JPH11182543A - 複列転がり軸受ユニットとその製造方法 - Google Patents
複列転がり軸受ユニットとその製造方法Info
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- JPH11182543A JPH11182543A JP9351474A JP35147497A JPH11182543A JP H11182543 A JPH11182543 A JP H11182543A JP 9351474 A JP9351474 A JP 9351474A JP 35147497 A JP35147497 A JP 35147497A JP H11182543 A JPH11182543 A JP H11182543A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2226/00—Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
- F16C2226/30—Material joints
- F16C2226/40—Material joints with adhesive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2370/00—Apparatus relating to physics, e.g. instruments
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外輪間座も、ハウジング内周面の段部も廃止
する事により、部品点数の削減及びハウジング１４ａの
加工の容易化を図る。 【解決手段】 １対の外輪８の外周面は、ハウジング１
４ａの内周面に接着剤１７により接着している。又、１
対の内輪６は、回転軸２ｂの外周面に変位自在に外嵌し
ている。そして、上記各内輪６を軸方向に変位させる事
により、各転動体９に予圧を付与している。上記各内輪
６の内周面と上記回転軸２ｂの外周面とは、予圧を付与
した状態で接着する。
する事により、部品点数の削減及びハウジング１４ａの
加工の容易化を図る。 【解決手段】 １対の外輪８の外周面は、ハウジング１
４ａの内周面に接着剤１７により接着している。又、１
対の内輪６は、回転軸２ｂの外周面に変位自在に外嵌し
ている。そして、上記各内輪６を軸方向に変位させる事
により、各転動体９に予圧を付与している。上記各内輪
６の内周面と上記回転軸２ｂの外周面とは、予圧を付与
した状態で接着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明に係る複列転がり軸
受ユニットとその製造方法は、例えばビデオテープレコ
ーダ（ＶＴＲ）やハードディスクドライブ装置（ＨＤ
Ｄ）等の各種機械装置に組み込まれるモータの回転支持
部を構成するのに利用する。
受ユニットとその製造方法は、例えばビデオテープレコ
ーダ（ＶＴＲ）やハードディスクドライブ装置（ＨＤ
Ｄ）等の各種機械装置に組み込まれるモータの回転支持
部を構成するのに利用する。
【０００２】
【従来の技術】ＶＴＲやＨＤＤのモータの回転支持部を
構成する為、図１４に示す様な複列転がり軸受ユニット
１が広く使用されている。この複列転がり軸受ユニット
１は、回転軸２と、それぞれが深溝型玉軸受である１対
の転がり軸受３、３と、１個の外輪間座４とから構成さ
れている。上記各転がり軸受３、３はそれぞれ、外周面
に内輪軌道５を有する内輪６と、内周面に外輪軌道７を
有する外輪８と、これら内輪軌道５と外輪軌道７との間
に複数個ずつ、それぞれ転動自在に設けられた転動体
９、９とを有する。これら複数個ずつの転動体９、９
は、それぞれ保持器１０により転動自在に保持してい
る。又、外輪８の内周面両端部には、それぞれシールド
板１１、１１の外周縁を係止して、上記転動体９、９設
置部分に存在するグリースの漏洩防止を図っている。
構成する為、図１４に示す様な複列転がり軸受ユニット
１が広く使用されている。この複列転がり軸受ユニット
１は、回転軸２と、それぞれが深溝型玉軸受である１対
の転がり軸受３、３と、１個の外輪間座４とから構成さ
れている。上記各転がり軸受３、３はそれぞれ、外周面
に内輪軌道５を有する内輪６と、内周面に外輪軌道７を
有する外輪８と、これら内輪軌道５と外輪軌道７との間
に複数個ずつ、それぞれ転動自在に設けられた転動体
９、９とを有する。これら複数個ずつの転動体９、９
は、それぞれ保持器１０により転動自在に保持してい
る。又、外輪８の内周面両端部には、それぞれシールド
板１１、１１の外周縁を係止して、上記転動体９、９設
置部分に存在するグリースの漏洩防止を図っている。
【０００３】又、上記１対の転がり軸受３、３を構成す
る各外輪８、８の互いに対向する端面同士の間には外輪
間座４を挟持して、これら両外輪８、８の端面同士の距
離が、所定値よりも近づく事を防止している。即ち、上
記複列転がり軸受ユニット１は、上記各転がり軸受３、
３を構成する内輪６、６を互いに近づく方向に押圧し、
上記各転動体９、９に所定の予圧を付与した状態で、上
記回転軸２に（必要に応じて接着剤を塗布する事によ
り）外嵌固定している。この状態で上記各転動体９、９
には、外向の接触角が付与されて、ラジアル方向及びス
ラスト方向に亙るがたつき防止が図られる。上記外輪間
座４は、この様な予圧付与に拘らず、上記１対の外輪
８、８同士が近づく事を防止する。
る各外輪８、８の互いに対向する端面同士の間には外輪
