JP3975494B2 - 軸受装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係る軸受装置は、例えばビデオテープレコーダ(VTR)のスピンドルモータやキャプスタンモータ、レーザプリンタ(LBP)用モータ、或はハードディスクドライブ装置(HDD)用モータの回転支持部、或はHDDのスイングアームの揺動支持部を構成する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンピュータの記憶装置等として使用されるHDDは、フレーム等に固定されるハウジングに固定した支持軸の周囲に、本発明の対象となる軸受装置を介して、ハブを回転自在に支持している。円輪状に形成した1乃至複数枚のハードディスクは、内周縁部を上記ハブに結合支持して、このハブと共に回転する。ハードディスクにデータを記録するトラックの幅は極く狭い為、このハブは上記支持軸に、ぶれが生じない状態で、回転自在に支持する必要がある。この為従来から、上記支持軸の外周面とハブの内周面との間に設ける軸受装置として、1対の玉軸受を組み合わせ、それぞれの玉軸受を構成する転動体に予圧を付与したものを、広く使用している。
【0003】
図5は、この様な軸受装置の1例として、特開平1−229114号公報に記載されたものを示している。この軸受装置1は、1対の玉軸受2a、2bを組み合わせて成る。これら各玉軸受2a、2bは、それぞれ1個ずつの内輪3及び外輪4a、4bと、それぞれ複数個ずつの転動体5、5とを備える。上記各内輪3、3の外周面には内輪軌道6を、上記各外輪4a、4bの内周面には外輪軌道7を、それぞれ設け、これら各内輪軌道6、6と外輪軌道7、7との間に、それぞれ複数個ずつの転動体5、5を、転動自在に設けている。尚、これら各転動体5、5は、保持器8、8により転動自在に保持している。又、上記各外輪4a、4bの内周面両端部には、それぞれシールド板9、9の外周縁部を係止し、これら各シールド板9、9の内周縁を、上記各内輪3、3の両端部外周面に近接させている。これら各シールド板9、9は、上記複数の転動体5、5を設置した部分に存在するグリース等の潤滑剤が、ハードディスクを設けた清浄空間内に飛散する事を防止する役目を有する。
【0004】
上記1対の玉軸受2a、2bのうち、一方(図5の右方)の玉軸受2bを構成する外輪4bの幅は、内輪3の幅とほぼ等しくしている。これに対して、他方(図5の左方)の玉軸受2aを構成する外輪4aの幅は、内輪3の幅よりも大きくして、この外輪4aの軸方向一端部(図5の右端部)を、上記内輪3の軸方向一端面よりも突出させている。そして、これら各外輪4a、4bの軸方向端面同士を突き当てた状態で、上記各玉軸受2a、2bの内輪3、3を支持軸10に外嵌固定している。即ち、上記他方の玉軸受2aを構成する内輪3を上記支持軸10に外嵌すると共に、この内輪3の端面を、この支持軸10の外周面に形成した外向フランジ状の鍔部11の側面に突き当てている。又、一方の玉軸受2bを構成する内輪3を上記支持軸10に外嵌すると共に、接着剤12により、この支持軸10に接着固定している。尚、この接着剤12が固化するまでの間、上記玉軸受2bを構成する内輪3は別の内輪3に向けて(図5の左方向に)、所定の力で押圧して、上記複数の転動体5、5に所望の予圧付与を行なう。
【0005】
上述の様に構成される軸受装置1の使用時、上記支持軸10は、その端部に形成した雄ねじ部13を、図示しないハウジングに形成したねじ孔に螺合する事により、このハウジングに固定する。一方、上記各外輪4a、4bは、やはり図示しないハブに内嵌固定する。この結果、このハブを上記支持軸10に、がたつきなく、回転自在に支持できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す様な軸受装置1の場合、周囲の温度が一定であれば、特に問題を生じない。これに対して、周囲の温度が大きく変化すると、玉軸受2a、2bの外輪4a、4bを構成する材料(軸受鋼等)とハブを構成する材料(マルテンサイト系ステンレス鋼、アルミニウム合金等)との熱膨張差に基づき、外輪4a、4bとハブとの嵌合部に、熱膨張量の差に基づく微小な歪み等が発生して、上記軸受装置1の剛性等が変化する。この結果、HDD等、上記軸受装置1を組み込んだ機器が誤動作する原因となる可能性がある。
この様な問題は、例えばHDD、VTR、LBP等に組み込む小型の軸受装置の場合で、互いに嵌合したハブ等を構成する金属材と外輪等の金属材との線膨張係数の比が1.2以上(或は0.83以下)になると無視できなくなる。
