JPS5846261Y2 - 軸受 - Google Patents

軸受

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Publication number
JPS5846261Y2
JPS5846261Y2 JP12322678U JP12322678U JPS5846261Y2 JP S5846261 Y2 JPS5846261 Y2 JP S5846261Y2 JP 12322678 U JP12322678 U JP 12322678U JP 12322678 U JP12322678 U JP 12322678U JP S5846261 Y2 JPS5846261 Y2 JP S5846261Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bushing
bearing
synthetic resin
peripheral surface
shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP12322678U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5540249U (ja
Inventor
誠一 野里
Original Assignee
オイレス工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オイレス工業株式会社 filed Critical オイレス工業株式会社
Priority to JP12322678U priority Critical patent/JPS5846261Y2/ja
Publication of JPS5540249U publication Critical patent/JPS5540249U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5846261Y2 publication Critical patent/JPS5846261Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一定のトルクを有して軸を摺接支持すると共に
、軸受面への塵埃の侵入を防止することを目的とした軸
受に関するものである。
従来より振動あるいは騒音防止などの観点から軸が高速
かつ円滑な回転を必要とする個所を除いて、軸受の内周
面を局部的にしかも弾性的に軸に摺接させるような構成
をとっている。
そしてこのような構成とする手段としてたとえば円筒状
軸受本体の一端もしくは両端に軸径より若干小さい内径
を有する截頭円錐状の狭窄部を形成し、該狭窄部に軸線
方向に沿うスリットを設ける方法がとられている。
ところがこのような構成からなる軸受においては狭窄部
の内周面は軸に密に摺接するが、通常軸受本体の内周面
と軸との間には微少クリアランスが保たれているため塵
埃が狭窄部のスリットを経て軸受面に侵入し易く、軸受
の異常摩耗を来たすなどの不都合を生ずるおそれがある
と共にこのような塵埃の侵入を防止するには別途に軸受
にシールリング等を装着するなどしなげればならなかっ
た。
また上記従来技術において、振動あるいは騒音に対して
はスリットによって舌片状に形成された狭窄部の弾性変
形により防止されるが、使用中に狭窄部が塑性変形して
軸とのクリアランスを増して軸を弾性支持できなくなる
とともに、しばしば異音を発生するなどの問題があった
本考案は上述した問題を解決し1 シールリング等を装
着することなく軸受面への塵埃の侵入を防止し、かつ長
期荀にわたって軸と密な摺接関係を保ち、さらには摩耗
補償作用を備えた軸受、より具体的には、円筒状の合成
樹脂ブツシュはその円周1個所において軸方向に分割さ
れているとともに分割端部の一方には肩部を残して円周
方向に突出する舌片部が、該分割端部の他方には該舌片
部と対応する凹状部が形成されており、該合成樹脂ブツ
シュは内・外周面の両端部に環状突起部をそれぞれ有す
るゴムブツシュ内に該合成樹脂ブツシュの舌片部と凹状
部とを互にその側壁面を摺接嵌合させるとともに両者間
に隙間部を形成し、かつ該合成樹脂ブツシュの両端部を
該ゴムブツシュの内周面環状突起部に係合させて装着さ
れており、該ゴムブツシュはその外周面の環状突起部を
金属製・・ウジングの内周面に密接させ、該環状突出部
で囲まれた外周面とは隙間をもって該ハウジング内に嵌
合されていることを特徴とする軸受を提供するものであ
る。
以下本考案について実施例図面にもとづき詳細に説明す
る。
第1図は本考案の軸受の使用態様を示すもので1は本考
案の軸受であり、該軸受1は合成樹脂ブツシュ2と該合
成樹脂ブツシュ2が装着保持されるゴムブツシュ3から
構成されている。
■は金属製ハウジング、Sは該軸受1により支持される
軸である。
第2図は該軸受1を構成する合成樹脂ブツシュ2を示す
もので該合成樹脂ブツシュ2は円筒状を有し、その内周
面には軸受面21が形成されている。
該ブツシュ2はその円周上1個所において軸線方向に沿
って分割されており、一方の分割端部には肩部22を残
して円周方向に突出する舌片部23が一体に形成されて
おり、また他方の分割端部には該舌片部23と対応する
凹状部24が形成されている。
該合成樹脂ブツシュ2は弾性を有し、耐摩耗性ならびに
靭性にすぐれたポリアセタール・ポリカーボネートある
いはポリウレタン樹脂から構成されている。
該合成樹脂ブツシュ2は上述した構成からなるため径方
向に弾性的に縮、拡径することが可能であるとともにゴ
ムブツシュ3に装着されない、すなわちフリーな状態で
該舌片部23は凹状部24に嵌合していない状態にある
該ゴムブツシュ3は円筒状を有し、上述した構成からな
る合成樹脂ブツシュ2を縮径せしめてその断面が真円と
なるようにした時の該ブツシュ2の外径に等しい内径を
有している。
そしてその内周面両端には該ブツシュ2の軸線方向の動
きを規制すべく環状突起部31が形成されており、また
外周面両端にもその外径が該ノ・ウジングHの内径より
も大きくなるような環状突起部32が形成されている。
該ゴムブツシュ3は合成樹脂ブツシュ2の内外径を縮径
させてラジアル方向の弾発力を賦与せしめ、その軸受面
21を密に軸Sに摺接させると共に合成樹脂ブツシュ2
をハウジングHに対して弾性的に支持する役割を果す。
第4図および第5図は該合成樹脂ブツシュ2がゴムブツ
シュ3に装着保持された時の状態を示すものである。
該合成樹脂ブツシュ2はゴムブツシュ3に装着されると
径方向に弾性的に縮径し、該舌片部23は凹状部24に
嵌合してその横断面はほぼ真円となり、該舌片部23の
側壁面25 、25と凹状部24の側壁面26.26は
互に密に摺接する。
この結果該合成樹脂ブツシュ2の分割端部間には隙間部
27.28が形成される。
本考案の軸受1は上述した如く合成樹脂ブツシュ2がゴ
ムブツシュ3に装着してその横断面が真円となるように
構成されており、そして装着された状態において合成樹
脂ブツシュの内径よりも若干大きめの径を有する軸Sが
挿通される。
このような軸Sが挿通されると該ブツシュ2は弾性的に
拡径して軸受面21は軸Sに対して密に弾性摺接し、該
隙間部27.28の間隙はいく分拡がる。
この状態で該舌片部23は凹状部24に嵌合しており、
それぞれの側壁面25,26は摺接関係を保っている。
なお、該合成樹脂ブツシュ2が拡径した際のゴムブツシ
ュ3の変形は、ハウジングHとゴムブツシュ3との間に
形成される隙間4により許容される。
このようにして本考案の軸受は軸受面21が軸Sに対し
て密に摺接しているため軸受面21に塵埃が侵入し難く
、また合成樹脂ブッシュ2自体もハウジングHに対して
ゴムブツシュ3によって弾性支持されているため、ハウ
ジングHあるいは軸Sの一方に振動が伝わっても吸収緩
和されて騒音等を発生することがない。
そして軸Sが挿通された状態において合成樹脂ブツシュ
2とゴムブツシュ3は拡径した状態にあるため、軸受面
21が定常摩耗しても該ゴムブツシュ3の弾性復元力に
よる摩耗補償作用があり軸Sと軸受面21は常に密な摺
接関係が保たれ、したがって長期間にわたって使用して
も軸受面に塵埃が侵入することがない。
以上述べたように本考案の軸受は軸を円滑に低摩擦で回
転き止ることよりもなしろ振動・騒音防止に主眼点が置
かれ、しかも塵埃や泥水の侵入を受は易い個所に使用さ
れて好適であり、加えて軸受自体の構造が極めて単純で
あるため製作が容易でしかも安価に提供できるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の軸受の使用の態様を示す縦断面図、第
2図は軸受本体の斜視図、第3図は第2図のX−X線縦
断面図、第4図は使用状態における軸受の斜視図、第5
図は第4図のY−Y線縦断面図である。 1・・・・・・軸受、2・・曲合成樹脂ブツシュ3・・
・・−・ ゴムブツシュ H・・・・・・ハウジング、 S・・・・・・シャツ ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の合成樹脂ブツシュ2はその円周1個所において
    軸方向に分割されているとともに分割端部の一方には肩
    部22,22を残して円周方向に突出する舌片部23が
    、該分割端部の他方には該舌片部23と対応する凹状部
    24が形成されており、該合成樹脂ブツシュ2は内・外
    周面の両端部に環状突起部31.3L 32,32をそ
    れぞれ有するゴムブツシュ3内に該ブツシュ2の舌片部
    23と凹状部24とを互にその側壁面25.25.26
    .26を摺接嵌合させるとともに両者間に隙間部27,
    28を形威し、かつ該ブツシュ2の両端面を該ゴムブツ
    シュ3の内周面環状突起部31゜31に係合させて装着
    されており、該ゴムブツシュ3はその外周面の環状突起
    部32.32を金属製ハウジングHの内周面に密接させ
    、該環状突出部32.32で囲まれた外周面とは隙間4
    をもって該ハウジングH内に嵌合されていることを特徴
    とする軸受。
JP12322678U 1978-09-09 1978-09-09 軸受 Expired JPS5846261Y2 (ja)

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JP12322678U JPS5846261Y2 (ja) 1978-09-09 1978-09-09 軸受

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JP12322678U JPS5846261Y2 (ja) 1978-09-09 1978-09-09 軸受

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JPS5540249U JPS5540249U (ja) 1980-03-14
JPS5846261Y2 true JPS5846261Y2 (ja) 1983-10-21

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ID=29082112

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JP2015513654A (ja) * 2011-12-21 2015-05-14 サンパワー コーポレイション 太陽エネルギー集光器のための支持体

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