JP2000030473A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2000030473A JP10199329A JP19932998A JP2000030473A JP 2000030473 A JP2000030473 A JP 2000030473A JP 10199329 A JP10199329 A JP 10199329A JP 19932998 A JP19932998 A JP 19932998A JP 2000030473 A JP2000030473 A JP 2000030473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的なデータ書き込み及びデータ消去を可
能とした不揮発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 電気的書き換え可能なメモリセルがマト
リクス配列されたメモリセルアレイ101、データラッ
チ兼センスアンプ102、ロウデコーダ106、カラム
デコーダ107、制御回路108により制御されてデー
タ書き込み等の昇圧電圧を発生する昇圧回路109等を
備え、データ書き込みとその後のベリファイ読み出し動
作を繰り返すEEPROMにおいて、昇圧回路109の
出力が所定レベルに達した後に初回の書込動作を開始す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的書き換え
可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】EEPROMの一つとして、一括消去を
可能としたフラッシュメモリがある。フラッシュメモリ
のメモリセルとして、半導体基板上に電荷蓄積層(浮遊
ゲート)と制御ゲートとが積層形成されたFETMOS
構造を有するものが知られている。このメモリセルは、
浮遊ゲートに蓄積された電荷量によって、データ
“0”,“1”を記憶する。またこのメモリセルを複数
個直列接続してNAND型セルを構成するものが知られ
ている。NAND型セルは、一端が選択ゲートを介して
ビット線に接続され、他端が別の選択ゲートを介して共
通ソース線に接続される。NAND型セル内の各メモリ
セルの制御ゲートは別々のワード線につながる。通常、
ビット線と交差する方向に並ぶ複数個のNAND型セル
について、同じ行の制御ゲートが共通に配設されて、こ
れがワード線となる。
【0003】NAND型セルでのデータ書き込みは、選
択されたワード線に20V程度の昇圧された書き込み電
圧を印加し、非選択ワード線に中間電圧を印加し、デー
タ“0”,“1”に応じて選択メモリセルのチャネル電
圧をコントロールする。即ち、“1”データ書き込みの
ときは、ビット線を0Vとし、このビット線電圧を選択
メモリセルのチャネルまで転送する。これにより選択メ
モリセルでは、トンネル電流により浮遊ゲートに電子が
注入され、しきい値が正の状態となる。“0”データ書
き込みのときは、ビット線を例えばVCCとして、選択メ
モリセルのチャネル電圧がトンネル注入の生じない程度
の中間電圧となるようにする。これにより、しきい値が
負の状態に保たれる。
【0004】NAND型セルでのデータ消去は、例えば
メモリセルアレイ全体について、全てのワード線に0V
を印加し、基板或いはウェルに20V程度の消去電圧を
印加して、全メモリセルで浮遊ゲートの電荷を基板側に
放出させる。これにより、全メモリセルはしきい値が負
のデータ“0”状態に消去される。メモリセルアレイが
複数ブロックある場合に、ブロック単位でデータ消去を
行うこともある。この場合には、ブロック毎にウェルを
形成して、選択ブロックについて上記条件を与え、非選
択ブロックについてはワード線を全てフローティングに
すればよい。データ読み出しは、選択されたワード線に
0V、残りのワード線にデータ“0”,“1”に拘わら
ずメモリセルがオンする中間電圧を与えて、NAND型
セルが導通するか否かをビット線で検出することにより
行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話や携帯
用パソコン等が普及するにつれ、これらに搭載されるフ
ラッシュメモリ等の半導体装置について、電源電圧の低
電圧化の要求が強い。しかし、フラッシュメモリでは、
電源電圧を下げるに従い、電源電圧から昇圧される20
V程度の書き込み電圧等を得るのに時間が長くなるとい
う問題がある。昇圧時間は単に昇圧回路の面積を増加さ
せただけでは短縮できない。それは、次のように説明で
きる。
【0006】クロックで制御されるチャージポンプ形式
の昇圧回路では、電源電圧VCCから昇圧電圧Vppを発生
するに必要な昇圧段数Nは、(Vpp/VCC+1)以上と
されている(IEEE Journal of Solid-State Circuits,
pp.1231-1240, vol.32, no.8, 1997参照)。従って、電
源電圧を低くするに従い、直列接続する昇圧回路の段数
Nを増加させることが必要となる。昇圧回路の段数が増
加すると、昇圧回路自体の等価的な抵抗Rcap、容量Cc
apも増加する。その結果、昇圧回路の出力の大きさに拘
わらず、昇圧回路自体をVppに充電する時間Rcap・Cc
apが増加する。このように電源電圧の低電圧化に伴い、
昇圧回路自体の容量を昇圧する時間が長くなる。その結
果、書き込みパルスの立ち上がり時間が長くなるので、
書き込み時間全体が長くなるという問題がある。
【0007】より具体的に説明すれば、通常のフラッシ
ュメモリのデータ書き込みモードでは、パルス的な書き
込み動作の後、書き込み状態を確認するベリファイ読み
出し動作を行い、書き込み不十分と判定されたメモリセ
ルについてのみ再度書き込み動作を行うという動作を繰
り返す。従って、書き込みモードに入って起動される昇
圧回路の出力の立ち上がりが遅いと、十分な昇圧電圧が
得られていない段階で書き込み動作を行うことになる。
これは、書き込みモードの初期の書き込みでは、選択さ
れたメモリセルの殆どが書き込み不十分となる可能性が
