JP4039604B2 - 小型二輪車用のエンジン始動装置 - Google Patents

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    • F02N2019/007Aiding engine start by starting from a predetermined position, e.g. pre-positioning or reverse rotation using inertial reverse rotation

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンをスタータモータによりクランキングして始動するエンジン始動装置に係り、特に、クランク軸を含む回転系の慣性力とスタータモータの駆動トルクとを併用することにより、低トルクのスタータモータでも良好なエンジン始動を可能にした小型二輪車用のエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジン始動時のクランキングトルクは、ピストンが圧縮上死点(TDC)に達する直前で最大値(乗り越しトルク)を示し、このTDCを乗り越えるために、従来は発生し得る最大発生トルクすなわちロックトルクが前記最大クランキングトルク以上である比較的大きなスタータモータを採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
エンジンの始動性は、スタータモータの駆動トルクが大きいほど向上する。しかしながら、スタータモータがエンジンのクランク軸に直結された構造では、スタータモータの回転部分が慣性マスとして作用してしまうので、駆動トルクの大きな大型のスタータモータを採用すると、特に発進加速時などにドライバビリティの低下を余儀なくされてしまう。
【0004】
たとえば、一般的な小型二輪車に採用されている100cc以下の4サイクルエンジンでは、その最大クランキングトルクは1.3kgfmに達する。ところが、最大発生トルクが1.3kgfmのスタータモータをクランク軸に直結すると、その慣性マスは40kgcmとなり、最適慣性マスの28から33kgcmを大きく上回ってしまう。すなわち、エンジンの始動性とドライバビリティとは二律背反の関係にあり、両者を両立させ得ることが難しかった。
【0005】
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、小さなスタータモータで良好なエンジン始動性を確保することにより、エンジンの始動性とドライバビリティとを両立させた小型二輪車用のエンジン始動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、エンジン停止後にクランク軸を所定の位置まで逆転させて次のエンジン始動に備えるエンジン始動装置において、クランク軸を正転および逆転させるスタータモータと、エンジン停止後にスタータモータを逆転させる逆転制御手段とを具備し、前記スタータモータの最大発生トルクが、エンジン始動時にピストンが圧縮行程を乗り越すために必要な最大クランキングトルクの略60%以下であり、かつピストンが圧縮行程以外を進むのに必要なクランキングトルク以上であることを特徴とする。
【0007】
上記した特徴によれば、ピストンは圧縮行程に達するまでに十分に加速されて比較的大きな慣性力を得るので、この慣性力とスタータモータの駆動トルクとの合力が最大クランキングトルクに達してさえいれば、スタータモータ自身の最大発生トルクが最大クランキングトルクよりも小さくても、ピストンは圧縮行程を乗り越すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明のエンジン始動装置を適用したスクータ型自動二輪車の全体側面図であり、当該車両はさらに、車両を停止させるとエンジンを自動停止させ、その後、スロットルグリップが開かれるか、あるいはスタータスイッチがオン操作されるなどの発進操作がなされると、スタータモータを自動的に駆動させてエンジンを再始動させるエンジン自動停止始動機能を有する。
【0009】
車体前部と車体後部とは低いフロア部4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とから構成される。燃料タンクおよび収納ボックス(共に図示せず)はメインパイプ7により支持され、その上方にシート8が配置されている。
【0010】
