JPH0626372A - エンジンのトルク制御装置 - Google Patents

エンジンのトルク制御装置

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JPH0626372A
JPH0626372A JP18215892A JP18215892A JPH0626372A JP H0626372 A JPH0626372 A JP H0626372A JP 18215892 A JP18215892 A JP 18215892A JP 18215892 A JP18215892 A JP 18215892A JP H0626372 A JPH0626372 A JP H0626372A
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JP
Japan
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engine
torque
fuel cut
rotation speed
rotational speed
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Application number
JP18215892A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakai
一弘 中井
Katsuhiko Kawai
勝彦 川合
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減速時の燃料カットからアイドル状態に移行
する際のエンストを防止すると共に燃料カット領域を拡
大する。 【構成】 減速時には、一定条件下で燃料カット機能に
よりエンジンへの燃料供給をカットすると共に、この燃
料カット開始後、エンジン回転速度が目標アイドル回転
速度NT付近の設定回転速度Ncut に低下するまで、発
電電動機を発電モードで運転させて、エンジンブレーキ
性能を向上させる。この燃料カット期間中にエンジン回
転速度が設定回転速度Ncut に低下した時点で、発電電
動機の運転モードを電動モードに切り換えて、発電電動
機の発生トルクによりエンストを防止して燃料カット領
域を拡大する。この後、エンジン回転速度が目標アイド
ル回転速度NTにほぼ収束して安定した時点でエンジン
への燃料供給を再開させると共に、発電電動機の出力ト
ルクを適宜低下させて、通常のアイドル回転速度制御に
移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに連結された
発電電動機を、減速時に発電モードで運転させてエンジ
ンブレーキ性能を向上させるようにしたエンジンのトル
ク制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンブレーキ性能を向上
させるために、特開昭61−22800号公報に示すよ
うに、エンジンのクランクシャフトに連結された発電電
動機を減速時に発電モードで運転させることにより、エ
ンジンに逆トルクを付加するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の自動
車は、燃費改善・排出ガス浄化のために、減速時にスロ
ットルが全閉されると、燃料カット機能を働かせて、エ
ンジン回転速度が目標アイドル回転速度NT付近(例え
ばNT+200〜400rpm )に低下するまで、エンジ
ンへの燃料供給をカットするようになっている。このた
め、前述した公知例のように、減速時に発電電動機を発
電モードで運転し続けると、減速(燃料カット領域)か
らアイドル状態(燃料供給再開)に移行する過程で、エ
ンジンの回転トルクが不足してエンジンストール(エン
スト)を起こし易くなる。これを防止するために、従来
は、燃料カット回転速度を高めに設定して、エンジン回
転速度があまり低くならないうちに、燃料供給を早めに
再開する必要があり、その分、燃費改善・排出ガス浄化
の効果も低下してしまうという欠点がある。
