JP4867922B2 - 電源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源制御装置に関し、特に、永久磁石同期式発電機と、同発電機に発生する電力により充電される二次電池などの蓄電手段とを備える電源装置に適用される電源制御装置に関する。
エンジンに駆動されて電機子及び永久磁石が相対回転することで交流電力を発生させる発電機(永久磁石同期式発電機)と、その発電機に発生する電力により充電される二次電池とを備える電源装置が周知である(例えば、特許文献1参照)。また、エンジンに駆動されて電機子及び電磁石が相対回転することで交流電力を発生させる発電機(電磁石同期式発電機)と、その発電機に発生する電力により充電される二次電池とを備える電源装置が周知である。
特開2006−141143号公報
しかしながら、永久磁石同期式発電機を備える上記電源装置では、その永久磁石同期式発電機による出力電圧が電磁石同期発電機による出力電圧のように制御することができず、同発電機による二次電池の充電制御を実施することができない。
すなわち、電磁石同期発電機では、励磁電流の加減によって界磁を調整することにより、その出力電圧を制御することができる。そのため、電磁石同期式発電機を備える上記電源制御装置では、その電磁石同期式発電機の出力電圧を二次電池の電圧に対して調整することで、同発電機による二次電池の充電制御を実施することができる。これに対して、永久磁石同期式発電機では、永久磁石により界磁を発生させることから、その界磁の調整によりその出力電圧を制御することができない。
したがって、永久磁石同期式発電機を備える従来の電源装置では、その永久磁石同期式発電機による二次電池の充電を制御し、ひいては同発電機の発電に伴うエンジンの負荷を制御することにより、エンジンの燃費を向上させることができない。
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであって、エンジンに駆動される永久磁石同期式発電機と、その発電機により充電される二次電池などの蓄電手段とを備える電源装置を制御することで、その電源装置の性能を維持しつつエンジンの燃費を高める電源制御装置を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。
第1の構成は、エンジンにより駆動されて電機子及び永久磁石が相対回転することで交流電力を発生させる発電機と、その発電機に発生する電力により充電される蓄電手段とを備え、発電機又は蓄電手段により電力を出力する電源装置に適用される。そして、蓄電手段の充電電圧が閾電圧以上である場合には、発電機から蓄電手段への電力供給経路を開成(遮断)させ、蓄電手段の充電電圧が閾電圧より低い場合には、上記電力供給経路を閉成(連通)させる。
ここで、発電機から蓄電手段への電力供給経路を開成させると、その発電に伴うエンジンの負荷が軽減される。また、蓄電手段の充電電圧が所定電圧(閾電圧)以上である場合、すなわち蓄電手段の充電状態が良好である場合には、同蓄電手段の充電を要せず、また同蓄電手段により電気負荷に対する電力供給が可能である。したがって、蓄電手段の充電電圧が閾電圧以上である場合に電力供給経路を開成させることで、電源装置の性能を維持しつつ、エンジンの負荷を軽減しその燃費を高めることができる。
上記蓄電手段としては、二次電池(第2の構成)やコンデンサを採用することができる。
第3の構成では、上述の如く発電機から蓄電手段への電力供給経路を開閉させるために、その電力経路にスイッチ部が設けられている。そして、スイッチ部をオフ状態にすることにより上記電力供給経路を開成させ、スイッチ部をオン状態にすることにより上記電力供給経路を閉成させる。
第4の構成では、蓄電手段からの給電又はスイッチ部を介しての発電機からの給電に伴い、上記制御手段による電力供給経路の開閉制御が実行される。かかる構成において、スイッチ部は常開式のスイッチ素子からなるため、エンジン始動時には蓄電手段からの給電に伴い上記開閉制御が実行される。ただし、この場合、蓄電手段の充電電圧が略0(0又は制御手段を構成するハードウェアの動作電圧未満)であれば、蓄電手段からの給電に伴う上記開閉制御の実行が不可能になり、電力供給経路が開成されたままとなる。この点、本発明では、エンジン始動時において発電機から直接給電され制御手段に代わってスイッチ部をオン状態とするスイッチオン回路を備えるため、エンジン始動時に制御手段による開閉制御が実行できなくても、電力供給経路を閉成させることができる。
なお、蓄電手段の充電電圧が略0である場合には、エンジン始動手段として人力式始動装置が用いられて、同始動装置によるエンジン始動が行われることが想定される。
第5の構成では、エンジンが人力によって駆動される人力式始動装置により始動可能である場合において、そのエンジンが人力式始動装置により始動される場合に、上述した電力供給経路の開閉制御を実施する。
エンジンを人力式始動装置によって始動させる場合は、その始動に起因して蓄電手段の充電電圧が変化しないことから、同蓄電手段の充電状態をその充電電圧から正確に判定することができる。これにより、電源装置の性能を確実に維持しつつ、エンジンの燃費を高めることができる。
第6の構成では、エンジンが人力式始動装置に加えて、蓄電手段から供給される電力により駆動される電動式始動装置により始動可能であるとき、エンジンが電動式始動装置により始動される場合に、エンジンが人力式始動装置により始動される場合の閾電圧と異なる閾電圧に基づいて、上述した電力供給経路の開閉制御を実施する。
