JP3983939B2 - 絶対値検波回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は絶対値検波回路に係り、特に差動コンパレータと電流切替え回路とカレントミラー回路とを用いた絶対値検波回路、及び一般に入力電圧の変化を一定の電圧に変換する電圧変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の検波回路には、入力電圧と基準バイアス電圧VB とを比較する差動コンパレータと電流切替え回路と複数のカレントミラー回路とを用いて、前記入力電圧が基準電圧VB に比べて正の側又は負の側のいずれであっても、出力電圧が前記VB を基準とする一定の電圧にクランプされる絶対値検波回路と呼ばれるものがある。
【0003】
図2に従来の絶対値検波回路の1例を示す。図2の絶対値検波回路はNPNトランジスタQ11、Q12、Q15、Q16、Q17、Q18、Q20と、PNPトランジスタQ13、Q14、Q19、Q21、Q22と、電流源I11〜I14と抵抗R11、R12から構成される。
【0004】
図2に示す従来の絶対値検波回路の動作は次の通りである。1対のNPNトランジスタQ11、Q12、電流源I11〜I14、及び抵抗R11からなる回路は、Q11のベースに入力電圧VINを、Q12のベースに基準バイアス電圧VB を接続することにより差動コンパレータとして動作する。
【0005】
例えば、入力電圧VINがVB より小さい場合には、差動コンパレータの出力電流により、次段のQ14のベースからベース電流が引き出され、Q13のベースにベース電流が流入する。したがってQ13オフ状態となり、Q15、Q16からなる第1のカレントミラー回路の作用によりQ16もオフ状態となる。
【0006】
14のコレクタ電流は、順方向のエミッタ接合からQ19に流入し、Q17、Q18からなる第2のカレントミラー回路によりQ18のコレクタ電流に折り返される。さらに、Q18のコレクタ電流はQ21、Q22からなる第3のカレントミラー回路によりQ22のコレクタ電流に折り返され、抵抗R12との接続点から出力電圧VOUT が出力される。
【0007】
逆に入力電圧VINがVB より大きい場合には、差動コンパレータの出力電流により、次段のQ13のベースからベース電流が引き出され、Q14のベースにベース電流が流入する。したがってQ14はオフ状態となり、Q13のコレクタ電流がQ15、Q16からなる第1のカレントミラー回路の作用によりQ16のコレクタ電流に折り返される。
【0008】
16のコレクタ電流は、順方向のQ20のエミッタ接合から引き出され、Q19側には電流が流れない。したがってQ17、Q18からなる第2のカレントミラー回路によりQ18のコレクタ電流もオフ状態となる。Q20のコレクタ電流はQ21、Q22からなる第3のカレントミラー回路によりQ22のコレクタ電流に折り返され、抵抗R12との接続点から出力電圧VOUT が出力される。
【0009】
このようにして差動コンパレータの他、Q19及びQ20からなる電流切り替え回路と、Q15〜Q18、Q21、Q22からなる第1乃至第3のカレントミラー回路とを用いることにより、入力電圧VINが基準電圧VB に比べて正の側、及び負の側のいずれであっても、出力電圧VOUT が前記VB を基準とする一定の電圧にクランプされる絶対値検波回路を構成することができる。
【0010】
しかし、図2に示す従来の絶対値検波回路は素子数が多く、また、3個のカレントミラー回路による複雑な電流経路の折り返しの回数が多いため、性能のばらつきが生じ易いという問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来の絶対値検波回路は素子数が多く、3個ののカレントミラー回路による複雑な電流経路の折り返しが行われるため、性能のばらつきが大きいという問題があった。
【0012】
本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、素子数が少なく電流切替え回路の構成が単純で、かつ性能ばらつきの原因となるカレントミラー回路の数が1個に限定された絶対値検波回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の絶対値検波回路は、エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、ベースに入力電圧が接続される第1のNPNトランジスタ及びベースに基準バイアス電圧が接続される第2のNPNトランジスタからなる第1の電流切替え回路と、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第3のNPNトランジスタと、前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第1の抵抗と、前記第3のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第1の抵抗の他方