JPH01113571A - エンジンのトルク変動低減装置 - Google Patents

エンジンのトルク変動低減装置

Info

Publication number
JPH01113571A
JPH01113571A JP27102487A JP27102487A JPH01113571A JP H01113571 A JPH01113571 A JP H01113571A JP 27102487 A JP27102487 A JP 27102487A JP 27102487 A JP27102487 A JP 27102487A JP H01113571 A JPH01113571 A JP H01113571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
output shaft
torque
crankshaft
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27102487A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kaneko
金子 忠志
Kiyotaka Mamiya
清孝 間宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP27102487A priority Critical patent/JPH01113571A/ja
Publication of JPH01113571A publication Critical patent/JPH01113571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンに付設されて、そのエンジンのトル
ク変動を抑圧する制御を行うエンジンのトルク変動低減
装置に関する。
(従来の技術) 自動車に搭載されたエンジンの始動装置としては、通常
、エンジンの出力軸に取り付けられたフライホイールに
設けられたリングギアに噛合するビニオンがその回転軸
に取り付けられた電動機が、用いられる。そして、斯か
る電動機は、エンジンの始動に際して、その自動車が装
備するバッテリからの電力供給を受けて作動することに
なる。自動車に装備されたバッテリは、エンジンの始動
装置としての電動機に電力を供給するのみならず、自動
車が装備する他の種々の電装品に対する電源とされ、従
って、その消耗度合に応じて適宜充電されることが必要
とされるので、自動車においては、このような要求に応
じるべく充電装置が備えられる。斯かる充電装置として
は、通常、エンジンの出力軸に発生せしめられるトルク
が伝達されて駆動される発電機が用いられる。
このように、自動車にあっては、エンジンの始動装置と
しての電動機上充電装置としての発N機とが別個に装備
されるのが一般的であるが、それとは別に、これらエン
ジンの始動装置としての電動機と充電装置としての発電
機とに代えて、始動用電動機と充電用発電機との両者の
役割を果たすべく作動する電動・発電装置を設けるよう
になすことが提案さ塾ている。斯かる電動・発電装置は
、エンジンの出力軸に連結された第1の電磁コイル部及
び第1の電磁コイル部に近接した位置において非回転部
に取り付けられた第2の電磁コイル部を備え、それらの
駆動制御が所定の態様でなされることにより、エンジン
の始動時にあってはエンジンの出力軸にトルクを与える
動作を行い、エンジンが始動した後にはエンジンの出力
軸からのトルクを受けて発電する動作を行うものとされ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の如くの電動・発電装置がエンジンに付設される場
合には、エンジンの始動装置としての電動機と充電装置
としての発電機とが別個に装備されることが不要とされ
て、自動車のエンジンルーム内における各種部品あるい
は装置の組込みにおける簡易化等が図られることになる
が、反面、エンジンの始動が電動・発電装置によりエン
ジンの出力軸にトルクが与えられて行われる場合には、
始動装置専用に設けられた電動機によってエンジンの始
動が行われる場合に比して、エンジンの始動状態のもと
てのトルク変動が増大することになってしまうという問
題がある。斯かるトルク変動の増大は、始動装置専用に
設けられた電動機が用いられる場合には、その電動機が
発生するトルクがピニオン及びリングギアで構成される
減速機構を介してエンジンの出力軸に伝達されて、電動
機の回転数は比較的高いものとされ、そのため、エンジ
ンの出力軸の回転慣性が極めて大とされるが、電動・発
電装置が用いられる場合には、電動・発電装置とエンジ
ンの出力軸との間には減速機構が介在せしめられず、電
動・発電装置の回転数はエンジンの出力軸の回転数と同
