JPH06235421A - スピンドルモ−タ - Google Patents
スピンドルモ−タInfo
- Publication number
- JPH06235421A JPH06235421A JP5042234A JP4223493A JPH06235421A JP H06235421 A JPH06235421 A JP H06235421A JP 5042234 A JP5042234 A JP 5042234A JP 4223493 A JP4223493 A JP 4223493A JP H06235421 A JPH06235421 A JP H06235421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed sleeve
- rotary shaft
- permanent magnets
- spindle motor
- dynamic pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/0408—Passive magnetic bearings
- F16C32/0423—Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other
- F16C32/0425—Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other for radial load mainly
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/04—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
- F16C17/08—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only for supporting the end face of a shaft or other member, e.g. footstep bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2370/00—Apparatus relating to physics, e.g. instruments
- F16C2370/12—Hard disk drives or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低摩擦トルクで回転精度のよいスピンドルモ
−タを提供すること。 【構成】 固定スリ−ブ3の筒部5に回転軸1を挿入
し、上記回転軸1の両端部に取り付けた第1及び第2の
永久磁石11,12と、上記固定スリ−ブ3の筒部5に
上記第1及び第2の永久磁石11,12にそれぞれ対向
するように取り付けた第3及び第4の永久磁石13,1
4とで、上記回転軸1を上記固定スリ−ブ3の筒部5に
回転自在に支承し、上記第1と第3の永久磁石11,1
3、及び上記第2と第4の永久磁石12,14をそれぞ
れ同極で対向させるとともに、上記第1及び第2の永久
磁石11,12をそれぞれ上記第3及び第4の永久磁石
13,14よりも所定距離hだけ上記回転軸1の先端球
面部6側にずらせて取り付け、上記固定スリ−ブ3と上
記回転軸1又はハブ2との間に動圧軸受24,25を設
けたスピンドルモ−タ。
−タを提供すること。 【構成】 固定スリ−ブ3の筒部5に回転軸1を挿入
し、上記回転軸1の両端部に取り付けた第1及び第2の
永久磁石11,12と、上記固定スリ−ブ3の筒部5に
上記第1及び第2の永久磁石11,12にそれぞれ対向
するように取り付けた第3及び第4の永久磁石13,1
4とで、上記回転軸1を上記固定スリ−ブ3の筒部5に
回転自在に支承し、上記第1と第3の永久磁石11,1
3、及び上記第2と第4の永久磁石12,14をそれぞ
れ同極で対向させるとともに、上記第1及び第2の永久
磁石11,12をそれぞれ上記第3及び第4の永久磁石
13,14よりも所定距離hだけ上記回転軸1の先端球
面部6側にずらせて取り付け、上記固定スリ−ブ3と上
記回転軸1又はハブ2との間に動圧軸受24,25を設
けたスピンドルモ−タ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば磁気ディスク
装置等に用いられるスピンドルモ−タに関する。
