JPH0526336Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0526336Y2
JPH0526336Y2 JP1985183385U JP18338585U JPH0526336Y2 JP H0526336 Y2 JPH0526336 Y2 JP H0526336Y2 JP 1985183385 U JP1985183385 U JP 1985183385U JP 18338585 U JP18338585 U JP 18338585U JP H0526336 Y2 JPH0526336 Y2 JP H0526336Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
balls
shaft
roller
outer race
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985183385U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6291020U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985183385U priority Critical patent/JPH0526336Y2/ja
Priority to GB8624818A priority patent/GB2183742B/en
Priority to KR1019860008893A priority patent/KR870004546A/ko
Priority to DE19863636297 priority patent/DE3636297A1/de
Publication of JPS6291020U publication Critical patent/JPS6291020U/ja
Priority to US07/334,674 priority patent/US4958945A/en
Priority to GB8918618A priority patent/GB2221729B/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH0526336Y2 publication Critical patent/JPH0526336Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はローラー、詳しくはビデオカセツトレ
コーダ等に用いると好適なローラーに関する。
(従来技術) 従来、この種のローラーとしては、第4図に示
すように、シヤフト10の外周部の上下に一対の
ラジアルボールベアリング11,12を配設し、
このラジアルボールベアリング11,12の外輪
11a,12a間に円筒状のスペーサ13を配設
してラジアルボールベアリング11,12相互の
位置決めを行うと共に、それらの外周にローラー
本体14を固定し、シヤフト10に対しローラー
本体14を回転可能に取付けて構成したり、ある
いはこの種の部品の他の応用例として、第5図に
示すように、ローラー本体側を軸受本体14Aと
して固定し、シヤフト10の端部にプーリー、デ
イスク、ターンテーブル等の回転体15Aを固定
し、シヤフト10側を回転させるようにしてい
た。
しかして、これを組立てる場合、第4図を例と
して説明すると、先ずローラー本体14内にスペ
ーサ13を固定するかたわら、例えば上フランジ
15をシヤフト10に固定しておき、上側のラジ
アルボールベアリング11を既にスペーサ13が
固定されたローラー本体14内に入れ、ついでシ
ヤフト10をラジアルボールベアリング11の内
輪11b内に挿通した後、反対側のラジアルボー
ルベアリング12を入れ、その後、もう一方の下
フランジ16をラジアルボールベアリング12の
内輪12bに当接して固定していた。
しかるに、上記構成のローラーにおいては、塵
等がラジアルボールベアリング11,12内に入
り性能が低下するのを防止するため、ラジアルボ
ールベアリング11,12の内部両側にシール部
材Sを配設して成る、いわゆるWシール構造のも
のを用いており、このラジアルボールベアリング
11,12は構成部品点数が多く、かつ組立が煩
雑なことから、コスト高となつてしまう欠点を有
していた。
そこで、コスト高の最大原因となるラジアルボ
ールベアリングを不用とし、かつその他種々の利
点を有するローラーが実願昭60−162972号実開昭
62−71471号公報として本出願人によつて既に提
案されている。
第3図はかかるローラーを示すもので、このロ
ーラーでは、シヤフト1の外周面に形成した凹状
のボール受け部1aと、ローラー本体4内に設け
たアウターレース3のテーパ部3aとによつてボ
ール2を回転可能に保持し、かつアウターレース
3の内周面3dとシヤフト1の外周面1b間に防
塵用隙間gを形成している。そして、組立時にボ
ール2の抜け落ち防止も配慮してスリーブ5をロ
ーラー本体4内に設けた構成とし、コストダウン
を達成すべく部品点数の減少、形状の単純化、組
立の容易化、かつ、小型・軽量化等を図りつつ実
