JPH0549207A - 耐衝撃性を備えるラジアル玉軸受装置 - Google Patents

耐衝撃性を備えるラジアル玉軸受装置

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JPH0549207A
JPH0549207A JP19690691A JP19690691A JPH0549207A JP H0549207 A JPH0549207 A JP H0549207A JP 19690691 A JP19690691 A JP 19690691A JP 19690691 A JP19690691 A JP 19690691A JP H0549207 A JPH0549207 A JP H0549207A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
ball bearing
shaft
inner race
same
Prior art date
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Pending
Application number
JP19690691A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Matsuda
幸一 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP19690691A priority Critical patent/JPH0549207A/ja
Publication of JPH0549207A publication Critical patent/JPH0549207A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラジアル玉軸受装置の非回転中における、軸方
向の耐衝撃性を向上させる。 【構成】玉軸受13の内輪13aを締りばめで軸15に
固着し、外輪13bを軸方向に移動可能にすきまばめ又
は中間ばめで軸受箱11にはめ込む。軸受箱11の底部
11aと外輪との間に予圧ばね16を介装し、底部の内
輪に対向する位置に突部17を形成する。そして予圧ば
ね16の全圧縮より小さい圧縮で突部17が前記内輪1
3aに当接する寸法にする。s>t。このため、軸15
に軸力が働いて内輪13aが突部17に当接するまで
は、軸力は玉と転走面との間の内部力となるが、内輪1
3aが突部17に当接してからの軸力の増加分は軸受内
部を通過しないで、内輪13aから突部17に直接に伝
達され、玉軸受の内部の玉及び転走面は完全に保護され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、深みぞ玉軸受、アン
ギュラ玉軸受などを使用した軸方向の耐衝撃性を備える
ラジアル玉軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軸方向の耐衝撃性を備えるラジア
ル玉軸受装置の構成としては、玉軸受の内輪を固着する
軸と、前記玉軸受の外輪を軸方向に移動可能に嵌合する
軸受箱とからなるものにおいて、前記軸受箱の底部と前
記外輪との間に予圧ばねを介装するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例は、軸受
箱に対して軸のスラストプレイがあっても、予圧ばねに
よって転動体である玉と転走面との間に適度な予圧が常
に確保され、軸受の寿命が長い。しかし予圧ばねの全圧
縮を超えるような軸力や軸方向衝撃力に対しては、転走
面に圧痕が生じるなどして軸受の寿命を縮める。これを
避けるには軸受を大形にしたり、スラストころ軸受を組
合せたりする。
【0004】この発明の目的は、ラジアル玉軸受装置の
非回転中における、軸方向の耐衝撃性を向上させること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1の耐衝撃性を備え
るラジアル玉軸受装置は、玉軸受の内輪を固着する軸
と、前記玉軸受の外輪を軸方向に移動可能に嵌合する軸
受箱と、この軸受箱の底部と前記外輪との間に介装され
る予圧ばねと、前記底部の前記内輪に対向する位置に設
けられ前記予圧ばねの全圧縮より小さい圧縮で前記内輪
に当接する突部と、からなるものである。
【0006】発明2の耐衝撃性を備えるラジアル玉軸受
装置は、玉軸受の内輪を固着する軸と、前記玉軸受の外
輪を軸方向に移動可能に嵌合する軸受箱と、この軸受箱
の底部と前記外輪との間に介装される予圧ばねと、前記
底部の中心に設けられ前記予圧ばねの全圧縮高さより小
さい圧縮で前記軸の端部に当接する中心部と、からなる
ものである。
【0007】
【作用】発明1又は発明2において、軸15に軸力が働
いて内輪又は軸端が突部17又は18に当接するまで
は、軸力と予圧ばね16の圧縮力は釣り合い、軸力は玉
と転走面との間の内部力となるが、軸力がさらに増加し
て内輪又は軸端が突部17又は18に当接してからの軸
力の増加分は軸受内部を通過しないで、内輪又は軸端か
ら突部17又は18に直接に伝達される。このため玉軸
受の内部の玉及び転走面に過大又は衝撃的な軸力が全く
加わらず、軸受は完全に保護される。
【0008】
【実施例】図1は軸受装置の2つの実施例を併記した回
転電機の断面図である。回転子1の外周に空隙を介して
配置される固定子2は固定子枠3に固着され、この固定
子枠3の運転側のブラケット4と反運転側のブラケット
5に軸受箱11、12が設けられる。この軸受箱11、
12に取り付けた玉軸受13、14に支承される軸15
に前記回転子1が固着される。
【0009】さて運転側において、玉軸受13の内輪1
3aは、締りばめで軸15に固着され、外輪13bは、
軸方向に移動可能にすきまばめ又は中間ばめで軸受箱1
1にはめ込まれる。この軸受箱11の底部11aと前記
外輪13bとの間に予圧ばね16が介装され、前記底部
11aの前記内輪13aに対向する位置に突部17が形