の端子に接続された第2の抵抗と、前記第1、第2の抵抗の他方の端子と接地との間に接続された第1の電流源からなり、前記入力電圧が前記基準バイアス電圧よりも高いときは前記第1のNPNトランジスタがオン状態でかつ前記第2のNPNトランジスタがオフ状態、前記入力電圧が前記基準バイアス電圧よりも低いときは前記第1のNPNトランジスタがオフ状態でかつ前記第2のNPNトランジスタがオン状態となる第1の差動コンパレータと、一端が前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、他端が電源電圧に接続された第2の電流源と、前記第3のNPNトランジスタのコレクタと前記電源電圧との間に接続された第3の抵抗と、エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、かつ並列に接続されたコレクタが前記第1、第2のトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第4のNPNトランジスタ及びベースに前記入力電圧が接続される第5のNPNトランジスタからなる第2の電流切替え回路と、コレクタが前記第3のNPNトランジスタのコレクタに接続され、ベースに前記入力電圧が接続される第6のNPNトランジスタと、前記第4、第5のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第4の抵抗と、前記第6のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第4の抵抗の他方の端子に接続された第5の抵抗と、前記第4、第5の抵抗の他方の端子と前記接地との間に接続された第3の電流源からなり、前記基準バイアス電圧が前記入力電圧よりも高いときは前記第4のNPNトランジスタがオン状態でかつ前記第5のNPNトランジスタがオフ状態、前記基準バイアス電圧が前記入力電圧よりも低いときは前記第4のNPNトランジスタがオフ状態でかつ前記第5のNPNトランジスタがオン状態となる第2の差動コンパレータと、前記第2の電流源の一端に接続され、前記第1、第2の差動コンパレータ内の前記第1、第2及び第4、第5のNPNトランジスタのうちオン状態になるNPNトランジスタのオン電流の和と前記第2の電流源の電流との差を出力側に折り返すカレントミラー回路と、前記カレントミラー回路の出力側と前記基準バイアス電圧との間に接続された第6の抵抗とを具備し、前記カレントミラー回路の出力側と前記第6の抵抗との接続点から出力電圧が取り出されることを特徴とする。
【0015】
本発明の絶対値検波回路は、エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、ベースに入力電圧が接続される第1のNPNトランジスタ及びベースに基準バイアス電圧が接続される第2のNPNトランジスタからなる第1の電流切替え回路と、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第3のNPNトランジスタと、前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第1の抵抗と、前記第3のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第1の抵抗の他方の端子に接続された第2の抵抗と、前記第1、第2の抵抗の他方の端子と接地との間に接続された第1の電流源からなる第1の差動コンパレータと、一端が前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、他端が電源電圧に接続された第2の電流源と、前記第3のNPNトランジスタのコレクタと前記電源電圧との間に接続された第3の抵抗と、エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、かつ並列に接続されたコレクタが前記第1、第2のトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第4のNPNトランジスタ及びベースに前記入力電圧が接続される第5のNPNトランジスタからなる第2の電流切替え回路と、コレクタが前記第3のNPNトランジスタのコレクタに接続され、ベースに前記入力電圧が接続される第6のNPNトランジスタと、前記第4、第5のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第4の抵抗と、前記第6のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第4の抵抗の他方の端子に接続された第5の抵抗と、前記第4、第5の抵抗の他方の端子と前記接地との間に接続された第3の電流源からなる第2の差動コンパレータと、エミッタが前記電源電圧に接続され、ベース、コレクタが互いに接続され、コレクタが前記第2の電流源の一端に接続された第1のPNPトランジスタと、エミッタが前記電源電圧に接続され、ベースが前記第1のPNPトランジスタのベースに接続された第2のPNPトランジスタからなるカレントミラー回路と、前記第2のPNPトランジスタのコレクタと前記基準バイアス電圧との間に接続された第6の抵抗とを具備し、前記第2のPNPトランジスタのコレクタと前記第6の抵抗との接続点から出力電圧が取り出されることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1に本発明の第1の実施の形態に係る絶対値検波回路の構成を示す。この絶対値検波回路は、NPNトランジスタQ1 〜Q6 と、PNPトランジスタQ7 、Q8 と、電流源I1 〜I3 と、抵抗R1 〜R6 から構成される。ここでR3 はサージ等による過電流を回避する保護抵抗である。