用上十分な性能が得られるようにしている。な
お、6,7はそれぞれ上下のフランジ、7aは取
付部である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成のローラーにおいては
シヤフト1の回わりに配設するボール2をフルボ
ールとすることを予定しており、この場合、中速
回転以上になるとボール同志が当りノイズの発生
とメカロスが生ずるという問題点があつた。
本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、そ
の目的とするところは、ノイズの発生、メカロス
を軽減せしめたローラーを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、円柱状を
なし、かつ外周部にボールの一部を受容する凹状
のボール受け部が形成されたシヤフトと、このシ
ヤフトの外周上に設けられ、かつテーパ部が前記
ボールと接触し前記ボール受け部と相俟つてボー
ルを回転可能に保持するとともに、クリアランス
を調整可能なアウターレースと、このアウターレ
ースが内周面に固定され、かつシヤフトの外側に
位置するローラー本体と、このローラー本体の内
周面であつて、前記ボールの内側に位置して設け
られ、かつ組立時に前記ボールの抜け落ちを防止
する略円筒状のスリーブとを備え、前記ボールを
適間隔で離間し保持する手段を設けるとともに、
前記アウターレース内周面とシヤフト外周面との
間に防塵用の隙間が形成されて成ることを要旨と
している。
(作用) 本考案では実願昭60−162972号のローラー構成
を前提とし、それにボール相互を適間隔で保持す
る手段を設け、これによりボール間を離してボー
ル同志がぶつからないようにし、ノイズの発生、
メカロスを極少に抑えるようにしている。
また、組立ての際に、アウターレースの位置を
容易に微調整可能であり、クリアランスを調整で
き、所望の回転性能が得られるようにしている。
(実施例) 以下、図面に沿つて本考案の好ましい実施例を
説明する。
第1図イ〜ニは本考案の一実施例を示すもの
で、この実施例ではスリーブ5にリテーナの機能
を持たせた点に特徴を有している。すなわち、図
中1は略円柱状を呈するシヤフトで、このシヤフ
ト1の外周部の上下部分には全周にわたり切削加
工等により弧状の凹部からなる一対のボール受け
部1aが互いに離間して形成され、これらのボー
ル受け部1aに適数個の球状のボール2の一部が
回転可能にそれぞれ受容される。また、3は上下
に設けられた円筒状を呈するアウターレースで、
内端がテーパ状に形成され、内側に向かつて径が
順次拡大するこのテーパ部3aが上下に設けられ
たボール2を保持すべくそれぞれボール2と当接
し、かつ内周面3bはシヤフト1の外周面1bと
非接触であり防塵用の隙間gを形成している。し
かして、アウターレース3の外周には円筒状のロ
ーラー本体4が設けられ、このローラー本体4の
内周面にアウターレース3の外周面が固定されて
いる。また、離間した一対のアウターレース3間
に円筒状のスリーブ5が設けられている。
このスリーブ5は、例えばデルリンの如き樹脂
により形成し得、かつボール2を保持するリテー
ナとしての機能を有し、それぞれ先端部内側部分
には、ボール2より大きめの遊びを有する弧状の
溝5aが適間隔で所望の数、つまりボール2の数
に対応して形成され、この溝5a内に各ボール2
の一部がそれぞれ受容され、ボール2相互が離間
され適間隔でもつて保持される。
なお、6はシヤフト1の上端部に固定され、ロ
ーラー本体4、アウターレース3とは非接触の上
フランジ、7はシヤーシ(図示せず)等に取付け
るための取付部7aを有し、かつシヤフト1の下
端部に固定された下フランジである。
組立てにあたつては、先ずローラー本体4の内
部の略中央にスリーブ5を圧入するなどして固定
し、かつその内部にシヤフト1を挿入する。つい
で、上または下側のボール2を適数個対応する溝
5a内に入れるとともにシヤフト1のボール受け
部1aにボール2を受けさせ、かつグリスまたは
オイルをその部分に注入する。しかる後、そのボ
ール2をテーパ部3aによつて押えるべくローラ
ー本体4の開口部からその側に位置するアウター
レース3を入れてこのアウターレース3をローラ
ー本体4の内周面の適位置に固定する。その後、
反対側のボール2、アウターレース3等を同様に
して入れ、上・下のフランジ6,7をシヤフト1
の各端部に固定すれば良い。なお、上記の組立工
程において、上・下のフランジ6,7を固定する
前にローラー本体4の回転精度の確認が可能で、
アウターレース3の位置を微調整することにより
ボール2とのクリアランスを容易に調整でき好適
な回転性能を得ることができ、このようにしてシ
ヤフト1に対しローラー本体4を回転可能に支持
することができる。ボール部への塵等の侵入は、
アウターレース3の内周面3bがシヤフト1の外
周面1bに接近しており、この微少ギヤツプの防
塵用隙間gによつて極小に防止し得る。
なお、上記においてスリーブ5はローラー本体
4の内周面に接着剤、圧入等により固定される
が、シヤフト1の外周面に固定し、ローラー本体