大きくなることを意味する。言い換えれば、書き込みモ
ードの初期において、無用な書き込み動作とベリファイ
読み出し動作を行っていることになり、結果として書き
込み時間が長くなる。データ消去についても同様の問題
がある。
【0008】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、効率的なデータ書き込み及びデータ消去を可能
とした不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1に、電
気的書き換え可能なメモリセルがマトリクス配列された
メモリセルアレイと、このメモリセルアレイの選択され
たメモリセルに対して昇圧された書き込み電圧を印加し
てデータ書き込みを行う書き込み手段と、前記メモリセ
ルアレイのメモリセルに対して昇圧された消去電圧を印
加してデータ消去を行う消去手段と、前記データ書き込
み手段又はデータ消去手段によりデータ書き込み又はデ
ータ消去されたメモリセルについて書き込み状態又は消
去状態を確認するためのデータ読み出しを行うベリファ
イ読み出し手段とを備え、且つ前記書き込み手段による
データ書き込みとこれに引き続く前記ベリファイ読み出
し手段によるデータ読み出し、又は前記消去手段による
データ消去とこれに引き続く前記ベリファイ読み出し手
段によるデータ読み出しの少なくとも一方を、メモリセ
ルのしきい値が所定範囲に入るまで複数回繰り返すよう
にした不揮発性半導体記憶装置であって、前記データ書
き込み又はデータ消去の初回の動作時間がそれぞれ昇圧
終了時間を超えるように2回目以降のデータ書き込み及
びデータ消去の動作時間に比べて長く設定されているこ
とを特徴とする。
【0010】この発明は、第2に、電気的書き換え可能
なメモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイ
と、このメモリセルアレイの選択されたメモリセルに対
して昇圧された書き込み電圧を印加してデータ書き込み
を行う書き込み手段と、前記メモリセルアレイのメモリ
セルに対して昇圧された消去電圧を印加してデータ消去
を行う消去手段と、前記データ書き込み手段又はデータ
消去手段によりデータ書き込み及びデータ消去されたメ
モリセルについて書き込み状態又は消去状態を確認する
ためのデータ読み出しを行うベリファイ読み出し手段
と、前記昇圧された書き込み電圧又は消去電圧を発生す
るための昇圧手段とを備え、且つ前記書き込み手段によ
るデータ書き込みとこれに引き続く前記ベリファイ読み
出し手段によるデータ読み出し、又は前記消去手段によ
るデータ消去とこれに引き続く前記ベリファイ読み出し
手段によるデータ読み出しの少なくとも一方を、メモリ
セルのしきい値が所定範囲に入るまで複数回繰り返すよ
うにした不揮発性半導体記憶装置であって、前記データ
書き込み及びデータ消去の初回の動作が前記昇圧手段に
よる昇圧出力が一定レベルに達した後に開始されること
を特徴とする。
【0011】第2の発明において、好ましくは、複数回
のデータ書き込み及びデータ消去において実質的にメモ
リセルに昇圧された電圧が印加される時間が等しく設定
される。また第2の発明において好ましくは、昇圧手段
の出力は、複数回のデータ書き込みとベリファイ読み出
しが行われる間、及び複数回のデータ消去とベリファイ
読み出しが行われる間放電されずに保持される。またこ
の発明において、好ましくは、昇圧された書き込み電圧
又は消去電圧をメモリセルに転送するスイッチングトラ
ンジスタのゲート電圧は、書き込み時又は消去時とベリ
ファイ読み出し時とで同電位に設定される。
【0012】この発明によると、データ書き込みモード
で書き込み動作とベリファイ読み出し動作を繰り返す際
に、初回の書き込み動作の時間を長くすることによっ
て、昇圧電圧が不十分な状態での無駄な書き込み及びベ
リファイ動作をなくすことができ、全体としてデータ書
き込みに要する時間が短縮される。また、データ書き込
みモードに入って昇圧回路の出力が立ち上がり始めた
後、一定時間をおいて昇圧電圧があるレベルに達した後
に初めて書き込み動作を開始することにより、やはり無
駄な書き込み及びベリファイ読み出し動作をなくすこと
ができ、また誤書き込みを防止することができる。デー
タ消去についても同様である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を説明す
る。図1は、一実施例によるNANDセル型EEPRO
Mの構成を示すブロック図である。図中、101はメモ
リセルアレイであり、102はメモリセルアレイ101
のデータ書き込み、読み出しを行うためのデータラッチ
を兼ねたセンスアンプ回路である。センスアンプ回路1
02は、カラムゲート103及びI/Oセンスアンプ回
路104を介し、データ入出力バッファ105を介して
外部入出力端子と接続される。ロウデコーダ106及び
カラムデコーダ107はそれぞれメモリセルアレイ10
1のワード線選択及びビット線選択を行う。データ書き
込み、消去及び読み出しの制御を行う制御回路108が
設けられ、この制御回路108により制御されて書き込
み、消去動作に用いられる昇圧電圧を発生する昇圧回路
109が設けられている。
【0014】メモリセルアレイ101は、電荷蓄積層と
しての浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたnチャネル
FETMOS構造の複数のメモリセルを、それらのソー
ス、ドレインを隣接するもの同士で共有する形で直列接
続し、これを1単位としてビット線に接続して構成され
る。
【0015】図2(a)(b)は、メモリセルアレイ1
01の1つのNANDセル部分の平面図と等価回路図で
ある。図3(a),(b)はそれぞれ、図1(a)のA
−A’及びB−B’断面図である。メモリセルはp型シ
リコン基板20上のn型ウェル21に形成されたp型ウ
ェル22内の、素子分離酸化膜12で囲まれた領域に形
成されている。1つのNANDセルに着目して説明する
と、この実施例では、8個のメモリセルM0〜M7が直
列接続されて1つのNANDセルを構成している。メモ
