JP2000021186A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2000021186A
JP2000021186A JP10187627A JP18762798A JP2000021186A JP 2000021186 A JP2000021186 A JP 2000021186A JP 10187627 A JP10187627 A JP 10187627A JP 18762798 A JP18762798 A JP 18762798A JP 2000021186 A JP2000021186 A JP 2000021186A
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cell
gate
well
voltage
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Takeshi Takeuchi
健 竹内
Hiroshi Nakamura
寛 中村
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】NANDセル型EEPROMのデータ消去後
に、ビット線コンタクト部とセルPウエルとの接合の順
方向電流によるラッチアップを防止する。 【解決手段】NANDセル型EEPROMにおいて、浮
遊ゲートおよび制御ゲートを有する不揮発性のメモリセ
ルを少なくとも1つ含むメモリセルユニットと、メモリ
セルユニットが形成されるメモリセルウエルCPWELL、CN
WELLと、メモリセルユニットの一端に接続された第1の
信号線BLi と、メモリセルユニットの他端に接続され
た第2の信号線CELSRCと、メモリセルの記憶データを消
去する際、メモリセルウエルに消去電圧を所定期間印加
して消去動作を行わせた後、第1の信号線および第2の
信号線をフローティング状態にして、メモリセルウエル
の消去電圧を放電させるように制御する制御回路を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的書き換え可
能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に係り、
特にデータ消去制御回路に関するもので、例えばNAN
Dセル型EEPROMに使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】EEPROMの1つとして実現されてい
るNANDセル型EEPROMは、電荷蓄積層としての
浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたnチャネルFET
MOS構造のメモリセルの複数個を、隣接するセル同士
でソース、ドレインを共有する形で直列接続してNAN
Dセルを構成し、これを1単位としてビット線に接続
し、複数のNANDセルを全体として二次元の行列状に
配列したメモリセルアレイを有する。
【0003】図7(a)、(b)は、それぞれ対応して
メモリセルアレイにおける1つのNANDセル部分の平
面図と等価回路図を示している。図8(a)、(b)
は、それぞれ対応して図7(a)中のA−A’線、B−
B’線に沿う断面図を示している。
【0004】図7(a)、(b)、図8(a)、(b)
に示すように、p型シリコン基板10上のセル形成用の
N型ウエル(セルNウエル)10a内のセル形成用のP
型ウエル(セルPウエル)11内に各メモリセルが形成
されており、上記セルPウエル11内の素子分離酸化膜
12で囲まれた領域にNANDセルが形成されている。
【0005】1つのNANDセルに着目すると、本例で
は、8個のメモリセルM1〜M8が直列接続されてい
る。各メモリセルは、セル基板(セルPウエル11)上
にゲート絶縁膜13を介して浮遊ゲート14i (i=1,2,
…,8)が形成されており、浮遊ゲート14i 上に浮遊ゲ
ート・制御ゲート間絶縁膜15を介して制御ゲート16
i (i=1,2,…,8)が形成されており、セルPウエル11
の表層部にソース、ドレインであるn+ 型拡散層19が
形成されており、隣接するセル同士でソース、ドレイン
を共有している。
【0006】さらに、セルPウエル11内には、NAN
Dセルのドレイン側、ソース側にそれぞれ対応して、メ
モリセルの浮遊ゲート、制御ゲートと同時に形成された
第1の選択ゲート(149 、169 )および第2の選択
ゲート(1410、1610)が設けられている。
【0007】なお、前記制御ゲート16i は、それぞれ
行方向に連続的に配設された制御ゲート線(ワード線)
CGi (i=1,2,…,8)の一部として形成されている。ま
た、前記第1の選択ゲート(149 、169 )は、行方
向に連続的に配設された第1の選択ゲート線SG1 の一
部として形成されており、前記第2の選択ゲート(14
10、1610)も、行方向に連続的に配設された第2の選
択ゲート線SG2 の一部として形成されている。
【0008】そして、上記のように素子形成後の基板上
はCVD酸化膜17により覆われ、この上にビット線1
8が配設されている。図9は、NANDセルがマトリク
ス状に配列されたメモリセルアレイの等価回路を示して
いる。
【0009】ソース線は例えば64本のビット線毎につ
き1箇所でコンタクトを介してAl、ポリシリコンなど
の基準電位配線に接続されており、この基準電位配線は
周辺回路(図示せず)に接続される。
【0010】メモリセルの制御ゲート線CGi および第
1の選択ゲート線SG1 、第2の選択ゲート線SG2
は、前述したようにそれぞれ行方向に連続的に配設され
ている。ここで、通常、制御ゲート線CGi の1本に共
通に接続されている同一行のメモリセルの集合を1ペー
ジと呼び、ドレイン側の選択ゲート(第1の選択ゲー
ト)およびソース側の選択ゲート(第2の選択ゲート)
の1組によって挟まれたページの集合を1NANDブロ
ックまたは単に1ブロックと呼ぶ。
【0011】なお、上記1ページは、例えば256バイ
ト分(256×8個)のメモリセルから構成され、1ペ
ージ分のメモリセルはほぼ同時に書込み(ページ書込
み)が行われる。
【0012】つまり、EEPROMは、DRAMなどと
比べて書込み/消去などの動作が遅いので、高速な書込
み/読み出しを行うためにページ書込み方式やページ読
み出し方式を採用することが多い。
【0013】ページ書込み方式は、同一行線に接続され
ている複数のメモリセルのそれぞれに同時に複数の列線
から書込みデータを書込む(ページ単位で書込む)方式
である。また、前記ページ読み出し方式は、同一行線に
接続されている複数のメモリセルからそれぞれの記憶デ
ータを同時に複数の列線に読み出してセンス増幅する
(ページ単位で読みだす)方式である。
【0014】また、前記1ブロックは、例えば2048
バイト分(2048×8個)のメモリセルから構成さ
れ、1ブロック分のメモリセルはほぼ同時に消去(ブロ
ック消去)される。
【0015】図10は、NAND型EEPROMのウエ
ル構成の一例を示す断面図である。メモリセルは、P基
板10上のセルNウエル10a内のセルPウエル11に
形成されており、セルPウエル11とセルNウエル10
aは同電位に設定される。電源電圧よりも高い電圧が印
加される高電圧NチャネルトランジスタはP基板10上