4と離間せしめても同様の機能を得ることが可能
である。
また、アウターレース3の内端部にはテーパ部
3aが形成されているが、このテーパ部3aによ
らず、ニ図に示すように、単に円筒状に形成され
たアウターレース3の内端隅部3bによりボール
2を受けるようにしても良い。すなわち、アウタ
ーレース3はその製造の際に、いわゆるバレル研
磨されるが、この工程中で角部は若干丸味を帯び
ることとなる。したがつて、この丸味を帯びた部
分にてボール2を受けるようにしても良く、この
場合、アウターレース3には積極的にテーパ部3
aを設ける必要がないので、その分部分形状が単
純になり、製造が容易になり、コストダウンを図
ることができる。
この実施例ではスリーブにリテーナ機能をもた
せ、リテーナは別体構成でないのでその分コスト
安となる。
第2図イ〜ハは本考案の他の実施例を示すもの
で、この実施例ではボール相互を適間隔で保持す
る手段をスリーブ5とは別体のリテーナ2Aにて
構成した点が前述の実施例と異なつている。
したがつて、スリーブ5は単に円筒状を呈し、
ローラー本体4の内周面に各部材とは非接触の状
態で固定される。なお、このスリーブ5は組立て
の際にリング状のリテーナ2Aに保持されたボー
ル2の抜け落ちを防止するものである。また、ア
ウタースリーブ3にはリテーナ2Aの逃げ部3c
が形成されている。その他の構成は第1実施例と
同様である。
組み立てにあたつては、先ず治具(図示せず)
内でリテーナ2Aにボール2を間隔をあけて適数
個入れる。この治具には磁力または吸引力を持た
せておき、ボール2を入れた後にボール2が落下
しないようにしておきながら組み込むものであ
る。
一方、ローラー本体4の内部の略中央にスリー
ブ5を圧入するなどして固定し、かつその内部に
シヤフト1を挿入する。ついで、上または下側の
リテーナ2Aに間隔をあけて保持されたボール2
をボール受け部1aに入れ、かつグリスまたはオ
イルをその部分に注入する。しかる後、そのボー
ル2をテーパ部3aによつて押えるべくローラー
本体4の開口部からその側に位置するアウターレ
ース3を入れてこのアウターレース3をローラー
本体4の内周面の適位置に固定する。その後、反
対側のボール2、アウターレース3等を同様にし
て入れ、上・下のフランジ6,7をシヤフト1の
各端部に固定すれば良い。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、ラジアルボール
ベアリングを不用としたものにおいて、シヤフト
回わりのボールを保持手段によつて間隔をあけて
配設したから、ボール同志が当ることがないので
中速回転以上でもノイズの発生、メカロス等を防
止し得る効果がある。
また、組立ての際にアウターレースの位置を容
易に微調整することが可能であり、これによりテ
ーパ部に接触しているボールのクリアランスを調
整でき、所望の回転性能のローラーを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例で、イは内部構造を
示した縦断面図、ロはシヤフトの周囲に設けられ
たボールとスリーブ等の配置状態を示した平面説
明図、ハは同上のものを側方から見た部分断面
図、ニはボールを受けるアウターレースの他の態
様例、第2図は本考案の他の実施例で、イは縦断
面図、ロはシヤフトの周囲にリテーナを介して設
けられたボールの配置状態を示す平面説明図、ハ
はロ図の側面図を示す。また、第3図は本考案者
によつて既に提供されている先行例、第4図およ
び第5図はそれぞれ従来例である。 1……シヤフト、1a……ボール受け部、2…
…ボール、2A……リテーナ、3……アウターレ
ース、4……ローラー本体、1A……軸受本体、
5……スリーブ、5a……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円柱状をなし、かつ外周部にボールの一部を
    受容する凹状のボール受け部が形成されたシヤ
    フトと、このシヤフトの外周上に設けられ、か
    つテーパ部が前記ボールと接触し前記ボール受
    け部と相俟つてボールを回転可能に保持すると
    ともに、クリアランスを調整可能なアウターレ
    ースと、このアウターレースが内周面に固定さ
    れ、かつシヤフトの外側に位置するローラー本
    体と、このローラー本体の内周面であつて、前
    記ボールの内側に位置して設けられ、かつ組立
    時に前記ボールの抜け落ちを防止する略円筒状
    のスリーブとを備え、前記ボールを適間隔で離
    間し保持する手段を設けるとともに、前記アウ
    ターレース内周面とシヤフト外周面との間に防
    塵用の隙間が形成されて成るローラー。 (2) ボールを適間隔で保持する手段は、スリーブ
    先端に前記ボールより大きめの弧状の溝を適間
    隔でもつてボール数と対応して形成し、この溝
    内に前記ボールをそれぞれ配するようにした実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のローラー。 (3) ボールを適間隔で保持する手段はリテーナを
