JP4049927B2 - レベラー用バックアップロール - Google Patents

レベラー用バックアップロール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄鋼材製造設備のレベラーに用いられるレベラー用バックアップロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のバックアップロールは、図7に一例を示すように、ロール軸51の回りに嵌めた円筒形のロール部材52を、両者の間に介在させた軸受53,54で回転自在に支持している。軸受54の外側には、ロール軸51とロール部材52の間にシール58を介在させ、洗浄液の使用等に対してロール部材52内の密封を図っている。シール58には接触式のラジアルシールが用いられる。
軸受には、鍔付きのころ軸受のみを用いたものもあるが、図7の例では、ラジアル荷重の支持用の軸受53として保持器付き針状ころを用い、両端のアキシアル荷重支持用の軸受54として、シール付きの深溝玉軸受等の玉軸受を用いている。
このような組み合わせ構造とする場合に、アキシアル荷重の支持用に設置される軸受54は、外輪回転であり、かつラジアル荷重を受けずにアキシアル荷重のみを受けるように、内径を緩み嵌めとされる。そのため、ロール部材52とロール軸51との軸方向の相対的な動き量が出る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の図7の形式のバックアップロールでは、ロール軸51を固定としたときのロール部材52の軸方向の動き量は、例えばコンマ数ミリから数ミリのレベルで存在する。このように動いても、シール58がラジアルシールのため、締め代に変化はなく、シール性に問題はない。
しかし、低トルク性、シール性の面から、アキシアルシールを用いることが好ましい場合がある。このようにアキシアルシールを用いた場合、上記のロール部材52の動き量は、直接にシール58の締め代に影響し、いずれか一方に押し付けられたときに、締め代が無くなる恐れがあり、シール性能上、好ましくない。
【0004】
この発明の目的は、アキシアルシールを用いながら、ロール部材の軸方向の動きに対してシール性能を確保できるレベラー用バックアップロールを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明のレベラー用バックアップロールは、ロール軸が貫通したロール部材を、両端近傍で、アキシアル荷重の支持可能なラジアル式の軸受を介して前記ロール軸に設置し、前記ロール軸とロール部材との間に、前記軸受よりも端部側に位置して弾性シールを設け、この弾性シールは、前記ロール軸およびロール部材のいずれか一方に取付け、前記ロール軸およびロール部材の他方に、前記弾性シールが接触するリング部材を取付けた鉄鋼設備のレベラー用バックアップロールにおいて、前記弾性シールをアキシアルシールとしたものを基本構成とする。各請求項の発明は、この基本構成に加えて、各々次の構成としたものである。
【0006】
請求項1の発明は、前記軸受のうち、一方の軸受の内輪とこの内輪位置を規制する固定部材との軸方向隙間を前記アキシアルシールの締め代よりも小さくしたことを特徴とする。
この構成の場合、軸受の内輪がロール軸に対して緩み嵌めされていると、前記固定部材による内輪位置の規制範囲内で、ロール部材がロール軸に対して軸方向に動きを生じることがある。しかし、上記のように内輪と固定部材間の軸方向隙間がアキシアルシールの締め代よりも小さく設定されていることで、ロール部材の最大の移動に対しても、アキシアルシールの締め代が無くなることがなく、シール機能が維持される。
【0007】
請求項2の発明は、前記ロール軸は、段付き軸に形成され、中央の一般径部の軸方向端部側に、段差となる肩部を介して前記一般径部よりも小径の軸受嵌合面が続き、この軸受嵌合面から、さらに段差を介して前記軸受嵌合面よりも小径のカバー嵌合面が続き、このカバー嵌合面に嵌合して固定されるカバー部材を設け、前記弾性シールを前記カバー部材または前記リング部材のいずれかに摺接するアキシアルシールとすると共に、前記ロール軸の肩部と、カバー部材の端面とで、前記軸受の内輪を挟み込み、前記軸受が嵌合するロール軸の軸受嵌合面の幅寸法を前記軸受の内輪の幅寸法よりも小さくしたことを特徴とする。