装置等に用いられるスピンドルモ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピンドルモ−タとして
は、図4(実開昭63−21456号)に示すものがあ
る。このスピンドルモ−タは、フランジ部43と筒部4
4を有する固定スリ−ブ42と、この固定スリ−ブ42
の筒部44に挿入され、軸方向に間隔を設けた2箇所の
玉軸受45,46で回転自在に支承された回転軸40
と、上記回転軸40の一端40aに一体とされ上記固定
スリ−ブ42の筒部44を覆うハブ41と、上記ハブ4
1と上記固定スリ−ブ42の筒部44間に設けた永久磁
石49及びステ−タ48からなる回転軸40の回転駆動
部47と、上記回転軸40の先端40bに設けたスラス
ト軸受部となる球面部50を備えている。
は、図4(実開昭63−21456号)に示すものがあ
る。このスピンドルモ−タは、フランジ部43と筒部4
4を有する固定スリ−ブ42と、この固定スリ−ブ42
の筒部44に挿入され、軸方向に間隔を設けた2箇所の
玉軸受45,46で回転自在に支承された回転軸40
と、上記回転軸40の一端40aに一体とされ上記固定
スリ−ブ42の筒部44を覆うハブ41と、上記ハブ4
1と上記固定スリ−ブ42の筒部44間に設けた永久磁
石49及びステ−タ48からなる回転軸40の回転駆動
部47と、上記回転軸40の先端40bに設けたスラス
ト軸受部となる球面部50を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスピンドルモ−タは、回転軸40を玉軸受45,4
6にて支承しているため、回転軸40の回転時の摩擦ト
ルク損失がどうしても大きくなる。更に、玉軸受45,
46への予圧が必要であるため、予圧調整が面倒である
とともに、予圧のバラツキにより回転精度に不安定さが
残る場合がある。そこで、この発明の目的は、上記のよ
うな技術課題を解決し、低摩擦トルクでかつ安定した回
転精度が得られるスピンドルモ−タを提供することにあ
る。
来のスピンドルモ−タは、回転軸40を玉軸受45,4
6にて支承しているため、回転軸40の回転時の摩擦ト
ルク損失がどうしても大きくなる。更に、玉軸受45,
46への予圧が必要であるため、予圧調整が面倒である
とともに、予圧のバラツキにより回転精度に不安定さが
残る場合がある。そこで、この発明の目的は、上記のよ
うな技術課題を解決し、低摩擦トルクでかつ安定した回
転精度が得られるスピンドルモ−タを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、フランジ部と筒部を有する固定スリ−
ブと、上記固定スリ−ブの筒部に挿入されて回転自在に
支承されかつ先端が球面部とされた回転軸と、上記回転
軸と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部を覆うハブと、
上記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との間に設けた回転
軸駆動部とを有するスピンドルモ−タにおいて、上記回
転軸の両端部に取り付けた第1及び第2の永久磁石と、
上記固定スリ−ブの筒部に上記第1及び第2の永久磁石
にそれぞれ径方向に間隔を置いて対向するように取り付
けた第3及び第4の永久磁石とで、上記回転軸を上記固
定スリ−ブの筒部に非接触に回転自在に支承し、上記第
1と第3の永久磁石、及び上記第2と第4の永久磁石を
それぞれ同極で対向させるとともに、上記第1及び第2
の永久磁石をそれぞれ対向する上記第3及び第4の永久
磁石よりも所定距離だけ上記回転軸の球面部側にずらせ
て取り付けてなり、上記固定スリ−ブと上記回転軸又は
上記ハブとの間に動圧軸受を設けたことを特徴とする。
め、この発明は、フランジ部と筒部を有する固定スリ−
ブと、上記固定スリ−ブの筒部に挿入されて回転自在に
支承されかつ先端が球面部とされた回転軸と、上記回転
軸と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部を覆うハブと、
上記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との間に設けた回転
軸駆動部とを有するスピンドルモ−タにおいて、上記回
転軸の両端部に取り付けた第1及び第2の永久磁石と、
上記固定スリ−ブの筒部に上記第1及び第2の永久磁石
