JP2002234469A - 下側ローラ装置 - Google Patents

下側ローラ装置

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JP2002234469A
JP2002234469A JP2001033988A JP2001033988A JP2002234469A JP 2002234469 A JP2002234469 A JP 2002234469A JP 2001033988 A JP2001033988 A JP 2001033988A JP 2001033988 A JP2001033988 A JP 2001033988A JP 2002234469 A JP2002234469 A JP 2002234469A
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pipe
collar
roller
pipe tube
roller device
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JP2001033988A
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Shinichi Sekido
慎一 関戸
Akihiro Tanaka
章弘 田中
Kiyoshi Namiki
清 並木
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転動作をおこなう摺接部に潤滑油を良好に
供給でき、ローラ部の転動面に与えられる外力の作用線
上に外力を支持する支持部材を配置できるとともに、ロ
ーラ部の転動面に与えられた外力の、カラー部分への伝
達を抑えることができる下側ローラ装置の提供。 【解決手段】 履帯を案内するローラ部31と、このロ
ーラ部31と別体に設けられ軸部を形成するパイプ管3
2と、このパイプ管32内に設定される油溜り部32a
と、このパイプ管32に設けられ、油溜り部32aに連
通し、このパイプ管32の外周面に開口する油穴32b
と、パイプ管32の端部に設けたプラグ40と、パイプ
管32の端部をカラー33に固定するピン36、及びこ
のピン36が圧入される穴34,35と、ローラ部31
の内周面とパイプ管32の外周面との間に設けた軸受3
9とを設け、上述の油穴32bの開口を軸受39に対向
させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
履帯走行式車輌に備えられ、履帯を案内するローラ部を
含む下側ローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は下側ローラ装置を備えた履帯走行
式車輌の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図、
図4は従来の下側ローラ装置を示す縦断面図で、図3の
A−A矢視に相当する図である。
【0003】図3に示す油圧ショベル1は、走行体2
と、この走行体2上に配置される旋回体3と、この旋回
体3に装着される作業機4とを備えている。走行体2
は、センタフレーム6、サイドフレーム7を有するトラ
ックフレーム5と、このトラックフレーム5の前後方向
の一方の端部に配置される駆動輪8、他方の端部に配置
される誘導輪9と、これらの駆動輪8、誘導輪9に巻回
される履帯10と、トラックフレーム5の上側に配置さ
れて履帯10を案内する上側ローラ装置11と、トラッ
クフレーム5の下側に配置されて履帯10を案内する下
側ローラ装置12とを有する。
【0004】図3のA−A矢視に相当する上述の下側ロ
ーラ装置12は、図4に示すように、ローラ部20aと
軸部20bとが鋳造により一体成形された下側ローラ2
0と、軸部20bの端部のそれぞれを回転自在に保持
し、トラックフレーム5のサイドフレーム7に固定され
るカラー21と、軸部20bの軸方向に形成した貫通穴
内に挿入されるロッド23と、このロッド23の両端部
をカラー21のそれぞれに固定するナット24とを備え
ている。また、カラー21のそれぞれと、ローラ部20
aとの間にはフローティングシール22が設けられてい
る。このフローティングシール22は、軸部20bとカ
ラー21との摺接部への外部からの塵埃等の侵入を防止
するとともに、軸部20bとカラー21との摺接部に供
給される潤滑油の外部への油の漏れを防止し、ローラ部