    用いた実用新案登録請求の範囲第1項記載のロ
    ーラー。
JP1985183385U 1985-10-25 1985-11-27 Expired - Lifetime JPH0526336Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985183385U JPH0526336Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27
GB8624818A GB2183742B (en) 1985-10-25 1986-10-16 Spindle unit
KR1019860008893A KR870004546A (ko) 1985-10-25 1986-10-23 스핀들 유니트(Spindle Unit)
DE19863636297 DE3636297A1 (de) 1985-10-25 1986-10-24 Wellenanordnung
US07/334,674 US4958945A (en) 1985-10-25 1989-04-06 Spindle unit
GB8918618A GB2221729B (en) 1985-10-25 1989-08-15 Spindle unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985183385U JPH0526336Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6291020U JPS6291020U (ja) 1987-06-10
JPH0526336Y2 true JPH0526336Y2 (ja) 1993-07-02

Family

ID=31130072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985183385U Expired - Lifetime JPH0526336Y2 (ja) 1985-10-25 1985-11-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0526336Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645692Y2 (ja) * 1986-04-15 1994-11-24 有限会社シー・エス・ユー ローラー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5977122A (ja) * 1982-10-22 1984-05-02 ユニ・カルダン・アクチエンゲゼルシヤフト 車輪ボスの軸受装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54118537U (ja) * 1978-02-08 1979-08-20
JPS5959528U (ja) * 1982-10-13 1984-04-18 ダイトク産業株式会社 ベアリング

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5977122A (ja) * 1982-10-22 1984-05-02 ユニ・カルダン・アクチエンゲゼルシヤフト 車輪ボスの軸受装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6291020U (ja) 1987-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0510260Y2 (ja)
JPH083336B2 (ja) ころ軸受
JPH0526336Y2 (ja)
JPH061835U (ja) 複列アンギュラコンタクト玉軸受装置
JPH10227310A (ja) 複列軸受装置
JP2844379B2 (ja) スピンドルモータ
JPH0636342Y2 (ja) ロ−ラ−
JPH0445143Y2 (ja)
JPH0645692Y2 (ja) ローラー
JPH0549207A (ja) 耐衝撃性を備えるラジアル玉軸受装置
JPH076700Y2 (ja) アウタ−ロ−タ型モ−タ
JPH0648179Y2 (ja) スピンドル
JP2001178066A (ja) 内輪レス玉軸受およびそれを用いたモータ
JPH0715337Y2 (ja) モ−タ
JPS6342177Y2 (ja)
JP2563923Y2 (ja) 磁気軸受装置用保護軸受
JPH0422106Y2 (ja)
JPH062023Y2 (ja) 簡易型ボールベアリング
JP3064441B2 (ja) 軸受構造体及びスピンドルモータ
JPS60188224U (ja) スピンドルユニツト
JPH10281152A (ja) 複列アンギュラ玉軸受
JPS58114919U (ja) 複列転がり軸受の潤滑剤保持機構
JPS5850946Y2 (ja) ロ−ラスケ−ト等のロ−ラ
JPS60141652U (ja) スピンドル軸受装置
JPS6069320A (ja) ベアリング付きシヤフト・ユニット