JP4003163B2 - 多層塗布膜の製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は多層塗布膜の製造装置に係り、特に、液晶ディスプレーに用いられる広視野角フィルム、反射防止フィルム等の機能膜を製造する多層塗布膜の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広視野角フィルム、反射防止フィルム等の各種の機能膜が液晶ディスプレー用として広く用いられており、この機能膜は膜厚が薄く、且つ膜面のゴミ、段ムラ・スジ等の塗布故障や風ムラ等の乾燥故障がなく、更には塗布厚み分布が3%以内の高品質な塗布面状が要求される。機能膜は多層塗布層で構成され、有機溶剤を溶媒とする塗布液を帯状支持体上に塗布する回数を複数回行うことで多層塗布層化する。
【0003】
しかし、上記した高品質が要求されるために、一般的な塗布装置では効率的で且つ高品質な塗布面の機能膜を製造できない。例えば、一台の塗布機と乾燥機を備えた構成の塗布装置では、多層塗布のためには、層数と同じ回数だけ帯状支持体を塗布装置に繰り返し通さなくてはならず、品質面でもバラツキが大きく、また生産効率の点でも極端に悪くなるという欠点がある。品質面だけからは、スパッタリング装置により多層塗布することも考えられるが、生産速度が1m/分と極めて遅く、生産コストが高くなりすぎることから採用は難しい。塗布機と乾燥機を備えた複数組の塗布装置を階層式に配置させて、上層階の塗布装置から下層階の塗布装置に帯状支持体を連続搬送させることで多層塗布する多層塗布装置もある。しかし、この多層塗布装置は、帯状支持体の送出機、巻取機が塗布機から遠くなるために作業性の点から最大3層塗布までが限度である。また、塗布装置の掃除や帯状支持体を装置に通す作業等の負担が大きくなり、メンテナンスに関するロス時間がかかりすぎるという欠点がある。
【0004】
効率的な多層塗布という観点からは、一台の塗布装置に3組〜最大10組以上の塗布機・乾燥機を有するグラビア印刷装置が最も効率的な装置ではある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、グラビア印刷装置は、多層塗布層の層数に応じた好適且つ柔軟性のある塗布構成を構築することが難しく、また塗布、乾燥、防塵、ハンドリングの点でも上記の高品質が要求される機能膜の多層塗布膜製造装置としては不十分である。従って、多層塗布膜の製造装置、特に、液晶ディスプレーに用いられる広視野角フィルム、反射防止フィルム等の高品質な機能膜を効率的に製造する好適な多層塗布膜の製造装置がないのが実情である。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、多層塗布層の層数に応じた柔軟性のある塗布構成を容易に構築することができ、しかも膜厚が薄く、且つ膜面へのゴミ付き、膜面の風ムラ等の乾燥故障、段ムラ・スジ等の塗布故障がなく、更には塗布厚み分布の小さな高品質な塗布面状の多層塗布膜を製造することができるので、広視野角フィルム、反射防止フィルム等の各種の機能膜を製造するのに好適な多層塗布膜の製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、帯状支持体上に多層の塗布層が形成された多層塗布膜を製造する多層塗布膜の製造装置において、製造室の床面上に配設された前記帯状支持体の送出機と前記帯状支持体の巻取機との間に、前記帯状支持体の入口と出口を有するケーシング内に、前記帯状支持体を搬送路に沿って搬送するフィードローラ、前記搬送路に設けられて前記帯状支持体に一層の塗布層を形成する塗布機、前記塗布層を乾燥する乾燥機、を少なくとも一体的に組み込んでユニットとして構成した塗布装置を、前記帯状支持体に形成される多層塗布層の層数だけ配設し、前記ケーシング内には、前記帯状支持体を搬送する多数のパスローラに沿った箱状又は筒状の搬送路ケースを設け、該搬送路ケース