JP3991129B2 - 板厚圧下方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は板厚圧下方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は熱間圧延に用いられる粗圧延機の一例を示すもので、この粗圧延機は、板状の被成形材料1が略水平に通板される搬送ラインSを挟んで上下に対向配置された作業ロール2a,2bと、各作業ロール2a,2bに反搬送ライン側から当接する控えロール3a,3bとを備えている。
【0003】
上記の粗圧延機では、搬送ラインSの上方の作業ロール2aを反時計回りに回転させ且つ搬送ラインSの下方の作業ロール2bを時計回りに回転させて、両作業ロール2a,2bの間に被成形材料1を噛み込むとともに、上方の控えロール3aを下方へ押圧して、被成形材料1を搬送ライン上流A側から搬送ライン下流B側へ向って移動させつつ、被成形材料1を板厚方向に圧下成形をするが、被成形材料1に対しての作業ロール2a,2bの噛み込み角度θを約17°未満にしないと、被成形材料1の上下面と両作業ロール2a,2bの外周面との間で滑りが生じ、当該作業ロール2a,2bが被成形材料1を噛み込めなくなる。
【0004】
すなわち、作業ロール2a,2bの直径Dが1200mmである場合には、上記の作業ロール2a,2bの噛み込み角度θの条件から、1回の圧下成形における圧下量ΔTは、約50mm程度となり、板厚T0が250mmの被成形材料1を粗圧延機で圧下成形した後の板厚T1は、約200mm程度になる。
【0005】
このため、従来は、粗圧延機に対して被成形材料1を往復移動させながら板厚を順次減縮するリバース圧延を行い、被成形材料1の板厚が約90mm程度になった後に、当該被成形材料1を仕上圧延機へ送り出すようにしているが、粗圧延機の搬送ライン上流A側と下流B側とのそれぞれに、被成形材料1の引き出し場所を設ける必要があり、設備が長大になるとともに、被成形材料1の板厚減縮を効率よく行うことができない。
【0006】
そこで、近年、図7に示すような走間サイジングプレス装置が提案されている。
【0007】
この走間サイジングプレス装置は、被成形材料1の移動を許容し得るように搬送ラインSの所定位置に立設したハウジング4と、搬送ラインSを挟んで対峙するようにハウジング4のウインド部5に嵌装された上軸箱6a及び下軸箱6bと、搬送ラインSに対して直交する方向へ略水平に延び且つ非偏心部分が軸受(図示せず)を介して上軸箱6aあるいは下軸箱6bに枢支された上下の回転軸7a, 7bと、搬送ラインSの上下にそれぞれ位置し且つ基端部が軸受8a,8bを介して前記の回転軸7a,7bの偏心部分に枢支された上下に延びるロッド9a,9bと、該ロッド9a,9bの上下方向中間部分に球面軸受10a,10bを介して枢支され且つハウジング4のウインド部5に上下へ摺動し得るように嵌装されたロッドサポート箱11a,11bと、ロッド9a,9bの先端部に球面軸受12a,12bを介して枢支された金型座13a,13bと、該金型座13a,13bに装着された金型14a,14bと、シリンダ部がロッド9a,9bの上下方向中間部分に枢支され且つピストンロッド先端部が金型座13a,13bに枢支された流体圧シリンダ15a,15bとを備えている。
【0008】
回転軸7a,7bは、自在継手及び減速機を介してモータの出力軸(図示せず)に連結されており、モータを作動させると、上下の金型14a,14bが搬送ラインSに対して同調して近接離反するようになっている。
【0009】
金型14a,14bは、搬送ライン上流A側から搬送ライン下流B側へ向って徐々に搬送ラインSへ近接する平坦な成形面16a,16bと、該成形面16a,16bに連なり且つ搬送ラインSに平行に対峙する平坦な成形面17a,17bとを有している。
【0010】
また、金型14a,14bの幅は、被成形材料1の板幅(約2000mm以上)に応じて設定されている。
【0011】
ハウジング4の上部には、上軸箱6aを搬送ラインSに対して近接離反させるための位置調整用スクリュー18が設けられており、該位置調整用スクリュー18を周方向へ回転させることにより、回転軸7a、ロッド9a、金型座13aを介して金型14aが昇降するようになっている。
【0012】
図7に示す走間サイジングプレス装置によって被成形材料1を板厚方向へ圧下成形する際には、上軸箱6aに対する位置調整用スクリュー18を適宜周方向へ回転させることにより、上下の金型14a,14bの間隔を、板厚方向に圧下成形すべき被成形材料1の板厚に応じて設定する。
