JP3848729B2 - 開閉蓋のロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、枢軸回りに上下に開閉する状態で床板に取付けられる各種開閉蓋をロックする開閉蓋のロック装置に関する。ここで、床板とは、足場構造における足場板や、作業台における作業床板のように、その上で作業者が何らかの作業を行う場合に作業者を支持するために用いられる全ての床板をいう。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図8に示すように矩形枠90の上面に矩形板からなる天板91を連結して形成された足場板92においては、これらの足場板92からなる足場構造内を昇降するために昇降用開口93が設けられており、この昇降用開口93には蓋94が上下方向に開閉自在に取付けられている。
【0003】
図8及び図10に示すように蓋94は昇降用開口93と略同一形状の環状矩形枠94aと、環状矩形枠94aの上面に連結される蓋天板94bとから形成される。また、蓋94の一側側縁はヒンジ95、96によって矩形枠90の対応する枠部材97に上下方向に回動自在に枢支連結されており、一方、蓋94の他側側縁はロック装置99によって着脱自在に矩形枠90の対応する枠部材98に掛止されている。
【0004】
図9及び図10にロック装置99の構成が示されている。図示するように、ロック装置99は、実質的に、足場板92の枠部材98に掛止されるストッパー100と、ストッパー100を蓋94の環状矩形枠94aに取付けるために用いられるストッパー取付金具101とから構成されている。即ち、ストッパー取付金具101は、垂直矩形板からなる金具本体102の上部に水平取付板103を連設することによって形成されている。そして、水平取付板103を連結ボルト104によって蓋94の蓋天板94bに連結することによって、ストッパー取付金具101を蓋94に取付けることができる。
【0005】
一方、ストッパー100は、足場板の枠部材98に設けられた掛止孔105に出没自在に挿入される掛止杆106と、掛止杆106を進退自在に支持すると共に、側面に軸線方向に伸延する長孔107を有する掛止杆収納筒108と、基部が掛止杆106に連結され、先部が長孔107を通して外部に突出する操作レバー109と、一側側面に掛止杆収納筒108が取付けられると共に、他側側面がストッパー取付金具101の金具本体102の対応する側面に取付けられる垂直矩形板からなる収納筒支持板110とから構成されている。
【0006】
かかる構成によって、下の足場板92から上の足場板92に昇る際には、上の足場板92の下面側から操作レバー109を操作して掛止杆106を掛止孔105から引き抜き、その後、蓋94を上方に持ち上げて昇降用開口93を完全に開口することによって、下の足場板92から上の足場板92に移動することができる。
【0007】
また、上の足場板92から下の足場板92に降りる際には、上の足場板92から、ロック装置99の近傍位置で蓋94の蓋天板94bに設けられた矩形開口111に手を挿入して操作レバー109を操作して掛止杆106を掛止孔105から引き抜き、その後、蓋94を上方に持ち上げて昇降用開口93を完全に開口することによって、上の足場板92から下の足場板92に移動することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の開閉蓋のロック装置99は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。即ち、下の足場板92から上の足場板92に昇る際には、足場板92の下方から操作レバー109を操作できるので問題がないが、上の足場板92から下の足場板92に降りる際には、足場板92の上方から手を矩形開口111内に挿入した後に操作レバー109を操作しなくてはならず、蓋94の開閉作業を煩雑なものとしていた。
【0009】
さらに、いったん蓋94を持ち上げて昇降用開口93を開け、足場板92間を昇降した後に、再度、蓋94を閉める際には、蓋94が蓋載置板112上に載置された後に、操作レバー109を手で操作して掛止杆106を掛止孔105に挿入しなくてはならず、この面からも、蓋94の開閉作業が煩雑なものとなっていた。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、開閉作業を容易に行うことによって、作業者が足場板に設けた昇降用開口を通して容易かつ安全に昇降することができる開閉蓋のロック装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の開閉蓋のロック装置は、閉蓋時に床板に設けられた所定形状の昇降用開口内に嵌入されると共に、開蓋時に前記床板に設けられた枢軸回りに上方に旋回される蓋を、閉蓋時に前記床板にロックする開閉蓋のロック装置において、
