JP2000078813A - 記録ディスク駆動用スピンドルモータ - Google Patents

記録ディスク駆動用スピンドルモータ

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JP2000078813A
JP2000078813A JP10263953A JP26395398A JP2000078813A JP 2000078813 A JP2000078813 A JP 2000078813A JP 10263953 A JP10263953 A JP 10263953A JP 26395398 A JP26395398 A JP 26395398A JP 2000078813 A JP2000078813 A JP 2000078813A
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shaft
recording disk
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晴繁 大澤
Hiroyuki Yonei
裕之 米井
Takayuki Oe
貴之 大江
Tomohiro Hasegawa
朋広 長谷川
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/52Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
    • F16C19/525Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions related to temperature and heat, e.g. insulation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックによって形成されたボールを使用
するボールベアリングを備えた記録ディスク駆動用スピ
ンドルモータにおいて、モータの高温時にモータを構成
する各部材に熱膨張が生じた場合であっても軸受に付与
された予圧が抜けることを防止し、モータの回転特性を
維持する。 【解決手段】 セラミックから形成された複数のボール
6c、8cが内輪6a、8aと外輪6b、8bとの間に
介在される一対のボールベアリング6,8がロータハブ
10とシャフト4との間に軸線方向に離間して配設され
る記録ディスク駆動用スピンドルモータにおいて、内輪
6a,8aの少なくとも一方の軸線方向端面は、シャフ
ト4及びロータハブ10よりも熱膨張係数の大きなシャ
フト4の外方突起4a等の環状部材の軸線方向端部に当
接しており、モータの高温時に内方突起4aが熱膨張
し、これに当接する内輪6a及び/又は8aが軸線方向
に押圧されることによって、ボールベアリング6,8の
内輪6a、8a間の軸線方向間隙が調整されて、予圧が
抜けることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク等
の記録ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク等の記録ディスクを回転
駆動するために使用される従来のスピンドルモータは、
記録ディスク駆動装置のベース部材に固着されるブラケ
ットと、記録ディスクを載置するためのロータハブと、
ブラケットに立設固定され一対の軸受を介してロータハ
ブを回転自在に支持するシャフトと、ロータハブの内周
面に固着されたロータマグネットと、プレート状薄板を
積層してなるコアにコイルが所望のとおり巻装されて形
成されるとともにロータマグネットと微少間隙をもって
対向するステータとを備えている。
【0003】このようなスピンドルモータにおいては、
一般的に、シャフトはステンレス鋼によって形成される
とともにロータハブはステンレス鋼あるいはアルミニウ
ム又はアルミ合金によって形成される。またこのような
ロータハブを回転自在に支持するために使用される軸受
は、ベアリング鋼によって形成された内外輪間に複数の
鋼球が介在されて構成されている。
【0004】近年、記録ディスク駆動装置においては、
単位面積あたりの記録容量が大容量化した記録ディスク
に記録された情報に迅速にアクセスすることができるよ
う、記録ディスク駆動用スピンドルモータの高速化が要
求されるようになってきている。
【0005】上述のような高速化にともない、従来の鋼
球を用いた軸受では、鋼球の摩耗によるガタ及び振動の
問題や、高速回転によって潤滑剤が蒸発又は飛散するこ
とに起因する潤滑剤の枯渇による鋼球と内外輪の焼き付