【0004】本発明はこの様な事情を考慮してなされた
もので、その目的は、減速時の燃料カットからアイドル
状態に移行する際のエンストを防止できると共に、燃料
カット領域を拡大することができて、燃費改善・排出ガ
ス浄化に貢献できるエンジンのトルク制御装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエンジンのトルク制御装置は、減速時に一
定条件下でエンジンへの燃料供給をカットする燃料カッ
ト機能を備えたものにおいて、前記エンジンに連結され
た発電電動機と、エンジン回転速度を検出する回転速度
検出手段と、燃料カット開始後、前記エンジン回転速度
が目標アイドル回転速度付近に低下するまで、前記発電
電動機を発電モードで運転させて前記エンジンに逆トル
クを付加する手段と、燃料カット期間中に前記エンジン
回転速度が前記目標アイドル回転速度付近に低下した時
点で、前記発電電動機の運転モードを電動モードに切り
換えて前記エンジンに正トルクを付加する手段と、前記
エンジン回転速度が前記目標アイドル回転速度にほぼ収
束して安定した時点で、前記エンジンへの燃料供給を再
開させると共に前記発電電動機の出力トルクを適宜低下
させる手段とを備えた構成となっている。
【0006】
【作用】減速時には、一定条件下で燃料カット機能によ
りエンジンへの燃料供給をカットすると共に、この燃料
カット開始後、エンジン回転速度が目標アイドル回転速
度付近に低下するまで、発電電動機を発電モードで運転
させてエンジンに逆トルクを付加し、エンジンブレーキ
性能を向上させる。
【0007】そして、燃料カット期間中にエンジン回転
速度が目標アイドル回転速度付近に低下した時点で、発
電電動機の運転モードを電動モードに切り換える。これ
により、目標アイドル回転速度付近におけるエンジンの
回転トルクが低下する領域では、発電電動機からエンジ
ンに正トルクを付加して、エンジンの回転トルクを補
い、エンストを防止して、燃料カット領域を拡大する。
【0008】この後、エンジン回転速度が目標アイドル
回転速度にほぼ収束して安定した時点でエンジンへの燃
料供給を再開させると共に、発電電動機の出力トルクを
適宜低下させて、通常のアイドル回転速度制御に移行す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図1及び図2を参照して全体の機械的構
成を説明する。エンジン1は例えば4サイクルのガソリ
ンエンジンであり、そのクランクシャフト2の一端側に
はトランスミッション3のトルクコンバータ4が連結さ
れている。このトルクコンバータ4とエンジン1との間
の位置(本来フライホイールを装着すへき位置)には発
電電動機5が配置され、この発電電動機5のロータコア
6がボルト7を介してクランクシャフト2に固定されて
いる。このロータコア6はその内側に配置された界磁巻
線8(ロータコイル)によって励磁されるようになって
いる。
【0010】この発電電動機5の外周囲を覆うハウジン
グ9は、エンジン1の側面に固定され、このハウジング
9の内側にステータコア10がロータコア6の外周囲を
取り巻くように固定されている。このステータコア10
のスロット10aには、3相のステータコイル11a,
11b,11cが装着されている。
【0011】一方、エンジン1のクランクシャフト2の
他端側には、ロータリエンコーダ12のロータ(図示せ
ず)が連結されている。このロータリエンコーダ12
は、クランクシャフト2の回転角度(クランク角)が一
定角度(例えば10°CA若しくはそれ以下の角度)に
達するごとにパルス信号を発生し、このパルス信号を電
子コントロールユニット(以下「ECU」という)13
が計数することによってクランク角を検出すると共に、
そのパルス信号の時間間隔を計測することによってエン
ジン1の回転速度を検出するようになっている。従っ
て、本実施例では、ロータリエンコーダ12とECU1
3とによって、エンジン1の回転速度を検出する回転速
度検出手段が構成されている。
【0012】また、ECU13には、自動車の車速に応