リセルはそれぞれ、基板に第1ゲート絶縁膜13を介し
て浮遊ゲート14(140,141,…,147)が形成
され、浮遊ゲート14上に第2ゲート絶縁膜15を介し
て制御ゲート16(160,161,…,167)が形成
されて構成されている。これらのメモリセルのソース、
ドレインであるn型拡散層19は、隣接するもの同士共
有する形で、メモリセルが直列接続されている。
【0016】NANDセルのドレイン側、ソース側には
各々、メモリセルの浮遊ゲート、制御ゲートと同時に形
成された第1の選択ゲート149、169及び第2の選択
ゲート1410、1610が設けられている。素子形成され
た基板はCVD酸化膜17により覆われ、この上にビッ
ト線18が配設されている。ビット線18はNANDセ
ルのドレイン側、即ち制御ゲート169側のn型拡散層
19に接続される。NANDセルの制御ゲート16は、
複数のNANDセルについて共通に制御ゲート線CG
(CG0,CG1,…,CG7)として配設されてい
る。これらの制御ゲート線CGは、ワード線WLとな
る。選択ゲート149、169及び1410、1610もそれ
ぞれ行方向に連続的に選択ゲート線SG1、SG2とし
て配設されている。
【0017】図4は、この様なNANDセルがマトリク
ス状に配列されたメモリセルアレイ101の等価回路を
示している。ソース線は例えば64本のビット線毎につ
き1箇所、コンタクトを介してAl、poly−Siな
どの基準電位配線に接続される。この基準電位配線は周
辺回路に接続される。通常一つの制御ゲート線CGにつ
ながるメモリセルの集合(一点鎖線で示す範囲)を1ペ
ージと呼び、1組のドレイン側(第1の選択ゲート)及
びソース側(第2の選択ゲート)の選択ゲートによって
挟まれたページの集合(破線で示す範囲)を1NAND
ブロック又は単に1ブロックと呼ぶ。1ページは例えば
256バイト(256×8)個のメモリセルから構成さ
れる。1ページ分のメモリセルはほぼ同時に書き込みが
行われる。1ブロックは例えば2048バイト(204
8×8)個のメモリセルから構成される。1ブロック分
のメモリセルはほぼ同時に消去される。
【0018】図5は、実施例のNAND型EEPROM
のウェル構造を示している。メモリセルは、上述のよう
にp型シリコン基板20のセル用n型ウェル21内のセ
ル用p型ウェル22に形成される。n型ウェル21とp
型ウェル22は同電位に設定される。電源電圧よりも高
い電圧が印加される高電圧NMOSトランジスタは、p
型シリコン基板20に形成される。低電圧のNMOSト
ランジスタ及びPMOSトランジスタは、基板21のメ
モリセルアレイ領域と別に形成されたp型ウェル24及
びn型ウェル23にそれぞれ形成される。
【0019】図6は、ロウデコーダ106のうち、メモ
リセルアレイ101のブロックiのワード線制御回路部
の構成である。ブロックアドレスが入ってブロック選択
回路61の出力RDECLiが“H”となり、このブロ
ックiが選択される。このブロック選択出力RDECI
iは、制御信号BSTON及び電源VCCによりそれぞれ
ゲートが制御されるDタイプのNMOSトランジスタQ
601,Q602を介して、ノードN0に転送される。
これらのトランジスタQ601,Q602は高電圧トラ
ンジスタであり、しきい値は例えば、−1V程度であ
る。このノードN0で駆動されるEタイプNMOSトラ
ンジスタQ610〜Q617、Q621,Q622はそ
れぞれ、選択ブロックiの制御ゲート線(ワード線)C
G0〜CG7、選択ゲート線SG1,SG2を駆動する
駆動トランジスタである。これらの駆動トランジスタも
高電圧トランジスタであり、しきい値は0.6V程度に
設定されている。
【0020】EタイプNMOSトランジスタQ60,Q
605、IタイプNMOSトランジスタQ603、キャ
パシタC61,C62及びインバータI61の部分は、
昇圧回路から得られる発生される書き込み電圧VRDE
CをノードN0に転送するためのチャージポンプ作用を
利用したスイッチ回路63を構成している。IタイプN
MOSトランジスタQ603のしきい値は、0.2V程
度である。このスイッチ回路63も高電圧トランジスタ
を用いて構成される。キャパシタC61,C62は、D
タイプNMOSトランジスタを用いたMOSキャパシタ
である。ブロックiが選択されてノードN0に“H”が
転送されると、書き込み電圧VRDECがドレインに与
えられたNMOSトランジスタQ604がオンして、書
き込み電圧はこのNMOSトランジスタQ604及びダ
イオード接続されたNMOSトランジスタQ603を介
して、ノードN0に転送される。
【0021】チャージポンプ作用は、ブロック選択出力
RDECIiと交流信号OSCRDが入るNANDゲー
ト62により制御される。即ちブロック選択信号RDE
Ciが“H”のときに、NANDゲート62の出力には
交流信号OSCRDが現れる。この交流信号OSCRD
により、互いに逆相駆動されるキャパシタC61,C6
2とNMOSトランジスタQ603の部分でチャージポ
ンピングが行われる。この結果、MOSトランジスタQ
603,Q604のしきい値分の電圧降下を伴うことな
く、書き込み電圧VRDECはノードN0に転送される
ことになる。チャージポンプの作用により、ノードN0
は、VRDECよりも高い電圧VRDEC+αまで上昇
可能であるが、NMOSトランジスタQ605がこのノ
ードN0の電圧上昇を抑制している。即ちNMOSトラ
ンジスタQ605のしきい値をVthとすると、ノードN
0の電圧は、VRDEC+Vth以下に抑えられる。
【0022】ブロック選択信号RDECIiの反転信号
により制御されるEタイプMOSトランジスタQ63
1,Q632は、書き込み及び読み出し時にこのブロッ
クiが非選択の時に選択ゲート線SG1,SG2をそれ
ぞれ接地電位SGDSに設定するために設けられてい
る。この実施例では、2ビット線が1つのセンスアンプ
を共有する。例えば、図6に示す2本のビット線BL
0,BL1がセンスアンプを共有する場合、図7に示す
ように、ビット線BL0,BL1は、制御信号BLTR
0,BLTR1によりそれぞれ制御されるNMOSトラ
ンジスタQ72,Q74を介してセンスアンプにつなが