間座４を挟持して、これら両外輪８、８の端面同士の距
離が、所定値よりも近づく事を防止している。即ち、上
記複列転がり軸受ユニット１は、上記各転がり軸受３、
３を構成する内輪６、６を互いに近づく方向に押圧し、
上記各転動体９、９に所定の予圧を付与した状態で、上
記回転軸２に（必要に応じて接着剤を塗布する事によ
り）外嵌固定している。この状態で上記各転動体９、９
には、外向の接触角が付与されて、ラジアル方向及びス
ラスト方向に亙るがたつき防止が図られる。上記外輪間
座４は、この様な予圧付与に拘らず、上記１対の外輪
８、８同士が近づく事を防止する。
【０００４】又、図１４に示した複列転がり軸受ユニッ
ト１の他、図１５に示す様な複列転がり軸受ユニット１
ａも、従来から広く使用されている。この複列転がり軸
受ユニット１ａの場合は、それぞれが深溝型玉軸受であ
る１対の転がり軸受３、３を、回転軸２ａの外周面とハ
ウジング１４の内周面との間に設けると共に、両転がり
軸受３、３を構成する内輪６、６を、互いに近づけ合う
方向に押圧して、各転がり軸受３、３の各転動体９、９
に所定の予圧を付与している。即ち、一方（図１５の右
方）の内輪６の端面を上記回転軸２ａの外周面に外嵌固
定した止め輪１２に突き当てると共に、他方（図１５の
左方）の内輪６を上記止め輪１２に向け押圧して、上記
各転動体９、９に予圧付与を行なっている。上記他方の
内輪６は上記回転軸２ａに対して、接着剤により固定し
ている。又、各外輪８、８の軸方向端面同士が近付く事
を防止する為、上記ハウジング１４の中間部内周面に
は、上記各外輪８、８の軸方向端面を突き当てる為の段
部１３を設けている。
ト１の他、図１５に示す様な複列転がり軸受ユニット１
ａも、従来から広く使用されている。この複列転がり軸
受ユニット１ａの場合は、それぞれが深溝型玉軸受であ
る１対の転がり軸受３、３を、回転軸２ａの外周面とハ
ウジング１４の内周面との間に設けると共に、両転がり
軸受３、３を構成する内輪６、６を、互いに近づけ合う
方向に押圧して、各転がり軸受３、３の各転動体９、９
に所定の予圧を付与している。即ち、一方（図１５の右
方）の内輪６の端面を上記回転軸２ａの外周面に外嵌固
定した止め輪１２に突き当てると共に、他方（図１５の
左方）の内輪６を上記止め輪１２に向け押圧して、上記
各転動体９、９に予圧付与を行なっている。上記他方の
内輪６は上記回転軸２ａに対して、接着剤により固定し
ている。又、各外輪８、８の軸方向端面同士が近付く事
を防止する為、上記ハウジング１４の中間部内周面に
は、上記各外輪８、８の軸方向端面を突き当てる為の段
部１３を設けている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図１４に示
した従来構造の複列転がり軸受ユニット１の場合は、外
輪間座４が必要となる他、この外輪間座４を装着する作
業が面倒で、コストが嵩む原因になっている。この為、
上記外輪間座４を廃止して、部品点数を削減する事が望
まれている。一方、図１５に示した従来構造の複列転が
り軸受ユニット１ａの場合は、ハウジング１４の内周面
の形状が複雑であり、この内周面の加工が面倒で、やは
りコストが嵩む原因となる。本発明の複列転がり軸受ユ
ニットとその製造方法は、この様な事情に鑑みて発明し
たものである。
した従来構造の複列転がり軸受ユニット１の場合は、外
輪間座４が必要となる他、この外輪間座４を装着する作
業が面倒で、コストが嵩む原因になっている。この為、
上記外輪間座４を廃止して、部品点数を削減する事が望
まれている。一方、図１５に示した従来構造の複列転が
り軸受ユニット１ａの場合は、ハウジング１４の内周面
の形状が複雑であり、この内周面の加工が面倒で、やは
りコストが嵩む原因となる。本発明の複列転がり軸受ユ
ニットとその製造方法は、この様な事情に鑑みて発明し
たものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の対象となる複列
転がり軸受ユニットは、軸の外周面で軸方向に離隔した
２個所位置に外嵌固定され、それぞれの外周面に内輪軌
道を形成した１対の内輪と、それぞれの内周面にこれら
各内輪軌道と対向する外輪軌道を形成した１対の外輪
と、これら各内輪軌道と各外輪軌道との間にそれぞれ複
数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、上記各外輪を
内嵌固定するハウジングとを備える。そして、上記各内
輪軌道と上記各外輪軌道との間に設けた上記各転動体に
予圧を付与している。
転がり軸受ユニットは、軸の外周面で軸方向に離隔した
２個所位置に外嵌固定され、それぞれの外周面に内輪軌
道を形成した１対の内輪と、それぞれの内周面にこれら
各内輪軌道と対向する外輪軌道を形成した１対の外輪
と、これら各内輪軌道と各外輪軌道との間にそれぞれ複
数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、上記各外輪を
内嵌固定するハウジングとを備える。そして、上記各内
輪軌道と上記各外輪軌道との間に設けた上記各転動体に
予圧を付与している。
【０００７】特に、請求項１に記載した複列転がり軸受
ユニットに於いては、上記ハウジングは、その内周面に
上記各外輪の軸方向端面を突き当てる為の段部を持たな
いものであり、上記各外輪の外周面と上記ハウジングの
内周面とは接着により固定されており、上記１対の内輪
のうち、少なくとも一方の内輪は上記軸に対して軸方向
に亙る変位自在に圧入外嵌されており、上記各転動体へ