に形成され、低電圧NチャネルトランジスタはP基板1
0上のPウエル10bに形成され、低電圧Pチャネルト
ランジスタはP基板10上のNウエル10cに形成され
る。
【0016】次に、NAND型EEPROMのデータ書
込み動作、データ消去動作、データ読み出し動作の原理
について簡単に説明する。 (1)データ書込み時には、ビット線にはデータに応じ
て0V(“1”書込み)または電源電圧Vcc(“0”書
込み)を印加し、NANDセル一端側のビット線に接続
されている第1の選択ゲートの選択ゲート線SG1 には
Vcc、NANDセル他端側のソース線に接続されている
第2の選択ゲートの選択ゲート線SG2には0Vを印加
する。
【0017】この時、“1”書込みのセルは、対応する
第1の選択ゲートがオンになり、これを介してビット線
から0Vがチャネルに伝達される。これに対して、
“0”書込みのセルは、対応する第1の選択ゲートがオ
フになり、“0”書込みのセルのチャネルはVcc−Vth
sg(Vthsgは第1の選択ゲートの閾値電圧)になり、フ
ローティング状態になる。あるいは、書込みを行うセル
よりもビット線側のセルの閾値が正電圧Vthcellを持つ
場合には、“0”書込みのセルのチャネルはVcc−Vth
cellになる。
【0018】その後、選択されたメモリセル(選択セ
ル)に対応する制御ゲート線CGi には昇圧された書込
み電圧Vpp(=20V程度)を印加し、選択されなかっ
た他のメモリセル(非選択セル)に対応する制御ゲート
線CGi には中間電位Vpass(=10V程度)を印加す
る。
【0019】その結果、“1”書込みの選択セルは、チ
ャネルの電位が0Vなので浮遊ゲート・基板(セルPウ
エル)間に高電圧がかかり、基板から浮遊ゲートに電子
がトンネル注入されて閾値電圧が正方向に移動する。
【0020】これに対して、“0”書込みの選択セル
は、チャネルがフローティングであるので、書込み電圧
Vppが印加された制御ゲートとの間の容量結合でチャネ
ルは中間電位になり、電子の注入が行われない。
【0021】なお、非選択セルは、対応する制御ゲート
に中間電位Vpassが印加されているので、電子の注入は
行われない。 (2)データ消去時には、ビット線、ソース線をフロー
ティング状態にし、消去を行う選択ブロックの全ての制
御ゲートを0Vとし、消去を行わない非選択ブロックの
全ての制御ゲートはフローティング状態にし、セルPウ
エルおよびセルNウエルに昇圧された消去電圧Vppe
(20V程度)を印加する。
【0022】この時、消去を行う選択ブロックのメモリ
セルは、セルウエル電圧Vppe と制御ゲート電圧(0
V)とによって浮遊ゲートの電子がウエルに放出され、
閾値電圧が負方向に移動することにより、ブロック単位
でほぼ同時に消去される。
【0023】これに対して、消去を行わない非選択ブロ
ックのメモリセルは、フローティング状態の制御ゲート
がセルPウエルとの間の容量結合でVppe に昇圧され、
制御ゲート、セルPウエルともに消去電圧Vppe である
ので消去は行われない。
【0024】(3)データ読み出し時には、ビット線を
プリチャージした後にフローティング状態にし、選択セ
ルの制御ゲートを0V、それ以外の非選択セルの制御ゲ
ート、第1、第2の選択ゲートを電源電圧Vcc(たとえ
ば3V)、ソース線を0Vにして、選択セルで電流が流
れるか否かを検出することにより行われる。
【0025】即ち、選択セルの記憶データが“1”(セ
ルの閾値Vth>0)であれば、選択セルはオフになり、
それに連なるビット線はプリチャージ電位を保つが、選
択セルの記憶データが“0”(セルの閾値Vth<0)で
あれば、選択セルはオンし、それに連なるビット線はプ
リチャージ電位からΔVだけ下がる。
【0026】これらのビット線電位をセンスアンプで検
出することによって、選択セルのデータが読み出され
る。ところで、従来のデータ消去方法では、消去電圧V
ppe (20V程度)を印加する際に、前述したようにビ
ット線、ソース線、消去を行わない非選択ブロックの制
御ゲートをフローティング状態にしてから、セルPウエ
ル11、セルNウエル10aに消去電圧を印加する。
【0027】その結果、ビット線、ソース線、非選択ブ
ロックの制御ゲートはセルウエルを通じてVppe あるい
はVppe から1V程度低い電圧に昇圧される。一方、デ
ータ消去後は、データ書込み後の書込みリセット、デー
タ読み出し後の読み出しリセットと同様に消去リセット
を行っている。
【0028】この消去リセットは、ビット線にセンスア
ンプを接続し、ソース線にソース線バイアス回路を接続
し、セルウエルにセルウエルバイアス回路を接続するこ
とによって、ビット線、ソース線、セルウエルから同時
に放電させる。つまり、センスアンプによりビット線を
放電させ、ソース線バイアス回路によりソース線を放電
させ、セルウエルバイアス回路によりセルウエルを放電
させる。
【0029】この時、ビット線、ソース線、セルウエル
はそれぞれ別々の回路で放電するので、ビット線、ソー
ス線、セルウエルのそれぞれの放電時間が異なる。例え
ばビット線は2μsで放電するが、セルウエルは30μ
sで放電する。
【0030】この場合、ビット線の放電がセルウエルの
放電よりも先に完了するので、ビット線がセルウエルよ
りも先に低電圧になり、図8(a)中に示すビット線コ
ンタクト部のn+ 拡散領域19とセルPウエル11との
接合からなるpnダイオードが順バイアスになり、この
pnダイオードに順方向電流が流れ、結果として、ラッ
チアップが生じるという問題がある。
【0031】図11は、メモリセルの一部およびその制
御ゲートに接続されているロウデコーダの一部を示す断
面図である。ロウデコーダ内のトランスファゲート用の
NMOSトランジスタは、P基板10上に形成されてお
り、そのドレインノードNwl(n+ 拡散領域)はメモリ
セルの制御ゲート16に接続されている。
【0032】データ消去時には、選択セルに接続されて
いるロウデコーダ内のトランスファゲート用のNMOS
トランジスタは、ゲートGにVccが供給されており、ソ
ースSは周辺回路で接地されており、オン状態になって
選択セルの制御ゲート16に0Vを供給する。
【0033】データ消去後に消去リセットを行う際、前
記したようにセルウエルバイアス回路によりセルウエル
を放電させる時、消去電圧の放電を急速に行うと、選択
セルの制御ゲート16もセルウエルとの容量結合により
0Vから負方向に引かれる。その結果、前記ドレインノ
ードNwlが負電圧になり、このドレインノードNwlとP
基板10間のpnダイオードがオンし、このpnダイオ
ードに順方向電流が流れ、結果として、ラッチアップが
生じるという問題がある。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
NANDセル型EEPROMは、データ消去後に消去リ
セットを行う際、ビット線の放電がセルウエルの放電よ
りも先に完了するので、ビット線コンタクト部のn+ 拡
散領域とセルPウエルとの接合からなるpnダイオード
に順方向電流が流れ、ラッチアップが生じるという問題
があった。
【0035】また、データ消去後に消去リセットを行う
際、消去電圧の放電を急速に行うと、ロウデコーダ内の
トランスファゲート用のNMOSトランジスタのドレイ
