JP2000233212A - レベラー用バックアップロール - Google Patents

レベラー用バックアップロール

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JP2000233212A
JP2000233212A JP11030762A JP3076299A JP2000233212A JP 2000233212 A JP2000233212 A JP 2000233212A JP 11030762 A JP11030762 A JP 11030762A JP 3076299 A JP3076299 A JP 3076299A JP 2000233212 A JP2000233212 A JP 2000233212A
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bearing
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axial
seal
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Shinji Yoshino
真治 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アキシアルシールを用いながら、ロール部材
の軸方向の動きに対してシール性能を確保できるレベラ
ー用バックアップロールを提供する。 【解決手段】 ロール軸1にロール部材2を、中間のラ
ジアル荷重支持用の軸受3と、両端近傍のアキシアル荷
重支持用の玉軸受4とを介して支持する。玉軸受4は、
アキシアル荷重のみ負荷するように、内輪を緩み嵌めと
する。玉軸受3よりも端部側に弾性シールからなるアキ
シアルシール8を設ける。両側の軸受4,4のうち、一
方の軸受4は、ロール軸1の軸受嵌合面1bの幅寸法を
内輪幅よりも狭くし、ロール軸1の肩部1eとカバー部
材16の端面とで挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄鋼材製造設備
のレベラーに用いられるレベラー用バックアップロール
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバックアップロールは、図7に
一例を示すように、ロール軸51の回りに嵌めた円筒形
のロール部材52を、両者の間に介在させた軸受53,
54で回転自在に支持している。軸受54の外側には、
ロール軸51とロール部材52の間にシール58を介在
させ、洗浄液の使用等に対してロール部材52内の密封
を図っている。シール58には接触式のラジアルシール
が用いられる。軸受には、鍔付きのころ軸受のみを用い
たものもあるが、図7の例では、ラジアル荷重の支持用
の軸受53として保持器付き針状ころを用い、両端のア
キシアル荷重支持用の軸受54として、シール付きの深
溝玉軸受等の玉軸受を用いている。このような組み合わ
せ構造とする場合に、アキシアル荷重の支持用に設置さ
れる軸受54は、外輪回転であり、かつラジアル荷重を
受けずにアキシアル荷重のみを受けるように、内径を緩
み嵌めとされる。そのため、ロール部材52とロール軸
51との軸方向の相対的な動き量が出る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の図7の形式のバ
ックアップロールでは、ロール軸51を固定としたとき
のロール部材52の軸方向の動き量は、例えばコンマ数
ミリから数ミリのレベルで存在する。このように動いて
も、シール58がラジアルシールのため、締め代に変化
はなく、シール性に問題はない。しかし、低トルク性、
シール性の面から、アキシアルシールを用いることが好
ましい場合がある。このようにアキシアルシールを用い
た場合、上記のロール部材52の動き量は、直接にシー
ル58の締め代に影響し、いずれか一方に押し付けられ
たときに、締め代が無くなる恐れがあり、シール性能
上、好ましくない。
【0004】この発明の目的は、アキシアルシールを用
いながら、ロール部材の軸方向の動きに対してシール性
能を確保できるレベラー用バックアップロールを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のレベラー用バ
ックアップロールは、ロール軸が貫通したロール部材
を、両端近傍で、アキシアル荷重の支持可能なラジアル
式の軸受を介して前記ロール軸に設置し、前記ロール軸
とロール部材との間に、前記軸受よりも端部側に位置し