の予圧は、この軸に対して軸方向に亙る変位自在に圧入
外嵌された内輪をこの軸に対して軸方向に変位させる事
により付与している。
ユニットに於いては、上記ハウジングは、その内周面に
上記各外輪の軸方向端面を突き当てる為の段部を持たな
いものであり、上記各外輪の外周面と上記ハウジングの
内周面とは接着により固定されており、上記１対の内輪
のうち、少なくとも一方の内輪は上記軸に対して軸方向
に亙る変位自在に圧入外嵌されており、上記各転動体へ
の予圧は、この軸に対して軸方向に亙る変位自在に圧入
外嵌された内輪をこの軸に対して軸方向に変位させる事
により付与している。
【０００８】又、請求項２に記載した複列転がり軸受ユ
ニットの製造方法は、予め上記各内輪と上記各転動体と
を介して上記軸の周囲に支持した上記１対の外輪の外周
面と、上記ハウジングの内周面とを接着した後、上記１
対の内輪のうちの少なくとも一方の、上記軸に対して軸
方向に亙る移動可能に圧入された内輪を上記軸の軸方向
に移動させる事により、上記各転動体への予圧付与を行
なう。
ニットの製造方法は、予め上記各内輪と上記各転動体と
を介して上記軸の周囲に支持した上記１対の外輪の外周
面と、上記ハウジングの内周面とを接着した後、上記１
対の内輪のうちの少なくとも一方の、上記軸に対して軸
方向に亙る移動可能に圧入された内輪を上記軸の軸方向
に移動させる事により、上記各転動体への予圧付与を行
なう。
【０００９】更に、請求項３に記載した複列転がり軸受
ユニットの製造方法は、予め上記各内輪と上記各転動体
と上記各外輪とを組み合わせて構成した１対の転がり軸
受のうち、一方の転がり軸受の外輪を上記ハウジングの
一端部内周面に接着固定し、他方の転がり軸受の内輪を
上記軸の一部外周面に予め圧入固定した後、この軸の他
部を上記一方の転がり軸受の内輪に圧入すると共に、上
記他方の転がり軸受の外輪を上記ハウジングの他端部に
挿入して、このハウジングの他端部内周面と上記他方の
転がり軸受の外輪の外周面とを接着し、その後、上記１
対の内輪のうちの少なくとも一方の、上記軸に対して軸
方向に亙る移動可能に圧入された内輪を上記軸の軸方向
に移動させる事により、上記各転動体への予圧付与を行
なう。
ユニットの製造方法は、予め上記各内輪と上記各転動体
と上記各外輪とを組み合わせて構成した１対の転がり軸
受のうち、一方の転がり軸受の外輪を上記ハウジングの
一端部内周面に接着固定し、他方の転がり軸受の内輪を
上記軸の一部外周面に予め圧入固定した後、この軸の他
部を上記一方の転がり軸受の内輪に圧入すると共に、上
記他方の転がり軸受の外輪を上記ハウジングの他端部に
挿入して、このハウジングの他端部内周面と上記他方の
転がり軸受の外輪の外周面とを接着し、その後、上記１
対の内輪のうちの少なくとも一方の、上記軸に対して軸
方向に亙る移動可能に圧入された内輪を上記軸の軸方向
に移動させる事により、上記各転動体への予圧付与を行
なう。
【００１０】
【作用】上述の様に本発明の複列転がり軸受ユニットの
場合には、各外輪の外周面は、ハウジングの内周面に接
着されている。この為、上記両外輪の端面同士が近づく
事を防止する外輪間座を廃止して、部品点数の削減がで
きる。又、上記各外輪の軸方向端面を突き当てる為の段
部をハウジングの内周面に一体に設ける必要がない為、
上記ハウジングの内周面の形状が単純になり、このハウ
ジングの内周面の加工が容易になる。
場合には、各外輪の外周面は、ハウジングの内周面に接
着されている。この為、上記両外輪の端面同士が近づく
事を防止する外輪間座を廃止して、部品点数の削減がで
きる。又、上記各外輪の軸方向端面を突き当てる為の段
部をハウジングの内周面に一体に設ける必要がない為、
上記ハウジングの内周面の形状が単純になり、このハウ
ジングの内周面の加工が容易になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１〜２は、本発明の実施の形態
の１例を示している。尚、本発明の特徴は、ハウジング
１４ａの内周面に１対の外輪８、８の軸方向端面を突き
当てる為の段部１３（図１５参照）を持たない点、上記
各外輪８、８の外周面と上記ハウジング１４ａの内周面
とを接着により固定している点、及び、１対の内輪６、
６のうち、少なくとも一方の内輪６を、請求項の軸に相
当する回転軸２ｂに対して、軸方向に亙る移動自在に圧
入外嵌し、この内輪６をこの回転軸２ｂに対して軸方向
に変位させる事により、各転動体９、９への予圧を付与
している点にある。その他の部分の構造及び作用は、前
述の図１４に示した従来構造と同様である為、この従来
構造と同様部分には同一符号を付して、重複する説明を
省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心
に説明する。
の１例を示している。尚、本発明の特徴は、ハウジング
１４ａの内周面に１対の外輪８、８の軸方向端面を突き
当てる為の段部１３（図１５参照）を持たない点、上記
各外輪８、８の外周面と上記ハウジング１４ａの内周面
とを接着により固定している点、及び、１対の内輪６、
６のうち、少なくとも一方の内輪６を、請求項の軸に相
当する回転軸２ｂに対して、軸方向に亙る移動自在に圧
入外嵌し、この内輪６をこの回転軸２ｂに対して軸方向
に変位させる事により、各転動体９、９への予圧を付与
している点にある。その他の部分の構造及び作用は、前
述の図１４に示した従来構造と同様である為、この従来
構造と同様部分には同一符号を付して、重複する説明を
省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心