ンノードが負電位になり、このノードとP基板間のpn
ダイオードに順方向電流が流れ、結果として、ラッチア
ップが生じるという問題があった。
【0036】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、データ消去後において、ビット線コンタクト
部のn+ 拡散領域とセルPウエルとの接合からなるpn
ダイオードに順方向電流が流れることによるラッチアッ
プの発生、さらにはロウデコーダ内のトランスファゲー
ト用のNMOSトランジスタのドレインノードとP基板
間のpnダイオードに順方向電流が流れることによるラ
ッチアップの発生を防止し得る不揮発性半導体記憶装置
を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、不揮発性のメモリセルを少なくとも1つ含
むメモリセルユニットと、前記メモリセルユニットが形
成されるメモリセルウエルと、前記メモリセルユニット
の一端に接続された第1の信号線と、前記メモリセルユ
ニットの他端に接続された第2の信号線と、前記メモリ
セルの記憶データを消去する際、前記メモリセルウエル
に消去電圧を所定期間印加して消去動作を行わせた後、
前記第1の信号線および第2の信号線をフローティング
状態にして前記メモリセルウエルの消去電圧を放電させ
るように制御する消去制御手段とを具備することを特徴
とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1乃至図6は、本発明の
第1実施例に係るNANDセル型EEPROMの構成お
よび動作波形の一例を示している。
【0039】図1は、第1実施例のNANDセル型EE
PROMのブロック構成を示す。図1中、1はメモリセ
ルアレイ、2はデータ書込み/読み出しを行うためのセ
ンスアンプ兼データラッチ回路である。3はワード線選
択を行うロウデコーダ、4はビット線選択を行うカラム
デコーダ、5はアドレスバッファ、6はI/ Oセンスア
ンプ、7はデータ入出力バッファである。
【0040】8は基板電位制御回路、9aは消去電圧を
発生してメモリセルアレイ1のメモリセルウエルに選択
的に印加する消去用昇圧回路、9bは書込み電圧を発生
してロウデコーダ3に供給する書込み用昇圧回路、9c
は読み出し電圧を発生してロウデコーダ3に供給する読
み出し用昇圧回路である。また、図1には示していない
が、後述するようなセルソース線バイアス回路、セルウ
エルバイアス回路なども設けられている。
【0041】このNANDセル型EEPROMの構成
は、図7乃至図11を参照して前述した従来例の構成と
比べて、基本的には同様であり、NANDセルのセルト
ランジスタ数が8から16に変更されている点と、メモ
リセルの記憶データを消去する際、メモリセルウエルに
消去電圧を所定期間印加して消去動作を行わせた後、ビ
ット線およびセルソース線の電圧を放電させずにメモリ
セルウエルの電圧を放電させるように構成されている点
が異なる。
【0042】上記ビット線、セルソース線および消去を
行わない非選択ブロックの全ての制御ゲートの電圧を放
電させない方法の一例として、ビット線、セルソース
線、消去を行わない非選択ブロックの全ての制御ゲート
をフローティング状態のままにして(従来のような消去
リセットを行わないで)、セルウエルの消去電圧を放電
させている。
【0043】次に、本例のNAND型EEPROMのデ
ータ消去動作の概要を説明する。 (1)データ消去時には、前述した従来例のデータ消去
時と同様に、ビット線、ソース線をフローティング状態
にし、消去を行う選択ブロック(消去選択ブロック)の
全ての制御ゲートを消去制御ゲート電圧(0V)に設定
し、消去を行わない非選択ブロック(消去非選択ブロッ
ク)の全ての制御ゲートはフローティング状態にし、昇
圧された消去電圧Vppe (20V程度)をセルPウエル
11およびセルNウエル10aに印加する。
【0044】これにより、前記ビット線、ソース線およ
び消去非選択ブロックの全ての制御ゲートは、Vppe あ
るいはVppe から1V程度低い電圧に昇圧される。この
時、消去選択ブロックのメモリセルは、前記Vppe が印
加されているセルウエルの電圧と前記0Vに設定されて
いる制御ゲートの電圧とによって浮遊ゲートの電子がウ
エルに放出され、セル閾値電圧が負方向に移動すること
により、消去選択ブロック単位でほぼ同時に消去され
る。
【0045】これに対して、消去非選択ブロックのメモ
リセルは、前記したようにセルPウエル11との間の容
量結合によりVppe あるいはVppe から1〜2V程度低
い電圧に昇圧されているフローティング状態の制御ゲー
トとセルPウエル11との間に所要の消去電圧が印加さ
れないので消去は行われない。
【0046】(2)データ消去の終了後、ビット線、ソ
ース線および消去非選択ブロックの制御ゲートをフロー
ティング状態に制御したまま、前述したセルウエルバイ
アス回路のウエル放電回路をオン状態に制御してセルウ
エルから消去電圧Vppe を放電させる。
【0047】この場合、ビット線およびソース線はフロ
ーティング状態であるので、セルウエルよりも先に放電
することはなく、セルウエルよりも低電位になることは
ないので、図8中のビット線コンタクト部(n+ 拡散領
域)19とセルPウエル11との接合からなるpnダイ
オードがオンすることがなく、従来例で述べたようなラ
ッチアップ(スナップバック)も生じない。
【0048】また、前記セルウエルバイアス回路のウエ
ル放電回路を構成するトランジスタは、オン状態の時に
飽和領域で動作するので、定電流が流れる。従って、前
記データ消去後にセルウエルの消去電圧が急速に低下す
ることはない。
【0049】その結果、図11を参照して前述したよう
な消去選択ブロックの制御ゲート16がセルウエルとの
容量結合により負電圧になることはなく、ロウデコーダ
内のトランスファゲート用トランジスタのドレインノー
ドNwlとP基板10との間のpnダイオードが導通す
ることもなく、従来例で説明したようなラッチアップが
生じることはない。
【0050】図2は、図1中のメモリセルアレイ1にお
ける所定数の複数のカラムのビット線BLi (例えば2
本分のビット線BL0 、BL1 )に対応するセンスアン
プ兼データラッチ回路周辺のコア回路の一例を示してい
る。
【0051】図2において、MCi (i=0,1 )はメモリ
セルアレイ部のビット線BLi に接続されたNAND型
メモリセル、CG1 〜CG16は上記NAND型メモリセ
ルMCi のセルトランジスタの各制御ゲートに接続され
ている制御ゲート線(ワード線)、SG1CおよびSG2
は選択ゲート線、CELSRCはセルソース線である。
【0052】TNi0(i=0,1 )は前記ビット線BLi の
一端側に挿入接続されているトランスファゲート用のト
ランジスタ、TNi1(i=0,1 )は前記ビット線BLi の
他端側に挿入接続されているトランスファゲート用のト
ランジスタである。そして、前記ビット線BLi は、所
定数の複数カラム毎に各一端側同士、各他端側同士が共
通に接続されている。
【0053】上記トランスファゲート用のトランジスタ
TNi0、TNi1は、電源電位Vccよりも高い電圧を印加
できる高電圧エンハンスメントNチャネル(HNE)型
のトランジスタが用いられており、その閾値電圧は0.
