JP2003272396A - 半導体装置 - Google Patents
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- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
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Abstract
またメモリセルへの書き込み時間を短縮することができ
る半導体装置を提供する。 【解決手段】フローティングゲートとコントロールゲー
トを有し、電気的にデータが書き換えられるメモリセル
が複数個行列状に配列されたメモリセルアレイ11と、
メモリセルアレイ11内の同一行に配置された複数のメ
モリセルのコントロールゲートに共通に接続された複数
のワード線と、メモリセルアレイ11内の同一列に配置
された複数のメモリセルのドレインに共通に接続された
複数のビット線と、外部からVppパッド14に供給さ
れた外部電圧を降圧して、ワード線に供給するための電
圧を生成するVddh生成回路13と、Vppパッド1
4に供給された外部電圧を降圧して、ビット線に供給す
るための電圧を生成するVddp生成回路15とを有す
る。
Description
えた半導体装置に関し、特に半導体記憶装置のワード線
あるいはビット線に電圧を供給するためのスイッチ回路
を含む半導体装置に関するものである。
気的に書き換え可能なフラッシュメモリが知られてい
る。図16は、このフラッシュメモリにおける1つのメ
モリセルの素子断面構造を示している。図16に示され
ているように、P型半導体基板101にはN型ウエル領
域102が形成されている。更に、このN型ウエル領域
102内には、P型ウエル領域103が形成されてい
る。このP型ウエル領域103には、各々n+ 型領域か
らなるメモリセルのソース領域104及びドレイン領域
105が互いに離間して形成されている。また、このソ
ース領域104とドレイン領域105との間に形成され
るチャネル領域上には、図示しない絶縁膜を介してフロ
ーティングゲート106が形成されている。さらに、こ
のフローティングゲート106上には、図示しない絶縁
膜を介してコントロールゲート107が形成されてい
る。
領域からなるコンタクト領域108が形成されている。
N型ウエル領域102には、n+ 型領域からなるコンタ
クト領域109が形成されている。さらに、P型ウエル
領域103には、P+ 型領域からなるコンタクト領域1
10が形成されている。
ルゲート107にゲート電圧Vgが印加され、ドレイン
領域105にドレイン電圧Vd、ソース領域104にソ
ース電圧Vsがそれぞれ印加される。また、N型ウエル
領域102のコンタクト領域109及びP型ウエル領域
103のコンタクト領域110には、ソース電圧Vsと
同じ電圧が供給される。さらに、P型半導体基板101
のコンタクト領域108には、接地電圧の0Vが供給さ
れる。
ト106に蓄積される電子の数によってコントロールゲ
ート107から見たしきい値電圧が変わる。メモリセル
は、このしきい値電圧の変化を利用して、データの
“1”レベル、あるいは“0”レベルを記憶する。この
ようなメモリセルが複数個設けられることによって、メ
モリセルアレイが構成される。
モリセルアレイを示す回路図である。図17に示されて
いるように、複数のメモリセルMCが行列状に配置され
ている。同一行に配置されたメモリセルMCのコントロ
ールゲートは、複数のワード線WL0〜WLnのうち、
対応する1つのワード線に共通に接続されている。同一
列に配置されたメモリセルMCのドレイン領域は、複数
のビット線BL0〜BLmのうち、対応する1つのビッ
ト線に共通に接続されている。通常、メモリセルは複数
のブロックに分割されており、同じブロック内のメモリ
セルMCのソース領域は、複数のソース線SLiのう
ち、対応するブロックのソース線に共通に接続されてい
る。
ールゲートに供給されるゲート電圧とメモリセルのドレ
インに流れるドレイン電流との関係を示した図である。
図18に示されるように、フローティングゲートに蓄積
される電子の数が比較的多数の状態、すなわちメモリセ
ルのしきい値電圧Vtが高い状態を“0”データとし、
逆にフローティングゲートに蓄積される電子の数が比較
的少ない状態、すなわちメモリセルのしきい値電圧Vt
が低い状態を“1”データとしている。
び消去時のバイアス条件であり、動作時にメモリセルに
供給されるゲート電圧Vg,レイン電圧Vd,ソース電
圧Vsの値の一例を示したものである。
定の電圧、例えばドレイン電圧Vd=1Vを供給した状
態で、コントロールゲートにゲート電圧Vg=Vrea
d、例えば5Vを印加したとき、セル電流が流れるか否
かによって“0”データか“1”データかが判定され
る。この判定は、図示しないセンスアンプによって、読
み出すメモリセルのセル電流と、リファレンスセルに流
れるリファレンス電流Irefとの比較により行われる。
を共有する複数のメモリセルで一括して行われる。この
消去時には、ゲート電圧Vgは例えば−7Vにし、ソー
ス電圧Vsは例えば10Vに、またドレイン電圧Vdは
フローティング状態にして、ファラウ・ノルトハイムト
ンネル現象(F・Nトンネル現象と称する)によってフ
ローティングゲートからP型ウエル領域に電子が流れ
る。これにより、消去対象のメモリセルは、全て“1”
データとされる。
すなわちビット毎に行われる。“0”データを書き込む
メモリセルのビット線を例えば5Vにバイアスして、チ
ャネルホットエレクトロン現象で発生した高エネルギー
の電子をフローティングゲートに注入する。元の“1”
データのままとしておきたいメモリセルのビット線は0
Vにされる。0Vにすることで、非書き込みのメモリセ
ルにおいては、フローティングゲートに対する電子の注
入が起こらず、しきい値電圧Vtの変化は生じない。
消去の程度を確認するために書き込みベリファイや消去
ベリファイが行われる。書き込みベリファイ時には、図
18に示されているように、コントロールゲートに供給
するゲート電圧を読み出し時の電圧Vread=5Vよりも
高い、書き込みベリファイ電圧Vpv=7V程度に設定
して“0”データの読み出し動作を行う。そして、書き
込みと書き込みベリファイを交互に繰り返して行い、書
き込み対象のメモリセルのデータが全て“0”になった
ら書き込みが終了となる。
されているように、コントロールゲートに供給するゲー
ト電圧を読み出し時の電圧Vread=5Vよりも低
い、消去ベリファイ電圧Vev=3.5V程度に設定し
て“1”データの読み出し動作を行う。そして、消去と
消去ベリファイを交互に繰り返して行い、消去対象のメ
モリセルのデータが全て“1”になったら消去が終了と
なる。これによって、十分なセル電流Icellを確保する
ことができる。