き、あるいは摩耗に起因する発塵及び潤滑剤の蒸発又は
飛散による記録ディスク駆動装置内の清浄空間の汚染等
新たな問題が生じてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題を解決する
ために、ロータハブを回転自在に支持するためのボール
ベアリングにおいて使用される内輪、外輪あるいはボー
ルのうちの少なくとも一つをセラミックによって形成す
る手段が一般的である。
【0007】このように軸受に使用されるボールを、高
硬度を有するセラミック製ボールを使用することによっ
て、ボールの摩耗に起因するガタ及び振動の発生、ボー
ルと内外輪の焼き付き並びに発塵の問題も解決すること
ができる。しかしながら、例えば軸受を構成する部材の
うちボールをセラミックによって形成し内外輪を従来と
同じくベアリング鋼によって形成した場合、記録ディス
ク駆動装置内の温度が上昇し、シャフト、ロータハブ及
び軸受に熱膨張が生じると、セラミックによって形成さ
れたボールと他の部材との間の熱膨張率が著しく異なる
ため、内外輪とボールとの間に隙間が生じ、軸受に予圧
が付与されていない、予圧が抜けた状態となり、ロータ
ハブに回転振れ等が生じ回転特性が悪化するという欠点
を有している。
【0008】本発明は、上記従来の記録ディスク駆動用
スピンドルモータが有していた欠点を解決するもので、
セラミックによって形成されたボールを使用するボール
ベアリングを備えた記録ディスク駆動用スピンドルモー
タにおいて、モータの高温時にモータを構成する各部材
に熱膨張が生じた場合であっても軸受に付与された予圧
が抜けることを防止し、ロータハブの回転特性を維持す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記録ディスク駆
動用モータは、固定部材と、少なくとも1枚の記録ディ
スクが載置され前記固定部材に相対的に回転自在なロー
タハブと、前記固定部材に立設固定され一対の軸受を介
して前記ロータハブを回転自在に支持するシャフトと、
前記ロータハブの内周面に固着されたロータマグネット
と、前記ロータマグネットとの間に微少間隙を形成して
対向するステータとを備えてなる記録ディスク駆動用ス
ピンドルモータにおいて、前記一対の軸受は前記シャフ
トに外嵌される内輪と前記ロータハブに内嵌される外輪
と前記内外輪間に介在するセラミックによって形成され
た複数のボールとからなり、該一対の軸受は軸線方向上
下に離間して配設され、前記一対の軸受の内輪の少なく
とも一方の軸線方向端面は、前記シャフト及び前記ロー
タハブよりも熱膨張係数の大きな環状部材の軸線方向端
部に当接し、モータの高温時に前記環状部材が熱膨張し
これに当接する前記内輪が軸線方向に押圧されることに
よって前記一対の軸受の内輪間の軸線方向間隙が調整さ
れることを特徴とするものである。
【0010】この構成において、一対の軸受の内輪の少
なくとも一方の軸線方向端面は、シャフト及びロータハ
ブよりも熱膨張係数の大きな環状部材の軸線方向端部に
当接し、モータの高温時に環状部材が熱膨張しこれに当
接する内輪が軸線方向に押圧されることによって一対の
軸受の内輪間の軸線方向間隙が調整され、軸受に付与さ
れた予圧が抜けることが防止される。
【0011】ここでいう一対の軸受の内輪間の軸線方向
間隙の調整とは、シャフトの熱膨張によって一対の軸受
の内輪間の軸線方向間隙が軸線方向外方に向かって拡大
しようとするする作用を、シャフトよりも更に大きな熱
膨張率を有する環状部材によって一対の軸受の内輪の少
なくとも一方を軸線方向内方、すなわち予圧が作用する
方向に押圧し、それぞれの内輪を適切な間隙にて保持す
ることによって軸受に付与された予圧が抜けることを防
止するものである。
【0012】上記本発明の記録ディスク駆動用モータに
おいて、環状部材は一対の軸受の内輪間に配設されると
ともに両端部が一対の軸受のそれぞれの内輪の向かい合
う端面に当接する。この場合、一対の軸受の外輪の少な
くとも一方に軸線方向内方に作用する予圧が付与されて
おり、モータの熱膨張時に環状部材が一対の軸受の各内
輪を軸線方向外方に向かって押圧することによって、外
輪に作用する予圧が抜けることが防止され、モータの高
温時においても良好な回転特性が維持される。
【0013】固定部材にはシャフトを立設固定するため
のボス部が形成されており、環状部材は一対の軸受のう
ち軸線方向下方に位置する軸受の内輪の下方とボス部の
上端部との間に配設されるとともに上端部が軸線方向下
方に位置する軸受の内輪の下面に当接し下端部がボス部
の上端部に当接している。