じた車速信号を発生する車速センサ14と、アクセル
(図示せず)がオフされている時にスロットル全閉信号
を発生するアイドルスイッチ15が接続されている。こ
のECU13は、アイドル時には、上記車速信号とスロ
ットル全閉信号とからアイドル状態を判断し、アイドル
スピードコントロールアクチュエータ(以下「ISCア
クチュエータ」という)16を制御することにより、ス
ロットルバルブ(図示せず)の開度を調節してアイドル
回転速度を安定化するようになっている。
【0013】このECU13は、エンジン1に燃料を噴
射供給するインジェクタ22の動作も制御し、減速時に
一定条件下でインジェクタ22への噴射信号を停止して
燃料供給をカットするようになっている。また、このE
CU13は、エンジン水温センサ23により検出したエ
ンジン水温に応じて、図6に示すように、目標アイドル
回転速度NT及び設定回転速度Ncut を変化させる。こ
こで、Ncut =NT+200rpm であり、エンジン水温
が低くなるほど、エンストし易くなるので、一定範囲内
で、エンジン水温が低くなるほど、NT,Ncut が高く
なるように設定されている。
【0014】更に、このECU13は、制御回路17と
駆動回路18を介して発電電動機5の運転も制御する。
以下、この制御系の電気回路を図3に基づいて説明す
る。
【0015】上記駆動回路18は、インバータ/コンバ
ータ19と界磁巻線8に流す電流値If を制御する電流
コントローラ20とから構成されている。上記インバー
タ/コンバータ19は、6個のトランジスタTx ,Ty
,Tz ,Tu ,Tv ,Tw を3相ブリッジ接続すると
共に、各トランジスタTx ,Ty ,Tz ,Tu ,Tv ,
Tw にそれぞれダイオードDx ,Dy ,Dz ,Du ,D
v ,Dw を逆並列接続して構成されている。このインバ
ータ/コンバータ19の各相の接続端子U,V,Wは、
各相のステータコイル11a,11b,11cに接続さ
れている。
【0016】そして、発電電動機5を電動機として動作
させる場合には、制御回路17によって各トランジスタ
Tx ,Ty ,Tz ,Tu ,Tv ,Tw のオン・オフを制
御することによって、バッテリ21から供給される直流
電力を3相の交流電力に変換し、この交流電力により各
相のステータコイル11a,11b,11cを励磁し
て、ロータコア6を回転させる。この場合には、各ダイ
オードDx ,Dy ,Dz,Du ,Dv ,Dw はフライホ
イールダイオードとして作用することになる。
【0017】一方、発電電動機5を発電機として動作さ
せる場合には、制御回路17によって全てのトランジス
タTx ,Ty ,Tz ,Tu ,Tv ,Tw をオフさせた状
態にすることによって、各相のステータコイル11a,
11b,11cで誘起された交流電力を各ダイオードD
x ,Dy ,Dz ,Du ,Dv ,Dw を通して整流してバ
ッテリ21を充電する。この場合には、各ダイオードD
x ,Dy ,Dz ,Du,Dv ,Dw は整流ダイオードと
して作用することになる。
【0018】これに対し、電流コントローラ20は、発
電電動機5の界磁巻線8に流す電流値If を制御するこ
とによって、発電機としての発電量(負の発生トルク)
や電動機としての回転速度(正の発生トルク)を制御す
る。
【0019】この場合、制御回路17及び電流コントロ
ーラ20はECU13によって制御される。このECU
13は、バッテリ21の端子電圧を検出する機能も備え
ている。更に、このECU13は、後述する図4及び図
5の各ルーチンを実行することにより、次のような制御
を行う。
【0020】(a) 減速時に、エンジン回転速度Neが目
標アイドル回転速度NT±10の範囲内に例えば10秒
以上収束して安定するまで、インジェクタ22への噴射
信号を停止して、エンジン1への燃料供給をカットす
る。但し、この燃料カット中にスロットルバルブ(図示
せず)が開かれた場合には、直ちにエンジン1への燃料
供給を再開する。
【0021】(b) 燃料カット開始後、エンジン回転速度
Neが設定回転速度Ncut に低下するまで、発電電動機