を介してコントロールゲートに供給されるゲート電圧V
gは、読み出し、消去あるいは書き込み時に電源電圧よ
りも高い電圧となる。ソース線に供給されるソース電圧
Vsは、消去時に電源電圧よりも高い電圧となる。さら
に、ビット線を介してドレインに供給されるドレイン電
圧Vdは、書き込み時に電源電圧よりも高い電圧とな
る。これらの電圧は、従来、外部から12V程度の電圧
Vppが入力されることにより供給されていた(例え
ば、非特許文献1参照)。図20に、外部から供給され
る電圧Vpp(12V)を制御するスイッチ回路を示
す。図20に示すように、スイッチ111は、Vppパ
ッド112に印加された電圧Vpp(12V)をそのま
ま内部に転送している。
えのための高電圧を発生できる昇圧回路を備えた例が開
示されている(例えば、非特許文献2参照)。さらに、
前記昇圧回路を用いて単一電源化を行う例が開示されて
いる(例えば、非特許文献3参照)。
pp.76-77, 1987
Generation in MNOS IntegratedCircuits Using an Im
proved Voltage Multiplier Technique”, IEEE J.Soli
d-State Circuits, Vol.SC-11, No.3, pp.374-378, Ju
n., 1976
tion 0.6μm Flash EEPROM withRow Decorder Scheme
in Triple-Well Structure,”IEEE J.Solid-State Circ
uits, Vol.27, No.11, pp.1540-1546, Nov., 1992
リは低電圧化が進んでおり、ワード線やソース線に供給
される電圧はVddh=0V〜10V程度であり、ビッ
ト線に供給される電圧Vddp=0V〜5V程度であ
る。このため、チップ内部の素子の耐圧は10V程度と
なっている。
のVd−Id特性を示す。このような特性を示すトラン
ジスタに12V程度の高電圧を印加すると、図21に示
すようなスナップバック領域で動作することになり、安
定した動作ができないという問題があった。
る電圧Vddhは昇圧回路を用いて内部で発生させ、ビ
ット線に供給する電圧Vddpのみ外部から入力される
Vpp=5V程度を利用した場合には、ワード線あるい
はソース線に供給する電圧を昇圧するのに時間がかか
る。このため、例えば工場から出荷する際に高速でデー
タを書き込みたいときにも、同時に多ビットを書き込む
ことができず、書き込みに時間がかかってしまうという
問題があった。
れたものであり、外部から高電圧を供給しても安定して
動作し、またメモリセルへの書き込み時間を短縮するこ
とができる半導体装置を提供することを目的とする。
に、この発明に係る半導体装置は、フローティングゲー
トとコントロールゲートを有し、電気的にデータが書き
換えられるメモリセルが複数個行列状に配列されたメモ
リセルアレイと、前記メモリセルアレイ内の同一行に配
置された前記複数のメモリセルのコントロールゲートに
共通に接続された複数のワード線と、前記メモリセルア
レイ内の同一列に配置された前記複数のメモリセルのド
レインに共通に接続された複数のビット線と、外部から
外部電圧が供給される外部電圧入力端子と、前記外部電
圧入力端子に供給された前記外部電圧を降圧して、前記
メモリセルのコントロールゲートに接続された前記ワー
ド線に供給するための電圧を生成する第1の電圧生成回
路と、前記外部電圧入力端子に供給された前記外部電圧
を降圧して、前記メモリセルのドレインに接続された前
記ビット線に供給するための電圧を生成する第2の電圧
生成回路とを具備することを特徴とする。
た半導体装置は、ドレインが第1の端子に接続され、ゲ
ートが第1の電圧で制御される第1導電型の第1のトラ
ンジスタと、ドレインが前記第1のトランジスタのソー
スに接続され、ソースが第2の端子に接続され、ゲート
が前記第1の電圧と異なる第2の電圧で制御される第1
導電型の第2のトランジスタとを具備し、動作時には、
前記第1の端子に印加された第3の電圧を降圧した第4
の電圧を前記第2の端子に出力し、非動作時には、前記
第1の電圧が前記第2の電圧より高く、かつ前記第3の
電圧が前記第1の電圧より高いことを特徴とする。
を参照して本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装
置について説明する。図1は、第1の実施の形態にかか
るフラッシュメモリのブロック図である。
dress buffer)1は、外部アドレスを受け取り、読み出
し、書き込みあるいは消去するメモリセルに対応した内
部アドレスを出力する。I/Oバッファ(I/O buffer)
2は、読み出し時にはセンスアンプ(Sense amp)3で
センスされたメモリセルに記憶されていたデータを外部
に出力し、書き込み時には書き込みデータを書き込み回
路(Program circuit)4に入力する。書き込み回路4
は、メモリセルアレイ11内の対応するメモリセルのド
レインに、ビット線を介して書き込み電圧を供給する。
は、書き込みや消去のときなどに入力されたコマンドを
保持する。コントローラ(Controller)6は、フラッシ
ュメモリ内の各回路を制御するための制御信号を発生す
る。ロウデコーダ(Row decorder)7は、アドレスバッ
ファ1から出力された内部アドレスに対応するワード線
を選択する。カラムデコーダ(Columun decorder)8
は、アドレスバッファ1から出力された内部アドレスに
対応してカラムゲート(Column gate)9を選択し、セ
ンスアンプ3あるいは書き込み回路4にビット線を接続
する。
は、入力された電源電圧を昇圧して、読み出し、書き込
みあるいは消去のときにメモリセルアレイ(Memory cel
l array)11内に供給される電圧を発生する。レギュ
レータ(Regulater)12は電源電圧よりも高い電圧V
ppを受け取り、制御された電圧Vregを発生する。
この電圧Vregは、ロウデコーダ7を介して選択され
たワード線に供給される。
は、書き込み時に、Vppパッド14から供給された電
圧Vppを、メモリセルのコントロールゲートに接続さ
れたワード線に供給するためのワード線電源電圧Vdd
hに変換する。このワード線電源電圧Vddhは、消去
時にはメモリセルのソースや共通ウエル領域に供給され
る。Vddp生成回路(Vddp generator)15は、書き
込み時に、Vppパッド14から供給された電圧Vpp
を、メモリセルのドレインに接続されているビット線に
供給するためのビット線電源電圧Vddpに変換する。
itch)16は、データの消去時に、ソース線を介して各
ブロックのソース、あるいはウエル領域に選択的に電圧
Vddhを供給する。
本発明の第1の実施の形態にかかるVddh生成回路1