内に清浄エアを流すと共に、前記パスローラのローラシェル部のみを搬送路ケースで囲むことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、塗布のための装置を、ケーシング内に、フィードローラ、塗布機、乾燥機を少なくとも一体的に組み込むことにより、同じ装置を複数設けたり、他の装置と組み合わせたりすることが容易なユニットとして構成し、塗布装置を独立した装置としてのユニット機能をもたせることにより、送出機と巻取機との間に、帯状支持体に形成される多層塗布層の層数に応じた数の塗布装置を適宜配置するだけで多層塗布膜の製造装置を構成できるようにした。これにより、帯状支持体の送出から巻取りまでの一回の搬送で、どのような層数の多層塗布膜の製造にも対応する多層塗布膜の製造装置を簡単に構築することが可能である。従って、生産効率を向上でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0009】
また、多層塗布層のうちでも特に機能膜の製造の構成として、塗布装置と同様に独立した装置としてのユニット機能をもたせた除塵装置と、熱処理装置と、面検査装置と、を備え、送出機と塗布装置との間に除塵装置を配置し、塗布装置と巻取機との間に帯状支持体の搬送方向上流側から順に熱処理装置と面検査装置とを配置するようにした。これにより、帯状支持体の送出から巻取りの一連の機能膜製造ルートが形成される。従って、液晶ディスプレーに用いられる広視野角フィルム、反射防止フィルム等の機能膜を製造する多層塗布膜の製造装置を簡単に構築することができる。尚、塗布装置の乾燥機の後段位置に乾燥後の塗布層をUV処理するUV処理機を設けておけば、塗布液に含まれる硬化樹脂がUV硬化樹脂の場合でも熱硬化樹脂の場合でも適宜対応することができる。
【0010】
また、段ムラ・スジ等の塗布故障を防止するのに重要な帯状支持体のハンドリングに関しては、各装置ごとにフィードローラを設け、各装置ごとに帯状支持体のテンションカットを行うことができるようにした。これにより、1つの装置にテンション変動が生じても、その前後の装置にはテンション変動の悪影響が及ぶことはない。
【0011】
また、膜面へのゴミ付きを防止するのに重要な防塵に関しては、各装置のケーシングの天井面に形成したエア吹出口にファンフィルタユニットを設けると共に、ケーシングの底面にエア排気口を形成し、ファンフィルタユニットからケーシング内に吹き出した清浄エアをエア排気口から排気するようにした。これにより、各装置のケーシング内に清浄エアのダウンフローを形成することができるので、ケーシング内の清浄度を向上させることができる。しかも、各ケーシングごとにファンフィルタユニットを設けたので、除塵、塗布、面検査等の各装置の処理に応じた清浄度をケーシング内に形成することができる。
【0012】
更に、各装置の搬送路は、該搬送路に沿って帯状支持体の入口と出口を有すると共にエア導入口とエア排出口を有する搬送路ケースで囲われ、エア導入口に清浄エアが供給されるようにした。これにより、帯状支持体が塵埃に最も晒され易い搬送路を小容積で且つ搬送路に対応した細長い搬送路ケースとすることができるので、搬送路ケース内に供給された清浄エアの風速を落とさずに且つ清浄エアの流れないデッドゾーンを発生させないようにできる。これにより、少ない清浄エアで帯状支持体の防塵を行うことができ、ケーシング内に供給するエア量を削減できるので、トータル的なエア量を少なくできる。
【0013】
また、膜面の風ムラ等の乾燥故障を防止するのに重要な乾燥機に関して、乾燥機は、帯状支持体の搬送方向に沿って3個以上の乾燥ゾーンに分割されており、各乾燥ゾーンごとに乾燥エアを供給する供給手段と排出手段が設けられると共に、各乾燥ゾーン間の静圧管理を行うための微圧差計を設けた。これにより、乾燥ゾーンごとに乾燥風量や温湿度の単独設定が可能であり、塗布層の膜面強度に合わせた乾燥条件を選択できるので、風ムラを防止することができる。また、各乾燥ゾーン間の静圧管理を行うことにより、各ゾーン間での乾燥風の往来を極力なくすことができるので、各ゾーンでの設定条件の精度を向上させることができる。
