JP4020102B2 - 水噴射式織機の消極開口装置 - Google Patents
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Description
この消極開口装置は、床面に配設した開口装置本体及び開口レバーを含む駆動機構と、織機上方に配設した揺動レバー及び復帰ばねを含むスプリング機構と、駆動機構又はスプリング機構と綜絖枠との間を連結するロープと、ロープを案内するガイドローラと、ガイドローラを支持する支持軸とを備えている。
そして、駆動機構の運動により伝達されるロープの引張力と、スプリング機構が有する付勢力により綜絖枠に開口運動を行なわせるようにしている。
こうした消極開口装置は空気噴射式織機ではごく一般的に採用されている。
そして、ロープの本数に応じて複数個のガイドローラが支持軸に対して互い近接する状態で支持されているが、ガイドローラの軸受は常に良好な潤滑状態を保つ必要がある。
そこで、従来では、ガイドローラの軸受間にスペーサを介在させ、支持軸に潤滑剤の導入路を設け、導入路と軸受間とを連通する連通路を通じて潤滑剤を軸受に供給するようにしている。
すなわち、水噴射式織機では緯入れのために噴射水を用いることから、床面側に設置される消極開口装置は飛散する水により直接的な水濡れ状態となる可能性が高い。
消極開口装置をカバー等で直接的な水濡れを防止することはできるものの、水噴射式織機の周囲は多湿の雰囲気にあり、結露等による水濡れ状態は依然として発生し易く、消極開口装置の水濡れ状態を回避することは困難である。
消極開口装置の水濡れ状態を招く水分がガイドローラの軸受に浸入すると、水分と潤滑剤との反応により潤滑剤の乳化現象を発生させることになる。
そして、乳化された潤滑剤が軸受付近に留まると、軸受の性能を低下させて軸受の良好な潤滑状態を保つことが不可能となる。
なお、特許文献1に記載された技術では、ガイドローラの軸受間への塵埃の侵入防止は意図されているが、水分の浸入を想定した技術ではなく、さらに言うと、スペーサを介して隣り合うガイドローラは互いに相対回動することから、スペーサと軸受外輪との間にある程度の間隙を形成することが必須であるが、スペーサと軸受外輪との間隙から水分が浸入すると軸受部に滞留する潤滑剤が直ぐに乳化されてしまう。
一部の水分がガイドローラと環状部材の間を通過して封止空間に浸入し、封止空間における環状部材付近の潤滑剤の一部が乳化されても、軸受の径よりも大きな環状部材であることから、直ちに軸受付近の潤滑剤が乳化されるわけではなく、乳化された潤滑剤の軸受への影響は殆どない。
また、適宜の手段により封止空間へ新たな潤滑剤を送入すれば、ガイドローラと環状部材が緩装されることから、乳化された潤滑剤はガイドローラと環状部材の間から排出され、新たな潤滑剤により軸受における良好な潤滑状態を保つことができる。
なお、環状部材がガイドローラ間に緩装されるとは、環状部材がガイドローラ間に見かけ上では介装される状態であっても、封止空間に圧力を高めた場合に、環状部材とガイドローラとの間から一部の潤滑剤が排出される程度の介装状態、あるいは微小な隙間を有する程度の介装状態を意味する。
導入路に新たな潤滑剤を圧入するだけで封止空間に潤滑剤を手軽に供給するとともに古い潤滑剤の一部を封止空間から排除することができる。
ここでいう係止部とは溝、突起あるいは段差等により環状部材の位置を決定し、環状部材のガイドローラの径方向への妄動を抑制するための部位を意味する。
また、ガイドローラ間の封止空間が円板部材により分割され、封止空間の容積が減少されるから、充填する潤滑剤の使用量を少なくすることができる。
さらに、連通路からの潤滑剤を複数の切り欠きを通じて封止空間へ充填し易くなる。
以下、第1の実施形態に係る水噴射式織機の消極開口装置(以下、単に「開口装置」と称する。)を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、この実施形態の開口装置10は、床面に配設した駆動機構11と、織機上方に配設したスプリング機構29、30と、駆動機構11又はスプリング機構29、30と綜絖枠26との間を連結するロープ17、18と、ロープ17、18を案内するガイドローラ20、22、24と、ガイドローラ20、22、24を支持する支持軸19、21、23とにより主に構成される。