にそれぞれ径方向に間隔を置いて対向するように取り付
けた第3及び第4の永久磁石とで、上記回転軸を上記固
定スリ−ブの筒部に非接触に回転自在に支承し、上記第
1と第3の永久磁石、及び上記第2と第4の永久磁石を
それぞれ同極で対向させるとともに、上記第1及び第2
の永久磁石をそれぞれ対向する上記第3及び第4の永久
磁石よりも所定距離だけ上記回転軸の球面部側にずらせ
て取り付けてなり、上記固定スリ−ブと上記回転軸又は
上記ハブとの間に動圧軸受を設けたことを特徴とする。
【0005】また、上記回転軸に上記第1及び第2の永
久磁石を軸方向で挾持するよう第1及び第2の環状スリ
−ブを取り付けるとともに、上記固定スリ−ブの筒部に
上記第1及び第2の環状スリ−ブにそれぞれ対向しかつ
上記第3及び第4の永久磁石を軸方向で挾持するよう第
3及び第4の環状スリ−ブを取り付け、対向する上記第
1と第3の環状スリ−ブの少なくとも一方に、及び対向
する第2と第4の環状スリ−ブの少なくとも一方にそれ
ぞれ動圧溝を形成することにより上記動圧軸受を構成し
ている。
久磁石を軸方向で挾持するよう第1及び第2の環状スリ
−ブを取り付けるとともに、上記固定スリ−ブの筒部に
上記第1及び第2の環状スリ−ブにそれぞれ対向しかつ
上記第3及び第4の永久磁石を軸方向で挾持するよう第
3及び第4の環状スリ−ブを取り付け、対向する上記第
1と第3の環状スリ−ブの少なくとも一方に、及び対向
する第2と第4の環状スリ−ブの少なくとも一方にそれ
ぞれ動圧溝を形成することにより上記動圧軸受を構成し
ている。
【0006】更にまた、上記固定スリ−ブのフランジ部
の端部に段部を形成するとともに、上記ハブの端部を上
記段部に臨ませ、上記フランジ部の段部側面と上記ハブ
の端部側面の少なくとも一方に動圧溝を形成することに
より上記動圧軸受を構成している。
の端部に段部を形成するとともに、上記ハブの端部を上
記段部に臨ませ、上記フランジ部の段部側面と上記ハブ
の端部側面の少なくとも一方に動圧溝を形成することに
より上記動圧軸受を構成している。
【0007】
【作用】上記構成によれば、回転軸は固定スリ−ブの筒
部に永久磁石の磁力の反発力を利用して回転軸の停止時
および回転中は非接触状態で径方向に支承されるため、
回転軸の先端の球面部すなわちスラスト軸受の箇所での
み摩擦が発生するのみであるから、低摩擦トルクが得ら
れる。しかも、回転軸の両端部に永久磁石を配置すると
ともに、回転軸の回転中は動圧軸受で回転軸を支承する
ため、回転軸の回転が安定し回転精度が安定する。
部に永久磁石の磁力の反発力を利用して回転軸の停止時
および回転中は非接触状態で径方向に支承されるため、
回転軸の先端の球面部すなわちスラスト軸受の箇所での
み摩擦が発生するのみであるから、低摩擦トルクが得ら
れる。しかも、回転軸の両端部に永久磁石を配置すると
ともに、回転軸の回転中は動圧軸受で回転軸を支承する
ため、回転軸の回転が安定し回転精度が安定する。
【0008】また、環状スリ−ブに動圧溝を形成するた
め、全体構造がコンパクトになる。更にまた、フランジ
の段部端面とハブの端面間に動圧軸受を形成した場合
は、永久磁石部から径方向に離れた位置に形成されるこ
とになるため、回転がより安定する。
め、全体構造がコンパクトになる。更にまた、フランジ
の段部端面とハブの端面間に動圧軸受を形成した場合
は、永久磁石部から径方向に離れた位置に形成されるこ
とになるため、回転がより安定する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0010】図1にこの発明のスピンドルモ−タの一実
施例を示す。この実施例は、フランジ部4と筒部5を有
する固定スリ−ブ3と、上記固定スリ−ブ3の筒部5に
回転自在に挿入された回転軸1と、上記回転軸1の一端
1aに同体に形成され上記固定スリ−ブ3の筒部5を覆
うハブ2とを備えている。なお、このハブ2は別体に形
成した後、回転軸1に圧入嵌合等の手段にて一体化して
もよい。
施例を示す。この実施例は、フランジ部4と筒部5を有
する固定スリ−ブ3と、上記固定スリ−ブ3の筒部5に
回転自在に挿入された回転軸1と、上記回転軸1の一端
1aに同体に形成され上記固定スリ−ブ3の筒部5を覆
うハブ2とを備えている。なお、このハブ2は別体に形
成した後、回転軸1に圧入嵌合等の手段にて一体化して
もよい。
【0011】上記回転軸1は、軸方向に貫通穴17が設
けられて先端1bにボ−ル6がその一部が回転軸端面よ
