JPH0433567Y2 - - Google Patents

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JPH0433567Y2
JPH0433567Y2 JP1985175488U JP17548885U JPH0433567Y2 JP H0433567 Y2 JPH0433567 Y2 JP H0433567Y2 JP 1985175488 U JP1985175488 U JP 1985175488U JP 17548885 U JP17548885 U JP 17548885U JP H0433567 Y2 JPH0433567 Y2 JP H0433567Y2
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shaft
substantially cylindrical
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dust
roller
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JP1985175488U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はローラーにかかり、詳しくはカセツト
テープレコーダ、VTR等のテープレコーダ用ピ
ンチローラー、または複写機、フアクシミリ、プ
リンター等の紙送り用ローラーとして使用される
ローラーに関する。
(従来技術) 第3図はこの種のローラーの一従来例を示すも
ので、図において11は小径部11aと大径部1
1bとにてなる段付きのシヤフトで、その段付き
部分にラジアルボールベアリング2の内輪2aが
スペーサ3を介し固定され、かつ外輪2bはロー
ラースリーブ4およびその外周に取付けられたゴ
ム製のローラー本体5にてなる回転部材6の前記
ローラースリーブ4の内周面にスリーブ7を介し
固定された構造となつている。
そして、この従来例にあつては、テープ等がロ
ーラー本体5の表面に摺接する際の摩擦によつて
若干削り取られるゴム等の塵状の微粉末がラジア
ルボールベアリング2内に入るのを防止するた
め、ラジアルボールベアリング2の内部両側にシ
ール部材2cを配設していわゆるWシール構造と
するのが一般的であつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の従来例によると、防塵用
のシール部材2cを有するラジアルボールベアリ
ング2を備えているため、コスト高となつてしま
う欠点があつた。
本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、そ
の目的とするところは、ベアリング部分および防
塵手段の構成を簡略化し、主としてコストの低減
を図り、かつ防塵が良好なローラーを提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は上記目的を達成するために
上端部外周に孤状の凹部が形成された略円柱状の
シヤフトと、このシヤフトの外周に離間・対向し
て設けられた略円筒状を呈する一対のアウターレ
ースと、これらのアウターレースの内周面の内端
隅部と前記凹部とによつて保持された玉と、前記
アウターレースが内周面に固定され、かつ前記シ
ヤフトに対し回転自在な略円筒状の回転部材と、
この回転部材の上方開口部を閉塞する防塵キヤツ
プと、前記シヤフトが連結され、かつシヤフトよ
り大径をなしアウターレース内周面との間に微少
の防塵ギヤツプが形成されると共に、取付板に取
付けられる略円柱状のシヤフト支持部材とを備え
てなることを要旨としている。
(作用) 本考案では高価なラジアルボールベアリングを
不要とし、玉をシヤフトに形成した孤状の凹部と
その外周に離間・対向して設けられた一対のアウ
ターレースの内周面の内端隅部とによつてそれぞ
れ保持し、かつ円筒状の回転部材の上部開口部に
防塵キヤツプを冠着し、かつ玉の下側に微少の防
塵ギヤツプを形成して防塵機能を得るようにした
ものである。
(実施例) 以下、図面に沿つて本考案の好ましい実施例を
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、図中
1は略円柱状のシヤフトであり、このシヤフト1
の図示状態における上端部外周には孤状の凹部1
aが形成され、この凹部1aとその外周に離間し
て設けられた一対のアウターレース2,3との間
には球状の玉4が回転自在に保持されている。各
アウターレース2,3は略円筒状を呈し、かつ内
周面の内端隅部には、例えば略45度をなし、かつ
内端に向かつて内径を拡大させるテーパ面2a,
3aが形成され、前記玉4はこれらテーパ面2
a,3aと凹部1aとによつて保持されている。
5は略円筒状をなす回転部材で、この回転部材
5は円筒状のローラースリーブ6とその外周に取
付けられたゴム製等のローラー本体7から成り、
ローラースリーブ6の内周面の適位置に前記アウ
ターレース2,3が固定され、シヤフト1に対し
回転自在に構成されている。また、回転部材5の
上部開口部には合成樹脂製の防塵キヤツプ8が冠
着されている。すなわち、この防塵キヤツプ8は
ローラースリーブ6の内径と略合致する短円柱状
の本体8aを有し、この本体8aがローラースリ
ーブ6内に挿入され、かつ本体上部に一体形成さ
れたフランジ部8bが回転部材5の上面に当接さ
れ、回転部材5の開口部が閉塞されている。
9はシヤフト支持部材で、シヤフト1より大径
をなし、その上端部外周は下側のアウターレース
3の内周面の下部と僅かなギヤツプを介し離間対
向しており、このギヤツプは防塵ギヤツプgとな
つている。また、上端中央部内にはその軸方向に
シヤフト1を挿入する孔9aが形成され、かつ下
端部には取付板10に取付けるための切欠き状の
取付部9bが形成されている。