人力式始動装置と電動式始動装置とでは駆動力の源がそれぞれ異なるため、この点を考慮して上述の如く閾電圧を異ならせるとよい。
例えば、エンジンを人力式始動装置により始動させる場合には、エンジンの負荷が大きくても同人力式始動装置を大きな力で駆動することにより、エンジンを始動させることができる。一方、エンジンを電動式始動装置により始動させる場合には、エンジンの負荷が同電動式始動装置の動力源に発生する駆動力よりも大きいときは、エンジンを始動させることができない。この点について考慮すると、エンジンを電動式始動装置により始動させる場合の閾電圧を、エンジンが人力式始動装置により始動される場合の閾電圧よりも低くするとよい(第7の構成)。これにより、エンジンを電動式始動装置により始動させる場合において、発電機による発電が抑制され、結果として同エンジンの負荷が軽減される。そのため、エンジンの電動式始動装置による始動性を高めることができる。
第8の構成では、エンジンの温度に応じて閾電圧を可変設定する。ここで、エンジンの負荷は同エンジンの温度により変化する。例えば、エンジンにおけるフリクションロスは同エンジンの温度が低下するほど大きくなる。そのため、エンジンの温度に応じて閾電圧を可変設定することにより、すなわちエンジンの負荷に応じて発電機による発電態様を変更することにより、エンジンの始動性を低下させることなく、エンジンの燃費を効果的に高めることができる。この場合、エンジンの温度は、例えばエンジンの冷却水温に基づいて算出することができる。
第9の構成では、エンジンの加減速状態を判定して、エンジンの減速状態が判定された場合には、蓄電手段の充電電圧に拘わらず、電力供給経路を閉成させる。
これにより、エンジンの減速状態における制動エネルギーを発電機によって蓄電手段に回生することができる。また、制動エネルギーを蓄電手段に回生することにより、エンジンの制動力の向上を図ることができる。
第10の構成は、エンジンにより駆動されて電機子及び永久磁石が相対回転することで交流電力を発生させる発電機と、発電機に発生する電力により充電される蓄電手段とを備え、発電機又は蓄電手段により電力を出力する電力供給システムである。本発明では、特に、発電機から蓄電手段への電力供給経路を開閉する常開式のスイッチ部と、蓄電手段からの給電又はスイッチ部を介しての発電機からの給電を受けて、蓄電手段の充電電圧を検出し、検出された蓄電手段の充電電圧が閾電圧以上である場合には、発電機から蓄電手段への電力供給経路をスイッチ部により開成させ、検出された蓄電手段の充電電圧が閾電圧より低い場合には、電力供給経路をスイッチ部により閉成させる電源制御装置と、発電機から直接給電され、エンジンの始動時において電源制御装置に代わってスイッチ部をオン状態とするスイッチオン回路と、を備える。
なお、本発明の制御手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、本発明を具体化した複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態は、車両(例えば、二輪車)用のエンジンシステムとして本発明を具体化しており、その詳細な構成を以下に説明する。はじめに、図1に基づいてエンジンシステムの概略構成を説明する。エンジンシステムは、ガソリン機関10と、車両の電気負荷に電力を供給する電源装置30と、エンジンシステムの各部を制御する電子制御装置(以下「ECU」という)40とを備えている。
ガソリン機関10の吸気通路11の上流には、電子制御式のスロットルバルブ12が設けられている。スロットルバルブ12は、スロットルモータ13により駆動されて、吸気通路11の流路面積を変化させる。一方、吸気通路11の下流には、燃料噴射弁14及び吸気バルブ15が設けられている。吸気バルブ15が開弁すると、吸気通路11と燃焼室16とが連通し、燃料噴射弁14から噴射された燃料と吸気通路11の上流から吸入された吸気との混合気が燃焼室16に流入する。そして、点火プラグ17による火花放電で混合気が燃焼すると、その燃焼エネルギーがピストン18を介してクランク軸19の回転力に変換される。燃焼に供された混合気は、排気バルブ20が開弁することにより、排気通路21から排出される。
クランク軸19には、キック式スタータ22及び電動式スタータ23が機械的に接続されている。人力式始動装置としてのキック式スタータ22は、キックペダルや同ペダルに加わる動力をクランク軸19に伝達する動力伝達機構などで構成されている。電動式始動装置としての電動式スタータ23は、スタータモータやその動力をクランク軸19に伝達する動力伝達機構などで構成されている。電動式スタータ23にはスタータSW24が接続されており、このスタータSW24により電動式スタータ23が操作される。
また、クランク軸19には、電源装置30の永久磁石同期式発電機(以下「ACG」という)31が機械的に接続されている。発電機としてのACG31は、永久磁石32と電機子33とを有しており、クランク軸19に駆動されて電機子33及び永久磁石32が相対回転することにより、交流電力を発生させるようになっている。詳しくは、永久磁石32はクランク軸19に取り付けられたフライホイール34の回転方向に配設されている。一方、電機子33には発電用コイル35が設けられ、この発電用コイル35はクランク軸19の回転に伴って形成される永久磁石32による回転磁界の内側に配置されている。