り軸方向に突出するように固定され、これにより、回転
軸1の先端1bが球面部とされている。そしてこのボ−
ル6はベッド7に点接触してスラスト軸受15とされて
いる。なお、回転軸1にボ−ル6を固定するかわりに回
転軸1の先端を直接球面としてもよいものである。ま
た、上記ベッド7は、固定スリ−ブ3のフランジ部4に
ボルト止め16されている。
けられて先端1bにボ−ル6がその一部が回転軸端面よ
り軸方向に突出するように固定され、これにより、回転
軸1の先端1bが球面部とされている。そしてこのボ−
ル6はベッド7に点接触してスラスト軸受15とされて
いる。なお、回転軸1にボ−ル6を固定するかわりに回
転軸1の先端を直接球面としてもよいものである。ま
た、上記ベッド7は、固定スリ−ブ3のフランジ部4に
ボルト止め16されている。
【0012】また、上記回転軸1の外周面の両端部には
軸方向に間隔を置いて環状の第1の永久磁石11と環状
の第2の永久磁石12とが嵌着固定されている。更に、
上記固定スリ−ブ3の筒部5内周面には、上記第1及び
第2の永久磁石11,12とそれぞれ径方向に間隔を置
いて対向するよう軸方向に間隔を置いて環状の第3の永
久磁石13及び環状の第4の永久磁石14とが嵌着固定
されている。対向する上記第1の永久磁石11と第3の
永久磁石13の軸方向長さ、及び対向する上記第2の永
久磁石12と第4の永久磁石14の軸方向長さはそれぞ
れほぼ同一とされている。また、この対向する第1の永
久磁石11と第3の永久磁石13と、更に対向する第2
の永久磁石12と第4の永久磁石14とは、それぞれ同
極で対向するようにされて磁力が反発するように配置さ
れている。この磁力の反発力により、回転軸1は固定ス
リ−ブ3の筒部5に対し径方向に非接触で回転自在に支
承される。しかも、上記スラスト軸受15での接触安定
性を増加させるために、第1の永久磁石11の反ボ−ル
6側端面11aを対向する第3の永久磁石13の反ボ−
ル6側端面13aよりもボ−ル6側に所定距離hだけず
らせている。同様に、第2の永久磁石12の反ボ−ル6
側端面12aも対向する第4の永久磁石14の反ボ−ル
6側端面14aよりも所定距離hだけずらせている。こ
れにより磁石の反発力がよりボ−ル6側に作用すること
になり、回転軸1がボ−ル6側により強く押しつけられ
る。なお、このずらせる距離は、上記のように同距離だ
けずらせてもよく、また必要により、距離を変えてもよ
く、要するに第1及び第2の永久磁石11,12をそれ
ぞれ第3及び第4の永久磁石13,14よりもボ−ル6
側に配置してあればよいものである。また、図1の実施
例では各永久磁石11,12,13,14は、それぞれ
1個使いとしているが、これに限定されるものではな
く、後述する他の実施例である図3に示すようにそれぞ
れ2個一組として使用してもよく、またそれらの組合せ
等任意である。
軸方向に間隔を置いて環状の第1の永久磁石11と環状
の第2の永久磁石12とが嵌着固定されている。更に、
上記固定スリ−ブ3の筒部5内周面には、上記第1及び
第2の永久磁石11,12とそれぞれ径方向に間隔を置
いて対向するよう軸方向に間隔を置いて環状の第3の永
久磁石13及び環状の第4の永久磁石14とが嵌着固定
されている。対向する上記第1の永久磁石11と第3の
永久磁石13の軸方向長さ、及び対向する上記第2の永
久磁石12と第4の永久磁石14の軸方向長さはそれぞ
れほぼ同一とされている。また、この対向する第1の永
久磁石11と第3の永久磁石13と、更に対向する第2
の永久磁石12と第4の永久磁石14とは、それぞれ同
極で対向するようにされて磁力が反発するように配置さ
れている。この磁力の反発力により、回転軸1は固定ス
リ−ブ3の筒部5に対し径方向に非接触で回転自在に支
承される。しかも、上記スラスト軸受15での接触安定
性を増加させるために、第1の永久磁石11の反ボ−ル
6側端面11aを対向する第3の永久磁石13の反ボ−
ル6側端面13aよりもボ−ル6側に所定距離hだけず
らせている。同様に、第2の永久磁石12の反ボ−ル6
側端面12aも対向する第4の永久磁石14の反ボ−ル
6側端面14aよりも所定距離hだけずらせている。こ
れにより磁石の反発力がよりボ−ル6側に作用すること
になり、回転軸1がボ−ル6側により強く押しつけられ
る。なお、このずらせる距離は、上記のように同距離だ
けずらせてもよく、また必要により、距離を変えてもよ
く、要するに第1及び第2の永久磁石11,12をそれ