【0014】また、固定部材にシャフトを立設固定する
ためのボス部を設けることによってシャフトと固定部材
との間の締結力が強まり、シャフトの倒れ等に起因する
回転特性の悪化を防止することができるとともに、環状
部材を軸線方向下方に位置する軸受の内輪の下部に配設
することで、一対の軸受間の軸線方向間隙を縮小するこ
とができ、モータを小型化することができる。
【0015】また、本発明の別の構成の記録ディスク駆
動用スピンドルモータは、固定部材と、少なくとも1枚
の記録ディスクが載置され前記固定部材に相対的に回転
自在なロータハブと、前記固定部材に立設固定され一対
の軸受を介して前記ロータハブを回転自在に支持するシ
ャフトと、前記ロータハブの内周面に固着されたロータ
マグネットと、前記ロータマグネットとの間に微少間隙
を形成して対向するステータとを備えてなる記録ディス
ク駆動用スピンドルモータにおいて、前記一対の軸受は
前記シャフト側に位置する内輪と前記ロータハブ側に位
置する外輪と前記内外輪間に介在するセラミックによっ
て形成された複数のボールとからなり、該一対の軸受は
軸線方向上下に離間して配設され、前記一対の軸受の内
輪の少なくとも一方の内周面と前記シャフトの外周面と
の間には、前記シャフト及び前記ロータハブよりも熱膨
張係数の大きな環状部材が配設されるとともに、前記一
対の軸受の内輪の少なくとも一方の内周面は前記環状部
材の外周面に固着され、モータの高温時に前記環状部材
が熱膨張しこれに固着される前記内輪が軸線方向に押圧
されることによって前記一対の軸受の内輪間の軸線方向
間隙が調整されることを特徴とする。
【0016】このように構成することによって、軸受の
内輪の内周面を環状部材の外周面に固着することがで
き、モータの組付強度が向上し高い耐衝撃性を得ること
ができるとともに、固定部材に取付られた軸受の内輪が
ロータハブの回転にともなって回転するいわゆる連れ回
りの発生を防止することができる。
【0017】シャフトの環状部材の内周面の一部に対向
する部分には小径部を形成し、環状部材の内周面との間
に微少間隙を形成することによって、熱膨張時に環状部
材が軸受の内輪を押圧する作用を促進することができる
とともに、一対の軸受の少なくとも一方の内輪に付与さ
れた軸線方向内方に作用する予圧が抜けることが防止さ
れる。
【0018】このような記録ディスク駆動用スピンドル
モータにおいては、シャフト及びロータハブを12.5
×10-6よりも小さい熱膨張係数を有するステンレス鋼
によって形成するとともに前記環状部材はアルミニウム
又はアルミ合金あるいは17.3×10-6よりも大きな
熱膨張係数を有するステンレス鋼ステンレス鋼から形成
することによって、各部材間の熱膨張率を大きく異なら
しめ環状部材の軸受の内輪間の軸線方向間隙の調整作用
を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しつつ説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態の記録デ
ィスク駆動用スピンドルモータの断面図である。
【0021】この記録ディスク駆動用スピンドルモータ
1は、記録ディスク駆動装置のベース部材(図示せず)
に取付けられる円盤状のブラケット2と、ブラケ中央部
に設けられたボス部2aの円形開口2b内に立設固定さ
れたシャフト4と、このシャフト4に軸線方向上下に相
互に離間して取付けられた一対のボールベアリング6,
8と、一対のボールベアリング6,8を介してシャフト
4に回転自在に支持され、少なくとも1枚の記録ディス
クDが載置されるロータハブ10と、ロータハブ10の
内周面に固着されたロータマグネット12と、ロータマ
グネット12と半径方向に微少間隙を形成して対向する
ステータ14とを備えている。このステータ14は、プ
レート状薄板を積層して形成されたコア14aと、コア
14aに所望のとおり巻装されたコイル14bとからな
り、コイル14bに電流が供給されることによってロー
タマグネット12との間に磁気的作用が発生し、ロータ
ハブ10が回転駆動される。
【0022】一対のボールベアリング6,8は、シャフ
ト4に接着剤等の手段によって固着される内輪6a、8
aと、ロータハブ10に接着剤等の手段によって固着さ
れる外輪6b、8bと、これら内外輪間に介在する複数
のボール6c、8cとから構成される。この一対のボー
ルベアリング6,8は、内輪6a、8a及び外輪6b、
8bがベアリング鋼によって形成され、複数のボール6
c、8cはセラミックによって形成されている。また、
内輪6a、8aが外嵌されるシャフト4は例えば16.