【0023】
本発明の絶対値検波回路は、第1の電流切替え回路を含む第1の差動コンパレータと、第2の電流切替え回路を含む第2の差動コンパレータと、前記第1、第2の電流切替え回路の出力電流の和の一部を絶対値検波回路の出力側に折り返す1個のカレントミラー回路とを備えている。
【0024】
前記第1の差動コンパレータは、NPNトランジスタQ1 〜Q3 を備え、NPNトランジスタQ1 、Q2 のエミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、この並列に接続されたQ1 、Q2 のエミッタが抵抗R1 の一方の端子に接続され、Q3 のエミッタが抵抗R2 の一方の端子に接続され、抵抗R1 、R2 の他方の端子が電流源I1 の一方の端子に並列に接続され、電流源I1 の他方の端子が接地される。
【0025】
また、前記並列に接続されたQ1 、Q2 のコレクタは電流源I2 を介して電源電圧Vccに接続され、Q3 のコレクタは、前記保護抵抗R3 を介して電源電圧Vccに接続される。このようにして、前記第1の差動コンパレータにNPNトランジスタQ1 、Q2 からなる第1の電流切替え回路が形成される。
【0026】
前記第2の差動コンパレータは、NPNトランジスタQ4 〜Q6 を備え、NPNトランジスタQ4 、Q5 のエミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、この並列に接続されたQ4 、Q5 のエミッタが抵抗R4 の一方の端子に接続され、Q6 のエミッタが抵抗R5 の一方の端子に接続され、抵抗R4 、R5 の他方の端子が電流源I3 の一方の端子に並列に接続され、電流源I3 の他方の端子が接地される。
【0027】
また、並列に接続されたQ4 、Q5 のコレクタは、先に説明した第1の差動コンパレータと同様に、前記電流源I2 を介して電源電圧Vccに接続され、Q6 のコレクタは、前記保護抵抗R3 を介して電源電圧Vccに接続されることにより前記第2の差動コンパレータにNPNトランジスタQ4 、Q5 からなる第2の電流切替え回路が形成される。
【0028】
前記1個のカレントミラー回路はPNPトランジスタQ7 、Q8 と抵抗R6 からなり、Q7 、Q8 のエミッタはVcc電源に並列に接続され、Q7 、Q8 のベースはQ7 のコレクタに並列に接続され、Q7 のコレクタは電流源I2 の一方の端子に接続される。先に述べたように、前記電流源I2 の一方の端子には前記第1、第2の電流切り替え回路が並列に接続されているので、前記電流源I2 を流れる電流i0 と前記カレントミラー回路を流れる電流iΣ の和は、前記第1、第2の電流切り替え回路を流れる電流の和に等しい。
【0029】
8 のコレクタは抵抗R6 の一方の端子に接続され、R6 の他方の端子は基準バイアス電圧VB に接続され、Q8 のコレクタとR6 との接続点から出力電圧VOUT が取り出される。
【0030】
この1個のカレントミラー回路により、前記第1の差動コンパレータに含まれるQ1 、Q2 からなる第1の電流切替え回路のオン電流と第2の差動コンパレータに含まれるQ4 、Q5 からなる第2の電流切替え回路のオン電流の和と、前記第2の電流源の電流i0 との差の電流iΣ を出力側に折り返し、PNPトランジスタQ8 のコレクタと抵抗R6 の接続点から、Q8 とR6 によりVB を基準として電圧増幅された出力電圧VOUT を得ることができる。
【0031】
以上定性的に説明した本発明の第1の実施の形態に係る絶対値検波回路の回路動作は、次のように定量的に解析することができる。図1において、NPNトランジスタQ1 〜Q6 のエミッタ抵抗R1 、R2 、R4 、R5 が全てRに等しいと仮定し、電流源I1 、I2 、I3 に流れる電流をi0 、入力電圧をVIN、基準バイアス電圧をVB とする。
【0032】
[1]VIN>VB の場合
NPNトランジスタQ1 〜Q6 のコレクタ電流をそれぞれi1 〜i6 とする。電流源I1 により駆動されるNPNトランジスタQ1 〜Q3 及び抵抗R1 、R2 からなる正側入力の第1の差動コンパレータにおいて、NPNトランジスタQ2 がオフ状態と考えれば次の関係が成り立つ。
【0033】
IN−{VT ln(i1 /Is )+i1 R}