【0013】
次いで、モータを作動させて上下の回転軸7a,7bを回転させるとともに、上下の金型14a,14bの間に被成形材料1を挿通し、回転軸7a,7bの偏心部分の変位に伴い、搬送ラインSに沿って移動しつつ搬送ラインSに対して近接離反する上下の金型14a,14bによって、被成形材料1を板厚方向へ圧下成形する。
【0014】
このとき、流体圧シリンダ15a,15bのロッド側流体室及びヘッド側流体室へ適宜流体圧を付与して、上下の金型14a,14bの搬送ライン下流B側寄りの成形面17a,17bが、搬送ラインSに対して常に平行になるように、金型座13a,13bの角度を変化させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す走間サイジングプレス装置では、被成形材料1に対する金型14a,14bの成形面16a,16b,17a,17bの接触面積が、板幅圧下プレス装置の金型などに比べて格段に広く、当該接触面積が金型14a,14bの搬送ラインSへの接近に伴って増大するので、金型14a,14bに大きな圧下荷重を付与する必要がある。
【0016】
また、金型14a,14bに付与すべき圧下荷重に応じた強度を、金型座13a,13b、ロッド9a,9b、回転軸7a,7b、軸箱6a,6b、及びハウジング4などに具備させなければならず、これらの各部材が大型化する傾向を呈する。
【0017】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、被成形材料の板厚方向への圧下成形を効率よく行えるように、また、金型へ付与すべき圧下荷重を軽減できるようにすることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法では、搬送ライン上流側から下流側へ向って移動する被成形材料の上下から、該被成形材料に対峙する成形面を有する上流側金型を互いに同調させ被成形材料に近接させながら搬送ライン下流側へ移動させ且つ被成形材料から離反させながら搬送ライン上流側へ移動させて、被成形材料を板厚方向に圧下成形する第1の板厚減縮を順次行い、被成形材料の第1の板厚減縮を行った部分の上下から、該被成形材料に対峙する成形面を有する下流側金型を、前記の上流側金型と逆の位相で、互いに同調させ被成形材料に近接させながら搬送ライン下流側へ移動させ且つ被成形材料から離反させながら搬送ライン上流側へ移動させて、被成形材料を板厚方向に圧下成形する第2の板厚減縮を順次行う。
【0019】
本発明の請求項2に記載した板厚圧下装置では、被成形材料が搬送される搬送ラインを挟んで上下に対向配置した上流側スライダと、該上流側スライダを搬送ラインに対して近接離反させる上流側スライダ移動機構と、搬送ラインに沿う方向へ移動し得るように上流側スライダに取り付けられ且つ搬送ラインに対峙する成形面を有する上流側金型と、該上流側金型を搬送ラインに沿って往復動させる上流側金型移動機構と、前記の上流側スライダの搬送ライン下流側に位置し且つ搬送ラインを挟んで上下に対向配置した下流側スライダと、該下流側スライダを搬送ラインに対して近接離反させる下流側スライダ移動機構と、搬送ラインに沿う方向へ移動し得るように下流側スライダに取り付けられ且つ搬送ラインに対峙する成形面を有する下流側金型と、該下流側金型を搬送ラインに沿って往復動させる下流側金型移動機構とを備えている。
【0020】
また、本発明の請求項3に記載した板厚圧下装置では、前述した本発明の請求項2に記載の板厚圧下装置の構成に加えて、上流側スライダの反搬送ライン側に設けた上流側クランク軸と、一端部が上流側クランク軸の偏心部に枢支され且つ他端部が上流側スライダに枢支された上流側ロッドとによって上流側スライダ移動機構を構成し、また、下流側スライダの反搬送ライン側に設けた下流側クランク軸と、一端部が下流側クランク軸の偏心部に枢支され且つ他端部が下流側スライダに枢支された下流側ロッドとによって下流側スライダ移動機構を構成している。
【0021】
更に、本発明の請求項4に記載した板厚圧下装置では、前述した本発明の請求項3に記載の板厚圧下装置の構成に加えて、上流側クランク軸と下流側クランク軸とを、両クランク軸の偏心部が180゜の位相差を保つように同方向へ同調回転させる同調駆動機構を備えている。
【0022】
更にまた、本発明の請求項5に記載した板厚圧下装置では、前述した本発明の請求項3あるいは請求項4に記載の板厚圧下装置の構成に加えて、上流側クランク軸及び下流側クランク軸を、搬送ラインに対して直交する方向へ略水平に枢支している。