20aの回転を許容させる。
【0005】さらに、軸部20bの端部の外周面とカラ
ー21のそれぞれの内周面との間には潤滑油が供給され
る油溝25が形成され、軸部20bの貫通穴とロッド2
3との間には、油溝25に連通する油通溝26と、この
油通溝26に連通する油溜め室27とが形成されてい
る。
【0006】このように構成される下側ローラ装置で
は、油溝25に供給される潤滑油が油通溝26、油溜め
室27に導かれ、貯えられる。また、ローラ部20a等
の回転に伴って、油溜め室27に貯えられた潤滑油が軸
部20bの端部とカラー21との摺接部に与えられ、こ
の摺接部を潤滑する。
【0007】また、図示しない走行操作装置が操作され
ると、図示しない走行モータが駆動して図3に示す駆動
輪8が回転し、履帯10が上側ローラ装置11のローラ
部及び下側ローラ装置12のローラ部20aの回転に案
内されて移動し、これに応じて誘導輪9が回転し、油圧
ショベル1は走行する。
【0008】上述した下側ローラ装置12のローラ部2
0aは、履帯10が移動する間、軸部20bと一体に回
転し、軸部20bの端部はカラー21のそれぞれに保持
されながら、カラー21の内面と上述したように摺接動
作をおこなう。また、上述したように摺接部分には潤滑
油が供給される。
【0009】上述した従来技術は、特開2000−21
9169公報に記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した図4に示す従
来技術では、軸部20bの端部とカラー21との摺接部
の主要部分が、油溝25、油通溝26等の潤滑油供給路
から離れていることから、この摺接部の主要部分への潤
滑油の供給不足が懸念される。このような潤滑油の供給
不足を生じたときには、同図4の符号Bで例示する摺接
部の主要部分が発熱し、カジリや焼き付きを起こし、ロ
ーラ部20aの回転不良を生じ、履帯10の案内機能が
低下する問題を生じる。
【0011】また、上述した従来技術では、履帯10か
らの外力が与えられる位置、すなわち履帯10に接合す
るローラ部20aの転動面の位置と、上述の外力を支持
する支持部材の位置、すなわち軸部20bの端部が摺接
するカラー21の位置とがずれている。つまり、ローラ
部20aの転動面に与えられる外力の作用線から離れた
ところに外力を支持するカラー21が位置していること
から、曲げモーメントが生じ、これにより軸部20bの
端部に曲げ変形を生じる。このように軸部20bの端部
に曲げ変形を生じた状態で回転摺動接触がおこなわれる
ことから、軸部20bの端部とカラー21との摺接部に
発熱を生じ、カジリや焼き付きを起こしやすい。したが
って、このような構造上の理由からもローラ部20aの
回転不良を生じ、履帯10の案内機能が低下しやすい問
題がある。
【0012】また、上述した従来技術では、下側ローラ
20が、ローラ部20aと軸部20bとを一体成形した
ものから成っており、ローラ部20aに伝えられた外力
が、軸部20bの軸方向に沿う力としてカラー21のそ
れぞれに与えられる。このようなことから、軸部20b
の軸方向に沿うカラー21の動きを規制するようにこれ
らのカラー21を固定するロッド23、ナット24等の
補強部材が必要となり、この下側ローラ装置全体の部材
点数が多くなり、製作費が高くなりやすい問題もある。
【0013】本発明は、上述した従来技術における実状
からなされたもので、その目的は、回転動作をおこなう
摺接部に潤滑油を良好に供給でき、ローラ部の転動面に
与えられる外力の作用線上に外力を支持する支持部材を
配置できるとともに、ローラ部の転動面に与えられた外
力の、カラー部分への伝達を抑えることができる下側ロ
ーラ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に係る発明は、履帯走行式車輌に備
えられ、履帯を案内するローラ部と、このローラ部の回
転中心に配置される軸部と、この軸部の端部を保持し、
トラックフレームに固定されるカラーとを備えた下側ロ
ーラ装置において、上記ローラ部と上記軸部とを別体に
形成し、上記軸部がパイプ管から成り、このパイプ管の
内部空間を油溜り部に設定するとともに、このパイプ管
に、上記油溜り部に連通し、このパイプ管の外周面に開
口する油穴を設け、上記パイプ管の端部に、このパイプ
管の上記内部空間を閉じる閉塞手段を設け、上記パイプ
管の端部を上記カラーに固定する固定手段を設け、上記
ローラ部の内周面と上記パイプ管の外周面との間に、上