3に用いられるスイッチ回路の構成を示す。
路は、NチャネルMOSトランジスタQN1、Pチャネ
ルMOSトランジスタQP1、及びNチャネルMOSト
ランジスタQN2から構成されている。
ンは、外部から電圧が供給される外部端子(図示せず)
に接続された端子T1に接続されている。NMOSトラ
ンジスタQN1のソースには、PMOSトランジスタQ
P1のソースとバックゲートが接続されている。NMO
SトランジスタQN2のドレインは、PMOSトランジ
スタQP1のドレインに接続され、ソースが出力端子T
2に接続されている。NMOSトランジスタQN2のし
きい値電圧は、NMOSトランジスタQN1のしきい値
電圧よりも高い。
2(b)に示すように、例えば、NMOSトランジスタ
QN1のゲートには電圧V3(=Vcc)が印加され、
NMOSトランジスタQN2のゲートには電圧V3と異
なる電圧V4(=0V)、PMOSトランジスタQP1
のゲートには電圧V7(=0V)が印加されている。こ
のとき、NMOSトランジスタQN1はしきい値電圧が
低いため、出力端子T2に接続されている回路(図示せ
ず)の電圧が端子T1側にリークしてしまう可能性があ
る。そこで、NMOSトランジスタQN1よりもしきい
値電圧の高いNMOSトランジスタQN2により、余計
な電圧が端子T1側に流れないように、NMOSトラン
ジスタQN2をカットオフしている。
2(c)に示すように、端子T1には高電圧V1が印加
されている。NMOSトランジスタQN1のゲートに
は、この高電圧V1の供給された状態で、NMOSトラ
ンジスタQN1がオンするような電圧V5が印加されて
いる。NMOSトランジスタQN2のゲートには、出力
端子T2に電圧V2が出力されている状態で、NMOS
トランジスタQN2がオンする電圧V6が印加されてい
る。PMOSトランジスタQP1のゲートには、ソース
側に高電圧V1が印加された時にオンし、一方ドレイン
側の電圧が電圧V2のときにオフするような電圧V8が
印加される。各ゲートに供給される電圧V5,V6,V
8をこのように設定することによって、スイッチ回路の
出力電圧V2が、電圧V2<電圧V1となるように制御
される。したがって、外部から入力された高電圧を降圧
し、チップ内のトランジスタに安定して供給することが
可能となる。
チ回路を含む本発明の第1の実施の形態にかかるVdd
h生成回路とVddp生成回路の構成を示す。
データを書き込む必要がある場合に、Vppパッド21
に高電圧Vpp=12V程度が与えられると、検知回路
22が高電圧Vppを検知し、ライトイネーブル信号W
Eが“H”になって、信号EXVPP=H、信号EXV
PPB=Lを出力する。
23及びVddp昇圧回路24に入力されている間は、
Vddh昇圧回路23及びVddp昇圧回路24は動作
しない。
チ回路25内の発振回路(OSC)26に入力される
と、第1のゲートポンプ(gate pump)27及び第2の
ゲートポンプ28から15V程度の電圧が発生し、NM
OSトランジスタQN1,QN2のゲートにそれぞれ入
力される。これにより、NMOSトランジスタQN1,
QN2がオンして、外部からVppパッド21に供給さ
れた電圧Vppが転送される。
信号EXVPP=Hが入力されると、負帰還がかかり、
PMOSトランジスタQP1からNMOSトランジスタ
QN2に転送される電圧は10V程度になるように制御
される。この10Vは、そのままNMOSトランジスタ
QN2によって転送されて、電圧Vddh=10Vとし
て出力される。
は、図1に示したレギュレータ12に入力され、レギュ
レータ12は制御された電圧Vreg(=9V程度)を
発生する。この電圧Vregは、ロウデコーダ7を介し
て選択されたワード線に供給される。
ッチ回路30に入力されると、電圧Vddh=10Vが
NMOSトランジスタQN11のゲートに入力され、外
部から供給された電圧Vpp=12VがNMOSトラン
ジスタQN11によって転送されて、NMOSトランジ
スタQN11のしきい値落ちした電圧、例えば約7Vの
電圧Vddpがデータ線DLに出力される。
(=7V)は、書き込み回路31に入力される。データ
線DLは、書き込みデータPRGDATAに応じて、書
き込みパルス信号PRGPLS、PRGPLSBに基づ
いて制御され、電圧Vddpを最適な書き込みビット線
電圧にクランプするための制御電圧である信号VSWB
Sによってバイアスされる。書き込みデータPRGDA
TAが“1”の場合は、信号VSWBS=0Vで、信号
PRGPLS=H、すなわち信号PRGPLSB=Lで
もNMOSトランジスタQN12がオフするので、デー
タ線DLはフローティング状態となり、メモリセルMC
に書き込みは行われない。
“0”の場合には、信号VSWBS=7V程度で、信号
PRGPLS=H、すなわち信号PRGPLSB=Lの
期間にNMOSトランジスタQN12がオンして、デー
タ線DLが5V程度にバイアスされる。その後、カラム
ゲート32を介してビット線BLに前記5Vが供給され
て、メモリセルMCに書き込みが行われる。
ppパッド21に低電圧、例えば電源電圧2V程度が供
給される。このとき、検知回路22から信号EXVPP
=L、信号EXVPPB=Hが出力される。信号EXV
PPB=HがNMOSトランジスタQN3のゲートに入
力されると、PMOSトランジスタQP1のソース−ド
レイン間がショートされ、PMOSトランジスタQP1
は電流が流れず、電圧を転送することができなくなる。
したがって、Vddhスイッチ回路25は信号EXVP
PB=Hの間は、動作しない。信号EXVPPB=Hが
Vddh昇圧回路23に入力されると、Vddhチャー
ジポンプ(Vddh pump)33が動作を開始し、これによ
って昇圧されたワード線電源電圧Vddh(=10V)
がレギュレータ12に出力される。レギュレータ12
は、ワード線電源電圧Vddh(=10V)を受け取
り、電圧Vreg=9Vを出力する。その後、この電圧
Vreg(=9V)がロウデコーダ7により選択された
ワード線に供給される。
圧回路24に入力されると、Vddpチャージポンプ
(Vddp pump)34が動作を開始し、ビット線電源電圧
Vddp(=5V)がデータ線DLに出力される。その
後、書き込み回路31及びカラムゲート32を介して、
前記ビット線電源電圧Vddp(=5V)がビット線B
Lに供給され、メモリセルMCに書き込みが行われる。
速にデータを書き込む必要があるときには、外部からV
ppパッド21を通して高電圧を印加し、電流通路の両
側をN型トランジスタQN1,QN2で挟まれたP型ト
ランジスタQP1で電圧制御させた電圧を供給する。通
常の書き込み動作の際には、内部で昇圧回路23により
昇圧された電圧に切り換えて供給することにより、チッ
プ内のトランジスタを常に安定した領域で動作させるこ
とが可能となる。更に、高速で書き込み動作を行いたい