このように、ロール軸の肩部とカバー部材の端面とで、前記軸受の内輪を挟み込み、ロール軸の内輪嵌合面の幅寸法を内輪の幅寸法よりも小さくすることで、内輪がロール軸に対して緩み嵌めとなっていても、内輪をロール軸に対して軸方向に固定状態とすることができる。そのため、ロール部材のロール軸に対する軸方向の移動範囲は、軸受の内外輪間で生じる微小な移動範囲内で収まり、ロール部材の軸方向の動きが生じても、アキシアルシールの締め代が維持され、シール機能が維持される。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記軸受のうち、一方の軸受の内輪を前記ロール軸の肩部と記カバー部材の端面とで挟み込んだものである。
このように、内輪を挟持することで、内輪がロール軸に対して緩み嵌めとなっていても、内輪がロール軸に対して軸方向に固定状態となる。そのため、ロール部材のロール軸に対する軸方向の移動範囲は、軸受の内外輪間で生じる微小な移動範囲内で収まる。したがって、ロール部材の軸方向の動きが生じても、アキシアルシールの締め代が維持され、シール機能が維持される。
【0009】
この発明において、前記軸受は密封型玉軸受であっても良い。玉軸受は、ラジアル軸受であっても、アキシアル荷重を受ける軸受として使用できる。また、軸受自体を密封型のものとしたため、万一、上記シールのシール漏れが生じたとしても、軸受自体の密封性により、軸受内部まで洗浄液等が浸入することが防止される。
【0010】
この発明において、前記軸受が嵌合するロール軸の外径面に環状溝を形成し、この溝内に設けた弾性リングを介して、前記軸受とロール軸とを嵌合させても良い。
このように、弾性リングを介在させることで、万一、上記シールから洗浄液等が浸入しても、軸受を通過してロール部材とロール軸間に内部まで浸入することが防止される。そのため、上記軸受の内部に軸受等の部品がある場合にも、その内部の部品を洗浄液等から保護することができる。
【0011】
この発明において、前記軸受の他に、保持器付き針状ころを前記ロール部材とロール軸の間に介在させても良い。
このように、保持器付き針状ころとアキシアル荷重の支持用の軸受とを組み合わせることで、アキシアル,ラジルアル両方向の支持が、コンパクトな構成で可能となる。このような組み合わせ構造とする場合に、アキシアル荷重の支持用に設置される軸受、例えば玉軸受は、外輪回転であり、かつラジアル荷重を受けずにアキシアル荷重のみを受けるように、内径が緩み嵌めとされる。そのため、このままではロール部材とロール軸との動き量が出る。この動きを押えるために、内外の両輪を締まり嵌めとすることはできず、固定側の部材である内輪が緩み嵌めとされる。このようなロール部材の軸方向の動きに対して、この発明の上記各構成の内輪規制の構成を採用することで、アキシアルシールの確実なシール性を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図1および図2と共に説明する。このバックアップロールは鉄鋼材製造設備のレベラーに用いられるものである。このバックアップロールAは、ロール軸1の回りに嵌めた円筒形のロール部材2を、両端近傍の軸受4,4およびその中央側の軸受3,3により回転自在に支持したものである。これら軸受3,4よりも外側、つまりロール端部側に、ロール軸1とロール部材2の間を密封するシール手段5が設けられている。このシール手段5を構成する弾性シールとして、アキシアルシール8が設けられている。前記軸受3,4のうち、ロール中央側の軸受3は保持器付き針状ころ等のころ軸受であり、ラジアル荷重の支持用に設けられている。端部側の軸受4は、アキシアル荷重の支持用に設けた軸受であって、ラアジル式の軸受うち、アキシアル荷重の支持可能なものを用い、かつアキシアル荷重のみが作用するように設置してある。この端部側の軸受4には、密封型玉軸受を用い、具体的には、後述のようにシール付きの深溝玉軸受を用いている。