車体前部では、ステアリングヘッド5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方にフロントフォーク12が延び、その下端に前輪FWが軸支されている。ハンドル11の上部は計器板を兼ねたハンドルカバー13で覆われている。メインパイプ7の立ち上がり部下端にはブラケット15が突設され、このブラケット15には、スイングユニット2のハンガーブラケット18がリンク部材16を介して揺動自在に連結支持されている。
【0011】
スイングユニット2には、その前部に単気筒50ccの4サイクルエンジンEが搭載されている。このエンジンEから後方にかけてベルト式無段変速機10が構成され、その後部に遠心クラッチを介して設けられた減速機構9に後輪RWが軸支されている。この減速機構9の上端とメインパイプ7の上部屈曲部との間にはリヤクッション3が介装されている。スイングユニット2の前部にはエンジンEから延出した吸気管19に接続された気化器17および同気化器17に連結されるエアクリーナ14が配設されている。
【0012】
図2は、前記スイングユニット2をクランク軸201に沿って切断した断面図、図3は、その部分拡大図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0013】
スイングユニット2は、左右のクランクケース202L、202Rを合体して構成されるクランクケース202に覆われ、クランク軸201は、クランクケース202Rに固定された軸受け208、209により回転自在に支持されている。クランク軸201には、クランクピン213を介してコンロッド(図示せず)が連結されている。
【0014】
左クランクケース202Lは、ベルト式無段変速室ケースを兼ねており、左クランクケース202Lまで延びたクランク軸201にはベルト駆動プーリ210が回転可能に設けられている。ベルト駆動プーリ210は、固定側プーリ半体210Lと可動側プーリ半体210Rとからなり、固定側プーリ半体210Lはクランク軸201の左端部にボス211を介して固着され、その右側に可動側プーリ半体210Rがクランク軸201にスプライン嵌合され、固定側プーリ半体210Lに接近・離反することができる。両プーリ半体210L、210R間にはVベルト212が巻き掛けられている。
【0015】
可動側プーリ半体210Rの右側ではカムプレート215がクランク軸201に固着されており、その外周端に設けたスライドピース215aが、可動側プーリ半体210Rの外周端で軸方向に形成したカムプレート摺動ボス部210Raに摺動自在に係合している。可動側プーリ半体210Rのカムプレート215は、外周寄りがカムプレート215側に傾斜したテーパ面を有しており、該テーパ面と可動プーリ半体210Rとの間の空所にドライウェイトポール216が収容されている。
【0016】
クランク軸201の回転速度が増加すると、可動側プーリ半体210Rとカムプレート215との間にあって共に回転する前記ドライウェイトボール216が、遠心力により遠心方向に移動し、可動側プーリ半体210Rはドライウェイトボール216に押圧されて左方に移動して固定側プーリ半体210Lに接近する。その結果、両プーリ半体210L、210R間に挟まれたVベルト212は遠心方向に移動し、その巻き掛け径が大きくなる。
【0017】
車両の後部には前記ベルト駆動プーリ210に対応する被動プーリ(図示せず)が設けられ、Vベルト212はこの被動プーリに巻き掛けられている。このベルト伝達機構により、エンジンEの動力は自動調整されて遠心クラッチに伝えられ、前記減速機構9等を介して後輪RWを駆動する。
【0018】
右クランクケース202R内には、スタータモータとACジェネレータとを組み合わせたスタータ兼ジェネレータ(ACGスタータ)1が配設されている。ACGスタータ1では、クランク軸201の先端テーパ部にアウターロータ60がネジ253により固定されている。
【0019】
アウタロータ60の内周側に配設されるステータ50はボルト279によってクランクケース202に固定される。アウタロータ60にはボルト246によって固定されたファン280が設けられる。ファン280に隣接してラジエータ282が設けられ、ラジエータ282はファンカバー281によって覆われる。
【0020】