6V程度である。
【0054】なお、BLCRL は、前記共通に接続されたビ
ット線BLi の各一端側に印加される制御信号であり、
BLCU0 およびBLCU1 は、前記トランジスタTNi0の各ゲ
ートに対応して供給される制御信号であり、BLTR0 およ
びBLTR1 は、前記トランジスタTNi1の各ゲートに対応
して供給される制御信号である。
【0055】また、SAはビット線電位センスノードB
Nに接続されているセンスアンプ、IO、/IOは一対
の入出力線、CS、/CSは前記センスアンプSAの一
対の出力ノードと前記一対の入出力線IO、/IOとの
間に接続され、カラム選択線CSLによりスイッチ制御
される一対のカラム選択スイッチ用トランジスタであ
る。
【0056】なお、BLPRE 、BLCD、BLCLAMP 、BLSEN0、
BLSEN1、SAPRST、SAP は前記センスアンプSAに供給さ
れる制御信号あるいは制御電圧であり、Vccはメモリチ
ップの内部電源電圧である。
【0057】前記センスアンプSAは、プリチャージ制
御信号BLPRE に基づいてビット線電位センスノードBN
を所定期間に充電するためのNチャネルトランジスタN
2と、前記ビット線電位センスノードBNに読み出され
たメモリセルデータをラッチするラッチ回路LTと、前
記センスノードBNと前記ラッチ回路LTの第2の記憶
ノードQとの間に挿入され、制御信号BLCDによりゲート
駆動されるトランスファーゲート用のNMOSトランジ
スタN4と、前記ラッチ回路LTの第1の記憶ノード/
Qと接地ノードとの間に接続され、ゲートに所定期間印
加される第1のデータラッチ制御信号BLSEN0によりオン
状態に制御されるラッチ回路強制反転制御用のNMOS
トランジスタN5と、前記ラッチ回路LTの第1の記憶
ノード/Qと接地ノードとの間で前記NMOSトランジ
スタN5に直列に接続され、ゲートが前記センスノード
BNに接続されたセンス用のNMOSトランジスタN7
と、前記ラッチ回路LTの第2の記憶ノードQと接地ノ
ードとの間で前記NMOSトランジスタN7に直列に接
続され、ゲートに所定期間印加される第2のデータラッ
チ制御信号(逆読み出しラッチ制御信号)BLSEN1により
オン状態に制御される逆読み出しラッチ制御用のNMO
SトランジスタN6と、前記ビット線電位センスコード
BNと前記センス用のNMOSトランジスタN7のゲー
トとの間に接続され、ゲートに制御電圧BLCLAMP が与え
られるビット線電位クランプ用のNチャネルトランジス
タN1と、前記ラッチ回路LTの第1の記憶ノード/Q
を制御信号SAPRSTに基づいて所定期間にリセットするN
チャネルトランジスタN3と、前記センス用のNMOS
トランジスタN7のゲートと接地ノードとの間に接続さ
れたキャパシタC1とを具備する。
【0058】前記ラッチ回路LTは、2個のCMOSイ
ンバータ回路の互いの入力ノードと出力ノードが交差接
続された(逆並列接続された)フリップフロップ回路
と、このフリップフロップ回路の電源ノード側に直列に
挿入され、センスアンプ駆動制御信号SAP により活性化
制御されるセンスアンプイネーブル制御用の2個のPM
OSトランジスタからなる。
【0059】この場合、一方のCMOSインバータ回路
の入力ノード(第1の記憶ノード/Q)と他方のCMO
Sインバータ回路の入力ノード(第2の記憶ノードQ)
は、前記一対のカラム選択スイッチ用トランジスタ/C
S、CSを介して一対の入出力線/IO、IOに接続さ
れている。
【0060】ここで、図1のEEPROMの読み出し動
作時、消去動作時、書込み動作時における図2の回路の
動作について説明しておく。EEPROMの通常の読み
出し時には、まず、センスノードBNを電源電位Vccに
プリチャージし、特定の制御ゲート線CGi (i=1,2,…
16)を選択し、この特定の制御ゲート線CGi に接続さ
れている複数のセルトランジスタの各データに応じて決
まる各ビット線BLi の電位を前記センスアンプSAに
よりセンス増幅する。
【0061】このセンスアンプSAにおいては、まず、
トランジスタN3とN4を所定期間オンさせてラッチ回
路LTをリセットし、ノードQを“L”、ノード/Qを
“H”にする。続いて、トランジスタN2でセンスノー
ドBNを充電後、ビット線はフローティングになり、次
いでセルトランジスタの閾値状態によって生じるセル電
流Icellでビット線を放電させ、メモリセルのデータに
応じて所定時間後にトランジスタN7をオン/オフさせ
る。
【0062】この場合、NANDセルから“0”データ
がセンスノードBNに読み出された時には、セル電流が
流れるのでビット線電位が低下し、トランジスタN7は
オフであり、ノード/Qはラッチ回路LTのリセット状
態の“H”のままとなる。
【0063】逆に、NANDセルから“1”データがセ
ンスノードBNに読み出された時には、セル電流は流れ
ないのでビット線電位は“H”に保たれ、トランジスタ
N7がオンになり、ラッチ回路LTの記憶データが強制
反転され、ノード/Qは“L”、ノードQを“H”にな
る。選択されたカラムに対応するラッチ回路LTのノー
ドQのデータは入出力線IO、/IOに読み出される。
【0064】EEPROMの消去時には、センスアンプ
は消去ベリファイ読み出し動作に使用される。この時、
センスアンプは前記通常の読み出し時と同じ順序で動作
し、セルトランジスタが消去されていれば(“0”デー
タの場合)、ノード/Qは“H”、ノードQは“L”と
なる。逆に、セルトランジスタが消去できていなければ
(“1”データの場合)、ノード/Qは“L”、ノード
Qは“H”となる。このデータをもとに、同時に動作し
ている全てのセンスアンプSAのノードQが1つでも
“H”となると消去不完全であるので、再度消去に入る
ための信号を出し再度消去する。
【0065】EEPROMの書込み時には、書込み/非
書込みのデータを入力することにより、選択されたカラ
ムに対応するラッチ回路LTのノードQに一対の入出力
線/IO、IOから一対のカラム選択スイッチ用トラン
ジスタ/CS、CSを介してデータが入力される。
【0066】もし、“1”データ入力であればノードQ
には“L”、“0”データ入力であればノードQには
“H”が入る。トランジスタN4がオン状態に制御され
ると、上記ノードQのデータが上記トランジスタN4を
通じてセンスノードBNに転送される。書込み時には選
択NANDセル内のチャネルは中間電位にブートされて
いるので、ビット線BLに“L”データが転送された場
合には書き込まれるが、“H”データが転送された場合
には書込みがされない。
【0067】なお、EEPROMは、高速動作および高
信頼性を得るために、書込み後のセルトランジスタの閾
値分布を狭く制御する必要があり、書込みを行う度に書
き込まれた内容を読み出し(書込みベリファイ読み出
し)、書き込むべき内容と比較し、書き込まれた内容が
不十分であればさらに書込みを続け、書き込まれた内容
が書き込むべき内容と一致したことを確認すれば書込み
を終了する。
【0068】このような書込みベリファイ読み出しに際
して、ラッチ回路LTのリセット動作を行なわず、書込
みデータをセンスアンプSAに残したまま読み出しを行
なう。この読み出し動作は、リセット動作がないこと以