本発明の軸受装置は、この様な不都合を解消すべく発明したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の軸受装置は、従来から知られている軸受装置と同様に、円筒形の外周面を有する軸と、この外周面と同心で円筒形の内周面を有する相手部材と、それぞれの外周面に内輪軌道を有し、それぞれ上記軸に外嵌固定した1対の内輪と、それぞれの内周面に外輪軌道を有し、それぞれ上記相手部材に内嵌固定した1対の外輪と、上記各内輪軌道と上記各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けた転動体とを備える。
そして、上記1対の外輪を、これら両外輪の軸方向端面同士を突き合わせた状態で、これら両外輪とは熱膨張率が異なる材料により造られた上記相手部材に内嵌固定すると共に、上記両内輪を、軸方向端面同士の間に隙間を介在させた状態のまま互いに近づき合う方向に押圧して上記各転動体に所望の予圧を付与し、且つ上記両内輪を上記軸に外嵌固定する事により構成している。
特に、本発明の軸受装置に於いては、上記1対の外輪の外周面と上記相手部材の内周面とを、これら1対の外輪の突き合わせ部近傍部分でこれら両外輪の軸方向長さの半分以下の範囲内でのみ、互いに嵌合固定させている。
【0008】
尚、上記両外輪の外周面と上記相手部材の内周面との嵌合固定部の軸方向長さ(嵌合固定部の一端から他端までの軸方向長さ)は、小さい程、熱膨張の差に基づく歪みの発生を抑える事ができる。従って、この嵌合固定部の軸方向長さは、上記1対の外輪の軸方向長さ(1対の外輪の軸方向長さの合計)の半分以下に抑える事が好ましい。又、この嵌合固定部の軸方向長さは、上記相手部材に対する上記1対の外輪の支持剛性を確保する面から規制する。この嵌合固定部の軸方向長さを小さくし過ぎると、上記相手部材に対して上記1対の外輪が揺動変位し易くなる。この様な揺動変位を抑える為には、これら両外輪を、少なくともそれぞれの軸方向長さの1/4程度(更に好ましくは1/3程度)、上記相手部材に支持する事が好ましい。そこで、上記嵌合固定部の軸方向長さとして好ましくは、上記1対の外輪の軸方向長さの1/4〜1/2程度(更に好ましくは1/3〜1/2程度)の範囲に規制する。
【0009】
【作用】
上述の様に構成する本発明の軸受装置の場合には、1対の外輪の外周面と上記相手部材の内周面との嵌合固定部の軸方向長さが短い。従って、温度変化に基づいて、これら外輪及び相手部材の軸方向に亙る長さ寸法が、異なる長さずつ変化した場合でも、この相手部材と上記1対の外輪との嵌合部に発生する歪みを極く僅かに抑える事ができる。この結果、軸受装置の支持剛性の変化を、無視できる程度の僅少に抑えて、この軸受装置を組み込んだ各種機器の性能や耐久性に悪影響を及ぼす事をなくせる。尚、本発明は、外輪を構成する金属材と相手部材を構成する金属材との間で、線膨張係数の比が1.2以上(或は0.83以下)となる場合に、特に有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の第1例として、本発明の軸受装置1aを、HDD用モータに組み込んだ状態を示している。特許請求の範囲に記載した円筒形の外周面を有する軸に相当する支持軸15は、鋼等の硬質金属により造っている。この支持軸15の基端部(図1の下端部)は、アルミニウム合金等により円板状に形成したハウジング16の中央部に設けた円孔17に、締まり嵌めにより内嵌固定している。特許請求の範囲に記載した相手部材に相当するハブ18は、やはりアルミニウム合金等により一体に造っており、互いに同心の内径側円筒部19と外径側円筒部20とを有する。このうち、内径側円筒部19の内周面が、特許請求の範囲に記載した、軸の外周面と同心で円筒状の内周面に相当する。又、図示しないハードディスクは、上記外径側円筒部20の周囲に、この外径側円筒部と同心に固定する。
【0011】
上記支持軸15の中間部及び先端部(図1の上端部)外周面と上記内径側円筒部19の内周面との間には、1対の玉軸受2c、2cを設ける事により、上記支持軸15の周囲に上記ハブ18を、回転自在に支持している。これら各玉軸受2c、2cはそれぞれ、外周面に内輪軌道6を有する軸受鋼製の内輪3と、内周面に外輪軌道7を有する軸受鋼製の外輪4cと、それぞれが保持器8により転動自在に保持されて上記内輪軌道6と外輪軌道7との間に設けられた、軸受鋼製で複数個の転動体5、5とを備える。又、上記外輪4cの端部並びに中間部内周面には、それぞれシールド板9、9の外周縁部を係止し、これら各シールド板9、9の内周縁を、上記内輪3の両端部外周面に近接させている。
【0012】
