JP3809485B2 - テールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋根を固定した箱形の荷物室を備えた車両(バン型車両)においては、後部或いは側部に扉が設けられており、荷物の積み降ろしを行うようになっている。図10に示すバン型車両1は、荷箱2の後部に設けられた開口部2bの扉3、3が左右に開く所謂観音開き構造とされており、荷物の積み降ろしの際にはこれらの扉3、3を2点鎖線で示すように荷箱2の側壁2a側に大きく開くようにしている。
【0003】
各扉3には施錠桿4が上下方向に設けられており、上部、下部が夫々ブラケット5、5により支持され、ハンドル4aにより回動可能とされている。施錠桿4は、上下両端が扉3の上下両縁よりも僅かに突出しており、上下の先端にフック4b、4cが設けられている。一方、荷箱2の開口部2bの上、下開口端面2c、2dにはフック4b、4cと係合可能なフックキャッチ6、6が設けられている。扉3を閉めてハンドル4aにより施錠桿4を回動させると、上下のフック4b、4cが対応するフックキャッチ6、6と係合して、当該扉3が施錠(ロック)される。扉3を開けるときには、ハンドル4aにより施錠桿4を回動させてフック4b、4cとフックキャッチ6、6との係合を解除(解錠)させる。
【0004】
荷物の積み降ろし作業をするときには扉3、3を2点鎖線で示すように荷箱2の側壁2a側に大きく開く。このとき開いた扉3、3が風に煽られてふらついたり、或いは路面の傾斜等により動くことを防止するために荷箱2と扉3との間に開扉位置を保持する保持機構が設けられている。この保持機構は、扉3側に設けられたフック7と、荷箱2側に設けられたフックキャッチ8とにより構成されており、フック7は、T形をなし、基端が適宜の長さのチェーンにより扉3の外面に垂れ下げて取り付けられ、フックキャッチ8は、フック7が係合するT形のスリットが設けられている。扉3を開扉位置に保持する場合、フック7の先端をフックキャッチ8のスリットに係合することで、扉3を2点鎖線で示す開扉位置に保持する。
【0005】
ところで、大きな荷物や重い荷物等を積載する車両においては、荷箱2の後端にテールゲート10が設けられている。このテールゲート10は、図11に2点鎖線10’で示すように扉3、3を閉めた状態で荷箱2の後端に垂直に跳ね上げて(起こして)収納され、この収納状態から2点鎖線10”で示すように水平に倒した状態において、荷箱2の床面と略同じ高さとなる。作業者は、荷物の積み降ろしの際にテールゲート10を水平に倒した後、扉3、3を開き、荷物を載置して地面又は積荷位置と荷箱2との間を昇降させる。これにより大きな荷物や重い荷物の積み降ろし作業を容易に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記テールゲート10は、テールゲートを備えていないタイプの車両に後付されるために以下のような不具合がある。即ち、扉3の施錠構造は、施錠桿4の上下両端を扉3の上下両端よりも突出させてフック4b、4cを設け、荷箱2の後端面2bに対応して設けたフックキャッチ6、6と係合させる構造とされている。一方、テールゲート10は、扉3、3を閉めた状態で図11に2点鎖線10’で示すように上方に略垂直に起こして収納され、この収納位置から水平に倒したときに2点鎖線10で示すように上面10aが荷箱2の床面と略同じ高さ位置となる。このためテールゲート10を収納状態から水平にすると施錠桿4の下端のフック4cがテールゲート10の基端と干渉して扉3を開閉することができない。
【0007】
従って、扉3、3を開けるときには作業者は、ゲートスイッチを操作して収納位置からテールゲート10を水平に倒した後、ゲート下降スイッチを操作して下側のフックキャッチ6よりも低い位置まで下降させ、次いで、テールゲート10に乗って各扉3の施錠桿4のハンドル4aを操作してフック4b、4cとフックキャッチ6、6との係合を解除して扉3を開き、テールゲート10から降りて荷箱2の側壁2aに扉3を係止保持する。次に、作業者は、ゲート上昇スイッチを操作してテールゲート10を再び荷箱2の床面の高さ位置まで上昇させる。扉3、3を閉めるときも同様に、テールゲート10をフックキャッチ6よりも下げ、扉3を閉めた後ゲート上昇スイッチを操作してテールゲート10を上昇させて収納する。このためテールゲート10を備えた車両においては、扉3、3の開扉操作に手間が掛かり、作業能率が悪い。