外は前記通常の読み出し時の動作と同じである。
【0069】従って、書き込まないセルおよび書き込ま
れたセルに対応するラッチ回路LTのノードQは“H”
になり、書込みが完了していないセルに対応するラッチ
回路LTのノードQは“L”となる。そこで、ノードQ
のデータをそのまま用いて再度書込み動作を行なうこと
により、書込み未完了のセルのみを書き込むことができ
る。
【0070】また、通常の読み出し時には選択ワード線
に0Vを印加するのに対して、書込みベリファイ読み出
し時には、選択ワード線にベリファイ電圧Vref(>0
V) を印加する。このため、0VからVref の間の閾値
となるセルトランジスタをさらに再書込みし、書込み閾
値分布の最小値がベリファイ電圧Vref 以上となるまで
書き込むことにより、読み出し電圧に対する書込みのば
らつきのマージンをとっている。
【0071】図3は、図1中のロウデコーダ3およびメ
モリセルアレイの一部を示している。図3において、N
BLK1はNANDブロック1のNANDセル群、BR
D1はNANDブロック1のNANDセル群を選択制御
するための第1のブロックロウデコーダ、CG1 〜CG
16はブロック1のNANDセル群の各行の制御ゲート線
(ワード線)、SG1はブロック1のNANDセル群の
ビット線側の選択ゲートのゲート線、SG2はブロック
1のNANDセル群のソース線側の選択ゲートのゲート
線である。
【0072】HN1 〜HN16はそれぞれ前記制御ゲート
線CG1 〜CG16に接続されたトランスファゲートであ
り、CGN1 〜CGN16はそれぞれ上記トランスファゲ
ートHN1 〜HN16を介して前記制御ゲート線CG1 〜
CG16を選択駆動するための駆動信号である。
【0073】HN0 は前記ビット線側の選択ゲートのゲ
ート線SG1に接続されたトランスファゲートであり、
SGDは上記トランスファゲートHN0 を介して前記ゲ
ート線SG1を選択駆動するための駆動信号である。
【0074】HN17は前記ソース線側の選択ゲートのゲ
ート線SG2に接続されたトランスファゲートであり、
SGSは上記トランスファゲートHN17を介して前記ゲ
ート線SG2を選択駆動するための駆動信号である。
【0075】上記各トランスファゲートHN0 〜HN17
は、各ゲートに対応して前記第1のブロックロウデコー
ダBRD1の出力信号(ブロック1駆動信号BLKDRV1 )
が印加される。上記各トランスファゲートHN0 〜HN
17は、HNE型のトランジスタが用いられており、その
閾値電圧が0.6V程度であるので、そのゲートに0V
が印加される場合にはオフになる。
【0076】一方、NBLK2はNANDブロック2の
NANDセル群、BRD2はNANDブロック2のNA
NDセル群を選択制御するための第2のブロックロウデ
コーダ、SG1はブロック2のNANDセル群のビット
線側の選択ゲートのゲート線、SG3はブロック2のN
ANDセル群のソース線側の選択ゲートのゲート線であ
る。
【0077】HN1 〜HN16はそれぞれブロック2のN
ANDセル群の各行の制御ゲート線に接続されたトラン
スファゲートであり、CGN1 〜CGN16はそれぞれ上
記トランスファゲートHN1 〜HN16を介して前記制御
ゲート線を選択駆動するための駆動信号である。
【0078】HN0 は前記ビット線側の選択ゲートのゲ
ート線SG1に接続されたトランスファゲートであり、
SGDは上記トランスファゲートHN0 を介して前記ゲ
ート線SG1を選択駆動するための駆動信号である。
【0079】HN17は前記ソース線側の選択ゲートのゲ
ート線SG3に接続されたトランスファゲートであり、
SGSは上記トランスファゲートHN17を介して前記ゲ
ート線SG3を選択駆動するための駆動信号である。
【0080】上記各トランスファゲートHN0 〜HN17
は、各ゲートに対応して前記第2のブロックロウデコー
ダBRD2の出力信号(ブロック2駆動信号BLKDRV2 )
が印加される。上記各トランスファゲートHN0 〜HN
17は、HNE型のトランジスタが用いられており、その
閾値電圧が0.6V程度であるので、そのゲートに0V
が印加される場合にはオフになる。
【0081】前記第1のブロックロウデコーダBRD1
は、ブロックアドレス信号をデコードしてブロック選択
信号RDECI1(選択時にVcc、非選択時にVss)を出力す
るブロックアドレス選択回路311と、上記ブロック選
択信号RDECI1とロウデコード信号OSCRD との論理積をと
るナンド回路312と、このナンド回路312の出力に
応じて前記ブロック1駆動信号BLKDRV1 を出力するブロ
ック駆動回路313とを有する。
【0082】上記と同様に、前記第2のブロックロウデ
コーダBRD2は、ブロックアドレス信号をデコードし
てブロック2選択信号RDECI2(選択時にVcc、非選択時
にVss)を出力するブロックアドレス選択回路321
と、上記ブロック2選択信号RDECI2とロウデコード信号
OSCRD との論理積をとるナンド回路322と、このナン
ド回路322の出力に応じて前記ブロック2駆動信号BL
KDRV2 を出力するブロック駆動回路323とを有する。
【0083】前記各ブロックロウデコーダBRD1およ
びBRD2において、ブロック駆動回路313、323
は、インバータ回路IV、HNE型のトランジスタH
N、閾値電圧が0V程度の高電圧イントリンシックNチ
ャネル(HNI)型のトランジスタHNI、閾値電圧が
−1V程度の高電圧デプレションNチャネル(HND)
型のトランジスタHND、HND型トランジスタのドレ
イン・ソース同士を短絡接続したMOSキャパシタから
なる。
【0084】前記トランジスタHNDは、その閾値電圧
が−1V程度であるので、そのゲート、ドレインをVcc
にすると、ソースにVccを転送でき、また、そのゲート
を0Vにすると、ソース・ドレインの電圧がVccの条件
でオフする。
【0085】また、図3において、NANDブロック1
のビット線側選択ゲートのゲート線SG1とNANDブ
ロック2のビット線側選択ゲートのゲート線SG1とは
相互に接続されており、このゲート線相互接続ノードと
SGDSノードとの間にはHNE型の2個のトランジス
タHNが接続されており、この2個のトランジスタHN
の各ゲートに対応して前記ブロック1選択信号RDECI1お
よびブロック2選択信号RDECI2が印加される。
【0086】また、前記NANDブロック1のソース線
側選択ゲートのゲート線SG2とSGDSノードとの間
にはHNE型のトランジスタHNが接続されており、そ
のゲートに前記ブロック1選択信号RDECI1が印加され
る。
【0087】さらに、前記NANDブロック2のソース
線側選択ゲートのゲート線SG3とSGDSノードとの
間にはHNE型のトランジスタHNが接続されており、
そのゲートに前記ブロック2選択信号RDECI2が印加され
る。
【0088】図4は、セルウエル(セルPウエル、セル
Nウエル)に選択的にバイアスを印加するためのセルウ
エルバイアス回路の一例を示しており、その出力ノード
はセルPウエル(CPWELL)とセルNウエル(CNWELL)を同電
位にバイアスするように、これらのウエルに共通に接続
されている。
【0089】図4において、CWB1は読み出し/書込