=VB −{VT ln(i3 /Is )+i3 R} …(1)
ここでVT =kT/q(kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子電荷)、Is はエミッタ接合の逆方向飽和電流である。i3 =i0 −i1 の関係を用いて式(1)を変形すれば、
T ln(i3 /i1 )=VIN−VB +R(i0 −2i1 ) …(2)
ここでVT ln(i3 /i1 )<<Ri1 であるから、
1 =(VIN−VB +Ri0 )/2R …(3)
同様に電流源i3 によって駆動されるNPNトランジスタQ4 〜Q6 及び抵抗R4 、R5 からなる負側入力の第2の差動コンパレータの出力電流は、NPNトランジスタQ4 がオフ状態と考えれば、
5 =i0 /2 …(4)
したがって、ベース電流を無視すれば、PNPトランジスタQ7 、Q8 で構成されるカレントミラー回路に供給される電流iΣ は次のようになる。
【0034】
Σ =i1 +i5 −i0
=(VIN−VB )/2R …(5)
[2]VIN<VB の場合
[1]と同様に正側入力の第1の差動コンパレータの出力電流は、NPNトランジスタQ1 がオフ状態と考えれば、
2 =i0 /2 …(6)
同様に負側入力の第2の差動コンパレータ出力電流はNPNトランジスタQ5 がオフ状態と考えれば、
IN−{VT ln(i6 /Is )+i6 R}
=VB −{VT ln(i4 /Is )+i4 R} …(7)
6 =i0 −i4 の関係を用いて式(7)を変形すれば、
T ln(i6 /i4 )=VB −VIN+R(2i4 −i0 ) …(8)
ここで、VT ln(i4 /i6 )<<Ri4 であるから、
4 =(VB −VIN+Ri0 )/2R …(9)
したがって、ベース電流を無視すれば、PNPトランジスタQ7 、Q8 で構成されるカレントミラー回路に供給される電流iΣ は次のようになる。
【0035】
Σ =i2 +i4 −i0
=(VB −VIN)/2R …(10)
Σ に関する式(5)、及び式(10)の結果から、任意の基準バイアス電圧VB で決定される絶対値出力が得られることがわかる。また、出力段の負荷抵抗R6 により、入出力の電圧利得を任意に設定することができる。
【0036】
なお本発明は上記の実施の形態に限定されることはない。例えば上記第1の実施の形態のにおいて、NPN及びPNPトランジスタを組み合わせて絶対値検波回路を構成したが、これらのバイポーラトランジスタの導電型を反転しても同様な動作を実現することができる。また、必ずしもバイポーラトランジスタに限定されるものではなく、Nチャネル型、及びPチャネル型のMOSトランジスタを用いても同様な動作を実現することができる。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0037】
【発明の効果】
上述したように本発明の絶対値検波回路によれば、素子数が少なく電流切替え回路の構成が単純で、かつ性能ばらつきの原因となるカレントミラー回路の数が1個に限定された絶対値検波回路を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る絶対値検波回路の回路構成を示す図。
【図2】従来の絶対値検波回路の回路構成を示す図。
【符号の説明】
1 〜Q6 …NPNトランジスタ
7 、Q8 …PNPトランジスタ
1 〜I3 …電流源
1 〜R6 …抵抗
0 〜i6 …電流
11、Q12、Q15、Q16、Q17、Q18、Q20…NPNトランジスタ
13、Q14、Q19、Q21、Q22…PNPトランジスタ
11〜I14…電流源
11、R12…抵抗
cc…電源電圧
B …基準バイアス電圧
GND…接地
IN…入力電圧
OUT …出力電圧

Claims (2)

  1. エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、ベースに入力電圧が接続される第1のNPNトランジスタ及びベースに基準バイアス電圧が接続される第2のNPNトランジスタからなる第1の電流切替え回路と、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第3のNPNトランジスタと、前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第1の抵抗と、前記第3のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第1の抵抗の他方の端子に接続された第2の抵抗と、前記第1、第2の抵抗の他方の端子と接地との間に接続された第1の電流源からなり、前記入力電圧が前記基準バイアス電圧よりも高いときは前記第1のNPNトランジスタがオン状態でかつ前記第2のNPNトランジスタがオフ状態、前記入力電圧が前記基準バイアス電圧よりも低いときは前記第1のNPNトランジスタがオフ状態でかつ前記第2のNPNトランジスタがオン状態となる第1の差動コンパレータと、