ACG31には、スイッチ部としてのサイリスタ36を介して、二次電池としてのバッテリ37が接続されている。サイリスタ36は、その順方向をACG31からバッテリ37に向かう方向に向けて配設されている。ACG31に発生した交流電力は、サイリスタ36により直流電力に変換され、バッテリ37の充電に供される。
上記スロットルモータ13、燃料噴射弁14、点火プラグ17、スタータSW24、サイリスタ36のゲート、バッテリ37は、ECU40に接続されている。ECU40は、CPU、メモリ等を備えた周知のマイクロコンピュータを主体とする電子制ユニットである。メモリは、各種のプログラムやパラメータを記憶する。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、都度のエンジン運転状態に応じてエンジンシステムの各種制御(スロットル開度制御、燃料噴射量制御、点火時期制御)を実施する。特に、本実施形態では、CPUはACG31によるバッテリ37の充電制御を実施する。
次に、図2及び図3に基づいてACG31によるバッテリ37の充電制御を説明する。図2は、ガソリン機関10の始動時に実行される始動時充電制御プログラムの流れを示すフローチャートであり、図3は、ガソリン機関10の通常運転時(始動時以外の運転時)に実行される通常運転時充電制御プログラムの流れを示すフローチャートである。これらのプログラムは、ECU40により所定周期(所定クランク角ごとに又は所定時間周期)で実行される。
(始動時における充電制御)
ECU40は、ガソリン機関10の始動から所定時間が経過していない旨を判定すると、図2に示す始動時充電制御プログラムを実行する。このプログラムによると、ACG31によるバッテリ37の充電制御が同バッテリ37の電圧(以下「バッテリ電圧」という)に基づいて実施される。具体的には、バッテリ電圧が閾電圧(ガソリン機関10の始動方法毎に設定された所定電圧)と比較され、その比較結果に応じてACG31によるバッテリ37の充電が許可又は禁止される。ここで、ガソリン機関10がキック式スタータ22に始動された場合に用いられる第2閾電圧は、ガソリン機関10が電動式スタータ23により始動された場合に用いられる第1閾電圧よりも高く設定されている。
図2に示すステップS10では、ECU40は始動方法を判別する。具体的には、ECU40は、例えばスタータSW24が操作されたか否かを判定する。詳しくは、スタータSW24が操作された場合には、ガソリン機関10が電動式スタータ23により始動された旨を判定し、スタータSW24が操作されていない場合には、ガソリン機関10がキック式スタータ22により始動された旨を判定する。そして、ECU40は、ガソリン機関10が電動式スタータ23により始動された旨を判定するとステップS11の処理に進み、ガソリン機関10がキック式スタータ22により始動された旨を判定するとステップS12の処理に進む。
ステップS11では、ECU40は、バッテリ電圧を検出し、そのバッテリ電圧が第1閾電圧以上か否かを判定する。そして、ECU40は、バッテリ電圧が第1閾電圧よりも低い旨を判定するとステップS13の処理に進み、バッテリ電圧が第1閾電圧以上である旨を判定するとステップS14の処理に進む。一方、ステップS12では、ECU40は、バッテリ電圧を検出し、そのバッテリ電圧が第2閾電圧以上か否かを判定する。そして、ECU40は、バッテリ電圧が第2閾電圧より低い旨を判定するとステップS13の処理に進み、バッテリ電圧が第2閾電圧以上である旨を判定するとステップS14の処理に進む。
ステップS13では、ECU40は、ACG31からバッテリ37への電力供給経路を閉成する。詳しくは、サイリスタ36をオン状態にする。一方、ステップS14では、ECU40は、ACG31からバッテリ37への電力供給経路を開成する。詳しくは、ECU40はサイリスタ36をオフ状態にする。そして、ECU40は、ステップS13又はステップS14の処理を実行した後に、今回の始動時充電制御プログラムの処理を終了する。
(通常運転時における充電制御)
ECU40は、ガソリン機関10の始動から所定時間が経過した旨を判定すると、図3に示す通常運転時充電制御プログラムを実行する。このプログラムによると、ACG31によるバッテリ37の充電制御がガソリン機関10の運転状態(定速/加速/減速)に応じて実施される。すなわち、ガソリン機関10の定速運転時又は加速運転時には、ACG31によるバッテリ37の充電がそのバッテリ電圧に基づいて許可又は禁止され、ガソリン機関10の減速運転時には、ACG31によるバッテリ37の充電が常時許可される。
図3に示すステップS20では、ECU40は、ガソリン機関10の運転状態(定速/加速/減速)を判定する。詳しくは、ECU40は、ガソリン機関10の回転速度について時間当たりの変化量を算出し、その変化量に基づいて運転状態を判定する。なお、加速度センサを設けて、同センサの検出信号に基づいて運転状態を判定するようにしてもよい。
ステップS20においてガソリン機関10が定速運転中又は加速運転中である旨を判定すると、ECU40は、ステップS21において、バッテリ電圧を取得し、そのバッテリ電圧が第3閾電圧以上か否かを判定する。そして、ECU40は、そのバッテリ電圧が第3閾電圧以上である旨を判定するとステップS22の処理に進み、そのバッテリ電圧が第3閾電圧よりも低い旨を判定するとステップS23の処理に進む。一方、ステップS20においてガソリン機関10が減速運転中である旨を判定すると、ECU40はステップS23の処理に進む。