5を発電モードで運転させてエンジン1に逆トルクを付
加することによって、エンジンブレーキ性能を向上させ
る。本実施例では、例えば、Ncut =NT+200rpm
と設定されている。
【0022】(c) 燃料カット期間中に、エンジン回転速
度Neが設定回転速度Ncut に低下した時点で、発電電
動機5の運転モードを電動モードに切り換える。これに
よって、目標アイドル回転速度NT付近におけるエンジ
ン1の回転トルクが低下する領域では、発電電動機5か
らエンジン1に正トルクを付加して、エンジン1の回転
トルクを補い、エンストを防止して、燃料カット領域を
拡大する。
【0023】(d) エンジン回転速度Neが目標アイドル
回転速度NT±10の範囲内に例えば10秒以上収束し
て安定した時点で、エンジン1への燃料供給を再開させ
ると共に、発電電動機5の出力トルクを適宜低下させ
て、通常のアイドル回転速度制御に移行する。
【0024】(e) 燃料カット期間中も、発電電動機5が
発生すべきトルクを、バッテリ21の充電状態に応じて
補正する。これにより、バッテリ21の過放電・過充電
を未然に防止する。
【0025】(f) 燃料カット終了後のアイドル回転速度
制御では、検出したエンジン回転速度Neをフィードバ
ックして、発電電動機5が発生すべきトルクを演算し、
この演算トルクをバッテリ21の充電状態に応じて補正
して発電電動機5の運転を制御する。これにより、バッ
テリ21の充電状態とエンジン回転速度Neの双方を考
慮しながら発電電動機5の発生トルクを能動的(アクテ
ィブ)に制御して、バッテリ21の過放電・過充電を防
止しながらエンジン回転速度Neの変動を抑制する。
【0026】以下、このECU13による制御内容を図
4及び図5のフローチャートに従って具体的に説明す
る。図4の燃料カット判定ルーチンは、ロータリエンコ
ーダ12の出力パルス信号に基づいて、エンジン1のク
ランク角が例えば30°CA進むごとに割込み処理によ
り実行される。
【0027】この燃料カット判定ルーチンでは、まず、
アイドルスイッチ15がオンされているか否か、即ちア
クセル(図示せず)がオフされているか否かが判断され
る(ステップ401)。このステップ401で、「N
O」、即ちアイドルスイッチ15がオフ(アクセルがオ
ン)されている場合には、ステップ406に移行し、燃
料カット判定フラグXFCを「0」にセットして、この
ルーチンを終了する。ここで、燃料カット判定フラグX
FCは、燃料カットを実行するか否かを判定するフラグ
であり、「0」の場合には、燃料カットを実行せず、
「1」の場合にのみ、燃料カットを実行することにな
る。
【0028】一方、アイドルスイッチ15がオン(アク
セルがオフ)されている場合には、ステップ401で
「YES」と判断されて、ステップ402に移行し、エ
ンジン回転速度Neが設定回転速度Ncut 以上であるか
否かが判断される。本実施例では、例えば、Ncut =N
T+200rpm と設定されている。もし、エンジン回転
速度Neが設定回転速度Ncut 以上であれば、ステップ
402で「YES」と判断されてステップ403に移行
し、燃料カット判定フラグXFCを「1」にセットし
て、ステップ404に進む。
【0029】反対に、エンジン回転速度Neが設定回転
速度Ncut よりも低ければ、ステップ402で「NO」
と判断され、ステップ403を飛び越してステップ40
4に進む。このステップ404では、燃料カット判定フ
ラグXFCが「1」であるか否かが判断され、「NO」
であれば、このルーチンを終了する。
【0030】一方、燃料カット判定フラグXFCが
「1」であれば、ステップ404で「YES」と判断さ
れ、ステップ405に移行して、エンジン回転速度Ne
が目標アイドル回転速度NT±10の範囲内に例えば1
0秒以上収束して安定しているか否かが判断される。こ
こで、「YES」と判断されれば、ステップ406に移
行し、燃料カット判定フラグXFCを「0」にクリアし
て、燃料カットを終了し、燃料供給を再開する。
【0031】反対に、ステップ405で「NO」と判断