ぞれ第3及び第4の永久磁石13,14よりもボ−ル6
側に配置してあればよいものである。また、図1の実施
例では各永久磁石11,12,13,14は、それぞれ
1個使いとしているが、これに限定されるものではな
く、後述する他の実施例である図3に示すようにそれぞ
れ2個一組として使用してもよく、またそれらの組合せ
等任意である。
【0013】また、上記固定スリ−ブ3の筒部5と上記
ハブ2との間には回転軸1を回転させる駆動部8が配置
されている。この駆動部8は、固定スリ−ブ3の筒部5
に取り付けたステ−タ9とハブ2に取り付けた永久磁石
10とから構成されている。
ハブ2との間には回転軸1を回転させる駆動部8が配置
されている。この駆動部8は、固定スリ−ブ3の筒部5
に取り付けたステ−タ9とハブ2に取り付けた永久磁石
10とから構成されている。
【0014】次に、上記回転軸1の両端部に、該回転軸
1に固定された上記第1及び第2の永久磁石11,12
を軸方向で挾持するように第1及び第2の環状スリ−ブ
18,19が取り付けられている。図1では各環状スリ
−ブ18,19は上記永久磁石11,12の端面に当接
しているが軸方向にやや間隔をあけてもよいものであ
る。
1に固定された上記第1及び第2の永久磁石11,12
を軸方向で挾持するように第1及び第2の環状スリ−ブ
18,19が取り付けられている。図1では各環状スリ
−ブ18,19は上記永久磁石11,12の端面に当接
しているが軸方向にやや間隔をあけてもよいものであ
る。
【0015】更に、上記固定スリ−ブ3の筒部5の内周
面の両端部にも、上記第1及び第2の環状スリ−ブ1
8,19に径方向に間隔を置いてそれぞれ対向しかつ上
記第3及び第4の永久磁石を軸方向で挾持するよう第3
及び第4の環状スリ−ブ20,21が取り付けられてい
る。この第3及び第4の環状スリ−ブ20,21も上記
永久磁石13,14の端面に当接しているが、軸方向に
やや間隔をあけてもよいものである。
面の両端部にも、上記第1及び第2の環状スリ−ブ1
8,19に径方向に間隔を置いてそれぞれ対向しかつ上
記第3及び第4の永久磁石を軸方向で挾持するよう第3
及び第4の環状スリ−ブ20,21が取り付けられてい
る。この第3及び第4の環状スリ−ブ20,21も上記
永久磁石13,14の端面に当接しているが、軸方向に
やや間隔をあけてもよいものである。
【0016】上記の第3の環状スリ−ブ20の上記第1
の環状スリ−ブ18への対向面には動圧溝22が形成さ
れ、対向する上記環状スリ−ブ20と環状スリ−ブ18
間に動圧軸受24が構成されている。同様に、上記第4
の環状スリ−ブ21の上記第2の環状スリ−ブ19への
対向面にも動圧溝23が形成され、対向する上記環状ス
リ−ブ21と環状スリ−ブ19間に動圧軸受25が構成
されている。この動圧溝22,23は図2に示すよう
に、たとえばヘリンボ−ン形の一列の溝とされている。
なお、動圧溝22,23の形状はヘリンボ−ン形に限定
されるものではなく、動圧が発生する溝であればよい。
また動圧溝22,23は、実施例では環状スリ−ブ2
0,21側に形成したが、対向する環状スリ−ブ18,
19側に形成してもよく、更には対向する環状スリ−ブ
の両面に形成してもよいものである。
の環状スリ−ブ18への対向面には動圧溝22が形成さ
れ、対向する上記環状スリ−ブ20と環状スリ−ブ18
間に動圧軸受24が構成されている。同様に、上記第4
の環状スリ−ブ21の上記第2の環状スリ−ブ19への
対向面にも動圧溝23が形成され、対向する上記環状ス
リ−ブ21と環状スリ−ブ19間に動圧軸受25が構成
されている。この動圧溝22,23は図2に示すよう
に、たとえばヘリンボ−ン形の一列の溝とされている。
なお、動圧溝22,23の形状はヘリンボ−ン形に限定
されるものではなく、動圧が発生する溝であればよい。
また動圧溝22,23は、実施例では環状スリ−ブ2
0,21側に形成したが、対向する環状スリ−ブ18,
19側に形成してもよく、更には対向する環状スリ−ブ
の両面に形成してもよいものである。
【0017】図1の実施例によれば、動圧軸受24,2
5を永久磁石による非接触支承部と軸方向に同列に形成
したため、コンパクトになる。
5を永久磁石による非接触支承部と軸方向に同列に形成
したため、コンパクトになる。
【0018】図3はこの発明における別の実施例であ
り、上記固定スリ−ブ3のフランジ部4の端部に凹段部