て弾性シールを設け、この弾性シールは、前記ロール軸
およびロール部材のいずれか一方に取付け、前記ロール
軸およびロール部材の他方に、前記弾性シールが接触す
るリング部材を取付けた鉄鋼設備のレベラー用バックア
ップロールにおいて、前記弾性シールをアキシアルシー
ルとしたものを基本構成とする。各請求項の発明は、こ
の基本構成に加えて、各々次の構成としたものである。
【0006】請求項1の発明は、前記軸受のうち、一方
の軸受の内輪とこの内輪位置を規制する固定部材との軸
方向隙間を前記アキシアルシールの締め代よりも小さく
したことを特徴とする。この構成の場合、軸受の内輪が
ロール軸に対して緩み嵌めされていると、前記固定部材
による内輪位置の規制範囲内で、ロール部材がロール軸
に対して軸方向に動きを生じることがある。しかし、上
記のように内輪と固定部材間の軸方向隙間がアキシアル
シールの締め代よりも小さく設定されていることで、ロ
ール部材の最大の移動に対しても、アキシアルシールの
締め代が無くなることがなく、シール機能が維持され
る。
【0007】請求項2の発明は、前記軸受が嵌合するロ
ール軸の嵌合面の幅寸法を前記軸受の内輪の幅寸法より
も小さくしたことを特徴とする。このように、ロール軸
の内輪嵌合面の幅寸法を内輪の幅寸法よりも小さくする
ことで、内輪がロール軸に対して緩み嵌めとなっていて
も、内輪をロール軸に対して軸方向に固定状態とするこ
とができる。そのため、ロール部材のロール軸に対する
軸方向の移動範囲は、軸受の内外輪間で生じる微小な移
動範囲内で収まり、ロール部材の軸方向の動きが生じて
も、アキシアルシールの締め代が維持され、シール機能
が維持される。
【0008】請求項3の発明は、前記軸受のうち、一方
の軸受の内輪を前記ロール軸の肩部と前記弾性シールを
設置したカバー部材の端面とで挟持したものである。こ
のように、内輪を挟持することで、内輪がロール軸に対
して緩み嵌めとなっていても、内輪がロール軸に対して
軸方向に固定状態となる。そのため、ロール部材のロー
ル軸に対する軸方向の移動範囲は、軸受の内外輪間で生
じる微小な移動範囲内で収まる。したがって、ロール部
材の軸方向の動きが生じても、アキシアルシールの締め
代が維持され、シール機能が維持される。
【0009】この発明において、前記軸受は密封型玉軸
受であっても良い。玉軸受は、ラジアル軸受であって
も、アキシアル荷重を受ける軸受として使用できる。ま
た、軸受自体を密封型のものとしたため、万一、上記シ
ールのシール漏れが生じたとしても、軸受自体の密封性
により、軸受内部まで洗浄液等が浸入することが防止さ
れる。
【0010】この発明において、前記軸受が嵌合するロ
ール軸の外径面に環状溝を形成し、この溝内に設けた弾
性リングを介して、前記軸受とロール軸とを嵌合させて
も良い。このように、弾性リングを介在させることで、
万一、上記シールから洗浄液等が浸入しても、軸受を通
過してロール部材とロール軸間に内部まで浸入すること
が防止される。そのため、上記軸受の内部に軸受等の部
品がある場合にも、その内部の部品を洗浄液等から保護
することができる。
【0011】この発明において、前記軸受の他に、保持
器付き針状ころを前記ロール部材とロール軸の間に介在
させても良い。このように、保持器付き針状ころとアキ
シアル荷重の支持用の軸受とを組み合わせることで、ア
キシアル,ラジルアル両方向の支持が、コンパクトな構
成で可能となる。このような組み合わせ構造とする場合
に、アキシアル荷重の支持用に設置される軸受、例えば
玉軸受は、外輪回転であり、かつラジアル荷重を受けず
にアキシアル荷重のみを受けるように、内径が緩み嵌め
とされる。そのため、このままではロール部材とロール
軸との動き量が出る。この動きを押えるために、内外の
両輪を締まり嵌めとすることはできず、固定側の部材で
ある内輪が緩み嵌めとされる。このようなロール部材の
軸方向の動きに対して、この発明の上記各構成の内輪規
制の構成を採用することで、アキシアルシールの確実な
シール性を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1およ
び図2と共に説明する。このバックアップロールは鉄鋼
材製造設備のレベラーに用いられるものである。このバ
ックアップロールAは、ロール軸1の回りに嵌めた円筒
形のロール部材2を、両端近傍の軸受4,4およびその
中央側の軸受3,3により回転自在に支持したものであ
る。これら軸受3,4よりも外側、つまりロール端部側
に、ロール軸1とロール部材2の間を密封するシール手