ステップS22では、ECU40は、ACG31からバッテリ37への電力供給経路を開成する。詳しくは、ECU40はサイリスタ36をオフ状態にする。一方、ステップS23では、ECU40は、ACG31からバッテリ37への電力供給経路を閉成する。詳しくは、ECU40はサイリスタ36をオン状態にする。そして、ECU40は、ステップS22又はステップS23の処理を実行した後に、今回の通常運転時充電制御プログラムの処理を終了する。
次に、図4〜6に基づいて、エンジンシステムの作動を説明する。図4は電動式スタータ23による始動時の作動を示すタイミングチャートであり、図5はキック式スタータ22による始動時の作動を示すタイミングチャートであり、図6は定速運転時、加速運転時、減速運転時の作動を示すタイミングチャートである。図4及び図5において、(a)は電動式スタータ23のオン・オフを示し、(b)はガソリン機関10の回転速度を示し、(c)はバッテリ電圧を示し、(d)はサイリスタ36のオン・オフを示す。図6において、(a)はガソリン機関10の回転速度の回転速度を示し、(b)はバッテリ電圧を示し、(c)はサイリスタ36のオン・オフを示す。また、図6では全期間においてバッテリ電圧が第3閾電圧Vth3以上になっていることを想定している。
(電動式スタータによる始動時の作動)
図4に示すタイミングt1において、スタータSW24がオンされると、電動式スタータ23の駆動力によりガソリン機関10が作動する(図4(a),(b)参照)。このとき、バッテリ37から電動式スタータ23に電力が供給されることから、バッテリ電圧が一時的に低下する(図4(c)参照)。このタイミングt1から所定時間が経過するタイミングt4までの期間には、ECU40において始動時充電制御プログラムが実行される。
タイミングt1〜t2では、バッテリ電圧が第1閾電圧Vth1(例えば10V)よりも低くなっている。そのため、ECU40の制御によりサイリスタ36がオン状態になっている(図4(d)参照)。このとき、ACG31からバッテリ37への電力供給がなされるものの電動式スタータ23により電力が消費されることから、バッテリ電圧が上昇することはない。
タイミングt2において初爆が発生すると、それ以降エンジン回転速度はアイドリング
回転速度(例えば1500rpm)まで上昇する。この間、ACG31に発生する電力によ
りバッテリ37が充電され、バッテリ電圧は徐々に高くなる。タイミングt3において、
バッテリ電圧が第1閾電圧Vth1に達すると、ECU40の制御によりサイリスタ36が
オフされ、ACG31からバッテリ37への電力供給が停止される。これにより、タイミングt3以降しばらくはバッテリ電圧が上昇するものの、その後、同バッテリ電圧は徐々
に低下する。
タイミングt1から所定時間が経過すると、ECU40において始動時充電制御プログ
ラムに替えて、通常時充電制御プログラムが実行される。すなわち、第1閾電圧Vth1よ
り高い第3閾電圧Vth3(例えば13V)に基づく充電制御が実施される。その結果、E
CU40の制御によりサイリスタ36がオンされ、ACG31からバッテリ37への電力供給が再開される。これにより、タイミングt1から所定時間が経過するタイミングt4以降しばらくはバッテリ電圧が低下するものの、その後、同バッテリ電圧は徐々に上昇する。
タイミングt5において、バッテリ電圧が第3閾電圧Vth3まで上昇すると、ECU40の制御によりサイリスタ36がオフされ、ACG31からバッテリ37への電力供給が停止される。これにより、タイミングt5以降しばらくはバッテリ電圧が上昇するものの、その後、同バッテリ電圧は徐々に低下する。
タイミングt6において、バッテリ電圧が第3閾電圧Vth3まで低下すると、ECU40の制御によりサイリスタ36がオンされ、ACG31からバッテリ37への電力供給が再開される。これにより、タイミングt6以降しばらくはバッテリ電圧が低下するものの、その後、同バッテリ電圧は徐々に上昇する。以降、同様にして、バッテリ電圧が概ね第3閾電圧Vth3に制御される。
(キック式スタータによる始動時の作動)
図5に示すタイミングt10において、キック式スタータ22のキックペダルが踏み込まれると、キック式スタータ22の駆動力によりガソリン機関10が作動する(図5(b)参照)。なお、キック式スタータ22による始動時には、その始動に起因してバッテリ電圧が変化することはない(図5(c)参照)。
キック式スタータ22による始動時には、第2閾電圧(例えば11V)に基づく充電制御が実施される。すなわち、タイミングt11においてバッテリ電圧が第2閾電圧に達すると、ECU40に制御によりサイリスタ36がオフされ、ACG31からバッテリ37への電力供給が停止される。これにより、タイミングt11以降しばらくはバッテリ電圧が上昇するものの、その後、同バッテリ電圧は徐々に低下する。タイミングt10から所定時間が経過したタイミングt12以降のガソリン機関10の作動は、上述した図4のt4以降のガソリン機関10の作動と実質的に同一である。
(定速運転時、加速運転時、減速運転時の作動)
図6に示すタイミングt20〜t21の期間では、ガソリン機関10は、エンジン回転速度が上昇する加速運転されており、タイミングt21〜t22の期間では、エンジン回転速度が殆ど変化しない定速運転されている(図6(a)参照)。また、上述したようにバッテリ電圧は第3閾電圧(例えば13V)以上になっていることから(図6(b)参照)、両期間では、ECU40の制御によりサイリスタ36がオフされ(図6(c)参照)、ACG31からバッテリ37への電力供給が停止される。