【0008】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、テールゲートを備えたバン型車両においてテールゲートを収納位置から水平に倒した状態で荷箱の扉の開閉操作を行うことを可能としたテールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の本発明によれば、バン型車両の荷箱の開口部に開閉自在に扉が設けられ、前記開口部の下縁部近傍に回動支点を設け、前記扉を閉めた後跳ね上げて収納し、使用時に水平に倒して昇降させて荷物の積み降ろしを行うテールゲートを前記開口部に備え、前記扉の外面に上下方向に設けられ、上下両端に前記扉の上下両縁よりも突出してフックが設けられた施錠桿と、前記開口部の上下両端面に設けられて前記フックと係合するフックキャッチとから成るテールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造において、前記施錠桿を軸方向に移動可能に支持すると共に、前記フックとフックキャッチとの係合を解除した後下側のフックが前記収納位置から水平に倒したテールゲートの上面よりも高い位置に前記施錠桿を係止する係止部材を設け、前記施錠桿は、上方に移動可能且つ回動可能に支持され、ハンドルにより回動されて両端のフックとフックキャッチとが係合され又は係合を解除され、前記フックとフックキャッチとの係合が解除された後上方に移動されて前記ハンドルが前記係止部材に係止されることを特徴とする。
【0010】
作業者は、扉を開ける場合、テールゲートを収納位置から水平に倒し、このテールゲート上に乗って扉側の施錠桿のフックと荷箱側のフックキャッチとの係合を解除(解錠)した後、施錠桿を軸方向に移動させて下側のフックをテールゲートの上面よりも高い位置に引き上げる。これにより下側のフックがテールゲートと干渉することが無くなり、扉を開くことができる。作業者は、扉を開いた後、テールゲートから降りて前記扉を開扉位置に係止保持する。次いで、テールゲー トを昇降して荷物の積み降ろし作業を行う。
【0011】
作業者は、積荷作業の終了後テールゲートを荷箱の床面高さ(収納位置)まで上昇させ、当該テールゲート上に乗って扉を閉めて施錠した後、テールゲートを跳ね上げて収納する。これにより扉の開閉時におけるテールゲートへの乗り降り回数及びゲートスイッチの操作回数が低減して、作業能率が向上する。
【0012】
また、施錠桿のフックと荷箱側のフックキャッチとの係合を解除する機構として、荷箱の開口部の上方にヒサシの付いていないタイプの車両においては、施錠桿を従来タイプの施錠構造と同様なタイプとすることが可能である。即ち、ハンドル操作により施錠桿を回動させてフックとフックキャッチとの係合を解除し、次いで、ハンドルを持ち上げて施錠桿を上方に引き上げ、下側のフックをテールゲートの上面よりも高い位置に引き上げ、当該位置にハンドルを係止する。これにより、手元のハンドルのみで施錠桿の係止及びその解除が可能となり、作業能率の向上に更に寄与する。
【0013】
請求項2の発明によれば、前記施錠桿は、上下に平行に移動可能に支持された2本の施錠桿から成り、これらの施錠桿は、各基端が扉に回動可能に支持されたハンドルに連結されて互いに逆方向に移動可能とされ、前記ハンドルの回動により各先端に設けられたフックが前記扉の上縁・下縁から突出され又は引き込まれ、前記ハンドルは、下側のフックを前記水平に倒したテールゲートの上面よりも高い位置に引き込んだ位置に係止されることを特徴とする。
【0014】