段5が設けられている。このシール手段5を構成する弾
性シールとして、アキシアルシール8が設けられてい
る。前記軸受3,4のうち、ロール中央側の軸受3は保
持器付き針状ころ等のころ軸受であり、ラジアル荷重の
支持用に設けられている。端部側の軸受4は、アキシア
ル荷重の支持用に設けた軸受であって、ラアジル式の軸
受うち、アキシアル荷重の支持可能なものを用い、かつ
アキシアル荷重のみが作用するように設置してある。こ
の端部側の軸受4には、密封型玉軸受を用い、具体的に
は、後述のようにシール付きの深溝玉軸受を用いてい
る。
【0013】ロール軸1は段付き軸に形成されていて、
中央の一般径部1aの両側に、段差となる肩部1eを介
して若干小径の軸受嵌合面1bが続き、この軸受嵌合面
1bから、さらに段差となる肩部1fを介してカバー嵌
合面1cが続き、さらに軸端部1dが続いている。ロー
ル部材2の内径面は、一般径部2aよりも小径となる小
径部2bが軸方向の中央に形成され、両端に大径部2c
が形成されている。軸受3,4のうち、中央側の軸受3
はロール軸1の一般径部1aに配置され、ロール部材2
の小径部2bの肩面と、ロール部材2の内径面に取付け
られた止め環9とで、軸方向に位置規制されている。止
め環9と軸受3の間にはワッシャ29が介在させてあ
る。
【0014】図2に拡大して示すように、端部側の軸受
4は、各々軌道輪である内輪11と外輪12の間に、保
持器13に保持された転動体14を介在させ、内外輪1
1,12間を密封するシール15を両側に設けたシール
付きの深溝玉軸受からなる。軸受4の内輪11は、ロー
ル軸1の軸受嵌合面1bに緩み嵌め状態に嵌合し、シー
ル手段5を構成するリング状のカバー部材16とロール
軸1の肩部1eの間で軸方向に位置規制されている。ロ
ール軸1の両側の軸受嵌合面1bのうち、片方の軸受嵌
合面1bは、図2に示すように、幅寸法Waが軸受内輪
11の幅寸法Wbよりも若干小さくしてあり、内輪11
は、カバー部材16の端面とロール軸1の肩部1eとの
間で挟持されている。他の片方の軸受嵌合面1bの幅寸
法は、内輪11の幅寸法以上とされている。この幅寸法
の互いに違う両側の軸受嵌合面1bの区別が付くよう
に、片方の軸受嵌合面1bに付近で、ロール軸1に区別
用の目印19が施してある。なお、このレベラー用バッ
クアップロールは、上記の軸受嵌合面1bの幅寸法が左
右で異なる他は、左右対称に形成されている。
【0015】カバー部材16は、ロール軸1のカバー嵌
合面1cに嵌合し、ロール軸1の止め環溝に嵌合した止
め環17により止め付けられている。カバー部材16
は、請求項1で言う「固定部材」となる。ロール軸1の
軸受嵌合面1cおよびカバー嵌合面1dには、環状溝2
1,22が形成され、内輪11およびカバー部材16に
接するOリング等の弾性リング23,24が設けられて
いる。
【0016】軸受4の外輪12は、ロール部材2の内径
面に締まり嵌め状態に嵌合して取付けられている。ロー
ル部材2に取付けられた前記止め環9は、その外側の幅
面がロール軸1の肩部1eと略同じ軸方向位置となるよ
うに取付けられ、外輪12は止め環9に幅面が接するよ
うに配置されている。ロール部材2の内径面の大径部2
cと一般部2a間の段差面となる肩部2dは、上記のよ
うに配置される軸受外輪12の幅面と略同一平面に位置
するように形成されている。
【0017】シール手段5は、ロール軸1に嵌合した上
記のカバー部材16と、ロール部材2の内径面に嵌合し
たシール用のリング部材18と、上記のアキシアルシー
ル8とで構成される。カバー部材16は、円筒状部16
aと、そのロール軸端側の端部外周から立ち上がるフラ
ンジ部16bとで断面L字状に形成されている。フラン
ジ部16bの先端は、環状溝を介して複数枚に分かれて
おり、ロール部材2の内径面に近接してラビリンスシー
ル25を構成している。また、フランジ部16bの全周
のうちの最下部には、ドレン用の切欠16ba(図1)
が設けられている。リング部材18は、ロール部材2の
内径面に嵌合する円筒状部18aと、この円筒面部18
aの一端から延びてロール部材2の肩部2dに接するフ
ランジ部18bとで断面逆L字状に形成され、フランジ
部18bは軸受外輪12の幅面にも接している。リング
部材18の外径面には環状溝が形成され、ロール部材2
の内径面に密接するシール用の弾性リング28が設けら
れている。
【0018】アキシアルシール8は、ゴムまたは合成樹
脂等の弾性体からなり、カバー部材16の円筒状部16
aの外径面に嵌合するシール本体8aと、このシール本