に説明する。
【００１２】本例の複列転がり軸受ユニット１ｂの場合
は、それぞれが深溝型の玉軸受である１対の転がり軸受
３、３を、上記回転軸２ｂの外周面で軸方向に離隔した
２個所位置に外嵌している。又、この回転軸２ｂの外周
面で上記各転がり軸受３、３を構成する内輪６、６の両
端部内周面と対向する部分には、上記回転軸２ｂの外周
面の一部を構成する、それぞれの外周面が円筒状の凹面
部１５、１５を設けている。これら各凹面部１５、１５
は、上記回転軸２ｂの直径方向内方に凹んでいる。尚、
これら各凹面部１５、１５同士の間で上記内輪６、６の
中間部内周面に対向する部分の外径は、上記回転軸２ｂ
の外周面の他の部分と同じとしている。
は、それぞれが深溝型の玉軸受である１対の転がり軸受
３、３を、上記回転軸２ｂの外周面で軸方向に離隔した
２個所位置に外嵌している。又、この回転軸２ｂの外周
面で上記各転がり軸受３、３を構成する内輪６、６の両
端部内周面と対向する部分には、上記回転軸２ｂの外周
面の一部を構成する、それぞれの外周面が円筒状の凹面
部１５、１５を設けている。これら各凹面部１５、１５
は、上記回転軸２ｂの直径方向内方に凹んでいる。尚、
これら各凹面部１５、１５同士の間で上記内輪６、６の
中間部内周面に対向する部分の外径は、上記回転軸２ｂ
の外周面の他の部分と同じとしている。
【００１３】又、上記各転がり軸受３、３を構成する外
輪８、８を内嵌するハウジング１４ａの内周面は、上記
各外輪８、８の軸方向端面を突き当てる為の段部１３
（図１５参照）を持たない、単なる円筒状に形成してい
る。但し、このハウジング１４ａの内周面で上記各外輪
８、８の中間部外周面に対向する部分には、それぞれ円
筒状の凹面部１６、１６を設けている。これら各凹面部
１６、１６は、上記ハウジング１４ａの直径方向外方に
凹んでいる。
輪８、８を内嵌するハウジング１４ａの内周面は、上記
各外輪８、８の軸方向端面を突き当てる為の段部１３
（図１５参照）を持たない、単なる円筒状に形成してい
る。但し、このハウジング１４ａの内周面で上記各外輪
８、８の中間部外周面に対向する部分には、それぞれ円
筒状の凹面部１６、１６を設けている。これら各凹面部
１６、１６は、上記ハウジング１４ａの直径方向外方に
凹んでいる。
【００１４】そして、上記各内輪６、６は、上記回転軸
２ｂの各凹面部１５、１５同士の間部分に、この回転軸
２ｂに対して軸方向に亙る移動自在に、それぞれ圧入外
嵌している。複列転がり軸受ユニットの構成各部材を組
み立てる際には、これら各内輪６、６は、上記回転軸２
ｂの軸方向（図１の左右方向）に押圧する事により、こ
れら両内輪６、６の端面同士が近づく方向に、僅かに変
位させる。そして、この変位に基づき、本例の複列転が
り軸受ユニット１ｂに、所定の予圧を付与する。
２ｂの各凹面部１５、１５同士の間部分に、この回転軸
２ｂに対して軸方向に亙る移動自在に、それぞれ圧入外
嵌している。複列転がり軸受ユニットの構成各部材を組
み立てる際には、これら各内輪６、６は、上記回転軸２
ｂの軸方向（図１の左右方向）に押圧する事により、こ
れら両内輪６、６の端面同士が近づく方向に、僅かに変
位させる。そして、この変位に基づき、本例の複列転が
り軸受ユニット１ｂに、所定の予圧を付与する。
【００１５】更に、所定の予圧を付与した状態で、上記
各内輪６、６の両端部内周面と、この両端部内周面に対
向する凹面部１５、１５との間に接着剤１７を塗布し
て、これら各内輪６、６と上記回転軸２ｂとを接着して
いる。従って、上記各内輪６、６は、複列転がり軸受ユ
ニット１ｂの使用時にも、軸方向に移動しない。
各内輪６、６の両端部内周面と、この両端部内周面に対
向する凹面部１５、１５との間に接着剤１７を塗布し
て、これら各内輪６、６と上記回転軸２ｂとを接着して
いる。従って、上記各内輪６、６は、複列転がり軸受ユ
ニット１ｂの使用時にも、軸方向に移動しない。
【００１６】又、上記各外輪８、８の中間部外周面と、
この中間部外周面に対向する凹面１６との間にも接着剤
１７を塗布して、これら各外輪８、８と上記ハウジング
１４ａとを接着している。従って、上記各外輪８、８
は、複列転がり軸受ユニット１ｂの使用時にも、軸方向
に移動しない。尚、上記ハウジング１４ａの外周面に
は、このハウジング１４ａを所定部位に固定する為の取
付フランジ２１を形成している。
この中間部外周面に対向する凹面１６との間にも接着剤
１７を塗布して、これら各外輪８、８と上記ハウジング
１４ａとを接着している。従って、上記各外輪８、８
は、複列転がり軸受ユニット１ｂの使用時にも、軸方向
に移動しない。尚、上記ハウジング１４ａの外周面に
は、このハウジング１４ａを所定部位に固定する為の取
付フランジ２１を形成している。
【００１７】上述の様に構成する本発明の複列転がり軸
受ユニット１ｂの場合には、上記両外輪８、８の端面同
士が近づく事を防止する外輪間座４（図１４参照）を廃
止して、部品点数の削減ができる。更に、上記各外輪
８、８の軸方向端面を突き当てる為の段部１３（図１５
参照）を上記ハウジング１４ａの内周面に設ける必要が
なくなる為、上記ハウジング１４ａの内周面の形状が単
純になり、このハウジング１４ａの内周面の加工が容易
になる。
受ユニット１ｂの場合には、上記両外輪８、８の端面同
士が近づく事を防止する外輪間座４（図１４参照）を廃
止して、部品点数の削減ができる。更に、上記各外輪
８、８の軸方向端面を突き当てる為の段部１３（図１５
参照）を上記ハウジング１４ａの内周面に設ける必要が