ときには外部から与えた高電圧を用いるので、内部で昇
圧する場合に比べてワード線の昇圧に時間がかからず、
書き込み時間を短縮することが可能である。
の構成を示す。あらかじめ、内部で昇圧した電圧あるい
は外部から供給した電圧Vddr=5V程度が初期化回
路(initializer)42に印加される。これにより、初
期化回路(initializer)42は電源電圧Vcc、例え
ば2V程度の出力動作をしており、これによって第1及
び第2のゲートポンプ27,28を初期化し、Vddh
スイッチ回路25を初期状態にしている。このときNM
OSトランジスタQN1のゲート電圧Vg1は電源電圧
Vccであり、NMOSトランジスタQN2のゲート電
圧Vg2は0Vである。Vppパッド41に高電圧Vp
p=12V程度が与えられ、検知回路22が高電圧を検
知して信号EXVPP=H、信号EXVPPB=Lを出
力すると、発振回路(OSC)26より出力された0V
〜電源電圧Vccの振幅のパルス信号が、図5に示すよ
うなクロック信号発生回路を介して、0V〜5Vの振幅
のパルス信号として、第1及び第2のポンプ回路43,
44のクロック信号CLK,CLKBに入力される。
は、ワード線電源電圧Vddhを電源ソースとしてお
り、0V〜電源電圧Vccの振幅のパルス信号P1をレ
ベルシフタ47に入力することで、内部で常時発生させ
ておく3V〜6V程度の電圧を用いて、例えば電圧Vd
dr=5V程度の振幅のパルス信号に変換し、クロック
信号CLK,CLKBを発生している。
ンジスタQN1,QN2のゲート電圧Vg1,Vg2
は、Vddhスイッチ回路の動作時に15V程度とな
る。このため、前記クロック信号CLK,CLKBを5
V振幅のクロック信号とすることにより、第1及び第2
のポンプ回路43、44のキャパシタ両端子間の電位差
は10V程度となる。
タのゲート酸化膜と同じもので形成されている。チップ
内部の素子の耐圧は10V程度であるため、もし、発振
回路26の出力であるVcc振幅のパルス信号をクロッ
ク信号CLK,CLKBとして第1及び第2のポンプ回
路43,44に供給すると、キャパシタの両端子間の電
位差は13Vとなるため、素子耐圧上問題がある。しか
し、本実施形態のようなクロック信号発生回路を用いる
ことによって、素子耐圧上問題なく第1及び第2のポン
プ回路43、44を動作させることが可能である。ま
た、クロック信号CLK,CLKBを生成する時に、電
圧Vddhを電源ソースとすることによって、電源電圧
Vccを昇圧させて供給するよりも消費電流を少なくす
ることが可能である。
第2のポンプ回路43,44のキャパシタに入力され、
ワード線電源電圧Vddhを昇圧した電圧Vg1=Vg
2=15V程度がNMOSトランジスタQN1,QN2
のゲートに入力される。NMOSトランジスタQN1
は、初期状態でゲートが電源電圧Vcc、しきい値電圧
が0V〜0.2V程度であるため、Vppパッド41に
接続されているソースに供給される電圧が電源電圧Vc
cから(Vcc−0.2)となった状態から切り替え動
作が始まる。
ジスタのVd−Id特性に示すように、電源電圧Vcc
分下がった電圧で動作することになる。これにより、ス
ナップバック領域で操作することなく、また、ゲートに
対するドレイン電圧に依存するサーフェイスブレイクダ
ウン耐圧を上げて安定した動作をすることが可能であ
る。
低いため、Vddhスイッチ回路を使用せずに内部で昇
圧されたワード線電源電圧Vddhを用いる通常書き込
み動作時には、この電圧VddhがVppパッド側にリ
ークしてしまう可能性がある。そこでNMOSトランジ
スタQN2を設け、通常書き込み動作時にVddh昇圧
回路23により昇圧された電圧VddhがVppパッド
側に流れないように、NMOSトランジスタQN2をカ
ットオフしている。
ータ45によって負帰還がかかり、出力電圧が10V程
度になるようにゲートが制御されている。
ータ48,49、PMOSトランジスタQP2、NMO
SトランジスタQN4、NMOSトランジスタQN5、
電圧分割用の抵抗R1,R2とから構成されている。コ
ンパレータ48,49は、レギュレータ活性化信号RE
GEによって活性化制御される。PMOSトランジスタ
QP2は、ソースがPMOSトランジスタQP1のソー
スに接続され、ゲートがPMOSトランジスタQP1の
ゲートと共通接続され、ドレインが前記ゲートに接続さ
れて、PMOSトランジスタQP1と共にカレントミラ
ー回路を構成する。NMOSトランジスタQN4は、ド
レインがワード線電源電圧Vddhの供給ノード50に
接続され、ソースが接地電圧のノードに接続され、ゲー
トにコンパレータ48の出力が供給される。NMOSト
ランジスタQN5は、ドレインがQP2のドレインに接
続され、ソースが接地電圧のノードに接続され、ゲート
にコンパレータ49の出力が供給される。抵抗R1,R
2は、電圧Vddhの供給ノードと接地電圧のノードと
の間に、直列に配列されている。
48、49が抵抗R1とR2の直列接続ノードにおける
分割電圧と基準電圧Vrefとを比較し、この比較結果
に基づいてNMOSトランジスタQN4,QN5がオン
/オフすることにより、PMOSトランジスタQP1の
ゲート電圧が制御され、PMOSトランジスタQP1の
出力が10V程度になるように制御される。
込み動作時に、QP1のソース・ドレインに電圧がかか
らないようにQP1のソース・ドレイン間をショートす
る目的で設けられている。
が終了すると、放電回路(discharger)46によりNM
OSトランジスタQN1及びNMOSトランジスタQN
2のゲートに印加されているゲート電圧Vg1=Vg2
=15Vを放電する。その後、初期化状態にするため初
期化回路42により初期化動作が行われる。この場合、
初期化回路42が放電動作を行うことも可能である。
が供給されたデータ線DLに接続されており、メモリセ
ルアレイ内の対応するドレインにビット線を介して書き
込み電圧を供給している書き込み回路について、図7及
び図8(a)、図8(b)を参照して説明する。
(b)は書き込み回路の動作波形を示す図である。メモ
リセルアレイのビット線BLは、選択されたカラムアド
レスにしたがって、カラムゲートのNMOSトランジス
タQN13を介してデータ線DLに接続されている。デ
ータ線DLは、書き込み回路内の書き込みデータPRG
DATAに応じて、信号PRGPLSBのタイミングで
電圧VSWBSの電圧値によりバイアスされる。データ
を書き込む場合、Vddpチャージポンプ34を用いて
内部昇圧する通常書き込み動作では、電源電圧が低下し
Vddpチャージポンプ34の供給電流が減少する。こ
のため、同時に書き込めるビット数は、1word=4
bitとされている。
場合には、書き込みデータPRGDATA1〜PRGD
ATA16を4つに分け、書き込みデータPRGDAT
A1〜PRGDATA4には書き込みパルスの反転信号