【0023】
本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法においては、被成形材料の未圧下成形部分を、上下の上流側金型で板厚方向へ圧下成形する第1の板厚減縮を行った後に、被成形材料の第1の圧下成形完了部分を、上下の下流側金型で板厚方向へ圧下成形する第2の板厚減縮を行い、被成形材料を板厚方向へ効率よく圧下成形する。
【0024】
また、被成形材料の未圧下成形部分に対する第1の板厚減縮と被成形材料の第1の板厚減縮完了部分に対する第2の板厚減縮とを交互に行い、上流側金型及び下流側金型のそれぞれに付与すべき圧下荷重の軽減を図る。
【0025】
本発明の請求項2から請求項5に記載した板厚圧下装置のいずれにおいても、上流側スライダ移動機構により上流側スライダとともに上流側金型を搬送ラインに近接させて、被成形材料の未圧下成形部分を、上下の上流側金型で板厚方向へ圧下し、次いで、下流側スライダ移動機構により下流側スライダとともに下流側金型を搬送ラインに近接させて、被成形材料の既に上流側金型で圧下された部分を、上下の下流側金型で板厚方向へ圧下して、被成形材料を板厚方向へ効率よく圧下成形する。
【0026】
また、上流側スライダ移動機構による上流側金型の搬送ラインへの近接離反と下流側スライダ移動機構による下流側金型の搬送ラインへの近接離反とを逆の位相で行い、上流側金型及び下流側金型のそれぞれに付与すべき圧下荷重の軽減を図る。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1から図5は本発明の板厚圧下装置の実施の形態の一例であり、この板厚圧下装置は、被成形材料1が中央部分を通過し得るように搬送ラインSの所定位置に立設されたハウジング19と、搬送ラインSを挟んで上下に対向配置された一対の上流側スライダ24a,24bと、上流側スライダ24a,24bの搬送ライン下流B側に位置し且つ搬送ラインSを挟んで上下に対向配置された一対の下流側スライダ25a,25bと、上流側スライダ24a,24bに支持された上流側金型30a,30bと、下流側スライダ25a,25bに支持された下流側金型33a,33bと、上流側スライダ24a,24bを搬送ラインSに対して近接離反させる上流側スライダ移動機構36a,36bと、下流側スライダ25a,25bを搬送ラインSに対して近接離反させる下流側スライダ移動機構44a,44bと、上流側金型30a,30bを搬送ラインSに沿って往復動させる上流側金型移動機構としての上流側流体圧シリンダ52a,52bと、下流側金型33a,33bを搬送ラインSに沿って往復動させる下流側金型移動機構としての流体圧シリンダ54a,54bと、前記の両スライダ移動機構36a,36b,44a,44bに対する同調駆動機構56a,56bとを備えている。
【0029】
ハウジング19の内部には、搬送ライン上流A側寄り部分において搬送ラインSを挟んで上下に対向し且つ反搬送ライン側へ窪む上流側スライダ保持部20a,20bと、搬送ライン下流B側寄り部分において搬送ラインSを挟んで上下に対向し且つ反搬送ライン側へ窪む下流側スライダ保持部21a,21bとが形成されており、下流側スライダ保持部21a,21bは、上流側スライダ保持部20a,20bよりも、搬送ラインSに近接している。
【0030】
また、ハウジング19の外縁部分には、搬送ライン上流A側寄り部分においてハウジング19の上方あるいは下方から上流側スライダ保持部20a,20bに連なるロッド挿通孔22a,22bと、搬送ライン下流B側寄り部分においてハウジング19の上方あるいは下方から下流側スライダ保持部21a,21bに連なるロッド挿通孔23a,23bとが、それぞれのスライダ保持部20a,20b,21a,21bごとに、2カ所ずつ被成形材料1の幅方向に並ぶように形成されている。
【0031】
上流側スライダ24a,24bは、搬送ラインSに対して近接離反する方向へ摺動し得るように上流側スライダ保持部20a,20bに嵌装され、下流側スライダ25a,25bは、搬送ラインSに対して近接離反する方向へ摺動し得るように下流側スライダ保持部21a,21bに嵌装されている。
【0032】
上流側スライダ24a,24b及び下流側スライダ25a,25bの搬送ラインS側の面には、搬送ラインSに沿って略水平に往復移動し得る金型座26a,26b,27a,27bが設けられている。
【0033】