【0013】
ロール軸1は段付き軸に形成されていて、中央の一般径部1aの両側に、段差となる肩部1eを介して若干小径の軸受嵌合面1bが続き、この軸受嵌合面1bから、さらに段差となる肩部1fを介してカバー嵌合面1cが続き、さらに軸端部1dが続いている。
ロール部材2の内径面は、一般径部2aよりも小径となる小径部2bが軸方向の中央に形成され、両端に大径部2cが形成されている。
軸受3,4のうち、中央側の軸受3はロール軸1の一般径部1aに配置され、ロール部材2の小径部2bの肩面と、ロール部材2の内径面に取付けられた止め環9とで、軸方向に位置規制されている。止め環9と軸受3の間にはワッシャ29が介在させてある。
【0014】
図2に拡大して示すように、端部側の軸受4は、各々軌道輪である内輪11と外輪12の間に、保持器13に保持された転動体14を介在させ、内外輪11,12間を密封するシール15を両側に設けたシール付きの深溝玉軸受からなる。軸受4の内輪11は、ロール軸1の軸受嵌合面1bに緩み嵌め状態に嵌合し、シール手段5を構成するリング状のカバー部材16とロール軸1の肩部1eの間で軸方向に位置規制されている。ロール軸1の両側の軸受嵌合面1bのうち、片方の軸受嵌合面1bは、図2に示すように、幅寸法Waが軸受内輪11の幅寸法Wbよりも若干小さくしてあり、内輪11は、カバー部材16の端面とロール軸1の肩部1eとの間で挟持されている。他の片方の軸受嵌合面1bの幅寸法は、内輪11の幅寸法以上とされている。この幅寸法の互いに違う両側の軸受嵌合面1bの区別が付くように、片方の軸受嵌合面1bに付近で、ロール軸1に区別用の目印19が施してある。なお、このレベラー用バックアップロールは、上記の軸受嵌合面1bの幅寸法が左右で異なる他は、左右対称に形成されている。
【0015】
カバー部材16は、ロール軸1のカバー嵌合面1cに嵌合し、ロール軸1の止め環溝に嵌合した止め環17により止め付けられている。カバー部材16は、請求項1で言う「固定部材」となる。
ロール軸1の軸受嵌合面1cおよびカバー嵌合面1dには、環状溝21,22が形成され、内輪11およびカバー部材16に接するOリング等の弾性リング23,24が設けられている。
【0016】
軸受4の外輪12は、ロール部材2の内径面に締まり嵌め状態に嵌合して取付けられている。ロール部材2に取付けられた前記止め環9は、その外側の幅面がロール軸1の肩部1eと略同じ軸方向位置となるように取付けられ、外輪12は止め環9に幅面が接するように配置されている。ロール部材2の内径面の大径部2cと一般部2a間の段差面となる肩部2dは、上記のように配置される軸受外輪12の幅面と略同一平面に位置するように形成されている。
【0017】
シール手段5は、ロール軸1に嵌合した上記のカバー部材16と、ロール部材2の内径面に嵌合したシール用のリング部材18と、上記のアキシアルシール8とで構成される。
カバー部材16は、円筒状部16aと、そのロール軸端側の端部外周から立ち上がるフランジ部16bとで断面L字状に形成されている。フランジ部16bの先端は、環状溝を介して複数枚に分かれており、ロール部材2の内径面に近接してラビリンスシール25を構成している。また、フランジ部16bの全周のうちの最下部には、ドレン用の切欠16ba(図1)が設けられている。
リング部材18は、ロール部材2の内径面に嵌合する円筒状部18aと、この円筒面部18aの一端から延びてロール部材2の肩部2dに接するフランジ部18bとで断面逆L字状に形成され、フランジ部18bは軸受外輪12の幅面にも接している。リング部材18の外径面には環状溝が形成され、ロール部材2の内径面に密接するシール用の弾性リング28が設けられている。
【0018】
アキシアルシール8は、ゴムまたは合成樹脂等の弾性体からなり、カバー部材16の円筒状部16aの外径面に嵌合するシール本体8aと、このシール本体8aの幅面の内径側端から斜め外径側に延びてリング部材18のフランジ部18bの幅面に摺接するリップ部8bとで構成される。シール本体8aは、カバー部材16のフランジ部16bの幅面に接して配置される。アキシアルシール8は、このように設置した状態で、リップ部8bのリング部材18に対して、所定の締め代(図3の鎖線で示すように自然状態にあるリップ部8bの先端位置とリング部材側面との距離)dが生じるように設計されている。