るノードN2に接続される。ビット線BL0,BL1は
また、制御信号BLCU0,BLCU1によりそれぞれ
制御されるNMOSトランジスタQ71,Q73を介し
て、制御信号BLCRLが与えられるノードN1に共通
に接続される。これらのMOSトランジスタQ71〜Q
74も、Eタイプの高電圧トランジスタである。
【0023】図8は、図7のノードN2につながるデー
タラッチ兼センスアンプ回路の具体構成を示す。このセ
ンスアンプ回路では高電圧を扱わず、従って低電圧トラ
ンジスタが用いられる。センスアンプ回路の要部は、P
MOSトランジスタQ801とNMOSトランジスタQ
802からなるCMOSインバータと、PMOSトラン
ジスタQ804とNMOSトランジスタQ805からな
るCMOSインバータの入出力を交差接続して構成され
たラッチ81である。PMOSトランジスタQ801,
Q804のソースは、活性化用のPMOSトランジスタ
Q803,Q806を介してVCCに接続される。
【0024】ラッチ81の二つのノードNa,Nbはそ
れぞれ、カラム選択信号CSLにより駆動されるNMO
SトランジスタQ831,Q832を介してデータ線に
接続される。ノードNa,Nbはまた、データセンス用
の制御信号BLSEN0,BLSEN1によりそれぞれ
制御されるNMOSトランジスタQ810,Q811を
介し、センス用NMOSトランジスタQ812のドレイ
ンに接続されている。センス用NMOSトランジスタQ
812のゲートがセンスノードNsであり、このセンス
ノードNsは、制御信号BLCLMPにより制御される
NMOSトランジスタQ814を介して、ビット線につ
ながるノードN2に接続される。ノードN2とラッチ8
1のノードNaは、制御信号BLCDにより制御される
NMOSトランジスタQ821により接続される。
【0025】センスノードNsには、データ保持用のキ
ャパシタC81と、プリチャージ用のNMOSトランジ
スタQ813が設けられている。ラッチ81のノードN
bに接続されたNMOSトランジスタQ822はリセッ
ト用である。またノードNbには、ベリファイ読み出し
のために、ノードNbの“H”,“L”によりオン,オ
フ制御されるNMOSトランジスタQ823のゲートが
接続されている。NMOSトランジスタQ823のドレ
インは、ベリファイ読み出し時“H”となるFLAG端
子となり、ソースはベリファイ制御信号VERFYによ
りスイッチされるNMOSトランジスタQ824を介し
て接地される。
【0026】図9は、昇圧回路109の構成を示してい
る。昇圧回路109は、図示のように、書き込み時選択
ワード線に与えられる書き込み電圧Vpgmを発生するた
めのVpgm昇圧回路、書き込み時に非選択ワード線に与
えられる中間電圧Vpassを発生するためのVpass昇圧回
路、ベリファイ読み出し時非選択ワード線に与えられる
電圧Vreadを発生するためのVread昇圧回路、書き込み
時制御端子BLTR,BLCUに与えられる電圧VSG,
VSGHHを発生するための昇圧回路、消去時ウェルに与え
られる消去電圧Veraを発生するためのVera昇圧回路等
を含む。いずれの昇圧回路も同様の回路により構成され
るが、図9では代表的にVpgm昇圧回路についてのみ具
体的に示している。
【0027】即ち昇圧回路は、起動用PMOSトランジ
スタQ901を介して電源VCCに直列に接続される、転
送用ダイオードとしてのNMOSトランジスタQ90
2,Q903,…,Q906と、それらの接続ノードに
一端が接続されたキャパシタC91,C92,…,C9
4とから構成される。キャパシタの他端には、相補クロ
ックCK1,CK2が与えられる。
【0028】この昇圧回路の動作を簡単に説明すれば、
回路が起動され、クロックCK1が“L”のとき、電源
VCCにより初段キャパシタC91に充電される。クロッ
クCK1が“H”になると、キャパシタC91に充電さ
れた電荷は、次段のキャパシタC92に転送される。以
下、クロック制御による同様の充電動作と一方向の電荷
転送動作により、昇圧電圧が得られる。
【0029】次に、この実施例によるEEPROMの基
本動作を説明する。データ書き込みでは、ビット線にデ
ータに応じて0V(“1”書き込み)又は電源電圧VCC
(“0”書き込み)が印加される。ビット線側の選択ゲ
ート線SG1はVCC、共通ソース線側の選択ゲートSG
2は0Vとする。これにより、“1”書き込みのメモリ
セルのチャネルには0Vが伝達される。“0”書き込み
のビット線側では、選択ゲートSG1がオフするので、
メモリセルのチャネルはVCC−Vthsg(Vthsgは選択ゲ
ートのしきい値電圧)になり、フローティングになる。
あるいは、書き込みを行うメモリセルよりもビット線側
のメモリセルのしきい値が正電圧Vthcellを持つ場合に
は、メモリセルのチャネルはVCC−Vthcellになる。
【0030】その後、選択されたメモリセルの制御ゲー
トには昇圧された書き込み電圧Vpgm(=20V程度)
が印加され、他の非選択メモリセルの制御ゲートには中
間電圧Vpass(=10V程度)が印加される。その結
果、データ“1”の時は、チャネルの電位が0Vなので
選択メモリセルの浮遊ゲートと基板間に高電圧がかか
り、基板から浮遊ゲートに電子がトンネル注入されてし
きい値電圧が正方向に変化する。データが“0”の時
は、フローティングのチャネルは制御ゲートとの間の容
量結合で中間電位になり、電子の注入が行われない。
【0031】以上の書き込み動作後、書き込みが十分に
行われたかを調べるベリファイ読み出しが行われる。ベ
リファイ読み出しでは、選択されたワード線にベリファ
イ読み出し用電圧Vvrfy、非選択ワード線に中間電圧V
readが与えられ、書き込みが十分か否かが判定される。
そして書き込み不十分と判定されたメモリセルについて
のみ、再度書き込みが行われる。
【0032】データ消去は、ブロック単位でほぼ同時に
行われる。消去するブロックの全ての制御ゲートを0V
として、メモリセルアレイのp型ウェル及びn型ウェル
に昇圧された消去電圧Vera(20V程度)が印加され
る。消去を行わないブロックの制御ゲートはフローティ