一方、タイミングt22〜t23の期間では、ガソリン機関10は、エンジン回転速度が低下する減速運転されている(図6(a)参照)。減速運転時には、バッテリ電圧に拘わらずサイリスタ36がオンされる(図6(c)参照)。これにより、ACG31からバッテリ37に電力が供給される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ACG31からバッテリ37への電力供給経路にサイリスタ36を設けて、同電力供給経路を開成可能とした。この構成によると、サイリスタ36により上記電力供給経路を開成することにより、発電用コイル35と永久磁石32との間に作用する電磁力を抑制し、発電に伴うガソリン機関10の負荷を軽減することができる。
また、ガソリン機関10の始動時、定速運転時、及び加速運転時において、バッテリ電圧が閾電圧(第1閾電圧、第2閾電圧、又は第3閾電圧)以上である場合には、ACG31からバッテリ37への電力供給経路を開成することでACG31によるバッテリ37の充電を禁止し、バッテリ電圧が閾電圧より低い場合には、同電力供給経路を閉成することでACG31によるバッテリ37の充電を許可するようにした。ここで、バッテリ電圧が閾電圧以上である場合、すなわちバッテリ37の充電状態が良好である場合には、バッテリ37の充電を要せず、バッテリ37により電気負荷に対する電力供給が可能である。したがって、バッテリ電圧が閾電圧以上である場合にACG31によるバッテリ37の充電を禁止することで、電源装置30の性能を維持しつつ、ガソリン機関10の負荷を軽減しその燃費を高めることができる。
また、ガソリン機関10の減速運転時において、バッテリ電圧に拘わらずACG31からバッテリ37への電力供給経路を閉成するようにした。これにより、ACGC31によるバッテリ37の充電がガソリン機関10の減速運転時である限り常時許可されるため、減速運転時の制動エネルギーをバッテリ37に回生することができる。
また、第1〜第3閾電圧をそれぞれ異ならせた。これにより、ガソリン機関10の運転状態に応じてACG31によるバッテリ37の充電を制御することができる。
特に、第1閾電圧を第2閾電圧よりも低くした。ここで、ガソリン機関10をキック式スタータ22により始動させる場合には、ガソリン機関10の負荷が大きくても同キック式スタータ22を大きな力で駆動する(キックペダルを大きな力で勢いよく踏み込む)ことにより、ガソリン機関10を始動させることができる。一方、ガソリン機関10を電動式スタータ23により始動させる場合には、ガソリン機関10の負荷が同電動式スタータ23の動力源に発生する駆動力よりも大きい(ガソリン機関10の負荷がスタータモータの駆動力よりも大きい)ときは、ガソリン機関10を始動させることができない。
この点、上述の如く第1閾電圧を第2閾電圧よりも低くすれば、ガソリン機関10を電動式スタータ23により始動させる場合において、ACG31による発電が抑制され、同ガソリン機関10の負荷が軽減される。これにより、ガソリン機関10の電動式スタータ23による始動性を高めることができる。なお、第1閾電圧を0Vに設定することにより、ガソリン機関10を電動式スタータ23により始動させる場合においてACG31による発電を禁止することも可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態は、バッテリレスの車両(特に、二輪車)用エンジンシステムとして本発明を具体化している。
まず、本実施形態によるエンジンシステムの構成について図7を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
本実施形態によるエンジンシステムは、電動式スタータを備えておらず、クランク軸19にはキック式スタータ22のみが機械的に接続されている。電源装置50は、第1実施形態の電源装置30と同様に、ACG31及びサイリスタ36を備えて構成されている。ただし、ACG31には、第1実施形態のバッテリ37(図1参照)に代えて、蓄電手段としてのコンデンサ51がサイリスタ36を介して接続されている。電源装置50の出力端には、図示しない電源ラインを介してECU40が接続されている。すなわち、車体電気負荷には、ECU40が含まれている。ECU40は、ACG31又はコンデンサ51からの給電を受けて、サイリスタ36のオン/オフ制御を実施する。
ここで、サイリスタ36は常開式のスイッチ素子であり、ガソリン機関10の始動時にはコンデンサ51からの給電に伴いECU40によりサイリスタ36のオン/オフ制御が実施される。ところが、コンデンサは、概してバッテリよりも蓄電可能なエネルギー量が小さく、またバッテリよりも放電による充電電圧の低下が大きい。特に、二輪車用の電源装置では、電源装置の低コスト化及び小型化の観点から、体格の小さなコンデンサ、すなわち蓄電可能なエネルギー量の小さなコンデンサが採用される。そのため、ガソリン機関10の始動時(始動直前及び始動直後)には、コンデンサ51の充電電圧が略0(0又はECU40の動作電圧未満)になっていることが考えられる。