じとされることになり、そのため、エンジンの出力軸の
回転慣性が、始動装置専用に設けられた電動機が用いら
れる場合に比して、著しく小とされることに起因して生
じると考えられる。
そこで、電動・発電装置が付設されたエンジンにあって
は、その始動状態において、エンジンの出力軸に生ぜし
められるトルク変動を抑圧する手段が設けられることが
望まれる。エンジンの出力軸におけるトルク変動の抑圧
に関しては、例えば、特開昭55−1431号公報に示
される如く、エンジンの出力軸に連結された第1の磁束
発生手段と、第1の磁束発生手段に関連せしめられた第
2の磁束発生手段とを備え、それらを協働させ、エンジ
ンの出力軸に発生せしめられるトルクの爆発1吹成分と
逆の関係を有するものとなるトルクをエンジンの出力軸
に与えるようにして、エンジンの出力軸におけるトルク
変動を低減させるトルク変動抑制装置が提案されている
しかしながら、斯かる従来提案されているトルク変動抑
制装置が、上述の電動・発電装置が付設されたエンジン
に適用される場合には、その出力軸に関連して、電動・
発電装置を構成する第1の電磁コイル部及び第2の電磁
コイル部に加え、トルク変動抑制装置を構成する第1の
磁束発生手段及び第2の磁束発生手段が配されることに
なって、エンジンの出力軸及びその周囲における構成が
極めて複雑になり、また、エンジンの出力軸及びその周
囲部分の組立作業が煩雑なものとなってしまう不都合が
生じる。
斯かる点に鑑み、本発明は、始動用電動機と充電用発電
機との両者の役割を果たすべく作動する電動・発電装置
が装備されたエンジンについて、構成の複雑化をまねく
ことなく、始動状態においてその出力軸(こ発生せしめ
られるトルク変動を、効果的に抑圧することができるよ
うにされた、エンジンのトルク変動低減装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係るエンジンのトル
ク変動低減装置は、エンジンの出力軸に連結された第1
の電磁コイル手段及びそれに関連して非回転部に取り付
けられた第2の電磁コイル手段を有し、それらの作用に
より、エンジンの出力軸にトルクを与える動作及びエン
ジンの出力軸からのトルクを受けて発電する動作を選択
的に行う電動・発電動作部と、エンジンが始動状態にあ
ることを検出する始動状態検出部と、エンジンにおける
出力軸の回転角度位置を検出する角度位置検出部と、電
動・発電動作部の動作制御を行うトルク制御部を備え、
トルク制御部が、始動状態検出部によりエンジンが始動
状態にあることが検出されるとき、電動・発電動作部に
、エンジンの出力軸にトルクを与える動作を行わせると
ともに、角度位置検出部から得られる検出出力に基づき
、エンジンの出力軸の角速度が減少する状態においてエ
ンジンの出力軸に与えるトルクを増大させる動作を行わ
せるものとされて構成される。
(作 用) 上述の如くに構成される本発明に係るエンジンのトルク
変動低減装置においては、トルク制御部が、電動・発電
動作部を形成する第1の電磁コイル手段及び第2の電磁
コイル手段に対する制御を行い、始動状態検出部により
エンジンが始動状態にあることが検出されるもとにおい
ては、第1の電磁コイル手段及び第2の電磁コイル手段
を電動機を構成するものとして、電動・発電動作部に、
エンジンの出力軸にトルクを与える動作を行わせ、また
、それに加えて、角度位置検出部から得られる検出出力
に基づき、エンジンの出力軸の角速度が減少する状態に
おいて、第1の電磁コイル手段もしくは第2の電磁コイ
ル手段の制御態様を変化させることにより、電動・発電
動作部に、エンジンの出力軸に与えるトルクを増大させ
る動作を行わせる。
このようにされることにより、エンジンが始動状態にあ
るもとてその出力軸の角速度が低下するとき、その出力
軸に電動・発電動作部から与えられるトルクが増大せし
められて、エンジンの出力軸の角速度変化が小とされ、
それにより、出力軸に発生せしめられるトルク変動が効
果的に抑圧される。また、電動・発電動作部からエンジ
ンの出力軸に与えられるトルクが増大せしめられるのは
、エンジンの出力軸の角速度が減少する状態に限られる
ので、電動・発電動作部に電力供給を行うパンテリの放
電が最小限に抑えられて、エンジンの出力軸に発生せし
められるトルク変動の抑圧が効率良くなされろことにな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係るエンジンのトルク変動低減装置
の一例を、それが適用された4気筒4サイクルエンジン
と共に示す。
第1図において、エンジン10には、エアフィルタ15
.エアフローメータ16.スロットル弁17及び燃料噴
射弁等が配設された吸気通路20を通じて混合気が供給
され、その混合気が、エンジン10に設けられた4つの