されれば、このルーチンを終了し、引き続き、エンジン
回転速度Neが目標アイドル回転速度NT±10の範囲
内に例えば10秒以上収束して安定するまで、燃料カッ
トを継続することになる。
【0032】一方、図5のトルク演算ルーチンは、ロー
タリエンコーダ12の出力パルス信号に基づいて、エン
ジン1のクランク角が例えば10°CA進むごとに割込
み処理により実行される。このルーチンでは、まず、ス
テップ501で、ISCアクチュエータ16のフィード
バック制御中(アイドル回転速度のフィードバック制御
中)であるか否かが判断される。ここで、「YES」と
判断されれば、ステップ502に移行して、ISCアク
チュエータ16のフィードバック制御が例えば10秒以
上経過しているか否かが判断される。ここでも、「YE
S」と判断されれば、安定なアイドル状態とみなし、ス
テップ503に移行して、安定なアイドル状態のときに
発電電動機5が発生すべきトルクTD(i)を次の
(1)式により演算する。
【0033】
【数1】 ここで、TD(i)は、現時点iで必要とするトルクで
あり、TD(i−1)は、現時点iより1ステップ前
(10°CA前)の時点(i−1)で必要としたトルク
である。そして、Ne(i)は、現時点iのエンジン1
の回転速度[単位はrpm ]であり、Ne(i−1)は、
現時点iより1ステップ前の時点(i−1)のエンジン
1の回転速度[単位はrpm ]である。また、Kは次の
(2)式で決定される定数である。
【0034】
【数2】 ここで、Δθは制御周期(本実施例では10°CA)で
あり、Jは発電電動機5の回転系の慣性モーメントであ
る。
【0035】上述したトルクTD(i)の演算式(1)
は、図12に示すアイドル制振制御検討シュミレーショ
ンにより次のようにして導き出されたものである。
【0036】A.回転系ダイナミクス
【数3】 ここで、ωはクランク角速度[rad/sec ]、Teはエン
ジン1の発生トルク、TDは発電電動機5の発生トル
ク、Tfは摺動摩擦によりロスするフリクショントルク
である。
【0037】本実施例では、発電電動機5の運転をエン
ジン1のクランク角で制御するので、(4)式の時間微
分をクランク角微分に変換すると、
【数4】
【0038】B.制振制御法 ω=(2π/60)Neを(7)式に代入し、(3)式
のαを用いて整理すると、
【数5】 この場合、エンジン1の回転速度の変動を無くすために
は、 Te(i)+TD(i)−Tf(i)=0 …(11) となるように、TD(i)を決定する制御法が必要とな
る。
【0039】(11)式より、 TD(i)=−Te(i)+Tf(i) …(12) となるが、現時点iでのTe(i)とTf(i)を知る
ことは困難であるので、
【数6】 と仮定して、現時点iより1ステップ前(10°CA
前)の−Te(i−1)+Tf(i−1)を既知信号か
ら推定する方法を採用する。
【0040】(10)式より、
【数7】 となり、−Te(i−1)+Tf(i−1)を既知信号
から推定することが可能である。従って、(14)式に
(16)式を代入すると、
【数8】 この(17)式に(2)式を代入することにより、アイ
ドリング中に発電電動機5が発生すべきトルクTD
(i)を求める演算式(1)が導き出される。この演算
式(1)を用いて、ステップ503で、アイドリング中
に発電電動機5が発生すべきトルクTD(i)を演算す
る。
【0041】一方、ステップ501,502のいずれか
で「NO」と判断された場合、即ち安定したアイドル状
態でない場合には、ステップ504に移行して、車速セ
ンサ14により検出した車速が10km/h以上であるか否
かが判断される。このステップ504で、「YES」、
即ち車速が10km/h以上であれば、ステップ505に移
行して、燃料カット中に発電電動機5が発生すべきトル
クTDFC(i)を、図7の燃料カット時トルク特性から
求め、このTDFC(i)をTD(i)とする。図7の燃
料カット時トルク特性は、エンジン回転速度Neと、燃
料カット中に発電電動機5が発生すべきトルクTDFC
(i)との関係を表したものであり、設定回転速度Ncu