図3に拡大して示したように、ステータ50の内周にはセンサケース28が嵌め込められている。このセンサケース28内には、アウタロータ60のボス60aの外周に沿って等間隔でロータ角度センサ(磁極センサ)29およびパルサセンサ(点火パルサ)30が設けられている。ロータ角度センサ29は、ACGスタータ1のステータコイルに対する通電制御を行うためのものであり、ACGスタータ1のU相、V相、W相のそれぞれに対応して1つずつ設けられる。点火パルサ30はエンジンの点火制御のためのものであり、1つだけ設けられる。ロータ角度センサ29および点火パルサ30は、いずれもホールICまたは磁気抵抗(MR)素子で構成することができる。
【0021】
ロータ角度センサ29および点火パルサ30のリード線は基板31に接続され、さらに基板31にはワイヤハーネス32が結合される。アウタロータ60のボス60aの外周には、ロータ角度センサ29および点火パルサ30のそれぞれに磁気作用を及ぼすよう2段着磁されたマグネットリング33が嵌め込まれる。
【0022】
ロータ角度センサ29に対応するマグネットリング33の一方の着磁帯には、ステータ50の磁極に対応して、円周方向に30°幅間隔で交互に配列されたN極とS極が形成され、点火パルサ30に対応するマグネットリング33の他方の着磁帯には、円周方向の1か所に15°ないし40°の範囲で着磁部が形成される。
【0023】
前記ACGスタータ1は、エンジン始動時にはスタータモータ(同期モータ)として機能し、バッテリから供給される電流で駆動されてクランク軸201を回動させてエンジンを始動させる。エンジン始動後は同期発電機として機能し、発電した電流でバッテリを充電し、かつ各電装部に電流を供給する。
【0024】
図2に戻り、クランク軸201上には、前記ACGスタータ1と軸受け209との間にスプロケット231が固定されており、このスプロケット231にはクランク軸201からカムシャフト(図示せず)を駆動するためのチェーンが巻き掛けられている。なお、前記スプロケット231は、潤滑オイルを循環させるポンプに動力を伝達するためのギヤ232と一体的に形成されている。
【0025】
図4は、ACGスタータ1を含む電装系統のブロック図である。ECU3は、ACGスタータ1の発電機能が発生する三相交流を全波整流する3相全波整流ブリッジ回路300と、全波整流ブリッジ回路300の出力を予定のレギュレート電圧(レギュレータ作動電圧:例えば、14.5V)に制限するレギュレータ100とを含む。
【0026】
さらに、本実施形態のECU3は、エンジン停止直後にクランク軸を所定の位置まで逆転させて次のエンジン始動性を向上させるスイングバック制御部700と、エンジン始動時におけるクランキングトルクを低下させる始動制御部500と、エンジン回転数が予定の低回転域であるとき発電量を増加させる発電制御部400とを有する。
【0027】
ECU3には、点火コイル21が接続され、点火コイル21の二次側には点火プラグ22が接続される。また、ECU3にはスロットルセンサ23、フューエルセンサ24、シートスイッチ25、アイドルスイッチ26、冷却水温センサ27、前記ロータ角度センサ29および点火パルサ30が接続され、各部から検出信号がECU3に入力される。
【0028】
さらに、ECU3には、スタータリレー34、スタータスイッチ35、ストップスイッチ36,37、スタンバイインジケータ38、フューエルインジケータ39、スピードセンサ40、オートバイスタ41、およびヘッドライト42が接続される。ヘッドライト42には、ディマースイッチ43が設けられる。
【0029】
上記の各部にはメインヒュ−ズ44およびメインスイッチ45を介してバッテリ2から電流が供給される。なお、バッテリ2は、スタータリレー34によってECU3に直接接続される一方、メインスイッチ45を介さず、メインヒューズ44だけを介してECU3に接続される回路を有する。
【0030】
次いで、上記したECU3のスイングバック制御部700、始動制御部500および発電制御部400の構成および動作を、図5の機能ブロック図を参照して説明する。
【0031】
スイングバック制御部700において、ステージ判定部73は、ロータ角度センサ29の出力信号に基づいてクランク軸201の1回転をステージ#0〜#35の36ステージに分割し、点火パルサ30が発生するパルス信号の検知タイミングを基準ステージ(ステージ#0)として現在のステージを判定する。
【0032】
ステージ通過時間検知部74は、前記ステージ判定部73が新たなステージを判定してから次のステージを判定するまでの時間に基づいて当該ステージの通過時間Δtn を検知する。逆転制御部75は、前記ステージ判定部73による判定結果および前記ステージ通過時間検知部74により検知された通過時間Δtn とに基づいて逆転駆動指令を発生する。