前記昇降用開口を形成する環状周壁の内面に設けられ、その上面に前記蓋が開閉自在に載置されて閉蓋時に前記蓋の上面と前記床板の天板上面とが同一高さとなる蓋載置用鍔部と、
内側に向かって開口するチャンネル部材からなる環状の補強枠によって補強された前記蓋の周縁部であって、前記枢軸によって枢支されている側と反対側をなす側の前記補強枠内に垂直板からなるストッパー本体の前部が揺動自在に枢支されると共に、該ストッパー本 体の下に連設される側面視してL字状の鍔部掛止片を有するストッパーと、
閉蓋時に前記鍔部掛止片の上面が前記蓋載置用鍔部の下面に常時掛止されるように前記ストッパーに回転力を付与するスプリングと、
前記ストッパー本体後方上部に形成された上部揺動端から伸延する状態で連設されている矩形の水平板からなる上部摘まみレバーと、
前記鍔部掛止片の後方下部に形成された下部揺動端から伸延された状態で連設される矩形の傾斜板からなる下部押圧レバーとを具備し、
前記ストッパーに沿ってストッパー受け金が並設され、該ストッパー受け金の基部は前記蓋の周縁部に固定連結されると共に、その先部には前記ストッパーの過回転を防止するためのストッパー受け部材が取付けられ、
更に、前記蓋は足場構造の足場板又は作業台における作業床板に使用されるものである。
【0012】
請求項記載の開閉蓋のロック装置は、請求項記載の開閉蓋のロック装置において、前記鍔部掛止片の下縁に、閉蓋動作において、前記蓋載置用鍔部の先部と摺動接触する円弧状の鍔部摺動接触面が形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る開閉蓋のロック装置61の一使用形態について説明する。図示するように、本実施の形態に係る開閉蓋のロック装置61は、足場構造Bの一部を構成する有蓋足場板Aの一端に設けられている昇降用開口24を開閉するための蓋25をロックするために用いられている。即ち、本実施の形態は、床板が、足場構造Bの一部を構成する有蓋足場板Aの場合である。
【0014】
まず、足場構造Bの全体構成について、図1を参照して簡単に説明する。図示するように、足場構造Bは、それぞれ前後方向に配設された二対の前、後垂直支柱10、11及び12、13を左右方向に間隔を開けて配設すると共に、前、後垂直支柱同士10、11及び12、13を、上下方向に間隔を開けて配設された複数の水平連結部材14、15によって連結することによって構成されている。
【0015】
水平連結部材14、15には、有蓋足場板Aの両端と、同様な形状を有する無蓋足場板A1の両端が、掛止金具20、21及び22、23によって着脱自在に掛止されている。また、有蓋足場板Aの一長手方向端部には昇降用開口24が設けられており、この昇降用開口24は蓋25によって開閉される。足場構造Bの両側には垂直梯子30、31が取付けられており、最下段の垂直梯子30、31の後部には、それぞれ、作業者出入口32、33が設けられている。
【0016】
かかる構成によって、図1に示すように、作業者は、作業者出入口33より足場構造Bの内部空間に入り、垂直梯子31を内側から昇ると共に蓋25を開け、昇降用開口24をくぐり抜けて有蓋足場板A上に立ち、その後、蓋25を閉じて、所望の高所作業を行うことができる。
【0017】
本実施の形態は、上記した構成を有する足場構造Bの構築に用いられる有蓋足場板Aにおいて、長手方向端部に設けられた昇降用開口24を開閉する蓋25を開閉蓋のロック装置61によってロックするようにしたことを特徴とする。
【0018】
まず、開閉蓋のロック装置61を具備する有蓋足場板Aの全体構成について説明すると、図2及び図3に示すように、有蓋足場板Aは、実質的に、前、後枠部材40、41と、左、右枠部材42、43からなる横長の矩形枠44と、矩形枠44の上面に取付けられる同一形状の横長の天板45とからなり、矩形枠44は内側に向けて開口するチャンネル部材から形成されている。また、図2及び図3に示すように、有蓋足場板Aの両端にはC形状の湾曲板部材からなる掛止金具20、21が取付けられており、それぞれ、水平連結部材14、15に着脱自在に連結されている。
【0019】
上記した構成を有する有蓋足場板Aにおいて、本実施の形態では、図1〜図3に示すように、有蓋足場板Aの一端には、長手方向に長軸を有する長円形の昇降用開口24と、この昇降用開口24を開閉するための同様に長円形を有する蓋25が設けられている。