ング状態とする。これにより消去するブロックのメモリ
セルにおいて浮遊ゲートの電子がウェルに放出され、し
きい値電圧が負方向に移動する。消去を行わないブロッ
クでは容量結合により制御ゲートも電位上昇し、消去は
行われない。
【0033】データ読み出し動作は、ビット線をVCCに
プリチャージした後にフローティングにし、選択された
メモリセルの制御ゲートを0V、それ以外のメモリセル
の制御ゲート、選択ゲートを電源電圧、ソース線を0V
として、選択メモリセルで電流が流れるか否かをビット
線にて検出することにより行われる。メモリセルに書き
込まれたデータが“1”(メモリセルのしきい値Vth>
0)ならばメモリセルはオフになるので、ビット線はプ
リチャージ電位を保つ。データが“0”(メモリセルの
しきい値Vth<0)ならばメモリセルはオンして、ビッ
ト線はプリチャージ電位から△Vだけ下がる。これらの
ビット線電位変化をセンスアンプ回路で検出することに
よって、メモリセルのデータが読み出される。
【0034】以上の動作において、チップ内電源電圧が
2.5V程度まで低くなると、例えばデータ書き込み動
作時、昇圧回路が起動されてから実際に昇圧出力が所定
の昇圧レベルに達するまでに時間がかかる。従って、書
き込み動作とベリファイ読み出し動作をパルス的に交互
に繰り返す際に、書き込みモードに入った後の初回の書
き込みでは、殆どのメモリセルで書き込み不十分となる
可能性がある。そうすると、最初の書き込みとベリファ
イ読み出しのサイクルは無駄になる。この点を考慮して
この実施例においては、初回のデータ書き込みの時間
を、2回目以降の書き込み時間に比べて長く設定する。
【0035】図11は、実施例のデータ書き込みとベリ
ファイ読み出しの動作タイミングを、Vpgm昇圧回路の
出力波形と共に示す。書き込み電圧Vpgmの昇圧に、図
示のように時間T0を要するとする。このとき、初回の
書き込みの時間T1は例えば、T1>T0とする。1回
目の書き込み後に1回目のベリファイ読み出しが行われ
る。ベリファイ読み出し時もVpgm昇圧回路は昇圧電位
を保つ。2回目の書き込み動作では昇圧回路自体は所望
の書き込み電圧Vpgmまで昇圧しているので、これが与
えられるワード線の立ち上がりも早い。従って、2回目
以降の書き込み時間T2,T2,T4は、T1>T2=
T3=T4とする。昇圧回路はベリファイ読み出しで全
てのメモリセルに書き込みが終了したことを検知してか
ら動作停止して昇圧電位を放電する。
【0036】図12は、書き込み電圧Vpgmと、これが
印加されるワード線WL(制御ゲート線CG)の波形を
示した。図示のように、書き込みモードに入った後の最
初の書き込み動作では2回目以降よりも長い時間ワード
線に書き込みパルスが印加される。最初の書き込みでは
ワード線WLの電位が徐々に昇圧されるので、メモリセ
ルのトンネル酸化膜に印加される電界やトンネル電流は
ほぼ一定になる。その結果、メモリセルの酸化膜に高電
界が印加されないので、酸化膜の信頼性が向上する。
【0037】図13は、より好ましい実施例の書込動作
タイミングを、図12に対応させて示す。図12では、
書き込み開始から同時にワード線に昇圧されつつある書
き込み電圧Vpgmを与えるようにした。これに対しこの
実施例では、書き込みモードに入った後、昇圧される書
き込み電圧Vpgmが最終設定値に達するまでの時間、或
いはあるレベルV1(最終昇圧値の80〜90%)に達
するまでの時間T0は、実際にはワード線WLに書き込
み電圧Vpgmを与えず、時間T0の経過を待ってワード
線WLに書き込み電圧Vpgmを与える。この場合、実際
に書き込み電圧Vpgmがワード線WLに与えられる時間
は、初回も2回目以降も同じ時間とする。上述のレベル
V1は、V1から最終昇圧値にまで昇圧回路が立ち上が
る時間が、ワード線のCR時定数よりも十分小さくなる
ように設定することができる。この様に設定すれば、ワ
ード線の末端が最終設定値に達する時間を、1回目のパ
ルスと1回目以降のパルスとで同程度になるようにする
ことができる。
【0038】この場合、初回の待ち時間T0が実際のデ
ータ書き込み動作では無駄ではなく、有効になること
を、図14により説明する。図14では、書き込みモー
ドに入ると同時にワード線WLに書き込み電圧Vpgmを
与える従来の方式と、この実施例による図13の方式の
タイミングを併せて示している。書き込みと引き続くベ
リファイ読み出しを1サイクルとして、従来方式では最
初のサイクルで殆どのメモリセルに書き込みがなされ
ず、全メモリセルに十分な書き込みが行われるまでに更
に3サイクル〜を要したとする。
【0039】これに対して、実施例のように、書き込み
電圧Vpgmが実際の書き込みに必要な一定のレベルV1
に達した後に書き込み電圧印加を開始すると、メモリセ
ルの条件が同じとすれば、従来方式と同様に3サイクル
〜で全メモリセルに書き込みが終了する。即ち待ち
時間T0があるにも拘わらず、初回の無駄な書き込みサ
イクルを省いた結果として、トータルの書き込みに要す
る時間は、従来方式よりも短縮されることになる。
【0040】また図13の方式は、図12の方式に対し
て次のような有効性がある。前述のように、書き込み
時、書き込み非選択(“0”書き込み)のメモリセルの
チャネルはワード線との間の容量結合で昇圧されフロー
ティング状態になる。しかし、メモリセルのチャネル内
の接合リーク電流が大きい場合には、メモリセルに印加
される書き込みパルスの時間が図12のように長いと、
チャネル電位が低下し、誤書き込みを生じるおそれがあ
る。従って、メモリセルの接合リーク電流が大きい場合
には、図13のように最初の書き込みでは昇圧回路の出
力が立ち上がってからワード線に書き込み電圧Vpgmを
印加する方が望ましい。
【0041】以下には、更に詳細なタイミング図を用い
てこの実施例のEEPROMの書き込み動作を説明す
る。図15及び図16は、図8のラッチ81に書き込み
データがロードされた後の書き込み動作のタイミング図
である。なお、図のVCCは、チップ内部で降圧された電
源電圧(2.5V)である。時刻t0で昇圧回路起動信
号LIMVPGMn,LIMVDRn,LIMVSGn