また、上流側スライダ24a,24b及び下流側スライダ25a,25bの反搬送ライン側の面には、ロッド挿通孔22a,22b,23a,23bに正対するようにブラケット28a,28b,29a,29bが2箇ずつ設けられている。
【0034】
上流側金型30a,30bは、搬送ライン上流A側から搬送ライン下流B側へ向って徐々に搬送ラインSへ近接する平坦な成形面31a,31bと、該成形面31a,31bの搬送ライン下流B側に連なり且つ搬送ラインSに略水平に対峙する平坦な成形面32a,32bとを有し、前記の金型座26a,26bに装着されている。
【0035】
下流側金型33a,33bは、搬送ライン上流A側から搬送ライン下流B側へ向って徐々に搬送ラインSへ近接する平坦な成形面34a,34bと、該成形面34a,34bの搬送ライン下流B側に連なり且つ搬送ラインSに略水平に対峙する平坦な成形面35a,35bとを有し、前記の金型座27a,27bに装着されている。
【0036】
上流側スライダ移動機構36a,36bは、前記の上流側スライダ保持部20a,20bの反搬送ライン側に位置するようにハウジング19の上方及び下方に配置した軸箱37a,37bと、搬送ラインSに対して直交する方向へ略水平に延び且つ非偏心部38a,38bが軸箱37a,37bに枢支されたクランク軸39a,39bと、前記のロッド挿通孔22a,22bに挿通されて基端部がクランク軸39a,39bの偏心部40a,40bに枢支され且つ先端部が上流側スライダ24a,24bのブラケット28a,28bにクランク軸39a,39bと平行なピン41a,41bで枢支されたロッド42a,42bとによって構成されている。
【0037】
搬送ラインSの上方に位置する軸箱37aは、ハウジング19の上部に設けた支持部材43aに固定支持され、搬送ラインSの下方に位置する軸箱37bは、ハウジング19の下部に設けた支持部材43bに上下方向へ変位可能に支持されている。
【0038】
更に、搬送ラインSに対する軸箱37bの上下位置は、位置調整用スクリュー(図示せず)によって設定されるようになっている。
【0039】
この上流側スライダ移動機構36a,36bにおいては、クランク軸39a,39bの回転に伴う偏心部40a,40bの変位が、ロッド42a,42bを介して上流側スライダ24a,24bに伝達され、該上流側スライダ24a,24bとともに、金型座26a,26b及び上流側金型30a,30bが搬送ラインSに対して近接離反する。
【0040】
下流側スライダ移動機構44a,44bは、前記の下流側スライダ保持部21a,21bの反搬送ライン側に位置するようにハウジング19の上方及び下方に配置した軸箱45a,45bと、搬送ラインSに対して直交する方向へ略水平に延び且つ非偏心部46a,46bが軸箱45a,45bに枢支されたクランク軸47a,47bと、前記のロッド挿通孔23a,23bに挿通されて基端部がクランク軸47a,47bの偏心部48a,48bに枢支され且つ先端部が下流側スライダ25a,25bのブラケット29a,29bにクランク軸47a,47bと平行なピン49a,49bで枢支されたロッド50a,50bによって構成されている。
【0041】
搬送ラインSの上方に位置する軸箱45aは、ハウジング19の上部に設けた支持部材51aに固定支持され、搬送ラインSの下方に位置する軸箱45bは、ハウジング19の下部に設けた支持部材51bに上下方向へ変位可能に支持されている。
【0042】
更に、搬送ラインSに対する軸箱45bの上下位置は、位置調整用スクリュー(図示せず)によって設定されるようになっている。
【0043】
この下流側スライダ移動機構44a,44bにおいては、クランク軸47a,47bの回転に伴う偏心部48a,48bの変位が、ロッド50a,50bを介して下流側スライダ25a,25bに伝達され、該下流側スライダ25a,25bとともに、金型座27a,27b及び下流側金型33a,33bが搬送ラインSに対して近接離反する。
【0044】
上流側流体圧シリンダ52a,52bは、ピストンロッド53a,53bが搬送ライン下流B側を向き且つ搬送ラインSに対して平行に位置するように、上流側スライダ24a,24bの搬送ライン上流A側寄り部分に取り付けられ、また、前記のピストンロッド53a,53bが、上流側金型30a,30bに連結されている。
【0045】