気筒の夫々の内部において、所定の順序をもって順次点
火されて燃焼せしめられる。そして、混合気の燃焼によ
ってエンジンIOの出力軸とされるクランクシャフト2
2が回転せしめられ、斯かるクランクシャフト22に得
られるエンジン10が発生するトルクが、変速機25等
で形成される動力伝達経路を介して車輪に伝達される。
クランクシャフト22には、スリップリング29及びそ
の外周に爪状の磁極片31を有するロータ32が固定さ
れており、ロータ32には、スリップリング29に接続
された2個の回転コイル30a及び30bから成るフィ
ールドコイル30が巻装されている。また、ロータ32
の外側には、三相コイル34u、34v及び34wから
なるステータコイル34が巻装されたステータコア36
が、非回転部に取り付けられて配されている。そして、
これらロータ32.フィールドコイル30゜ステータコ
イル34.ステータコア36等は、エンジン10に対す
る始動用電動機と充電用発電機との両者の役割を果たす
べく作動する電動・発電動作部40を構成するものとさ
れている。
さらに、ロータ32には、クランクシャフト22の回転
角度位置を検出するために用いられる検出プレート52
が取り付けられており、検出プレート52には、その周
方向に沿い、クランク角でみて135度から180度に
至る範囲及び315度から360度に至る範囲に透孔5
2a及び52bが夫々形成されている。なお、透孔52
a及び52bが形成されている範囲は、クランク角の観
点から見ると、各気筒における圧縮行程の後期をあられ
すものとされており、斯かる圧縮行程の後期においては
クランクシャフト22の角速度が低下することになる二
そして、検出プレート52に関連して、クランク角セン
サ55が非回転部の所定位置に取り付けられて配されて
いる。クランク角センサ55は、検出プレート52を挾
むように対向配置された投光器55a及び受光器55b
を有するものとされており、クランクシャフト22の回
転によって検出プレート52における透孔52a及び5
2bが、投光器55a及び受光器55bが対向配置され
た位置を通過するとき、クランク角センサ55から高レ
ベルをとる検出信号Scが得られ、検出プレート52に
おける透孔52a及び52bが、投光器55a及び受光
器55bが対向配置された位置以外の位置にあるとき、
クランク角センサ55から低レベルをとる検出信号SC
が得られる。従って、検出信号Scは、クランクシャフ
ト22のクランク角が135度から180度までの間の
値及び315度から360度までの値となるとき高レベ
ルをとることになる。
このような構成に加えて、本例においては、上述のフィ
ールドコイル30及びステータコイル34に対する電流
制御を行う電流制御回路50が備えられている。電流制
御回路50には、上述のクランク角センサ55から得ら
れる検出信号SCが供給されるとともに、図示されない
エンジン10の点火系等に関連して配された回転数セン
サ56から得られるエンジン回転数に応じた検出信号S
nが供給され、さらに、バッテリ58からの電圧も供給
される。そして、電流制御回路5oがらは、スリップリ
ング29を通じて、フィールドコイル30を形成する回
転コイル30a及び30bに励磁電流が供給され、さら
に、ステータコイル34を形成する三相コイル34u、
34v及び34wに三相交流電流u、v及びWが夫々供
給される。
斯かる電流制御回路50は、第2図において、2個の回
転コイル30a及び30bから成るフィールドコイル3
0、及び、三相コイル34u、34v及び34wからな
るステータコイル34を伴ってその具体構成が示される
如く、インバータ60、ステータ電流制御部70及び励
磁電流制御部80とを含むものとされており、インバー
タ60゜ステータ電流制御部70及び励磁電流制御部8
0の夫々にはバッテリ58からの電圧が印加されている
インバータ60は、バッテリ58に対して並列に接続さ
れた、MO3型電界効果トランジスタ(以下、MOS 
−FETと称する)61とMOS・FET62との直列
接続、MOS −FET63.1!:MOS −FET
64との直列接続、及び、MOS−FET65とMOS
 −FET66との直列接続と、MOS −FET61
〜66に対して夫々並列に接続されたダイオード71,
72,73..74.75及び76とを含んで構成され
ている。そして、MOS −FET61と62との間の
接続点。
MOS −FET63と64との間の接続点、及び、M
OS −FET65と66との間の接続点が、三相コイ
ル34u、34v及び34wの夫々の一端に接続されて
いる。なお、三相コイル34u、34v及び34wの夫
りの他端は共通接続されている。また、上述のMOS 
−FET61〜66の夫々は、スイッチング素子の役割
を果たす。