【0019】
上記構成の作用を説明する。両端の軸受4は、外輪回転でかつラジアル荷重を受けずにアキシアル荷重のみを受けるように、内輪11を緩み嵌めとしてある。そのため、このままではロール部材2とロール軸1とに軸方向の動き量が出る。しかし、動き量を抑えるために、軸受4の内外両輪11,12を共に締まり嵌めとすることはできない。そこで、この実施形態では、軸受4が組み込まれるロール軸1の軸受嵌合面1bの幅寸法Waを、片側のみ、軸受内輪12の幅寸法Wbよりも小さくしてある。こうすることで、ロール軸1の肩部1eとカバー部材16とで内輪11が挟み込まれた状態となり、ロール部材2とロール軸1との軸方向の相対動き量は、軸受4のアキシアル隙間分(内外輪11,12と転動体13との接触部で生じる内外輪11,12の軸方向の動き可能範囲)に抑えることができる。このアキシアル隙間は、通常は小さな範囲であり、アキシアルシール8の締め代dへの影響を小さくすることができる。したがって、ロール部材2とロール軸1との軸方向の動きが生じても、シール性能を維持することができる。
アキシアルシール8は、ラジアル形式の弾性シールに比べて、一般に抵抗となるトルク、特に起動時のトルクを小さくすることができる。
【0020】
また、カバー部材16は、そのフランジ部16bでロール部材2の内径面との間にラビリンスシール25を構成しているため、これによってもシール性能が高められる。さらに、万一、アキシアルシール8で漏れが生じたとしても、軸受4を密封式のものとしてあるため、軸受4内へ洗浄液が浸入することや、軸受4を介して中央側の軸受3まで洗浄液が浸入ことが防止され、また軸受4のグリース漏れも防止される。
軸受4の内輪11は、ロール軸1に対して緩み嵌めとしてあるが、その内径面とロール軸1との間に弾性リング23が介在させてあるため、この内輪4の嵌合面から洗浄液等が内部の軸受3に浸入することが防止されると共に、内部の軸受3のグリース漏れが防止される。
【0021】
なお、前記実施形態では、ロール軸1の片方の軸受嵌合面1bの幅寸法Waを内輪11の幅寸法Wbより狭め、内輪11を挟持するようにしたが、両側とも、例えば図4に示すように、軸受嵌合面1bの幅寸法Waを内輪11の幅寸法Wbと同等以上としても良い。ただし、内輪11と、内輪位置を規制する固定部材であるカバー部材16との軸方向隙間δを、アキシアルシール8の締め代d(図3)よりも小さくする。
これにより、ロール部材2の最大の移動に対しても、アキシアルシール8の締め代dが無くなることがなく、シール機能が維持される。図4の例のバックアップロールは、特に説明した構成の他は、図1の例と同じ構成である。
また、前記各実施形態ではアキシアルシール8をロール軸1側に取付けたが、例えば図6に示すように、アキシアルシール8はロール部材2側に取付けても良い。同図の例では、アキシアルシール8はリング部材18に取付け、リップ部8bが、締め代を持ってカバー部材16に摺接するように設けられている。この場合、カバー部材16が、特許請求の範囲で言う「リング部材」になる。同図のアキシアルシール8は、直接にロール軸2に取付けても良い。同図の例のその他の構成は、図1の例と同じである。
【0022】
図5は、この実施形態のバックアップロールAを用いたレベラーの一例を示す。このレベラーは、材料Wの送り方向に若干ずれて位置する一対のワークロ ール31,31間に、薄板の鋼板(例えば、板厚が3mmまでの鋼板)等からなる材料Wを通すことより材料Wを凹凸のない平坦な形状に均すものである。各ワークロール31,31は、各々2本の中間ロール32により加圧力が支持され、中間ロール32はさらに数本(図示の例では3本)のバックアップロール33により加圧力が支持される。これらのバックアップロール33に、図1の実施形態におけるバックアップロールAが用いられる。
【0023】
【発明の効果】