3×10-6の熱膨張係数を有するSUS304系等比較
的熱膨張係数の大きなステンレス鋼によって形成されて
おり、外輪6b、8bが内嵌されるロータハブ10は例
えば10.4×10-6の熱膨張係数を有するSUS43
0系等比較的熱膨張係数の小さなステンレス鋼によって
形成される。
【0023】ボールベアリング6の外輪6bの底面は、
ロータハブ10と一体的に形成された内方突起10aの
軸線方向上端部に支持されており、またボールベアリン
グ6の内輪6aの上面及びボールベアリング8の内面8
aの底面は、シャフト4に一体的に形成された外方突起
4aに支持されている。ボールベアリング8の外輪8b
とロータハブ10の内方突起10aの軸線方向下端部と
の間には空隙が形成されており、軸線方向内方(図1に
おいて上方)に作用する予圧が付与されている。
【0024】図1に示す記録ディスク駆動用スピンドル
モータ1は、上述のとおり構成されることによって、モ
ータの高温時に、各部材に熱膨張が生じた場合であって
も、シャフト4がロータハブ10に較べて熱膨張係数の
大きな部材によって形成されていることから、シャフト
4の半径方向の膨張をロータハブ10によって抑制する
ことができるとともに、内方突起4aが膨張し一対のボ
ールベアリング6,8の内輪6a、8aを軸線方向に押
圧することによって、ロータハブ10に固着されたボー
ルベアリング8の外輪8bに軸線方向内方に作用する力
が付与されるため、モータの高温時に予圧が抜け、ロー
タハブ10に回転振れ等が生じることを効果的に防止す
ることができる。
【0025】なお、ロータハブ10を構成する部材は、
シャフト4を構成する部材よりも熱膨張係数の小さな部
材で構成すればよく、例えば、チタン合金あるいはセラ
ミック等によって構成することも可能である。
【0026】本発明の記録ディスク駆動用スピンドルモ
ータの第2の実施形態を図2を参照しつつ説明する。
【0027】図2は本発明の記録ディスク駆動用スピン
ドルモータの第2の実施形態を示す断面図であり、図1
の構成部材と同一の作用効果を奏する部材については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0028】図2において、記録ディスク駆動用スピン
ドルモータ20は上記本発明の第1の実施形態において
示す記録ディスク駆動用スピンドルモータ1と略同様の
構成を有するが、異なっている部分は、ボールベアリン
グ6の内輪6aの上面及びボールベアリング8の内輪8
aの下面を支持するために一対のボールベアリング6,
8の内輪6a、8a間の軸線方向間隙に、シャフト22
とは別体に形成されたスペーサ部材24が配設されると
ともに、ボールベアリング8の内輪8aの内周面とシャ
フト22の外周面との間にプラスチック等の樹脂によっ
て形成されたリング状部材26が狭持されている点であ
る。
【0029】この実施形態において、一対のボールベア
リング6,8の外輪6b、8b及びボールベアリング6
の内輪6aは接着剤等の手段によってそれぞれロータハ
ブ10及びシャフト22に固着されているが、ボールベ
アリング8の内輪8aはシャフト22に対して軸線方向
に幾分移動可能となるよう、半径方向への移動を規制す
るためのリング状部材26を除いて、両部材の嵌め合い
以外に固着手段を有していない。また、スペーサ部材2
4はステンレス鋼によって形成されたシャフト22及び
ロータハブ10よりも更に大きな熱膨張係数を有するア
ルミニウム又はアルミによって形成されている。
【0030】図2に示す記録ディスク駆動用スピンドル
モータ20は、上述のとおり構成することによって、リ
ング状部材24が比較的低温から膨張しはじめ、またス
テンレス鋼よりも大きく膨張するとともに、プラスチッ
ク等の樹脂から形成されたリング状部材26もステンレ
ス鋼よりも大きな熱膨張係数を有することから、リング
状部材26の熱膨張によってボールベアリング8の内輪
8aが半径方向外方に押圧され、ボールベアリング8に
側圧が付与され、ボールベアリング8の外輪8bに付与
された予圧が抜けることをを更に効果的に防止すること
ができる。
【0031】本発明の記録ディスク駆動用スピンドルモ
ータの第3の実施形態を図3を参照しつつ説明する。
【0032】図3は本発明の記録ディスク駆動用スピン
ドルモータの第3の実施形態を示す断面図であり、図1
及び図2の構成部材と同一の作用効果を奏する部材につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0033】図3において、記録ディスク駆動用スピン
ドルモータ30は上記本発明の第1の実施形態において
示す記録ディスク駆動用スピンドルモータ1及び第2の
実施形態において示す記録ディスク駆動用スピンドルモ
ータ20と略同様の構成を有するが、異なっている部分
は、一対のボールベアリング6,8の内輪6a、8aを
軸線方向間隙にこれらの内輪6a、8aを軸線方向に支
持するための部材を有さず、ボールベアリング8の内輪