成される。そして前記予圧ばね16の全圧縮より小さい
圧縮で突部17は、前記内輪13aに当接する寸法にす
る。言い換えれば、突部17の高さsは、予圧ばね16
の全圧縮高さtより大きい。このため、軸15に軸力が
働いて内輪13aが突部17に当接するまでは、軸力と
予圧ばね16の圧縮力は釣り合い、軸力は玉と転走面と
の間の内部力となるが、軸力がさらに増加して内輪13
aが突部17に当接してからの軸力の増加分は軸受内部
を通過しないで、内輪13aから突部17に直接に伝達
される。このとき、回転子1は輸送中など非回転が望ま
しいが、突部17にフッ素樹脂などのスラスト軸受を設
ければ、回転中に過大な軸力が加わってもよい。
【0010】反運転側において、玉軸受14の内外輪の
軸15や軸受箱12とのはめあい及び介装される予圧ば
ね16の状況は前記運転側のものと同様である。反運転
側の特徴として、軸受箱12の底部12aの中心部に突
部18が設けられ、突部18は前記予圧ばね16の全圧
縮高さより小さい圧縮で軸15の端部に当接する。動作
も運転側と同様で、軸端が突部18に当接してからの軸
力の増加分は軸受内部を通過しないで、軸端から突部1
8に直接に伝達される。突部18を設ける代わりに、平
らな底部12aの中心部に、内輪から突出する軸端を当
接させてもよいし、運転側と同一構造も採用できる。両
軸受13、15に軸15の軸力が加わる状況を説明した
が、この軸力は軸とその回転子等の回転体の質量に運送
などによる軸方向の衝撃力が急激に作用するときにも事
情は同じであって、軸受をよく保護する。
【0011】
【発明の効果】この発明群の耐衝撃性を備えるラジアル
玉軸受装置は、玉軸受の内輪を固着する軸と、前記玉軸
受の外輪を軸方向に移動可能に嵌合する軸受箱と、この
軸受箱の底部と前記外輪との間に介装される予圧ばね
と、からなるものにおいて、前記底部の前記内輪に対向
する位置に設けられ前記予圧ばねの全圧縮より小さい圧
縮で前記内輪に当接する突部を設けるか、又は前記底部
の中心に設けられ前記予圧ばねの全圧縮高さより小さい
圧縮で前記軸の端部に当接する中心部を設けるかするも
のである。このような構成によれば、ラジアル玉軸受装
置の非回転中における過大な又は衝撃的な軸力は、軸受
内部を通過しないで、軸側から固定側へ直接に伝達され
ることとなり、玉軸受の内部の玉及び転走面は完全に保
護されて軸方向の耐衝撃性が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸受装置の2つの実施例を併記した回転電機の
断面図
【符号の説明】
1 回転子 2 固定子 3 固定子枠 4 ブラケット 5 ブラケット 11 軸受箱 11a 底部 12 軸受箱 12a 底部 13 玉軸受 13a 内輪 13b 外輪 14 玉軸受 15 軸 16 予圧ばね 17 突部 18 突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玉軸受の内輪を固着する軸と、前記玉軸受
    の外輪を軸方向に移動可能に嵌合する軸受箱と、この軸
    受箱の底部と前記外輪との間に介装される予圧ばねと、
    前記底部の前記内輪に対向する位置に設けられ前記予圧
    ばねの全圧縮より小さい圧縮で前記内輪に当接する突部
    と、からなることを特徴とする耐衝撃性を備えるラジア
    ル玉軸受装置。
  2. 【請求項2】玉軸受の内輪を固着する軸と、前記玉軸受
    の外輪を軸方向に移動可能に嵌合する軸受箱と、この軸
    受箱の底部と前記外輪との間に介装される予圧ばねと、
    前記底部の中心に設けられ前記予圧ばねの全圧縮高さよ
    り小さい圧縮で前記軸の端部に当接する中心部と、から
    なることを特徴とする耐衝撃性を備えるラジアル玉軸受
    装置。
JP19690691A 1991-08-07 1991-08-07 耐衝撃性を備えるラジアル玉軸受装置 Pending JPH0549207A (ja)

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JPH0549207A true JPH0549207A (ja) 1993-02-26

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ID=16365619

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JP19690691A Pending JPH0549207A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 耐衝撃性を備えるラジアル玉軸受装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6474658B2 (en) 2000-02-07 2002-11-05 Howa Machinery, Ltd. Chuck for machine tool
JP2008011599A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Jtekt Corp ブラシレスモータ
CN103683633A (zh) * 2012-08-29 2014-03-26 现代摩比斯株式会社 转子偏心防止结构
WO2014185022A1 (ja) * 2013-05-13 2014-11-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 ブラシレスモータとこのブラシレスモータを備えた送風機
CN104218721A (zh) * 2013-09-13 2014-12-17 黄河科技学院 抗高冲击过载电机
CN113452185A (zh) * 2021-07-10 2021-09-28 潘旭华 高精度电主轴及加工方法

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