この上流側流体圧シリンダ52a,52bにおいては、ヘッド側流体室へ流体圧が付与されると、ピストンロッド53a,53bの押し出しに伴い、上流側スライダ24a,24bに対して金型座26a,26b及び上流側金型30a,30bが搬送ライン下流B側へ向って移動し、ロッド側流体室へ流体圧が付与されると、ピストンロッド53a,53bの引き込みに伴い、上流側スライダ24a,24bに対して金型座26a,26b及び上流側金型30a,30bが搬送ライン上流A側へ向って移動する。
【0046】
下流側流体圧シリンダ54a,54bは、ピストンロッド55a,55bが搬送ライン上流A側を向き且つ搬送ラインSに対して平行に位置するように、下流側スライダ25a,25bの搬送ライン下流B側寄り部分に取り付けられ、また、前記のピストンロッド55a,55bが、下流側金型33a,33bに連結されている。
【0047】
この下流側流体圧シリンダ54a,54bにおいては、ロッド側流体室へ流体圧が付与されると、ピストンロッド55a,55bの引き込みに伴い、下流側スライダ25a,25bに対して金型座27a,27b及び下流側金型33a,33bが搬送ライン下流B側へ向って移動し、ヘッド側流体室へ流体圧が付与されると、ピストンロッド55a,55bの押し出しに伴い、下流側スライダ25a,25bに対して金型座27a,27b及び下流側金型33a,33bが搬送ライン上流A側へ向って移動する。
【0048】
同調駆動機構56a,56bは、入力軸57a,57bと、上流側出力軸58a,58bと、下流側出力軸59a,59bと、入力軸57a,57bの回転を両出力軸58a,58b,59a,59bに伝達する複数の歯車(図示せず)とを有し、入力軸57a,57bが回転すると、両出力軸58a,58b,59a,59bが同一方向へ同一回転数で回転するようになっている。
【0049】
一方の同調駆動機構56aの上流側出力軸58aには、上流側スライダ移動機構36aを構成するクランク軸39aの非偏心部38aが自在継手(図示せず)を介して連結され、下流側出力軸59aには、下流側スライダ移動機構44aを構成するクランク軸47aの非偏心部38bが自在継手(図示せず)を介して連結されている。
【0050】
上記の出力軸58a,59aに対するクランク軸39a,47aの連結状態は、クランク軸39aの偏心部40aとクランク軸47aの偏心部48aとの位相差が180゜になるように設定されている。
【0051】
他方の同調駆動機構56bの上流側出力軸58bには、上流側スライダ移動機構36bを構成するクランク軸39bの非偏心部38bが自在継手(図示せず)を介して連結され、下流側出力軸59bには、下流側スライダ移動機構44bを構成するクランク軸47bの非偏心部38bが自在継手(図示せず)を介して連結されている。
【0052】
上記の出力軸58b,59bに対するクランク軸39b,47bの連結状態は、クランク軸39bの偏心部40bとクランク軸47bの偏心部48bとの位相差が180゜になるように設定されている。
【0053】
また、各同調駆動機構56a,56bの入力軸57a,57bには、別箇のモータの出力軸が自在継手(図示せず)を介して連結されており、一方のモータを作動させると、クランク軸39a,47aが図1から図4において反時計回りに回転し、他方のモータを作動させると、クランク軸39b,47bが図1から図4において時計回りに回転するようになっている。
【0054】
更に、上下のモータの回転数は、搬送ラインSを移動する被成形材料1の速度に対応し且つ搬送ラインSの上方のクランク軸39a,47aと搬送ラインSの下方のクランク軸39b,47bとの位相が搬送ラインSを中心に対称になるように、制御器(図示せず)によって同調制御される。
【0055】
図1から図5に示す板厚圧下装置によって被成形材料1を板厚方向へ圧下成形する際には、搬送ラインSの下方の軸箱37b,45bに対する位置調整用スクリュー(図示せず)を適宜周方向へ回転させることにより、上流側金型30a,30bの間隔、並びに下流側金型33a,33bの間隔を、圧下成形すべき被成形材料1の板厚に応じて設定する。
【0056】
また、同調駆動機構56a,56bに付帯するそれぞれのモータ(図示せず)を作動させて、搬送ラインSの上方のクランク軸39a,47aを反時計回りに、また、搬送ラインSの下方のクランク軸39b,47bを時計回りに回転させる。
【0057】
これにより、クランク軸39a,39bの回転に伴う偏心部40a,40bの変位がロッド42a,42bを介して上流側スライダ24a,24bに伝達され、該上流側スライダ24a,24bとともに上流側金型30a,30bが搬送ラインSに対して近接し、クランク軸47a,47bの回転に伴う偏心部48a,48bの変位がロッド50a,50bを介して下流側スライダ25a,25bに伝達され、該下流側スライダ25a,25bとともに下流側金型33a,33bが、前記の上流側金型30a,30bと逆位相で搬送ラインSに対して近接離反する。
