドレインデコーダ418が出力する選択信号SD0、SD1によりソース・ドレイン選択ゲート407が制御される。カラムデコーダ416、カラム選択ゲート406、ソース・ドレイン選択ゲート407により、任意のビット線が選択される。
読み出し、書込みベリファイおよび消去ベリファイ動作においては、負電位発生回路110はその動作を停止しており、出力電位は接地電位とされている。選択メモリセルのコントロールゲートに印加する4〜6V程度の電位は、正昇圧回路102により生成された電源電圧よりも高いVHHV電位を基に、ゲート電位レギュレータ106により設定されている。マルチプレクサ422により4〜6Vの電位を選択してローデコーダ414の正側電源ノードの電位として与えることにより、選択されたワード線の電位として4〜6Vの電位が設定される。また、読み出し、書込みベリファイおよび消去ベリファイ動作期間においては、スイッチ112は導通状態に設定されている。選択メモリセルのドレインに印加する1.3V程度の電位は、電源電圧を基にしてビット線電位発生回路104により生成された電位から、読み出しバイアストランジスタ105、ソース・ドレイン選択ゲート407およびカラム選択ゲート406を介して与えられる。メモリセルからの記憶データ読み出しは、カラム選択ゲート406およびソース・ドレイン選択ゲート407を介して選択されたビット線BLの電位を、センスアンプ408によりリファレンス電位VREFと比較することにより読み出し、結果をSoutとして出力する。
書込み動作においては、負電位発生回路110はその動作を停止し、その出力電位は接地電位とされている。書込み動作が開始されると、ローデコーダ414の正側電源ノードには、マルチプレクサ422により正昇圧回路102の出力電位が選択されて、導通状態に設定されたスイッチ112を介して与えられる。正昇圧回路102の出力電位は、ローデコーダ414の正側電源ノードを10V程度に充電する。入力アドレス信号に応じたローデコーダ414の選択動作により、選択されたメモリセルのコントロールゲートに10V程度の電位が印加される。
選択メモリセルのドレインに4〜7V程度の電位を印加するには、スイッチ112を遮断状態に設定し、ローデコーダ414の正側電源ノードを正昇圧回路102のから切り離した状態とした後に、正昇圧回路102の出力電位を受けてドレイン電位レギュレータ108により設定した電位を書込み回路412に出力する。そして、書込み回路412からの出力電位を、ソース・ドレイン選択ゲート407およびカラム選択ゲート406を介して選択されたビット線に与える。このとき、カラムデコーダ416およびソース・ドレインデコーダ418の電源電圧としては、マルチプレクサ424により選択された正昇圧回路102の出力電位が供給されており、カラム選択ゲート406およびソース・ドレイン選択ゲート407の選択制御信号電位は正昇圧回路102の出力電位となっている。これにより、書込み回路412の出力である4〜7V程度の電位を効率良くビット線に伝えることができる。選択されたメモリセルのソースは、ソース・ドレイン選択ゲート407およびカラム選択ゲート406を介して選択されるビット線に接続されたスイッチ410を導通状態とすることにより接地する。ここで、メモリセルにチャネル電流を供給して、CHE書込み動作を行う期間である、時刻t2〜t3(図2参照)の間において、選択メモリセルのコントロールに印加される10V程度の電位は、スイッチ112を開放状態とし、ローデコーダ414の正側電源ノードに充電された電荷により保持するが、このような動作であっても書込み動作には影響がないことを以下に説明する。
図5は、ローデコーダ414を構成するワード線1本分の選択回路構成例を示す図である。選択回路500は、入力アドレスをデコードするデコード部502、デコード部502の出力の電位を昇圧電位へ変換するためのレベルシフタ部504および、ワード線を駆動するためのドライバ部506により構成されている。
デコード部502は入力アドレスをデコードするNAND回路508で構成されており、一般的には、外部電源電位VDDで動作するよう構成されている。レベルシフタ部504は、昇圧電位が印加される正側電源ノード528と、接地電位または負電位が印加される負側電源ノード526との間に配置されたPチャネル型トランジスタ516、518およびNチャネル型トランジスタ512、514と、外部電源電位VDDで動作するインバータ510とにより構成されている。ドライバ部506は、正側電源ノード528と負側電源ノード526との間に直列に接続された高耐圧Pチャネル型トランジスタ522およびNチャネル型トランジスタ520で構成されている。
