JP3980556B2 - ラベルを容器に貼る装置 - Google Patents

Description

この発明は、ラベルを長さ方向軸および長さ方向軸に垂直の表示のある面をもつ遮蔽体を有する容器に貼る装置に関するものであり、装置は容器の方向を記録する光電機構を備え、その機構が容器の方向を表す信号を生じさせ、さらに、装置は容器をその長さ方向軸のまわりにラベルが容器に予め設定された位置で貼られる目標方向まで回転させる機構、およびラベルを貼る機構を備え、光電機構の信号が制御機構によって容器の目標方向に関連付けられ、容器を回転させる機構が制御機構によって制御され、ラベルが貼られる前、容器が目標方向に配置される。

このような装置がＦＲ‐２ ４３６ ７２５から知られており、ハンドルまたはラベルが光電機構によって認識され、容器の方向が同様の原理で確認される。その後、必要であれば、容器が１８０°だけ回転する。
いくつかのモータ駆動旋回プラットフォームで送り方向に対し設定された位置で容器の回転およびその方向を制御する装置がＥＰ‐Ａ‐１ ２０５ ３８８で提案されている。容器の位置がスキャニング機構によって確立される。送り方向に対し設定された位置の容器の位置が制御機構に旋回プラットフォームの最も短い回転として記録され、使用され、サーボモータに制御信号として伝達される。
容器が方向選定される容器、特に瓶のラベリング機がＤＥ‐Ａ‐４１ ２０ ８８７およびＥＰ‐Ａ‐０ ４４３ ６１７から知られている。この目的で、容器はその垂直壁の下側領域または底面のノッチまたは窪みからなるマークをもつ。ポウルまたはスプリング付勢された方向選定エレメントがノッチまたは窪みにロックされ、容器の方向が決定される。
ラベリング機において、回転対称本体、特に瓶を方向選定する装置もＤＥ‐Ａ‐２９ ０３ ４７０、ＤＥ‐Ｕ‐７５ １２ ６２１、ＤＥ‐Ａ‐１９９ ２７ ６６８、ＥＰ‐Ａ‐０ ５７２ ７５８、ＤＥ‐Ｕ‐１ ９４９ １３５およびＤＥ‐Ｂ‐１ ２００ １９７から知られており、瓶が容器を回転させる機構によって回転し、光学センサが瓶のマークを記録すると、その回転が停止する。
同様の装置がＤＥ‐Ａ‐２１ ２６ ７５７およびＤＥ‐Ｕ‐６６ ０９ ９３７から知られており、機械的スキャナまたはスイッチが瓶のマークによって操作される。
瓶のラベルの位置をモニタリングする装置がＤＥ‐Ｃ‐４０ １６ １５０およびＤＥ‐Ｕ‐２９５ １３ ６００から知られている。
２つのラベルを各瓶に貼るラベリング機がＵＳ‐Ａ‐５，４７８，４２２から知られており、センサが旋回プラットフォームのエッジの第一ラベルの位置を測定し、回転方向および回転速度が算出され、第二ラベルが同一の瓶の予め設定された位置に貼られる。
いわゆるシャンパンの方向選定も知られている。シャンパンの瓶が分類ウォームによって方向選定スターに送られ、旋回ベルト（フリクションベルト）によって回転する。
各瓶の位置については、方向選定スターはフリクションベルトからなる瓶回転機構およびクロースレンジスキャナを有する。電磁カップリングおよびブレーキがベルト駆動ローラとその駆動機構間に設けられ、カップリングおよびブレーキは電気的に制御される。回転のとき、光電クロースレンジスキャナが瓶の外周をスキャンする。シャンパンの瓶の頂端のマークがクロースレンジスキャナによって認識され、これがカップリングを解放し、ブレーキを付勢する。この結果、シャンパンの瓶が望ましい位置で固定され、正確な位置(目標方向）で瓶テーブルに送られ、そこでシャンパンの瓶が直立し、ラベルが貼られる。瓶をラベリング装置の旋回プラットフォーム上で方向選定することも知られており、旋回プラットフォームに設けられたターンテーブルがサーボモータによって回転する。
この発明の目的は、生産性、すなわち運転速度を増大させ、同時に所要スペースを減少させることにある。