【0058】
更に、上流側金型30a,30bが搬送ラインSへ近接するときに、上流側流体圧シリンダ52a,52bのヘッド側流体室に流体圧を付与して、上流側金型30a,30bを搬送ライン下流B側へ向って移動させ(図2及び図3参照)、上流側金型30a,30bが搬送ラインSから離反するときに、上流側流体圧シリンダ52a,52bのロッド側流体室に流体圧を付与して、上流側金型30a,30bを搬送ライン上流A側へ向って移動させる(図4及び図1参照)。
【0059】
同様に、下流側金型33a,33bが搬送ラインSへ近接するときに、下流側流体圧シリンダ54a,54bのロッド側流体室に流体圧を付与して、下流側金型33a,33bを搬送ライン下流B側へ向って移動させ(図4及び図1参照)、下流側金型33a,33bが搬送ラインSから離反するときに、下流側流体圧シリンダ54a,54bのヘッド側流体室に流体圧を付与して、下流側金型33a,33bを搬送ライン上流A側へ向って移動させる(図2及び図3参照)。
【0060】
次いで、搬送ライン上流A側から上流側金型30a,30bの間に、板厚方向に圧下成形すべき被成形材料1の搬送ライン下流B側寄りの端部を挿通させて、該被成形材料1を搬送ライン下流B側へ移動させると、搬送ラインSへ近接し且つ搬送ライン下流B側へ向って移動する上下の上流側金型30a,30bにより、被成形材料1を板厚方向に圧下成形する第1の板厚減縮が行われる。
【0061】
このとき、下流側金型33a,33bは、搬送ラインSから離反し且つ搬送ライン上流A側へ向って移動する。
【0062】
被成形材料1の搬送ライン下流B側への移動に伴い、被成形材料1の搬送ライン下流B側寄りの端部から搬送ライン上流A側へ上述した第1の板厚減縮が進捗すると、下流側金型33a,33bの間に、第1の板厚減縮が行われた被成形材料1の搬送ライン下流B側寄りの端部が挿通され、搬送ラインSへ近接し且つ搬送ライン下流B側へ移動する上下の下流側金型33a,33bにより、被成形材料1を板厚方向に圧下成形する第2の板厚減縮が行われる。
【0063】
このとき、上流側金型30a,30bは、搬送ラインSから離反し且つ搬送ライン上流A側へ向って移動するので、上下のモータから同調駆動機構56a,56bに伝達される回転力を、下流側金型33a,33bによる被成形材料1の圧下成形に有効に利用することができる。
【0064】
また、上流側スライダ移動機構36a,36bのクランク軸39a,39b及びロッド42a,42bや上流側金型30a,30bなどの慣性力が、同調駆動機構56a,56bや下流側スライダ移動機構44a,44bのクランク軸47a,47b及びロッド50a,50bなどを介して下流側金型33a,33bに伝達され、該下流側金型33a,33bによる被成形材料1の圧下成形を助勢する。
【0065】
被成形材料1の搬送ライン下流B側寄りの端部に対する第2の板厚減縮が完了した時点で、上流側金型30a,30bは搬送ラインSに対して最も離反した状態になり(図1参照)、被成形材料1の搬送ライン下流B側への移動に伴い、上流側金型30a,30bの間に、既に第1の板厚減縮が完了した部分に後続する被成形材料1の未圧下成形部分が挿通され、上下の上流側金型30a,30bが搬送ラインSに近接することにより、被成形材料1に対する第1の板厚減縮が行われる。
【0066】
これとともに、下流側金型33a,33bが搬送ラインSから離反するので(図2参照)、上下のモータから同調駆動機構56a,56bに伝達される回転力を、上流側金型30a,30bによる被成形材料1の圧下成形に有効に利用することができる。
【0067】
また、下流側スライダ移動機構44a,44bのクランク軸47a,47b及びロッド50a,50bや下流側金型33a,33bなどの慣性力が、同調駆動機構56a,56bや上流側スライダ移動機構36a,36bのクランク軸39a,39b及びロッド42a,42bなどを介して上流側金型30a,30bに伝達され、該上流側金型30a,30bによる被成形材料1の圧下成形を助勢する。
【0068】
また、被成形材料1の上述した部分に対する第1の板厚減縮が完了した時点で、下流側金型33a,33bは搬送ラインSに対して最も離反した状態になり(図3参照)、被成形材料1の搬送ライン下流B側への移動に伴い、下流側金型33a,33bの間に、既に第2の板厚減縮が完了した部分に後続する被成形材料1の第1の板厚減縮完了部分が挿通され、上下の下流側金型33a,33bが搬送ラインSに近接することにより、被成形材料1に対する第2の板厚減縮が行われ、これとともに、上流側金型30a,30bが搬送ラインSから離反する(図4参照)。
