JPH10315780A - パワーゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造 - Google Patents

パワーゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造

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JPH10315780A
JPH10315780A JP12734997A JP12734997A JPH10315780A JP H10315780 A JPH10315780 A JP H10315780A JP 12734997 A JP12734997 A JP 12734997A JP 12734997 A JP12734997 A JP 12734997A JP H10315780 A JPH10315780 A JP H10315780A
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勉 相沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーゲートを備えたバン型車両においてパ
ワーゲートを収納位置から水平に倒した状態で荷箱の扉
の開閉操作を行うことを可能としたパワーゲート付バン
型車両の荷箱の扉の施錠構造を提供する。 【解決手段】 荷箱2の開口部2bに跳ね上げ式のパワ
ーゲート10を備え、開口部2bを開閉する扉3の外面
に上下方向に設けられ、上下両端に扉3の上下両縁より
も突出してフック4b、4cが設けられた施錠桿4と、
開口部2bの上下両端面2c、2dに設けられてフック
4b、4cと係合するフックキャッチ6、6とから成る
施錠構造において、施錠桿4を軸方向に移動可能に支持
すると共に、フック4b、4cとフックキャッチ6、6
との係合を解除した後、下側のフック4cが水平に倒し
たパワーゲート10の上面10aよりも高い位置に施錠
桿4を係止する係止部材11を設けた構成としたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーゲート付バ
ン型車両の荷箱の扉の施錠構造に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根を固定した箱形の荷物室を備えた車
両(バン型車両)においては、後部或いは側部に扉が設
けられており、荷物の積み降ろしを行うようになってい
る。図10に示すバン型車両1は、荷箱2の後部に設け
られた開口部2bの扉3、3が左右に開く所謂観音開き
構造とされており、荷物の積み降ろしの際にはこれらの
扉3、3を2点鎖線で示すように荷箱2の側壁2a側に
大きく開くようにしている。
【0003】各扉3には施錠桿4が上下方向に設けられ
ており、上部、下部が夫々ブラケット5、5により支持
され、ハンドル4aにより回動可能とされている。施錠
桿4は、上下両端が扉3の上下両縁よりも僅かに突出し
ており、上下の先端にフック4b、4cが設けられてい
る。一方、荷箱2の開口部2bの上、下開口端面2c、
2dにはフック4b、4cと係合可能なフックキャッチ
6、6が設けられている。扉3を閉めてハンドル4aに
より施錠桿4を回動させると、上下のフック4b、4c
が対応するフックキャッチ6、6と係合して、当該扉3
が施錠(ロック)される。扉3を開けるときには、ハン
ドル4aにより施錠桿4を回動させてフック4b、4c
とフックキャッチ6、6との係合を解除(解錠)させ
る。
【0004】荷物の積み降ろし作業をするときには扉
3、3を2点鎖線で示すように荷箱2の側壁2a側に大
きく開く。このとき開いた扉3、3が風に煽られてふら
ついたり、或いは路面の傾斜等により動くことを防止す
るために荷箱2と扉3との間に開扉位置を保持する保持
機構が設けられている。この保持機構は、扉3側に設け
られたフック7と、荷箱2側に設けられたフックキャッ
チ8とにより構成されており、フック7は、T形をな
し、基端が適宜の長さのチェーンにより扉3の外面に垂
れ下げて取り付けられ、フックキャッチ8は、フック7
が係合するT形のスリットが設けられている。扉3を開
扉位置に保持する場合、フック7の先端をフックキャッ
チ8のスリットに係合することで、扉3を2点鎖線で示
す開扉位置に保持する。
【0005】ところで、大きな荷物や重い荷物等を積載
する車両においては、荷箱2の後端にパワーゲート10
が設けられている。このパワーゲート10は、図11に
2点鎖線10’で示すように扉3、3を閉めた状態で荷
箱2の後端に垂直に跳ね上げて(起こして)収納され、
この収納状態から2点鎖線10”で示すように水平に倒
