JP3976533B2 - 傾転式箱型パレット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷の排出作業が容易に行える傾転式箱型パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
箱型パレットから荷の排出作業を行う場合は、回転フォークリフトを利用し、フォークをハンガーパレットの下方にあるフォーク挿入部に挿入し、フォークを回転または傾斜することによって、持ち上げた箱型パレットから荷を排出することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような排出方法では、荷を排出するときに、箱型パレットの重心が、フォークから離れることになり、箱型パレットを持ち上げて運搬するときより、フォーク先端にかかる荷重が大となり、フォーク挿入部が破損しやすい。あるいは大きなフォークリフトが必要である。
また、荷を排出した後も、フォークを操作し、箱型パレットを元の状態に復帰させる必要があるので、作業は効率的ではないという問題があった。
【0004】
また、扉のある箱型パレットの場合、通常、扉の上部が蝶板で、本体部と回転可能に連結し、扉の開閉は下方に設置されているストッパを開放して行う。このため、荷によって、ストッパに大きな荷重がかかり、ストッパを解除するのに、大きな労力が必要となり、またこの操作は、扉の前で行われるので、安全性に欠ける問題もあった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、破損しにくい構造とし、かつ効率的に荷の排出作業が行え、また作業員にとって、安全に作業が行える傾転式箱型パレットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、前壁を上下にスライドする扉とし、前記扉および背部に吊下げ紐の係合用の吊り環を取りつけ、吊下げることで扉が上に自動的にスライドして開放するようにした。
あるいは、前記扉および背部にフォークリフトのフォーク差込み用の係合環を取りつけ、リフトと同時に扉が上に自動的にスライドして開放するようにした。
【0006】
さらに、扉には、左右両端部の上下に凸部を形成し、この凸部が両側壁の前側端に縦に形成された案内溝に係合してスライドするようにした。
さらに、扉の下の凸部が案内溝の上端に達した時、扉の抜出しを制限するためのストッパを前壁に取りつけた。
【0007】
【作用】
これにより、扉の吊り環に吊り下げ紐であるワイヤーあるいは係合環にフォークを通し吊り上げることで、扉および背部だけが吊下げられて、傾転式箱型パレットの扉側が下方へ傾斜する。そのため扉は上方へスライドし、上の凸部が案内溝から外れ、扉は回転して、扉が開かれ、同時に傾転式箱型パレットも回転し、荷が排出される。扉は、ストッパで抜出しが制限され、排出作業中に、扉が外れることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、図に基づいて、発明の実施の形態を説明する。
図1は傾転式箱型パレットの前面で、図2は、側図を示す図である。
基部は、底板1とその両側に立設された側壁3a,3bで構成される。側壁3a、3bは、枠材で、強度を増強してある。
底板1と側壁3a,3bとは、コーナーで、横断面がL型の連結部材2a、2bにより連結される。連結部材2a,2bは、側壁3a,3bの下側面と接する面にL字型の案内溝が設けられ、側壁3a,3bに突設した連結ピンと係合して連結する。連結部材2a,2bは、図3に示すように倒して折り畳むことができるようになっている。底板1の下面には、キャスタ4が取りつけられている。
【0009】
底板1は、図4に示すように、外枠6,7と内枠8,9を有し、枠8と枠9を格子状にして、強度の増強を図っている。枠の角部に、車輪を取りつけるための取り付け材10を配設して、固定輪および回転自在輪を取りつけできるようになっている。外枠6,7の角に連結部材2a,2bが固定されている。底板1の上面には、板が敷かれる。
底板1上で側壁3a,3bの間に、扉と背面壁を取りつけることができる。
【0010】
図5は、背面壁11を取りつけた状態の傾転式箱型パレットの背面図である。
背面壁11は、フック11bで側壁3a,3bに取りつけられる。背面壁の上端面にはフォークリフトのフォークが差し込める2つの係合環11aが固定されている。
【0011】
図6は、扉を取りつけた状態の傾転式箱型パレットの正面図である。
扉12は、側壁3a,3bに対して上下にスライド可能であり、側壁3a,3bの端面には扉上部が上方より抜出し回転するときの回転角を制限するストッパがボルトで固定されている。扉およびストッパの詳細は後述する。
扉の上端面にはフォークリフトの係合環12aである。
傾転式箱型パレットは、フォークリフトでも、吊下げできるが、クレーンで吊下げる場合は、側壁のコーナーにある吊り環5a,5bにワイヤを結んで行う。
【0012】
図7は、図6のA−A断面図である。
図8は、図6のB−B断面図である。
なお、図7、8は、一部を破断し、拡大して示してある。