【0069】
このように、図1から図5に示す板厚圧下装置においては、被成形材料1の未圧下成形部分を、上流側金型30a,30bによって板厚方向へ圧下成形する第1の板厚減縮を行った後に、被成形材料1の第1の圧下成形完了部分を、下流側金型33a,33bによって板厚方向へ圧下成形する第2の板厚減縮を行うので、被成形材料1を板厚方向へ効率よく圧下成形することができる。
【0070】
また、被成形材料1の未圧下成形部分に対する第1の板厚減縮と被成形材料1の第1の板厚減縮完了部分に対する第2の板厚減縮とを交互に実施するので、上流側金型30a,30b及び下流側金型33a,33bのそれぞれに付与すべき圧下荷重の軽減を図ることができ、同調駆動機構56a,56bに伝達される上下のモータの回転力を有効に利用することができる。
【0071】
よって、ハウジング19、スライダ24a,24b,25a,25b及び金型座26a,26b,27a,27bや、軸箱37a,37b,45a,45b、クランク軸39a,39b,47a,47b、ロッド42a,42b,50a,50bなどのスライダ移動機構36a,36b,44a,44bを構成する各部材の強度条件が緩和され、これらを小型化することが可能になる。
【0072】
更に、上流側金型30a,30b及び下流側金型33a,33bが被成形材料1を圧下成形する際に、搬送ライン下流B側へ移動するので、圧下成形により被成形材料1が搬送ライン上流A側へ延びる材料後進を抑制することができる。
【0073】
なお、本発明の板厚圧下方法及び装置は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、流体圧シリンダに替えてスクリュージャッキなどの伸縮方式のアクチュエータを金型移動機構に用いた構成とすること、全クランク軸を同一のモータにより回転させる構成とすること、各クランク軸をそれぞれ別箇のモータにより回転させる構成とすること、クランク軸の偏心部の変位をスライダに伝達するロッドの数を変更すること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の板厚圧下方法及び装置によれば下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0075】
(1)本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法においては、被成形材料の未圧下成形部分を、上下の上流側金型で板厚方向へ圧下成形する第1の板厚減縮を行った後に、被成形材料の第1の圧下成形完了部分を、上下の下流側金型で板厚方向へ圧下成形する第2の板厚減縮を行うので、被成形材料を板厚方向へ効率よく圧下成形することができる。
【0076】
(2)本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法においては、被成形材料の未圧下成形部分に対する第1の板厚減縮と被成形材料の第1の板厚減縮完了部分に対する第2の板厚減縮とを交互に実施するので、上流側金型及び下流側金型のそれぞれに付与すべき圧下荷重の軽減を図ることができる。
【0077】
(3)本発明の請求項2から請求項5に記載した板厚圧下装置のいずれにおいても、上流側スライダ移動機構により上流側スライダとともに上流側金型を搬送ラインに近接させて、被成形材料の未圧下成形部分を、上下の上流側金型で板厚方向へ圧下し、次いで、下流側スライダ移動機構により下流側スライダとともに下流側金型を搬送ラインに近接させて、被成形材料の既に上流側金型で圧下された部分を、上下の下流側金型で板厚方向へ圧下するので、被成形材料を板厚方向へ効率よく圧下成形することができる。
【0078】
(4)本発明の請求項2から請求項5に記載した板厚圧下装置のいずれにおいても、上流側スライダ移動機構による上流側金型の搬送ラインへの近接離反と下流側スライダ移動機構による下流側金型の搬送ラインへの近接離反とを逆の位相で行うことで、上流側金型及び下流側金型のそれぞれに付与すべき圧下荷重が軽減され、よって、金型が装着されるスライダやスライダ移動機構を構成する各部材の強度条件が緩和され、これらを小型化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板厚圧下装置の実施の形態の一例において上流側金型が搬送ラインから最も離反し且つ下流側金型が搬送ラインに最も接近した状態を搬送ライン側方から見た概念図である。