そこで、本実施形態では、ECU40とサイリスタ36との間に、ACG31からの給電を直接受けてサイリスタ36をオン・オフさせるサイリスタ開閉回路52が設けられている。サイリスタ開閉回路52は、ECU40からサイリスタ36をオフ状態とする制御信号が入力された場合には、サイリスタ36をオフ状態とする開閉信号を出力し、その他の場合、すなわちECU40からサイリスタ36をオン状態とする制御信号が入力された場合及びECU40から適正な制御信号が入力されない場合には、サイリスタ36をオン状態とする開閉信号を出力する。なお、図7には、電源回路50に設けられたサイリスタ開閉回路52を例示したが、サイリスタ開閉回路52は、ECU40に設けられてもよいし、電源回路50及びECU40とは別のハードウェアとして構成されてもよい。
次に、ガソリン機関10の始動時におけるサイリスタ開閉回路52の作動について説明する。以下の説明では、ガソリン機関10の始動直前において、コンデンサ51の充電電圧が略0になっていることを想定している。
ガソリン機関10の始動前においては、コンデンサ51の充電電圧が略0になっているため、ECU40は作動していない。キック式スタータ22を操作すると、クランク軸19が回転し、ACG31に交流電力が発生する。この電力はサイリスタ開閉回路52に供給される。サイリスタ開閉回路52では、この給電を受けて、サイリスタ36をオン状態とする開閉信号が出力される。これにより、サイリスタ36がオン状態となって、ACG31からサイリスタ36を介してECU40へ電力が供給される。その後、ACG31からECU40への給電電圧がECU40の動作電圧以上となると、ECU40が作動を開始する。これにより、エンジンシステムの各部がECU40により制御されて、ガソリン機関10が始動される。
次に、ガソリン機関10の通常運転時におけるコンデンサ51の充電制御について図8を参照しつつ説明する。図8は、ガソリン機関10の通常運転時に適用される充電制御プログラムの流れを示すフローチャートである。このプログラムは、ガソリン機関10の始動から所定時間が経過した後に、ECU40により所定周期(所定クランク角ごとに又は所定時間周期)で実行される。
以下に説明する充電制御は、コンデンサ51の充電電圧VCに基づいてサイリスタ36を制御する点で、バッテリ37のバッテリ電圧VBに基づいてサイリスタ36を制御する第1実施形態の充電制御(図3参照)と異なる。
図8に示すステップS30では、ECU40は、図3に示すステップS20と同様にして、ガソリン機関10の運転状態(定速/加速/減速)を判定する。
ステップS30においてガソリン機関10が定速運転中又は加速運転中である旨を判定すると、ECU40はコンデンサ51の充電電圧VCを取得し、その充電電圧VCが第4閾電圧Vth4以上か否かを判定する。そして、ECU40は、その充電電圧VCが第4閾電圧Vth4以上である旨を判定するとステップS32の処理に進み、その充電電圧VCが第4閾電圧Vth4よりも低い旨を判定するとステップS33の処理に進む。一方、ステップS30においてガソリン機関10が減速運転中である旨を判定すると、ECU40はステップS33の処理に進む。
ステップS32では、ECU40は、サイリスタ開閉回路52に対しサイリスタ36をオン状態とする制御信号を出力する。これにより、ACG31からコンデンサ51への電力供給経路が開成される。一方、ステップS33では、ECU40は、サイリスタ開閉回路52に対しサイリスタ36をオフ状態とする制御信号を出力する。これにより、ACG31からコンデンサ51への電力供給経路が閉成される。そして、ECU40は、ステップS32又はステップS33の処理を実行した後に、今回の通常運転時充電制御プログラムの処理を終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、バッテリレスの車両用エンジンシステムにおいても、第1実施形態と同様に、電源回路50の性能を維持しつつ、ガソリン機関10の燃費を高めることができ、また減速運転時の制動エネルギーをバッテリ37に回生することができる。
また、ACG31からの給電を直接受けて、ガソリン機関10の始動時においてECU40に代わってサイリスタ36をオン状態とするサイリスタ開閉回路52を電源装置50に設けた。これにより、ガソリン機関10の始動時にコンデンサ51の充電電圧が略0になっていたとしても、キック式スタータ22によってガソリン機関10を始動させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
上記実施形態では、予め設定された閾電圧に基づいて電源装置30の充電制御を実施した。しかしながら、閾電圧を可変設定するようにしてもよい。
例えば、閾電圧はガソリン機関10の温度に応じて可変設定してもよい。この場合、ガソリン機関10の温度は、例えばガソリン機関10の冷却水温を検出する水温センサの検出信号から算出するとよい。ガソリン機関10の負荷は同ガソリン機関10の温度により変化する。例えば、ガソリン機関10におけるフリクションロスは、同ガソリン機関10の温度が低いほど大きくなっている。そのため、上述の如くガソリン機関10の温度に応じて閾電圧を可変設定することにより、すなわちガソリン機関10の負荷に応じてACG31による発電態様を変更することにより、ガソリン機関10の始動性を低下させることなく、ガソリン機関10の燃費を効果的に高めることができる。
また、上記実施形態では、ガソリン機関10の定速運転時、加速運転時、及び減速運転時におけるACG31による蓄電手段(バッテリ37、コンデンサ51)の充電制御を説明した。しかしながら、ガソリン機関10のアイドル運転時、暖機運転時その他の運転状態に対応する閾電圧を設定し、各運転状態において対応する閾電圧に基づいて上述した充電制御を実施してもよい。例えば、アイドル運転時や暖機運転時では、ガソリン機関10の作動が相対的に不安定になることから、同機関10の負荷を小さくすることが望ましい。したがって、アイドル運転時や暖機運転時に対応する閾電圧は、上記第3閾電圧よりも低くすることが考えられる。