【0014】
また、多層塗布層における各層ごとに適切な層を形成するのに重要な塗布機は、ダイレクトグラビアコータ、リバースコータ、キスコータ、マイクログラビアコータ、バーコータ、エクストルージョンコータの何れか1つであり、該塗布機は交換可能に設けられている。これにより、多層を構成する各層の塗布条件、例えば液種、塗布量、塗布方式(塗布機の種類)が異なる場合でも容易に対応することができる。
【0015】
更に、塗布装置内の各種機器のうちの塗布機の配置が、床面又は床面近傍に位置するように配置されるようにした。これにより、送出機、塗布機、巻取機の全てを同一のフロアーに配列させることができるので、製造する多層塗布膜の品種ごとに、必要な帯状支持体の原反の送出機への装着、製造された製品である多層塗布膜の巻取機への巻取りハンドリング、塗布機の交換作業や塗布液の運搬等の作業性を抜群に向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る多層塗布膜の製造装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0017】
図1は本発明に係る多層塗布膜の製造装置の全体構成図であり、広視野角フィルム、反射防止フィルム等の機能膜を製造する製造装置の一例である。また、図1は5層の多層塗布膜を製造するように構成されたものである。
【0018】
図1に示すように、製造装置10全体は製造室12内に収納され、製造室12内には図示しない空調装置からエア配管13により清浄な空調エアが供給される。製造室12の床面14は、グレーチング床で形成され、床面14下に床下空間16が形成される。これにより、製造室12に供給された空調エアは製造室12内をダウンフローして床面14から床下空間16に流れ、排気ダクト18を通って排気される。
【0019】
製造室12内には、図1の左端側から右端側にかけて、ロール状に巻回された帯状支持体20を送り出す送出機22、帯状支持体20の塵埃を除去すると共にユニットとして構成された除塵装置24、帯状支持体20に塗布層を順次形成すると共にユニットとして構成された5台の塗布装置26、帯状支持体20に塗布形成された塗布層を熱処理すると共にユニットとして構成された熱処理装置28、塗布層の表面に、段ムラ、スジ、風ムラ等の塗布故障や乾燥故障がないかを検査すると共にユニットとして構成された面検査装置30、及び製造された多層塗布膜の製品を巻き取る巻取機32が横一列に配設される。これにより、帯状支持体20の送出→最初の装置内へのインフィード→(除塵)→(第1塗布→乾燥→UV処理)→装置同士間の中間フィード→(第2塗布→乾燥→UV処理)→装置同士間の中間フィード→……(第5塗布→乾燥→UV処理)→熱処理→面検査→装置外へのアウトフィード→巻取りの一連の機能膜製造のルートが構築される。尚、図1では塗布装置26を5台で示したが、形成される多層塗布層の層数だけ配設する。
【0020】
除塵装置24は、帯状支持体20の入口と出口を有するケーシング34内に、帯状支持体20を搬送路に沿って搬送するフィードローラ36と、搬送路に設けられた除塵機38と、を少なくとも一体的に組み込むことにより構成される。除塵機38としては、帯状支持体20から塵埃を効果的に除去できるものであれば特に限定されないが、エア除塵方式や超音波クリーナを好適に使用することができる。また、フィードローラ36としては、帯状支持体20を2つのローラで挟持搬送するニップ式、或いは帯状支持体20をローラに吸引搬送するサクション式を好適に使用することができる。除塵装置24は、最初の塗布が行われる直前で帯状支持体20の一括除塵を行うもので、除塵装置24以降の防塵については、静電気除去装置(図示せず)を随時配置して帯状支持体20への塵埃の付着を防止したり、製造室12内に吹き出す清浄エアや後記する搬送路を覆う搬送路ケース98(図7、図8参照)により行う。