した状態において、荷箱2の床面と略同じ高さとなる。
作業者は、荷物の積み降ろしの際にパワーゲート10を
水平に倒した後、扉3、3を開き、荷物を載置して地面
又は積荷位置と荷箱2との間を昇降させる。これにより
大きな荷物や重い荷物の積み降ろし作業を容易に行うこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
ワーゲート10は、パワーゲートを備えていないタイプ
の車両に後付されるために以下のような不具合がある。
即ち、扉3の施錠構造は、施錠桿4の上下両端を扉3の
上下両端よりも突出させてフック4b、4cを設け、荷
箱2の後端面2bに対応して設けたフックキャッチ6、
6と係合させる構造とされている。一方、パワーゲート
10は、扉3、3を閉めた状態で図11に2点鎖線1
0’で示すように上方に略垂直に起こして収納され、こ
の収納位置から水平に倒したときに2点鎖線10で示す
ように上面10aが荷箱2の床面と略同じ高さ位置とな
る。このためパワーゲート10を収納状態から水平にす
ると施錠桿4の下端のフック4cがパワーゲート10の
基端と干渉して扉3を開閉することができない。
【0007】従って、扉3、3を開けるときには作業者
は、ゲートスイッチを操作して収納位置からパワーゲー
ト10を水平に倒した後、ゲート下降スイッチを操作し
て下側のフックキャッチ6よりも低い位置まで下降さ
せ、次いで、パワーゲート10に乗って各扉3の施錠桿
4のハンドル4aを操作してフック4b、4cとフック
キャッチ6、6との係合を解除して扉3を開き、パワー
ゲート10から降りて荷箱2の側壁2aに扉3を係止保
持する。次に、作業者は、ゲート上昇スイッチを操作し
てパワーゲート10を再び荷箱2の床面の高さ位置まで
上昇させる。扉3、3を閉めるときも同様に、パワーゲ
ート10をフックキャッチ6よりも下げ、扉3を閉めた
後ゲート上昇スイッチを操作してパワーゲート10を上
昇させて収納する。このためパワーゲート10を備えた
車両においては、扉3、3の開扉操作に手間が掛かり、
作業能率が悪い。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、パワーゲートを備えたバン型車両においてパワーゲ
ートを収納位置から水平に倒した状態で荷箱の扉の開閉
操作を行うことを可能としたパワーゲート付バン型車両
の荷箱の扉の施錠構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の本発明によれば、バン型車両の荷箱の開口
部に開閉自在に扉が設けられ、前記開口部の下縁部近傍
に回動支点を設け、前記扉を閉めた後跳ね上げて収納
し、使用時に水平に倒して昇降させて荷物の積み降ろし
を行うパワーゲートを前記開口部に備え、前記扉の外面
に上下方向に設けられ、上下両端に前記扉の上下両縁よ
りも突出してフックが設けられた施錠桿と、前記開口部
の上下両端面に設けられて前記フックと係合するフック
キャッチとから成るパワーゲート付バン型車両の荷箱の
扉の施錠構造において、前記施錠桿を軸方向に移動可能
に支持すると共に、前記フックとフックキャッチとの係
合を解除した後下側のフックが前記収納位置から水平に
倒したパワーゲートの上面よりも高い位置に前記施錠桿
を係止する係止部材を設けたことを特徴とする。
【0010】作業者は、扉を開ける場合、パワーゲート
を収納位置から水平に倒し、このパワーゲート上に乗っ
て扉側の施錠桿のフックと荷箱側のフックキャッチとの
係合を解除(解錠)した後、施錠桿を軸方向に移動させ
て下側のフックをパワーゲートの上面よりも高い位置に
引き上げる。これにより下側のフックがパワーゲートと
干渉することが無くなり、扉を開くことができる。作業
者は、扉を開いた後、パワーゲートから降りて前記扉を
開扉位置に係止保持する。次いで、パワーゲートを昇降
して荷物の積み降ろし作業を行う。
【0011】作業者は、積荷作業の終了後パワーゲート
を荷箱の床面高さ(収納位置)まで上昇させ、当該パワ
ーゲート上に乗って扉を閉めて施錠した後、パワーゲー
トを跳ね上げて収納する。これにより扉の開閉時におけ
るパワーゲートへの乗り降り回数及びゲートスイッチの
操作回数が低減して、作業能率が向上する。請求項2の
発明によれば、前記施錠桿は、上方に移動可能且つ回動
可能に支持され、ハンドルにより回動されて両端のフッ
クとフックキャッチとが係合され又は係合を解除され、
前記フックとフックキャッチとの係合が解除された後上
方に移動されて前記ハンドルが係止部材に係止されるこ
とを特徴とする。
【0012】施錠桿のフックと荷箱側のフックキャッチ
との係合を解除する機構として、荷箱の開口部の上方に
ヒサシの付いていないタイプの車両においては、施錠桿
