JP2596151B2 - 電圧比較器 - Google Patents

電圧比較器

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JP2596151B2 JP33072189A JP33072189A JP2596151B2 JP 2596151 B2 JP2596151 B2 JP 2596151B2 JP 33072189 A JP33072189 A JP 33072189A JP 33072189 A JP33072189 A JP 33072189A JP 2596151 B2 JP2596151 B2 JP 2596151B2
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郁夫 日高
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は入力バイアス電流の小さい電圧比較器に関す
るものである。
従来の技術 電圧比較器はアナログ−ディジタル変換器において、
製品の精度を決定する重要な部分であり、電圧比較器の
精度が製品の精度を悪化させる要素を有している。
以下に従来の電圧比較器について説明する。
第2図は従来の電圧比較器を示すものである。第2図
においては1は接地電極、2は第一電源端子、4および
5は入力端子、6および7は出力端子、8および9は抵
抗、10および11はNPNトランジスタ、14は電流源であ
る。
以上のように構成された電圧比較器において、以下そ
の動作を説明する。
まず入力端子4に入力端子5の電圧よりも充分高い電
圧(通常100mV程度)が加わった時、NPNトランジスタ10
のコレクタにはほぼ電流源14に等しい電流が流れる。そ
の時NPNトランジスタ11は遮断され、そのコレクタには
電流は流れない。この時、NPNトランジスタ10のコレク
タに接続された抵抗8の両端には、抵抗8と電流源14の
電流値との積の電圧が発生する。他方、抵抗9の両端に
は電流が流れないため、電位差は生じない。その結果、
出力端子6と出力端子7との間には抵抗8と電流源14の
電流値との積の電位差が生じる。以上のように、入力端
子4および5の入力電圧を比較し、増幅することができ
る。また、入力端子5に入力端子4の電圧よりも充分高
い電圧が加わった時は、出力端子6と出力端子7との間
に抵抗9と電流源14の電流値との積の電位差が生じる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来例では、NPNトランジスタ10
または11のエミット電流が流れた場合、ベース電流とし
ておよそエミット電流をNPNトランジスタ10または11のh
FEで除算した電流が流れる。そのため、入力端子4また
は5から電流を引き込んでしまい、入力端子4または5
に接続された回路に影響を及ぼしてしまう欠点を有して
いた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、入力端
子にバイアス電流の流れない電圧比較器を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電圧比較器は、コ
レクタを第1の抵抗(8)を介して電源端子(2)に接
続しベースを第1の入力端子(4)に接続した一導電型
の第1のバイポーラトランジスタ(10)と、コレクタを
第2の抵抗(9)を介して上記電源端子に接続しベース
を第2の入力端子(5)に接続した一導電型の第2のバ
イポーラトランジスタ(11)と、上記第1,第2のバイポ
ーラトラジスタのエミッタ共通接続点に接続された第1
の電流源(14)と、ドレインを上記第1の入力端子に接
続しゲートを上記第1のバイポーラトランジスタのコレ
クタに接続した逆導電型の第1のMOSトランジスタ(1
2)と、ドレインを上記第2の入力端子に接続しゲート
を上記第2のバイポーラトランジスタのコレクタに接続
した逆導電型の第2のMOSトランジスタ(13)と、上記
第1,第2のMOSトランジスタのソース共通接続点に接続
された第2の電流源(15)とを具備し、上記第2の電流
源の電流源を上記第1および第2のバイポーラトランジ
スタのベース電流の最大値とほぼ等しくした構成を有し
ている。
作用 この構成によって、第1,第2の入力端子に入力される
差動入力電圧が変化して、第1,第2バイポーラトランジ
スタのベース電流が変動しても、第1,第2のMOSトラン
ジスタの導通状態が第1,第2バイポーラトランジスタの
コレクタ出力に応じて切り替えられ、第1のMOSトラン
ジスタのドレイン電流で第1のバイポーラトラジスタの
ベース電流を補償し、第2のMOSトランジスタのドレイ
ン電流で第2のバイポーラトランジスタのベース電流を
補償するから、第1,第2の入力端子に流入する電流を無
くすることができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の一実施例における電圧比較器の構成
を示すものである。第1図において、1は接地電極、2
は第一電源端子、3は第二電源端子、4と5は入力端
子、6と7は出力端子、8と9は抵抗、10と11はNPN型
のバイポーラトランジスタ(以下、NPNトランジスタと
いう)、12と13はP型MOSトランジスタ、14と15は電流