【0033】
デューティー比設定部72は、前記ステージ判定部73による判定結果に基づいて、全波整流ブリッジ回路300の各パワーFETに供給するゲート電圧のデューティー比を動的に制御する。ドライバ80は、前記設定されたデューティー比の駆動パルスを全波整流ブリッジ回路300の各パワーFETへ供給する。
【0034】
次いで、上記したスイングバック制御部700の動作を、図6のフローチャートおよび図7の動作説明図を参照して説明する。
【0035】
図7(a) は、クランク軸201を逆転するのに要するクランキングトルク(逆転負荷)とクランク角度との関係を示しており、クランキングトルクは圧縮上死点に至る直前(逆転時)で急激に上昇する。同図(b) は、クランク角度とステージとの関係を示し、同図(c) は、逆転時におけるクランク軸の角速度の変化を示している。
【0036】
ステップS61でエンジン停止が検知されると、ステップS62、S63では、ステージ判定部73において既に判定されている現在のステージが参照される。ここで、現在ステージがステージ#0〜#11のいずれかであればステップS64へ進み、ステージ#12〜#32のいずれかであればステップS65へ進み、それ以外(すなわち、ステージ#33〜#35のいずれか)であればステップS66へ進む。ステップS64,S66では、デューティー比設定部72において、駆動パルスのデューティー比が70%に設定され、ステップS65では80%に設定される。
【0037】
このようなデューティー比の動的制御は、後に詳述するように、逆転時にクランク軸201の角速度を、クランキングトルクが増大する圧縮上死点相当角の手前(逆転時)で十分に低下させると共に、それ以外の角度では素早い逆転駆動を可能にするために行われる。
【0038】
ステップS67では、ドライバ80が前記設定されたデューティー比で全波整流ブリッジ回路300の各パワーFETを制御して逆転通電を開始する。ステップS68では、通過したステージ#nの通電時間Δtn が前記ステージ通過時間検知部74により計測される。
【0039】
ステップS69では、逆転制御部75において、クランク軸201がステージ#0すなわち上死点近傍を通過したか否かが判定される。ステージ#0を通過していなければ、ステップS71において、直前に通過した前記ステージ#nの通過時間Δtnと、その前に通過したステージ#(n1)の通過時間Δtn +1との比[Δtn/Δtn +1]が基準値Rref (本実施形態では、4/3)と比較される。前記通過時間比[Δtn/Δtn +1]が基準値Rref を上回っていなければ、前記ステップS62へ戻って逆転駆動が継続され、これと並行して上記した各処理が繰り返される。
【0040】
ここで、エンジン停止位置すなわち逆転開始位置が、図7(c) に曲線Aで示したように、前回および次回の圧縮上死点の中間位置よりも次回の圧縮上死点に近い側、換言すれば、排気上死点を通過(正転時)してから圧縮上死点に至る過程であると、ACGスタータ1が70%のデューティー比で逆転駆動されているにもかかわらず、クランク軸はステージ#0(排気上死点)を通過できる。したがって、これがステップS69において検知されてステップS70へ進み、クランク軸201がステージ#32に到達したか否かが判定される。クランク軸201がステージ#32に到達したと判定されると、ステップS72において、前記逆転通電が停止されるので、その後、クランク軸は慣性力でさらに逆回転した後に停止する。
【0041】
一方、逆転開始位置が、図7(c) に曲線Bで示したように、前回および次回の圧縮上死点の中間位置よりも前回の圧縮上死点に近い側、換言すれば、圧縮上死点を通過(正転時)してから排気上死点に至る過程であると、ACGスタータ1が70%のデューティー比で逆転駆動されているので、逆転負荷が、図7(a) に示したように、ステージ#0に至る手前(逆転時)で上昇すると、クランク軸201の角速度が急激に低下する。そして、ステップS71において、前記通過時間比[Δtn/Δtn +1]が基準値の4/3以上と判定されると、ステップS72において前記逆転通電が停止され、クランク軸の逆転は、通電の停止とほぼ同時に停止する。
【0042】