PRGPLSB1、書き込みデータPRGDATA5〜
PRGDATA8には書き込みパルスの反転信号PRG
PLSB2、書き込みデータPRGDATA9〜PRG
DATA12には書き込みパルスの反転信号PRGPL
SB3、書き込みデータPRGDATA13〜PRGD
ATA16には書き込みパルスの反転信号PRGPLS
B4を割り当てる。そして、図8(a)に示すように、
書き込みパルスPRGPLSB1〜PRGPLSB4を
順次“L”、すなわちパルスPRGPLS1〜PRGP
LS4を順次“H”にしていくことによって、16bi
tを4bitずつ4回に分けて書き込む。
pを外部から供給した場合には、Vppパッドからの供
給能力はVddpチャージポンプからの電圧供給に比べ
て高くワード線WLに印加されるワード線電源電圧Vd
dhの立ち上がりが早い。このため、同時に書き込める
ビット数を増やすことができる。したがって、図8
(b)に示すように、書き込みパルスPRGPLSB1
〜PRGPLSB4を同時に“L”、すなわちパルスP
RGPLS1〜PRGPLS4を同時に“H”にするこ
とによって、1度に1word=16bitを書き込む
ことができる。これにより、書き込みパルス印加時間を
4分の1にすることが可能である。この結果、総書き込
み時間が大幅に短縮される。
メモリに用いる、Vddh生成回路13から発生した電
圧Vddhを、ロウデコーダを介して選択されたワード
線に供給するための制御電圧Vregを生成する図1に
示されているレギュレータ(Regulater)12の具体的
な構成である。
ータ51,52、PMOSトランジスタQP21、PM
OSトランジスタQP22、NMOSトランジスタQN
21、NMOSトランジスタQN22、NMOSトラン
ジスタQN23、NMOSトランジスタQN24、及び
電圧分割用の抵抗R21,R22,R23から構成され
ている。
ータ活性化信号REGEによって活性化制御される。P
MOSトランジスタQP21は、ソースがワード線電源
電圧Vddhの供給ノード53に接続され、ゲートがド
レインに接続されている。PMOSトランジスタQP2
2は、ソースがワード線電源電圧Vddhの供給ノード
54に接続され、ゲートがPMOSトランジスタQP2
1のゲートと共通接続され、ドレインが制御電圧Vre
gの出力ノードに接続されて、PMOSトランジスタQ
P21と共にカレントミラー回路を構成する。NMOS
トランジスタQN21は、ドレインがPMOSトランジ
スタQP21のドレインに接続され、ソースが接地電圧
のノードに接続され、ゲートにコンパレータ51の出力
が供給される。NMOSトランジスタQN22は、ドレ
インがPMOSトランジスタQP22のドレインに接続
され、ソースが接地電圧のノードに接続され、ゲートに
コンパレータ52の出力が供給される。抵抗R21,R
22,R23は、制御電圧Vregの出力ノードと接地
電圧のノードとの間に直列に接続されている。NMOS
トランジスタQN23は、前記3個の抵抗R21,R2
2,R23のうち一番接地電圧のノードに近い位置に配
置されたR23と接地電圧のノードとの間にソース・ド
レイン間が配置され、ゲートにベリファイ信号が供給さ
れる。NMOSトランジスタQN24は、抵抗R22と
R23との直列接続ノード55と、接地電圧のノードと
の間にソース・ドレイン間が配置され、ゲートに書き込
み信号PROGが供給されている。
とR22の直列接続ノードにおける分割電圧と基準電圧
Vrefとを比較し、この比較結果に基づいてNMOS
トランジスタQN21,QN22がON/OFF制御さ
れ、出力ノードである電圧Vregのノードが充放電さ
れる。これにより、出力電圧Vregが常に書き込み電
圧Vg=9Vになるように制御される。これによって、
ロウデコーダを介してメモリセルアレイのワード線WL
に書き込み電圧Vg=9Vが供給される。
ビット線電圧にクランプするための制御電圧VSWBS
を生成するVSWBSレギュレータの構成を示してい
る。
レータ61,62、PMOSトランジスタQP31、P
MOSトランジスタQP32、NMOSトランジスタQ
N31、NMOSトランジスタQN32、NMOSトラ
ンジスタQN33、NMOSトランジスタQN34、及
び電圧分割用の抵抗R31,R32から構成されてい
る。
ネーブル信号WEによって活性化制御される。PMOS
トランジスタQP31は、ソースがワード線電源電圧V
ddhの供給ノード63に接続され、ゲートがドレイン
に接続される。PMOSトランジスタQP32は、ソー
スがワード線電源電圧Vddhの供給ノード64に接続
され、ゲートがPMOSトランジスタQP31のゲート
と共通接続され、ドレインが出力電圧VSWBSの出力
ノードに接続されて、PMOSトランジスタQP31と
共にカレントミラー回路を構成する。NMOSトランジ
スタQN31は、ドイレンがPMOSトランジスタQP
31のドレインに接続され、ソースが接地電圧のノード
に接続され、ゲートにコンパレータ61の出力が供給さ
れる。NMOSトランジスタQN32は、ドレインがP
MOSトランジスタQP32のドレインに接続され、ソ
ースが接地電圧のノードに接続され、ゲートにコンパレ
ータ62の出力が供給される。NMOSトランジスタQ
N34は、ゲートとドレインが出力電圧VSWBSの出
力ノードに接続されている。抵抗R31,R32は、N
MOSトランジスタQN34のソースとNMOSトラン
ジスタQN33のドレインとの間に直列に接続されてい
る。NMOSトランジスタQN33は、ソースが接地電
圧のノードに接続され、ゲートにライトイネーブル信号
WEが供給されている。
とR32の直列接続ノードにおける分割電圧と基準電圧
Vrefとを比較し、この比較結果に基づいてNMOS
トランジスタQN31,QN32がON/OFF制御さ
れ、出力ノードである電圧VSWBSのノードが充放電
される。これにより、出力電圧VSWBSがVSWBS
=7V程度になるように制御される。これによって、デ
ータ線DLがバイアスされ、メモリセルへの書き込み動
作が行われる。
ddhスイッチ回路を用いた時の動作波形を表したもの
である。ここで、信号S1は、書き込み動作及びベリフ
ァイ動作を制御する信号である。信号S2は、初期化動
作を制御する信号である。信号S3は、放電動作を制御
する信号であり、信号S4は、書き込み回路に入力さ
れ、ビット線BLに電圧を印加するタイミングを制御す
る信号である。
12.6V程度が印加され、検知回路22に検知される
と、EXVPP=Hとなる。EXVPP=HがVddh
スイッチ回路25及びVddpスイッチ回路30に入力
されると、放電及び初期化動作が終了し、信号S2及び
S3が“L”になった後に、NMOSトランジスタQN
1,QN2のゲートに印加する電圧Vg1及びVg2が
15V程度にまで上昇する。また、NMOSトランジス