t =NT+200rpm よりも高回転側では、発電電動機
5を発電モードで運転して、エンジン1に逆トルクを付
加することにより、エンジンブレーキ性能を高める。一
方、設定回転速度Ncut よりも低回転側では、発電電動
機5の運転モードを電動モードに切り換えて、エンジン
1に正トルクを付加する。これにより、エンジン1の回
転トルクを補い、エンストを防止して、燃料カット領域
を拡大する。この図7の燃料カット時トルク特性がデー
タテーブル或は関数として、ECU13のROM(図示
せず)等に記憶されている。
【0042】上述したステップ504において、「N
O」、即ち、車速が10km/h未満の場合には、TD
(i)を「0」にする。この理由は、図7の燃料カット
時トルク特性をレーシング時にも反映させると、エンス
トを発生するおそれがあるからである。
【0043】以上のようにしてステップ503,50
5,506のいずれかでTD(i)が求められたなら
ば、ステップ507に移行し、バッテリ21の端子電圧
を検出して図8のバッテリ電圧補正トルク特性からバッ
テリ電圧補正トルクTDB(i)を求める。図8のバッ
テリ電圧補正トルク特性はバッテリ21の端子電圧とバ
ッテリ電圧補正トルクTDB(i)との関係を表したも
のであり、バッテリ21の端子電圧が正常値(例えば1
4.5V)よりも低ければ(過放電ぎみであれば)バッ
テリ電圧補正トルクTDB(i)は負の値となり、逆
に、バッテリ21の端子電圧が正常値よりも高ければ
(過充電ぎみであれば)、バッテリ電圧補正トルクTD
B(i)は正の値となる。この図8のバッテリ電圧補正
トルク特性がデータテーブル或は関数として、ECU1
3のROM(図示せず)等に記憶されている。
【0044】この様にして、ステップ507でバッテリ
電圧補正トルクTDB(i)が求められたならば、ステ
ップ508に移行し、前述したステップ503,50
5,506のいずれかで求めたトルクTD(i)にバッ
テリ電圧補正トルクTDB(i)を加算し、その加算値
を新たなトルクTD(i)とする。これにより、トルク
TD(i)がバッテリ21の端子電圧(充電状態)に応
じて補正される。
【0045】この後、ステップ509に移行し、トルク
TD(i)が正(+),負(−),零(0)のいずれに
該当するかが判断される。ここで、もし、トルクTD
(i)が零(0)であれば、発電電動機5は発電及び電
動動作を行う必要がないので、界磁巻線8に流す電流値
If を0Aにセットする(ステップ511)。
【0046】一方、トルクTD(i)が正(+)のとき
には、発電電動機5を電動モードで運転して電動機とし
て動作させる必要があるため、ステップ512に移行し
て、図9の電動機トルク特性より正の電流値If を求め
る。図9の電動機トルク特性は電流値If =0,2,
4,6[A]についてエンジン1の回転速度Neと発電
電動機5の発生トルクTDとの関係を表したものであ
る。この図9の電動機トルク特性から電流値If を求め
る方法は、電流値If =0,2,4,6[A]のトルク
カーブの中から、現時点iの回転速度Ne(i)とトル
クTD(i)の条件を満たすものを選択する。尚、図9
の電動機トルク特性はデータテーブル或は関数としてE
CU13のROM(図示せず)に記憶されている。
【0047】また、トルクTD(i)が負(−)のとき
には、発電電動機5を発電モードで運転して発電機とし
て動作させる必要があるため、ステップ510に移行
し、図10の発電機トルク特性より上述と同じ方法で負
の電流値If を求める。図10の発電機トルク特性は電
流値If =0,−1,−2,−4,−6[A]について
エンジン1の回転速度Neと発電電動機5の入力トルク
TDとの関係を表したものである。この場合、発電電
動機5の発生トルクTDは負の値となり、TD=−TD
となる。尚、図10の電動機トルク特性もデータテー
ブル或は関数としてECU13のROM(図示せず)に
記憶されている。
【0048】以上のようにして、ステップ510〜51
2で求められた電流値If のデータを、ECU13から
