JPH05244Y2 - - Google Patents

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JPH05244Y2
JPH05244Y2 JP1891586U JP1891586U JPH05244Y2 JP H05244 Y2 JPH05244 Y2 JP H05244Y2 JP 1891586 U JP1891586 U JP 1891586U JP 1891586 U JP1891586 U JP 1891586U JP H05244 Y2 JPH05244 Y2 JP H05244Y2
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slab
pinion
heavy
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、大重量長尺物、例えばスラブを順次
加工、例えば鍛造しながら、間欠的に搬送するた
めの大重量長尺物の搬送装置に関するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、この種のスラブサイジングプレスは、ス
ラブを圧延機にかける前に、その長手方向に搬送
しながら一時的に停止させて、その幅方向の両端
面を対置させたプレス用金型で圧縮し、スラブ幅
を減少させるものであつて、そのスラブの送りは
電動機により駆動されるピンチロールによつて行
われている(例えば、特開昭59−101201号公報参
照)。
ところで、このピンチロールを駆動する電動機
はプレス用金型と同調させてはいるが、スラブの
重量が極めて大(例えば、役30ton)であるので、
スラブ鍛造のための間欠送りに際し、停止の位置
決めに時間を要すると共に、その位置決めの精度
が問題となり、ひいては発停時間の短縮やその精
度確保のため、大容量の電動機や、制御装置を必
要とし、搬送装置全体がコストアツプとなつてい
る、という問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、従来技術のかかる問題点を解
消するために案出されたもので、殊に、大重量長
尺物を加工する加工装置の接近・離反運動からそ
の動力の一部をラツクとピニオンを介して回転運
動として取出し、このピニオンからの動力をワン
ウエイクラツチを介してピンチロールに伝達し、
このピンチロールを回転させるようにした大重量
長尺物の間欠搬送装置を提供することにあつて、
その要旨とするところは、大重量長尺物1を搬送
する多数の搬送ロール26で構成されたパスライ
ン2に、該長尺物1に対し工具3が接近・離反す
ることによつて当該長尺物1を順次加工する加工
装置を設け、該加工装置の工具3が離反する時に
当該加工装置へ前記長尺物1を、ピンチロール1
7により搬入する大重量長尺物の間欠搬送装置に
おいて、前記加工装置の工具3に連動連結され、
該工具3と同調して往復動するラツク7と、該ラ
ツク7に噛合つたピニオン8とを設けると共に、
該ピニオン8と前記ピンチロール17とを、ワン
ウエイクラツチ13を設けた動力伝達機構を介し
て、連結した大重量長尺物の間欠搬送装置にあ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
もとづき詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例であるスラブサイジン
グプレスの側面図、第2図は第1図におけるA〜
A矢視およごC〜C矢視の平面図、第3図は第1
図のB〜B矢視図である。
1は、図示しない連続鍛造設備により鍛造され
たスラブで、例えば、厚さ300mm、長さ10m、幅
1600mm、重さ約30tonの大重量物であつて、その
パスライン2に沿つて図中矢印方向に搬送され
る。3,3は、このスラブ1の幅方向の両端面を
圧縮するための工具、すなわち、プレス用金型
で、これらの金型3,3は油圧によつて互いに接
近・離反され、スラブ幅を減少させる。
すなわち、ピストン(図示せず)が固定された
タイプのラムで構成し、その代り、シリンダー
4,4が油圧によつて往復動して、このシリンダ
ー4,4のヘツド面に装着された前記金型3,3
が往復動するようになつている。
以下、各装置部材はスラブ1を挟んで対称であ
るので、第2図における片側についてのみ説明す
る。
前記シリンダー4は、第1図に示すように8角
柱状に構成され、その傾斜面を摺動面としてプレ
ス本体5内で、調節可能な摺動受部材6,6を介
して、往復動する。このシリンダー4の底面4′
にはラツク7が添着され、そのラツク7にピニオ
ン8が噛合つている。
このピニオン8の軸はカツプリング9を介して
軸受10で支承され、この軸受10と第1のベベ
ルギヤボツクス12とがユニバーサルジヨイント
11を介して連結されている。この第1のベベル
ギヤボツクス12は、ワンウエイクラツチ(一方
向回転伝達機構で、例えば爪と爪車やフリーホイ
ルなどで構成されている)13を介してリブ板2
2,22で囲まれた水平軸12に連結されてい
る。この水平軸14は第2のベベルギヤ15を介
して垂直軸16に連結されている。この垂直軸1
6は、ピンチロール17を軸支したピンチロール
用軸受ボツクス17′と連結している。
18′,18′はピンチロール用軸受ボツクス1
7′の両側に設置された従動ロール用軸受ボツク
スで、従動ロール18を軸受支持している。これ
らのピンチロール用軸受ボツクス17′および従
動ロール用軸受ボツクス18′は、それぞれ軸受
枠19,20,20に上下位置調節自在に装着さ
れており、また、ピンチロール17や従動ロール
18は、搬送させるスラブ1の上、下面に当接し
ている。
そして、これらの部材12,13,14,1
5,16,17,18,18′、19,20,2
2等は、いずれも一対の基板21,21′(第3
図参照)にそれぞれ装着されている。
また、これらの一対の基板21,21′のいず
れか一方はクランプ用シリンダー23でパスライ
ン2と直交する方向に摺動動されるようになつて
いる。
これらの基板21,21′からパスライン2と
直交する方向にそれぞれクランプ用ラツク24,
24′が突設されており、これらのラツク24,
24′は1個のクランプ用ピニオン25を介して
互いに連動している。
従つて、一方の基板21が他方の基板21′に
対し接近すれば、その一方の基板側のクランプ用
ラツク24の移動によつてクランプ用ピンニオン
25が回転され、このピニオン25の回転によつ
て他方のクランプ用ラツク24′が移動するので、
基板21,21′は同調して互いに接近する。そ
の結果、スラブ1の上、下面に対する前記ピンチ
ロール17および従動ロール18の圧接力を均等