【図2】本発明の板厚圧下装置の実施の形態の一例において上流側金型が搬送ラインに近接中で且つ下流側金型が搬送ラインから離反中の状態を搬送ライン側方から見た概念図である。
【図3】本発明の板厚圧下装置の実施の形態の一例において上流側金型が搬送ラインに最も近接し且つ下流側金型が搬送ラインから最も離反した状態を搬送ライン側方から見た概念図である。
【図4】本発明の板厚圧下装置の実施の形態の一例において上流側金型が搬送ラインから離反中で且つ下流側金型が搬送ラインに近接中の状態を搬送ライン側方から見た概念図である。
【図5】図1から図4におけるスライダ移動機構を搬送ライン方向に見た状態を示す概念図である。
【図6】粗圧延機の一例を示す概念図である。
【図7】走間サイジングプレス装置の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 被成形材料
24a,24b 上流側スライダ
25a,25b 下流側スライダ
30a,30b 上流側金型
31a,31b 成形面
32a,32b 成形面
33a,33b 下流側金型
34a,34b 成形面
35a,35b 成形面
36a,36b 上流側スライダ移動機構
39a,39b クランク軸(上流側クランク軸)
40a,40b 偏心部
42a,42b ロッド(上流側ロッド)
44a,44b 下流側スライダ移動機構
47a,47b クランク軸(下流側クランク軸)
48a,48b 偏心部
52a,52b 上流側流体圧シリンダ(上流側金型移動機構)
54a,54b 下流側流体圧シリンダ(下流側金型移動機構)
56a,56b 同調駆動機構
S 搬送ライン
A 搬送ライン上流
B 搬送ライン下流
Claims (5)
- 搬送ライン上流側から下流側へ向って移動する被成形材料の上下から、該被成形材料に対峙する成形面を有する上流側金型を互いに同調させて被成形材料に近接させながら搬送ライン下流側へ移動させ且つ被成形材料から離反させながら搬送ライン上流側へ移動させて、被成形材料を板厚方向に圧下成形する第1の板厚減縮を順次行い、被成形材料の第1の板厚減縮を行った部分の上下から、該被成形材料に対峙する成形面を有する下流側金型を、前記の上流側金型と逆の位相で、互いに同調させて被成形材料に近接させながら搬送ライン下流側へ移動させ且つ被成形材料から離反させながら搬送ライン上流側へ移動させて、被成形材料を板厚方向に圧下成形する第2の板厚減縮を順次行うことを特徴とする板厚圧下方法。
- 被成形材料が搬送される搬送ラインを挟んで上下に対向配置した上流側スライダと、該上流側スライダを搬送ラインに対して近接離反させる上流側スライダ移動機構と、搬送ラインに沿う方向へ移動し得るように上流側スライダに取り付けられ且つ搬送ラインに対峙する成形面を有する上流側金型と、該上流側金型を搬送ラインに沿って往復動させる上流側金型移動機構と、前記の上流側スライダの搬送ライン下流側に位置し且つ搬送ラインを挟んで上下に対向配置した下流側スライダと、該下流側スライダを搬送ラインに対して近接離反させる下流側スライダ移動機構と、搬送ラインに沿う方向へ移動し得るように下流側スライダに取り付けられ且つ搬送ラインに対峙する成形面を有する下流側金型と、該下流側金型を搬送ラインに沿って往復動させる下流側金型移動機構とを備えてなることを特徴とする板厚圧下装置。
- 上流側スライダの反搬送ライン側に設けた上流側クランク軸と、一端部が上流側クランク軸の偏心部に枢支され且つ他端部が上流側スライダに枢支された上流側ロッドとによって上流側スライダ移動機構を構成し、また、下流側スライダの反搬送ライン側に設けた下流側クランク軸と、一端部が下流側クランク軸の偏心部に枢支され且つ他端部が下流側スライダに枢支された下流側ロッドとによって下流側スライダ移動機構を構成した請求項2に記載の板厚圧下装置。
- 上流側クランク軸と下流側クランク軸とを、両クランク軸の偏心部が180゜の位相差を保つように同方向へ同調回転させる同調駆動機構を備えた請求項3に記載の板厚圧下装置。
- 上流側クランク軸及び下流側クランク軸を、搬送ラインに対して直交する方向へ略水平に枢支した請求項3あるいは請求項4のいずれかに記載の板厚圧下装置。
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