JPH0447782Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0447782Y2
JPH0447782Y2 JP6106687U JP6106687U JPH0447782Y2 JP H0447782 Y2 JPH0447782 Y2 JP H0447782Y2 JP 6106687 U JP6106687 U JP 6106687U JP 6106687 U JP6106687 U JP 6106687U JP H0447782 Y2 JPH0447782 Y2 JP H0447782Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
magnetic tape
rolling groove
fixed shaft
guide roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6106687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63168639U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6106687U priority Critical patent/JPH0447782Y2/ja
Publication of JPS63168639U publication Critical patent/JPS63168639U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0447782Y2 publication Critical patent/JPH0447782Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案はビデオテープレコーダ(VTR)ま
たはデジタルオーデイオテープレコーダ(DAT)
等の磁気テープの走行方向を変更する際に用いる
磁気テープガイドローラに関するものである。
【従来の技術】
一般に磁気テープのガイドローラは回転トルク
およびラジアル振れが小さく、また容易に磁化せ
ず、さらに磁気テープを汚染しないことが肝要で
あるが、現在使用されている磁気テープガイドロ
ーラには大別して次の3種類のものがある。即
ち、 (1) 第2図に例示するように特別の回転体はな
く、磁気テープが支持ピン20の外面20′に
直接触れながら滑る型式のもの、 (2) 第3図に例示するように自己潤滑性を有する
円筒状の回転体21を支持ピン22に嵌合し、
磁気テープの走行に伴つて回転する回転体21
の内面が支持ピン22の面上を滑る形式のも
の、 (3) 第4図に例示するように支持ピン23の外面
と回転体24の内面とに対応する転走溝を設
け、この転走面溝にボール25を挿入して、ボ
ール25を介して回転体24が磁気テープの走
行に伴つて支持ピン23の周囲を回転する型式
のもの、 であり、いずれの形式のものも、磁気テープの接
する位置を安定させるためにフランジ26,2
7,28を設けることが多い。 しかし、型式(1)において、支持ピン20自体の
表面を超仕上げによつて表面粗さを極度に小さく
したもの、または表面に耐摩耗性もしくは自己潤
滑性の被膜を形成させたものなど多くの技術が開
発されているが、走行する磁気テープが固定され
た支持ピン20の外面20′を滑るため摩擦抵抗
は当然大きく、また磁気テープ面を損傷させる危
険性は極めて大きい。また、型式2においては、
回転体21の素材として通常ポリアセタール樹脂
が用いられているが、この樹脂による滑り型式
は、転がり型式に比べ摩擦係数が大きく、その結
果回転トルクは大きくて要求される水準にまで到
達することができず、また環境(温度)変化に対
して摩擦係数が変動するため、情報処理機器用の
機構部品として満足できるものではない。さらに
型式3においては、他の型式のものに比べ転がり
のため、摩擦抵抗が小さい反面、複列のボールを
組み立てる作業性が悪く、部品点数が多い等、コ
ストの面で不利であつた。したがつて、いずれの
形式のものも、最近のより高密度化されつつある
磁気テープのガイドローラとして充分満足できる
ものであるとはいえない。
【考案が解決しようとする問題点】
以上のように、従来の技術においては回転トル
クが小さく、しかも環境の変化に対して回転トル
クが変動せず、低コストの磁気テープのガイドロ
ーラは得られないという問題点があつた。
【上記の問題点を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、この考案は外
周に1つのボール転走溝を形成した固定軸と、該
転走溝に対応する転走溝を内周に形成し、両転走
溝間に収容された複数のボールにより回転自在に
支持された外輪と、該外輪の両端に配され、上記
固定軸に固着された1対の合成樹脂製フランジと
からなり、該フランジの側面に上記外輪の内径に
所定の案内スキマをもつて嵌合する環状突出部を
形成した磁気テープガイドローラとする手段を採
用した。
【実施例】
以下本考案を図面に示す実施例に従つて詳細に
説明する。 第1図は本考案に係る磁気テープガイドローラ
の実施例を示す断面図で、固定軸1には端部大径
部2の中央に1つのボール転走溝3が形成され、
外輪4の内径5に形成されたボール転走溝6との