そして、タペットカム13の回転に応じてカムレバー15は揺動軸16を支点として上下に揺動される。
カムレバー15には、2本のロープ17、18の一端が夫々接続されており、これらのロープ17、18は支持軸19により回転自在に支持されるガイドローラ20に案内されている。
そして、これらのロープ17、18は別設の支持軸21、23に支持されるガイドローラ22、24に夫々振り分けられて案内され、機台25に対して昇降自在の綜絖枠26の両側に取付具27、28を介して連結されている。
綜絖枠26には多数の綜絖が枠内に配置されており、複数の綜絖枠26が機台25の前後に列設されている。
ジャックレバー33の外側端には、スプリング保持用のハンガー35が懸吊されており、機台25からハンガー35の下方へ向けて張設されたスプリングスタンド37とハンガー25との間にスプリング39が介在されている。
従って、この実施形態のスプリング機構29は、揺動軸31と、ジャックレバー33と、ハンガー35と、スプリングスタンド37と、スプリング39とから構成される。
また、機台25の上部の他方には、スプリング機構29と対称なスプリング機構30が備えられており、スプリング機構30は、揺動軸32、ジャックレバー34、ハンガー36、スプリングスタンド38及びスプリング40とから構成されている。
このように、この実施形態の開口装置10では上記の構成により、駆動機構11の運動により伝達されるロープ17、18の引張力と、スプリング機構29、30が有する付勢力により綜絖枠26に開口運動を行なわせることが可能となっている。
この実施形態では3種類のガイドローラ20、22、24が備えられていることを既に説明したが、ここではガイドローラ20について説明する。
図2に示されるガイドローラ20は、支持軸19に装着するための軸受41を一体的に備えている。
この実施形態では軸受41を除く部位は樹脂材料により形成されており、ここでは説明の便宜上、樹脂材料により形成されている部位を樹脂形成体45とする。
軸受41は非接触式のころがり軸受であり、内輪42と外輪43との間に複数個の転動体44が保持器(図示せず)により保持され、内輪42と外輪43との相対回転を可能としている。
この実施形態では、内輪42の厚さ(支持軸19の軸線方向の長さ)が外輪43の厚さよりも僅かに大きく設定されており、外輪43周囲の樹脂形成体45の厚さは外輪43の厚さを越えないものとしている。
また、樹脂形成体45には多数のリブ46が放射状に形成され、外周部には2本のロープ用の案内溝47、48が互いに平行となるように形成されている。
一方の案内用溝47はロープ17が案内される溝であり、他方の案内溝48はロープ18が案内される溝である。
これらのガイドローラ20は、互いに近接するように軸受41を介して支持軸19に装着されている。
ここで、支持軸19について詳述すると、水平状態に配置される支持軸19の中心には軸芯方向に沿って設けられた潤滑剤用の導入路49が設けられており、図示はしないが導入路49の一方は閉塞され、他方は支持軸19の外側と連通している。
そして、導入路49と交錯するように、支持軸19を径方向に横断する連通路50が支持軸の長手方向において一定の間隔と保って複数個設けられている。
この連通路50は、ガイドローラ20間に形成される後述の封止空間57と連通可能としており、導入路49からの潤滑剤を封止空間57へ供給する通路となっている。
なお、図示はしないが最も外側のガイドローラ20には、スペーサ(図示せず)がガイドローラ20に臨むように支持軸19に支持されており、このガイドローラ20とスペーサとの間にも同様のリングプレート51が介在されている。
金属プレート52の中心には支持軸19の径にほぼ対応する通孔54が備えられている。
そして、金属プレート52には通孔54から外側へ向けて切り込まれている切り欠き55が備えられており、この実施形態では隣り合う切り欠き55が等間隔を保つように5箇所に設定されている。
この5箇所の切り欠き55は、支持軸19の連通路49に対向するときに、潤滑剤の封止空間57への供給を図るために設けられているものである。