このように、本実施形態のスイングバック制御では、エンジン停止後の逆転駆動時に、クランク軸が上死点相当角を通過したか否か、およびクランク軸の角速度が低下したか否かを監視し、クランク軸が逆転時に上死点を通過すると、その直後に逆転通電を終了し、クランク軸の角速度が逆転負荷の増大により低下した場合も逆転通電を終了する。従って、逆転開始位置にかかわらず、クランク軸を前回の圧縮上死点の手前(逆転時)であって圧縮反力の低い位置まで戻すことができる。
【0043】
さらに、本実施形態のスイングバック制御では、クランク軸201の角速度を、ACGスタータのロータ角度(すなわち、ステージ)を検知するロータ角度センサ29の出力に基づいて検知するようにしたので、クランク軸201の角度を検知するためのセンサを別途に設ける必要がない。
【0044】
図5に戻り、始動制御部500は、エンジン始動時のクランキングトルクを低減させるために、始動直後のみ排気バルブを強制的にリフトアップさせて圧縮行程の気筒内圧を低下させる。
【0045】
始動制御部500において、エンジン回転数判別部52は、点火パルサ30の検出信号や発電電圧の周波数信号などに基づいてエンジン回転数を判別する。デコンプ駆動部51は、スタータスイッチ35の押下を検知してACGスタータ1を駆動させると共に、排気バルブを強制的にリフトアップさせるデコンプソレノイド63を所定のタイミングで励磁する。
【0046】
エンジン始動時のクランキングトルクは、図8に示したように、TDCに至る圧縮行程で上昇するため、ACGスタータとしては、その最大発生トルクが圧縮行程における最大クランキングトルクTmax以上のものが要求される。そこで、本実施形態ではエンジン始動時に排気バルブを開いて圧縮行程における気筒内圧の上昇を抑え、最大クランキングトルクTmaxを低く抑えるようにしている。
【0047】
図9は、前記デコンプ駆動部51の動作を示したフローチャートである。ステップS51においてスタータスイッチ35の押下が検知されると、ステップS52では、エンジン回転数Neが所定の基準回転数Nrefと比較される。ここでは未だエンジンが停止しており、エンジン回転数Neが基準回転数Nrefを下回るのでステップS53へ進む。
【0048】
ステップS53では燃料噴射が禁止され、ステップS54ではデコンプソレノイド63が励磁されて排気バルブが強制的にリフトアップされる。ステップS55ではACGスタータ1が駆動される。
【0049】
その後、エンジン回転数Neが上昇して前記基準回転数Nrefを超え、これが前記ステップS52で検知されると、ステップS56では燃料噴射が開始される。ステップS57ではデコンプソレノイド63の励磁が中止される。
【0050】
なお、スタータスイッチ35の押下解除がステップS51で検知されると、ステップS58ではデコンプソレノイド63がオフにされ、ステップS59ではACG1スタータがオフにされる。
【0051】
このように、本実施形態ではエンジン始動時に排気バルブを強制的に開いて圧縮行程における気筒内圧の上昇を抑え、最大クランキングトルクTmaxを低く抑えるようにしたので、最大発生トルクの小さな小型のスタータを採用しても良好な始動性を確保できる。
【0052】
図5に戻り、発電制御部400は、通常に発電量(電圧)を制御する機能に加え、前記ACGスタータ1の各相のステータコイルに対してバッテリ2から遅角通電して発電量を増加させる(以下、「ACG 通電制御」という)機能を有する。
【0053】
ここで、遅角通電とは、前記ロータ角度センサ29で検出される前記着磁帯33の磁極の変化時の検出信号から予定の電気角相当分を遅延させてステータコイルに通電することをいう。但し、低回転域で前記レギュレータ100が作動することによって生じるエンジン負荷の急変に起因するエンジン回転の不安定化を防止するため、全波整流器ブリッジ回路300の出力電圧(バッテリ電圧)が、レギュレート電圧以下の予定電圧範囲内に収まるよう制御される。
【0054】
発電制御部400において、エンジン回転数判別部48は、例えば、点火パルサ30の検出信号に基づいてエンジン回転数を検出し、このエンジン回転数が予定の発電制御領域にあれば遅角指令をドライバ80に供給する。遅角指令を受信したドライバ80は、遅角量設定部49から予め設定されている通電遅角量を読み出して遅角通電させる。通電デューティ比はデューティ比設定部47からドライバ80へ供給される。
【0055】
ドライバ80は、ロータ角度センサ29による磁極検出信号、すなわちアウタロータ60の磁極に対応して形成されているマグネットリング33の着磁帯をセンサ29が検出するたびにオンに立ち上がる信号を検出する。そして、その信号の立上がりから通電遅角量相当分を遅角させて、全波整流ブリッジ回路300の各FETへPWM制御信号を出力する。