ステータ電流制御部70は、検出信号Snに基づいてエ
ンジン回転数が、例えば、450rpm以下であること
が検知され、それによりエンジンが始動状態にあること
が検出されるときには、検出信号Scに基づいて設定さ
れる基準位相をもって、制御パルス信号Pa、Pb、P
c、Pd、Pe及びPfを形成し、それらを夫々MO3
−FET61〜66のゲートに選択的に供給して、MO
S・FET61〜66をオン状態もしくはオフ状態とな
す制御を行う。一方、検出信号Snに基づいてエンジン
回転数が、例えば、450rpmを越えていることが検
知されていることが検知され、それによりエンジンが始
動状態後の通常運転状態にあることが検出されるときに
は、MOS −FET61〜66の夫々のゲートへの制
御パルス信号Pa〜Pfの供給を停止して、MOS −
FET61〜66をオフ状態にする制御を行う。
励磁電流制御部80は、検出信号Sc及びSnに応じて
、バッテリ58からの電圧をもとにして電流形成を行い
、フィールドコイル30に励磁電流を供給するものとさ
れている。この励磁電流制御部80においては、バッテ
リ58からの電圧が電圧レギュレータ86に供給され、
電圧レギュレータ86は、バッテリ58からの電圧に基
づいて安定化された電圧を形成して定電圧源として作用
し、斯かる電圧レギュレータ86から、フィールドコイ
ル30を構成する2個の回転コイル30a及び30bの
うちの一方である回転コイル30aに、励磁電流Iが値
Iaをもって定常的に供給される。また、検出信号Sc
が増幅回路81に供給されるとともに、検出信号Snが
ローパスフィルタ78に供給される。そして、増幅回路
81から、検出信号Scが増幅された信号Sc’が得ら
れて波形整形回路82に供給され、波形整形回路82に
おいて、信号Sc”に応じて高レベルをとる矩形波信号
Sdが得られる。また、ローパスフィルタ78は、検出
信号Sn−が、その周波数をもって、エンジンが始動状
態にあるとき得られるエンジン回転数、例えば、450
 rpm以下の回転数をあられすものとされているとき
のみ、その検出信号Snを通過させ、検出信号Snが、
その周波数をもって、例えば、450rpmを越えるエ
ンジン回転数をあられすものであるときには、検出信号
Snの通過を阻止するものとされている。そして、ロー
パスフィルタ78を通過した検出信号Snが、駆動回路
79に供給され、駆動回路79は、ローパスフィルタ7
8を通過した検出信号Snに応じて駆動信号Seを形成
して、それをリレー83の励磁コイル83bに供給する
。リレー83においては、励磁コイル83bに駆動信号
Seが供給されるとき、スイッチ83aがオン状態とさ
れる。
リレー83のスイッチ83aがオン状態とされると、波
形整形回路82から得られる矩形波信号Sdが、リレー
83のスイッチ83aを通じて、リレー85の励磁コイ
ル85bに供給される。リレー85においては、励磁コ
イル85bに高レベルをとる矩形波信号Sdが供給され
るとき、スイッチ85aがオン状態とされる。リレー8
3のスイッチ83aがオン状態とされると、パンテリ5
8からの電圧が、リレー85のスイッチ85aを通じて
、リレー87の励磁コイル87bに供給される。リレー
87においては、励磁コイル87bにバッテリ58から
の電圧が供給されるとき、スイッチ87aがオン状態と
される。リレー87のスイッチ87aがオン状態とされ
ると、定電圧源として作用する電圧レギュレータ86か
ら、リレー87のスイッチ87aを通じて、フィールド
コイル30を構成する2個の回転コイル30a及び30
bのうちの他方である回転コイル30bにも、励磁電流
Iが(Ii!T aをもって供給される。
斯かる構成のもとに、エンジンが始動状態とされるとき
には、インバータ60を形成するMOS・FET61〜
66に、ステータ電流制御部70からの制御パルス信号
PaxPfが選択的に供給され、インバータ60から、
所定の位相差を有する三相交流電流u、  v及びWが
、電動・発電動作部40におけるステータコイル34を
形成する三相コイル34u、34v及び34wに夫々供
給される。電動・発電動作部40におけるフィールドコ
イル30には、少なくとも、それを構成する回転コイル
30a及び30bのうちの回転コイル30aには、励磁
電流制御部80の電圧レギュレータ86から励磁電流I
が供給されているので、三相コイル34u、34v及び
34wにより発せられる回転磁界の作用を受けてフィー
ルドコイル30が回転せしめられ、それにより、クラン
クシャフト22にトルクが作用せしめられてクランクシ
ャフト22が回転せしめられる。このようにして、クラ
ンクシャフト22が回転せしめられることにより、エン
ジン10が各シリンダン内での4サイクル動作を開始す
るものとされる。エンジン1゜の各シリンダン内で4サ
