JPH0351784Y2 - - Google Patents

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JPH0351784Y2
JPH0351784Y2 JP2889485U JP2889485U JPH0351784Y2 JP H0351784 Y2 JPH0351784 Y2 JP H0351784Y2 JP 2889485 U JP2889485 U JP 2889485U JP 2889485 U JP2889485 U JP 2889485U JP H0351784 Y2 JPH0351784 Y2 JP H0351784Y2
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JP
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radial bearing
roller
outer sleeve
shaft
sleeve
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JP2889485U
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はローラーにかかり、詳しくはカセツト
テープレコーダ、VTR等のテープレコーダ用ピ
ツチローラー、または複写機、ファクシミリ、プ
リンター等の紙送り用ローラーとして使用される
ローラーに関する。
(従来技術) 第5図はこの種のローラーの従来例を示すもの
で、図において11はホルダー、12はシヤフ
ト、13はスペーサー、14はインナースリー
ブ、15はラジアルベアリング、16は真ちゆう
やアルミニウム等からなるアウタースリーブ、1
7はゴム等からなるローラー本体をそれぞれ示し
ている。
そして、この従来例にあつては、テープ等がロ
ーラー本体17の表面に摺接する際の摩擦によつ
て若干削り取られるゴム等の塵状の微粉末が第5
図の矢印の経路でラジアルベアリング15内に入
るのを防止するため、ラジアルベアリング15の
内部両側にシール部材18を配設していわゆるW
シール構造とするのが一般的であつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の従来例によると、防塵用
の一対のシール部材18が構造上不可欠であるた
め、部品数が多くコスト高となりがちであると共
に製造・組立作業が煩雑であるという問題があつ
た。
本考案は上記問題点を解決するために提案され
たもので、その目的とするところはシール部材を
用いることなく、従来以上の防塵効果を得ること
ができ、しかも部品数の減少によるコストの低
減、製造、組立作業の簡略化を可能としたローラ
ーを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以下、図に沿つて本考案を説明する。まず第1
図は本考案の第1実施例を示しており、図におい
て1はホルダーで、その側片1a,1b間にはシ
ヤフト2が支持されている。また、シヤフト2に
ほぼ中央部にはラジアルベアリング3が配設さ
れ、その両側には円筒状のスペーサー4a,4b
がそれぞれ配設されている。
そして、ラジアルベアリング3の両側には、ほ
ぼ円筒状を呈するダイカスト製のインナースリー
ブ5a,5bがスペーサー4a、4bとの間で緩
い嵌め合いにより取付けられている。また、これ
らのインナースリーブ5a,5bのラジアルベア
リング3側の端部内周縁には、ラジアルベアリン
グ3のギヤツプ部3aを塞ぐように突設された防
塵用凸部5c,5dがそれぞれ全周にわたつて形
成されている。
なお、6はラジアルベアリング3およびインナ
ースリーブ5a,5bの外側に配設されたダイカ
スト製のアウタースリーブ、7はこのアウタース
リーブ6の外周面に取付けられたゴム製のローラ
ー本体を示している。
これを組立てるには、まずアウタースリーブ6
の外周面にローラー本体7を取付けてこのローラ
ー本体7の外周面を予め研磨しておく。次いで一
方のインナースリーブ5aをアウタースリーブ6
内に圧入した後にラジアルベアリング3を挿入
し、更に他方のインナースリーブ5bをアウター
スリーブ6内に圧入してラジアルベアリング3を
固定する。
次に、ホルダー1の一方の側片1bを基端部か
ら曲げて開いた状態でシヤフト2に一方のスペー
サー4aを通し、この状態で先に組立てたアウタ
ースリーブ6、ローラー本体7、インナースリー
ブ5a,5bおよびラジアルベアリング3からな
るアツセンブリーをシヤフト2に通す。その後、
他方のスペーサー4bをシヤフト2に通して側片
1bを撓曲させ、シヤフト2の先端部を側片1b
の通孔(図示せず)に通して全体を組み上げるも
のである。
このように構成された本考案においては、ロー
ラー本体7の表面を走行するテープ等により微か
に削り取られたゴム等の微粉末や塵、埃などが、
ローラー本体7と側片1a,1bとの間を介して
インナースリーブ5a,5bとスペーサー4a,
4bとの間からラジアルベアリング3のギヤツプ
部3a内に入り込もうとしても、防塵用凸部5
c,5dのシール効果によつてこれを確実に阻止
することができる。同時に、ラジアルベアリング
3内においてはローラー本体7の回転によつて外
方へ向かう気流が発生するため、これが一層の防