なくなる為、上記ハウジング１４ａの内周面の形状が単
純になり、このハウジング１４ａの内周面の加工が容易
になる。
【００１８】次に、図３〜７は、上述した様な構成を有
する本発明の複列転がり軸受ユニット１ｂを造る為の製
造方法のうち、請求項２に対応する製造方法を工程順に
示している。本発明の製造方法により、上記複列転がり
軸受ユニット１ｂを造るには、先ず、図３〜４に示す様
に、回転軸２ｂの外周面で軸方向（図４の左右方向）に
離隔した２個所位置に１対の外輪８、８を、各内輪６、
６と各転動体９、９とを介して支持する。即ち、上記回
転軸２ｂの外周面２個所位置に、予め組み立てた１対の
転がり軸受３、３を外嵌支持する。そして、これら１対
の外輪８、８のうち、一方（図４の左方）の外輪８の外
周面に、この外周面のほぼ全周に亙って、或はこの外周
面の円周方向に関して複数箇所に、接着剤１７を塗布す
る。又、上記ハウジング１４ａの内周面で他方（図４の
右方）の外輪８の外周面と対向する部分に、この部分の
ほぼ全周に亙って、或はこの部分の円周方向に関して複
数箇所に、接着剤１７を塗布する。
する本発明の複列転がり軸受ユニット１ｂを造る為の製
造方法のうち、請求項２に対応する製造方法を工程順に
示している。本発明の製造方法により、上記複列転がり
軸受ユニット１ｂを造るには、先ず、図３〜４に示す様
に、回転軸２ｂの外周面で軸方向（図４の左右方向）に
離隔した２個所位置に１対の外輪８、８を、各内輪６、
６と各転動体９、９とを介して支持する。即ち、上記回
転軸２ｂの外周面２個所位置に、予め組み立てた１対の
転がり軸受３、３を外嵌支持する。そして、これら１対
の外輪８、８のうち、一方（図４の左方）の外輪８の外
周面に、この外周面のほぼ全周に亙って、或はこの外周
面の円周方向に関して複数箇所に、接着剤１７を塗布す
る。又、上記ハウジング１４ａの内周面で他方（図４の
右方）の外輪８の外周面と対向する部分に、この部分の
ほぼ全周に亙って、或はこの部分の円周方向に関して複
数箇所に、接着剤１７を塗布する。
【００１９】上記各部に接着剤１７、１７を塗布したな
らば、次いで、図５に示す様に、上記１対の外輪８、８
を支持した回転軸２ｂを、上記他方の外輪８側から上記
ハウジング１４ａ内に挿入する。そして、図６に示す様
に、上記各外輪８、８の外周面中間部とハウジング１４
ａの内周面に形成した凹面部１６、１６とが対向する状
態になるまで、上記各外輪８、８を上記ハウジング１４
ａ内に挿入する。この際、上記他方の外輪８の外周面に
は、接着剤１７が塗布されていない為、上記ハウジング
１４ａの内周面に上記接着剤１７を無駄に付着させる事
はない。尚、図６に示す状態に組み立てられたままで
は、未だ複列転がり軸受ユニット１ａには予圧が付与さ
れていない。但し、各内輪６、６と回転軸２ｂとの嵌合
強度は、付与すべき予圧でこれら各内輪６、６がずれ動
かない強度にしておく。
らば、次いで、図５に示す様に、上記１対の外輪８、８
を支持した回転軸２ｂを、上記他方の外輪８側から上記
ハウジング１４ａ内に挿入する。そして、図６に示す様
に、上記各外輪８、８の外周面中間部とハウジング１４
ａの内周面に形成した凹面部１６、１６とが対向する状
態になるまで、上記各外輪８、８を上記ハウジング１４
ａ内に挿入する。この際、上記他方の外輪８の外周面に
は、接着剤１７が塗布されていない為、上記ハウジング
１４ａの内周面に上記接着剤１７を無駄に付着させる事
はない。尚、図６に示す状態に組み立てられたままで
は、未だ複列転がり軸受ユニット１ａには予圧が付与さ
れていない。但し、各内輪６、６と回転軸２ｂとの嵌合
強度は、付与すべき予圧でこれら各内輪６、６がずれ動
かない強度にしておく。
【００２０】上述の様にして、上記各外輪８、８を上記
ハウジング１４ａに接着した後、一方（図６の左方）の
内輪を回転軸２ｂに固定した状態で、他方（図６の右
方）の内輪６の他端面（図６の右端面）を押圧する事に
より、この他方の内輪６を回転軸２ｂの軸方向中間部に
向けて僅かに変位させる。上記他方の内輪６の他端面を
押圧する装置は、図示しない駆動装置と、この駆動装置
に連結された押圧片１９とにより構成している。そし
て、この押圧片１９を軸方向に移動させる事により、上
記他方の内輪６を軸方向に変位させる。尚、この押圧の
際、上記他方の内輪６の変位と共に上記回転軸２ｂが変
位するのを防止する為、この回転軸２ｂの一端面（図６
の左端面）は、この回転軸２ｂの軸方向への変位を阻止
する支持板１８に突き当てておく。この支持板１８は、
上記回転軸２ｂの一端面から受ける荷重を受け止める
為、その一部を図示しない支持部材等に固定している。
ハウジング１４ａに接着した後、一方（図６の左方）の
内輪を回転軸２ｂに固定した状態で、他方（図６の右
方）の内輪６の他端面（図６の右端面）を押圧する事に
より、この他方の内輪６を回転軸２ｂの軸方向中間部に
向けて僅かに変位させる。上記他方の内輪６の他端面を
押圧する装置は、図示しない駆動装置と、この駆動装置
に連結された押圧片１９とにより構成している。そし
て、この押圧片１９を軸方向に移動させる事により、上
記他方の内輪６を軸方向に変位させる。尚、この押圧の
際、上記他方の内輪６の変位と共に上記回転軸２ｂが変
位するのを防止する為、この回転軸２ｂの一端面（図６
の左端面）は、この回転軸２ｂの軸方向への変位を阻止
する支持板１８に突き当てておく。この支持板１８は、
上記回転軸２ｂの一端面から受ける荷重を受け止める
為、その一部を図示しない支持部材等に固定している。
【００２１】上述の様にして、他方の内輪６を回転軸２