体8aの幅面の内径側端から斜め外径側に延びてリング
部材18のフランジ部18bの幅面に摺接するリップ部
8bとで構成される。シール本体8aは、カバー部材1
6のフランジ部16bの幅面に接して配置される。アキ
シアルシール8は、このように設置した状態で、リップ
部8bのリング部材18に対して、所定の締め代(図3
の鎖線で示すように自然状態にあるリップ部8bの先端
位置とリング部材側面との距離)dが生じるように設計
されている。
【0019】上記構成の作用を説明する。両端の軸受4
は、外輪回転でかつラジアル荷重を受けずにアキシアル
荷重のみを受けるように、内輪11を緩み嵌めとしてあ
る。そのため、このままではロール部材2とロール軸1
とに軸方向の動き量が出る。しかし、動き量を抑えるた
めに、軸受4の内外両輪11,12を共に締まり嵌めと
することはできない。そこで、この実施形態では、軸受
4が組み込まれるロール軸1の軸受嵌合面1bの幅寸法
Waを、片側のみ、軸受内輪12の幅寸法Wbよりも小
さくしてある。こうすることで、ロール軸1の肩部1e
とカバー部材16とで内輪11が挟み込まれた状態とな
り、ロール部材2とロール軸1との軸方向の相対動き量
は、軸受4のアキシアル隙間分(内外輪11,12と転
動体13との接触部で生じる内外輪11,12の軸方向
の動き可能範囲)に抑えることができる。このアキシア
ル隙間は、通常は小さな範囲であり、アキシアルシール
8の締め代dへの影響を小さくすることができる。した
がって、ロール部材2とロール軸1との軸方向の動きが
生じても、シール性能を維持することができる。アキシ
アルシール8は、ラジアル形式の弾性シールに比べて、
一般に抵抗となるトルク、特に起動時のトルクを小さく
することができる。
【0020】また、カバー部材16は、そのフランジ部
16bでロール部材2の内径面との間にラビリンスシー
ル25を構成しているため、これによってもシール性能
が高められる。さらに、万一、アキシアルシール8で漏
れが生じたとしても、軸受4を密封式のものとしてある
ため、軸受4内へ洗浄液が浸入することや、軸受4を介
して中央側の軸受3まで洗浄液が浸入ことが防止され、
また軸受4のグリース漏れも防止される。軸受4の内輪
11は、ロール軸1に対して緩み嵌めとしてあるが、そ
の内径面とロール軸1との間に弾性リング23が介在さ
せてあるため、この内輪4の嵌合面から洗浄液等が内部
の軸受3に浸入することが防止されると共に、内部の軸
受3のグリース漏れが防止される。
【0021】なお、前記実施形態では、ロール軸1の片
方の軸受嵌合面1bの幅寸法Waを内輪11の幅寸法W
bより狭め、内輪11を挟持するようにしたが、両側と
も、例えば図4に示すように、軸受嵌合面1bの幅寸法
Waを内輪11の幅寸法Wbと同等以上としても良い。
ただし、内輪11と、内輪位置を規制する固定部材であ
るカバー部材16との軸方向隙間δを、アキシアルシー
ル8の締め代d(図3)よりも小さくする。これによ
り、ロール部材2の最大の移動に対しても、アキシアル
シール8の締め代dが無くなることがなく、シール機能
が維持される。図4の例のバックアップロールは、特に
説明した構成の他は、図1の例と同じ構成である。ま
た、前記各実施形態ではアキシアルシール8をロール軸
1側に取付けたが、例えば図6に示すように、アキシア
ルシール8はロール部材2側に取付けても良い。同図の
例では、アキシアルシール8はリング部材18に取付
け、リップ部8bが、締め代を持ってカバー部材16に
摺接するように設けられている。この場合、カバー部材
16が、特許請求の範囲で言う「リング部材」になる。
同図のアキシアルシール8は、直接にロール軸2に取付
けても良い。同図の例のその他の構成は、図1の例と同
じである。
【0022】図5は、この実施形態のバックアップロー
ルAを用いたレベラーの一例を示す。このレベラーは、
材料Wの送り方向に若干ずれて位置する一対のワークロ
ール31,31間に、薄板の鋼板(例えば、板厚が3mm
までの鋼板)等からなる材料Wを通すことより材料Wを
凹凸のない平坦な形状に均すものである。各ワークロー
ル31,31は、各々2本の中間ロール32により加圧
力が支持され、中間ロール32はさらに数本(図示の例
では3本)のバックアップロール33により加圧力が支
持される。これらのバックアップロール33に、図1の
実施形態におけるバックアップロールAが用いられる。
【0023】
【発明の効果】この発明のレベラー用バックアップロー
ルは、アキシアルシールを用いながら、ロール部材の軸