トランジスタ512、514、516、518、520、522には昇圧電位が印加されるため、高耐圧構造が用いられているとともに、負電圧を用いた動作を実現するために、トリプルウェルプロセスを用いて形成されており、Pチャネル型トランジスタはNウェル内に、Nチャネル型トランジスタはPウェル内に形成されるとともに、NウェルおよびPウェルは深いNウェル内に形成される。
図5で示すように、Pチャネルトランジスタの基板となるNウェルと、深いNウェル524は正側電源ノード528に接続されており、この選択回路500はワード線と同数配置される。そのために、正側電源ノード528の寄生容量はワード線の数にも依存するが、数百pFの値となる。この寄生容量に充電された電荷を放電させるのは、正側電源ノード528から流れるリーク電流のみであり、図2に示す時刻t2〜t3の書込み期間内での正側電源ノード528の電位降下ΔVは以下の式(1)で示す値となる。
ΔV=IL*tP/Cs−−−−−−−−−−−(1)
ここで、ILは正側電源ノード528のリーク電流であり、tPは時刻t2〜t3の書込み時間であり、Csは正側電源ノード528の寄生容量を意味するものとする。
IL=1μA、tP=10μs、Cs=500pFの場合には、ΔV=20mVとなり、選択されたメモリセルのコントロールゲート電位がΔV=20mV変動したとしても、書込み動作には影響のない値である。
消去動作においては、正昇圧回路102および負電位発生回路110が動作状態とされる。選択されたメモリセルのコントロールゲートに印加する−4.5V程度の負電位は、ローデコーダ414の負側電源電位に負電位発生回路110の出力が供給されることにより、選択されたワード線の電位として設定される。選択されたメモリセルのドレインに与える4〜7V程度の電位は、正昇圧回路102の出力電位を受けてドレイン電位レギュレータ108により設定した電位を受ける書込み回路412の出力を、ソース・ドレイン選択ゲート407およびカラム選択ゲート406を介して選択されたビット線に与えることにより設定する。このとき、カラムデコーダ416およびソース・ドレインデコーダ418の電源電圧としては、書込み動作時と同様に、マルチプレクサ424により選択された正昇圧回路102の出力電位が供給されている。選択されたメモリセルのソースは、ソース・ドレイン選択ゲート407およびカラム選択ゲート406を介して選択されるビット線に接続されたスイッチ410を遮断状態とすることによりフローティングとする。
これらの各動作モードでの昇圧回路およびマルチプレクサの切り替え等の電圧発生制御、およびタイミング制御等は、コントロール回路426から出力される内部制御信号に基づいて行われる。
以上説明したように、CHE書込み動作時において、ローデコーダの正側電源ノードを10V程度になるように充電した後に、昇圧回路から切り離すことにより、昇圧回路がCHE書込み動作のためのメモリセルチャネル電流を供給する時に維持すべき出力電圧を、選択されたメモリセルのドレインに印加する4〜7V程度と低い値に設定することができる。このため、CHE書込みでチャネル電流を供給している間に正昇圧回路102から10V程度の高い電圧を出力する必要がなくなるため、書込み動作に必要となる選択メモリセルのコントロールゲートへ印加する10V程度の電圧と、ドレインに印加する4〜7V程度の電圧を一つの昇圧回路で生成することができる。また、この場合においても、昇圧回路の面積増加を抑制することができる。加えて、コントロールゲートへ印加する10V程度の電圧を保持するために必要な容量は、ローデコーダ414の正側電源ノード528に必然的に存在する寄生容量などを用いることが可能であるため、保持容量のための面積を新たに追加する必要はない。
(第3の実施形態)
図1および図4で説明したように、書込み動作時に選択されたメモリセルのコントロールゲートへ与える10V程度の電位と、チャネル電流を供給するために選択されたメモリセルのドレインへ与える4〜7V程度の電位とを一つの昇圧回路で供給するメモリ構成とする場合での、効率的な電圧発生を可能とする昇圧回路構成例を以下に説明する。
図6(a)は、本発明の第3の実施形態に係る昇圧回路の構成を示す回路図である。同図に示す昇圧回路は、必要駆動電流は小さいが比較的高い昇圧電位と、必要駆動電流が大きいが、比較的低い昇圧電位とを発生することができる。