み時にセルウエルを接地するためのウエル接地回路であ
る。このウエル接地回路CWB1は、セルウエルバイア
ス回路の出力ノードと接地ノードとの間に接続されたH
NE型のトランジスタTEからなり、そのゲートに印加
される制御信号CPWELLVSS1により読み出し/書込み時に
はオン状態にスイッチ制御され、データ消去時にはオフ
状態にスイッチ制御される。
【0090】読み出し/書込み時にセルウエルの電位が
変動すると制御ゲートやビット線に対する容量結合ノイ
ズとなるので、この容量結合ノイズを低減するために、
前記ウエル接地回路CWB1を構成するトランジスタT
1 のチャネル幅を例えば3000μmのように大きく設
定し、そのオン抵抗を低減化している。
【0091】一方、CWB2はデータ消去後にセルウエ
ルの消去電圧を放電するためのセルウエル放電回路であ
る。この場合、このセルウエル放電回路CWB2は、セ
ルウエルの消去電圧を定電流で放電させることにより、
セルウエルの電位が急速に低下することがないように構
成されている。
【0092】即ち、このセルウエル放電回路CWB2
は、セルウエルバイアス回路の出力ノードと接地ノード
との間に直列に接続されたHND型のトランジスタTD
1 、HNE型のトランジスタHN、HND型のトランジ
スタTD2 からなる。
【0093】そして、前記トランジスタTD1 はゲート
にVccが印加され、トランジスタTD2 はゲートにVss
が印加され、トランジスタHNはそのゲートに印加され
る制御信号CPWELLVSS2によりデータ消去後にオン状態に
スイッチ制御される。
【0094】図5は、セルソース線CELSRCに選択的にバ
イアスを印加するためのセルソース線バイアス回路51
〜53の一例を示している。このセルソース線バイアス
回路51〜53は、セルソース線CELSRCを接地ノードに
選択的に接続するための第1のセルソース線バイアス部
51と、セルソース線CELSRCをVccノードに選択的に接
続するための第2のセルソース線バイアス部52と、セ
ルソース線CELSRCをVccノードよりも高電位(例えば4
V)のVreadノードに選択的に接続するための第3のセ
ルソース線バイアス部53とからなる。
【0095】前記第1のセルソース線バイアス部51
は、セルソース線CELSRCと接地ノードとの間にドレイン
・ソース間が接続されたHNE型のトランジスタT1 か
らなり、そのゲートには制御信号SRCSIG1 が印加され
る。
【0096】前記第2のセルソース線バイアス部52
は、Vccノードとセルソース線CELSRCとの間に直列に接
続されたPチャネルトランジスタT2 およびHND型の
トランジスタT3 を有し、上記HND型のトランジスタ
T3 のゲートには制御信号SRCSIG2 が印加され、前記P
チャネルトランジスタT2 のゲートには制御信号SRCSIG
2 がインバータ回路IVにより反転された信号が印加さ
れる。
【0097】前記第3のセルソース線バイアス部53
は、クロック信号CLK および制御信号SRCSIG3 が入力す
るナンド回路NAと、このナンド回路NAの出力信号を
反転するインバータ回路IVと、前記制御信号SRCSIG3
が一端に供給され、ゲートが接地ノードに接続されたH
ND型のトランジスタT4 と、このトランジスタT4 の
他端にソースが接続され、ゲート・ドレイン同士が接続
されたHNI型のトランジスタT5 と、このトランジス
タT5 のゲート・ドレインと前記ナンド回路NAの出力
端との間に接続された昇圧用のキャパシタC1と、前記
トランジスタT5のゲート・ドレインにソースが接続さ
れ、ゲート・ドレイン同士が接続されたHNI型のトラ
ンジスタT6 と、このトランジスタT6 のゲート・ドレ
インと前記インバータ回路IVの出力端との間に接続さ
れた昇圧用のキャパシタC2と、Vccノードよりも高電
位のVreadノードと前記トランジスタT6 のゲート・ド
レインとの間にドレイン・ソース間が接続され、ゲート
が前記トランジスタT4 の他端に接続されたHNE型の
トランジスタT7 と、Vreadノードと前記トランジスタ
T4 の他端との間にドレイン・ソース間が接続され、ゲ
ート・ソース同士が接続されたHNE型のトランジスタ
T8 と、Vreadノードとセルソース線CELSRCとの間にド
レイン・ソース間が接続され、ゲートが前記トランジス
タT4 の他端に接続されたHNE型のトランジスタT9
とからなる。
【0098】ここで、図5のセルソース線バイアス回路
51〜53の動作を説明しておく。データ読み出し時に
は、第1のセルソース線バイアス部51の制御信号SRCS
IG1の電位をVccにすると、トランジスタT1 がオン状
態に制御されてセルソース線CELSRCが接地ノードに接続
される。
【0099】データ書込み時にセルソース線CELSRCにV
ccノードの電位を印加する場合には、第2のセルソース
線バイアス部52の制御信号SRCSIG2 の電位をVccにす
ると、インバータ回路IVの出力によってPMOSトラ
ンジスタT2 がオン状態に制御され、VccノードのVcc
電位がPMOSトランジスタT2 およびHND型のトラ
ンジスタT3 を介してセルソース線CELSRCに供給され
る。
【0100】データ書込み時にセルソース線CELSRCにV
readノードの電位を印加する場合には、第3のセルソー
ス線バイアス部53の制御信号SRCSIG3 をVcc電位にす
る。それにより、ナンド回路NA、インバータ回路I
V、キャパシタC1、C2、トランジスタT4 〜T8 か
らなる昇圧回路がクロック信号CLK に基づいて昇圧し、
トランジスタT9 がオン状態に制御され、Vreadノード
の電位が前記トランジスタT9 を経てセルソース線CELS
RCに供給される。
【0101】なお、スタンバイ状態(待機状態)では、
制御信号SRCSIG1 の電位をVcc、制御信号SRCSIG2 およ
びSRCSIG3 の電位をVssにし、セルソース線CELSRCを接
地ノードに接続する。
【0102】データ消去時には、図6を参照して後述す
るように時刻ECLK0 に制御信号SRCSIG1 〜SRCSIG3 の電
位をそれぞれVssにすることにより、第1のセルソース
線バイアス部51のトランジスタT1 、第2のセルソー
ス線バイアス部52のトランジスタT2 および第3のセ
ルソース線バイアス部53のトランジスタT9 をそれぞ
れオフ状態に制御し、セルソース線CELSRCをフローティ
ング状態にする。そして、セルウエルとの容量結合によ
りセルソース線CELSRCを消去電圧に昇圧する。
【0103】データ消去後のリカバリー(リセット)時
にも、制御信号SRCSIG1 〜SRCSIG3の電位をそれぞれVs
sに維持し、前記セルウエルとの容量結合によりセルソ
ース線CELSRCの電圧を放電させる。
【0104】この後、図6を参照して後述するように時
刻ECLK4 に制御信号SRCSIG1 の電位をVccにし、セルソ
ース線CELSRCを接地ノードに接続する。図6は、第1実
施例のNAND型EEPROMのデータ消去動作の一例
として、図3中のNANDブロック1のNANDセル群
NBLK1が消去選択、NANDブロック2のNAND
セル群NBLK2が消去非選択の場合の各部の信号波形