ｂの軸方向中間部に向けて僅かに変位させた後、この他
方の内輪６の内周面と上記回転軸２ｂの外周面との間を
接着する為、図７に示す様に、上記各凹面部１５、１５
のうち、軸方向他端部側に位置する凹面部１５と他方の
内輪６の他端部内周縁との隙間に接着剤１７（図２参
照）を注入する。この結果、上記他方の内輪６は、上記
回転軸２ｂに接着される。この場合の接着剤１７は、ノ
ズル２０の先端から供給される。尚、一方の内輪６も図
４に示した時点で回転軸２ｂに接着しても良い。
ｂの軸方向中間部に向けて僅かに変位させた後、この他
方の内輪６の内周面と上記回転軸２ｂの外周面との間を
接着する為、図７に示す様に、上記各凹面部１５、１５
のうち、軸方向他端部側に位置する凹面部１５と他方の
内輪６の他端部内周縁との隙間に接着剤１７（図２参
照）を注入する。この結果、上記他方の内輪６は、上記
回転軸２ｂに接着される。この場合の接着剤１７は、ノ
ズル２０の先端から供給される。尚、一方の内輪６も図
４に示した時点で回転軸２ｂに接着しても良い。
【００２２】次に、図８〜１３は、前述した様な構成を
有する本発明の複列転がり軸受ユニット１ｂを造る為の
製造方法のうち、請求項３に対応する製造方法を工程順
に示している。本例の製造方法により、上記複列転がり
軸受ユニット１ｂを造るには、先ず、１対の転がり軸受
３、３を、予め各内輪６、６と転動体９、９と外輪８、
８とを組み合わせて構成しておく。そして、これら１対
の転がり軸受３、３のうち、一方の転がり軸受３の外輪
８を、図８に示す様にハウジング１４ａの一端部（図８
の左端部）内周面に予め接着固定しておく。これに対し
て、他方の転がり軸受３の内輪６を、図９に示す様に、
回転軸２ｂの一部外周面に予め圧入固定しておく。
有する本発明の複列転がり軸受ユニット１ｂを造る為の
製造方法のうち、請求項３に対応する製造方法を工程順
に示している。本例の製造方法により、上記複列転がり
軸受ユニット１ｂを造るには、先ず、１対の転がり軸受
３、３を、予め各内輪６、６と転動体９、９と外輪８、
８とを組み合わせて構成しておく。そして、これら１対
の転がり軸受３、３のうち、一方の転がり軸受３の外輪
８を、図８に示す様にハウジング１４ａの一端部（図８
の左端部）内周面に予め接着固定しておく。これに対し
て、他方の転がり軸受３の内輪６を、図９に示す様に、
回転軸２ｂの一部外周面に予め圧入固定しておく。
【００２３】その後、図１０に示す様に、上記回転軸２
ｂの他部を上記一方の転がり軸受３の内輪６に圧入する
と共に、上記他方の転がり軸受３の外輪８を上記ハウジ
ング１４ａの他端部に挿入する。この際、同図に示す様
に、抑え治具２２により、上記一方の転がり軸受３の端
面を抑えておく。そして、このハウジング１４ａの他端
部内周面に予め付着させておいた接着剤１７によりこの
他端部内周面に、上記他方の転がり軸受３を構成する外
輪８の外周面を接着する。上記回転軸２ｂと上記他方の
転がり軸受３とを上記ハウジング１４ａ及び一方の転が
り軸受３の内側に、図１１に示す様な所定位置にまで圧
入したならば、次いで、前述の請求項２に対応する製造
方法の場合と同様、図１２に示す様にして、上記１対の
内輪６、６のうちの少なくとも一方の、上記回転軸２ｂ
に対して軸方向に亙る移動可能に圧入された内輪６を上
記回転軸２ｂの軸方向に移動させる事により、上記各転
動体９、９に対して所定の予圧を付与する。そして、最
後に、図１３に示す様に、ノズル２０から上記回転軸２
ｂの外周面の凹面部１５に接着剤１７（図２参照）を供
給し、この回転軸２ｂの外周面と上記各内輪６、６の内
周面とを接着固定する。
ｂの他部を上記一方の転がり軸受３の内輪６に圧入する
と共に、上記他方の転がり軸受３の外輪８を上記ハウジ
ング１４ａの他端部に挿入する。この際、同図に示す様
に、抑え治具２２により、上記一方の転がり軸受３の端
面を抑えておく。そして、このハウジング１４ａの他端
部内周面に予め付着させておいた接着剤１７によりこの
他端部内周面に、上記他方の転がり軸受３を構成する外
輪８の外周面を接着する。上記回転軸２ｂと上記他方の
転がり軸受３とを上記ハウジング１４ａ及び一方の転が
り軸受３の内側に、図１１に示す様な所定位置にまで圧
入したならば、次いで、前述の請求項２に対応する製造
方法の場合と同様、図１２に示す様にして、上記１対の
内輪６、６のうちの少なくとも一方の、上記回転軸２ｂ
に対して軸方向に亙る移動可能に圧入された内輪６を上
記回転軸２ｂの軸方向に移動させる事により、上記各転
動体９、９に対して所定の予圧を付与する。そして、最
後に、図１３に示す様に、ノズル２０から上記回転軸２
ｂの外周面の凹面部１５に接着剤１７（図２参照）を供
給し、この回転軸２ｂの外周面と上記各内輪６、６の内
周面とを接着固定する。
【００２４】上述の様に構成する複列転がり軸受ユニッ
ト１ｂの製造方法の第１〜２例の場合には、前記外輪間
座４を廃止できる為、この外輪間座４を組み込む工程が
削減できる。この結果、組立てが簡単になる。
ト１ｂの製造方法の第１〜２例の場合には、前記外輪間
座４を廃止できる為、この外輪間座４を組み込む工程が
削減できる。この結果、組立てが簡単になる。
【００２５】
【発明の効果】本発明の複列転がり軸受ユニットは、上
述の様に構成され作用するので、低コストで製造でき
る。この為、ＶＴＲやＨＤＤ等、複列転がり軸受ユニッ
トを組み込んだ各種機器の低廉化に寄与できる。
述の様に構成され作用するので、低コストで製造でき
る。この為、ＶＴＲやＨＤＤ等、複列転がり軸受ユニッ
トを組み込んだ各種機器の低廉化に寄与できる。