図6(a)に示すように、本実施形態の昇圧回路600は、昇圧ユニット602−1〜602−5が複数段直列に接続された構成を有している。昇圧ユニット602−1〜602−5はそれぞれ、図6(b)に示す回路構成となっており、電荷転送トランジスタ608およびポンピング容量612と、電荷転送トランジスタ608のゲート電位を昇圧するための、トランジスタ610および昇圧容量614とから成る。ポンピング容量612および昇圧容量614には図6(c)に示す2相ずつのクロック(CLK1/CLK4とCLK2/CLK3)が入力される。
図4で示す正昇圧回路102を、図6(a)示す昇圧回路600の構成とすると、図2で示す書込み動作を行う時刻t1〜t2期間で、最終段出力HVOUT1をローデコーダ414の正側電源ノードの充電を行うための電圧とすることができる。これにより、書込み動作時に選択されたメモリセルへ10V程度の電位を与えることができる。引き続く、時刻t2〜t3期間で、4〜7Vの電位による選択されたメモリセルへのCHE書込みチャネル電流の供給を、ローデコーダ414の正側電源ノードをスイッチ112によりHVOUT1出力から切り離した状態で、中間段出力HVOUT2により行う。このような昇圧回路600の構成と、電圧印加制御とすることにより、出力HVOUT2は、大きな電流駆動能力が必要とされるため、昇圧ブロック604を構成する昇圧ユニット602−1〜602−3のポンピング容量612の値として、必要電流供給能力を満たすための値を設定する。
出力HVOUT1は、出力HVOUT2よりも高い電位とするが、電流駆動能力はさほど必要とされないため、昇圧ブロック606を構成する昇圧ユニット602−4〜602−5のポンピング容量612の値を、昇圧ユニット602−1〜602−3のポンピング容量612よりも小さな値に設定することができる。
このように、図4に示すメモリ回路構成における正昇圧回路102を、図6(a)に示す昇圧回路600の構成とすることにより、書込み動作時に選択メモリセルのコントロールゲートへ印加する10V程度の電位と、ソースへ印加する4〜7V程度の電位の両方を一つの昇圧回路で生成することができる。さらに、2つの電位を供給する昇圧回路のサイズを従来よりも小さくすることが可能となる。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係る昇圧回路の構成例を示す図である。本実施形態の昇圧回路700は、動作状態に応じて構成を切り替えることにより電源回路のサイズ縮小を実現する昇圧回路である。
昇圧回路700は、互いに直列に接続された昇圧ユニット702−1〜702−3で構成される昇圧ブロック704と、互いに直列に接続された昇圧ユニット702−4〜702−6で構成される昇圧ブロック706とを有している。昇圧ユニット702−1〜702−6のそれぞれは、例えば図6(b)に示す構成を有していてもよく、この場合には図6(c)に示すクロック信号により駆動される。また、昇圧回路700には、出力部から見て、導通状態の時に昇圧ブロック704と昇圧ブロック706を並列に接続させるスイッチ708と、導通状態の時に昇圧ブロック704と昇圧ブロック706を直列に接続させるスイッチ710とが設けられている。
図2で示す書込み動作を行う時刻t1〜t2期間で、選択メモリセルへ10V程度の電位を与えるために、ローデコーダ414の正側電源ノードの充電を行う場合、図7に示す昇圧回路700において、スイッチ708を開放とし、スイッチ710を昇圧ユニット702−3の出力側に接続した状態で行う。このスイッチ708、710によって、昇圧ブロック704と昇圧ブロック706とは直列接続される。また、出力HVOUTには高電圧が出力され、この動作状態での出力HVOUTによって、ローデコーダ414の正側電源ノードの充電を行うことにより、選択されたメモリセルのコントロールゲートへ10V程度の電位を与えることを可能とする。
引き続く、時刻t2〜t3期間では、ローデコーダ414の正側電源ノードをスイッチ112によりHVOUT出力から切り離した状態で(図4参照)、4〜7Vの電位によって選択されたメモリセルにCHE書込みチャネル電流を供給する動作を行う。この際、図7に示す昇圧回路700において、スイッチ708を導通状態とし、スイッチ710を電源電圧VDD側に接続した状態で行う。このスイッチ708、710の状態により昇圧ブロック704と昇圧ブロック706とは並列接続することとなり、出力HVOUTには電流駆動能力の大きな4〜7V程度の電位出力が可能となる。この状態においては、選択されたメモリセルのコントロールゲートへ印加される10V程度の電位は、ローデコーダ414の正側電源ノードに保持された電荷により供給されるため、昇圧回路700がこの10V程度の電位を出力する必要はない。