イクル動作が開始されると、クランクシャフト22の角
速度ωは、例えば、第3図Aにおいて実線で示される如
くに、クランク角θが零度、180度及び360度(あ
る気筒における上死点位置)となるとき極小値をとり、
90度及び270度(ある気筒における下死点位置)で
あるとき極大値をとるものとされる。
そして、検出信号Snがあられすエンジン回転数が、例
えば、450rpm以下とされるエンジン10の始動状
態においては、励磁電流制御部80において、検出信号
Snがローパスフィルタ78を通過するものとされ、そ
れにより、駆動回路79から駆動信号Seがリレー83
の励磁コイル83bに供給されて、リレー83のスイッ
チ83aがオン状態とされる。一方、このとき、検出信
号Scが増幅回路81により増幅されて得られる信号S
c’が供給される波形整形回路82がら、信号Sc’の
高レベル部に応じて得られる矩形波信号Sdは、縦軸が
レベルLとされた第3図Bに示される如く、クランク角
θが135度から180度までの範囲及び315度から
360度までの範囲にあるとき、即ち、クランクシャフ
ト22の角速度ωが、減少状態にあり、かつ、第3図A
に示される如くの、後述される電動・発電動作部40か
らクランクシャフト22に与えられるトルクの増大がな
されないもとての平均値m(以下、単に平均値mという
)以下の値をとるとき、高レベルをとるものとなる。
斯かる矩形波信号Sdが高レベルをとらないとき、即ち
、クランク角θが零から135度までの範囲及び180
度から315度までの範囲にあり、クランクシャフト2
2の角速度ωが増加状態にあるか、減少状態にあるも平
均値mを越える値をとるものとなるときにおいては、駆
動回路79から駆動信号Seが送出されてリレー83の
スイッチ83aがオン状態とされても、リレー85の駆
動コイル85bに波形整形回路82からの高レベルをと
る矩形波信号Sdが供給されないので、リレー85のス
イッチ85aは、オン状態とされない。
従って、リレー87のスイッチ87aもオン状態とされ
ず、それにより、電動・発電動作部40のフィールドコ
イル30においては、回転コイル30aにのみ電圧レギ
ュレータ86から値1aをとる励磁電流■が供給され、
回転コイル30bには励磁電流■が供給されない。その
結果、第3図Cに示される如く、フィールドコイル30
に供給される励磁電流Iは値Iaを有するものとされ、
電動・発電動作部40からクランクシャフト22に与え
られるトルクTSは、第3図りにおけるクランク角θの
零から135度までの範囲及び180度から315度ま
での範囲において実線で示される如くに、第3図Aに示
されるクランクシャフト22の角速度ωの変化に対して
逆の関係となる変化を有するものとされる。
また、矩形波信号Sdが高レベルをとると−き、斯かる
高レベルをとる矩形波信号Sdがリレー83のスイッチ
83aを通じてスイッチ85の励磁コイル85bに供給
されて、リレー85のスイッチ85aがオン状態とされ
る。それにより、バッテリ58からの電圧が、リレー8
5のスイッチ85aを通じてリレー87の励磁コイル8
7bに印加され、リレー87のスイッチ87aがオン状
態とされる。
このようにして、リレー87のスイッチ87aがオン状
態とされることにより、電動・発電動作部40における
フィールドコイル3oには、回転コイル30aに値1a
を有する励磁電流Iが電圧レギュレータ86から供給さ
れるに加え、回転コイル30bにも値!aを有する励磁
電流Iが供給されることになる。従って、第3図Cに示
される如く、クランクシャフト22の角速度ωが、減少
状態にあり、かつ、平均値m以下の値をとるときには、
フィールドコイル30に供給される励磁電流Iは値21
aを有するものに増大されることになる。フィールドコ
イル30に供給される励磁電流■が値21aを有するも
のとされるもとでは、電動・発電動作部40からクラン
クシャフト22に与えられるトルクTsが、第3図りに
おいて、クランク角θの135度から180度までの範
囲及び315度から360度までの範囲において実線で
示される如くに、仮に、フィールドコイル30の回転コ
イル30aのみに値Iaをとる励磁電流Iが供給される
としたとき、電動・発電動作部40からクランクシャフ
ト22に与えられる、第3図りにおいて一転鎖線であら
れされるトルクTsに比して、増大せしめられることに
なる。
なお、第3図りにおいて、Tmは、クランクシャフト2
2が1回転する間における、電動・発電動作部40から
クランクシャフト22に与えられるトルクTsの平均値
を示す。 このようにされることにより、エンジン10
の始動状態においては、第3図Aにおいて破線で示され
る如く、クランクシャフト22の角速度ωの平均値m以
下の値をとる部分が増大せしめられ、その変動量が小と
される。その結果、クランクシャフト22に発生せしめ