8aの下面とボス部2aの軸線方向上端部との間に両者
に当接する環状部材34を有するとともにボールベアリ
ング8の内輪8aに軸線方向内方(図3において上方)
に作用する予圧が付与されている点である。
【0034】環状部材34は、ボス部2aの軸線方向上
端部に当接するとともにシャフト32の外周面に嵌合さ
れる底部34aと、ボールベアリング8の内輪8aの底
面に当接するとともに、底部34aよりも肉厚が薄く、
シャフト32の外周面との間に間隙を有する上部34b
とから構成され、略L字状の断面形状を有する。
【0035】この環状部材34もアルミニウム又はアル
ミ合金あるいは17.3×10-6の熱膨張係数を有する
SUS303系等比較的熱膨張係数の大きなステンレス
鋼によって形成されており、モータの高温時に上部34
bが軸線方向に熱膨張することによって、ボールベアリ
ング8の内輪8aを軸線方向内方、すなわちボールベア
リング8の内輪8aに予圧が作用する方向に押圧するこ
とによって、予圧が抜けることが効果的に防止される。
【0036】更に、環状部材34がボールベアリング8
の軸線方向下方に配設されることによって、一対のボー
ルベアリング6,8の軸線方向間隙を小さくすることが
でき、記録ディスク駆動用スピンドルモータ30の全高
を低く抑えることができる。
【0037】本発明の記録ディスク駆動用スピンドルモ
ータの第4の実施形態を図3を参照しつつ説明する。
【0038】図4は本発明の記録ディスク駆動用スピン
ドルモータの第4の実施形態を示す断面図であり、図
1、図2及び図3の構成部材と同一の作用効果を奏する
部材については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0039】図4において、記録ディスク駆動用スピン
ドルモータ40は上記本発明の第1の実施形態において
示す記録ディスク駆動用スピンドルモータ1及び第2の
実施形態において示す記録ディスク駆動用スピンドルモ
ータ20並びに第3の実施形態において示す記録ディス
ク駆動用スピンドルモータ30と略同様の構成を有する
が、異なっている部分は、シャフト42の軸線方向下端
部からボールベアリング8に対応する部分までの間に小
径部42aが形成されており、シャフト42は小径部4
2aに嵌め合わされた筒状部材44を介してボス部2a
の円形開口2b内に立設固定されている点である。
【0040】筒状部材44は、ボス部2aの円形開口2
b内に嵌め合わされる嵌合部44aと、この嵌合部44
aよりも肉厚が薄く、シャフト32の外周面との間に間
隙を有するとともに外周面にボールベアリング8の内輪
8aの内周面が接着剤等の手段によって固着される上部
44bとから構成される。
【0041】この筒状部材44もアルミニウム又はアル
ミ合金あるいは17.3×10-6の熱膨張係数を有する
SUS303系等比較的熱膨張係数の大きなステンレス
鋼によって形成されており、モータの高温時に上部44
bが軸線方向に熱膨張することによって、ボールベアリ
ング8の内輪8aを軸線方向内方、すなわちボールベア
リング8の内輪8aに予圧が作用する方向に押圧するこ
とによって、予圧が抜けることが効果的に防止される。
【0042】更に、ボールベアリング8の内輪8aが上
部44aの外周面に接着剤等の手段によって固着される
ことから、モータの組付強度が向上し高い耐衝撃性を得
ることができる。
【0043】以上の本発明の実施の形態の説明におい
て、ブラケットを介して記録ディスク駆動装置のベース
部材に取付けられる記録ディスク駆動用スピンドルモー
タを例に挙げ説明したが、記録ディスク駆動装置のベー
ス部材にシャフトが直接立設固定されるいわゆるベース
一体型の記録ディスク駆動用スピンドルモータにおいて
も本発明を適用できるのはいうまでもない。
【0044】また、上記本発明の第2,第3及び第4の
実施形態における説明において、シャフト22、32及
び42並びにロータハブ10を構成する部材は、スペー
サ部材24、環状部材34及び筒状部材44を構成する
部材よりも熱膨張係数の小さな部材で構成すればよく、
例えば、チタン又はセラミックから構成することも可能
である。また、スペーサ部材24、環状部材34及び筒
状部材44は、銅合金又はエンジニアリングプラスチッ
ク等の部材を用いて構成することも可能である。
【0045】なお、以上の実施の形態についての記述
は、特にそれに限定される旨の記載がない限りは、この
発明の範囲を限定する主旨のものではなく、単なる説明
例に過ぎない。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1の記録ディスク駆動用
スピンドルモータによれば、一対の軸受の内輪の少なく
とも一方の軸線方向端面は、シャフト及びロータハブよ
りも熱膨張係数の大きな環状部材の軸線方向端部に当接
し、モータの高温時に環状部材が熱膨張しこれに当接す
る内輪が軸線方向に押圧されることによって一対の軸受
の内輪間の軸線方向間隙が調整され、軸受に付与された
予圧が抜けることを防止することができる。