昇圧ブロック704、706が並列接続状態に設定された場合での昇圧ユニット602−1〜602−3のポンピング容量612(図6(b)参照)の値として、CHE書込みでのチャネル電流を供給する能力を満たすための値を設定すると、選択されたメモリセルのコントロールゲートへ10V程度の電位を与えるために、ローデコーダ414の正側電源ノードを充電するには、スイッチ708およびスイッチ710を切り換えて昇圧回路の構成を変更するのみで良く、10V程度の電位を発生するための昇圧ユニットを追加する必要はない。
このように、図4に示すメモリ回路構成における正昇圧回路102を、図7に示す昇圧回路700の構成とすることにより、書込み動作時に選択メモリセルのコントロールゲートへ印加する10V程度の電位と、ソースへ印加する4〜7V程度の電位の両方を一つの昇圧回路で生成することができる。さらに、その昇圧回路のサイズをより小さくすることが可能となる。
(第5の実施形態)
図8は、本発明の第5の実施形態に係る半導体記憶装置の書込み時の駆動方法を示す波形図である。本実施形態の方法によれば、ページモード書込みなどのように、同一ワード線に接続されたメモリセルを順次選択して、連続的な書込みを行なう場合においても、コントロールゲートに印加する10V程度の電位を維持することが可能となる。半導体記憶装置の回路構成は図4に示すとおりとする。
まず、時刻t1で書込み制御信号Co_WEが“L”レベルとなり、書込みモードに設定されると、正昇圧回路の制御信号Co_HHVが“H”レベルとされ、正昇圧回路102が昇圧を開始し、その出力電位VHHVが上昇する。このとき、スイッチ112の制御信号Co_SWは“H”レベルとされ、スイッチ112を導通状態として、ローデコーダ414の正側電源ノードを10V程度に充電する。これにより、コントロールゲート電位VCGは正昇圧回路102の出力VHVVと同様に10V程度の高電圧に設定される。ローデコーダ414の正側電源ノードが10V程度の高電圧に充電される時刻t2でスイッチ112の制御信号Co_SWが“L”レベルとされ、スイッチ112が開放状態とされる。これとともに、ドレイン電位レギュレータの制御信号Co_Dregが“H”レベルとなり、VBL1のように、第1の書込みを行うために選択されたメモリセルのドレインが接続されるビット線BL1に、CHE書込みのためのステップ電圧である4V程度の高電圧が印加される。この電圧印加状態で、書込みメモリセルにCHE書込みのためのチャネル電流がドレイン電位レギュレータ108を介して正昇圧回路102から供給され、第1の書込みを行うために選択されたメモリセルの書込み動作が実行される。
引き続いて、第2の書込みを行うために、選択されたメモリセルのドレインが接続されるビット線BL2にVBL2のようにCHE書込みのためのステップ電圧である4V程度の高電圧が印加され、選択されたメモリセルへの第2の書込み動作が実行される。同様に、第3の書込みを行うために、選択されたメモリセルのドレインが接続されるビット線BL3にVBL3のようにCHE書込みのためのステップ電圧である4V程度の高電圧が印加され、選択されたメモリセルへの第3の書込み動作が、第2の書込みに引き続いて実行される。
このように、連続してメモリセルを選択して書込みを実行していく場合に、ローデコーダ414の正側電源ノードに充電された電荷は、正側電源ノードに存在するリーク電流のために少しずつ放電し、コントロールゲート電位VCGは徐々に低下していく。コントロールゲート電位VCGの電位が下がると、メモリセルのドレインにステップ電圧を印加しても充分な書込み特性が得られなくなり、目的のレベルまでメモリセルのしきい値を変化させるのに必要な書込み回数が大幅に増加することになってしまう。
このような不具合を回避するために、図4に示す半導体記憶装置では、ローデコーダ414の正側電源ノードの電位を検知する検知回路428が、スイッチ112とローデコーダ414の正側電源ノードとの間のノードに接続されている。この検知回路428が、コントロールゲート電位VCGが802で示す検知レベルまで低下したことを検知し、検知信号430をコントロール回路426へ出力する。