【0020】
環状周壁52は、図5に示すように、外側に向けて開口するチャンネル部材からなる環状の補強枠53と、補強枠53の内周面の中間位置に突設される板材からなる環状の蓋載置用鍔部54とから形成されている。なお、補強枠53と蓋載置用鍔部54とは、一体的に引抜成形することによって製作することができる。
【0021】
一方、図2、図5及び図6に示すように、長円形を有する蓋25は、内側に向けて開口するチャンネル部材からなる環状の補強枠55と、補強枠55の上面に溶接やリベット等で固着される蓋用天板56とから形成されている。
【0022】
図5及び図6に示すように、補強枠55は昇降用開口24を形成する環状周壁52の内面に設けられた蓋載置用鍔部54上に載置されており、その高さは、昇降用開口24を形成するための補強枠53の高さの略2分の1に設定されている。従って、蓋25によって昇降用開口24を閉じた際、蓋25の上面を有蓋足場板Aの天板45の上面と面一にすることができる。
【0023】
また、図2に示すように、蓋用天板56の一側面は、一対の枢軸59、60によって、昇降用開口24を形成する補強枠53の対応する個所に枢支連結されており、一方、その他側面は、本発明に係る開閉蓋のロック装置61によって、昇降用開口24を形成する蓋載置用鍔部54の対応する個所に着脱自在に掛止されている。
【0024】
図4〜図7に、蓋25を昇降用開口24に開閉自在にロックするための開閉蓋のロック装置61の構成を詳細に示す。図示するように、開閉蓋のロック装置61は、蓋25の周縁部の一部を形成する蓋用天板56の前端に固着されるストッパー受け金70と、ストッパー受け金70に上下方向に揺動自在に取付けられるストッパー71と、ストッパー受け金70とストッパー71との間に介設されるスプリングの一例であるヒンジばね85とから構成される。
【0025】
即ち、図4及び図7に示すように、ストッパー受け金70は、実質的に、その前部が蓋用天板56の補強枠55内に嵌入される横長矩形の垂直板からなる受け金本体72と、受け金本体72の上部から一側方に向けて伸延する状態で連設されると共に蓋用天板56の裏面に連結ボルト73によって連結される横長矩形の水平板からなる取付部材74と、受け金本体72の下部から他側方に向けて伸延する状態で連設される横長矩形の小水平板からなるストッパー受け部材75とから構成される。
【0026】
また、受け金本体72の前部には、ストッパー71の前部を、後述する枢支ボルト86を用いて上下方向に揺動自在に枢支するための枢支孔76が設けられている。一方、受け金本体72の中央部には、後述するヒンジばね85の一端部85aを掛止するための第1の掛止孔77が設けられている。さらに、取付部材74には、連結ボルト73を挿通するためのボルト挿通孔78が設けられている。
【0027】
一方、ストッパー71は、図7に示すように、実質的に、その前部が蓋用天板56の補強枠55内に嵌入される横長矩形の垂直板からなるストッパー本体79と、ストッパー本体79の下面(下部揺動端)に連設される側面視でL字状の鍔部掛止片80と、ストッパー本体79の後方上部に形成された上部揺動端から一側方に向けて伸延する状態で連設される矩形の水平板からなる上部摘まみレバー81と、鍔部掛止片80の後方下部に形成された下部揺動端から一側方に向けて伸延する状態で連設される矩形の傾斜板からなる下部押圧レバー82とから構成される。上記構成において、鍔部掛止片80の下縁には円弧状の鍔部摺動接触面80aが形成されている。
【0028】
また、ストッパー本体79の前部には、ストッパー71の前部を上下方向に揺動自在に枢支するための枢支孔83が設けられている。一方、ストッパー本体79とL字状の鍔部掛止片80との連設部には、後述するヒンジばね85の他端部85bを掛止するための第2の掛止孔84が設けられている。
【0029】
図4〜図7に示すように、上記したストッパー受け金70と、ストッパー71と、ヒンジばね85を用いて開閉蓋のロック装置61を組み立てるに際しては、まず、ストッパー受け金70の受け金本体72の前部を補強枠55の内部に挿入すると共に、その取付部材74を連結ボルト73によって蓋用天板56に連結して、ストッパー受け金70を蓋25の前部に一体的に取付ける。
【0030】
次に、図4に示すように、ストッパー71をストッパー受け金70に並設させると共に、ヒンジばね85をストッパー71とストッパー受け金70との間に介設し、その状態を保持しながら、図7に示すように、枢軸の一例である枢支ボルト86を、ストッパー71の枢支孔83と、ヒンジばね85の環状枢支部85cと、ストッパー受け金70の枢支孔76に順次挿通した後、挿通端にナット87を螺着する。
