JPH05100757A - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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JPH05100757A
JPH05100757A JP3257366A JP25736691A JPH05100757A JP H05100757 A JPH05100757 A JP H05100757A JP 3257366 A JP3257366 A JP 3257366A JP 25736691 A JP25736691 A JP 25736691A JP H05100757 A JPH05100757 A JP H05100757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
zener diode
voltage
output
current source
Prior art date
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Pending
Application number
JP3257366A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kodera
謙治 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ツェナーダイオードを用いた基準電圧発生回路
において、ツェナーダイオードの電圧よりも低い電圧を
出力することができ、しかも、この出力電圧が温度に依
存しないような基準電圧発生回路を得る。 【構成】ツェナーダイオードZD のカソード・アノード
間に抵抗R6 とR7 の直列回路を接続する。抵抗R6
7 の接続点に正の温度係数を有する定電流源回路1を
接続し、この接続点を基準電圧の出力端子3とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基準電圧発生回路に関
し、特に、ツェナーダイオードを用いた基準電圧発生回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基準電圧発生回路は、図3に示す
ように、抵抗R1 ,R2 およびR3 、ツェナーダイオー
ドZD 並びに演算増幅器2からなっている。図3に示す
回路において、演算増幅器2の2つの入力端子は同一電
位となっているので、ツェナーダイオードZD の電圧を
Z 、演算増幅器2の出力電圧をE、抵抗R1 の抵抗値
をR1 、抵抗R2 の抵抗値をR2 、抵抗R3 の抵抗値を
3 とすると次の関係が成り立つ。
【0003】R1 :R2 =(E−VZ ):VZ 従って、次の関係が得られる。
【0004】E={1+(R1 /R2 )}VZ すなわち、出力端子3には、抵抗R1 およびR2 ,ツェ
ナーダイオードZD の電圧VZ によって決まる値の出力
電圧を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基準電
圧発生回路では、ツェナーダイオードZD の電圧VZ
りも大きな出力電圧しか得ることができない。更に、ツ
ェナーダイオードZD は2〜3mV/℃程度の温度依存
性をもつので、出力電圧も2〜3mV/℃の{1+(R
1 /R2 )}倍程度の温度依存性をもってしまうという
問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の基準電圧発生回
路は、ツェナーダイオードのカソード側に第1の抵抗の
一端が接続され、前記第1の抵抗の他端が第2の抵抗の
一端に接続され、前記第2の抵抗の他端が前記ツェナー
ダイオードのアノード側に接続され、前記第1の抵抗と
前記第2の抵抗との接続点が正の温度係数をもつ電流源
に接続され、この接続点から出力電圧が取り出されるよ
うに構成されたことを特徴としている。
【0007】
【実施例】次に、本発明の最適な実施例について図面を
参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例の基
準電圧発生回路の回路図である。図1を参照すると、本
実施例では、電流源4がツェナーダイオードZD のカソ
ード側に接続され、ツェナーダイオードZD の両端には
5〜7V程度の電圧が発生している。トランジスタQ1
からQ5 並びに抵抗R4 およびR5 は、正の温度係数を
もつ定電流源回路1を構成している。この定電流源回路
1の出力端であるトランジスタQ5 のコレクタは、出力
端子3に接続されている。抵抗R5 は、トランジスタQ
1 からQ5 を起動させるためのスタートアップ抵抗であ
り、通常、数MΩ程度の高抵抗が使用される。又、ツェ
ナーダイオードZD のカソード側と出力端子3との間に
は、抵抗R6 が接続されている。更に、出力端子3とツ
ェナーダイオードZD のアノード側の間には抵抗R7
接続されている。
【0008】以下に、本実施例の動作について説明す
る。図1において、トランジスタQ3 のコレクタ電流を
3 、トランジスタQ4のコレクタ電流をI4 、トラン
ジスタQ4 のエミッタ面積をトランジスタQ3 のエミッ
タ面積のN倍、抵抗R4 の抵抗値をR4 とする。ここで
トランジスタQ3 のベース・エミッタ間電圧とトランジ
スタQ4 のベース・エミッタ間電圧が等しいので次の
式が成立つ。
【0009】
【0010】但し、kはボルツマン定数、qは電子の電
荷、IS は飽和電流、Tは絶対温度である。式より、
【0011】