タQN11のゲートには、Vddh=10Vが印加され
る。
電圧Vddh=9Vあるいは10V,電圧Vddp=1
0V程度に上昇すると、レギュレータ12により制御さ
れた電圧Vreg=9Vがワード線WLに印加され、電
圧Vddh=10VがVddpスイッチ回路30などの
電源として供給され、電圧Vddp=10Vが書き込み
回路31に供給される。これにより、カラムゲートを介
してビット線BLに5Vが印加される。この結果、書き
込みパルス信号PRGPLSのタイミングで、16bi
t同時に書き込み動作が開始される。
度、ビット線BLの電圧を1V程度にして、書き込みが
終了したかどうかを検知する書き込みベリファイ動作を
行う。以上により、書き込み及び書き込みベリファイ動
作が終了する。
了すると、信号S3がオンして放電動作がはじまり、そ
の後、信号S2がオンして初期化動作が開始される。
を示す。この場合、電圧Vppは内部のVddh昇圧回
路23及びVddp昇圧回路24で昇圧されているた
め、Vppパッド21は0V、検知回路22の出力EX
VPP=L=0Vである。電圧Vddh及び電圧Vdd
pが十分な電圧になると、ワード線WLに9Vが印加さ
れる。さらに、書き込みパルス信号PRGPLSB1〜
PRGPLSB4のタイミングで、ビット線BLの4b
itずつに順次5Vが印加され、4bitずつ書き込み
動作が行われる。
の実施の形態にかかるスイッチ回路について、図13
(a)、図13(b)、図13(c)を参照して説明す
る。
回路は、NMOSトランジスタQN41と、NMOSト
ランジスタQN42とから構成されている。NMOSト
ランジスタQN41は、外部からの電圧が供給される外
部端子(図示せず)に接続される端子T1にドレインが
接続されている。NMOSトランジスタQN42は、N
MOSトランジスタQN41のソースにドレインが接続
され、ソースが出力端子T2に接続されている。NMO
SトランジスタQN42は、しきい値電圧がNMOSト
ランジスタQN41よりも高い。
13(b)に示すように、例えば、NMOSトランジス
タQN41のゲートには電圧V3=Vcc、NMOSト
ランジスタQN42のゲートには電圧V3と異なる電圧
V4=0Vが印加されている。この時、NMOSトラン
ジスタQN41はしきい値電圧が低いため、出力端子T
2に接続されている回路(図示せず)の電圧が端子T1
側にリークしてしまう可能性がある。そこで、NMOS
トランジスタQN41よりもしきい値電圧の高いNMO
SトランジスタQN42により、余計な電圧が端子T1
側に流れないように、NMOSトランジスタQN42を
カットオフしている。
13(c)に示すように、端子T1には高電圧V1が印
加されており、NMOSトランジスタQN41のゲート
には、この電圧V1の供給された状態で、NMOSトラ
ンジスタQN41がオンするような電圧V5が印加され
る。さらに、NMOSトランジスタQN42のゲートに
は、出力端子T2の電圧V2よりもしきい値電圧分だけ
高い電圧V6が印加される。各ゲートに供給される電圧
V5,V6をこのように設定することによって、スイッ
チ回路の出力電圧V2がV2<V1となるように制御さ
れる。したがって、第1の実施の形態と同様に、外部か
ら入力された高電圧を降圧し、チップ内のトランジスタ
に安定して供給することが可能となる。前記スイッチ回
路は、PMOSトランジスタを用いずに実現することが
できるので、回路面積を縮小することが可能である。
れた本発明の第2の実施の形態にかかる半導体装置につ
いて、図14を参照して説明する。前記半導体装置のそ
の他の構成は、前記第1の実施の形態と同様である。
かるVddhスイッチ回路を示した図である。
hスイッチ回路は、発振回路(OSC)72、第1及び
第2のゲートポンプ73,74、NMOSトランジスタ
QN41、NMOSトランジスタQN42、及びNMO
SトランジスタQN43を具備している。
の出力信号EXVPPにより、動作を開始する。第1及
び第2のゲートポンプ73,74は、発振回路72の出
力を受けて15V程度の電圧を出力する。NMOSトラ
ンジスタQN41は、ゲートに第1のゲートポンプ73
の出力が接続され、ドレインがVppパッド71に接続
されている。NMOSトランジスタQN42は、NMO
SトランジスタQN41と直列接続されており、ゲート
に第2のゲートポンプ74の出力が接続されている。N
MOSトランジスタQN43は、ゲート及びドレインが
第2のゲートポンプ74に接続されている。
ードとの間に直列接続されている2つのNMOSトラン
ジスタQN41,QN42のうち、Vppパッド71に
近い場所に位置しているNMOSトランジスタQN41
のゲート電圧Vg41は、通常書き込み動作時にはVc
cとなり、Vpphスイッチ回路25を用いて高速書き
込み動作する時には15V程度の電圧となる。これによ
り、電圧Vpp=12V程度をNMOSトランジスタQ
N42に転送する。NMOSトランジスタQN42のゲ
ート電圧Vg42は、通常書き込み動作時は0Vであ
り、NMOSトランジスタQN42は、通常書き込み動
作時に、Vddh昇圧回路により昇圧された電圧Vdd
hが、Vppパッド71側に流れないようにカットオフ
される。また、高速書き込み動作時には、NMOSトラ
ンジスタQN42と同一のトランジスタであるNMOS
トランジスタQN43のソース・ドレイン間の電圧が電
圧Vddh=10Vになるように帰還をかけることによ
って、ゲート電圧Vg42の電圧値を制御する。これに
より、NMOSトランジスタQN43は電圧Vddh=
10Vを出力する。
いることなく、電圧Vpp=12Vから電圧Vddh=
10Vを生成することが可能になる。この結果、更に書
き込み動作の高速化をはかることができ、また回路面積
も縮小することができる。
の実施の形態にかかる半導体装置について、図15
(a)、図15(b)を参照して説明する。前記半導体
装置のその他の構成は、前記第1の実施の形態と同様で
ある。
第3の実施の形態にかかるVddpスイッチ回路を示し
た図である。
明の第3の実施の形態にかかるVddpスイッチ回路
は、Vppパッド81に直列接続されており、ゲート同
士が接続されている2つのトランジスタTr1,Tr2
と、トランジスタTr2と電圧Vddpの出力ノードと
の間に直列に接続されているトランジスタTr3とを具
備している。
12Vが供給されると、書き込み動作及びベリファイ動
作を制御する信号S1によってトランジスタTr1,T
r2のゲートにワード線電源電圧Vddh=10Vがイ
ンバータ82,82を介して共通に入力される。これに
より、トランジスタTr1,Tr2及びTr3は、電圧
Vpp=12Vから降圧した電圧を電圧Vddpの出力
ノードへ転送し、電圧Vddpの出力ノードより電圧V
ddp=7V程度が出力される。この時、トランジスタ
Tr3は、通常書き込み動作時に、Vddp昇圧回路2