電流コントローラ20に出力する(ステップ513)。
これにより、電流コントローラ20は、発電電動機5の
界磁巻線8に流す電流値Ifを制御することによって、
発電機としての発電量(負の発生トルク)や電動機とし
ての回転速度(正の発生トルク)を制御する。
【0049】この際、発電電動機5を電動モードで運転
する場合(電流値If が正の場合)には、制御回路17
によって、各トランジスタTx ,Ty ,Tz ,Tu ,T
v ,Tw のオン・オフを制御することによって、バッテ
リ21から供給される直流電力を3相の交流電力に変換
し、この交流電力により各相のステータコイル11a,
11b,11cを励磁して、ロータコア6を回転させ
る。一方、発電電動機5を発電モードで運転する場合
(電流値If が負の場合)には、制御回路17によって
全てのトランジスタTx ,Ty ,Tz ,Tu ,Tv ,T
w をオフさせた状態にすることによって、各相のステー
タコイル11a,11b,11cで誘起された交流電力
を各ダイオードDx ,Dy ,Dz ,Du ,Dv ,Dw を
通して整流して、バッテリ21を充電する。
【0050】以上説明した本実施例のトルク制御の一例
を図11に示す。本実施例のトルク制御によれば、アク
セル・オフにより、燃料カットを開始すると共に、発電
電動機5を発電モードで運転してエンジン1に逆トルク
を付加し、エンジンブレーキ性能を向上させる。
【0051】この燃料カット期間中に、エンジン回転速
度Neが目標アイドル回転速度NT付近の設定回転速度
Ncut に低下した時点で、発電電動機5の運転モードを
電動モードに切り換えるので、目標アイドル回転速度N
T付近におけるエンジン1の回転トルクが低下する領域
では、発電電動機5からエンジン1に正トルクを付加で
きて、エンジン1の回転トルクを補うことができ、減速
時の燃料カットからアイドル状態に移行する際のエンス
トを防止できる。これにより、エンジン回転速度Neが
目標アイドル回転速度NTにほぼ収束して安定するまで
燃料カットを継続できるようになり、燃料カット領域を
拡大できて、燃費改善・排出ガス浄化に貢献できる。
【0052】ちなみに、従来は、減速時の燃料カットか
らアイドル状態に移行する際のエンストを防止するため
に、図11中に点線で示すように、エンジン回転速度N
eが設定回転速度Ncut に低下した時点で、直ちに燃料
カットを終了して燃料供給を再開するようにしていたの
で、従来は本実施例と比較して図11中に斜線Aで示す
領域で燃料を余分に消費していたことになる。
【0053】本実施例において、燃料供給再開時の発電
電動機5の出力トルクは、図11にBで示すように直ち
に低下させても良いが、二点鎖線Cで示すように、徐々
に低下させて、ドライバビリティを向上させるようにし
ても良い。
【0054】尚、本実施例では、燃料カット期間中も、
発電電動機5の発生トルクをバッテリ21の充電状態に
応じて補正するようにしたので、バッテリ21の過放電
・過充電を防止できる利点があるが、このバッテリ21
の充電状態による補正機能を省いた構成としても、本発
明の所期の目的は十分に達成できる。
【0055】尚、本実施例では、燃料カット期間中に発
電電動機5の運転モードを発電モードから電動モードに
切り換えるときの設定回転速度Ncut を目標アイドル回
転速度NT+200rpm に設定したが、これに限定され
ず、例えばNT+300rpm,NT+400rpm 等であ
っても良い。
【0056】また、本実施例では、エンジン1の発生ト
ルクを制御するために発電電動機5の界磁巻線8に流す
電流値If を段階的に切り換えるようにしたが、これを
連続的に変化させるようにしても良く、或は界磁巻線8
に印加する電圧や通電率(オンオフデューティ比)を制
御するようにしたり、インバータ/コンバータ19をP
WM制御するようにしても良い。
【0057】また、本実施例では、クランクシャフト2
に連結されたロータリエンコーダ12の出力パルス信号
をECU13に入力することによって、クランク角とエ
ンジン1の回転速度を検出するようにしたが、例えば、