が“L”になり、Vpgm昇圧回路、Vpass昇圧回路、Vr
ead昇圧回路、VSG,VSGHH昇圧回路が昇圧を始める。
【0042】選択ブロックが例えば、図6のブロックi
とすると、時刻t1でブロック選択信号RDECIiが
VCCになり、これがノードN0に転送されて、転送スイ
ッチ回路63が動作する。これにより、VRDECから
書き込み電圧VpgmがノードN0に転送され、これが選
択ゲート線SG1,SG2及び制御ゲート線CGの駆動
トランジスタQ610〜Q617,Q621,Q622
のゲートに与えられる。このとき、トランジスタQ63
1,Q632がオフになって、制御ゲート線SG1,S
G2は接地電位SGDSから切り離される。
【0043】非選択のブロックではブロック選択信号R
DECがVSSになり、ノードN0ははVSSになる。従っ
て、非選択ブロックでは選択ゲートSG1,SG2が接
地され、制御ゲートはフローティングになる。いまの場
合、図7に示すビット線BL0,BL1のうち、BL0
が選択されたとする。時刻t1に、制御信号BLCU
0,BLCU1が“L”になり、時刻t2に、制御信号
BLCU1,BLTR0がそれぞれ、VSGHHになる。こ
のとき制御信号BLTR1は“L”である。従って、非
選択のビット線BL1は、BLCRLによりVCCにプリ
チャージされる。選択ビット線BL0には、ラッチ81
のノードNaのデータ“H”又は“L”が転送される。
【0044】“1”書き込みの場合、ビット線BL0か
らメモリセルのチャネルに0Vが転送される。なお制御
ゲート線及び選択ゲート線については、図16に実線で
示すように、選択ゲート線SG1にVSG、制御ゲート線
をVread(4.5V)を与えて、“1”データ書き込み
のチャネルにビット線BL0から0Vを転送してもよ
い。或いは図16の点線で示したように、ビット線プリ
チャージの間、制御ゲート線は0Vとしてもよい。
【0045】ビット線プリチャージ後、時刻t4から実
質的書き込みが始まる。即ち時刻t4に、選択制御ゲー
ト線にVpgm(20V)、非選択制御ゲート線にVpass
(10V)を与える。前述のように、“1”書き込みの
場合にはチャネルから電子が浮遊ゲートに注入される。
“0”書き込みの場合は選択ゲート線SG1がオフする
ので、チャネルはフローティングとなり、制御ゲート線
との間の容量結合で8V程度まで上昇して、電子の注入
が行われない。
【0046】非選択ビット線BL1に接続されたメモリ
セルは、ビット線BL1がBLCRLからVCCに設定さ
れることから、書き込み非選択になる。図15におい
て、制御信号BLTR0,BLCU1が1.5us時間
をのかけてゆっくり上昇させているが、これはビット線
の充電を徐々に行うことにより、チップ内電源VCCの低
下を防ぐためである。書き込み終了後は、時刻t5で制
御信号BLCDが“L”になってビット線とセンスアン
プ回路が切り離され、また制御ゲート線が放電される。
更に時刻t6でビット線が放電される。
【0047】この発明においては、最初の書き込み時間
を2回目以降の書き込みの時間よりも長くする。最初の
書き込みの時間の長くする方法は様々である。例えば、
図15及び図16で時刻t4からt5までの時間、即ち
実際に選択ワード線に書き込み電圧Vpgmが印加される
時間を長くしてもよい。この場合、選択ワード線の波形
は図12のようになり、メモリセルの酸化膜に印加され
る電界を一定にすることができ、酸化膜の信頼性が向上
する。或いは、時刻t2からt3までのチャネルプリチ
ャージの時間だけを長くしてもよいし、時刻t2からt
4までのビット線プリチャージの時間を長くしてもよ
い。この場合、ワード線の波形は図13のようになる。
その結果、上述のように“1”書き込みする場合の誤書
き込みを防止することができる。
【0048】また、書き込みコマンドあるいは書き込み
データをセンスアンプにロードするコマンドが入力次
第、各昇圧回路を起動し、昇圧電圧が立ち上がった後
に、図15及び図16に示す書き込み動作を開始しても
よい。或いはまた、書き込みアドレスを入力するコマン
ドが入力次第、昇圧回路を起動し、昇圧電圧が立ち上が
った後、図15及び図16に示す書き込み動作を開始し
てもよい。これらの場合、図15及び図16に示した時
刻t1,t2,…の設定を1回目の書き込み動作と2回
目以降の書き込みで同様にすることができる。これによ
り、書き込み動作を制御するロジック回路を簡単にする
ことができる。更に、時刻t0からt1までの時間だけ
を長くしてもよい。更にまた、昇圧回路の起動は、チッ
プ・イネーブルと同時でもよい。
【0049】図16では、書き込み動作終了後も昇圧回
路起動信号LIMVLGMn,LIMVRDn,LIM
VSGn等が“L”であり、各昇圧回路は昇圧動作を継
続している。従って2回目以降の書き込みでのワード線
等の高速立ち上がりが可能である。あるいは、書き込み
終了後にこれらの起動信号をオフとして昇圧回路を止
め、フローティング状態にしてもよい。この場合、昇圧
回路をベリファイ読み出し中に動作させないため、消費
電流を削減できる。
【0050】昇圧回路の活性化信号LIMVRDn,L
IMVSGn,LIMVPGMnはベリファイ読み出し
ですべてのメモリセルが十分に書き込まれたことを検知
して“H”にして、昇圧回路を止めればよい。この場
合、昇圧回路の内部ノード及び出力ノードを例えば電源
電圧まで放電してもよいし、フローティング状態にして
もよい。昇圧回路の内部ノード及び出力ノードをフロー
ティング状態にすると、書き込み終了直後に更に書き込
み等の動作を行う場合に、昇圧回路の立ち上がりを早く
することができる。
【0051】図16では、書き込み終了後も、スイッチ
回路63の出力が与えられるノードVRDEC及びN0
を放電せず、それぞれVpgm及びVpgm+αに保ってい
る。これは、2回目の書き込み時の昇圧回路の負荷を小
さくし、2回目の書き込み時の昇圧電位の立ち上がりを
早くするためである。このように書き込み終了後も昇圧
回路の出力を活性化し、ベリファイ読み出し時もVRD
EC,N0をVpgm,Vpgm+αに保つことにより、2回