【0056】
バッテリ電圧判別部46は、バッテリ電圧Vb を、電圧制御範囲を規定する制御電圧最大値VMax および制御電圧最小値VMin と比較し、その比較結果に基づいて、デューティ比設定部47に設定される通電デューティを増減し、バッテリ電圧Vb を前記制御範囲に収める。すなわち、バッテリ電圧Vb が制御電圧最大値VMax に達したら通電デューティを予定の微小値(例えば1%)だけ低減させ、バッテリ電圧Vb が制御電圧最小値VMin に下がったら通電デューティを同微小値だけ増大させる。
【0057】
図10は、上記した発電制御部400の動作を示したフローチャートであり、前記始動制御部500によるエンジン始動制御の終了後に起動される。
【0058】
ステップS41では、エンジン回転数が発電制御領域に存在しているか否かが判断される。発電制御領域は、例えば1000rpm以上3500rpm以下に設定される。エンジン回転数が発電制御領域に存在していれば、ステップS42に進み、エンジン回転数が発電制御領域に存在していることを示すフラグFAC がセットされている(=1)か否かが判別される。フラグFACG がセットされていなければ、ステップS43に進んでフラグFACG がセットされる。ステップS44では、通電遅角量acgaglに予定値ACGAGLがセットされる。予定値ACGAGLは、予め適当に設定しておくことができるが、本実施形態では、例えば、電気角60°である。
【0059】
続くステップS45では、通電デューティacdutyに初期値ACDUTYがセットされる。前記初期値ACDUTYも予め適当に設定しておくことができるが、本実施形態では、例えば40%である。ステップS43〜S45が終わったならばステップS47に進む。前記ステップS42が肯定ならばステップS43〜S45はスキップしてステップS47に進む。また、エンジン回転数が前記発電制御領域に存在しないときは、ステップS46でフラグFACG をリセット(=0)した後、ステップS47に進む。
【0060】
ステップS47では、フラグFACG がセットされているか否かが判別される。フラグFACG がセットされていれば、ステップS48でバッテリ電圧Vbが制御電圧最大値VMax 以上か否かが判断される。制御電圧最大値VMax は、レギュレート電圧より低い値、例えば13.5ボルトに設定される。バッテリ電圧Vb が制御電圧最大値VMax 以上でないときは、ステップS49に進んでバッテリ電圧Vb が制御電圧最小値VMin 以下か否かが判断される。制御電圧最小値VMin は、例えば13.0ボルトに設定される。
【0061】
ステップS49でバッテリ電圧Vb が制御電圧最小値VMin 以下でないときは、レギュレータのレギュレート電圧よりも低い値に設定されたACG 通電電圧範囲に入っていると判断され、ステップS50に進んで、上記通電遅角量acgaglと通電デューティacdutyとに従ってACG 通電制御を行う。
【0062】
ステップS48でバッテリ電圧Vb が制御電圧最大値VMax 以上であると判断されたときは、ステップS51に進んで通電デューティacdutyを微小値DDUTY だけ減じる。微小値DDUTY は、例えば1%である。また、ステップS49でバッテリ電圧Vb が制御電圧最小値VMin 以下であると判断されると、ステップS52に進んで通電デューティacdutyを微小値DDUTYだけ増す。ステップS51,S52の処理後はステップS50に進む。
【0063】
なお、通電デューティacdutyを増大させる時と低減させるときの前記微小値DDUTY は必ずしも同一でなくてもよいし、制御電圧最大値VMax または制御電圧最小値VMin と現在値との差に比例して微小値DDUTYを変化させてもよい。
【0064】
一方、ステップS47でフラグFACG がセットされていなければ、発電制御領域でないのでステップS53に進んでACG 通電制御を停止する。
【0065】
図11は、ACG 通電制御時にステータコイルの各相に流れる電流(相電流)とロータ角度センサ29の出力とのタイミングを示す図である。遅角通電制御が行われない、通常の場合にはロータ角度センサ29の検出出力の正負(NS)の変化に応答してステータコイルのU,V,W各相に電流が供給される。一方、遅角通電制御を行った場合には、ロータ角度センサ29の検出出力の正負(NS)の変化時から予定の遅角量d(=60°)だけ遅れてステータコイルのU,V,W各相に電流が供給される。