この実施形態では、リングプレート51がいかなる状態で支持軸19に固定されても連通路50がいずれかの切り欠き55に対向するような切り欠き55を設定しており、これにより連通路50からの潤滑剤を常に封止空間57へ供給することが可能である。
なお、切り欠き55の形成により切り欠き55間において相対的に張設される張設片56は軸受41の内輪42の側面に当接するものとなっている。
ゴム部材53の径は軸受41の径よりも大きく設定されていることから、ゴム部材53は軸受41の外輪43の外側に位置している。
このため、封止空間57は、軸受41の側面全部とガイドローラ20の側面の一部を含み、ゴム部材53と軸受41の外輪43との間に一定の距離が設定されることになる。
さらに、ゴム部材53の厚さはガイドローラ20間の間隙よりも僅かに大きく設定されているため、ゴム部材53はゴム部材53が有する弾性力と相俟って両側のガイドローラ20、20に当接する状態となっている。
ここでは、ゴム部材53の弾性力によりゴム部材53とガイドローラ20との確実な当接状態を実現しているが、両者20、53の当接状態は比較的緩やかとしている。
この明細書で云う「ゴム部材53がガイドローラ20間に緩装される」とは、ゴム部材53がガイドローラ20間に見かけ上では介装される状態であっても、例えば、封止空間57の圧力を高めた場合に、ゴム部材53とガイドローラ20との間から一部の潤滑剤が排出される程度の介装状態を意味する。
また、金属プレート52により封止空間57は分割されているが、金属プレート52の存在により封止空間57の容積が削減され、滞留する潤滑剤の必要量の抑制が図られている。
さらに、この実施形態では中央寄りのガイドローラ20について説明したが、他のガイドローラ22、24についても基本的にガイドローラ20と同様のリングプレートを用いて封止空間を形成し、潤滑剤が滞留する封止空間への水分浸入を抑制する構成が採用されている。
ガイドローラ20が水分を受けると、ガイドローラ20の軸受41へ向けて水分が浸入しようとする。
このとき、水分の大部分はゴム部材53により遮られ、封止空間57内への水分の浸入を抑制できる。
水分が一部がガイドローラ20とゴム部材53の間を通過して封止空間57内へ浸入する場合、浸入した水分はゴム部材53の近傍の一部の潤滑剤と反応して乳化する。
ゴム部材53から軸受41まで一定の距離が設定されていることから、ゴム部材53の近傍の一部の潤滑剤が乳化しても軸受41には殆ど影響がなく、軸受41付近の潤滑剤に水分が達するまでには相当な時間が必要となる。
支持軸19の導入路49へ新たな潤滑剤を導入し、連通路50を通じて封止空間57へ向けて潤滑剤を圧送する。
この連通路50はリングプレート51の5箇所の切り欠き55のいずれかに対向することから、圧送される新たな潤滑剤は連通路50が対向する切り欠き55を通じて封止空間57へ確実に圧送される。
封止空間57への新たな潤滑剤の充填に伴い、封止空間57の内圧が上昇して乳化された古い潤滑剤がガイドローラ20とゴム部材53との間から押し出されるようにして排出される。
このため、封止空間57内には乳化されていない新旧の潤滑剤が滞留することになり、そして、ゴム部材53の外周付近に排出された古い潤滑剤が留まることになる。
排出された古い潤滑剤はゴム部材53の外周を覆うことから、排出された古い潤滑剤は封止空間57に対する水分の浸入をさらに防止する。
(1)ガイドローラ20が水濡れ状態であっても、互いに近接するガイドローラ20間に緩装されているゴム部材53が、封止空間57へ浸入しようとする水分の大部分を遮ることができるほか、一部の水分がガイドローラ20とゴム部材53の間を通過して封止空間57に浸入し、封止空間57におけるゴム部材53付近の潤滑剤の一部が乳化されても、軸受41の径よりも大きなゴム部材53であることから、直ちに軸受41付近の潤滑剤が乳化されるわけではなく、乳化された潤滑剤の軸受41への影響は殆どない。
(2)ゴム部材53付近の潤滑剤が乳化しても、支持軸19における導入路49と連通路50を通じて封止空間57へ新たな潤滑剤を送入すれば、ガイドローラ20に対するゴム部材53の緩装により、乳化された潤滑剤はガイドローラ20とゴム部材53の間から排出され、乳化のない新旧の潤滑剤により軸受41における良好な潤滑状態を保つことができる。