点火ディストリビュータ内に設けるクランク角センサの
出力パルス信号を高周波数化してエンジン1の一回転当
たり例えば36パルス以上の信号を出力するように構成
し、このパルス信号をECU13に入力することによっ
て、クランク角とエンジン1の回転速度を検出するよう
にしても良い。
【0058】また、制御周期も10°CA,30°CA
に限定されず、例えば15°CA,20°CA等、他の
クランク角であっても良いことは言うまでもない。
【0059】その他、本発明の適用範囲は、4気筒エン
ジンに限定されず、3気筒、5気筒、6気筒、8気筒
等、他の気筒数のエンジンにも適用可能であり、また、
4サイクル又は2サイクルのガソリンエンジンに限ら
ず、ディーゼルエンジンにも適用可能であり、更には発
電電動機5の構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱
しない範囲内で種々変形して実施できる。
【0060】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、燃料カット期間中に、エンジン回転速度が目標アイ
ドル回転速度付近に低下した時点で、発電電動機の運転
モードを電動モードに切り換えるので、目標アイドル回
転速度付近におけるエンジンの回転トルクが低下する領
域では、発電電動機の発生トルクによりエンジンの回転
トルクを補うことができて、減速からアイドル状態に移
行する際のエンストを防止できる。これによって、エン
ジン回転速度が目標アイドル回転速度にほぼ収束して安
定するまで燃料カットを継続できるようになり、燃料カ
ット領域を拡大できて、燃費改善・排出ガス浄化に貢献
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回転速度変動抑制装置
の概略的構成図
【図2】発電電動機の部分断面図
【図3】主要部の電気回路図
【図4】燃料カット判定ルーチンの処理内容を示すフロ
ーチャート
【図5】トルク演算ルーチンの処理内容を示すフローチ
ャート
【図6】エンジン水温に対する目標アイドル回転速度と
設定回転速度の関係を示す図
【図7】燃料カット時トルク特性を示すグラフ
【図8】バッテリ電圧補正トルク特性を示すグラフ
【図9】電動機トルク特性を示すグラフ
【図10】発電機トルク特性を示すグラフ
【図11】本発明によるトルク制御の一例を示すタイム
チャート
【図12】アイドル制振制御検討シュミレーションの概
要を示す図
【符号の説明】
1はエンジン、5は発電電動機、8は界磁巻線、11a
〜11cはステータコイル、12はロータリエンコーダ
(回転速度検出手段)、13はECU(回転速度検出手
段)、14は車速センサ、15はアイドルスイッチ、1
7は制御回路、19はインバータ/コンバータ、20は
電流コントローラ(制御手段)、21はバッテリ、22
はインジェクタ、23はエンジン水温センサである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減速時に一定条件下でエンジンへの燃料
    供給をカットする燃料カット機能を備えたものにおい
    て、 前記エンジンに連結された発電電動機と、 エンジン回転速度を検出する回転速度検出手段と、 燃料カット開始後、前記エンジン回転速度が目標アイド
    ル回転速度付近に低下するまで、前記発電電動機を発電
    モードで運転させて前記エンジンに逆トルクを付加する
    手段と、 燃料カット期間中に前記エンジン回転速度が前記目標ア
    イドル回転速度付近に低下した時点で、前記発電電動機
    の運転モードを電動モードに切り換えて前記エンジンに
    正トルクを付加する手段と、 前記エンジン回転速度が前記目標アイドル回転速度にほ
    ぼ収束して安定した時点で、前記エンジンへの燃料供給
    を再開させると共に前記発電電動機の出力トルクを適宜
    低下させる手段とを備えたことを特徴とするエンジンの
    トルク制御装置。
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