時刻t3で検知信号430がコントロール回路426へ入力されると、コントロール回路426は時刻t3時点で実行している書込み動作が終了する時刻t4で、ドレイン電位レギュレータの制御信号Co_Dregを“L”レベルとして、メモリセルへのステップ電圧の印加を停止する。これとともに、スイッチ112の制御信号Co_SWを“H”レベルとしてスイッチ112を導通状態にし、正昇圧回路102により、ローデコーダ414の正側電源ノードを充電する。次いで、ローデコーダ414の正側電源ノードが充分に充電される時刻t5から、次に選択されたメモリセルへの書込み動作を開始するために、Co_SWを“L”レベルとしてスイッチ112を開放状態とし、ドレイン電位レギュレータ制御信号Co_Dregを“H”レベルとして、次に書込みを行うメモリセルのソースが接続されたビット線にVBL4にステップ電圧を与えて書込み動作を実行する。時刻t6(図示せず)で書込み制御信号Co_WE(a)が“H”レベルになるとページ書込みサイクルが終了する。
このように、本実施形態の駆動方法では、ローデコーダ414の正側電源ノードの電位を検知する検知回路428を備えた半導体記憶装置において、検知回路428から出力された検知信号430を受けてコントロール回路426からの書込み動作制御を行う。これにより、書込み動作時に選択されたメモリセルのコントロールゲートへ印加する10V程度の電位と、ドレインへ印加する4〜7V程度の電位の両方を一つの昇圧回路で生成できる上、同一ワード線に接続されたメモリセルに対する書込み動作を順次実行するページ書込み動作を、小さなサイズの昇圧回路を用いて実現することができる。
本発明の半導体記憶装置の電圧制御手段および、半導体記憶装置は、CHE書込みのように、昇圧回路に対して大きな電流駆動能力が要求される書込み方式を採用したMONOS型フラッシュメモリセルや、フローティングゲート型フラッシュメモリセルなどに利用できる。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置において、メモリセルを示す図であり、(b)〜(d)は、各動作モードでメモリセルに印加する電位を生成するために必要となる昇圧回路とレギュレータを示す図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置における、書込み時の動作タイミングを示す図である。 図1に示す正昇圧回路の特性図である。 図9に示すMONOS型セルを用いた第2の実施形態に係る半導体記憶装置の回路構成例を示す図である。 ローデコーダを構成するワード線1本分の選択回路構成例を示す図である。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る昇圧回路の構成を示す回路図であり、(b)は昇圧ユニットの構成を示す回路図であり、(c)は(a)に示す昇圧回路で用いられるクロック信号を示す波形図である。 本発明の第4の実施形態に係る昇圧回路の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る半導体記憶装置の書込み時の駆動方法を示す波形図である。 トラップ層を有するMONOS型フラッシュメモリセルの断面構造を示す図である。 書込み動作での、メモリセルへの電圧印加タイミングを示す図である。 (a)はメモリセルを示す図であり、(b)〜(d)は、表1に示す各動作モードでメモリセルに印加する電位を生成するために必要となる昇圧回路とレギュレータの種類を示す回路図である。 図9に示すMONOS型セルを用いたフラッシュメモリの回路構成例を示すものである。 従来の昇圧回路の特性図である。
符号の説明
100 メモリセル
102 正昇圧回路
104 ビット線電位発生回路
105 読み出しバイアストランジスタ
106 ゲート電位レギュレータ
108 ドレイン電位レギュレータ
110 負電位発生回路
112、410、708、710 スイッチ
114 容量
402 メモリセルアレイ
406 カラム選択ゲート
407 ソース・ドレイン選択ゲート
408 センスアンプ
412 書込み回路
414 ローデコーダ
416 カラムデコーダ
418 ソース・ドレインデコーダ
422、424 マルチプレクサ
426 コントロール回路
428 検知回路
430 検知信号
500 選択回路
502 デコード部
504 レベルシフタ部
506 ドライバ部
508 NAND回路
510 インバータ
512、514 Nチャネル型トランジスタ
516、518 Pチャネル型トランジスタ
520、522 トランジスタ
524 Nウェル
526 負側電源ノード
528 正側電源ノード
600 昇圧回路
602、702 昇圧ユニット
604、704、706 昇圧ブロック
608 電荷転送トランジスタ
610 トランジスタ
612 ポンピング容量
614 昇圧容量
700 昇圧回路
BL0、BL1、BL2、BL3 ビット線