方向の動きに対してシール性能を確保できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るレベラー用バック
アップロールの断面図である。
【図2】その部分拡大断面図である。
【図3】そのアキシアルシールの締め代を示す説明図で
ある。
【図4】この発明の他の実施形態に係るレベラー用バッ
クアップロールの部分断面図である。
【図5】同レベラー用バックアップロールを用いたレベ
ラーの一例を示す概略側面図である。
【図6】この発明のさらに他の実施形態に係るレベラー
用バックアップロールの部分断面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…ロール軸 1b…軸受嵌合面 1e…肩部 2…ロール部材 3…ラジアル荷重用の軸受 4…両端の軸受 5…シール手段 8…アキシアルシール(弾性シール) 11…内輪 16…カバー部材(固定部材) 18…リング部材 d…締め代 Wa…嵌合面の幅寸法 Wb…内輪の幅寸法 δ…軸方向隙間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール軸が貫通したロール部材を、両端
    近傍で、アキシアル荷重の支持可能なラジアル式の軸受
    を介して前記ロール軸に設置し、前記ロール軸とロール
    部材との間に、前記軸受よりも端部側に位置して弾性シ
    ールを設け、この弾性シールは、前記ロール軸およびロ
    ール部材のいずれか一方に取付け、前記ロール軸および
    ロール部材の他方に、前記弾性シールが接触するリング
    部材を取付けた鉄鋼設備のレベラー用バックアップロー
    ルにおいて、前記弾性シールをアキシアルシールとする
    と共に、前記軸受のうち、一方の軸受の内輪とこの内輪
    位置を規制する固定部材との軸方向隙間を、前記アキシ
    アルシールの締め代よりも小さくしたことを特徴とする
    レベラー用バックアップロール。
  2. 【請求項2】 ロール軸が貫通したロール部材を、両端
    近傍で、アキシアル荷重の支持可能なラジアル式の軸受
    を介して前記ロール軸に設置し、前記ロール軸とロール
    部材との間に、前記軸受よりも端部側に位置して弾性シ
    ールを設け、この弾性シールは、前記ロール軸およびロ
    ール部材のいずれか一方に取付け、前記ロール軸および
    ロール部材の他方に、前記弾性シールが接触するリング
    部材を取付けた鉄鋼設備のレベラー用バックアップロー
    ルにおいて、前記弾性シールをアキシアルシールとする
    と共に、前記軸受が嵌合するロール軸の嵌合面の幅寸法
    を前記軸受の内輪の幅寸法よりも小さくしたことを特徴
    とするレベラー用バックアップロール。
  3. 【請求項3】 ロール軸が貫通したロール部材を、両端
    近傍で、アキシアル荷重の支持可能なラジアル式の軸受
    を介して前記ロール軸に設置し、前記ロール軸とロール
    部材との間に、前記軸受よりも端部側に位置して弾性シ
    ールを設け、この弾性シールは、前記ロール軸およびロ
    ール部材のいずれか一方に取付け、前記ロール軸および
    ロール部材の他方に、前記弾性シールが接触するリング
    部材を取付けた鉄鋼設備のレベラー用バックアップロー
    ルにおいて、前記弾性シールをアキシアルシールとする
    と共に、前記軸受のうち、一方の軸受の内輪を前記ロー
    ル軸の肩部と前記弾性シールを設置したカバー部材の端
    面とで挟持したことを特徴とするレベラー用バックアッ
    プロール。
  4. 【請求項4】 前記軸受が密封型玉軸受であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のレ
    ベラー用バックアップロール。
  5. 【請求項5】 前記軸受が嵌合するロール軸の外径面に
    環状溝を形成し、この環状溝内に設けられた弾性リング
    を介して前記軸受とロール軸とを嵌合させた請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載のレベラー用バックアッ
    プロール。
  6. 【請求項6】 前記軸受の他に、保持器付き針状ころを
    前記ロール部材とロール軸の間に介在させた請求項1な
    いし請求項5のいずれかに記載のレベラー用バックアッ
    プロール。
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