この発明によれば、容器の方向が遮蔽体の表示を使用して記録されるようにすることによって目的が達成される。
光電記録機構は固定され、単一のこのような機構により、コンベヤによって記録機構に順次送られる各容器の方向を記録することができる。
容器の方向が記録されるため、容器を方向選定する時間が減少し、目標方向に達するまでの所要回転角度を回転開始時に制御機構によって確立することができる。この結果、制御機構は目標方向を迅速に達成することができるのは容器の左回転か右回転かを確立することもできる。最大所要回転角度は１８０°である。これに対し、従来の装置では、容器が１方向に回転するだけであり、ポウルがノッチにロックされるか、または光学マークがクロースレンジスキャナの前方にあるとき、回転が停止するだけであり、およそ３６０°の回転が要求される。
最大所要回転角度が半減され、容器を予め設定された送り速度で回転させる距離も減少し、それによって入口スターを小型化することができる。
容器の方向を容器の光学マーク、たとえば紫外線で見ることができるマークによって記録することができる。好ましい実施例では、容器は長さ方向軸に垂直の面をもつ遮蔽体を有する。容器の方向が遮蔽体の表示を使用して記録される。この表示はたとえば製品名または製造社名を含み、周知のイメージ処理方法によって評価される。王冠遮蔽体またはねじ遮蔽体でシールされるドリンクの瓶または蓋にエンボス加工または表示が施された円筒状の缶の場合、ラベルを蓋の表示に従って方向選定することができ、魅力的外観を得ることができる。いくつかの容器または瓶を同一の方向の遮蔽体およびラベルをもつ市販パッケージ（ビール箱）に容易に配列することができ、市販パッケージの整然とした魅力的外観が得られる。

マークは容器または瓶の三次元的特徴からなるものであってもよく、たとえばドリンクの瓶の刻印ラベルまたはエンボス加工であってもよい。このマークによって瓶の方向選定がなされ、ラベルは刻印されたラベルまたはエンボスと同様の方向に配置される。

この発明の装置の特徴は、蓋の表示によって容器の方向が記録され、遮蔽体の表示に従ってラベルが方向選定され、蓋および容器は完全に回転対称であってもよいということである。

容器を回転させる機構は各ベイの一対のフリクションベルトをもつ方向選定スターであってもよく、瓶はフリクションベルト対によって両ポイントで記録される。フリクションベルトをステップドモータによって駆動することができ、これは制御装置から制御信号を受け、瓶または他の容器が目標方向に達する角度だけ回転する。この発明の装置では、ポウル、スプリング付勢された方向選定エレメントまたは光電クロースレンジスキャナが各ベイになく、方向選定スターを小型化することができる。

瓶を回転させる機構をラベリング機構に組み込むこともできる。ラベリング機構は複数のターンテーブルが外周に配置され、容器が載せられる旋回プラットフォームおよび上方から容器に配置されるセンターリングベルを有する。ラベルを貼るとき、容器を回転させるため、容器がターンテーブルとセンターリングベル間に回転可能にクランプされる。ターンテーブルは湾曲トラックにのびるドラグレバーによって駆動される。したがって、ターンテーブルに予め設定された一定の回転が与えられる。

変形例では、ターンテーブルがステップドモータによって駆動され、制御機構がターンテーブルをステアリングし、ラベリングのための望ましい目標方向が得られる。

容器を回転させる機構を旋回プラットフォームのエッジのフリクションベルトおよびブレーキによって形成し、これを制御機構によって制御するようにしてもよい。

以下、この発明の実施例を説明する。

図示されている装置では、王冠１２でシールされた０．５リットルのビール瓶１０からなる容器がコンベヤ１４でスペーシングウォーム１６に送られ、これが瓶１０を分類ウォームのピッチによって予め設定された距離の間隔を置いて配置する。その後、瓶１０が通常の方法で瓶１０を収容するベイをもつ入口スター２０によって旋回プラットフォーム２２上に押される。