【0047】本発明の請求項2及び3に記載の記録ディ
スク駆動用スピンドルモータによれば、環状部材は一対
の軸受の内輪間に配設されるとともに両端部が一対の軸
受のそれぞれの内輪の向かい合う端面に当接するが、一
対の軸受の外輪の少なくとも一方には軸線方向内方に作
用する予圧が付与されており、モータの熱膨張時に環状
部材が一対の軸受の各内輪を軸線方向外方に向かって押
圧することによって、外輪に作用する予圧が抜けること
が防止され、モータの高温時においても良好な回転特性
が維持することができる。
【0048】本発明の請求項4に記載の記録ディスク駆
動用スピンドルモータによれば、固定部材にシャフトを
立設固定するためのボス部を設けることによってシャフ
トと固定部材との間の締結力が強まり、シャフトの倒れ
等に起因する回転特性の悪化を防止することができると
ともに、環状部材を軸線方向下方に位置する軸受の内輪
の下部に配設することで、一対の軸受間の軸線方向間隙
を縮小することができ、モータを小型化することができ
る。
【0049】本発明の請求項5に記載の記録ディスク駆
動用スピンドルモータによれば、軸受の内輪の内周面を
環状部材の外周面に固着することができ、モータの組付
強度が向上し高い耐衝撃性を得ることができるととも
に、固定部材に取付られた軸受の内輪がロータハブの回
転にともなって回転するいわゆる連れ回りの発生を防止
することができる。
【0050】本発明の請求項6及び7に記載の記録ディ
スク駆動用スピンドルモータによれば、シャフトの環状
部材の内周面の一部に対向する部分には小径部を形成
し、環状部材の内周面との間に微少間隙を形成すること
によって、熱膨張時に環状部材が軸受の内輪を押圧する
作用を促進することができるとともに、一対の軸受の少
なくとも一方の内輪に付与された軸線方向内方に作用す
る予圧が抜けることが防止される。
【0051】本発明の請求項8に記載の記録ディスク駆
動用スピンドルモータによれば、シャフト及びロータハ
ブを12.5×10-6よりも小さい熱膨張係数を有する
ステンレス鋼によって形成するとともに前記環状部材は
アルミニウム又はアルミ合金あるいは17.3×10-6
よりも大きな熱膨張係数を有するステンレス鋼によって
形成することによって、各部材間の熱膨張率を大きく異
ならしめ環状部材の軸受の内輪間の軸線方向間隙の調整
作用を高めることができる。
【図面の詳細な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の記録ディスク駆動用
スピンドルモータを示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の記録ディスク駆動用
スピンドルモータを示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の記録ディスク駆動用
スピンドルモータを示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態の記録ディスク駆動用
スピンドルモータを示す断面図である。
【符号の説明】
1,20,30,40 記録ディスク駆動用スピンドル
モータ 4,22,32,42 シャフト 4a 外方突起 6,8 ボールベアリング 6a、8a 内輪 6b、8b 外輪 6c、8c ボール 10 ロータハブ 12 ロータマグネット 14 ステータ 24 スペーサ部材 34 環状部材 44 筒状部材 D 記録ディスク
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 朋広 滋賀県愛知郡愛知川町中宿248 日本電産 株式会社滋賀技術開発センター内 Fターム(参考) 5D109 BB04 BB13 BB16 BB21 BB27 BB32 5H605 AA00 BB05 BB09 BB19 CC01 CC04 EB10 EB17 EB33 EB39 FF00 FF03 FF06 FF10 GG04 GG21 5H621 GA01 GA04 JK07 JK13 JK17 JK19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と、少なくとも1枚の記録ディ
    スクが載置され前記固定部材に相対的に回転自在なロー
    タハブと、前記固定部材に立設固定され一対の軸受を介
    して前記ロータハブを回転自在に支持するシャフトと、
    前記ロータハブの内周面に固着されたロータマグネット
    と、前記ロータマグネットとの間に微少間隙を形成して
    対向するステータとを備えてなる記録ディスク駆動用ス
    ピンドルモータにおいて、 前記一対の軸受は前記シャフトに外嵌される内輪と前記
    ロータハブに内嵌される外輪と前記内外輪間に介在する
    セラミックによって形成された複数のボールとからな
    り、該一対の軸受は軸線方向上下に離間して配設され、 前記一対の軸受の内輪の少なくとも一方の軸線方向端面