目以降のワード線の立ち上がり時間はワード線の抵抗R
wl及び容量Cwlで決まるRwl・Cwl程度の時間
で立ち上げることができる。時刻t7に制御信号BST
ONを“H”にし、ノードN0をVCC或いはVSSにして
もよい。ノードN0の容量はVpgm昇圧回路のトータル
の負荷に比べて十分小さいので、これをVSS或いはVCC
に放電しても、昇圧回路の立ち上がりは十分速い。
【0052】ワード線の負荷容量が昇圧回路自体の容量
に比べて大きい場合には、図9に破線で示すように、各
昇圧回路の出力端子にキャパシタC01,C02,…,
C05を接続すればよい。これらのキャパシタを接続す
ると、昇圧回路の負荷が増加するので1回目の書き込み
の昇圧時間は長くなる。しかし、2回目以降の書き込み
では、ワード線に充電すべき電荷があらかじめこれらの
キャパシタに蓄えられているので、ワード線の立ち上が
りを早くすることができる。書き込みとベリファイ読み
出しのサイクルは通常6回程度行うので、昇圧回路の出
力にキャパシタをつけることにより1回目の書き込み時
間が長くなっても残りの5回の書き込み時間が短くなる
ことにより、書き込み全体の時間を短縮できる。
【0053】次に、書き込み後のベリファイ読み出し動
作の詳細を、図17及び図18のタイミング図を用いて
説明する。スタンバイ状態で制御信号BLCU0,1は
VCCであり、ビット線BL0,BL1は、トランジスタ
Q71,Q73を介して端子BLCRL(=gnd)に
接地されている。時刻t10がベリファイ読み出しモー
ドの開始であり、時刻t11で制御信号BLPREが立
ち上がり、同時に制御信号BLCU0が“L”になっ
て、BLCU1がVSGHHに立ち上がる。そして時刻t1
2で制御信号BLCLAMPが立ち上がり、トランジス
タQ812,Q814を介して、選択ビット線BL0が
1V程度にプリチャージされる。ビット線BL1は、制
御信号BLCU1が“H”であって、接地電位を保つ。
【0054】また、時刻t11で選択ブロックではブロ
ック選択信号RDECIiがVCCになり、ノードN0は
Vpgm+αとなる。これにより、選択ブロックでは、制
御ゲート線SG1及び非選択の制御ゲート線にVread、
選択された制御ゲート線にベリファイ読み出し用の電圧
Vvrfy(=0.5V)が与えられる。このときソース側
の選択ゲート線SG2は接地を保つ。
【0055】以上により、選択されたブロックの選択ビ
ット線BL0及びこれにつながるメモリセルのチャネル
がプリチャージされ、その後時刻t13でソース側の選
択ゲート線SG2にVreadが与えられて、ビット線放電
を開始する。このとき、制御信号BLCLAMPが
“L”となり、センスノードNsからビット線へのリー
ク電流が防止される。Vvrfyが与えられた選択メモリセ
ルのしきい値の状態に応じてビット線BL0は放電さ
れ、或いは放電されない。即ち、しきい値が十分高い正
(データ“1”)なっていれば、ビット線の放電はな
く、書き込み不十分でしきい値が低いと、ビット線は放
電する。
【0056】時刻t14までは、センスノードNsはV
CCに保持され、時刻t15で制御信号BLCLAMPが
再度“H”になることにより、センスノードNsは、ビ
ット線BL0に接続される。これにより、ビット線BL
0が放電されている場合にはセンスノードNsも放電さ
れて“L”になり、ビット線BL0が放電されていなれ
ば、センスノードNsは“H”を保つ。
【0057】その後、時刻t16で制御信号BLSEN
1が“H”になり、MOSトランジスタQ811がオン
して、ラッチ81のノードNbはMOSトランジスタQ
812のドレインにつながる。従って、“1”データ書
き込みの場合であって、ノードNbに“H”がロードさ
れ、書き込み十分であってベリファイ読み出しでセンス
ノードNsが“H”になると、MOSトランジスタQ8
12,Q812が共にオンであるため、ノードNbは放
電されて“L”に反転される。“0”データ書き込みの
場合、ノードNbには“L”がロードされ、ベリファイ
読み出しによるセンスノードNsも“L”であり、ノー
ドNbは“L”のままである。“1”書き込みが不十分
の場合には、センスノードNsが“L”、従ってMOS
トランジスタQ812はオフであり、ノードNbは、
“H”のまま反転されない。
【0058】従って、このベリファイ読み出し後のノー
ドNbのデータ反転を監視することにより、書き込みが
十分か否かが判定される。具体的には、図8のFLAG
をVCCにプリチャージし、時刻t17で制御信号VER
FYを“H”にする。書き込みが不十分であるカラムに
ついてはノードNbが“H”であるから、トランジスタ
Q823,Q824が共にオンとなり、FLAGが放電
される。書き込みが十分、或いは“0”書き込みの場合
は、FLAGは放電されず、“H”を保つ。これによ
り、書き込み不十分のカラムが検出される。
【0059】ベリファイ読み出しの結果、書き込み不十
分のメモリセルがある場合には、再度書き込みが繰り返
される。書き込みが終了すると、時刻t18からリカバ
リ動作に入り、制御ゲート線、選択ゲート線等が放電さ
れる。
【0060】上記実施例では、専らデータ書き込みにつ
いて説明したが、この発明は、データ消去について、消
去動作とベリファイ読み出し動作を繰り返す場合にも同
様に適用可能である。またこの発明は、NAND型EE
PROMに限らず、NOR型、AND型(A.Nozoe:ISSC
C,Digest of Technichal Papers,1995)、DINOR型
(S.Kobayashi:ISSCC,Digest of Technichal Papers,199
5)、Virtual Ground Array型(Lee,et al:Symposium on
VLSI Circuits,Digest of Technichal Papers,1994)
等、他の電気的書き替え可能な不揮発性半導体記憶装置
に同様に適用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、デ
ータ書き込み或いは消去モードで書き込み或いは消去動
作とベリファイ読み出し動作を繰り返す際に、初回の書