SD0、SD1 選択信号
WL0、WL2 ワード線
YG0〜YG3 選択信号

Claims (16)

  1. コントロールゲートを有し、情報を保持するメモリセルが行列状に複数個配置されてなるメモリセルアレイと、
    行方向に延び、それぞれが1つの行の前記メモリセルの前記コントロールゲートに接続された複数のワード線と、
    列方向に延び、前記メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線と、
    前記複数のワード線から任意のワード線を選択するローデコーダと、
    前記複数のビット線から任意のビット線を選択するカラムデコーダと、
    電源電圧よりも高い電圧を生成する昇圧回路と、
    前記ローデコーダと前記昇圧回路との接続経路上に設けられた第1のスイッチとを備えている半導体記憶装置。
  2. 前記昇圧回路の出力が供給され、入力された書込みデータに応じて前記カラムデコーダにより選択された任意のビット線に書込み電位を出力する書込み回路と、
    前記書込み回路および前記第1のスイッチの動作タイミングを制御するコントロール回路とをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記昇圧回路と前記書込み回路の間に電圧レギュレータをさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1のスイッチは、前記メモリセルへのデータ書込み時に所定の期間導通して前記ローデコーダ内の電源ノードを充電した後、非導通となることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記コントロール回路は、前記第1のスイッチが非導通となった後に昇圧された前記昇圧回路からの出力を選択された前記ワード線に供給するように制御信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記ローデコーダに負電位を供給する負電位発生回路をさらに備えていることを特徴とする請求項4または5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記半導体記憶装置は、前記ローデコーダに供給される電位を検知し、検知結果を前記コントロール回路に出力する検知回路をさらに備え、
    前記コントロール回路は、前記メモリセルへのデータ書込み時に前記第1のスイッチが非導通状態となった後に前記ローデコーダに供給される電位が所定値以下になった場合、前記第1のスイッチを導通させ、前記ローデコーダ内の電源ノードを充電させることを特徴とする請求項4〜6のうちいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  8. 前記昇圧回路は、入力電圧を昇圧し、第1の昇圧容量を有する第1の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第1の昇圧ブロックと、入力電圧を昇圧し、第2の昇圧容量を有する第2の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第2の昇圧ブロックとを有していることを特徴とする請求項2〜7のうちいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第2の昇圧容量は前記第1の昇圧容量よりも容量が小さく、前記第1の昇圧ブロックの出力部は前記第2の昇圧ブロックの入力部に接続され、
    前記第2の昇圧ブロックの出力電位は書込み動作時に前記ローデコーダに供給され、前記第1の昇圧ブロックの出力電位は前記書込み回路を介して選択された前記ビット線に供給されることを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記昇圧回路は、前記第1の昇圧ブロックと前記第2の昇圧ブロックとを直列に接続させる第2のスイッチと、前記第1の昇圧ブロックの出力部と前記第2の昇圧ブロックの出力部との間に設けられた第3のスイッチとをさらに有しており、前記第2のスイッチおよび前記第3のスイッチにより前記第2の昇圧ブロックは、前記第1の昇圧ブロックと直列に接続するか並列に接続するかが切り替えられることを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置。
  11. コントロールゲートを有し、情報を保持するメモリセルが行列状に複数個配置されてなるメモリセルアレイと、