また、上記実施形態では、ACG31による蓄電手段(バッテリ37、コンデンサ51)の充電を、ガソリン機関10の減速運転時において常時許可した。しかしながら、ガソリン機関10の減速運転時に対応する閾電圧を設定し、同減速運転時において対応する閾電圧に基づいて上述した充電制御を実行してもよい。
また、上記実施形態では、ガソリン機関10の加速運転時及び定速運転時において、蓄電手段(バッテリ37、コンデンサ51)の充電電圧に応じて蓄電手段の充電を許可又は禁止した。しかしながら、加速運転時においては、蓄電手段の充電電圧に拘わらず、発電機(ACG31)から蓄電手段(バッテリ37、コンデンサ51)への電力供給経路を開成して、蓄電手段の充電を禁止してもよい。この場合、ガソリン機関10の加速運転時における同機関10のACG31による負荷を軽減することができる。これにより、車両の加速時におけるドライバビリティの向上を図ることができる。
また、上記第1実施形態では、第1閾電圧を第2閾電圧よりも低くした。しかしながら、第1閾電圧を第2閾電圧よりも高くしてもよい。例えば、ガソリン機関10を電動式スタータ23により始動させると、その始動後のバッテリ電圧がECU40の動作電圧以下になることが考えられる。この場合、ガソリン機関10を始動させることができたとしても、同ガソリン機関10が正常に作動しないことが考えられる。この点について考慮すると、上述の如く第1閾電圧を第2閾電圧よりも高く設定することにより、ガソリン機関10を電動式スタータ23により始動させる場合においてACG31による発電を促すことが考えられる。
また、上記第1実施形態では、第1閾電圧〜第3閾電圧をそれぞれ異ならせたが、これらの任意の組み合わせを同一電圧としてもよい。また、定速運転時及び加速運転時の充電制御を同一の第3閾電圧に基づいて実施したが、両運転状態における閾電圧をそれぞれ異ならせてもよい。また、第1閾電圧〜第3閾電圧にそれぞれヒステリシスを設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、スイッチ部としてのサイリスタ36によりACG31からバッテリ37への電力供給経路を開閉した。しかしながら、このようなスイッチ部はトランジスタでもよいし、複数の素子(トランジスタ、サイリスタなど)からなる回路で構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、ガソリン機関10の始動から所定時間が経過するまでは始動時充電制御を実施し、ガソリン機関10の始動から所定時間が経過した後は通常運転時充電制御を実施した。すなわち、ガソリン機関10の始動からの経過時間に基づいて同機関10の運転状態が始動時か否かを判定した。しかしながら、ガソリン機関10の回転速度に基づいて同機関10の運転状態が始動時か否かを判定してもよい。
また、上記実施形態では、キック式スタータ22及び電動式スタータ23を備えるエンジンシステムについて説明したが、本発明は、キック式スタータ22のみを備えるエンジンシステムにも、電動式スタータ23のみを備えるエンジンシステムにも適用可能である。また、本発明は、車両用以外のエンジンシステムに適用してもよいし、ガソリン機関以外のエンジン(例えば、ディーゼル機関)を主体とするエンジンシステムに適用してもよい。
第1実施形態によるエンジンシステムの構成を示す図。 始動時充電制御プログラムの流れを示すフローチャート。 通常運転時充電制御プログラムの流れを示すフローチャート。 電動式スタータによる始動時の作動を示すタイミングチャート。 キック式スタータによる始動時の作動を示すタイミングチャート。 定速運転時、加速運転時、減速運転時の作動を示すタイミングチャート。 第2実施形態によるエンジンシステムの構成を示す図。 通常運転時充電制御プログラムの流れを示すフローチャート。
符号の説明
10…ガソリン機関(エンジン)、11…吸気通路、12…スロットルバルブ、13…スロットルモータ、14…燃料噴射弁、15…吸気バルブ、16…燃焼室、17…点火プラグ、19…クランク軸、20…排気バルブ、21…排気通路、22…キック式スタータ(人力式始動装置)、23…電動式スタータ(電動式始動装置)、24…スタータSW、30,50…電源装置、31…ACG(発電機)、32…永久磁石、33…電機子、35…発電用コイル、36…サイリスタ(スイッチ部)、37…バッテリ(二次電池、蓄電手段)、40…ECU(電圧検出手段、制御手段、設定手段)、51…コンデンサ(蓄電手段)、52…サイリスタ開閉回路(スイッチオン回路)。

Claims (12)

  1. エンジンにより駆動されて電機子及び永久磁石が相対回転することで交流電力を発生させる発電機と、前記発電機に発生する電力により充電される蓄電手段とを備え、前記発電機又は前記蓄電手段により電力を出力する電源装置に適用され、
    前記エンジンは、人力によって駆動される人力式始動装置と、前記蓄電手段から供給される電力により駆動される電動式始動装置とにより始動可能であり、