を従来タイプの施錠構造と同様なタイプとすることが可
能である。即ち、ハンドル操作により施錠桿を回動させ
てフックとフックキャッチとの係合を解除し、次いで、
ハンドルを持ち上げて施錠桿を上方に引き上げ、下側の
フックをパワーゲートの上面よりも高い位置に引き上
げ、当該位置にハンドルを係止する。
【0013】請求項3の発明によれば、前記施錠桿は、
上下に平行に移動可能に支持された2本の施錠桿から成
り、これらの施錠桿は、各基端が扉に回動可能に支持さ
れたハンドルに連結されて互いに逆方向に移動可能とさ
れ、前記ハンドルの回動により各先端に設けられたフッ
クが前記扉の上縁・下縁から突出され又は引き込まれ、
前記ハンドルは、下側のフックを前記水平に倒したパワ
ーゲートの上面よりも高い位置に引き込んだ位置に係止
されることを特徴とする。
【0014】ハンドルが回動されることで2本の施錠桿
が互いに逆方向に移動し、上側に配置されている施錠間
が下方に、下側に配置されている施錠桿が上方に移動
し、上下両端のフックが共に扉の上下両縁よりも内側に
引き込まれて、荷箱側のフックキャッチとの係合を解除
(解錠)される。そして、下側のフックは、パワーゲー
トの上面よりも上方に位置する。作業者は、この解錠位
置にハンドルを係止する。これにより扉を開けることが
できる。このような構造によれば、荷箱の開口部の上方
にヒサシの付いているタイプの車両においても施錠桿が
ヒサシに干渉することなく、フックとフックキャッチと
の係合を解除し、下側のフックをパワーゲートの上面よ
りも上方に引き上げる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例1、2により詳細に説明する。 (実施例1)図1は、本発明に係る荷箱の開の施錠機構
を適用したパワーゲート付バン型車両の荷箱の要部を示
す。尚、図1において、図10及び図11に示す部材と
同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0016】図1に示すように各施錠桿4は、夫々上
部、下部がブラケット5、5により扉3に回動可能に、
且つ軸方向(上下方向)に摺動可能に支持されており、
下側のブラケット5の上方位置にはストッパ4dが設け
られている。図2及び図3に示すようにストッパ4d
は、ハンドル4aの下方に且つ当該ハンドル4aと同方
向に突出して設けられており、フック4b、4cがフッ
クキャッチ7、7と係合し(施錠)又は係合を解除(解
錠)する高さ位置においてブラケット5の上端5aに係
止され、当該高さ位置に施錠桿4を保持するようになっ
ている。これにより施錠桿4は、施錠・解錠位置から上
方にのみ移動可能とされる。
【0017】また、図1に示すように扉3には各施錠桿
4を上方に移動させた位置に係止するための係止部材1
1、11が設けられている。この係止部材11は、パワ
ーゲート10を収納位置から2点鎖線のように水平に倒
した状態において、施錠桿4を上方に移動させてその下
端のフック4cが当該パワーゲート10の上面10aよ
りも高い位置となるようにハンドル4aを係止するもの
で、下部が扉3に固定され、上部が上方に開口して設け
られている。ハンドル4aは、施錠桿4が上方に移動さ
れた後、解錠位置から更に90°回動されて、図4に示
すように係止部材11の上方から差し込まれて係止保持
される。
【0018】尚、扉3は、荷箱2の開口部の内側に入り
込む構造とされており、閉扉状態において、扉の外周縁
が開口部の内面に当接する。これにより、パワーゲート
10を収納状態から水平に倒した状態において扉3の下
縁がパワーゲート10の上面10aと干渉することはな
い。即ち、パワーゲート10を収納状態から水平に倒し
た状態において扉3を開閉することができる。
【0019】以下に作用を説明する。図1において作業
者は、扉3、3を開けるときには、ゲートスイッチを操
作してパワーゲート10を2点鎖線で示すように水平に
倒した後、当該パワーゲート10上に乗って左右の扉3
の各施錠桿4のハンドル4aを90°手前側に回動操作
してフック4b、4cとフックキャッチ6、6との係合
を解除(解錠)する。次いで、作業者は、ハンドル4a
を係止部材11よりも高い位置まで上方に移動させ、更
に90°回動操作して当該ハンドル4aを係止部材11
の上方に移動させた後、図4に示すようにハンドル4a
を下方に移動させて係止部材11の開口部に差し込む。
ハンドル4aが係止部材11に係止支持された状態にお
いて、支持桿4の下端のフック4cが扉3の下縁よりも
上方に引き上げられてパワーゲート10の上面10aよ
りも高い位置にあり、作業者は、扉3、3を開けること
ができる。扉3、3は、開扉後荷箱2の側壁2a側に係
止されて開扉位置に保持される。