【0066】
図11において、デューティチョッピングによる通電角Tは180°であるが、デューティ比設定部47からドライバ80へ供給される通電デューティによって180°以内で決定することができる。
【0067】
図12はエンジン回転数NeつまりACGスタータ1の回転数をパラメータとして設定した通電デューティのテーブルである。エンジン回転数を検出し、エンジン回転数に応じた通電デューティを決定する。
【0068】
このように、本実施形態の発電制御によれば、低回転域で通常の電圧レギュレータを作動させずに安定的に発電量の増大を図ることができる。したがって、アイドル運転時などにエンジン負荷の変動を少なくしてエンジン回転の変動を極力小さくし、アイドル運転を安定にすることができる。
【0069】
次いで、本実施形態における前記ACGスタータ1の仕様、特にその体格に関係する最大発生トルクについて説明する。
【0070】
エンジン始動時にクランク軸201を外力によりクランキングさせるのに必要なトルクすなわちクランキングトルクは、前記図8に示したように、ピストンが圧縮上死点(TDC)に達する直前で最大値Tmaxを示す。したがって、クランク軸201には前記最大クランキングトルクTmax以上のトルクを生じさせる必要がある。
【0071】
ただし、エンジンの始動性とドライバビリティとは二律背反の関係にあり、本実施形態のように、ACGスタータ1がクランク軸201に直結された構造では、ACGスタータ1がクランク軸201の慣性マスとして作用してしまうので、駆動トルクの大きな大型のスタータモータを採用すると加速性能等が低下してしまう。
【0072】
ここで、本実施形態のように、エンジン停止後にクランク軸を所定の位置まで逆転させるエンジン始動装置では、次のエンジン始動時にピストンが圧縮行程に達するまでの助走期間が長く、この助走期間中にエンジン回転数を従来よりも上昇させることができるので、クランク軸201を含む回転系が比較的大きな慣性力を得ることになる。
【0073】
図13は、エンジン回転数Ne(実線)およびクランキングトルクTcnk(破線)の時間変化を示した図であり、図14は、スタータモータ自身の駆動トルクTdrv(実線)、クランク軸を含む回転系の慣性トルクTine(一点鎖線)および前記駆動トルクTdrvと慣性トルクTineとの合成トルクTadd(破線)の時間変化を示した図である。
【0074】
本実施形態では、図13に示したように、時刻tmaxでクランキングトルクTcnkが最大値1.3kgfmを示しているので、ピストンが圧縮上死点を乗り越えるためには、少なくとも1.3kgfm以上の駆動トルクが必要となる。したがって、従来であればACGスタータ1として、最大発生トルクが1.3kgcm以上の大型モータが必要となる。
【0075】
しかしながら、本実施形態ではエンジン停止後にクランク軸を所定の位置まで逆転させておくので、図13に示したように、次のエンジン始動時には、圧縮行程に至る直前のエンジン回転数が700ないし900rpmにまで達する。したがって、図14に示したように、クランク軸201を含む回転系の慣性トルクTineが大きくなるので、ACGスタータ1が最大クランキングトルクTmaxを大きく下回る程度の駆動トルクTdrvしか発生できなくても、慣性トルクTineと駆動トルクTdrvとの合成トルクTaddは、前記最大クランキングトルクTmax(本実施形態では、1.3kgfm)を上回ることができる。すなわち、ACGスタータ1の小型軽量化が可能になる。
【0076】
ただし、ACGスタータ1には、少なくともピストンが圧縮行程以外を進むのに必要なクランキングトルクTcnkを発生させる必要があり、発明者等の実験結果によれば、その値はピストンが圧縮行程を乗り越すために必要な最大クランキングトルクTmaxの略20%に相当することが確認された。したがって、本実施形態におけるACGスタータ1の最大発生トルクは、少なくとも最大クランキングトルクTmaxの略20%以上であることが望ましい。
【0077】
さらに、本実施形態のように、ACGスタータ1とクランク軸201とが直結された構造では、エンジンに対してACGスタータ1が慣性マスとして作用する。エンジンの慣性マスの値は、加速時のドライバビリティ等の観点から、本実施形態のように最大クランキングトルクが1.3kgfm相当のエンジンでは、28〜33kgcmが適正値であることが経験的に認識されている。