王冠は上面の表示（醸造所 Ｈ 図２）をもつ。入口スター２０の上方に固定されたＣＣＤカメラ１８により、瓶１０の方向、厳密に言えば王冠の表示のそれが記録される。これは通常のイメージ処理方法を使用したＣＣＤカメラ１８で王冠遮蔽体１２をイメージ処理することによってなされる。

回転可能に収容されたターンテーブルが知られている方法で旋回プラットフォーム２２のエッジに配置されている。スペーシングウォームのピッチ、入口スター２０のベイ間の距離およびターンテーブル２４間の距離は瓶１０が回転旋回プラットフォーム２２のターンテーブル２４上で順次停止するよう選定されている。瓶１０はターンテーブル２４上で移動し、旋回プラットフォームの近傍に配置されたラベリング機構２６を通り、ラベルが貼られ、これがセクション２８でブラシングされる。瓶は出口スター３０を介してコンベヤ１４に押し戻され、包装機構に送られる。

ラベリング機構２６は従来の構造のもので、その詳細は説明しない。この発明の特徴は入口スター２０または少なくとも入口スター２０内に達する前、王冠遮蔽体１２の表示の方向がすでにＣＣＤカメラ１８によって記録されているということであり、各ターンテーブル２４にステップドモータ３２が設けられており（図３）、これが瓶１０を回転させ、ラベルが王冠遮蔽体１２の表示の方向で貼られるということである。ステップドモータ３２はＣＣＤカメラ１８によって送られる信号を処理する制御機構３４によって制御される。したがって、旋回プラットフォーム２２およびターンテーブル２４に瓶を方向選定する手段（シャンパンの方向のための光電クロースレンジスキャナのカム方向選定機構など）は要求されない。

ドリンクの瓶を方向選定する機構を含むラベルを貼る装置の説明図である。 ドリンクの瓶のＣＣＤカメラの配置の説明図である。 ラベリング機構のステップドモータによって駆動されるターンテーブルの説明図である。

符号の説明

１０ 瓶
１２ 王冠遮蔽体
１４ コンベヤ
１６ スペーシングウォーム
１８ ＣＣＤカメラ
２０ 入口スター
２２ 旋回プラットフォーム
２４ ターンテーブル
２６ ラベリング機構
２８ セクション（ブラシング）
３０ 出口スター
３２ ステップドモータ
３４ 制御機構

Claims (4)

1. ラベルを長さ方向軸をもつ容器（１０）に貼る装置であって、前記容器の方向を記録する光電機構（１８）と、前記容器をその長さ方向軸のまわりにラベルが前記容器（１０）に予め設定された位置で貼られる目標位置まで回転させるための機構（２４，３２）と、ラベルを貼る機構（２６）とを備え、
   前記光電機構（１８）は前記容器（１０）の方向を記録し、前記容器（１０）の方向を表す信号を生じさせるよう構成され、前記容器（１０）は前記容器（１０）の頂端に設けられた遮蔽体によってシールされており、前記容器の方向が前記遮蔽体の表示を使用する前記光電機構（１８）によって記録され、前記光電機構（１８）の信号が制御機構（３４）によって前記容器（１０）の目標方向に関連付けられ、前記容器（１０）を回転させる機構（２４，３２）が前記制御機構（３４）によって制御され、ラベルが貼られる前、前記容器（１０）が目標方向になるようにしたことを特徴とする装置。
2. 前記容器（１０）を回転させる機構が前記ラベルを貼る機構（２２，２６）の前方に配置されたスターホイール（２０）に組み込まれていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 前記容器（１０）の方向を記録する機構（１８）が前記スターホイール（２０）の前方またはスターホイール（２０）の位置に配置されていることを特徴とする請求項２に記載の装置。
4. 前記容器（１０）を回転させる機構が前記容器（１０）をラベリング機構（２６）に移動させる旋回プラットフォーム（２２）の外周に配置された多数のターンテーブル（２４）によって形成され、各ターンテーブル（２４）に前記制御機構（３４）によって制御される回転駆動機構（３２）が設けられていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の装置。

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