次に一組立例について説明する。先ずローラー
スリーブ6の外周にローラー本体7を取付け、か
つローラー本体7を取付け、かつローラー本体7
の外周面を予め研磨して回転部材5を形成してお
く。なお、回転部材5は単一部材のものを用いる
ことも可能である。ついで、ローラースリーブ6
の内周面の適位置に一方のアウターレース2を圧
入または接着等により固定し、このローラースリ
ーブ6内中央部に治具(図示せず)を介しシヤフ
ト1を挿入し、かつ適切な位置に配置する。しか
る後、まだ他方のアウターレース3が取付けられ
ていない側から適数個の玉4を入れ、その部分に
グリスの如き潤滑材を注入する。そして、アウタ
ーレース3をローラースリーブ6の内周面の適位
置に圧入または接着等により固定する。なお、こ
の段階でグリスを注入しても良い。ついで、防塵
キヤツプ8を圧入または接着により固定する。し
かして、取付板10にカシメ等によりシヤフト支
持部材9を前もつて取付けておき、このシヤフト
部材9の孔9aにシヤフト1を圧入または接着等
により取付・固定させれば良い。
このように構成された本考案においては、ラジ
アルボールベアリングを設けないため、その分コ
ストを低減することができる。また、ラジアルベ
アリング自体の組立は非常に煩雑であるが、本考
案では全体としての組立が容易になる。
使用に際し、ローラー本体7の表面を走行する
テープ等により削り取られたゴム等の微粉末や
塵、埃などは防塵キヤツプ8により上方部から玉
部へ入り込むのを完全に阻止することができ、ま
た玉部の下側からの侵入は微少ギヤツプの防塵ギ
ヤツプgによつて極少に阻止し得、上部は防塵が
完全であるため、防塵ギヤツプと相俟つて優れた
防塵効果を得ることができる。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、こ
の実施例ではアウターレース2,3にテーパ面を
形成することなく、アウターレース2,3の内端
隅部とシヤフト1の凹部1aとによつて玉4を保
持させた点が前述の実施例と異なつている。すな
わち、アウターレース2,3は製造する場合、バ
レル研磨を行うが、この研磨により部材の角部が
多少丸味を帯び孤状になる。そこで、この孤状の
隅部により玉4を保持するようにしたものであ
る。
したがつて、この実施例ではアウターレース
2,3の形状は単に円筒状で良く、テーパ面を形
成する必要がないため、前述の実施例に比べその
分製造が容易である。なお、他の構成は前述の実
施例と同様である。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、従前のラジアル
ボールベアリングを必要としないため、その分コ
ストダウンを達成することができる。
また、回転部材の上方開口部は防塵キヤツプに
より完全に閉塞されており、玉の下側部にはアウ
ターレースの内周面とシヤフト支持部材の外周面
とによつてそれら部材の対向する軸方向間に沿つ
て防塵ギヤツプを形成してあるので、優れた防塵
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面部分断面図、
第2図は同上の他の実施例、第3図は従来例であ
る。 1……シヤフト、1a……凹部、2,3……ア
ウターレース、2a,3a……テーパ面、4……
玉、5……回転部材、6……ローラースリーブ、
7……ローラー本体、8……防塵キヤツプ、9…
…シヤフト支持部材、10……取付板、g……防
塵ギヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端部外周に弧状の凹部が形成された略円柱状
    のシヤフトと、このシヤフトの外周に離間・対向
    して設けられた略円筒状を呈する一対のアウター
    レースと、これらのアウターレースの内周面の内
    端隅部と前記凹部とによつて保持された玉と、前
    記アウターレースが内周面に固定され、かつ前記
    シヤフトに対し回転自在な略円筒状の回転部材
    と、この回転部材の上方開口部を閉塞する防塵キ
    ヤツプと、前記シヤフトが連結され、かつシヤフ
    トより大径をなしアウターレース内周面との間に
    微少の防塵ギヤツプが形成されると共に、取付板
    に取付けられる略円柱状のシヤフト支持部材とを
    備えてなるローラー。
JP1985175488U 1985-11-13 1985-11-13 Expired JPH0433567Y2 (ja)

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JP1985175488U JPH0433567Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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JP1985175488U JPH0433567Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS6283240U JPS6283240U (ja) 1987-05-27
JPH0433567Y2 true JPH0433567Y2 (ja) 1992-08-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636342Y2 (ja) * 1985-10-25 1994-09-21 有限会社シ−・エス・ユ− ロ−ラ−

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Publication number Publication date
JPS6283240U (ja) 1987-05-27

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