【0031】
その後、ヒンジばね85の他端部85bをストッパー71に設けられた第2の掛止孔84に掛止すると共に、ヒンジばね85の一端部85aをストッパー受け金70の第1の掛止孔77に掛止することによって開閉蓋のロック装置61を形成することができる。
【0032】
かかる構成において、蓋25の閉蓋時には、図4及び図5に示すように、ヒンジばね85の弾性力によって、ストッパー71には、枢支ボルト86周りに時計方向の回転モーメントが常時付与されることになり、この回転モーメントによって、鍔部掛止片80が自動的に蓋載置用鍔部54に掛止されることになり、容易かつ確実に蓋25を昇降用開口24にロックすることができる。なお、ストッパー71の過回転はストッパー受け部材75によって防止することができる。
【0033】
一方、下の有蓋足場板Aから上の有蓋足場板Aに昇る際には、下部押圧レバー82を上方に持ち上げて、蓋25に枢支ボルト86周りの反時計方向の回転を与えることによって、鍔部掛止片80と蓋載置用鍔部54との掛止を解除することができ、その後、蓋25を上方に持ち上げることによって容易に下の有蓋足場板Aから上の有蓋足場板Aに移動することができる。
【0034】
また、上の有蓋足場板Aから下の有蓋足場板Aに降りる際には、上部摘まみレバー81を、蓋用天板56に設けた矩形形状の開口88を通して摘んで上方に持ち上げて、蓋25に枢支ボルト86周りの反時計方向の回転を与えることによって、鍔部掛止片80と蓋載置用鍔部54との掛止を解除することができ、その後、蓋25を上方に持ち上げることによって容易に上の有蓋足場板Aから下の有蓋足場板Aに移動することができる。
【0035】
上記した開蓋作業を終了した後は、通常、蓋25を閉じる必要があるが、本実施の形態では、ストッパー71の鍔部掛止片80の下縁には円弧状の鍔部摺動接触面80aが形成されている。従って、蓋25の閉動作に伴い、蓋載置用鍔部54に鍔部摺動接触面80aが摺動しながら接触することになり、いったん、ストッパー71の鍔部掛止片80は反時計方向に回転されることになる。その後、死点を越えると、ストッパー71の鍔部掛止片80が再度時計方向に回転して蓋載置用鍔部54に自動的に掛止されることになる。従って、蓋25の開閉動作を容易に行うことができる。
【0036】
また、本実施の形態では、ストッパー受け部材75によってストッパー71の過回転を防止するようにしているので、ストッパー71の破損を防止することができると共に、上部摘まみレバー81を容易に摘むことができ、有蓋足場板Aの上方からの蓋25の開閉作業を容易に行うことができる。
【0037】
以上、本発明を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記した実施の形態では、昇降用開口は有蓋足場板の一端に設けられているが、昇降用開口が有蓋足場板の全体にわたって形成されている場合においても、本発明に係る開閉蓋のロック装置を適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1、2記載の開閉蓋のロック装置においては、閉蓋時に床板に設けられた所定形状の昇降用開口内に嵌入されると共に、開蓋時に床板に設けられた枢軸回りに上方に旋回される蓋を、閉蓋時に床板にロックする開閉蓋のロック装置において、昇降用開口を形成する環状周壁の内面に設けられ、その上面に蓋が着脱自在に載置される蓋載置用鍔部と、蓋の周縁部であって、枢軸によって枢支されている側と反対側をなす側に揺動自在に取付けられると共に、下部揺動端にL字状の鍔部掛止片を有するストッパーと、閉蓋時に鍔部掛止片の上面が蓋載置用鍔部の下面に常時掛止されるようにストッパーに回転力を付与するスプリングと、ストッパーの上部揺動端と下部揺動端とにそれぞれ取付けられ、鍔部掛止片の蓋載置用鍔部への掛止を解除する上部摘まみレバー及び下部押圧レバーとを具備する。
【0039】
従って、下の床板から上の床板を昇る際には、下部押圧レバーを操作してロックを解除した後、蓋を上方に持ち上げることによって容易に下の床板から上の床板に移動することができ、一方、上の床板から下の床板に降りる際には、上部摘まみレバーを操作してロックを解除した後、蓋を上方に持ち上げることによって容易に上の床板から下の床板に移動することができる。即ち、足場構造における昇降移動を円滑に行うことができる。
【0040】