(3)新たな潤滑剤の封止空間57への充填により、排出された潤滑剤がゴム部材53の外周を覆うように留まることから、排出された潤滑剤が封止空間57への水分浸入を妨げ、水分による封止空間57における潤滑剤の乳化をより一層抑制することができる。
(5)ガイドローラ20間の封止空間57がリングプレート51の金属プレート52により分割され、封止空間57の容積が減少されるから、充填する潤滑剤の使用量を少なくすることができる。また、連通路50が切り欠き55のいずれかに対向するため、連通路50から封止空間57への潤滑剤の充填が確実となる。さらに、十分な幅を有する切り欠き55であるため、封止空間57への潤滑剤の充填は抵抗も少なく比較的容易である。
次に、第2の実施形態に係る開口装置について図6に基き説明する。
この第2の実施形態の開口装置は、図6に示されるように、ガイドローラ61と環状部材を除き、その他の構成は第1の実施形態に係る開口装置10と同一である。
従って、この実施形態では、説明の便宜上、先に説明した第1の実施形態で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、第1の実施形態の説明を援用する。
そして、リング溝63の寸法にほぼ対応する環状部材としてのOリング64が緩装されている。
このOリング64は、ゴムや軟性樹脂等の弾性材料により形成されているが、ガイドローラ61の間隙よりも大きく、かつ、ガイドローラ61間のリング溝63の最深部間との距離よりも小さく設定された断面径を有している。
これにより、支持軸19に支持されるガイドローラ61間におけるリング溝63からのOリング64の脱落防止が図られる。
ガイドローラ61間におけるOリング63により封止空間65が形成されるが、この封止空間65は潤滑剤が充填され、支持軸19の導入路49及び連通路50を通じて潤滑剤の充填を行なうことが可能となっている。
この実施形態では、Oリング64が必ずしもリング溝63に対して全面的に当接する必要はなく、リング溝63にも充填される潤滑剤により、所謂フローティング状態にあればよい。
一部の水分がOリング64内に浸入しても、封止空間65においてOリング64付近の潤滑剤が乳化されるに止まり、軸受41付近の潤滑剤が直ちに乳化されることはない。
また、支持軸19の導入路49及び連通路50を通じて新たな潤滑剤を封止空間65に充填することにより、乳化された潤滑剤はOリング64とリング溝63の間から排出される。
この実施形態に係る開口装置によれば、第1の実施形態とほぼ同趣旨の作用効果を奏するほか、ガイドローラ61にリング溝63を設け、環状部材としてのOリング64を介在させるだけでよいことから、製作コストをさらに抑制することが可能となる。
第3の実施形態に係る開口装置について図7に基き説明する。
この第3の実施形態の開口装置は、ガイドローラ71と環状部材を除き、その他の構成は第1の実施形態に係る開口装置10と同一である。
従って、この実施形態では、説明の便宜上、先に説明した第1の実施形態で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、第1の実施形態の説明を援用する。
そして、リング溝73の寸法にほぼ対応する環状部材としての硬質樹脂による環状リング74が緩装されている。
この実施形態では、この環状リング74の材料を硬質樹脂としたが、硬質樹脂に替えて金属材料を用いてもよい。
この環状リング74は、ガイドローラ71の間隙よりも大きく、かつ、ガイドローラ71間のリング溝73の最深部間との距離よりも小さく設定された肉厚を有している。
これにより、支持軸19に支持されるガイドローラ71間におけるリング溝73からの環状リング74の脱落防止が図られる。
ガイドローラ71間における環状リング74により封止空間75が形成されるが、封止空間75は潤滑剤が充填され、支持軸19の導入路49及び連通路50を通じて潤滑剤の充填を行なうことが可能となっている。
この実施形態では、環状リング74が必ずしもリング溝73に対して全面的に当接する必要はなく、リング溝73にも充填される潤滑剤により、所謂フローティング状態にあればよい。
この実施形態に係る開口装置の作用効果は、第2の実施形態の作用効果に準ずる。