4aが設けられ、また上記ハブ2の端部に軸方向外方に
延びる鍔2aが設けられ、該鍔2aの軸方向外側面2b
が上記凹段部4a内の側面4bに間隔を置いて対向する
よう上記凹段部4a内に臨ませられ、上記鍔2aの側面
2bに動圧溝30が形成され、これにより、上記鍔2a
と上記フランジ部4の凹段部4a間に動圧軸受が構成さ
れたものである。また、この実施例では、永久磁石1
1,12,13,14を2個一組使いした点が図1の実
施例と相違するのみで他の構成は図1の実施例と全く同
様であるため説明を省略する。なお、ハブ2の端部とフ
ランジ部4の端部とは上述の構成としたが、これに限定
されるものではなく、少なくともフランジ部4の端部に
段部が形成されてこの段部側面に上記ハブ2の端部の側
面が対向するものであればよい。また、上記動圧溝30
も凹段部4aの側面4bに形成してもよく、更には必要
により上記鍔2aの側面2bと凹段部4aの側面4bの
両方に形成してもよい。
り、上記固定スリ−ブ3のフランジ部4の端部に凹段部
4aが設けられ、また上記ハブ2の端部に軸方向外方に
延びる鍔2aが設けられ、該鍔2aの軸方向外側面2b
が上記凹段部4a内の側面4bに間隔を置いて対向する
よう上記凹段部4a内に臨ませられ、上記鍔2aの側面
2bに動圧溝30が形成され、これにより、上記鍔2a
と上記フランジ部4の凹段部4a間に動圧軸受が構成さ
れたものである。また、この実施例では、永久磁石1
1,12,13,14を2個一組使いした点が図1の実
施例と相違するのみで他の構成は図1の実施例と全く同
様であるため説明を省略する。なお、ハブ2の端部とフ
ランジ部4の端部とは上述の構成としたが、これに限定
されるものではなく、少なくともフランジ部4の端部に
段部が形成されてこの段部側面に上記ハブ2の端部の側
面が対向するものであればよい。また、上記動圧溝30
も凹段部4aの側面4bに形成してもよく、更には必要
により上記鍔2aの側面2bと凹段部4aの側面4bの
両方に形成してもよい。
【0019】この図3の実施例によれば、永久磁石によ
る非接触支承部と軸方向に間隔を置いて動圧軸受部を配
置した構成であるため、回転軸1の回転が更に安定す
る。
る非接触支承部と軸方向に間隔を置いて動圧軸受部を配
置した構成であるため、回転軸1の回転が更に安定す
る。
【0020】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明のス
ピンドルモ−タは、回転軸の両端を反発する永久磁石に
て固定スリ−ブの筒部に非接触にて支承し、回転軸の先
端に形成したスラスト軸受部のみの接触としたため、回
転軸の剛性を維持しながら低摩擦トルクが可能となる。
更に、回転軸の両端部に永久磁石を配置するとともに、
永久磁石の反発力をスラスト軸受側に発生させてスラス
ト軸受の接触安定性を増加させるとともに、回転時には
動圧軸受の動圧作用による回転軸支承が加わるようにし
たため、回転軸の回転がより安定し回転精度が向上す
る。そのうえ、従来の玉軸受のような予圧調整が不要と
なる。
ピンドルモ−タは、回転軸の両端を反発する永久磁石に
て固定スリ−ブの筒部に非接触にて支承し、回転軸の先
端に形成したスラスト軸受部のみの接触としたため、回
転軸の剛性を維持しながら低摩擦トルクが可能となる。
更に、回転軸の両端部に永久磁石を配置するとともに、
永久磁石の反発力をスラスト軸受側に発生させてスラス
ト軸受の接触安定性を増加させるとともに、回転時には
動圧軸受の動圧作用による回転軸支承が加わるようにし
たため、回転軸の回転がより安定し回転精度が向上す
る。そのうえ、従来の玉軸受のような予圧調整が不要と
なる。
【図1】この発明にかかる一実施例であるスピンドルモ
−タの断面図である。
−タの断面図である。
【図2】図1の動圧溝形成部の一部展開図である。
【図3】この発明にかかる他の実施例であるスピンドル
モ−タの断面図である。
モ−タの断面図である。
【図4】従来のスピンドルモ−タの断面図である。
1 回転軸 2 ハブ 3 固定スリ−ブ 4 フランジ部 5 筒部 8 回転軸駆動部 11 第1の永久磁石 12 第2の永久磁石 13 第3の永久磁石 14 第4の永久磁石 18 第1の環状スリ−ブ 19 第2の環状スリ−ブ 20 第3の環状スリ−ブ 21 第4の環状スリ−ブ 22,23,30 動圧溝 24,25,31 動圧軸受
Claims (3)
- 【請求項1】 フランジ部と筒部を有する固定スリ−ブ