【0020】荷物の積み降ろし作業が終了した後、作業
者は、パワーゲート10を収納高さ位置即ち、荷箱2の
床面の高さ位置まで上昇させ、当該パワーゲート10に
乗って扉3を閉めて前述と反対の操作により施錠する。
次いで、パワーゲート10から降りて、当該パワーゲー
ト10を跳ね上げて収納する。これにより、作業者は、
扉3、3の開閉時におけるパワーゲート10への乗り降
り回数の低減、ゲートスイッチの操作回数の低減が図ら
れ、作業能率が向上する。
【0021】(実施例2)荷箱によっては屋根にヒサシ
が設けられているタイプのものがある。このようにヒサ
シ付の荷箱においては、実施例1のように施錠桿4を上
方に移動させると上端のフック4bがヒサシに干渉して
その下端のフック4cをパワーゲート10の上面10a
よりも高い位置まで移動させることができない。図5
は、このようなヒサシ付荷箱の扉の施錠構造を示す。
【0022】図5及び図6に示すように荷箱2の屋根の
後端2eは、後方に突き出てヒサシ(以下「ヒサシ2
e」という)とされている。扉3の施錠桿15は、2本
の短い施錠桿15a、15bにより構成されている。施
錠桿15a、15bは、上下方向に、且つ平行に配置さ
れ、各基端は、ハンドル16の一側に回動可能に連結さ
れ、施錠桿15aの上部は、ブラケット17により、施
錠桿15bの下上部は、ブラケット18により夫々軸方
向に摺動可能に扉3に支持されている。ハンドル16
は、略水平に配置され、施錠桿15aと15bとの連結
部の略中央位置が扉3に回動可能に支持されている。こ
のハンドル16は、リンクとして機能し、作動桿15a
と15bとは互いに逆方向に移動する。また、各扉3に
は、各ハンドル16の下方位置にハンドル16を解錠位
置に係止するための係止部材19が設けられている。
【0023】図6に示すように施錠桿15aの上端、作
動桿15bの下端には楔形のフック21、22が固定さ
れており、荷箱2の開口部2bの上端面2c、下端面2
dには夫々フック21、22と係合するフックキャッチ
23、24が設けられている。フックキャッチ24は、
荷箱2の床面(パワーゲート10の上面10a)よりも
僅かに低い位置に配置されている。尚、フック21、2
2は、必ずしも先端が尖った楔形とする必要はなく、単
なる直方体としても良い。しかしながら、先端が尖った
楔形とする方がフックキャッチ23、24との係合が容
易となる。
【0024】施錠桿15a、15bのフック21、22
は、ハンドル16が水平な位置にあるとき(図5)、実
線で示すように扉3の上縁、下縁から突出してフックキ
ャッチ23、24と係合して施錠(ロック)され、ハン
ドル16が図7の矢印のように下方に回動されると施錠
桿15aが下方に、施錠桿15bが上方に移動し、2点
鎖線で示すようにフック21、22がフックキャッチ2
3、24から抜けて係合が解除(解錠)される。
【0025】係止部材19は、図8に示すように側面視
L形をなし、基端が扉3に回動可能に支持されて自重に
より垂下しており、ハンドル16を前記解錠位置まで下
方に回動させたときに図9に示すように上方に回動させ
て係止部19aによりハンドル16の握り部を当該回動
位置に係止する。これによりハンドル16が解錠位置に
保持される。
【0026】図5において作業者は、扉3、3を開ける
ときには、ゲートスイッチを操作してパワーゲート10
を2点鎖線で示すように水平に倒した後、当該パワーゲ
ート10上に乗って左右の扉3の各施錠桿15のハンド
ル16を下方に回動操作してフック21、22とフック
キャッチ23、24との係合を解除する。次いで、作業
者は、図7の2点鎖線及び図9に示すように係止部材1
9を上方に回動させて係止部19aによりハンドル16
を当該位置に係止して保持する。ハンドル16が係止部
材19に係止された状態において、図6に2点鎖線で示
すように施錠桿15a、15bのフック21、22が扉
3の上縁、下縁よりも内側に引き込まれている。これに
より下側のフック22の先端がパワーゲート10の上面
10aよりも高い位置に位置し、作業者は、扉3、3を
開けることができる。これらの扉3、3は、開扉後荷箱
2の側壁2a側に係止されて開扉位置に保持される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、パワーゲートを収納位置から水平に倒し、このパ
ワーゲート上に乗って扉側の施錠桿のフックと荷箱側の
フックキャッチとの係合を解除(解錠)した後、施錠桿
を軸方向に移動させて下側のフックをパワーゲートの上
面よりも高い位置に引き上げることで、扉の開閉をする
ことができ、扉の開閉時におけるパワーゲートへの乗り
降り回数の減少、ゲートスイッチの操作回数の低減が図
られ、作業能率の向上が図られる。