ハンドルが回動されることで2本の施錠桿が互いに逆方向に移動し、上側に配置されている施錠間が下方に、下側に配置されている施錠桿が上方に移動し、上下両端のフックが共に扉の上下両縁よりも内側に引き込まれて、荷箱側のフックキャッチとの係合を解除(解錠)される。そして、下側のフックは、テールゲー トの上面よりも上方に位置する。作業者は、この解錠位置にハンドルを係止する。これにより扉を開けることができる。このような構造によれば、荷箱の開口部の上方にヒサシの付いているタイプの車両においても施錠桿がヒサシに干渉することなく、フックとフックキャッチとの係合を解除し、下側のフックをテールゲートの上面よりも上方に引き上げる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例1、2により詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明に係る荷箱の開の施錠機構を適用したテールゲート付バン型車両の荷箱の要部を示す。尚、図1において、図10及び図11に示す部材と同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0016】
図1に示すように各施錠桿4は、夫々上部、下部がブラケット5、5により扉3に回動可能に、且つ軸方向(上下方向)に摺動可能に支持されており、下側のブラケット5の上方位置にはストッパ4dが設けられている。図2及び図3に示すようにストッパ4dは、ハンドル4aの下方に且つ当該ハンドル4aと同方向に突出して設けられており、フック4b、4cがフックキャッチ7、7と係合し(施錠)又は係合を解除(解錠)する高さ位置においてブラケット5の上端5aに係止され、当該高さ位置に施錠桿4を保持するようになっている。これにより施錠桿4は、施錠・解錠位置から上方にのみ移動可能とされる。
【0017】
また、図1に示すように扉3には各施錠桿4を上方に移動させた位置に係止するための係止部材11、11が設けられている。この係止部材11は、テールゲート10を収納位置から2点鎖線のように水平に倒した状態において、施錠桿4を上方に移動させてその下端のフック4cが当該テールゲート10の上面10aよりも高い位置となるようにハンドル4aを係止するもので、下部が扉3に固定され、上部が上方に開口して設けられている。ハンドル4aは、施錠桿4が上方に移動された後、解錠位置から更に90°回動されて、図4に示すように係止部材11の上方から差し込まれて係止保持される。
【0018】
尚、扉3は、荷箱2の開口部の内側に入り込む構造とされており、閉扉状態において、扉の外周縁が開口部の内面に当接する。これにより、テールゲート10を収納状態から水平に倒した状態において扉3の下縁がテールゲート10の上面10aと干渉することはない。即ち、テールゲート10を収納状態から水平に倒した状態において扉3を開閉することができる。
【0019】
以下に作用を説明する。
図1において作業者は、扉3、3を開けるときには、ゲートスイッチを操作してテールゲート10を2点鎖線で示すように水平に倒した後、当該テールゲート10上に乗って左右の扉3の各施錠桿4のハンドル4aを90°手前側に回動操作してフック4b、4cとフックキャッチ6、6との係合を解除(解錠)する。次いで、作業者は、ハンドル4aを係止部材11よりも高い位置まで上方に移動させ、更に90°回動操作して当該ハンドル4aを係止部材11の上方に移動させた後、図4に示すようにハンドル4aを下方に移動させて係止部材11の開口部に差し込む。ハンドル4aが係止部材11に係止支持された状態において、支持桿4の下端のフック4cが扉3の下縁よりも上方に引き上げられてテールゲート10の上面10aよりも高い位置にあり、作業者は、扉3、3を開けることができる。扉3、3は、開扉後荷箱2の側壁2a側に係止されて開扉位置に保持される。
【0020】
荷物の積み降ろし作業が終了した後、作業者は、テールゲート10を収納高さ位置即ち、荷箱2の床面の高さ位置まで上昇させ、当該テールゲート10に乗って扉3を閉めて前述と反対の操作により施錠する。次いで、テールゲート10から降りて、当該テールゲート10を跳ね上げて収納する。これにより、作業者は、扉3、3の開閉時におけるテールゲート10への乗り降り回数の低減、ゲートスイッチの操作回数の低減が図られ、作業能率が向上する。
【0021】
(実施例2)