記ローラ部を回転自在に支持する軸受を設けるととも
に、この軸受を上記油穴の開口に対向させるように配置
した構成にしてある。
【0015】このように構成した請求項1に係る発明で
は、ローラ部とパイプ管との間に軸受を設け、軸受をパ
イプ管に設けた油穴の開口に対向させるように配置して
あり、軸受の内周面とパイプ管の対応する外周面部分と
により、ローラ部が転動する際の摺接部が形成されるこ
とから、ローラ部の転動に伴ってパイプ管の油溜り部に
貯えられている潤滑油を、油穴の開口から上述の摺接部
に直接供給できる。すなわち、摺接部へ潤滑油を良好に
供給でき、この摺接部への潤滑油の不足の発生を防ぐこ
とができる。
【0016】また、ローラ部とパイプ管との間に軸受を
設け、軸受はローラ部の転動面に与えられる外力を支持
する支持部材であることから、ローラ部の転動面に与え
られる外力の作用線上に、この支持部材である軸受が配
置される。これにより、軸受部分に対向するパイプ管の
曲げモーメントは小さくなり、上述した外力によるパイ
プ管の曲げ変形が抑えられる。
【0017】また、固定手段によってパイプ管の端部を
固定してあり、ローラ部をパイプ管と別体に形成してあ
り、ローラ部とパイプ管との間に、ローラ部を回転自在
に支持する軸受を設けてあることから、パイプ管とカラ
ーとが一体構造を形成すると共に、固定されたパイプ管
に対してローラ部が回転動作をおこなうので、ローラ部
の転動面に与えられた外力のカラー部分への伝達を抑え
ることができ、したがって、このような外力に対抗させ
るようにカラーを保つような特別の補強部材を必要とし
ない。
【0018】なお、上述した閉塞手段を、パイプ管に螺
合されるプラグによって構成してもよい。
【0019】また、上述した固定手段が、カラーに形成
した穴と、パイプ管の端部に形成した穴と、これらの2
つの穴に圧入されるピンを含む構成であってもよく、あ
るいは、上述した固定手段が、パイプ管の端部をカラー
に強嵌合させて固定する手段であってもよい。
【0020】また、カラーとローラ部との間にフローテ
ィングシールを設けてもよい。
【0021】また、パイプ管の端部の外周面と、カラー
の内周面との間にシール部材を設けてもよい。
【0022】さらに、ローラ部が鍛造品から成るもので
あってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,本発明の下側ローラ装置の
実施形態を図に基づいて説明する。
【0024】図1は本発明の下側ローラ装置の一実施形
態を示す縦断面図、図2は図1に示す一実施形態に備え
られる軸部を示す図で(a)は斜視図、(b)は側面図
である。
【0025】これらの図1,2に示す一実施形態すなわ
ち下側ローラ装置30も、履帯走行式車輌、例えば油圧
ショベルの走行体に備えられ、前述した図3に示す履帯
10を案内する。
【0026】本実施形態の下側ローラ装置30は、ロー
ラ部と軸部を別体に構成してある。ローラ部31は、鍛
造により一体に形成してある。このローラ部31の転動
面31aに図3に示す履帯10が接触する。
【0027】また、ローラ部31の回転中心に配置され
る軸部をパイプ管32によって構成してある。このパイ
プ管32の内部空間は、潤滑油を貯える油溜り部32a
を形成している。このパイプ管32には、油溜り部32
aに連通し、パイプ管32の外周面に開口する油穴32
bを設けてある。
【0028】パイプ管32の端部には、このパイプ管3
2の内部空間を閉じる閉塞手段、例えばパイプ管32に
螺合するプラグ40を設けてある。
【0029】また、パイプ管32の端部をカラー33に
固定する固定手段を設けてある。この固定手段は、例え
ば、カラー33に形成した穴34と、パイプ管32の端
部に形成される有底の穴35と、これらの2つの穴3
4,35に圧入されるピン36を含む構成にしてある。
カラー33は、図示しない固定手段により、トラックフ
レーム5のサイドフレーム7に固定してある。
【0030】このカラー33と前述したローラ部31と
の間には、フローティングシール37を配置してある。
このフローティングシール37と、前述したピン36と
の間に位置するパイプ管32の端部の外周面と、カラー
33の内周面との間には、シール部材、例えばOリング
38を配置してある。
【0031】さらに、ローラ部31の内周面とパイプ管
32の外周面との間に、ローラ部31を回転自在に支持
する軸受39を設けてある。この軸受39は、例えばロ