【0028】請求項2の発明によれば、荷箱の開口部の
上方にヒサシの付いていないタイプの車両においては、
ハンドル操作により施錠桿を回動させてフックとフック
キャッチとの係合を解除し、ハンドルを持ち上げて施錠
桿を上方に引き上げ、下側のフックをパワーゲートの上
面よりも高い位置に引き上げ、当該位置にハンドルを係
止する構造とすることで、施錠構造を簡単にすることが
できる。
【0029】請求項3の発明によれば、ハンドルを回動
することで上下両側のフックが共に扉の上下両縁よりも
内側に引き込まれて、荷箱側のフックキャッチとの係合
を解除され、下側のフックがパワーゲートの上面よりも
上方に位置し、扉を開けることができる。これにより荷
箱の開口部の上方にヒサシの付いているタイプの車両に
おいても施錠桿がヒサシに干渉することなく、下側のフ
ックをパワーゲートの上面よりも上方に引き上げること
ができ、扉を開けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーゲート付バン型車両の荷箱
の扉の施錠構造を適用した荷箱後部及び扉の斜視図であ
る。
【図2】図1の施錠桿の要部を示す図である。
【図3】図2の要部側面図である。
【図4】図1の施錠桿のハンドルの係止状態を示す図で
ある。
【図5】本発明の実施例2の施錠構造を適用した荷箱の
後部及び扉の斜視図である。
【図6】図5の施錠構造の断面図である。
【図7】図5の施錠桿とハンドルとの連結部の説明図で
ある。
【図8】図7の実線で示す施錠状態におけるハンドルと
係止部材との関係を示す図である。
【図9】図7の2点鎖線で示す解錠状態におけるハンド
ルと係止部材との関係を示す図である。
【図10】従来の施錠構造を備えたパワーゲート付バン
型車両の斜視図である。
【図11】図10のパワーゲートと扉及び施錠構造との
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 バン型車両 2 荷箱 2a 側壁 2b 荷台の開口部 2c、2d 開口端面 2e ヒサシ 3 扉 4、15、15a、15b 施錠桿 4a、16 ハンドル 4b、4c、21、22 フック 5、17、18 ブラケット 6、23、24 フックキャッチ 10 パワーゲート 11、19 係止部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バン型車両の荷箱の開口部に開閉自在に
    扉が設けられ、前記開口部の下縁部近傍に回動支点を設
    け、前記扉を閉めた後跳ね上げて収納し、使用時に水平
    に倒して昇降させて荷物の積み降ろしを行うパワーゲー
    トを前記開口部に備え、前記扉の外面に上下方向に設け
    られ、上下両端に前記扉の上下両縁よりも突出してフッ
    クが設けられた施錠桿と、前記開口部の上下両端面に設
    けられて前記フックと係合するフックキャッチとから成
    るパワーゲート付バン型車両の荷箱の扉の施錠構造にお
    いて、 前記施錠桿を軸方向に移動可能に支持すると共に、前記
    フックとフックキャッチとの係合を解除した後下側のフ
    ックが前記収納位置から水平に倒したパワーゲートの上
    面よりも高い位置に前記施錠桿を係止する係止部材を設
    けたことを特徴とするパワーゲート付バン型車両の荷箱
    の扉の施錠構造。
  2. 【請求項2】 前記施錠桿は、上方に移動可能且つ回動
    可能に支持され、ハンドルにより回動されて両端のフッ
    クとフックキャッチとが係合され又は係合を解除され、
    前記フックとフックキャッチとの係合が解除された後上
    方に移動されて前記ハンドルが係止部材に係止されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のパワーゲート付バン型車
    両の荷箱の扉の施錠構造。
  3. 【請求項3】 前記施錠桿は、上下に平行に移動可能に
    支持された2本の施錠桿から成り、これらの施錠桿は、
    各基端が扉に回動可能に支持されたハンドルに連結され
    て互いに逆方向に移動可能とされ、前記ハンドルの回動
    により各先端に設けられたフックが前記扉の上縁・下縁
    から突出され又は引き込まれ、前記ハンドルは、下側の
    フックを前記水平に倒したパワーゲートの上面よりも高
    い位置に引き込んだ位置に係止されることを特徴とする
    請求項1記載のパワーゲート付バン型車両の荷箱の扉の
    施錠構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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