荷箱によっては屋根にヒサシが設けられているタイプのものがある。このようにヒサシ付の荷箱においては、実施例1のように施錠桿4を上方に移動させると上端のフック4bがヒサシに干渉してその下端のフック4cをテールゲート10の上面10aよりも高い位置まで移動させることができない。図5は、このようなヒサシ付荷箱の扉の施錠構造を示す。
【0022】
図5及び図6に示すように荷箱2の屋根の後端2eは、後方に突き出てヒサシ(以下「ヒサシ2e」という)とされている。扉3の施錠桿15は、2本の短い施錠桿15a、15bにより構成されている。施錠桿15a、15bは、上下方向に、且つ平行に配置され、各基端は、ハンドル16の一側に回動可能に連結され、施錠桿15aの上部は、ブラケット17により、施錠桿15bの下上部は、ブラケット18により夫々軸方向に摺動可能に扉3に支持されている。ハンドル16は、略水平に配置され、施錠桿15aと15bとの連結部の略中央位置が扉3に回動可能に支持されている。このハンドル16は、リンクとして機能し、作動桿15aと15bとは互いに逆方向に移動する。また、各扉3には、各ハンドル16の下方位置にハンドル16を解錠位置に係止するための係止部材19が設けられている。
【0023】
図6に示すように施錠桿15aの上端、作動桿15bの下端には楔形のフック21、22が固定されており、荷箱2の開口部2bの上端面2c、下端面2dには夫々フック21、22と係合するフックキャッチ23、24が設けられている。フックキャッチ24は、荷箱2の床面(テールゲート10の上面10a)よりも僅かに低い位置に配置されている。尚、フック21、22は、必ずしも先端が尖った楔形とする必要はなく、単なる直方体としても良い。しかしながら、先端が尖った楔形とする方がフックキャッチ23、24との係合が容易となる。
【0024】
施錠桿15a、15bのフック21、22は、ハンドル16が水平な位置にあるとき(図5)、実線で示すように扉3の上縁、下縁から突出してフックキャッチ23、24と係合して施錠(ロック)され、ハンドル16が図7の矢印のように下方に回動されると施錠桿15aが下方に、施錠桿15bが上方に移動し、2点鎖線で示すようにフック21、22がフックキャッチ23、24から抜けて係合が解除(解錠)される。
【0025】
係止部材19は、図8に示すように側面視L形をなし、基端が扉3に回動可能に支持されて自重により垂下しており、ハンドル16を前記解錠位置まで下方に回動させたときに図9に示すように上方に回動させて係止部19aによりハンドル16の握り部を当該回動位置に係止する。これによりハンドル16が解錠位置に保持される。
【0026】
図5において作業者は、扉3、3を開けるときには、ゲートスイッチを操作してテールゲート10を2点鎖線で示すように水平に倒した後、当該テールゲート10上に乗って左右の扉3の各施錠桿15のハンドル16を下方に回動操作してフック21、22とフックキャッチ23、24との係合を解除する。次いで、作業者は、図7の2点鎖線及び図9に示すように係止部材19を上方に回動させて係止部19aによりハンドル16を当該位置に係止して保持する。ハンドル16が係止部材19に係止された状態において、図6に2点鎖線で示すように施錠桿15a、15bのフック21、22が扉3の上縁、下縁よりも内側に引き込まれている。これにより下側のフック22の先端がテールゲート10の上面10aよりも高い位置に位置し、作業者は、扉3、3を開けることができる。これらの扉3、3は、開扉後荷箱2の側壁2a側に係止されて開扉位置に保持される。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、テールゲートを収納位置から水平に倒し、このテールゲート上に乗って扉側の施錠桿のフックと荷箱側のフックキャッチとの係合を解除(解錠)した後、施錠桿を軸方向に移動させて下側のフックをテールゲートの上面よりも高い位置に引き上げることで、扉の開閉をすることができ、扉の開閉時におけるテールゲートへの乗り降り回数の減少、ゲートスイッチの操作回数の低減が図られ、作業能率の向上が図られる。
【0028】