【0078】
図15は、ACGスタータ1がクランク軸に直結されたエンジンにおける慣性マスと最大発生トルクとの関係を示した図である。クランク軸に連結されたときにエンジンの慣性マスが28〜33kgcmとなる体格のACGスタータ1では、その最大発生トルクが0.5〜0.8kgfmとなる。これは最大クランキングトルクTmaxの略40〜60パーセントに相当し、エンジンの慣性マスがこれ以上となるACGスタータ1では、エンジンの始動性は良好になるものの加速時のドライバビリティが低下してしまう。
【0079】
以上の観点から、本実施形態ではACGスタータ1として、その最大発生トルクが最大クランキングトルクTmaxの20ないし60%程度の小型のスタータモータを採用した。換言すれば、ACGスタータ1の最大発生トルクは、当該スタータ1がクランク軸201に直結されたエンジンの慣性マスが、その最適範囲の上限となるように選択されている。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、ピストンは圧縮行程に達するまでに十分に加速されて比較的大きな慣性力を得るので、この慣性力とスタータモータの駆動トルクとの合力が最大クランキングトルクに達してさえいれば、スタータモータ自身の最大発生トルクが最大クランキングトルクより小さくても、ピストンは圧縮行程を乗り越すことができる。したがって、スタータモータを従来よりも小型化できるので、始動性を損なわずにドライバビリティを向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したスクータ型自動二輪車の全体側面図である。
【図2】 図1のスイングユニットのクランク軸に沿った断面図である。
【図3】 図2の部分拡大図である。
【図4】 スタータ兼ジェネレータの制御系のブロック図である。
【図5】 図4のECUの主要部の構成を示したブロック図である。
【図6】 スイングバック制御のフローチャートである。
【図7】 スイングバック制御の動作説明図である。
【図8】 エンジン始動制御のタイミングチャートである。
【図9】 エクランキングトルクの遷移例を示した図である。
【図10】 ACG発電制御処理のフローチャートである。
【図11】 ACG通電制御時のステータコイルの相電流とロータ角度センサの出力とのタイミングを示す図である。
【図12】 エンジン回転数をパラメータとする通電デューティのテーブルである。
【図13】 エンジン回転数NeおよびクランキングトルクTcnkの時間変化を示した図である。
【図14】 スタータモータの駆動トルクTdrv、クランク軸を含む回転系の慣性トルクTineおよび駆動トルクTdrvと慣性トルクTineとの合成トルクTaddの時間変化を示した図である。
【図15】 ACGスタータ1における慣性マスと最大発生トルクとの関係を示した図である。
【符号の説明】
1…スタータ兼発電機(ACGスタータ)、2…バッテリ、3…ECU、4…全波整流器、5…レギュレータ、29…ロータ角度センサ、30…点火パルサ、50…ステータ、60…アウタロータ、62…マグネット、201…クランク軸

Claims (3)

  1. エンジン停止後にクランク軸を所定の位置まで逆転させて次のエンジン始動に備える小型二輪車用のエンジン始動装置において、
    クランク軸を正転および逆転させるスタータモータと、
    エンジン停止後にスタータモータを逆転させる逆転制御手段とを具備し、
    前記スタータモータの最大発生トルクが、エンジン始動時にピストンが圧縮行程を乗り越すために必要な最大クランキングトルクの略60%以下であり、かつピストンが圧縮行程以外を進むのに必要なクランキングトルク以上であり、
    前記スタータモータがクランク軸に直結されたエンジンの慣性マスが、当該エンジンの最適範囲の上限であることを特徴とする小型二輪車用のエンジン始動装置。
  2. エンジン始動時に、エンジン回転数が所定の基準回転数以下の期間だけ圧縮行程における気筒内の圧力を低減させる手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の小型二輪車用のエンジン始動装置。
  3. ピストンが圧縮行程に至る直前のエンジン回転数が700から900rpmであることを特徴とする請求項1または2に記載の小型二輪車用のエンジン始動装置。
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