【0021】
塗布装置26は、図1及び図2に示すように、帯状支持体20の入口34aと出口34bを有するケーシング34内に、帯状支持体20搬送路に沿って搬送するフィードローラ36、搬送路に設けられて帯状支持体20のテンション変動を吸収するダンサーローラ37、帯状支持体20に一層の塗布層を形成する塗布機40、塗布層を乾燥する乾燥機42を少なくとも一体的に組み込むことにより構成される。この場合、乾燥後の塗布層をUV(紫外線)処理するUV処理機43を設けておけば、塗布液に含まれる硬化樹脂がUV硬化樹脂の場合でも熱硬化樹脂の場合でも適宜対応することができる。
【0022】
塗布機40は、多層塗布層の各層の塗布方式や塗布条件、例えば塗布液種類、塗布量、帯状支持体20の張力、乾燥温度や風量等に応じて塗布機40の種類を可変できるように、ダイレクトグラビアコータ、リバースコータ、キスコータ、マイクログラビアコータ、バーコータ、エクストルージョンコータの何れか1つに切り換え可能に構成される。このうち、ダイレクトグラビアコータ、リバースコータ、キスコータの3方式のコータについては、図3(a)に示すように、コータの上流側と下流側に配置されるパスローラ44を揺動装置46を中心にA−B方向に揺動可能にし、正逆回転可能な版胴ローラ48と圧胴ローラ50とが接近したり離間したりできるように移動装置52で圧胴ローラ50をC−D方向に移動可能に構成する。そして、揺動装置46と移動装置52を操作盤54で操作できるようにする。これにより、(a)のダイレクトグラビアコータ、(b)のキスコータ、(c)のリバースコータの切り換えを操作盤54でのワンタッチ操作で行うことが好ましい。また、マイクログラビアコータ、バーコータ、エクストルージョンコータの3方式のコータについては、コータ装置一式をユニット化しておき、装置ごとケーシング34に着脱できるようにすることが好ましい。
【0023】
広視野角フィルム、反射防止フィルム等の機能膜の製造においては、塗布厚み分布が3%以下、段ムラやスジ等の塗布故障のない高品質な塗布が要求されることから、塗布装置26を次のように構成することが好ましい。
【0024】
版胴ローラ48と圧胴ローラ50とを使用する塗布機40の場合には、版胴ローラ48及び圧胴ローラ50の回転速度変動を0.2%以下にする。このためには、駆動系にACベクトルインバータモータ、遊星ローラ減速機、フォームフレックス継ぎ手、高精度ベアリングを使用することが好ましい。フィードローラ36としては、除塵装置24と同様にニップ式やサクション式を好適に使用することができる。
【0025】
また、何れの種類の塗布機40の場合でも、搬送される帯状支持体20の搬送速度変動率を0.5%以下にすることが好ましい。このためには、セクショナブルドライブ方式を採用することが好適であり、塗布装置26ごとに帯状支持体20の搬送路下流端にフィードローラ36を設けるとよい。これにより、フィードローラ36を個別に駆動して塗布装置26ごとに帯状支持体20を搬送することができると共に、塗布装置26ごとに帯状支持体20の搬送方向テンションをカットできるので、1つの塗布装置26で生じたテンション変動が他の塗布装置26に連鎖的に伝搬するのを防止できる。フィードローラ36の駆動系としては、ACベクトルインバータモータ、遊星ローラ減速機、フォームフレックス継ぎ手、高精度ベアリングを使用することが好ましい。
【0026】
更には、塗布機40の上流側にダンサーローラ37を配置するとよい。これにより、各塗布装置26内での帯状支持体20の搬送速度変動やテンション変動を吸収できるだけでなく、上流側の塗布装置26での帯状支持体20の搬送速度変動やテンション変動が下流側の塗布装置26に影響しないようにできる。ダンサーローラ37としては、図4に示した構成のものを好適に使用することができる。ダンサーローラ37は、複数の固定配置されたパスローラ56の下方に、軸58を中心にE−F方向に揺動する揺動板60が配置され、この揺動板60の長手方向に複数の移動ローラ62が回転自在に支持される。そして、帯状支持体20がパスローラ56と移動ローラ62とに交互に懸け渡される。これにより、帯状支持体20に搬送速度変動やテンション変動があると、揺動板60がE−F方向に揺動することで、変動を吸収する。