【図１】本発明の実施の形態の１例を示す断面図。
【図２】図１のＡ部拡大断面図。
【図３】転がり軸受ユニットの本体部分をハウジング内
に挿入する前の状態を示す、ハウジングの断面図。
に挿入する前の状態を示す、ハウジングの断面図。
【図４】同じく転がり軸受ユニットの本体部分の断面
図。
図。
【図５】転がり軸受ユニットの本体部分をハウジング内
に挿入している状態を示す断面図。
に挿入している状態を示す断面図。
【図６】予圧付与を行なう為、内輪を軸方向に移動させ
る工程を示す断面図。
る工程を示す断面図。
【図７】軸方向に移動した内輪と回転軸とを接着する工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図８】本発明の製造方法の第２例を示す、ハウジング
側の断面図。
側の断面図。
【図９】同じく軸側の断面図。
【図１０】同じくハウジング側と軸側とを組み合わせる
工程を示す断面図。
工程を示す断面図。
【図１１】同じく、予圧付与の前段状態にまで構成各部
材を組み合わせた状態を示す断面図。
材を組み合わせた状態を示す断面図。
【図１２】同じく、与圧を付与する状態を示す、図６と
同様の図。
同様の図。
【図１３】同じく、内輪を接着する工程を示す、図７と
同様の図。
同様の図。
【図１４】従来構造の第１例を示す断面図。
【図１５】同第２例を示す断面図。
１、１ａ、１ｂ 複列転がり軸受ユニット ２、２ａ、２ｂ 回転軸 ３ 転がり軸受 ４ 外輪間座 ５ 内輪軌道 ６ 内輪 ７ 外輪軌道 ８ 外輪 ９ 転動体 １０ 保持器 １１ シールド板 １２ 止め輪 １３ 段部 １４、１４ａ ハウジング １５、１６ 凹面部 １７ 接着剤 １８ 支持板 １９ 押圧片 ２０ ノズル ２１ 取付フランジ ２２ 抑え治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下川 隆志 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目５番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 上野 智史 神奈川県藤沢市宮前645 エヌエスケー・ マイクロプレシジョン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 軸の外周面で軸方向に離隔した２個所位
置に外嵌固定され、それぞれの外周面に内輪軌道を形成
した１対の内輪と、それぞれの内周面にこれら各内輪軌
道と対向する外輪軌道を形成した１対の外輪と、これら
各内輪軌道と各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転
動自在に設けられた転動体と、上記各外輪を内嵌固定す
るハウジングとを備え、上記各内輪軌道と上記各外輪軌
道との間に設けた上記各転動体に予圧を付与した複列転
がり軸受ユニットに於いて、上記ハウジングは、その内
周面に上記各外輪の軸方向端面を突き当てる為の段部を
持たないものであり、上記各外輪の外周面と上記ハウジ
ングの内周面とは接着により固定されており、上記１対
の内輪のうち、少なくとも一方の内輪は上記軸に対して
軸方向に亙る変位自在に圧入外嵌されており、上記各転
動体への予圧は、この軸に対して軸方向に亙る変位自在
に圧入外嵌された内輪をこの軸に対して軸方向に変位さ
せる事により付与している事を特徴とする複列転がり軸
受ユニット。 - 【請求項２】 軸の外周面で軸方向に離隔した２個所位
置に外嵌固定され、それぞれの外周面に内輪軌道を形成
した１対の内輪と、それぞれの内周面にこれら各内輪軌
道と対向する外輪軌道を形成した１対の外輪と、これら
各内輪軌道と各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転
動自在に設けられた転動体と、上記各外輪を内嵌固定す
るハウジングとを備え、上記各内輪軌道と上記各外輪軌
道との間に設けた上記各転動体に予圧を付与した複列転
がり軸受ユニットの製造方法であって、予め上記各内輪
と上記各転動体とを介して上記軸の周囲に支持した上記
１対の外輪の外周面と、上記ハウジングの内周面とを接
着した後、上記１対の内輪のうちの少なくとも一方の、
上記軸に対して軸方向に亙る移動可能に圧入された内輪
を上記軸の軸方向に移動させる事により、上記各転動体
への予圧付与を行なう事を特徴とする複列転がり軸受ユ
ニットの製造方法。 - 【請求項３】 軸の外周面で軸方向に離隔した２個所位
置に外嵌固定され、それぞれの外周面に内輪軌道を形成
した１対の内輪と、それぞれの内周面にこれら各内輪軌
道と対向する外輪軌道を形成した１対の外輪と、これら
各内輪軌道と各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転
動自在に設けられた転動体と、上記各外輪を内嵌固定す
るハウジングとを備え、上記各内輪軌道と上記各外輪軌
道との間に設けた上記各転動体に予圧を付与した複列転
がり軸受ユニットの製造方法であって、予め上記各内輪
と上記各転動体と上記各外輪とを組み合わせて構成した
１対の転がり軸受のうち、一方の転がり軸受の外輪を上
記ハウジングの一端部内周面に接着固定し、他方の転が
り軸受の内輪を上記軸の一部外周面に予め圧入固定した
後、この軸の他部を上記一方の転がり軸受の内輪に圧入
すると共に、上記他方の転がり軸受の外輪を上記ハウジ
ングの他端部に挿入して、このハウジングの他端部内周
面と上記他方の転がり軸受の外輪の外周面とを接着し、