これら各玉軸受2c、2cの構成各部材のうち、内輪3、3は、上記支持軸15の中間部及び先端部に、締まり嵌めにより外嵌固定したり、或は外嵌した状態で接着固定している。これら両内輪3、3を支持軸15に、締まり嵌め或は接着により外嵌固定した状態で、これら両内輪3、3の軸方向端面同士の間には隙間21が介在する。これに対して、外輪4c、4cの軸方向一端部には、上記各内輪3、3の軸方向端面よりも軸方向に突出する円筒状の突出部22、22を形成し、これら両突出部22、22の先端面同士を互いに突き当てている。従って、これら各外輪4c、4cの内周面に形成した外輪軌道7、7同士の間隔が図示の状態よりも縮まる事はない。
【0013】
この様に互いの軸方向端面同士を突き合わせた外輪4c、4cはそれぞれ、相手部材に相当するハブ18の内径側円筒部19に、締まり嵌め或は接着により内嵌固定している。特に、本発明の軸受装置の場合には、上記1対の外輪4c、4cの外周面と上記ハブ18の内周面とを、これら1対の外輪4c、4cの突き合わせ部近傍部分でのみ、内嵌固定している。この為に図示の例では、上記内径側円筒部19の内周面に複数本(図示の例では3本)の突条23、23を、それぞれこの内周面の全周に亙って形成している。そして、上記各突出部22、22を、両端側の突条23と中央の突条23とに掛け渡す様に内嵌固定している。
【0014】
上述の様に構成される本発明の軸受装置1aは、上記1対の内輪3、3を、軸方向端面同士の間に隙間21を介在させた状態のまま互いに近づき合う方向に押圧して、前記各転動体5、5に所望の予圧を付与している。この様に予圧を付与した状態で、上記ハブ18は上記支持軸15の周囲に、がたつきなく回転自在に支持される。尚、前記ハウジング16の中央部で上記軸受装置1aの周囲部分にはステータ24を、前記外径側円筒部20の内周面にはロータ25を、それぞれ嵌合固定している。HDDの運転時には、上記ステータ24に通電する事により、上記ロータ25を固定したハブ18を高速で回転させる。
【0015】
上述の様に構成する本発明の軸受装置の場合には、1対の外輪4c、4cの外周面と上記ハブ18の内径側円筒部19の内周面との嵌合固定部同士の距離が短い。従って、温度変化に基づいて、この内径側円筒部19の軸方向に亙る距離が変化した場合でも、この内径側円筒部19と上記1対の外輪4c、4cとの嵌合部に発生する歪みを極く僅かに抑える事ができる。この結果、軸受装置1aの支持剛性の変化を、無視できる程度の僅少に抑えて、この軸受装置1aを組み込んだ各種機器の性能や耐久性に悪影響を及ぼす事をなくせる。
【0016】
尚、上述の説明から明らかな通り、上記1対の外輪4c、4cの外周面と上記内径側円筒部19の内周面との嵌合固定部の軸方向長さL0 は、小さい程、熱膨張の差に基づく歪みの発生を抑える事ができる。従って、この軸方向長さL0 の上限値は、上記1対の外輪4c、4cの軸方向長さL4cの半分以下(L0 ≦L4c/2)に抑える事が好ましい。又、この軸方向長さL0 の下限値は、上記内径側円筒部19に対する上記1対の外輪4c、4cの支持剛性を確保する面から規制する。この軸方向長さL0 を小さくし過ぎると、上記内径側円筒部19に対して上記1対の外輪4c、4cが揺動変位し易くなる。この様な揺動変位を抑える為には、各外輪4c、4cを、少なくともそれぞれの軸方向長さL4cの1/4程度(更に好ましくは1/3程度)、上記内径側円筒部19に内嵌支持する事が好ましい。そこで、好ましくは上記嵌合固定部の軸方向長さL0 を、上記1対の外輪4c、4cの軸方向長さL4cの1/4〜1/2程度(更に好ましくは1/3〜1/2程度)の範囲に規制する{L0 =(1/4〜1/2)L4cとする}。
【0017】
次に、図2は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、ハブ18の中心部に、特許請求の範囲に記載した軸である回転軸26の基端部(図2の上端部)を、締まり嵌めにより内嵌固定し、軸受装置1aを構成する1対の内輪3、3を、この回転軸26に外嵌固定している。又、本例の場合には、相手部材であるハウジング16aの中央部に、円筒状の支持筒部27を形成している。そして、この支持筒部27の中間部内周面に3本の突条23、23を形成すると共に、これら各突条23、23の内側部分に、上記軸受装置1aを構成する外輪4d、4dの突出部22b、22bを、締まり嵌め或は接着により内嵌固定している。その他の構成は、上述した第1例の場合と同様である。そして、この様な本例の場合も、温度変化に拘らず、上記軸受装置1aの支持剛性等があまり変化せず、この軸受装置1aを組み込んだ各種機器の性能や耐久性に悪影響を及ぼす事がなくなる。
【0018】