    は、前記シャフト及び前記ロータハブよりも熱膨張係数
    の大きな環状部材の軸線方向端部に当接し、モータの高
    温時に前記環状部材が熱膨張しこれに当接する前記内輪
    が軸線方向に押圧されることによって前記一対の軸受の
    内輪間の軸線方向間隙が調整されることを特徴とする記
    録ディスク駆動用スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記環状部材は前記一対の軸受の内輪間
    に配設されるとともに両端部が前記一対の軸受のそれぞ
    れの内輪の向かい合う端面に当接することを特徴とする
    請求項1に記載の記録ディスク駆動用スピンドルモー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記一対の軸受の少なくとも一方の外輪
    には、軸線方向内方に作用する予圧が付与されることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の記録ディスク駆動用
    スピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 前記固定部材には前記シャフトを立設固
    定するためのボス部が形成されており、前記環状部材は
    前記一対の軸受のうち軸線方向下方に位置する軸受の内
    輪の下方と前記ボス部の上端部との間に配設されるとと
    もに上端部が前記軸線方向下方に位置する軸受の内輪の
    下面に当接し下端部が前記ボス部の上端部に当接するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録ディスク駆動用ス
    ピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 固定部材と、少なくとも1枚の記録ディ
    スクが載置され前記固定部材に相対的に回転自在なロー
    タハブと、前記固定部材に立設固定され一対の軸受を介
    して前記ロータハブを回転自在に支持するシャフトと、
    前記ロータハブの内周面に固着されたロータマグネット
    と、前記ロータマグネットとの間に微少間隙を形成して
    対向するステータとを備えてなる記録ディスク駆動用ス
    ピンドルモータにおいて、 前記一対の軸受は前記シャフト側に位置する内輪と前記
    ロータハブ側に位置する外輪と前記内外輪間に介在する
    セラミックによって形成された複数のボールとからな
    り、該一対の軸受は軸線方向上下に離間して配設され、 前記一対の軸受の内輪の少なくとも一方の内周面と前記
    シャフトの外周面との間には、前記シャフト及び前記ロ
    ータハブよりも熱膨張係数の大きな環状部材が配設され
    るとともに、前記一対の軸受の内輪の少なくとも一方の
    内周面は前記環状部材の外周面に固着され、モータの高
    温時に前記環状部材が熱膨張しこれに固着される前記内
    輪が軸線方向に押圧されることによって前記一対の軸受
    の内輪間の軸線方向間隙が調整されることを特徴とする
    記録ディスク駆動用スピンドルモータ。
  6. 【請求項6】 前記シャフトの前記環状部材の内周面の
    一部に対向する部分には小径部が形成され前記環状部材
    の内周面との間に微少間隙が形成されることを特徴とす
    る請求項4又は5に記載のスピンドルモータ。
  7. 【請求項7】 前記一対の軸受の少なくとも一方の内輪
    には軸線方向内方に作用する予圧が付与されていること
    を特徴とする請求項4乃至6に記載の記録ディスク駆動
    用スピンドルモータ。
  8. 【請求項8】 前記シャフト及び前記ロータハブは1
    2.5×10-6よりも小さい熱膨張係数を有するステン
    レス鋼によって形成されるとともに前記環状部材はアル
    ミニウム又はアルミ合金あるいは17.3×10-6より
    も大きな熱膨張係数を有するステンレス鋼によって形成
    されることを特徴とする請求項1乃至7に記載の記録デ
    ィスク駆動用スピンドルモータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6628477B1 (en) * 1999-04-23 2003-09-30 Precision Motors Deutsche Minebea Gmbh Spindle motor with temperature compensation
WO2018025983A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 日本電産株式会社 モータ
JPWO2018025983A1 (ja) * 2016-08-05 2019-06-06 日本電産株式会社 モータ

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