と、上記固定スリ−ブの筒部に挿入されて回転自在に支
承されかつ先端が球面部とされた回転軸と、上記回転軸
と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部を覆うハブと、上
記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との間に設けた回転軸
駆動部とを有するスピンドルモ−タにおいて、上記回転
軸の両端部に取り付けた第1及び第2の永久磁石と、上
記固定スリ−ブの筒部に上記第1及び第2の永久磁石に
それぞれ径方向に間隔を置いて対向するように取り付け
た第3及び第4の永久磁石とで、上記回転軸を上記固定
スリ−ブの筒部に非接触に回転自在に支承し、上記第1
と第3の永久磁石、及び上記第2と第4の永久磁石をそ
れぞれ同極で対向させるとともに、上記第1及び第2の
永久磁石をそれぞれ対向する上記第3及び第4の永久磁
石よりも所定距離だけ上記回転軸の球面部側にずらせて
取り付けてなり、上記固定スリ−ブと上記回転軸又は上
記ハブとの間に動圧軸受を設けたことを特徴とするスピ
ンドルモ−タ。 - 【請求項2】 請求項1のスピンドルモ−タにおいて、
上記回転軸に上記第1及び第2の永久磁石を軸方向で挾
持するよう第1及び第2の環状スリ−ブを取り付けると
ともに、上記固定スリ−ブの筒部に上記第1及び第2の
環状スリ−ブにそれぞれ対向しかつ上記第3及び第4の
永久磁石を軸方向で挾持するよう第3及び第4の環状ス
リ−ブを取り付け、対向する上記第1と第3の環状スリ
−ブの少なくとも一方に、及び対向する第2と第4の環
状スリ−ブの少なくとも一方にそれぞれ動圧溝を形成す
ることにより上記動圧軸受を構成してなることを特徴と
するスピンドルモ−タ。 - 【請求項3】 請求項1のスピンドルモ−タにおいて、
上記固定スリ−ブのフランジ部の端部に段部を形成する
とともに、上記ハブの端部を上記段部に臨ませ、上記フ
ランジ部の段部側面と上記ハブの端部側面の少なくとも
一方に動圧溝を形成することにより上記動圧軸受を構成
してなることを特徴とするスピンドルモ−タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5042234A JP2949316B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5042234A JP2949316B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | スピンドルモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235421A true JPH06235421A (ja) | 1994-08-23 |
JP2949316B2 JP2949316B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=12630348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5042234A Expired - Fee Related JP2949316B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949316B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09322474A (ja) * | 1996-05-29 | 1997-12-12 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 磁気ベアリングを有する回転軸が固定されたスピンドルモーター |
JPH09322473A (ja) * | 1996-05-29 | 1997-12-12 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 磁気ベアリングを有する回転軸が回転するスピンドルモーター |
KR20010064335A (ko) * | 1999-12-29 | 2001-07-09 | 송재인 | 광 디스크 구동용 모터 |
KR20020046895A (ko) * | 2000-12-09 | 2002-06-21 | 이형도 | 자기 베어링 및 이러한 자기 베어링을 이용한 모터 |