られるトルク変動が効果的に抑圧される。
しかも、電動・発電動作部40からクランクシャフト2
2に与えられるトルクTsが増大せしめられるのは、ク
ランクシャフト22の角速度ωが減少する状態に限られ
るので、電動・発電動作部40に電力供給を行うバッテ
リ58の放電が最小限に抑えられて、クランクシャフト
22に発生せしめられるトルク変動の抑圧が効率良くな
されることになる。
一方、エンジン10の始動状態が終了し、エンジンが、
そのエンジン回転数が、例えば、450rpmを越える
ものとなる運転状態をとるときには、励磁電流制御部8
0において、そのとき得られる検出信号Snがローパス
フィルタ78を通過することができず、それにより、駆
動回路79から駆動信号Seが得られず、リレー83の
スイッチ83aはオフ状態に維持される。その結果、電
動・発電動作部40におけるフィールドコイル30は、
回転コイル30aのみに電圧レギュレータ86からの励
磁電流■が供給される状態とされる。また、このとき得
られる、エンジン回転数が45Orpmを越えるもので
あることをあられす検出信号Snがステータ電流制御部
70に供給され、それにより、ステータ電流制御部70
からMOS−FET61〜66の夫々のゲートに対する
制御パルス信号Pa−Pfの供給が停止されてMOS−
FET61〜66のいずれもがオフ状態に維持される。
そのため、斯かるもとでは、電動・発電動作部40は、
発電機として作動し、ステータコイル34を構成する三
相コイル34 u、  34 v及び34wの夫々に誘
起される交流電圧が、MOS −FET61〜66に対
して夫々並列に接続されたダイオード71〜76によっ
て整流され、それにより得られる直流電圧によってバッ
テリ58の充電がなされる。
なお、上述の例においては、エンジン10が始動状態に
あるもとで、電動・発電動作部40からクランクシャフ
ト22に与えられるトルクTsが増大せしめられる期間
が、クランクシャフト22の角速度ωが減少状態にあり
、かつ、平均値m以下の値をとる期間とされているが、
本発明におけるエンジンのトルク変動低減装置は、これ
に限られるものではなく、電動・発電動作部40からク
ランクシャフト22に与えられるトルクTsが増大せし
められる期間が、クランクシャフト22の角速度ωが減
少状態にある期間全体に亙るものとされてもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るエンジンの
トルク変動低減装置によれば、始動用電動機と充電用発
電機との両者の役割を果たすべく作動する電動・発電装
置が装備されたエンジンの始動状態において、その出力
軸の角速度が減少するとき、電動・発電動作部からエン
ジンの出力軸に与えられるトルクが増大せしめられるの
で、構成の複雑化をまねくことなく、エンジンの始動状
態においてその出力軸に発生せしめられるトルク変動を
、効果的に抑圧することができ、その結果、エンジンや
車体に生じる振動を充分に抑制できることになる。しか
も、電動・発電動作部からエンジンの出力軸に与えられ
るトルクが増大せしめられるのは、エンジンの出力軸の
角速度が減少する状態に限られるので、電動・発電動作
部に電力供給を行うバッテリの放電が最小限に抑えられ
て、エンジンの出力軸に発生せしめられるトルク変動の
抑圧が効率良くなされることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエンジンのトルク変動低減装置の
一例を、それが適用されたエンジンとともに示す概略構
成図、第2図は第1図に示される例の主要部を示すブロ
ック図、第3図A、B、C及びDは第1図に示される例
の動作説明に供される特性図である。′ 図中、22はクランクシャフト、25は変速機、30は
フィールドコイル、34はステータコイル、40は電動
・発電動作部、50は電流制御回路、55はクランク角
センサ、60はインバータ、70はステータ電流制御部
、80は励磁電流制御部である。 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンの出力軸に連結された第1の電磁コイル手段及
    び該第1の電磁コイル手段に関連して非回転部に取り付
    けられた第2の電磁コイル手段を有し、該第1及び第2
    の電磁コイル手段の作用により上記出力軸にトルクを与
    える動作及び上記出力軸からのトルクを受けて発電する
    動作を選択的に行う電動・発電動作部と、上記エンジン
    が始動状態にあることを検出する始動状態検出部と、上
    記出力軸の回転角度位置を検出する角度位置検出部と、
    上記始動状態検出部により上記エンジンが始動状態にあ
    ることが検出されるとき、上記電動・発電動作部に、上