【0012】となる。ここで、トランジスタQ1 および
2 がカレントミラー回路を構成しており、又、抵抗R
5 はスタートアップ抵抗として用いられるため通常数M
Ωと十分高く、抵抗R5 を流れる電流はほとんど無視で
きることを考慮すると、I3 =I4 の関係が成立する。
これを式に代入すると、
【0013】
【0014】が得られる。
【0015】又、トランジスタQ3 のベース・エミッタ
間電圧とトランジスタQ5 のベース・エミッタ間電圧と
が等しいので、それぞれのコレクタ電流も等しい。つま
り、トランジスタQ5 のコレクタ電流をI5 とすると、
次の式が成立する。
【0016】
【0017】次に、出力端子3の電圧Vout を考える。
ツェナーダイオードZD の両端の電圧をVZ 、抵抗R6
およびR7 の抵抗値をそれぞれR6 およびR7 、出力端
子3の電圧をVout とすると、次の式が成立する。
【0018】
【0019】ここで式に式を代入すると、次の式
を得る。
【0020】
【0021】次に、出力電圧Vout の温度依存性につい
て考える。式を温度Tで微分して、次の式を得る。
【0022】
【0023】式において、
【0024】
【0025】であるので、
【0026】
【0027】となる。出力電圧Vout が温度に対して依
存しないようにするためには、
【0028】
【0029】とすればよいから、式より、
【0030】
【0031】の関係式を満たすようにR4 ,R6 および
Nの値を選べばよい。
【0032】例えば、N=2,R4 =180Ω,R6
7.5kΩであるとすると、(8)式より、
【0033】
【0034】となり、出力端子電圧Vout はほとんど温
度に依存しなくなる。
【0035】又、出力電圧Vout を、例えば、3.0V
に設定するものとすると、VZ =6.5V,T=300
°Kとして、式よりR7 =8.17kΩと求まり、温
度にほとんど依存しない3.0Vの出力基準電圧が得ら
れる。
【0036】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図2は、本発明の第2の実施例の回路図である。
図2を参照すると、本実施例は、トランジスタQ1 から
5 並びに抵抗R4 およびR5 で構成される正の温度係
数を有する定電流源回路15の構成が図1に示す第1の
実施例と異っている。すなわち、本実施例では、トラン
ジスタQ1 およびQ4 をダイオード接続とし、スタート
アップ抵抗R5 をトランジスタQ1 のコレクタに接続し
ている。本実施例も第1の実施例と同様の動作を行い、
同様の効果をもたらす。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基準電圧
発生回路は、ツェナーダイオードのカソード側に第1の
抵抗の一端が接続され、この第1の抵抗の他端が第2の
抵抗の一端に接続され、第2の抵抗の他端がツェナーダ
イオードのアノード側に接続され、第1の抵抗と第2の
抵抗との接続点が正の温度係数をもつ電流源に接続この
接続点から出力の基準電圧が取り出されるように構成さ
れている。
【0038】このことにより、本発明によれば、ツェナ
ーダイオードの電圧よりも低い電圧を出力することがで
き、しかも、この出力電圧が温度に対してほとんど依存
しないような基準電圧発生回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による出力回路の回路図
である。
【図2】本発明の第2の実施例による出力回路の回路図
である。
【図3】従来の出力回路の一例の回路図である。
【符号の説明】
1 定電流源回路 2 演算増幅器 3 出力端子 4 電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツェナーダイオードのカソード側に第1
    の抵抗の一端が接続され、前記第1の抵抗の他端が第2
    の抵抗の一端に接続され、前記第2の抵抗の他端が前記
    ツェナーダイオードのアノード側に接続され、前記第1
    の抵抗と前記第2の抵抗との接続点が正の温度係数をも
    つ電流源に接続され、この接続点から出力電圧が取り出
    されるように構成されたことを特徴とする基準電圧発生
    回路。
JP3257366A 1991-10-04 1991-10-04 基準電圧発生回路 Pending JPH05100757A (ja)

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JP3257366A JPH05100757A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 基準電圧発生回路

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JPH05100757A true JPH05100757A (ja) 1993-04-23

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10788851B2 (en) 2019-01-09 2020-09-29 Nxp Usa, Inc. Self-biased temperature-compensated Zener reference
CN111722667A (zh) * 2019-03-22 2020-09-29 恩智浦美国有限公司 电压参考电路
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