塵効果を奏するものである。
次に、第2図は本考案の第2実施例を示してお
り、この実施例ではスペーサー自体にも防塵用段
部を形成して三重の防塵効果を得るように構成さ
れている。すなわち、各スペーサー4A,4Bに
各インナースリーブ5a,5bの外方端部および
防塵用凸部5c,5dを受容し得るような防塵用
段部4c,4d,4e,4fを形成したもので、
こうすることにより、図中、a,b,cにて示す
3箇所でシール効果を得ることができ、ラジアル
ベアリング3内への塵等の侵入を完全に防止する
ことができる。なお、他の構造は第1実施例と同
様であるため、詳述を省略する。
更に、第3図は本考案の第3実施例であり、こ
の実施例では第1、第2実施例における一方のイ
ンナースリーブ5aに代えて、ダイカスト製のア
ウタースリーブ6Aの内面に防塵用凸部6aを形
成してある。この実施例によれば、ラジアルベア
リング3の両側に第1、第2実施例と同様に防塵
用凸部6a,5dが存在するため同様の防塵効果
を得ることができると共に、一方のインナースリ
ーブ5aを不要として部品数および組立工数の削
減によるコストの低減が図れるという利点を有す
る。
また、第4図は本考案の第4実施例を示すもの
で、第3実施例におけるスペーサー4a,4bに
代えて第2実施例で示したスペーサー4A,4B
を採用して構成されている。既に明らかなよう
に、この実施例によれば、インナースリーブ5b
とスペーサー4Bとによつてラジアルベアリング
3に対し三重の防塵効果が得られる一方、他方の
スペーサー4Aの防塵用段部4dとアウタースリ
ーブ6Aの防塵用凸部6aとによつて二重の防塵
構造を実現することができる。
なお、上述の各実施例において、インナースリ
ーブやアウタースリーブ等をダイカスト製とする
ことにより、量産時に一層のコストの低減が図れ
る効果を有する。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、シヤフトと、こ
のシヤフトに取付けられたラジアルベアリング
と、このラジアルベアリングの両側に配設された
インナースリーブと、このインナースリーブの外
周面に被嵌されたアウタースリーブと、このアウ
タースリーブの外周面に取付けられたローラー本
体とを備えたローラーにおいて、前記ラジアルベ
アリングのギヤツプ部を塞ぐ防塵用凸部を前記イ
ンナースリーブの端部に形成したから、従来のよ
うにシール部材を用いなくとも完全なシール効
果、防塵効果を得ることができ、部品数の減少に
よるコストの低減、製造、組立作業の簡略化が図
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はそれぞれ本考案の第1〜
第4実施例を示す要部断面図、第5図は従来例を
示す要部断面図である。 2……シヤフト、3……ラジアルベアリング、
3a……ギヤツプ部、4a,4b,4A,4B…
…スペーサー、5a,5b……インナースリー
ブ、5c,5d,6a……防塵用凸部、6,6A
……アウタースリーブ、7……ローラー本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤフトと、このシヤフトに取付けられたラジ
    アルベアリングと、このラジアルベアリングの両
    側に配設されたインナースリーブと、このインナ
    ースリーブの外周面に被嵌されたアウタースリー
    ブと、このアウタースリーブの外周面に取付けら
    れたローラー本体とを備えたローラーにおいて、
    前記ラジアルベアリングのギヤツプ部を塞ぐ防塵
    用凸部を前記インナースリーブの端部に形成した
    ことを特徴とするローラー。
JP2889485U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0351784Y2 (ja)

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JP2889485U JPH0351784Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JP2889485U JPH0351784Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JPS61145359U JPS61145359U (ja) 1986-09-08
JPH0351784Y2 true JPH0351784Y2 (ja) 1991-11-07

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JP2889485U Expired JPH0351784Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430679Y2 (ja) * 1987-12-26 1992-07-23
JPH0430678Y2 (ja) * 1987-12-26 1992-07-23

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JPS61145359U (ja) 1986-09-08

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