源である。
以上のように構成された電圧比較器について、以下そ
の動作を説明する。
まず入力端子4に入力端子5の電圧よりも充分高い電
圧が加わった時、NPNトランジスタ10は導通状態とな
り、NPNトランジスタ11は遮断される。NPNトランジスタ
10および11のエミッタ共通接続点には、電流源14の電流
が供給され、NPNトランジスタ10と11は電流源14から供
給される電流を分配するように導通するので、この時の
NPNトランジスタ10のエミッタ電流は電流源14の電流値
と等しくなり、NPNトランジスタ10のベースに最大ベー
ス電流が流れる。この時、抵抗8は電流源14の電流値と
抵抗8の抵抗値の積で決まる電圧降下を生じ、NPNトラ
ンジスタ10のコレクタ電位はその電圧降下分だけ下が
り、NPNトランジスタ11のコレクタ電位は第一電源端子
2の電位まで上昇する。逆に、入力端子5に入力端子4
より十分高い電圧が印加されると、NPNトランジスタ11
が導通状態、NPNトランジスタ10が遮断状態となり、NPN
トランジスタ11のエミッタ電流は電流源14の電流値と等
しくなり、NPNトランジスタ11のベースに最大のベース
電流が流れる。そして今度は、抵抗9で電圧降下を生
じ、NPNトランジスタ11のコレクタ電位はその電圧降下
分だけ下がり、NPNトランジスタ10のコレクタ電位は第
一電源端子2の電位まで上昇する。そして、NPNトラン
ジスタ10が導通する時は、NPNトランジスタ10のコレク
タ電位の低下に応じてP型MOSトランジスタ12を導通さ
せ、電流源15の電流をNPNトランジスタ10のベースに供
給して、NPNトランジスタ10を導通するのに必要なベー
ス電流を補償する。逆に、NPNトランジスタ11が導通す
る時は、NPNトランジスタ11のコレクタ電位の低下に応
じてP型MOSトランジスタ13を導通させ、電流源15の電
流をNPNトランジスタ11のベースに供給して、NPNトラン
ジスタ11を導通するのに必要なベース電流を補償する。
ただし、電流源15の電流値はNPNトランジスタ10および1
1のベース電流のほぼ最大値に設定する。NPNトランジス
タ10,11のベース電流の最大値は、電流源14の電流値を
トランジスタの電流増幅率hFEで除算すれば求められ
る。
このようにすれば、P型MOSトランジスタ12,13をNPN
トランジスタ10,11のコレクタ出力で交互に導通させ、
電流源15の電流をNPNトランジスタ10と11のベースに交
互に供給して、ベース電の補償がなされ、入力端子4お
よび5の入力電流をほぼゼロにすることができる。
なお、上述の実施例では、NPNトランジスタとP型MOS
トランジスタを組み合わせた回路構成を例示したが、NP
NトランジスタをPNPトランジスタに、P型MOSトランジ
スタをN型MOSトランジスタとしても同様な考えで行え
るということは言うまでもない。
発明の効果 以上のように本発明の電圧比較器は、主回路を構成す
る差動対のバイポーラトランジスタの出力で差動対のMO
Sトランジスタを交互に導通させ、第2の電流源の電流
でベース電流を補償し、入力電流をほぼゼロにすること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電圧比較器の構成
図、第2図は従来の電圧比較器の構成図である。 1……接地電極、2……第一電源端子、3……第二電源
端子、4,5……入力端子、6,7……出力端子、8,9……抵
抗、10,11……NPNトランジスタ、12,13……P型MOSトラ
ンジスタ、14,15……電流源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コレクタを第1の抵抗を介して電源端子に
    接続しベースを第1の入力端子に接続した一導電型の第
    1のバイポーラトランジスタと、 コレクタを第2の抵抗を介して上記電源端子に接続しベ
    ースを第2の入力端子に接続した一導電型の第2のバイ
    ポーラトランジスタと、 上記第1,第2のバイポーラトラジスタのエミッタ共通接
    続点に接続された第1の電流源と、 ドレインを上記第1の入力端子に接続しゲートを上記第
    1のバイポーラトランジスタのコレクタに接続した逆導
    電型の第1のMOSトランジスタと、 ドレインを上記第2の入力端子に接続しゲートを上記第
    2のバイポーラトランジスタのコレクタに接続した逆導
    電型の第2のMOSトランジスタと、 上記第1,第2のMOSトランジスタのソース共通接続点に
    接続された第2の電流源とを具備し、 上記第2の電流源の電流値を上記第1および第2のバイ
    ポーラトランジスタのベース電流の最大値とほぼ等しく
    したことを特徴とする電圧比較器。
JP33072189A 1989-12-19 1989-12-19 電圧比較器 Expired - Lifetime JP2596151B2 (ja)

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JPH03190318A JPH03190318A (ja) 1991-08-20
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