    前記蓄電手段の充電電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段により検出された前記蓄電手段の充電電圧が閾電圧以上である場合には、前記発電機から前記蓄電手段への電力供給経路を開成させ、前記電圧検出手段により検出された前記蓄電手段の充電電圧が前記閾電圧より低い場合には、前記電力供給経路を閉成させる制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記エンジンが前記電動式始動装置により始動される場合に、前記エンジンが前記人力式始動装置により始動される場合の閾電圧と異なる閾電圧に基づいて、前記電力供給経路の開閉制御を実施することを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記エンジンが前記電動式始動装置により始動される際の閾電圧が、前記エンジンが前記人力式始動装置により始動される際の閾電圧よりも低い請求項に記載の電源制御装置。
  3. 前記電源装置は前記蓄電手段として二次電池を備え、
    前記制御手段は、前記二次電池の充電電圧に基づいて前記電力供給経路の開閉を制御する請求項1又は2に記載の電源制御装置。
  4. 前記電源装置は、前記電力供給経路に設けられ同電力供給経路を開閉するスイッチ部を備え、
    前記制御手段は、前記スイッチ部をオフ状態にすることにより前記電力供給経路を開成させ、前記スイッチ部をオン状態にすることにより前記電力供給経路を閉成させる請求項1から3のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  5. 前記エンジンの温度に応じて前記閾電圧を可変設定する設定手段を更に備える請求項1からのいずれか一項に記載の電源制御装置。
  6. 前記エンジンの加減速状態を判定する判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記エンジンの減速状態が判定された場合には、前記蓄電手段の充電電圧に拘わらず、前記電力供給経路を閉成させる請求項1からのいずれか一項に記載の電源制御装置。
  7. エンジンにより駆動されて電機子及び永久磁石が相対回転することで交流電力を発生させる発電機と、前記発電機に発生する電力により充電される蓄電手段とを備え、前記発電機又は前記蓄電手段により電力を出力する電源装置に適用され、
    前記蓄電手段の充電電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段により検出された前記蓄電手段の充電電圧が閾電圧以上である場合には、前記発電機から前記蓄電手段への電力供給経路を開成させ、前記電圧検出手段により検出された前記蓄電手段の充電電圧が前記閾電圧より低い場合には、前記電力供給経路を閉成させる制御手段と、
    前記エンジンの温度に応じて前記閾電圧を可変設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする電源制御装置。
  8. 前記エンジンの加減速状態を判定する判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記エンジンの減速状態が判定された場合には、前記蓄電手段の充電電圧に拘わらず、前記電力供給経路を閉成させる請求項に記載の電源制御装置。
  9. エンジンにより駆動されて電機子及び永久磁石が相対回転することで交流電力を発生させる発電機と、前記発電機に発生する電力により充電される蓄電手段とを備え、前記発電機又は前記蓄電手段により電力を出力する電源装置に適用され、
    前記蓄電手段の充電電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段により検出された前記蓄電手段の充電電圧が閾電圧以上である場合には、前記発電機から前記蓄電手段への電力供給経路を開成させ、前記電圧検出手段により検出された前記蓄電手段の充電電圧が前記閾電圧より低い場合には、前記電力供給経路を閉成させる制御手段と、
    前記エンジンの加減速状態を判定する判定手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記エンジンの減速状態が判定された場合には、前記蓄電手段の充電電圧に拘わらず、前記電力供給経路を閉成させることを特徴とする電源制御装置。
  10. 前記電源装置は、前記電力供給経路に設けられ同電力供給経路を開閉するスイッチ部を備え、
    前記制御手段は、前記スイッチ部をオフ状態にすることにより前記電力供給経路を開成させ、前記スイッチ部をオン状態にすることにより前記電力供給経路を閉成させる請求項7から9のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  11. 前記蓄電手段からの給電又は前記スイッチ部を介しての前記発電機からの給電を受け、その給電に伴い前記制御手段による前記電力供給経路の開閉制御を実行する電源制御装置であり、
    前記電源装置は前記蓄電手段としてコンデンサを備え、
    前記スイッチ部は、前記制御手段によりオン/オフ状態が切り替えられる常開式のスイッチ素子からなり、
    前記発電機から直接給電され、前記エンジンの始動時において前記制御手段に代わって前記スイッチ部をオン状態とするスイッチオン回路を備える請求項10に記載の電源制御装置。
  12. 前記電源装置は前記蓄電手段として二次電池を備え、
    前記制御手段は、前記二次電池の充電電圧に基づいて前記電力供給経路の開閉を制御する請求項7から10のいずれか一項に記載の電源制御装置。
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