なお、この実施形態によれば、環状リング74が硬質材料により形成されていることから、リング溝73からの環状リング74の脱落を確実に防止することができる。
○ 上記の第1〜第3の実施形態では、消極開口装置としてカム機構を備える開口装置を説明したが、例えば、ドビー機構を備える消極開口装置に本発明を適用することも可能である。
○ 上記の第1〜第3の実施形態では、3種類のガイドローラを備える開口装置について説明したが、ガイドローラの種類は限定されず、少なくとも、綜絖枠の開口に用いられるガイドローラが複数個存在すればよい。
○ 上記の第1〜第3の実施形態では、環状部材の断面形態が円形状又は方形状といった中実形態としてが、パイプ状やU字状等の中空形態の環状部材を用いてよく、少なくとも、ガイドローラ間において封止空間を形成するとともに、緩装又は弾力的な緩装を実現することができる環状部材であればその断面形態は特に限定されない。
○ 上記の第1〜第3の実施形態では、環状部材とガイドローラの軸受との距離を特定しなかったが、この距離はガイドローラ間の間隙の寸法、軸受の仕様、潤滑剤の性質といった諸条件により適宜最適な距離を設定すればよい。
○ 上記の第2、第3の実施形態では、係止部としてリング溝をガイドローラに設けるとしたが、この係止部は溝に限定する主旨ではなく、例えば、突条又は段差の組み合わせ等としてもよく、ここで予定する係止部は、少なくとも、環状部材のガイドローラの径方向への妄動抑制を図ることができる構造であればよい。
11 駆動機構
17、18 ロープ
19、21、23 支持軸
20、22、24、61、71 ガイドローラ
26 綜絖枠
41 軸受
45、62、72 樹脂形成体
49 導入路
50 連通路
51 リングプレート
53 ゴム部材
55 切り欠き
57、65、75 封止空間
58 溝
63、73 リング溝
64 Oリング
74 環状リング
Claims (7)
- 床面に配設した駆動機構と織機上方に配設したスプリング機構により綜絖枠に開口運動を行なわせるように構成した水噴射式織機の消極開口装置において、
駆動機構と綜絖枠とを連結するロープと、軸受を一体的に備えるとともに前記ロープを案内する複数のガイドローラと、前記ガイドローラを前記軸受を介して支持する支持軸とを含み、
前記軸受の径よりも大きな径を有する環状部材が互いに近接する前記ガイドローラ間に緩装され、
潤滑剤を滞留可能とする封止空間が前記環状部材によりガイドローラ間に形成されることを特徴する水噴射式織機の消極開口装置。 - 潤滑剤を導入する導入路が前記支持軸の軸芯方向に沿って設けられ、前記封止空間と導入路とを連絡する連通路が設けられ、
前記導入路への潤滑剤の圧入により前記連通路を通じて潤滑剤を前記封止空間へ充填可能とするとともに、前記潤滑剤の圧入を受けて前記封止空間の外へ潤滑剤の一部を排出可能とすることを特徴とする請求項1記載の水噴射式織機の消極開口装置。 - 前記環状部材が弾性体であり、前記環状部材が前記ガイドローラ間に弾力的に緩装されることを特徴とする請求項1又は2記載の水噴射式織機の消極開口装置。
- 前記環状部材の外周部に亘って溝が刻設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の水噴射式織機の消極開口装置。
- 前記環状部材に対応する係止部が前記ガイドローラの側面に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の水噴射式織機の消極開口装置。
- 前記環状部材の内側には、剛性を有する円板部材が備えられ、前記円板部材には前記支持軸の径にほぼ対応する通孔と、前記連通路に対向する複数の切り欠きが備えられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項記載の水噴射式織機の消極開口装置。
- 前記切り欠きが5箇所備えられ、前記切り欠きは互いに等間隔を保つように備えられ、前記連通路は支持軸の軸芯を通過して支持軸の径方向に横断することを特徴とする請求項6記載の水噴射式織機の消極開口装置。
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