KR20040009157A (ko) * | 2002-07-22 | 2004-01-31 | 삼성전기주식회사 | 스러스트 자기 베어링 모터 |
JP2012253996A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | モータ |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP5042234A patent/JP2949316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09322474A (ja) * | 1996-05-29 | 1997-12-12 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 磁気ベアリングを有する回転軸が固定されたスピンドルモーター |
JPH09322473A (ja) * | 1996-05-29 | 1997-12-12 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 磁気ベアリングを有する回転軸が回転するスピンドルモーター |
KR20010064335A (ko) * | 1999-12-29 | 2001-07-09 | 송재인 | 광 디스크 구동용 모터 |
KR20020046895A (ko) * | 2000-12-09 | 2002-06-21 | 이형도 | 자기 베어링 및 이러한 자기 베어링을 이용한 모터 |
KR20040009157A (ko) * | 2002-07-22 | 2004-01-31 | 삼성전기주식회사 | 스러스트 자기 베어링 모터 |
JP2012253996A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | モータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2949316B2 (ja) | 1999-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0226215Y2 (ja) | ||
JP2004239388A (ja) | 軸受支持装置 | |
JPH06235421A (ja) | スピンドルモ−タ | |
JPH06235420A (ja) | スピンドルモ−タ | |
JP2899853B2 (ja) | スピンドルモータ | |
US5413413A (en) | Bearing device | |
JPH06311701A (ja) | スピンドルモータ | |
JP2864319B2 (ja) | スピンドルモ−タ | |
JP2844379B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2523108Y2 (ja) | スピンドルモ−タ | |
JP2560507Y2 (ja) | 動圧軸受装置 | |
JPH0516408Y2 (ja) | ||
JP2551063Y2 (ja) | 軸受装置 | |
JPH06333333A (ja) | スピンドルモータ | |
JP2000274392A (ja) | ポンプ | |
JP2542900Y2 (ja) | 動圧軸受装置 | |
JPH03256547A (ja) | スピンドルモータ | |
JP2574581Y2 (ja) | エアスピンドルモータ | |
JPH0242616A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JPH071528Y2 (ja) | ファンモータ用動圧軸受 | |
JPS6314218U (ja) | ||
JPS6117854U (ja) | 回転電機 | |
KR100322991B1 (ko) | 쓰러스트 동압 베어링을 포함하는 축수 구조 및 이를 사용하는스핀들 모터 | |
JPH04244755A (ja) | 軸受構造体及びスピンドルモータ | |
JPH04114021U (ja) | 動圧空気軸受型光偏向器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990608 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |