JP2010043693A - 転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】端面をシール板でシールした転がり軸受について、軸受全体を大型化させることなく、潤滑剤の一層の漏洩防止を図る。
【解決手段】軸受10の固定側である外輪11の軸方向端部に形成されたシール溝11bにシール板15を固定する。回転側である内輪12の対向する軸方向端部にリップ受け部材16を固定する。リップ受け部材16は、内輪12に外嵌するスリーブ部16aとスリーブ部16aの内端から立ち上がるフランジ部16bとからなる断面L字型であり、スリーブ部16aはシール板15先端のシールリップ15aに対向し、フランジ部16bはシール板15よりも内側にあって、その間はラビリンス隙間を構成する。スリーブ部16aは軸受10の端面からはみ出ないため軸受10のサイズは大きくならない。フランジ部16bの内面に付着した潤滑剤は遠心力によって外輪11側に飛ばされてシール板15の内面から玉13側に返戻されるため、漏洩防止に万全が期せられる。
【選択図】図1
【解決手段】軸受10の固定側である外輪11の軸方向端部に形成されたシール溝11bにシール板15を固定する。回転側である内輪12の対向する軸方向端部にリップ受け部材16を固定する。リップ受け部材16は、内輪12に外嵌するスリーブ部16aとスリーブ部16aの内端から立ち上がるフランジ部16bとからなる断面L字型であり、スリーブ部16aはシール板15先端のシールリップ15aに対向し、フランジ部16bはシール板15よりも内側にあって、その間はラビリンス隙間を構成する。スリーブ部16aは軸受10の端面からはみ出ないため軸受10のサイズは大きくならない。フランジ部16bの内面に付着した潤滑剤は遠心力によって外輪11側に飛ばされてシール板15の内面から玉13側に返戻されるため、漏洩防止に万全が期せられる。
【選択図】図1
Description
この発明は、端面をシール板でシールした転がり軸受、および周面をシール板でシールしたスラスト転がり軸受に関する。
転がり軸受について、軸受内部に封入したグリース等の潤滑剤の外部への漏洩や、外部からの軸受内部への異物の侵入を防止するために、その端面をシール板でシールしたものが知られている。
具体的なシールの構造として、内輪回転方式の転がり軸受について例示すると、上記シール板は、外輪の内径面の軸方向端部に固定され、内輪の外径面の対向する軸方向端部に向けて延出している。
そして、シール板の先端部に設けられた弾性を有するシールリップは、内輪の外径面に弾性接触するか、あるいは若干の隙間を残して外径面に対向するかして、転がり軸受の端面をシールしている。
そして、シール板の先端部に設けられた弾性を有するシールリップは、内輪の外径面に弾性接触するか、あるいは若干の隙間を残して外径面に対向するかして、転がり軸受の端面をシールしている。
このような転がり軸受について、さらにシール性を高めたものが特許文献1に提案されている。
特許文献1の転がり軸受では、上記シール板に加えて、そのシールリップが対向する内輪の外径面の軸方向端部にリップ受け部材を固定している。
このリップ受け部材は、内輪に外嵌されてシールリップの先端に若干の隙間を残して対向するスリーブ部と、シール板よりも軸方向の外側において前記スリーブ部から外輪の内径面に向けて立ち上がるフランジ部と、を有している。
そして、ほぼ平行に延びて向かいあうシールリップの外面と前記フランジ部の内面との間は、ラビリンス隙間を構成している。
このラビリンス隙間があることによって、シール板単独によるシールに比べると、潤滑剤の漏洩経路が長く、また異物の侵入経路が長くなっているため、シール性が向上している。
特開2005−163892号公報
特許文献1の転がり軸受では、上記シール板に加えて、そのシールリップが対向する内輪の外径面の軸方向端部にリップ受け部材を固定している。
このリップ受け部材は、内輪に外嵌されてシールリップの先端に若干の隙間を残して対向するスリーブ部と、シール板よりも軸方向の外側において前記スリーブ部から外輪の内径面に向けて立ち上がるフランジ部と、を有している。
そして、ほぼ平行に延びて向かいあうシールリップの外面と前記フランジ部の内面との間は、ラビリンス隙間を構成している。
このラビリンス隙間があることによって、シール板単独によるシールに比べると、潤滑剤の漏洩経路が長く、また異物の侵入経路が長くなっているため、シール性が向上している。
しかし、特許文献1の転がり軸受は、そのリップ受け部材のフランジ部が、シール板よりもさらに軸方向の外側に配置されているため、フランジ部に強度等を考慮した十分な厚みを持たせた場合には、フランジ部が内輪の端面から外側にはみ出してしまうことがある(文献1の図1および図2等参照)。
そのため、転がり軸受全体として、軸方向への嵩が高くなり、軸受を組み込む装置全体の小型化を図る際の障害となる。
そのため、転がり軸受全体として、軸方向への嵩が高くなり、軸受を組み込む装置全体の小型化を図る際の障害となる。
また、内輪回転方式の転がり軸受については、潤滑剤がシールリップとスリーブ部の間に流入した場合に、回転する内輪により潤滑剤に負荷される遠心力の方向が、ラビリンス隙間の延出方向にほぼ一致しているため、潤滑剤がラビリンス隙間を通って軸受外部に向けて遠心力により案内されやすい問題がある。
そのため、潤滑剤の漏洩経路を長くしてもなお、漏洩防止について改善の余地がある。
そのため、潤滑剤の漏洩経路を長くしてもなお、漏洩防止について改善の余地がある。
また、周面をシール板でシールしたスラスト転がり軸受についても、同様の問題が生じうる。
そこでこの発明は、端面をシール板でシールした転がり軸受について、軸受全体を大型化させることなく、潤滑剤の一層の漏洩防止を図ることを課題とする。
またこの発明は、周面をシール板でシールしたスラスト転がり軸受について、軸受全体を大型化させることなく、潤滑剤の漏洩防止を図ることを課題とする。
またこの発明は、周面をシール板でシールしたスラスト転がり軸受について、軸受全体を大型化させることなく、潤滑剤の漏洩防止を図ることを課題とする。
上記した課題を解決するため、この発明の転がり軸受では、リップ受け部材のフランジ部を、シール板よりも軸方向の内側において前記スリーブ部から外輪の内径面に向けて立ち上がらせる構成を採用したのである。
すなわち、外径面に転送面が形成された内輪と、この内輪と同心上に配置され、その内径面に転送面が形成された外輪と、前記内輪と外輪の対向する転送面の間に転動可能に配置された複数の転動体とを備え、シール板が、前記外輪の内径面の軸方向端部または前記内輪の外径面の軸方向端部に固定され、前記固定側に対向する前記外輪または前記内輪の軸方向端部に向けて延出し、前記延出側の先端部にシールリップを有する転がり軸受において、前記シールリップに対向する前記外輪の内径面または前記内輪の外径面の軸方向端部に固定されるリップ受け部材を備え、前記リップ受け部材が、前記外輪の内径面の軸方向端部に内嵌または前記内輪の外径面の軸方向端部に外嵌され、前記シールリップの先端に対向するスリーブ部と、このスリーブ部の前記シールリップよりも軸方向の内側から前記外輪の内径面または前記内輪の外径面に向けて立ち上がるフランジ部とを有する構成を採用したのである。
シール板よりも軸方向の内側にあるフランジ部が、軸受内の潤滑剤がシールリップとスリーブ部との間に入り込む際の障害となるため、潤滑剤の漏洩防止が図られる。
とくに、フランジ部の内面に付着した潤滑剤は遠心力によってシール板側に飛ばされてシール板の内面を伝って転動体側へと返戻されるため、潤滑剤の一層の漏洩防止になっている。
また、フランジ部がシール板よりも軸方向の内側にあるため、軸受の端面からはみ出すことはなく、軸受全体のサイズは従来のままである。
とくに、フランジ部の内面に付着した潤滑剤は遠心力によってシール板側に飛ばされてシール板の内面を伝って転動体側へと返戻されるため、潤滑剤の一層の漏洩防止になっている。
また、フランジ部がシール板よりも軸方向の内側にあるため、軸受の端面からはみ出すことはなく、軸受全体のサイズは従来のままである。
前記したリップ受け部材が固定される内輪外径面または外輪内径面の軸方向端部が、前記スリーブ部がはめ込まれる嵌合溝をさらに有すると、軸受組立時にリップ受け部材の位置決めが容易となり、またスリーブ部と内輪外径面または外輪内径面との間の段差を小さくできるため好ましい。
前記シール板が、その内面から突出して前記リップ受け部材のフランジ部の先端に対向するサブリップをさらに有すると、シール板とフランジ部の先端との間に形成される開口から潤滑剤が入り込みにくくなるため、一層の潤滑剤の漏洩防止が図られる。
前記リップ受け部材は、断面L字型の形状にすると一体成型が容易であるため好ましい。
この場合、転がり軸受の用途等に応じて、金属材料で作製するか、合成樹脂材料で作製するかを適宜選択すればよい。
金属材料の場合、断面L字型のリップ受け部材は金属板のプレスによる曲げ加工で一体成型が容易であり、合成樹脂材料の場合、断面L字型のリップ受け部材は射出による一体形成が容易である。
この場合、転がり軸受の用途等に応じて、金属材料で作製するか、合成樹脂材料で作製するかを適宜選択すればよい。
金属材料の場合、断面L字型のリップ受け部材は金属板のプレスによる曲げ加工で一体成型が容易であり、合成樹脂材料の場合、断面L字型のリップ受け部材は射出による一体形成が容易である。
前記リップ受け部材のスリーブ部の軸方向の厚みを、前記シール板のシールリップの軸方向の厚みよりも小さくすると、スリーブ部が転動体や転送面に過度に接近することがないため、リップ受け部材に対する熱等の影響を抑制できる。
シール板のシールリップは、転がり軸受の用途に応じて、前記リップ受け部材に接触させるか、前記リップ受け部材に非接触にしてラビリンス隙間を構成させるかを選択すればよい。
たとえば、転がり軸受が高速回転する場合には、熱を放散しやすいようにシールリップとリップ受け部材を非接触状態とし、転がり軸受が低速回転する場合には、シール性を高めるためにシールリップとリップ受け部材を接触状態とすればよい。
たとえば、転がり軸受が高速回転する場合には、熱を放散しやすいようにシールリップとリップ受け部材を非接触状態とし、転がり軸受が低速回転する場合には、シール性を高めるためにシールリップとリップ受け部材を接触状態とすればよい。
また、上記した課題を解決するため、対向面にそれぞれ転送面が形成された一対の軌道盤と、前記転送面間を転動可能に配置された複数の転動体とを備え、シール板が、一方軌道盤の対向面の径方向端部に固定され、他方軌道盤の対向面の径方向端部に向けて延出し、その他方軌道盤側先端部にシールリップを有するスラスト転がり軸受において、前記他方軌道盤の対向面の径方向端部に取り付けられるリップ受け部材を備え、前記リップ受け部材が、前記他方軌道盤の対向面の径方向端部全周に固定され、前記シールリップの先端に対向する環状部と、この環状部の前記シールリップよりも径方向の内側から前記一方軌道盤の対向面に向けて立ち上がるフランジ部とを有する構成を採用したのである。
シール板よりも径方向の内側にあるフランジ部が、軸受内の潤滑剤がシールリップと環状部との間に入り込む際の障害となるため、潤滑剤の漏洩防止が図られる。
また、フランジ部がシール板よりも径方向の内側にあるため、軸受の周面からはみ出すことはなく、軸受全体のサイズは従来のままである。
また、フランジ部がシール板よりも径方向の内側にあるため、軸受の周面からはみ出すことはなく、軸受全体のサイズは従来のままである。
リップ受け部材のフランジ部を、シール板よりも軸方向の内側において前記スリーブ部から外輪の内径面に向けて立ち上がらせたので、このフランジ部が軸受内の潤滑剤がシールリップとスリーブ部との間に入り込む際の障害となって潤滑剤の漏洩防止が図られる。
また、フランジ部がシール板よりも軸方向の内側にあるため、軸受の端面からはみ出すことはなく、軸受の大型化が防止される。
また、フランジ部がシール板よりも軸方向の内側にあるため、軸受の端面からはみ出すことはなく、軸受の大型化が防止される。
以下、図面を参照しつつ、この発明の各実施形態について説明する。
図1に示す第1実施形態の深溝玉軸受10は、内径面に深溝の転送面11aが形成された固定側の外輪11と、外径面に深溝の転送面12aが形成された回転側の内輪12と、この内外輪11、12の間に配置された複数の玉13とを備える。
この玉13は、内輪12の回転にともなって、内外輪11、12の転送面11a、12a上を転動するようになっている。
また玉13は、隣接する玉間に所定間隔が保持されるように公知の保持器14で保持され、転送面11a、12a上を片寄ったり位置ずれしたりすること無くスムーズに転動できるようになっている。
さらに、この深溝玉軸受10内には、潤滑剤としてグリース等が封入されている。
また玉13は、隣接する玉間に所定間隔が保持されるように公知の保持器14で保持され、転送面11a、12a上を片寄ったり位置ずれしたりすること無くスムーズに転動できるようになっている。
さらに、この深溝玉軸受10内には、潤滑剤としてグリース等が封入されている。
さらに、外輪11の内径面の軸方向の両端部であって転送面11aの傍らには、外輪シール溝11bが形成され、このシール溝11bに円環状のシール板15の基部が固定されている。
シール板15は、たとえば芯金となる鋼板に合成ゴムを固着して形成されている。
このシール板15は軸受10の径方向の内側、すなわち内輪12の外径面の軸方向端部に向けて延出している。
シール板15の先端部は、たとえば合成ゴムのみからなって、弾性を有するシールリップ15aを構成している。
シール板15は、たとえば芯金となる鋼板に合成ゴムを固着して形成されている。
このシール板15は軸受10の径方向の内側、すなわち内輪12の外径面の軸方向端部に向けて延出している。
シール板15の先端部は、たとえば合成ゴムのみからなって、弾性を有するシールリップ15aを構成している。
一方、内輪12の外径面の軸方向の両端部であって転送面12aの傍らには、リップ受け部材16が固定されている。
リップ受け部材16は、シール板15のシールリップ15a先端部と隙間をおいて対向するスリーブ部16aと、スリーブ部16aから立ち上がるフランジ部16bとを有する断面L字型の部材である。
このリップ受け部材16は、金属または合成樹脂により一体成型されており、そのフランジ部16bの軸方向の厚み(肉厚)は、シールリップ15aの軸方向の最大厚み(肉厚)よりも小さくなっている。
リップ受け部材16は、シール板15のシールリップ15a先端部と隙間をおいて対向するスリーブ部16aと、スリーブ部16aから立ち上がるフランジ部16bとを有する断面L字型の部材である。
このリップ受け部材16は、金属または合成樹脂により一体成型されており、そのフランジ部16bの軸方向の厚み(肉厚)は、シールリップ15aの軸方向の最大厚み(肉厚)よりも小さくなっている。
ここでスリーブ部16aは内輪12の外径面に外嵌されており、その軸方向の外端部はシールリップ15aよりも軸方向の外側にあり、その軸方向の内端部はシールリップ15aよりも軸方向の内側にある。
また、フランジ部16bは、スリーブ部16aの軸方向の内端部、すなわちシールリップ15aよりも軸方向の内側から外輪11の内径面に向けて立ち上がり、シールリップ15aとの間にラビリンス隙間を構成している。
なお、シール板15の内面には突出する合成ゴムなどのみからなる弾性を有するサブリップ15bが形成され、このサブリップ15bはフランジ部16bの先端に隙間を残して対向し、このサブリップ15bとフランジ部16bの先端との間がラビリンス隙間の入口を構成している。
また、フランジ部16bは、スリーブ部16aの軸方向の内端部、すなわちシールリップ15aよりも軸方向の内側から外輪11の内径面に向けて立ち上がり、シールリップ15aとの間にラビリンス隙間を構成している。
なお、シール板15の内面には突出する合成ゴムなどのみからなる弾性を有するサブリップ15bが形成され、このサブリップ15bはフランジ部16bの先端に隙間を残して対向し、このサブリップ15bとフランジ部16bの先端との間がラビリンス隙間の入口を構成している。
第1実施形態の深溝玉軸受10の構成は以上のようであり、シール板15とリップ受け部材16との間にラビリンス隙間を構成することで、外部からの異物の侵入を抑制している。
また、フランジ部16bの内面に付着した潤滑剤は、回転する内輪12から負荷される遠心力によって外輪11側に飛ばされ、ラビリンス隙間の入口を越えてシール板15の内面を伝い、外輪11の内径面を経て玉13側に返戻される。
したがって、潤滑剤の外部への漏洩も防止されている。
とくに、サブリップ15bによってラビリンス隙間の入口が狭められているため、内輪12の遠心力によって飛ばされた潤滑剤が、誤ってラビリンス隙間に入り込むことが抑制され、潤滑剤の漏洩防止に万全が期されている。
金属等を一体成型してなる簡単な構造のリップ受け部材16を設けるだけで、コストがかかることなく上記の効果が得られる。
また、フランジ部16bの内面に付着した潤滑剤は、回転する内輪12から負荷される遠心力によって外輪11側に飛ばされ、ラビリンス隙間の入口を越えてシール板15の内面を伝い、外輪11の内径面を経て玉13側に返戻される。
したがって、潤滑剤の外部への漏洩も防止されている。
とくに、サブリップ15bによってラビリンス隙間の入口が狭められているため、内輪12の遠心力によって飛ばされた潤滑剤が、誤ってラビリンス隙間に入り込むことが抑制され、潤滑剤の漏洩防止に万全が期されている。
金属等を一体成型してなる簡単な構造のリップ受け部材16を設けるだけで、コストがかかることなく上記の効果が得られる。
ちなみに、リップ受け部材16のフランジ部16bは、シールリップ15aよりも軸方向の内側にあるため、深溝玉軸受10の端面からはみ出ることはない。
したがって、リップ受け部材16を固定しても深溝玉軸受10の軸方向のサイズは変わらず、この発明を適用しても軸受および軸受を組み込む装置が大型化することはない。
また、フランジ部16bの肉厚は、シールリップ15aの肉厚よりも小さいため、シールリップ15aよりも軸方向の内側にあっても、玉13等に過度に接近することはなく、熱等の影響を受けにくくなっている。
したがって、リップ受け部材16を固定しても深溝玉軸受10の軸方向のサイズは変わらず、この発明を適用しても軸受および軸受を組み込む装置が大型化することはない。
また、フランジ部16bの肉厚は、シールリップ15aの肉厚よりも小さいため、シールリップ15aよりも軸方向の内側にあっても、玉13等に過度に接近することはなく、熱等の影響を受けにくくなっている。
図2に示す第2実施形態の深溝玉軸受10では、内輪12の外径面の軸方向の両端部であって転送面12aの傍らに嵌合溝17が形成され、この嵌合溝17にリップ受け部材16のスリーブ部16aがはめ込まれて固定されている点が第1実施形態と異なる。
嵌合溝17の深さはスリーブ部16aの肉厚とほぼ等しいため、スリーブ部16aは嵌合溝17にはめ込まれた状態で、内輪12の外径面とほぼ面一となっている。
その他の構成については、第1実施形態と同様である。
嵌合溝17の深さはスリーブ部16aの肉厚とほぼ等しいため、スリーブ部16aは嵌合溝17にはめ込まれた状態で、内輪12の外径面とほぼ面一となっている。
その他の構成については、第1実施形態と同様である。
このように嵌合溝17があることによって、軸受組立時にリップ受け部材16の位置決めが容易となり、また嵌合溝17がない場合と比べて深溝玉軸受10全体の軽量化が図られる。
さらにスリーブ部16aと内輪12外径面との間にほとんど段差がないため、軸受内部で発生した熱を外部に放散する際に、スリーブ部16aが放散の障害となることがないなどの利点がある。
さらにスリーブ部16aと内輪12外径面との間にほとんど段差がないため、軸受内部で発生した熱を外部に放散する際に、スリーブ部16aが放散の障害となることがないなどの利点がある。
図3に示す第3実施形態の深溝玉軸受10では、軸方向の一端部のみが外輪11に固定されたシール板15、内輪12に固定されたリップ受け部材16でシールされており、軸方向の他端部は開放されている。
その他の構成については、第1実施形態と同様である。
その他の構成については、第1実施形態と同様である。
たとえば、この深溝玉軸受10がハウジングの軸孔に取り付けられる場合に、軸受10の軸方向の一方端部はハウジング外に露出して異物が侵入しやすいが、他方端部はハウジング内にあって異物が侵入しにくいならば、ハウジング外に露出した端部にのみシール板15、リップ受け部材16があれば、防塵性については十分である。
このように、片側端部のシール板15、リップ受け部材16を省略すると、両側端部に設ける場合に比べて、軸受10の製造コストを抑えることができる。
このように、片側端部のシール板15、リップ受け部材16を省略すると、両側端部に設ける場合に比べて、軸受10の製造コストを抑えることができる。
図4に示す第4実施形態の深溝玉軸受10では、シール板15のシールリップ15aの先端部が、リップ受け部材16のスリーブ部16aに接触している点が第1実施形態と異なり、その他の構成については同様である。
深溝玉軸受10が特に高速で回転せず、内部の熱を放散する必要性に乏しいときは、このようにシールリップ15aとスリーブ部16aを接触させて端面を密封すると、より良好な潤滑剤の漏洩防止および異物の侵入防止が図られる。
図5に示す第5実施形態の深溝玉軸受10では、シール板15が回転側の内輪12に固定され、リップ受け部材16が固定側の外輪11に固定されている点が第1実施形態と異なり、その他の構成についてはほぼ同様である。
くわしくは、内輪12の外径面の軸方向の両端部であって転送面12aの傍らには、内輪シール溝12bが形成され、このシール溝12bに第1実施形態と同様のシール板15の基部が固定されている。
一方、外輪11の外径面の軸方向の両端部であって転送面11aの傍らには、第1実施形態と同様のリップ受け部材16が固定されている。
フランジ部16bは、スリーブ部16aの軸方向の内端部、すなわちシールリップ15aよりも軸方向の内側から内輪12の内径面に向けて立ち上がり、シールリップ15aとの間にラビリンス隙間を構成している。
シール板15の内面のサブリップ15bとフランジ部16bの先端との間が、ラビリンス隙間の入口を構成している。
一方、外輪11の外径面の軸方向の両端部であって転送面11aの傍らには、第1実施形態と同様のリップ受け部材16が固定されている。
フランジ部16bは、スリーブ部16aの軸方向の内端部、すなわちシールリップ15aよりも軸方向の内側から内輪12の内径面に向けて立ち上がり、シールリップ15aとの間にラビリンス隙間を構成している。
シール板15の内面のサブリップ15bとフランジ部16bの先端との間が、ラビリンス隙間の入口を構成している。
フランジ部16bの内面に付着した潤滑剤は、シール板15に戻されないようにフランジ部16bの内側で保持される。したがって、潤滑剤の外部への漏洩も防止されている。
図6に示す第6実施形態の深溝玉軸受10では、外輪11の内径面の軸方向の両端部であって転送面11aの傍らに嵌合溝17が形成され、この嵌合溝17にリップ受け部材16のスリーブ部16aがはめ込まれて固定されている点が第5実施形態と異なる。
第2実施形態と同様に軽量化が図られ、また外輪11の内径面とスリーブ部16aとがほぼ面一となって、軸受の熱放散がスムーズになる。
第2実施形態と同様に軽量化が図られ、また外輪11の内径面とスリーブ部16aとがほぼ面一となって、軸受の熱放散がスムーズになる。
図7に示す第7実施形態の深溝玉軸受では、軸方向の一端部のみが内輪12に固定されたシール板15、外輪11に固定されたリップ受け部材16でシールされており、軸方向の他端部は開放されている。
その他の構成については、第5実施形態と同様であり、第3実施形態と同様に低コスト化が図られる。
その他の構成については、第5実施形態と同様であり、第3実施形態と同様に低コスト化が図られる。
図8に示す第8実施形態の深溝玉軸受10では、シール板15のシールリップ15aの先端部が、リップ受け部材16のスリーブ部16aに接触している点が第5実施形態と異なり、その他の構成については同様である。
第4実施形態と同様に、一層の潤滑剤の漏洩防止、異物の侵入防止が図られる。
第4実施形態と同様に、一層の潤滑剤の漏洩防止、異物の侵入防止が図られる。
図9に示す実施形態のスラスト玉軸受20は、対向面にそれぞれ転送面21a、22aが形成された一対の軌道盤21、22と、この転送面21a、22a間に転動可能に配置された複数の玉23と、隣接する玉23間に所定間隔を保持するための公知の保持器24と、を備え、潤滑剤が封入されている。
図中上側の軌道盤21(たとえば機器のハウジングに固定されるハウジング軌道盤)の対向面の径方向の両端部であって転送面21aの傍らには、シール溝21bが形成されている。
このシール溝21bに円環状のシール板25の基部が固定されており、シール板25は図中下側の軌道盤22(たとえば機器の回転軸に固定される軸軌道盤)の対向面に向けて延出し、先端部がシールリップ25aを構成している。
このシール溝21bに円環状のシール板25の基部が固定されており、シール板25は図中下側の軌道盤22(たとえば機器の回転軸に固定される軸軌道盤)の対向面に向けて延出し、先端部がシールリップ25aを構成している。
一方、図中下側の軌道盤22の対向面の径方向の両端部であって転送面22aの傍らには、軌道盤22の全周にわたってリップ受け部材26が固定されている。
このリップ受け部材は、シールリップ25aに対向する環状部26aと、環状部26aのシールリップ25aよりも径方向の内側から立ち上がるフランジ部26bと、を有する断面L字型の部材である。
サブリップ25b、フランジ部26bとシールリップ25aの肉厚の関係等、その他の構成については上記各実施形態と同様であり、軌道盤22には環状部26aをはめ込む環状の嵌合溝27が形成されている。
このリップ受け部材は、シールリップ25aに対向する環状部26aと、環状部26aのシールリップ25aよりも径方向の内側から立ち上がるフランジ部26bと、を有する断面L字型の部材である。
サブリップ25b、フランジ部26bとシールリップ25aの肉厚の関係等、その他の構成については上記各実施形態と同様であり、軌道盤22には環状部26aをはめ込む環状の嵌合溝27が形成されている。
実施形態のスラスト玉軸受20の構成は以上のようであり、上記各実施形態と同様に、シール板25とリップ受け部材26との間にラビリンス隙間を構成することで、潤滑剤の外部への漏洩および外部からの異物の侵入が防止されている。
また、リップ受け部材26のフランジ部26bは、シールリップ25aよりも径方向の内側にあるため、スラスト玉軸受20の端面からはみ出ることはなく、それゆえ軸受が大型化することがない。
また、リップ受け部材26のフランジ部26bは、シールリップ25aよりも径方向の内側にあるため、スラスト玉軸受20の端面からはみ出ることはなく、それゆえ軸受が大型化することがない。
上記各実施形態では、リップ受け部材16、26を断面L字型の構成としたが、これに限定されることなく、要はフランジ部16b、26bがシール板15、25のシールリップ15a、25aよりも軸方向(スラスト軸受では径方向)の内側にあればよい。
すなわち、スリーブ部16aの軸方向の内端、環状部26aの径方向の内端がフランジ部16b、26bよりも内側にある断面倒立T字型の構成を採用してもよい。
嵌合溝17、27についても、その深さ等は実施形態に限定されることはない。
すなわち、スリーブ部16aの軸方向の内端、環状部26aの径方向の内端がフランジ部16b、26bよりも内側にある断面倒立T字型の構成を採用してもよい。
嵌合溝17、27についても、その深さ等は実施形態に限定されることはない。
また上記各実施形態では、転がり軸受として深溝玉軸受10を、スラスト転がり軸受としてスラスト玉軸受20を例示し、その転動体として玉13、23を例示したが、この発明は、これに限定されることはなく、たとえばころ軸受、スラストころ軸受についても適用可能である。
そして、上記各実施形態では、転動体としての球が単列の軸受を例示したが、転動体は複列でも良いことは無論である。
さらにシール板15、25の構造も上記各実施形態に限定されず、公知のシール板を用いることができる。
そして、上記各実施形態では、転動体としての球が単列の軸受を例示したが、転動体は複列でも良いことは無論である。
さらにシール板15、25の構造も上記各実施形態に限定されず、公知のシール板を用いることができる。
10 実施形態の深溝玉軸受
11 外輪
11a 転送面
11b シール溝
12 内輪
12a 転送面
12b シール溝
13 玉
14 保持器
15 シール板
15a シールリップ
15b サブリップ
16 リップ受け部材
16a スリーブ部
16b フランジ部
17 嵌合溝
20 実施形態のスラスト玉軸受
21、22 軌道盤
21a、22a 転送面
21b シール溝
23 玉
24 保持器
25 シール板
25a シールリップ
25b サブリップ
26 リップ受け部材
26a 環状部
26b フランジ部
11 外輪
11a 転送面
11b シール溝
12 内輪
12a 転送面
12b シール溝
13 玉
14 保持器
15 シール板
15a シールリップ
15b サブリップ
16 リップ受け部材
16a スリーブ部
16b フランジ部
17 嵌合溝
20 実施形態のスラスト玉軸受
21、22 軌道盤
21a、22a 転送面
21b シール溝
23 玉
24 保持器
25 シール板
25a シールリップ
25b サブリップ
26 リップ受け部材
26a 環状部
26b フランジ部
Claims (11)
- 外径面に転送面12aが形成された内輪12と、
この内輪12と同心上に配置され、その内径面に転送面11aが形成された外輪11と、
前記内輪12と外輪11の対向する転送面11a、12aの間に転動可能に配置された複数の転動体13とを備え、
シール板15が、前記外輪11の内径面の軸方向端部または前記内輪12の外径面の軸方向端部に固定され、前記固定側に対向する前記外輪11または前記内輪12の軸方向端部に向けて延出し、前記延出側の先端部にシールリップ15aを有する転がり軸受において、
前記シールリップ15aに対向する前記外輪11の内径面または前記内輪12の外径面の軸方向端部に固定されるリップ受け部材16を備え、
前記リップ受け部材16が、
前記外輪11の内径面の軸方向端部に内嵌または前記内輪12外径面の軸方向端部に外嵌され、前記シールリップ15aの先端に対向するスリーブ部16aと、
このスリーブ部16aの前記シールリップ15aよりも軸方向の内側から前記外輪11の内径面または前記内輪12の外径面に向けて立ち上がるフランジ部16bとを有することを特徴とする転がり軸受。 - 前記リップ受け部材16が固定される前記外輪11内径面または前記内輪12外径面の軸方向端部が、前記スリーブ部16aがはめ込まれる嵌合溝17をさらに有する請求項1に記載の転がり軸受。
- 前記シール板15が、その内面から突出して前記リップ受け部材16のフランジ部16bの先端に対向するサブリップ15bをさらに有する請求項1または2のいずれかに記載の転がり軸受。
- 前記リップ受け部材16が断面L字型である請求項1から3のいずれかに記載の転がり軸受。
- 前記断面L字型のリップ受け部材16が、金属材料により一体成型された請求項4に記載の転がり軸受。
- 前記断面L字型のリップ受け部材16が、合成樹脂材料により一体成型された請求項4に記載の転がり軸受。
- 前記リップ受け部材16のスリーブ部16bの軸方向の厚みが、前記シール板15のシールリップ15aの軸方向の厚みよりも小さい請求項1から6のいずれかに記載の転がり軸受。
- 前記シール板15のシールリップ15aが、前記リップ受け部材16に接触する請求項1から7のいずれかに記載の転がり軸受。
- 前記シール部材15のシールリップ15aが、前記リップ受け部材16との間にラビリンス隙間を構成する請求項1から8のいずれかに記載の転がり軸受。
- 対向面にそれぞれ転送面21a、22aが形成された一対の軌道盤21、22と、
前記転送面21a、22a間を転動可能に配置された複数の転動体23とを備え、
シール板25が、一方軌道盤21の対向面の径方向端部に固定され、他方軌道盤22の対向面の径方向端部に向けて延出し、その他方軌道盤側先端部にシールリップ25aを有するスラスト転がり軸受において、
前記他方軌道盤22の対向面の径方向端部に取り付けられるリップ受け部材26を備え、
前記リップ受け部材26が、
前記他方軌道盤22の対向面の径方向端部全周に固定され、前記シールリップ25aの先端に対向する環状部26aと、
この環状部26aの前記シールリップ25aよりも径方向の内側から前記一方軌道盤21の対向面に向けて立ち上がるフランジ部26bとを有することを特徴とするスラスト転がり軸受。 - 前記リップ受け部材26が固定される前記他方軌道盤22の対向面の径方向端部が、前記フランジ部26aがはめ込まれる嵌合溝27をさらに有する請求項10に記載のスラスト転がり軸受。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008207900A JP2010043693A (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 転がり軸受 |
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JP2008207900A JP2010043693A (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 転がり軸受 |
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JP2008207900A Pending JP2010043693A (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 転がり軸受 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013160015A1 (de) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Vormontiert einpressbare wälzlagereinheit |
WO2014094755A1 (de) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Lager |
WO2023225880A1 (zh) * | 2022-05-25 | 2023-11-30 | 进发轴承有限公司 | 一种密封性好的深沟球轴承 |
-
2008
- 2008-08-12 JP JP2008207900A patent/JP2010043693A/ja active Pending
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WO2014094755A1 (de) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Lager |
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