に調節することができる。なお、26は多数の搬
送ロールを示す。
次に、本実施例の作用を説明する。大重量長尺
物であるスラブ1が搬送ロール26,26……に
より、その加工装置であるスラブサイジングプレ
スに搬入されて所定の位置に停止すると、プレス
用金型3,3によつてスラブ1の幅方向の両端面
を圧縮させるため、シリンダー4,4が所定のス
トロークで往動する。このとき、ラツク7によつ
てピニオン8は回転され、ユニバーサルジヨイン
ト11も回転されるが、ワンウエイクラツチ13
はシリンダー4の往動時には動力を伝えないよう
に構成されているので、それ以降の水平軸受14
などは回転しない。
次いで、シリンダー4,4が下死点(最接近
点)より上死点へ復動するときには、ピニオン8
は逆転され、ユニバーサルジヨイント11を経
て、ワンウエイクラツチ13を介して回転力が水
平軸14に伝えられる。そのため、第2のベベル
ギヤ15、垂直軸16、ピンチロール用軸受ボツ
クス17′内のピンチロール17を回転させ、こ
のピンチロール17によりスラブ1を所定の量だ
け搬送させる。
次いで、再びプレス用金型3,3によつてスラ
ブ1の両端面の別の部位を圧縮し、前記動作を繰
り返す。
なお、本実施例では、例えば第2図において、
スラブ1を挟んで対称で、かつ、プレス用金型3
に対して対称のメカニズムの動作について説明し
たが、現実のこれらのメカニズムの動作では、プ
レス用金型3,3のパスライン2の前後におい
て、スラブ1の幅の大きさがプレス用金型3,3
によつて圧縮されて幅が異なるので、その異なる
分だけ、これらのメカニズムの動作のストローク
は調整される。
また、本実施例の大重量長尺物を加熱状態にあ
るスラブで説明したが、本考案はこれに限らず、
冷却状態の金属長尺物でもよく、要するに大重量
長尺物を順次加工する際、間欠的に搬送させる設
備であれば、何れにも適用できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、慣性力の大きい大重量長尺物
を間欠的に搬送するに際し、そのピンチロールの
間欠的回転を、加工装置の工具の接近・離反運動
と同期させて取出した回転力によつて駆動させる
ので、加工装置の工具の往復動とピンチロールの
回転とが同調し、送り精度を確保できるのは勿
論、殊に、加工装置の工具の接近・離反による往
復動から、ラツクとピニオンにより回転力を取出
し、ワンウエイクラツチを介して、ピンチロール
を駆動するので、ピンチロールを駆動するための
独立した駆動源を必要としない。
また、ラツク・ピニオンとピンチロールとの間
の動力伝達機構は、ラツクとピニオンおよびワン
ウエイクラツチ等で構成され、コンパクトとな
り、かつ、安価な装置とすることができる。
更に、本考案の間欠搬送装置をスラブ等のサイ
ジングプレスに適用すれば、シリンダーが下死点
より上死点に動く時間にスラブが搬入され、逆に
上死点より下死点に動く時間では、スラブが停止
し、その間で鍛造圧縮することになるので、プレ
ス用金型に対し、搬送による無理な力が働くこと
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のスラブサイジングプ
レスの側面図、第2図は第1図におけるA〜A矢
視およびC〜C矢視の平面図、第3図は第1図の
B〜B矢視図である。 1……スラブ、3……プレス用金型、4……シ
リンダー、7……ラツク、8……ピニオン、13
……ワンウエイクラツチ、17……ピンチロー
ル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 大重量長尺物1を搬送する多数の搬送ロール2
    6で構成されたパスライン2に、該長尺物1に対
    し工具3が接近・離反することによつて当該長尺
    物1を順次加工する加工装置を設け、該加工装置
    の工具3が離反する時に当該加工装置へ前記長尺
    物1を、ピンチロール17により搬入する大重量
    長尺物の間欠搬送装置において、 前記加工装置の工具3に連動連結され、該工具
    3と同調して往復動するラツク7と、該ラツク7
    に噛合つたピニオン8とを設けると共に、該ピニ
    オン8と前記ピンチロール17とを、ワンウエイ
    クラツチ13を設けた動力伝達機構を介して、連
    結した大重量長尺物の間欠搬送装置。
JP1891586U 1986-02-14 1986-02-14 Expired - Lifetime JPH05244Y2 (ja)

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JP1891586U JPH05244Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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JPS62131756U JPS62131756U (ja) 1987-08-20
JPH05244Y2 true JPH05244Y2 (ja) 1993-01-06

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ID=30813032

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JP1891586U Expired - Lifetime JPH05244Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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JP (1) JPH05244Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305002A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Kai R & D Center Co Ltd すりおろし器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006305002A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Kai R & D Center Co Ltd すりおろし器

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JPS62131756U (ja) 1987-08-20

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