【0027】
また、複数の塗布装置26同士間における帯状支持体20の搬送速度やテンションの調和は、フィードローラ36とダンサーローラ37を次のように制御するとよい。即ち、送出機22と巻取機32との間に配設された複数の塗布装置26のうち、最上流位置の塗布装置26のフィードローラ36を帯状支持体20の搬送速度を制御する基準ローラとし、2番目の塗布装置26以降のフィードローラ36は基準ローラからの速度信号を基準として制御する。また、複数の塗布装置26のうち、最上流位置の塗布装置26のダンサーローラ37を基準ダンサーローラとし、2番目の塗布装置26以降のダンサーローラ37は基準ダンサーローラからの揺動量を示す位置信号を基準として制御するとよい。この場合、ダンサーローラ37としては、大容量型のダンサーローラ37が好ましい。これは、テンション変動の短周期変動はある程度無視しても塗布故障に影響の大きな長周期変動の制御を行うようにするためである。
【0028】
乾燥機42は、図5に示すように、装置ケーシング64がアーチ状に形成されると共に、帯状支持体20の通過口66を有する仕切板69により3つの乾燥ゾーン42A,42B,42Cに分割され、各乾燥ゾーン42A,42B,42Cごとに乾燥エアを供給する給気ファン68と排気する排気ファン70が設けられる。給気ファン68と排気ファン70が設けられる給気配管72と排気配管74には、それぞれダンパー装置76が設けられ、ダンパー開度を制御することにより、各乾燥ゾーン42A,42B,42Cの給排気量に個別に制御する。これにより、乾燥ゾーン42A,42B,42Cごとに独立した乾燥温湿度、乾燥風量の制御が可能となり、帯状支持体20に形成された塗布層の膜面強度に合わせた乾燥条件を設定することができる。従って、乾燥時における塗布層面の風ムラ等の乾燥故障を防止することができる。
【0029】
装置ケーシング64内には、帯状支持体20の搬送路に沿って多数のバックアップローラ78がアーチ状に配置されると共に、帯状支持体20を挟んだバックアップローラ78の反対側にアーチ状のノズル板80が配設される。このノズル板80と装置ケーシング64とで囲まれた空間にエア供給室82が形成され、エア供給室82内にノズル板80と平行なアーチ状の供給側整流板84が配設される。更に、バックアップローラ78を挟んだエア供給室82の反対側には、アーチ状の吸引板87と装置ケーシング64とで囲まれた空間にエア吸引室88が形成され、エア吸引室88内にアーチ状の吸引側整流板90が配設される。これらの、吸引板87や整流板84、90はパンチングメタル状に多数の孔が形成されており、給気ファン68により装置ケーシング64内に供給された乾燥エアは、供給側と吸引側の整流板84、90の作用によりエア供給室82からエア吸引室88に至る層流の流れが形成される。これにより、塗布層面での乾燥エアの乱れを防止できるので、風ムラ等の乾燥故障を一層抑制することができる。
【0030】
また、ノズル板80は、図6に示すように、バックアップローラ78に平行(図6の表裏方向)な長尺状の凸部80Aと凹部80Bとを交互に有する波板形状に形成され、凸部80Aにノズル孔80Cが穿設される。また、図6から分かるように、バックアップローラ78と凸部80Aとは互いに対向配置され、ノズル孔80Cから吹き出された乾燥エアはバックアップローラ78に当たるように構成される。これにより、バックアップローラ78上を搬送される帯状支持体20は、バックアップローラ78に押し付けられて確実にグリップされるので、帯状支持体20のばたつきやスリップによる擦り傷の発生を防止することができる。
【0031】