次に、図3は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、1対の外輪4e、4eの一部で突き合わせ側端部内周面に、段部28、28を形成している。そして、これら1対の外輪4e、4eの端面同士を突き合わせた状態でこれら両段部28、28に、心合わせリング29を、隙間なく内嵌している。上記1対の外輪4e、4eは、この心合わせリング29の存在に基づき、直径方向にずれる事を防止される。この様に心合わせリング29を介して組み合わされた1対の外輪4e、4eは、前述の図1に示した第1例の場合の様に内径側円筒部19の内周面に、或は上述の図2に示した第2例の様に支持筒部27の内周面に、それぞれ形成した突条23、23に内嵌固定して、本発明の軸受装置を構成する。
【0019】
次に、図4は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合も、1対の外輪4e、4fの一部で、突き合わせ側端部内周面に段部28を形成している。そして、これら1対の外輪4e、4fの端面同士を突き合わせた状態でこれら両段部28、28に、心合わせリング29を、隙間なく内嵌して、上記1対の外輪4e、4fが直径方向にずれる事を防止している。この様に心合わせリング29を介して組み合わされた1対の外輪4e、4fは、前述の図1に示した第1例の場合の様に内径側円筒部19の内周面に、或は上述の図2に示した第2例の様に支持筒部27の内周面に、それぞれ形成した突条23、23に内嵌固定して、本発明の軸受装置を構成する。尚、本例の場合には、一方(図4の右方)の外輪4fの端部で、突き合わせ部と反対側端部外周面に、外向フランジ状の鍔部30を形成している。軸受装置を構成する際には、この鍔部30を相手部材の端面に突き当てて、この相手部材に対する上記1対の外輪4e、4fの位置決めを図る。
【0020】
【発明の効果】
本発明の軸受装置は、以上に述べた通り構成され作用するので、温度変化に拘らず、軸受装置の剛性等の特性が変化する事がない。この結果、軸受装置を組み込んだ各種機器の性能を安定化させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の第1例を組み込んだHDD用モータの断面図。
【図2】 同第2例を組み込んだHDD用モータの断面図。
【図3】 同第3例の部分拡大断面図。
【図4】 同第4例の部分拡大断面図。
【図5】 従来構造の1例を示す部分拡大断面図。
【符号の説明】
1、1a 軸受装置
2a、2b、2c 玉軸受
内輪
4a、4b、4c、4d、4e、4f 外輪
5 転動体
6 内輪軌道
7 外輪軌道
8 保持器
9 シールド板
10 支持軸
11 鍔部
12 接着剤
13 雄ねじ部
15 支持軸
16、16a ハウジング
17 円孔
18 ハブ
19 内径側円筒部
20 外径側円筒部
21 隙間
22、22b 突出部
23 突条
24 ステータ
25 ロータ
26 回転軸
27 支持筒部
28 段部
29 心合わせリング
30 鍔部

Claims (4)

  1. 円筒形の外周面を有する軸と、この外周面と同心で円筒形の内周面を有する相手部材と、それぞれの外周面に内輪軌道を有し、それぞれ上記軸に外嵌固定した1対の内輪と、それぞれの内周面に外輪軌道を有し、それぞれ上記相手部材に内嵌固定した1対の外輪と、上記各内輪軌道と上記各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けた転動体とを備え、上記1対の外輪を、これら両外輪の軸方向端面同士を突き合わせた状態で、これら両外輪とは熱膨張率が異なる材料により造られた上記相手部材に内嵌固定すると共に、上記両内輪を、軸方向端面同士の間に隙間を介在させた状態のまま互いに近づき合う方向に押圧して上記各転動体に所望の予圧を付与し、且つ上記両内輪を上記軸に外嵌固定して成る軸受装置に於いて、上記1対の外輪の外周面と上記相手部材の内周面とを、これら1対の外輪の突き合わせ部近傍部分でこれら両外輪の軸方向長さの半分以下の範囲内でのみ、互いに嵌合固定した事を特徴とする軸受装置。
  2. 各外輪の軸方向一端部に各内輪の軸方向端面よりも軸方向に突出する状態で形成された円筒状の突出部の先端面同士を互いに突き当てると共に、この突出部を、相手部材の内周面に全周に亙って形成した複数本の突条に掛け渡す状態で内嵌固定している、請求項1に記載した軸受装置。
  3. 1対の外輪を構成する金属材と相手部材を構成する金属材との間で、線膨張係数の比が1.2以上又は0.83以下である、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した軸受装置。
  4. 1対の外輪の一部で突き合わせ側端部内周面に形成した段部に心合わせリングを隙間なく内嵌して、上記両外輪が直径方向にずれる事を防止した、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した軸受装置。
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