その後、上記１対の内輪のうちの少なくとも一方の、上
記軸に対して軸方向に亙る移動可能に圧入された内輪を
上記軸の軸方向に移動させる事により、上記各転動体へ
の予圧付与を行なう事を特徴とする複列転がり軸受ユニ
ットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351474A JPH11182543A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 複列転がり軸受ユニットとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351474A JPH11182543A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 複列転がり軸受ユニットとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11182543A true JPH11182543A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18417541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9351474A Pending JPH11182543A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 複列転がり軸受ユニットとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11182543A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155961A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Nsk Ltd | 軸受装置の製造方法 |
| JP2010054030A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Sii Micro Precision Kk | 軸受装置の製造方法、軸受装置および情報記録再生装置 |
| JP2010054028A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Sii Micro Precision Kk | 軸受装置、軸受装置の製造方法および情報記録再生装置 |
| JP2010065761A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Sii Micro Precision Kk | 転がり軸受ユニット |
| JP2010190345A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Sii Micro Precision Kk | 転がり軸受装置の構造および転がり軸受装置の製造方法 |
| US8622621B2 (en) | 2011-09-28 | 2014-01-07 | Seiko Instruments Inc. | Rolling bearing apparatus, manufacture method thereof, and hard disk apparatus |
| JP2016114419A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 日本精工株式会社 | センサ |
| CN105715680A (zh) * | 2014-12-03 | 2016-06-29 | 中航通飞研究院有限公司 | 一种轴承轴向固定方法 |
| WO2017145345A1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 日本精工株式会社 | センサ |
| CN109538638A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-03-29 | 宁波达尔机械科技有限公司 | 高速转子及其装配方法 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9351474A patent/JPH11182543A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2016114419A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 日本精工株式会社 | センサ |
| WO2017145345A1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 日本精工株式会社 | センサ |
| CN109073423A (zh) * | 2016-02-25 | 2018-12-21 | 日本精工株式会社 | 传感器 |
| US10670430B2 (en) | 2016-02-25 | 2020-06-02 | Nsk Ltd. | Sensor |
| CN109538638A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-03-29 | 宁波达尔机械科技有限公司 | 高速转子及其装配方法 |
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