更に、図5に示すように、各乾燥ゾーン42A,42B,42C同士の間には、互いの静圧差を管理する微差圧計86が設けられ、この微差圧計86の測定値に基づいて各乾燥ゾーン42A,42B,42C間の静圧が同じになるように、給排気量を管理する。これにより、仕切板69に形成された帯状支持体20の通過口66を介して隣同士の乾燥ゾーン42A,42B,42Cのエアが行き交うことがないので、乾燥ゾーン42A,42B,42Cごとの乾燥条件を精度良く設定することができる。
【0032】
熱処理装置28は、図1のように、帯状支持体20の入口と出口を有するケーシング34内に、塗布層を熱処理する熱処理機51を少なくとも一体的に組み込むことにより構成される。熱処理機51は、例えば、図1のように、ケーシング34内に熱風を供給して、搬送される帯状支持体20を加熱する方式のものを好適に使用することができるが、これに限定されるものではない。図1では、熱処理装置28にフィードローラ36を設けなかったが、設けるようにしてもよい。
【0033】
面検査装置30は、図1のように、帯状支持体の入口と出口を有するケーシング34内に、帯状支持体20を搬送路に沿って搬送するフィードローラ36、搬送路に設けられて塗布層の塗布面状を検査する面検査機55、を少なくとも一体的に組み込むことにより構成される。面検査装置30は、独立した機能を有する装置として構成されているので、製造装置10の任意の位置に任意の台数を配置することができるが、図1のように巻取機32の前に配置して次の使用方法を行うことにより、1台の面検査装置30で多層塗布層の各層の面検査を行うことができる。即ち、製造装置10の運転開始時、或いは最終製品に塗布等の故障が見つかった場合には、上流側の塗布機40から1層ずつ塗布及び面検査を行い、合格であれば次の塗布機40について塗布及び面検査を行い、順次最後の塗布及び面検査を行う。これにより、どの層に塗布故障があるかを抽出することができる。また、定常運転時は、面検査装置30を最終製品の面検査として使用する。
【0034】
次に、上記した各装置24〜30の搬送路における防塵対策を、図2の塗布装置26の例で説明する。
【0035】
図2に示すように、ケーシング34の天井面には、エア吹出口92が形成され、エア吹出口92に対応するケーシング34の天井裏空間94(図1参照)に複数のファンフィルタユニット96が設けられる。そして、天井裏空間94に図示しない空調装置からの空調エアが供給される。ファンフィルタユニット96は、ファン96AとHEPAフィルタ96Bを一体的に組み込んだユニットで、ユニットの種類に応じて要求される清浄度に応じて増設或いは削減を容易に行うことができる。一方、ケーシング34の底面にはエア排気口97が形成され、ケーシング34をグレーチング床で形成された床面14に置くことにより、ケーシング34内が床下空間16に連通される(図1参照)。これにより、天井裏空間94に供給された空調エアは、HEPAフィルタ96Bで更に浄化されてからケーシング34内に吹き出され、ケーシング34内をダウンフローして床面14から床下空間16に流れ、排気ダクト18を通って排気される。
【0036】
また、ケーシング34の入口34aから出口34bまでの搬送路は、搬送路に沿った箱状又は筒状の搬送路ケース98で囲われる。搬送路ケース98にはエア導入口100とエア排出口102が形成され、エア導入口100がファンフィルタユニット96の1台に接続される。搬送路ケース98によって囲われる部分は、ダンサーローラ37周囲、塗布機40周囲、UV処理機43周囲、UV処理機43から出口34bまでの通路104周囲である。
【0037】