4により昇圧された電圧Vddpが、Vppパッド81
側に流れないようにカットオフするために設けられてい
る。
態にかかるVddpスイッチ回路の変形例である。
ッチ回路は、図15(b)に示したトランジスタTr
1,Tr2が1つのトランジスタTr4で構成されてお
り、また、電圧Vddh=10VがトランジスタTr4
のゲートに直接入力されている。
スイッチ回路では、Vppパッド81から供給された高
電圧を転送するトランジスタのゲートに電圧Vddhを
印加することによって、内部で昇圧するポンプ回路を用
いずに電圧Vddpを生成することができる。これによ
り、電圧の転送時間を短くすることができ、書き込み動
作時間を短縮することが可能である。
置は、上記第1乃至第3の実施の形態にかかるVddh
スイッチ回路あるいはVddpスイッチ回路を適宜組み
合わせて適用することが可能である。したがって、例え
ば、第1の実施の形態にかかるVddhスイッチ回路と
第3の実施の形態にかかるVddpスイッチ回路とを同
一チップ内に配置することも可能であり、第2の実施の
形態にかかるVddhスイッチ回路と第3の実施の形態
にかかるVddpスイッチ回路とを組み合わせて用いる
ことも可能である。
装置は、NOR型フラッシュメモリに適用するだけでな
く、DINOR型フラッシュメモリに適用することも可
能である。さらに、本発明の実施の形態に限定されず、
外部から入力された電圧をチップ内に降圧して供給する
スイッチ回路として適用することが可能である。
タを書き込みたい場合に、外部から供給された電圧を電
圧制御してチップ内に転送することによって、チップ内
のトランジスタを安定した領域で動作させることが可能
である。また、外部から電圧を供給するので、ワード線
電圧の昇圧を高速化することができ、書き込み動作時間
を短縮することが可能である。
単独で実施できるばかりでなく、適宜組み合わせて実施
することも可能である。
段階の発明が含まれており、各実施の形態において開示
した複数の構成要件の適宜な組み合わせにより、種々の
段階の発明を抽出することも可能である。
部から高電圧を供給しても安定して動作し、またメモリ
セルへの書き込み時間を短縮することができる半導体装
置を提供することが可能である。
リのブロック図である。
の構成を示す回路図である。
回路及びVddp生成回路の構成を示す回路図である。
ッチ回路の構成を示す回路図である。
発生回路の構成を示す回路図である。
スタにおけるVd−Idの特性図である。
の構成を示す回路図である。
の書き込み動作時の動作波形図である。
ュレータの構成を示す回路図である。
レギュレータの構成を示す回路図である。
におけるVddhスイッチ回路及びVddpスイッチ回
路使用時の動作波形図である。
における通常書き込み動作時の動作波形図である。
チ回路の構成を示す回路図である。
イッチ回路の構成を示す回路図である。
pスイッチ回路の構成を示す回路図である。
ルの素子断面構造を示す断面図である。
成を示す回路図である。
れるゲート電圧とメモリセルのドレインに流れるドレイ
ン電流との関係を示す特性図である。
バイアス条件を示す図表である。
る。
けるVd−Idの特性図である。
スアンプ、4…書き込み回路、5…コマンドレジスタ、
6…コントローラ、7…ロウデコーダ、8…カラムデコ
ーダ、9…カラムゲート、10…チャージポンプ回路、
11…メモリセルアレイ、12…レギュレータ、13…
Vddh生成回路、14…Vppパッド、15…Vddp
生成回路、16…ソース/ウエルスイッチ。
Claims (20)
- 【請求項1】 フローティングゲートとコントロールゲ
ートを有し、電気的にデータが書き換えられるメモリセ
ルが複数個行列状に配列されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイ内の同一行に配置された前記複数
のメモリセルのコントロールゲートに共通に接続された
複数のワード線と、 前記メモリセルアレイ内の同一列に配置された前記複数
のメモリセルのドレインに共通に接続された複数のビッ
ト線と、 外部から外部電圧が供給される外部電圧入力端子と、 前記外部電圧入力端子に供給された前記外部電圧を降圧
して、前記メモリセルのコントロールゲートに接続され
た前記ワード線に供給するための電圧を生成する第1の
電圧生成回路と、 前記外部電圧入力端子に供給された前記外部電圧を降圧
して、前記メモリセルのドレインに接続された前記ビッ
ト線に供給するための電圧を生成する第2の電圧生成回
路と、 を具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記第1の電圧生成回路は、 ドレインが前記外部電圧入力端子に接続された第1導電
型の第1のトランジスタと、 ソースが前記第1のトランジスタのソースに接続された
第2導電型の第3のトランジスタと、 ドレインが前記第3のトランジスタのドレインに接続さ
れた第1導電型の第2のトランジスタと、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項3】 前記第1の電圧生成回路は、 ドレインが前記外部電圧入力端子に接続された第1導電
型の第1のトランジスタと、 ドレインが前記第1のトランジスタのソースに接続され
た第1導電型の第2のトランジスタと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項4】 前記第1の電圧生成回路及び前記第2の
電圧生成回路は、スイッチ回路を各々具備し、前記スイ
ッチ回路は、 ドレインが前記外部電圧入力端子に接続され、ゲートが
第1の信号で制御される第1導電型の第1のトランジス
タと、 ドレインが前記第1のトランジスタのソースに接続さ
れ、ソースが出力端子に接続され、ゲートが前記第1の
信号と異なる第2の信号で制御される第1導電型の第2
のトランジスタと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項5】 前記第1の電圧生成回路は、第1のスイ
ッチ回路を具備し、 前記第1のスイッチ回路は、ドレインが前記外部入力端
子に接続され、ゲートが第1の信号で制御される第1導
電型の第1のトランジスタと、ソースが第1の出力端子
に接続され、ゲートが前記第1の信号と異なる第2の信
号で制御される第1導電型の第2のトランジスタと、ソ
ースが前記第1のトランジスタのソースに接続され、ド
レインが前記第2のトランジスタのドレインに接続さ
れ、ゲートが前記第3の信号で制御される第2導電型の
第3のトランジスタとを有し、 前記第2の電圧生成回路は、第2のスイッチ回路を具備
し、 前記第2のスイッチ回路は、ドレインが前記外部入力端
子に接続され、ゲートが第3の信号で制御される第1導
電型の第4のトランジスタと、ドレインが前記第4のト