この発明のレベラー用バックアップロールは、アキシアルシールを用いながら、ロール部材の軸方向の動きに対してシール性能を確保できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るレベラー用バックアップロールの断面図である。
【図2】その部分拡大断面図である。
【図3】そのアキシアルシールの締め代を示す説明図である。
【図4】この発明の他の実施形態に係るレベラー用バックアップロールの部分断面図である。
【図5】同レベラー用バックアップロールを用いたレベラーの一例を示す概略側面図である。
【図6】この発明のさらに他の実施形態に係るレベラー用バックアップロールの部分断面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…ロール軸
1b…軸受嵌合面
1e…肩部
2…ロール部材
3…ラジアル荷重用の軸受
4…両端の軸受
5…シール手段
8…アキシアルシール(弾性シール)
11…内輪
16…カバー部材(固定部材)
18…リング部材
d…締め代
Wa…嵌合面の幅寸法
Wb…内輪の幅寸法
δ…軸方向隙間

Claims (6)

  1. ロール軸が貫通したロール部材を、両端近傍で、アキシアル荷重の支持可能なラジアル式の軸受を介して前記ロール軸に設置し、前記ロール軸とロール部材との間に、前記軸受よりも端部側に位置して弾性シールを設け、この弾性シールは、前記ロール軸およびロール部材のいずれか一方に取付け、前記ロール軸およびロール部材の他方に、前記弾性シールが接触するリング部材を取付けた鉄鋼設備のレベラー用バックアップロールにおいて、前記弾性シールをアキシアルシールとすると共に、前記軸受のうち、一方の軸受の内輪とこの内輪位置を規制する固定部材との軸方向隙間を、前記アキシアルシールの締め代よりも小さくしたことを特徴とするレベラー用バックアップロール。
  2. ロール軸が貫通したロール部材を、両端近傍で、アキシアル荷重の支持可能なラジアル式の軸受を介して前記ロール軸に設置し、前記ロール軸とロール部材との間に、前記軸受よりも端部側に位置して弾性シールを設け、この弾性シールは、前記ロール軸およびロール部材のいずれか一方に取付け、前記ロール軸およびロール部材の他方に、前記弾性シールが接触するリング部材を取付けた鉄鋼設備のレベラー用バックアップロールにおいて、
    前記ロール軸は、段付き軸に形成され、中央の一般径部の軸方向端部側に、段差となる肩部を介して前記一般径部よりも小径の軸受嵌合面が続き、この軸受嵌合面から、さらに段差を介して前記軸受嵌合面よりも小径のカバー嵌合面が続き、このカバー嵌合面に嵌合して固定されるカバー部材を設け、前記弾性シールを前記カバー部材または前記リング部材のいずれかに摺接するアキシアルシールとすると共に、前記ロール軸の肩部と、カバー部材の端面とで、前記軸受の内輪を挟み込み、前記軸受が嵌合するロール軸の軸受嵌合面の幅寸法を前記軸受の内輪の幅寸法よりも小さくしたことを特徴とするレベラー用バックアップロール。
  3. 記軸受のうち、一方の軸受の内輪を前記ロール軸の肩部と記カバー部材の端面とで挟み込んだことを特徴とする請求項2に記載のレベラー用バックアップロール。
  4. 前記軸受が密封型玉軸受であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレベラー用バックアップロール。
  5. 前記軸受が嵌合するロール軸の外径面に環状溝を形成し、この環状溝内に設けられた弾性リングを介して前記軸受とロール軸とを嵌合させた請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のレベラー用バックアップロール。
  6. 前記軸受の他に、保持器付き針状ころを前記ロール部材とロール軸の間に介在させた請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のレベラー用バックアップロール。
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