図7及び図8は、UV処理機43から出口34bまでの通路104部分の詳細を示したもので、帯状支持体20を搬送する多数のパスローラ106が縦方向に配列され、この通路104に沿って筒状の搬送路ケース98が設けられる。これにより、通路104は、図8から分かるように、ケーシング34と搬送路ケース98との二重構造に形成される。また、図8に示すように、ケーシング34及び搬送路ケース98とパスローラ106との関係は、ケーシング34の内壁面に固定された軸受108に支持されるローラジャーナル部110は、搬送路ケース98の外側になるようにして、パスローラ106のローラシェル部112と帯状支持体20のみを搬送路ケース98で囲むように構成される。このように、パスローラ106のうちの帯状支持体20が接触するローラシェル部112のみを搬送路ケース98内で囲むことにより、搬送路ケース98を通路104に対応させて細長く且つ小容積にすることができるので、搬送路ケース98内に供給された清浄エアの風速を落とさずに、且つ清浄エアが流れないデッドゾーンを発生させないようにできる。また、塵埃が発生し易く、埃溜まりになり易い軸受108やローラジャーナル部110を搬送路ケース98の外に位置させることで、搬送路ケース98内のクリーン度を一層高く維持することができる。このような構成においては、搬送路ケース98とローラジャーナル部110との間に、回転を阻害しないための隙間114が形成される。しかし、隙間114には、搬送路ケース98の内から外へのエアの流れが常時発生しているので、軸受108やローラジャーナル部110で発生した塵埃が搬送路ケース98内に侵入することはない。更に、図8に示すように、搬送路ケース98の内と外には、搬送路ケース98の内と外の圧力差を検出する複数の微差圧計116が設けられ、微差圧計116の検出結果に基づいて搬送路ケース98の内側圧力が外側圧力よりも高くなるように維持されるようにすると、ケーシング34側のエアが搬送路ケース98内に一層侵入しないようにできる。更に、ケーシング34の内と外の圧力差を検出する微差圧計118を設けて、ケーシング34の内側圧力が外側圧力よりも高くなるように維持されるようにすると一層良い。
【0038】
上記した搬送路の防塵対策は、UV処理機43から出口34bまでの通路104部分の搬送路について説明したものであるが、ダンサーローラ37、塗布機40、UV処理機43についても、塵埃が発生しやすい駆動部を搬送路ケース98の外に出すように構成して、微差圧計116、118で圧力管理するとよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の多層塗布膜の製造装置によれば、多層塗布層の層数に応じた柔軟性のある塗布構成を容易に構築することができ、しかも膜厚が薄く、且つ膜面へのゴミ付き、膜面の風ムラ等の乾燥故障、段ムラ・スジ等の塗布故障がなく、更には塗布厚み分布3%以内の高品質な塗布面状の多層塗布膜を製造することができる。従って、広視野角フィルム、反射防止フィルム等の各種の機能膜を製造するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の多層塗布膜の製造装置の全体構成図
【図2】図2は、ユニットとして構成した塗布装置の構成図
【図3】図3は、塗布機の切り換えを説明する説明図
【図4】図4は、ダンサーローラを説明する説明図
【図5】図5は、乾燥機を説明する側面断面図
【図6】図6は、乾燥機のノズル板とバックアップローラとの関係を説明する説明図
【図7】図7は、搬送路の防塵対策を説明する側面断面図
【図8】図8は、搬送路の防塵対策を説明する正面断面図
【符号の説明】
10…多層塗布膜の製造装置、12…製造室、14…床面、16…床下空間、18…排気ダクト、20…帯状支持体、22…送出機、24…除塵装置、226…塗布装置、28…熱処理装置、30…面検査装置、32…巻取機、34…ケーシング、36…フィードローラ、37…ダンサーローラ、38…除塵機、40…塗布機、42…乾燥機、42A,42B,42C…乾燥ゾーン、43…UV処理機、44…パスローラ、46…揺動装置、48…版胴ローラ、50…圧胴ローラ、51…熱処理機、52…移動装置、54…操作盤、56…パスローラ、58…軸、60…揺動板、62…移動ローラ、64…装置ケーシング、66…通過口、68…給気ファン、70…排気