間に複数のボール7を収容している。 このボール7は保持器8により、円周等配に回
転可能に保持されている。外輪4の内径5の両端
部には、環状溝9が形成され、遠心力により封入
されている潤滑グリースが外部に漏洩するのを防
ぐ油溜りの働きをする。 磁気テープ(図示せず)の接する位置を安定さ
せるためのフランジ10,11が、固定軸1に圧
入されている。このフランジ10,11には磁気
テープを外輪4にガイドするためのテーパ部1
2,13が形成されると共に、外輪4の内径5に
所定のスキマCをもつて嵌合される環状突出部1
4が形成されている。外輪4は単列のボール7の
位置を支点に振れ回るため、上記環状突出部14
により案内される。 フランジ10,11は外輪4と摺接する環状突
出部14を有しているので、低摩擦係数、耐摩耗
特性を具備する合成樹脂が好適である。案内スキ
マCは軸受内部に封入した潤滑グリースが外部に
漏洩するのを防ぐと共に、外部の塵埃が軸受内に
侵入するのを防ぐラビリンススキマの働きをな
す。15はガイドローラ固定用ネジで、黄銅或い
はステンレス鋼で形成される。
【効果】
本考案の以上のような構成にしたので、以下に
挙げる効果を有する。 (イ) ガイドローラは、単列のボールにて支承され
ているので回転トルクを極少に維持することが
できる。 (ロ) 外輪とフランジの環状突出部との案内スキマ
が封入グリースの漏洩および塵埃等の侵入を防
止するラビリンスシールを構成する為、回転ト
ルクを増大させることがない。 (ハ) 部品点数が少なく、組み立て作業性が容易な
ため、低コストのガイドローラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2
図、第3図および第4図は磁気テープガイドロー
ラの型式を例示するための一部切欠の側面図を示
す。 1……固定軸、2……大径部、3,6……ボー
ル転走溝、4……外輪、7……ボール、8……保
持器、9……環状溝、10,11……フランジ、
14……環状突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に1つのボール転走溝を形成した固定軸
    と、該転走溝に対応する転走溝を内周に形成し、
    両転走面溝間に収容された複数のボールにより回
    転自在に支持された外輪と、該外輪の両端に配さ
    れ、上記固定軸に固着された1対の合成樹脂製フ
    ランジとからなり、該フランジの側面に上記外輪
    の内径に所定の案内スキマをもつて嵌合する環状
    突出部を形成したことを特徴とする磁気テープガ
    イドローラ。
JP6106687U 1987-04-22 1987-04-22 Expired JPH0447782Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106687U JPH0447782Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106687U JPH0447782Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63168639U JPS63168639U (ja) 1988-11-02
JPH0447782Y2 true JPH0447782Y2 (ja) 1992-11-11

Family

ID=30894058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6106687U Expired JPH0447782Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0447782Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63168639U (ja) 1988-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH056416Y2 (ja)
US3550974A (en) Bearing seal
JP2006200594A (ja) 転がり軸受用保持器
JPH074439A (ja) 高速アンギュラ玉軸受
JPH0447782Y2 (ja)
KR0165280B1 (ko) 자기기록재생장치의 헤드드럼
JP2611393B2 (ja) 固体潤滑の玉軸受
JP2001241448A (ja) 玉軸受用保持器及び玉軸受
JP4122474B2 (ja) 保持器
US11215228B2 (en) Ball bearing and bearing unit
JP4049927B2 (ja) レベラー用バックアップロール
JP2010043693A (ja) 転がり軸受
JP3879108B2 (ja) 固体潤滑クロスロ−ラ軸受
JP2001024044A (ja) ガイドローラ装置
JP2002130292A (ja) 玉軸受
JP3088832B2 (ja) スラスト軸受
JPS6219640Y2 (ja)
JPH01321261A (ja) 紡機用セパレータローラ
JPS5846261Y2 (ja) 軸受
JPH026518Y2 (ja)
JPS6336513Y2 (ja)
JPH0433567Y2 (ja)
JP2011247293A (ja) 転がり軸受
JPS602534B2 (ja) 円すいころ軸受
JPH026515Y2 (ja)