    行方向に延び、それぞれが1つの行の前記メモリセルの前記コントロールゲートに接続された複数のワード線と、
    列方向に延び、前記メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線と、
    前記複数のワード線から任意のワード線を選択するローデコーダと、
    前記複数のビット線から任意のビット線を選択するカラムデコーダと、
    入力電圧を昇圧し、第1の昇圧容量を有する第1の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第1の昇圧ブロックと、入力電圧を昇圧し、第2の昇圧容量を有する第2の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第2の昇圧ブロックとを有しており、電源電圧よりも高い第1の電圧と前記第1の電圧より低い第2の電圧とを生成する昇圧回路と、
    前記ローデコーダと前記昇圧回路との接続経路上に設けられたスイッチとを備えている半導体記憶装置。
  12. 入力電圧を昇圧し、第1の昇圧容量を有する第1の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第1の昇圧ブロックと、
    入力電圧を昇圧し、第2の昇圧容量を有する第2の昇圧ユニットが直列に複数段接続されてなり、出力部を有する第2の昇圧ブロックとを備え、
    電源電圧よりも高い第1の電圧と前記第1の電圧より低い第2の電圧とを生成する昇圧回路。
  13. 前記第2の昇圧容量は前記第1の昇圧容量よりも容量が小さく、前記第1の昇圧ブロックの出力部は前記第2の昇圧ブロックの入力部に接続され、
    前記第2の電圧は前記第1の昇圧ブロックから出力され、
    前記第1の電圧は前記第2の昇圧ブロックから出力されることを特徴とする請求項12に記載の昇圧回路。
  14. 前記昇圧回路は、前記第1の昇圧ブロックと前記第2の昇圧ブロックとを直列に接続させる第2のスイッチと、前記第1の昇圧ブロックの出力部と前記第2の昇圧ブロックの出力部との間に設けられた第3のスイッチとをさらに有しており、前記第2のスイッチおよび前記第3のスイッチにより前記第2の昇圧ブロックは、前記第1の昇圧ブロックと直列に接続するか並列に接続するかが切り替えられることを特徴とする請求項12に記載の昇圧回路。
  15. コントロールゲートを有し、情報を保持するメモリセルが行列状に複数個配置されてなるメモリセルアレイと、行方向に延び、それぞれが1つの行の前記メモリセルの前記コントロールゲートに接続された複数のワード線と、列方向に延び、前記メモリセルのソースまたはドレインに接続された複数のビット線と、前記複数のワード線から任意のワード線を選択するローデコーダと、前記複数のビット線から任意のビット線を選択するカラムデコーダと、電源電圧よりも高い電圧を生成する昇圧回路と、前記ローデコーダと前記昇圧回路との接続経路上に設けられたスイッチとを備えている半導体記憶装置の駆動方法であって、
    前記メモリセルへのデータ書込み時に、前記スイッチを導通状態にして前記ローデコーダ内の電源ノードを充電するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)の後、前記スイッチを非導通にして昇圧された前記昇圧回路からの出力を選択された前記ワード線に供給してデータ書込みを行うステップ(b)とを備えている半導体記憶装置の駆動方法。
  16. 前記半導体記憶装置は、
    前記昇圧回路の出力が供給され、入力された書込みデータに応じて前記カラムデコーダにより選択された任意のビット線に書込み電位を出力する書込み回路と、
    前記書込み回路および前記第1のスイッチの動作タイミングを制御するコントロール回路と
    前記ローデコーダに供給される電位を検知し、検知結果を前記コントロール回路に出力する検知回路とをさらに備え、
    前記ステップ(b)は、
    前記ローデコーダに選択された前記メモリセルにデータを順次連続的に書き込むステップ(b1)と、
    前記ローデコーダに供給される電位が所定値以下になった場合、前記スイッチを導通させ、前記ローデコーダ内の電源ノードを充電させてから前記メモリセルにデータを書込む
    ステップ(b2)とを有していることを特徴とする請求項15に記載の半導体記憶装置の駆動方法。
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