ファン、72…給気配管、74…排気配管、76…ダンパー装置、78…バックアップローラ、80…ノズル板、80A…凸部、80B…凹部、80C…ノズル孔、82…エア供給室、84…供給側整流板、87…吸引板、88…エア吸引室、90…吸引側整流板、92…エア吹出口、94…天井裏空間、96…ファンフィルタユニット、97…エア排気口、98…搬送路ケース、100…エア導入口、102…エア排出口、104…通路、106…パスローラ、108…軸受、110…ローラジャーナル部、112…ローラシェル部、114…隙間、116,118…微差圧計
Claims (6)
- 帯状支持体上に多層の塗布層が形成された多層塗布膜を製造する多層塗布膜の製造装置において、
製造室の床面上に配設された前記帯状支持体の送出機と前記帯状支持体の巻取機との間に、
前記帯状支持体の入口と出口を有するケーシング内に、前記帯状支持体を搬送路に沿って搬送するフィードローラ、前記搬送路に設けられて前記帯状支持体に一層の塗布層を形成する塗布機、前記塗布層を乾燥する乾燥機、を少なくとも一体的に組み込んでユニットとして構成した塗布装置を、前記帯状支持体に形成される多層塗布層の層数だけ配設し、
前記ケーシング内には、前記帯状支持体を搬送する多数のパスローラに沿った箱状又は筒状の搬送路ケースを設け、該搬送路ケース内に清浄エアを流すと共に、前記パスローラのローラシェル部のみを搬送路ケースで囲むことを特徴とする多層塗布膜の製造装置。 - 前記製造装置は、
前記帯状支持体の入口と出口を有するケーシング内に、前記帯状支持体を搬送路に沿って搬送するフィードローラ、前記搬送路に設けられて前記帯状支持体の塵埃を除塵する除塵機、を少なくとも一体的に組み込んでユニットとして構成した除塵装置と、
前記帯状支持体の入口と出口を有するケーシング内に、前記帯状支持体を搬送路に沿って搬送するフィードローラ、前記搬送路に設けられて前記帯状支持体を熱処理する熱処理機、を少なくとも一体的に組み込んでユニットとして構成した熱処理装置と、
前記帯状支持体の入口と出口を有するケーシング内に、前記帯状支持体を搬送路に沿って搬送するフィードローラ、前記搬送路に設けられて前記帯状支持体の塗布面状を検査する面検査機、を少なくとも一体的に組み込んでユニットとして構成した面検査装置と、を備え、
前記送出機と前記塗布装置との間に前記除塵装置を配置し、前記塗布装置と前記巻取機との間に前記帯状支持体の搬送方向上流側から順に熱処理装置、前記面検査装置を配設したことを特徴とする請求項1に記載の多層塗布膜の製造装置。 - 前記各装置のケーシングの天井面に形成したエア吹出口にファンフィルタユニットを設けると共に、前記ケーシングの底面にエア排気口を形成し、前記ファンフィルタユニットから前記ケーシング内に吹き出した清浄エアを前記エア排気口から排気することを特徴とする請求項1又は2に記載の多層塗布膜の製造装置。
- 前記塗布装置の乾燥機は、前記帯状支持体の搬送方向に沿って3個以上の乾燥ゾーンに分割されており、各乾燥ゾーンごとに乾燥エアを供給する供給手段と排出手段が設けられていると共に、各乾燥ゾーン間の静圧管理を行うための微圧差計を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の多層塗布膜の製造装置。
- 前記塗布機は、ダイレクトグラビアコータ、リバースコータ、キスコータ、マイクログラビアコータ、バーコータ、エクストルージョンコータの何れか1つであり、該塗布機は互いに交換可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1に記載の多層塗布膜の製造装置。
- 前記塗布装置内の塗布機の配置が、床面又は床面近傍に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1に記載の多層塗布膜の製造装置。
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