また、荷箱の開口部の上方にヒサシの付いていないタイプの車両においては、ハンドル操作により施錠桿を回動させてフックとフックキャッチとの係合を解除し、ハンドルを持ち上げて施錠桿を上方に引き上げ、下側のフックをテールゲートの上面よりも高い位置に引き上げ、当該位置にハンドルを係止する構造とすることで、手元のハンドルのみで施錠桿の係止及びその解除が可能となり、作業能率の向上に更に寄与するとともに、施錠構造を簡単にすることができる。
【0029】
請求項2の発明によれば、ハンドルを回動することで上下両側のフックが共に扉の上下両縁よりも内側に引き込まれて、荷箱側のフックキャッチとの係合を解除され、下側のフックがテールゲートの上面よりも上方に位置し、扉を開けることができる。これにより荷箱の開口部の上方にヒサシの付いているタイプの車両においても施錠桿がヒサシに干渉することなく、下側のフックをテールゲートの上面よりも上方に引き上げることができ、扉を開けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造を適用した荷箱後部及び扉の斜視図である。
【図2】図1の施錠桿の要部を示す図である。
【図3】図2の要部側面図である。
【図4】図1の施錠桿のハンドルの係止状態を示す図である。
【図5】本発明の実施例2の施錠構造を適用した荷箱の後部及び扉の斜視図である。
【図6】図5の施錠構造の断面図である。
【図7】図5の施錠桿とハンドルとの連結部の説明図である。
【図8】図7の実線で示す施錠状態におけるハンドルと係止部材との関係を示す図である。
【図9】図7の2点鎖線で示す解錠状態におけるハンドルと係止部材との関係を示す図である。
【図10】従来の施錠構造を備えたテールゲート付バン型車両の斜視図である。
【図11】図10のテールゲートと扉及び施錠構造との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 バン型車両
2 荷箱
2a 側壁
2b 荷台の開口部
2c、2d 開口端面
2e ヒサシ
3 扉
4、15、15a、15b 施錠桿
4a、16 ハンドル
4b、4c、21、22 フック
5、17、18 ブラケット
6、23、24 フックキャッチ
10 テールゲート
11、19 係止部材
Claims (2)
- バン型車両の荷箱の開口部に開閉自在に扉が設けられ、前記開口部の下縁部近傍に回動支点を設け、前記扉を閉めた後跳ね上げて収納し、使用時に水平に倒して昇降させて荷物の積み降ろしを行うテールゲートを前記開口部に備え、前記扉の外面に上下方向に設けられ、上下両端に前記扉の上下両縁よりも突出してフックが設けられた施錠桿と、前記開口部の上下両端面に設けられて前記フックと係合するフックキャッチとから成るテールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造において、
前記施錠桿を軸方向に移動可能に支持すると共に、前記フックとフックキャッチとの係合を解除した後下側のフックが前記収納位置から水平に倒したテールゲートの上面よりも高い位置に前記施錠桿を係止する係止部材を設け、
前記施錠桿は、上方に移動可能且つ回動可能に支持され、ハンドルにより回動されて両端のフックとフックキャッチとが係合され又は係合を解除され、前記フックとフックキャッチとの係合が解除された後上方に移動されて前記ハンドルが前記係止部材に係止されることを特徴とするテールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造。 - 前記施錠桿は、上下に平行に移動可能に支持された2本の施錠桿から成り、これらの施錠桿は、各基端が扉に回動可能に支持されたハンドルに連結されて互いに逆方向に移動可能とされ、前記ハンドルの回動により各先端に設けられたフックが前記扉の上縁・下縁から突出され又は引き込まれ、前記ハンドルは、下側のフックを前記水平に倒したテールゲートの上面よりも高い位置に引き込んだ位置に係止されることを特徴とする請求項1記載のテールゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造。
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