ーラ部31の穴に嵌入される2つのブッシュから成って
いる。パイプ管32に設ける上述の油穴32bは、例え
ばパイプ管32のほぼ中央部に1つ設け、左右に1つず
つ設け、合計で3つ設けてある。
【0032】上述した軸受39を形成する2つのブッシ
ュのうちの1つは、同図1の左側に位置する油穴32b
の開口に対向させるように配置させてあり、他の1つ
は、同図1の右側に位置する油穴32bの開口に対向さ
せるように配置してある。
【0033】このように構成してある下側ローラ装置3
0では、油溜り部32aに貯えられた潤滑油がローラ部
31等の回転に伴って、油穴32bからパイプ管32の
外周面と軸受39の内周面とによって形成される摺接部
に直接供給され、この摺接部を潤滑する。
【0034】また、図示しない走行操作装置が操作され
ると、図示しない走行モータが駆動して、前述したよう
に図3に示す駆動輪8が回転し、履帯10が図1に示す
本実施形態の下側ローラ装置30の回転に案内されて移
動し、当該油圧ショベルが走行する。
【0035】このように構成した本実施形態の下側ロー
ラ装置30によれば、ローラ部31の内周面とパイプ管
32の外周面との間に軸受39を設け、軸受39をパイ
プ管32に設けた油穴32bの開口に対向させるように
配置してあり、軸受39の内周面とパイプ管32の対応
する外面部分とにより、ローラ部31が転動する際の摺
接部が形成されることから、上述したようにローラ部3
1の転動に伴ってパイプ管32の油溜り部32aに貯え
られている潤滑油を、油穴32の開口から摺接部に直接
供給できる。すなわち、摺接部へ潤滑油を良好に供給で
き、この摺接部への潤滑油の供給不足の発生を防ぐこと
ができる。これにより、摺接部の発熱を抑え、カジリや
焼き付きの発生を防止でき、ローラ部31の回転不良の
発生を防ぐことができ、良好な履帯案内機能を確保でき
る。
【0036】また、ローラ部31の内周面とパイプ管3
2の外周面との間に軸受39を設け、軸受39はローラ
部31の転動面に与えられる履帯からの外力を支持する
支持部材を形成することから、ローラ部31の転動面に
与えられる上述の外力の作用線上に、この支持部材であ
る軸受39が配置される。これにより、軸受39に対向
するパイプ管32部分の曲げモーメントは小さくなり、
上述した外力によるパイプ管32の曲げ変形が抑えら
れ、軸受39及びローラ部31を、固定されたパイプ管
32を中心にして円滑に回転させることができる。した
がって、構造的にも軸受39の内面とパイプ管32の外
面とによって形成される摺接部の発熱を抑え、カジリや
焼き付きの発生を防止でき、ローラ部31の回転不良の
発生を防ぐことができ、良好な履帯案内機能を確保でき
る。
【0037】さらに、ピン36によってパイプ管32の
端部を固定してあり、ローラ部31をパイプ管32とは
別体に形成してあり、ローラ部31とパイプ管32との
間に、ローラ部31を回転自在に支持する軸受39を設
けてあることから、パイプ間32とカラー33とが一体
構造を形成すると共に、固定されたパイプ管32に対し
てローラ部31が回転動作をおこなうので、ローラ部3
1の転動面31aに与えられる履帯からの外力のカラー
33部分への伝達を抑えることができ、したがって、こ
のような外力に対抗さてカラー33を動かないように保
つ特別の補強部材等を必要とせず、部品点数を抑え、製
作費を安くすることができる。
【0038】また、ローラ部31は、鍛造品によって構
成してあるので、靭性及び耐摩耗性に優れ、良好な耐久
性を有し、かつ、一体成形から成るので、部品点数を抑
え、製作費を安くすることができる。
【0039】なお、上記実施形態では、パイプ管32に
ピン36が圧入される有底の穴35を形成してあるが、
このような有底の穴35に代えてパイプ管32の径方向
に貫通する貫通穴を設けるとともに、この貫通穴に挿入
されてカラー33に形成した穴34に圧入される長いピ
ン、すなわちパイプ管32の径寸法よりも長いピンを介
してパイプ管32とカラー33とを固定するようにして
もよい。
【0040】また、上記実施形態では、パイプ管32の
端部とカラー33とを、ピン36と、このピン36が圧
入される穴34,35を介して固定してあるが、このよ
うにパイプ管32の端部をカラー33に固定する手段
が、ピン36等を設ける代りに、パイプ管32の端部を
カラー33に強嵌合させることにより固定する手段であ
ってもよい。
【0041】
【発明の効果】本願の各請求項に係る発明によれば、回