    記出力軸にトルクを与える動作を行わせるとともに、上
    記角度位置検出部から得られる検出出力に基づき、上記
    出力軸の角速度が減少する状態において上記出力軸に与
    えるトルクを増大させる動作を行わせるトルク制御部と
    、を具備して構成されるエンジンのトルク変動低減装置
JP27102487A 1987-10-27 1987-10-27 エンジンのトルク変動低減装置 Pending JPH01113571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27102487A JPH01113571A (ja) 1987-10-27 1987-10-27 エンジンのトルク変動低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27102487A JPH01113571A (ja) 1987-10-27 1987-10-27 エンジンのトルク変動低減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01113571A true JPH01113571A (ja) 1989-05-02

Family

ID=17494344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27102487A Pending JPH01113571A (ja) 1987-10-27 1987-10-27 エンジンのトルク変動低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01113571A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997008437A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg Antriebssystem, insbesondere für ein kraftfahrzeug, und verfahren zum betreiben desselben
WO1997008438A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg System zur aktiven verringerung von drehungleichförmigkeiten einer welle, insbesondere der triebwelle eines verbrennungsmotors, und verfahren hierzu
WO1997008440A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg Antriebssystem, elektrische maschine zur verwendung in einem antriebssystem und verfahren zum betreiben einer elektrischen maschine in einem antriebssystem
WO1997008436A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg Antriebssystem, insbesondere für ein kraftfahrzeug und verfahren zum betreiben desselben
WO1997008435A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg System zur aktiven verringerung von drehungleichförmigkeiten einer welle, insbesondere der triebwelle eines verbrennungsmotors, und verfahren hierzu
US6367570B1 (en) 1997-10-17 2002-04-09 Electromotive Inc. Hybrid electric vehicle with electric motor providing strategic power assist to load balance internal combustion engine
US8757119B2 (en) 2011-06-16 2014-06-24 Honda Motor Co., Ltd. Engine stopping and restarting system