き込み或いは消去動作の時間を長くすることによって、
昇圧電圧が不十分な状態での無駄な書き込みや消去及び
ベリファイ動作をなくすことができ、全体としてデータ
書き込み或いは消去に要する時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるEEPROMのブロ
ック構成を示す。
【図2】同実施例のNAND型セルの平面図と等価回路
図である。
【図3】同実施例のNAND型セルの断面構造である。
【図4】同実施例のメモリセルアレイの等価回路図であ
る。
【図5】同実施例のウェル構造を示す図である。
【図6】同実施例のロウデコーダ部の構成を示す図であ
る。
【図7】同実施例のビット線制御部の構成を示す図であ
る。
【図8】同実施例のデータラッチ兼センスアンプ回路の
構成を示す図である。
【図9】同実施例の昇圧回路の構成を示す図である。
【図10】同昇圧回路に用いられる駆動用クロック信号
を示す。
【図11】同実施例のデータ書き込み及びベリファイ読
み出し動作を説明するための図である。
【図12】図10の書き込み及びベリファイ動作でのワ
ード線波形を示す。
【図13】他の実施例による書き込み及びベリファイ動
作でのワード線波形を示す。
【図14】図12の方式による効果を従来方式と比較し
て示す図である。
【図15】実施例の書き込み動作の詳細なタイミング図
である。
【図16】同じく実施例の書き込み動作の詳細にタイミ
ング図である。
【図17】実施例のベリファイ読み出し動作の詳細なタ
イミング図である。
【図18】同じく実施例のベリファイ読み出し動作の詳
細なタイミング図である。
【符号の説明】
101…メモリセルアレイ、102…データラッチ兼セ
ンスアンプ回路、103…カラムゲート、104…I/
Oセンスアンプ、105…データ入出力バッファ、10
6…ロウデコーダ、107…カラムデコーダ、108…
制御回路、109…昇圧回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的書き換え可能なメモリセルがマト
    リクス配列されたメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイの選択されたメモリセルに対して
    昇圧された書き込み電圧を印加してデータ書き込みを行
    う書き込み手段と、 前記メモリセルアレイのメモリセルに対して昇圧された
    消去電圧を印加してデータ消去を行う消去手段と、 前記データ書き込み手段又はデータ消去手段によりデー
    タ書き込み又はデータ消去されたメモリセルについて書
    き込み状態又は消去状態を確認するためのデータ読み出
    しを行うベリファイ読み出し手段とを備え、且つ 前記書き込み手段によるデータ書き込みとこれに引き続
    く前記ベリファイ読み出し手段によるデータ読み出し、
    又は前記消去手段によるデータ消去とこれに引き続く前
    記ベリファイ読み出し手段によるデータ読み出しの少な
    くとも一方を、メモリセルのしきい値が所定範囲に入る
    まで複数回繰り返すようにした不揮発性半導体記憶装置
    であって、 前記データ書き込み又はデータ消去の初回の動作時間が
    それぞれ昇圧終了時間を超えるように2回目以降のデー
    タ書き込み又はデータ消去の動作時間に比べて長く設定
    されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 電気的書き換え可能なメモリセルがマト
    リクス配列されたメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイの選択されたメモリセルに対して
    昇圧された書き込み電圧を印加してデータ書き込みを行
    う書き込み手段と、 前記メモリセルアレイのメモリセルに対して昇圧された
    消去電圧を印加してデータ消去を行う消去手段と、 前記データ書き込み手段又はデータ消去手段によりデー
    タ書き込み又はデータ消去されたメモリセルについて書
    き込み状態又は消去状態を確認するためのデータ読み出
    しを行うベリファイ読み出し手段と、 前記昇圧された書き込み電圧又は消去電圧を発生するた
    めの昇圧手段とを備え、且つ前記書き込み手段によるデ
    ータ書き込みとこれに引き続く前記ベリファイ読み出し
    手段によるデータ読み出し、又は前記消去手段によるデ
    ータ消去とこれに引き続く前記ベリファイ読み出し手段
    によるデータ読み出しの少なくとも一方を、メモリセル
    のしきい値が所定範囲に入るまで複数回繰り返すように
    した不揮発性半導体記憶装置であって、 前記データ書き込み又はデータ消去の初回の動作が前記
    昇圧手段による昇圧出力が一定レベルに達した後に開始
    されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 複数回のデータ書き込み及びデータ消去
    において実質的にメモリセルに昇圧された電圧が印加さ
    れる時間が等しく設定されることを特徴とする請求項2
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記昇圧手段の出力は、複数回のデータ
    書き込みとベリファイ読み出しが行われる間、及び複数
    回のデータ消去とベリファイ読み出しが行われる間放電
    されずに保持されることを特徴とする請求項2記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記昇圧された書き込み電圧又は消去電
    圧をメモリセルに転送するスイッチングトランジスタの
    ゲート電圧は、書き込み時又は消去時とベリファイ読み
    出し時とで同電位に設定されることを特徴とする請求項
    1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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