背面壁11側では、側壁3a,3bの両側の縦枠に、水平方向にリング15が取り付けられ、これに対応した高さで背面壁11の外側にもリング14が取り付けられ、内側の下方には当設部材16が設けられ、背面壁11を内部から装着し、リング14,15にフックをかけることによって背面壁11を側壁3a,3bに固定できる。
【0013】
扉側12では、側壁3a,3bの両側の縦枠に、側壁と同じ高さのL字鋼17が取りつけられ、案内溝20が形成されている。扉12の両側に図9に示すように、扉12の上に案内溝20に案内されるピン状の凸部18、下に凸部19が設置され、それぞれが案内溝に案内されて、扉12が上下方向に移動することができる。扉12の外側に、ストッパ13がボルトによって側壁3a,3bの縦枠に固定されている。
【0014】
ストッパ13は、図10に示すように、断面がL字型の支持部材13cの中央部に、同じL字型のストッパ部13aを溶接した断面F字型となっている。支持部材13cの両端部には、側壁に取り付けるための貫通穴13bが形成されている。
なお、ストッパ部13aは、例えば点線で示すように、支持部材13cの全幅に亘る構成としてもよい。すなわち、ストッパ部13aが、側壁3a、3bの縦枠の間に入ることができればよい。
ストッパ13は、扉を取り外すときには影響を与えないが、荷を排出するときには、扉の抜出しを防止する役割を果たす。
【0015】
次に、ストッパの役割について説明する。
図11は、扉を外す場合の説明図である。
図12は、荷を排出する場合の説明図である。
図11において、ストッパ13は、扉12の外側にあるので、扉を上下に垂直にスライドする場合には影響しない。このため、(a)。(b)、(c)に示すように、垂直に扉を取り出すことができる。
【0016】
一方、荷を排出するときには、図12に示すように、上の凸部18が案内溝20から外れると、扉が、未だ案内溝内にある下の凸部19を中心に回転する。しかし、荷を排出するときには、扉12がスライドしながら、回転するので、下端部がストッパ13と当接し、扉の回転角が制限されるとともに扉が側壁から外れることができなくなる。ここでは扉の回転を中心に説明してあるが、傾転式箱型パレットが荷量および自重で回転するものである。
【0017】
図13は、荷を排出する場合の状況説明図である。
側壁3aの両側にある吊り環5bおよび扉の上部12aをワイヤ21で結び、傾転式箱型パレットを吊り上げる。側壁3a,3bに対して、扉12がスライドし、扉12が吊り上げられる。そして、上の凸部18が案内溝20から抜出すと、扉が回転し、吊り上げに従って、傾転式箱型パレットが回転し傾斜する。
【0018】
その後は、扉がスライドしながら、傾斜が進み、収容されている荷が排出される。図14に示すように、扉12が案内溝20に対し傾斜し、扉の下部がストッパ13に衝突し、扉の回転が停止し、扉の外れることが防止される。
そして、荷を排出後に、ワイヤを下ろすと、扉は自重で戻り、最後に、外れている上の案内部18を案内溝内に手で戻せば閉じ、再び荷を収納できる状態になる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、吊り上げるだけで、扉が自動的に開き、傾転式箱型パレット全体が傾斜することにより、荷の排出が行える。従来と比べると、大きな荷重を発生することなく荷の排出ができる。また作業員にとって、扉の開閉作業の必要が無く、安全に作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明パレットの基部を示す正面図である。
【図2】本発明パレットの底板部分を示す右側面図である。
【図3】側壁を折り畳んだ状態を示す図である。
【図4】底板の構成を示す図である。
【図5】背面壁を取りつけた状態で、背面壁から見た本発明パレットの背面図である。
【図6】扉を取りつけた状態で、扉側から見た本発明パレットの正面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【図9】案内凸部の位置を示す図である。
【図10】ストッパを示す斜視図である。
【図11】扉を外す場合の説明図である。
【図12】荷を排出する場合の説明図である。
【図13】荷を排出する場合の状況説明図である。
【図14】ストッパと当接した状態の説明図である。
【符号の説明】
1 底板
2 連結部材
3 側壁
4 キャスタ
5 吊り環
11 背面壁
12 扉
13 ストッパ
18、19 凸部
20 案内溝

Claims (3)

  1. 箱型パレットにおいて、
    前壁が上下にスライドする扉となっており、前記扉および背部に吊下げ紐の係合用の吊り環およびあるいはフォークリフトのフォーク差込み用の係合環が取りつけられており、吊下げあるいはリフトと同時に扉が上にスライドして開放することを特徴とする傾転式箱型パレット。
  2. 扉には、左右両端部の上下に凸部が形成され、この凸部が両側壁の前側端に縦に形成された案内溝に係合していることを特徴とする請求項1に記載の傾転式箱型パレット。
  3. 扉の下の凸部が案内溝の上端に達した時、扉の抜出しを制限するためのストッパが前壁に取りつけられていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の傾転式箱型パレット。
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