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997008437A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg Antriebssystem, insbesondere für ein kraftfahrzeug, und verfahren zum betreiben desselben
WO1997008438A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg System zur aktiven verringerung von drehungleichförmigkeiten einer welle, insbesondere der triebwelle eines verbrennungsmotors, und verfahren hierzu
WO1997008440A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg Antriebssystem, elektrische maschine zur verwendung in einem antriebssystem und verfahren zum betreiben einer elektrischen maschine in einem antriebssystem
WO1997008436A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg Antriebssystem, insbesondere für ein kraftfahrzeug und verfahren zum betreiben desselben
WO1997008435A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Isad Electronic Systems Gmbh & Co. Kg System zur aktiven verringerung von drehungleichförmigkeiten einer welle, insbesondere der triebwelle eines verbrennungsmotors, und verfahren hierzu
US6367570B1 (en) 1997-10-17 2002-04-09 Electromotive Inc. Hybrid electric vehicle with electric motor providing strategic power assist to load balance internal combustion engine
US8757119B2 (en) 2011-06-16 2014-06-24 Honda Motor Co., Ltd. Engine stopping and restarting system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2996468B2 (ja) 車両振動制御装置
JPS61155625A (ja) エンジンのトルク変動抑制装置
JP3308050B2 (ja) 内燃機関のトルク制御装置
CN1196249C (zh) 同步发电机的输出控制装置
JPH01113571A (ja) エンジンのトルク変動低減装置
JPH0626372A (ja) エンジンのトルク制御装置
JP4154848B2 (ja) 車両用交流発電機装置
JPS60119330A (ja) 内燃機関のトルク変動抑制装置
JPH104699A (ja) 内燃機関の発電装置
JPS58217743A (ja) エンジンのトルク変動抑制装置
JPH05302526A (ja) エンジンの回転速度変動抑制装置
JPH05302525A (ja) エンジンの回転速度変動抑制装置
JPS61256042A (ja) エンジンの振動低減装置
JPS6161932A (ja) エンジンのトルク変動制御装置
JPS61149538A (ja) エンジンのトルク変動抑制装置
JP2812504B2 (ja) 内燃機関のトルク脈動制御装置
JPS61154460A (ja) エンジンの始動発電装置
JPS61154463A (ja) エンジンの始動発電装置
JPH0559253B2 (ja)
JPS61135937A (ja) 内燃機関のトルク変動低減装置
JPS61154464A (ja) エンジンの電動発電装置
JP2001027171A (ja) エンジンのピストン位置制御装置
JP2870753B2 (ja) エンジンの制御装置
JPH01151741A (ja) エンジンのトルク変動制御装置
JP2683653B2 (ja) エンジントルク制御装置