ランジスタのソースに接続され、ソースが第2の出力端
子に接続され、ゲートが前記第3の信号と異なる第4の
信号で制御される第1導電型の第5のトランジスタと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項6】 前記第1のトランジスタの前記ゲートに
接続された第1のポンプ回路と、 前記第2のトランジスタの前記ゲートに接続された第2
のポンプ回路と、 前記第3のトランジスタの前記ゲートに接続されたレギ
ュレータと、 をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の半
導体装置。 - 【請求項7】 前記第1及び第2のポンプ回路には、こ
の第1及び第2のポンプ回路の動作を初期化する初期化
回路と、前記第1及び第2のトランジスタの前記ゲート
に印加されている電圧を放電する放電回路とが備えられ
ていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記外部入力端子に第1の電圧が印加さ
れている期間には、前記第1のトランジスタのゲートに
前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が印加され、前記
第2のトランジスタのゲートには前記第1の電圧よりも
高い第3の電圧が印加され、前記第2のトランジスタの
ソースは前記第1の電圧よりも低い第5の電圧を出力す
ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - 【請求項9】 前記外部入力端子に第1の電圧が印加さ
れている期間には、前記第3のトランジスタのゲートに
は前記第1の電圧よりも低い第4の電圧が印加されるこ
とを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。 - 【請求項10】 前記外部入力端子に接地電圧が印加さ
れている期間には、前記第1のトランジスタのゲートに
前記接地電圧よりも高い第6の電圧が印加され、前記第
2のトランジスタのゲートには前記接地電圧が印加され
ることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。 - 【請求項11】 前記第5の電圧を電源として前記第6
の電圧の振幅を持つパルス信号を、前記第6の電圧より
も高い第7の電圧の振幅を持つパルス信号に変換し前記
第1及び第2のポンプ回路に入力するクロック信号発生
回路を具備することを特徴とする請求項10に記載の半
導体装置。 - 【請求項12】 ソースが前記第3のトランジスタのソ
ースに接続されており、ドレインが前記第3のトランジ
スタのドレインに接続されている第1導電型の第6のト
ランジスタをさらに具備することを特徴とする請求項2
に記載の半導体装置。 - 【請求項13】 前記第5の電圧の分割電圧を発生する
分割回路と、基準電圧と前記分割電圧を比較増幅し前記
第3の電圧を出力する増幅回路とを具備することを特徴
とする請求項8に記載の半導体装置。 - 【請求項14】 前記第1のトランジスタのゲートに接
続された第1のポンプ回路と、 前記第2のトランジスタのゲートに接続された第2のポ
ンプ回路と、 前記第2のポンプ回路の出力がゲート及びソースに接続
されている第1導電型の第4のトランジスタと、 この第4のトランジスタのソースから出力される電圧を
分割した分割電圧を発生する分割回路と、 基準電圧と前記分割電圧とを比較増幅し前記第2のポン
プ回路に出力する増幅回路と、 を具備することを特徴とする請求項3に記載の半導体装
置。 - 【請求項15】 前記メモリセルアレイを複数のブロッ
クに分割したときの同一ブロック内の前記複数のメモリ
セルのソースに共通に接続されたソース線をさらに具備
することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1つ
に記載の半導体装置。 - 【請求項16】 前記第2の電圧生成回路の出力電圧が
入力され、選択された前記ビット線に書き込み電圧を供
給する書き込み回路をさらに具備することを特徴とする
請求項1乃至15のいずれか1つに記載の半導体装置。 - 【請求項17】 前記第1の電圧は、前記メモリセルに
記憶されているデータの消去時に、選択された前記ソー
ス線に供給されることを特徴とする請求項15に記載の
半導体装置。 - 【請求項18】 前記第1の電圧は、前記メモリセルに
記憶されているデータの消去時に、選択された前記メモ
リセルのソース及びドレインが形成されているウエル領
域に印加されることを特徴とする請求項15に記載の半
導体装置。 - 【請求項19】 ドレインが第1の端子に接続され、ゲ
ートが第1の電圧で制御される第1導電型の第1のトラ
ンジスタと、 ドレインが前記第1のトランジスタのソースに接続さ
れ、ソースが第2の端子に接続され、ゲートが前記第1
の電圧と異なる第2の電圧で制御される第1導電型の第
2のトランジスタとを具備し、 動作時には、前記第1の端子に印加された第3の電圧を
降圧した第4の電圧を前記第2の端子に出力し、非動作
時には、前記第1の電圧が前記第2の電圧より高く、か
つ前記第3の電圧が前記第1の電圧より高いことを特徴
とするスイッチ回路を備えた半導体装置。 - 【請求項20】 ドレインが第1の端子に接続され、ゲ
ートが第1の電圧で制御される第1導電型の第1のトラ
ンジスタと、 ソースが第2の端子に接続され、ゲートが前記第1の電
圧と異なる第2の電圧で制御される第1導電型の第2の
トランジスタと、 ソースが前記第1のトランジスタのソースに接続され、
ドレインが前記第2のトランジスタのドレインに接続さ
れ、ゲートが第3の電圧で制御される第2導電型の第3
のトランジスタとを具備し、 動作時には、前記第1の端子に印加された第4の電圧を
降圧した第5の電圧を前記第2の端子に出力し、非動作
時には、前記第1の電圧が前記第2の電圧より高く、か
つ前記第4の電圧が前記第1の電圧より高いことを特徴
とするスイッチ回路を備えた半導体装置。
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JP2014106990A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Seiko Epson Corp | 集積回路装置、振動デバイスおよび電子機器 |
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- 2002-12-26 JP JP2002378283A patent/JP3836787B2/ja not_active Expired - Fee Related
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