を示している。なお、データ消去動作の制御シーケンス
は、図示しないシーケンシャル制御回路により制御され
る。
【0105】次に、図1乃至図6を参照しながら、第1
実施例のNAND型EEPROMのデータ消去動作を詳
細に説明する。消去動作が開始する時刻ECLK0 より前
に、セルPウエル(CPWELL)、セルNウエル(CNWELL)、P
基板(PSUB)はVssである。また、図3中のNANDブ
ロック1のワード線駆動信号CGN1 〜CGN16および
NANDブロック2のワード線駆動信号CGN1 〜CG
N16は0Vに設定されており、ロウデコード信号OSCRD
はVss、信号BSTON はVccである。
【0106】消去動作が開始する時刻ECLK0 に、図3中
の消去選択されたNANDブロック1では、ブロック選
択信号RDECI1がVccになり、ブロック駆動回路313の
出力信号(ブロック1駆動信号BLKDRV1 )はVccにな
り、トランスファゲートHN1〜HN16はオン状態にな
る。その結果、NANDブロック1の制御ゲート線CG
1 〜CG16は0Vに接地される。
【0107】これに対して、図3中の消去非選択のNA
NDブロック2では、ブロック選択信号RDECI2がVssに
なり、ブロック駆動回路323の出力信号(ブロック2
駆動信号BLKDRV2 )はVssになり、トランスファゲート
HN1 〜HN16はオフ状態になる。その結果、NAND
ブロック2の各制御ゲート線はフローティング状態にな
る。
【0108】一方、上記時刻ECLK0 に、図3中のビット
線側選択ゲートのゲート線駆動信号SGD、セルPウエ
ル(CPWELL)、セルNウエル(CNWELL)がVccになる。これ
により、全ての選択ゲートのゲート(つまり、NAND
ブロック1およびNANDブロック2のゲート線相互接
続ノードSG1、NANDブロック1のソース線側選択
ゲートのゲートノードSG2、NANDブロック2のソ
ース線側選択ゲートのゲートノードSG3)がVcc−V
th(Vthはトランスファゲートの閾値電圧)になり、フ
ローティング状態になる。
【0109】なお、図3中のブロック選択信号RDECI1あ
るいはRDECI2がゲートに入力するトランジスタHNは、
消去動作時にはSGDSノードがVccになることにより
全てオフ状態になり、前記ノードSG1〜SG3がフロ
ーティング状態になることを妨げない。そして、読み出
し動作時にはSGDSノードが0Vになることにより非
選択のブロックに対応するノードSG1〜SG3に接続
されているトランジスタHNがオン状態になり、非選択
のブロックの制御ゲート線を接地する役割を有する。
【0110】また、時刻ECLK0 に制御信号SRCSIG1 がV
ssになることにより、図5中の第1のセルソース線バイ
アス回路51において、トランジスタT1 はオフ状態に
制御され、その結果、セルソース線CELSRCは接地経路か
ら切り離されてフローティング状態になる。
【0111】また、時刻ECLK0 に、制御信号BLCU0 、BL
CU1 はVccであり、図2中のトランジスタTNi0はオン
状態である。そして、時刻ECLK0 に、制御信号BLCRL 、
BLTR0 、BLTR1 がVccになり、図2中の各ビット線BL
i の電位はVcc−Vthになってフローティング状態にな
る。
【0112】また、時刻ECLK0 に、制御信号CPWELLVSS1
およびCPWELLVSS2がVssに制御されることにより、図4
中のセルウエル接地回路CBW1、セルウエル放電回路
CBW2はそれぞれオフになる。
【0113】次に、時刻ECLK1 に、消去用昇圧回路駆動
信号LIMVERAnがVssになることにより、図1中の消去用
昇圧回路9aから消去電圧Vppe (例えば20V)が出
力し、この消去電圧Vppe がセルウエルに印加され、セ
ルウエルが消去電圧Vppe に充電される。
【0114】この消去用昇圧回路9aの出力は、図4中
のセルPウエル(CPWELL)、セルNウエル(CNWELL)にのみ
接続されているので、このセルウエルを通じて非選択ブ
ロックのセルの制御ゲート、ビット線BLi 、セルソー
ス線CELSRCは昇圧されるが、選択ブロックのセルの制御
ゲート(制御ゲート線CG1 〜CG16)は0Vのままで
ある。
【0115】この場合、前記時刻ECLK0 以後の消去動作
中および消去電圧放電中、プリチャージ制御信号BLPRE
はVssのままであり、制御信号BLCDおよびBLCLAMP をV
ssにすることにより、図2中のトランジスタN4 および
N1 はオフ状態になり、図2中のセンスアンプSAはビ
ット線センスノードBNから電気的に分離されるので、
上記センスアンプSAによるビット線センスノードBN
の放電は行われない。
【0116】また、消去動作中および消去電圧放電中、
図5の第1のセルソース線バイアス部51もオフ状態を
維持するので、第1のセルソース線バイアス部51によ
るセルソース線CELSRCの放電は行われない。
【0117】消去終了後の時刻ECLK3 に、制御信号CPWE
LLVSS2がVccになり、図4中のセルウエル放電回路CB
W2はオン状態になり、このセルウエル放電回路CBW
2を通じてセルPウエル(CPWELL)、セルNウエル(CNWEL
L)の消去電圧が放電される。
【0118】セルPウエル(CPWELL)、セルNウエル(CNW
ELL)の消去電圧が放電された後の時刻ECLK4 に、制御信
号CPWELLVSS1がVccになり、図4中のセルウエル接地回
路CBW1はオン状態になる。また、制御信号SRCSIG1
がVccになり、第1のセルソース線バイアス部51によ
りセル、ソース線CELSRCも接地される。
【0119】なお、図6中、制御信号BLCU0 、BLCU1 、
BLTR0 、BLTR1 をVssではなくVccにしているのは、こ
れらの制御信号BLCU0 、BLCU1 、BLTR0 、BLTR1 がゲー
ト電圧に印加される図2中のトランジスタTNi0、TN
i1のドレインのブレークダウン(サーフェス・ブレーク
ダウン)を生じ難くするためである。
【0120】しかし、上記サーフェス・ブレークダウン
を考慮しなくてよい場合には、上記制御信号BLTR0 、BL
TR1 をVssにすれば図2中のトランジスタTNi1がオフ
状態になるので、制御信号BLCDおよびBLCLAMP の電位を
任意に設定してもセンスアンプによるビット線BLi の
放電は行われない。
【0121】なお、消去選択セルのゲート電圧(図3中
のNANDブロック1の制御ゲート線CG1 〜CG16)
は、上記実施例では0Vであるが、例えば0.5Vであ
ってもよい。
【0122】この場合、図3中のワード線駆動信号CG
N1 〜CGN16が0.5Vにバイアスされる。その結
果、消去非選択ブロックのトランスファゲート(図3中
のNANDブロック2のトランスファゲートHN1 〜H
N16)はゲート電圧が0Vであるが、NANDブロック
2のワード線駆動信号CGN1 〜CGN16が0.5Vに
なることにより、カットオフ特性が向上し、非選択セル
の制御ゲートからワード線駆動信号CGN1 〜CGN16
側へのリークを小さくすることができる。
【0123】なお、本発明は、上記実施例のメモリセル
アレイを有するメモリに限定されるものではなく、例え