    一端が前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、他端が電源電圧に接続された第2の電流源と、
    前記第3のNPNトランジスタのコレクタと前記電源電圧との間に接続された第3の抵抗と、
    エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、かつ並列に接続されたコレクタが前記第1、第2のトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第4のNPNトランジスタ及びベースに前記入力電圧が接続される第5のNPNトランジスタからなる第2の電流切替え回路と、コレクタが前記第3のNPNトランジスタのコレクタに接続され、ベースに前記入力電圧が接続される第6のNPNトランジスタと、前記第4、第5のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第4の抵抗と、前記第6のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第4の抵抗の他方の端子に接続された第5の抵抗と、前記第4、第5の抵抗の他方の端子と前記接地との間に接続された第3の電流源からなり、前記基準バイアス電圧が前記入力電圧よりも高いときは前記第4のNPNトランジスタがオン状態でかつ前記第5のNPNトランジスタがオフ状態、前記基準バイアス電圧が前記入力電圧よりも低いときは前記第4のNPNトランジスタがオフ状態でかつ前記第5のNPNトランジスタがオン状態となる第2の差動コンパレータと、
    前記第2の電流源の一端に接続され、前記第1、第2の差動コンパレータ内の前記第1、第2及び第4、第5のNPNトランジスタのうちオン状態になるNPNトランジスタのオン電流の和と前記第2の電流源の電流との差を出力側に折り返すカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路の出力側と前記基準バイアス電圧との間に接続された第6の抵抗とを具備し、
    前記カレントミラー回路の出力側と前記第6の抵抗との接続点から出力電圧が取り出されることを特徴とする絶対値検波回路。
  2. エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、ベースに入力電圧が接続される第1のNPNトランジスタ及びベースに基準バイアス電圧が接続される第2のNPNトランジスタからなる第1の電流切替え回路と、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第3のNPNトランジスタと、前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第1の抵抗と、前記第3のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第1の抵抗の他方の端子に接続された第2の抵抗と、前記第1、第2の抵抗の他方の端子と接地との間に接続された第1の電流源からなる第1の差動コンパレータと、
    一端が前記第1、第2のNPNトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、他端が電源電圧に接続された第2の電流源と、
    前記第3のNPNトランジスタのコレクタと前記電源電圧との間に接続された第3の抵抗と、
    エミッタとコレクタとが互いに並列に接続され、かつ並列に接続されたコレクタが前記第1、第2のトランジスタの並列に接続されたコレクタに接続され、ベースに前記基準バイアス電圧が接続される第4のNPNトランジスタ及びベースに前記入力電圧が接続される第5のNPNトランジスタからなる第2の電流切替え回路と、コレクタが前記第3のNPNトランジスタのコレクタに接続され、ベースに前記入力電圧が接続される第6のNPNトランジスタと、前記第4、第5のNPNトランジスタの並列に接続されたエミッタに一方の端子が接続された第4の抵抗と、前記第6のNPNトランジスタのエミッタに一方の端子が接続され、他方の端子が前記第4の抵抗の他方の端子に接続された第5の抵抗と、前記第4、第5の抵抗の他方の端子と前記接地との間に接続された第3の電流源からなる第2の差動コンパレータと、
    エミッタが前記電源電圧に接続され、ベース、コレクタが互いに接続され、コレクタが前記第2の電流源の一端に接続された第1のPNPトランジスタと、エミッタが前記電源電圧に接続され、ベースが前記第1のPNPトランジスタのベースに接続された第2のPNPトランジスタからなるカレントミラー回路と、
    前記第2のPNPトランジスタのコレクタと前記基準バイアス電圧との間に接続された第6の抵抗とを具備し、
    前記第2のPNPトランジスタのコレクタと前記第6の抵抗との接続点から出力電圧が取り出されることを特徴とする絶対値検波回路。
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