転動作をおこなう軸受部分、すなわち摺接部に油穴の開
口を対向させてあるので、この摺接部に潤滑油を良好に
供給でき、この摺接部における潤滑油の供給不足に伴う
発熱、カジリ、焼き付きを防止でき、従来に比べてロー
ラ部の回転性能を高め、長期間にわたる履帯案内機能を
確保できる。
【0042】また、ローラ部の転動面に与えられる履帯
を介しての外力の作用線上に外力を支持する軸受、すな
わち支持部材を配置できるので、軸受付近のパイプ管部
分の曲げ変形を抑え、このような曲げ変形に伴う発熱、
カジリ、焼き付きを防止でき、この観点からも従来に比
べてローラ部の回転性能を高め、長期間にわたる履帯案
内機能を確保できる。
【0043】さらに、上述したローラ部の転動面に与え
られた外力の、カラー部分への伝達を抑えることがで
き、したがって、従来のように外力に対抗させてカラー
を動かないように保つ特別な補強部材等を必要とせず、
従来に比べて部品点数を抑え、製作費を安くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下側ローラ装置の一実施形態を示す縦
断面図である。
【図2】図1に示す一実施形態に備えられる軸部を示す
図で、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図3】下側ローラ装置を備えた履帯式走行車輌の一例
として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。
【図4】従来の下側ローラ装置を示す縦断面図で、図3
のA−A矢視に相当する図である。
【符号の説明】
5 トラックフレーム 7 サイドフレーム 30 下側ローラ装置 31 ローラ部 31a 転動面 32 パイプ管(軸部) 32a 油溜り部 32b 油穴 33 カラー 34 穴(固定手段) 35 穴(固定手段) 36 ピン(固定手段) 37 フローティングシール 38 Oリング(シール部材) 39 軸受 40 プラグ(閉塞手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履帯走行式車輌に備えられ、履帯を案内
    するローラ部と、このローラ部の回転中心に配置される
    軸部と、この軸部の端部を保持し、トラックフレームに
    固定されるカラーとを備えた下側ローラ装置において、 上記ローラ部と上記軸部とを別体に形成し、 上記軸部がパイプ管から成り、このパイプ管の内部空間
    を油溜り部に設定するとともに、このパイプ管に、上記
    油溜り部に連通し、このパイプ管の外周面に開口する油
    穴を設け、 上記パイプ管の端部に、このパイプ管の上記内部空間を
    閉じる閉塞手段を設け、 上記パイプ管の端部を上記カラーに固定する固定手段を
    設け、 上記ローラ部の内周面と上記パイプ管の外周面との間
    に、上記ローラ部を回転自在に支持する軸受を設けると
    ともに、 この軸受を上記油穴の開口に対向させるように配置した
    ことを特徴とする下側ローラ装置。
  2. 【請求項2】 閉塞手段が、上記パイプ管に螺合される
    プラグであることを特徴とする請求項1記載の下側ロー
    ラ装置。
  3. 【請求項3】 上記固定手段が、上記カラーに形成した
    穴と、上記パイプ管の端部に形成した穴と、これらの2
    つの穴に圧入されるピンを含むことを特徴とする請求項
    1記載の下側ローラ装置。
  4. 【請求項4】 上記固定手段が、上記パイプ管の端部を
    上記カラーに強嵌合させて固定する手段であることを特
    徴とする請求項1記載の下側ローラ装置。
  5. 【請求項5】 上記カラーと上記ローラ部との間にフロ
    ーティングシールを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の下側ローラ装置。
  6. 【請求項6】 上記パイプ管の端部の外周面と、上記カ
    ラーの内周面との間にシール部材を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の下側ローラ装置。
  7. 【請求項7】 上記ローラ部が鍛造品から成ることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の下側ローラ装
    置。
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