また、ストッパーに沿ってストッパー受け金が並設され、ストッパー受け金の基部は蓋の周縁部に固定連結されると共に、その先部にはストッパーの過回転を防止するためのストッパー受け部材が取付けられている。従って、ストッパーの過回転によるストッパーの破損を防止することができると共に、上部摘まみレバーを容易に摘むことができ、床板の上方からの蓋の開閉作業を容易に行うことができる。
【0041】
請求項記載の開閉蓋のロック装置においては、鍔部掛止片の下縁に、閉蓋動作において、蓋載置用鍔部の先部と摺動接触する円弧状の鍔部摺動接触面が形成される。従って、蓋を閉じると自動的にストッパーが蓋載置用鍔部に掛止されることになり、蓋の開閉動作を容易にすることができると共に、蓋を円滑に閉じることができるので、ストッパーの破損も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る開閉蓋のロック装置を具備する床板を一部とする足場構造の斜視図である。
【図2】有蓋足場板の平面図である。
【図3】有蓋足場板の裏面図である。
【図4】開閉蓋のロック装置の平面図である。
【図5】開閉蓋のロック装置のロック状態を示す図4のI−I線による矢視側断面図である。
【図6】開閉蓋のロック装置のロック解除状態を示す図4のI−I線による矢視側断面図である。
【図7】開閉蓋のロック装置の分解斜視図である。
【図8】従来の開閉蓋のロック装置を具備する足場板の部分平面図である。
【図9】ロック装置の平面図である。
【図10】ロック装置の正面図である。
【符号の説明】
A 有蓋足場板 A1 無蓋足場板
B 足場構造 10 前垂直支柱
11 後垂直支柱 12 前垂直支柱
13 後垂直支柱 14 水平連結部材
15 水平連結部材 20 掛止金具
21 掛止金具 22 掛止金具
23 掛止金具 24 昇降用開口
25 蓋 30 垂直梯子
31 垂直梯子 32 作業者出入口
33 作業者出入口 40 前枠部材
41 後枠部材 42 左枠部材
43 右枠部材 44 矩形枠
45 天板 52 環状周壁
53 補強枠 54 蓋載置用鍔部
55 補強枠 56 蓋用天板
59 枢軸 60 枢軸
61 開閉蓋のロック装置 70 ストッパー受け金
71 ストッパー 72 受け金本体
73 連結ボルト 74 取付部材
75 ストッパー受け部材 76 枢支孔
77 第1の掛止孔 78 ボルト挿通孔
79 ストッパー本体 80 鍔部掛止片
80a 鍔部摺動接触面 81 上部摘まみレバー
82 下部押圧レバー 83 枢支孔
84 第2の掛止孔 85 ヒンジばね
85a 一端部 85b 他端部
85c 環状枢支部 86 枢支ボルト
87 ナット 88 開口

Claims (2)

  1. 閉蓋時に床板に設けられた所定形状の昇降用開口内に嵌入されると共に、開蓋時に前記床板に設けられた枢軸回りに上方に旋回される蓋を、閉蓋時に前記床板にロックする開閉蓋のロック装置において、
    前記昇降用開口を形成する環状周壁の内面に設けられ、その上面に前記蓋が開閉自在に載置されて閉蓋時に前記蓋の上面と前記床板の天板上面とが同一高さとなる蓋載置用鍔部と、
    内側に向かって開口するチャンネル部材からなる環状の補強枠によって補強された前記蓋の周縁部であって、前記枢軸によって枢支されている側と反対側をなす側の前記補強枠内に垂直板からなるストッパー本体の前部が揺動自在に枢支されると共に、該ストッパー本体の下に連設される側面視してL字状の鍔部掛止片を有するストッパーと、
    閉蓋時に前記鍔部掛止片の上面が前記蓋載置用鍔部の下面に常時掛止されるように前記ストッパーに回転力を付与するスプリングと、
    前記ストッパー本体後方上部に形成された上部揺動端から伸延する状態で連設されている矩形の水平板からなる上部摘まみレバーと、
    前記鍔部掛止片の後方下部に形成された下部揺動端から伸延された状態で連設される矩形の傾斜板からなる下部押圧レバーとを具備し、
    前記ストッパーに沿ってストッパー受け金が並設され、該ストッパー受け金の基部は前記蓋の周縁部に固定連結されると共に、その先部には前記ストッパーの過回転を防止するためのストッパー受け部材が取付けられ、
    更に、前記蓋は足場構造の足場板又は作業台における作業床板に使用されるものであることを特徴とする開閉蓋のロック装置。
  2. 前記鍔部掛止片の下縁に、閉蓋動作において、前記蓋載置用鍔部の先部と摺動接触する円弧状の鍔部摺動接触面が形成されることを特徴とする請求項記載の開閉蓋のロック装置。
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