ば本願出願人に係る特願平7-957023号のようなメモリセ
ルの両端にビット線が接続するバーチャル・グランドタ
イプのメモリセルアレイを有するメモリにも適用可能で
ある。
【0124】また、本発明は、上記実施例のような2値
メモリセルを用いるメモリに限定されるものではなく、
1つのメモリセルに3値以上のデータを記憶する多値メ
モリセルを用いるメモリにも適用可能である。
【0125】
【発明の効果】上述したように本発明の不揮発性半導体
記憶装置によれば、データ消去後において、ビット線コ
ンタクト部のn+ 拡散領域とセルPウエルとの接合から
なるpnダイオードに順方向電流が流れることによるラ
ッチアップの発生、ロウデコーダ内のトランスファゲー
ト用のNMOSトランジスタのドレインノードとP基板
間のpnダイオードに順方向電流が流れることによるラ
ッチアップの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るNANDセル型EE
PROMを示すブロック図。
【図2】図1中のメモリセルアレイにおける一部のビッ
ト線BLに対応するセンスアンプ兼データラッチ回路周
辺のコア回路の一例を示す回路図。
【図3】図1中のロウデコーダおよびメモリセルアレイ
の一部を示す回路図。
【図4】セルウエルバイアス回路の一例を示す回路図。
【図5】セルソース線バイアス回路の一例を示す回路
図。
【図6】第1実施例のNAND型EEPROMのデータ
消去動作の一例を説明するために示す信号波形図。
【図7】メモリセルアレイにおける1つのNANDセル
部分を示す平面図および等価回路図。
【図8】図7中のA−A’線、B−B’線に沿う断面
図。
【図9】NANDセルがマトリクス状に配列されたメモ
リセルアレイを示す等価回路図。
【図10】NAND型EEPROMのウエル構成の一例
を示す断面図。
【図11】メモリセルの一部およびその制御ゲートに接
続されているロウデコーダの一部を示す断面図。
【符号の説明】
CWB1…セルウエル接地回路、 CWB2…セルウエル放電回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 Fターム(参考) 5B025 AA01 AC01 AD08 AD11 5F001 AA25 AB08 AD03 AD12 AD41 AD44 AD53 AD61 AE02 AE03 AE08 AE30 5F083 EP02 EP23 EP76 ER14 ER19 ER22 GA23 GA30 LA03 LA04 LA05 LA12 LA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性のメモリセルを少なくとも1つ
    含むメモリセルユニットと、 前記メモリセルユニットが形成されるメモリセルウエル
    と、 前記メモリセルユニットの一端に接続された第1の信号
    線と、 前記メモリセルユニットの他端に接続された第2の信号
    線と、 前記メモリセルの記憶データを消去する際、前記メモリ
    セルウエルに消去電圧を所定期間印加して消去動作を行
    わせた後、前記第1の信号線および第2の信号線をフロ
    ーティング状態にして前記メモリセルウエルの電圧を放
    電させるように制御する消去制御手段とを具備すること
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記消去制御手段は、 前記メモリセルウエルに消去電圧を印加するための消去
    電圧印加回路と、 前記メモリセルウエルの電圧を放電させるメモリセルウ
    エル放電回路とを具備し、 前記第1の信号線および前記第2の信号線をフローティ
    ング状態にして前記メモリセルウエルに前記消去電圧印
    加回路から消去電圧を印加して消去動作を行わせた後、
    前記第1の信号線および前記第2の信号線をフローティ
    ング状態のままにして前記メモリセルウエル放電回路を
    用いて前記メモリセルウエルの消去電圧を放電させるよ
    うに制御することを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記メモリセルウエルはP型半導体領域であり、 前記メモリセルは前記メモリセルウエルに形成されたN
    型半導体領域からなるドレイン・ソースを有し、 前記消去電圧は正の電圧であることを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の不揮発性半導体
    記憶装置において、 前記消去制御手段は、前記メモリセルのデータ消去動作
    時は、選択されたメモリセルの制御ゲートに消去制御ゲ
    ート電圧を印加し、非選択のメモリセルの制御ゲートを
    フローティング状態にし、消去動作後は、前記非選択の
    メモリセルの制御ゲートをフローティング状態のままに
    して消去電圧を放電させることを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記消去制御ゲート電圧は接地電位であることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の不揮発性半導体
    記憶装置において、 前記消去制御手段は、前記消去電圧を定電流で放電させ
    ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 前記メモリセルユニットの第1の信号線側に接続され、
    スイッチ制御される第1の選択トランジスタと、前記メ
    モリセルユニットの第2の信号線側に接続され、スイッ
    チ制御される第2の選択トランジスタとをさらに具備
    し、 前記消去制御手段は、前記メモリセルのデータ消去動作
    時は、選択されたメモリセルユニットに接続されている
    前記第1、第2の選択トランジスタの各ゲートおよび非
    選択のメモリセルユニットに接続する第1、第2の選択
    トランジスタの各ゲートをそれぞれフローティング状態
    にすることにより、選択されたメモリセルユニットのメ
    モリセルにのみ消去動作を行わせ、 消去動作後は、前記選択されたメモリセルユニットに接
    続されている第1、第2の選択トランジスタの各ゲート
    および非選択のメモリセルユニットに接続されている第
    1、第2の選択トランジスタの各ゲートをそれぞれフロ
    ーティング状態のままにして前記メモリセルウエルの消
    去電圧を放電させるように制御することを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    不揮発性半導体記憶装置において、 前記メモリセルユニットは互いに直列接続された複数の
    メモリセルを含み、 前記第1の信号線は選択されたメモリセルユニットとの
    間でデータを授受するためのビット線であり、 前記第2の信号線はソース線であることを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置。
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