JP3964491B2 - 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の欠陥救済方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体記憶装置及び半導体記憶装置の欠陥救済方法に関し、特に半導体記憶装置における欠陥救済のための冗長構成およびそのテスト容易化のための構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図28はダイナミック型の複数のメモリセルを有する従来のダイナミック型半導体記憶装置(DRAM)の概略構成を示す説明図である。同図に示すように、メモリセルアレイ10は複数(図28の例では8個)のノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK8に分割されている。ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜8)の両側(図中上下方向)には、図示しないセンスアンプが形成されるセンスアンプ帯SRi及びSR(i+1)が設けられ、センスアンプ帯SRj(j=2〜8)はノーマルセルアレイブロックBLK(j−1),BLKj間で共有される。
【0003】
また、メモリセルアレイ10に対してコラムデコーダCDが設けられ、各ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK8にそれぞれロウデコーダRD1〜RD8が設けられる。また、各ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜8)中に、図28では図示しないが、マトリクス状にメモリセルが配置され、メモリセルの行選択のためにワード線、メモリセルのデータ読みだし・書き込みのためのビット線が配置される。
【0004】
図29は、上記したダイナミック型半導体記憶装置についての、欠陥救済のための冗長構成を示す説明図である。同図に示すように、メモリセルアレイ1は、ノーマルセルアレイブロックBLKiと同一あるいはそれに類似の予備セルアレイブロックSBLKと予備セルアレイブロック用のロウデコーダSRD1をさらに備えている。なお、説明の都合上、図28で示したセンスアンプ帯及びコラムデコーダは省略している。
【0005】
このような構成において、ブロックBLKp(p=1〜8のいずれか)のメモリセルが欠陥を含む場合に、レーザヒューズプログラム方式などにより、欠陥を含むノーマルセルアレイブロックBLKpを予備セルアレイブロックSBLKに電気的に置換して、欠陥救済を行うものである。
【0006】
図30は、ダイナミック型半導体記憶装置について、欠陥救済のための冗長構成の他の例を示す説明図である。同図に示すように、メモリセルアレイ2は、通常使用するメモリセルを有するノーマルセルアレイ3,ノーマルセルアレイ3に欠陥救済用のメモリセルを有する予備ロウセルアレイ4及び予備コラムセルアレイ5からなる。
【0007】
予備ロウセルアレイ4は予備の行に設けられた予備メモリセルを有し、予備コラムセルアレイ5は予備の列に設けられた予備メモリセルを有し、予備ロウセルアレイ4の予備メモリセルはノーマルセルアレイ3のメモリセル列と同一列に形成され、予備コラムセルアレイ5の予備メモリセルはノーマルセルアレイ3のメモリセル行と同一行に形成される。
【0008】
このような構成において、ノーマルセルアレイ2内のメモリセルが欠陥を含む場合に、レーザヒューズプログラム方式などにより、欠陥を含むメモリセルを予備ロウセルアレイ4の予備行あるいは予備コラムセルアレイ5の予備列のメモリセルに電気的に置換して、欠陥救済を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のダイナミック型半導体記憶装置は以上のように構成されており、通常のハードエラー欠陥救済方式では、予備セルアレイブロックSBLK、予備ロウセルアレイ4あるいは予備コラムセルアレイ5中のメモリセルのデータ保持特性(リフレッシュ特性)の悪いメモリセルを含む場合に、有効に欠陥救済ができないという問題点があった。
【0010】
上記問題点を解決するために、予備ロウセルアレイ、予備コラムセルアレイあるいは予備セルアレイブロックのリフレッシュ特性を試験した後に救済を行う方法があるが、リフレッシュ特性の試験時間は長く、欠陥救済情報を蓄えるに必要なテスト回路のフェイルメモリの容量が大きくなる等の問題があり、実用的ではなかった。
【0011】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、予備のメモリセルのリフレッシュ特性が悪い場合にも、歩留りを低下させずに有効に欠陥救済ができる半導体記憶装置及び半導体記憶装置の欠陥救済方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る請求項1記載の半導体記憶装置は、ダイナミック型の複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、リフレッシュ動作時に、アドレス信号に基づき前記複数のメモリセルそれぞれにアクセスするメモリセルアクセス手段とを備え、前記メモリセルアクセス手段は、前記リフレッシュ動作時に複数種のリフレッシュ間隔で前記複数のメモリセルにアクセス可能でり、前記メモリセルアクセス手段は、前記リフレッシュ動作時に前記複数のメモリセルのうち一部のメモリセルに対して、他と異なるリフレッシュ間隔でアクセスすることが可能であり、前記複数のメモリセルは、複数の正規メモリセルと複数の予備メモリセルとを有し、前記メモリセルアクセス手段は、前記複数の正規メモリセルの一部を前記複数の予備メモリセルのうち少なくとも一部である置換アクセス用予備メモリセル群に置き換えてアクセスすることが可能であり、置き換え後のリフレッシュ動作時に、前記複数の正規メモリセルに対して第1のリフレッシュ間隔でアクセスし、前記置換アクセス用予備メモリセル群のメモリセルに対して前記第1のリフレッシュ間隔よりも短い第2のリフレッシュ間隔でアクセスする。
【0016】
また、請求項2記載の半導体記憶装置において、前記メモリセルアレイは、各々が前記複数の正規メモリセルを分割して構成される複数の正規セルアレイブロックと、前記複数の予備メモリセルより構成される少なくとも一つの予備セルアレイブロックとを含み、前記メモリセルアクセス手段は、前記複数の正規セルアレイブロックのうち不良の正規メモリセルを有するブロックに置き換えて、前記少なくとも一つの予備セルアレイブロックのうち一のブロックを前記置換アクセス用予備メモリセル群としてアクセスする。
【0017】
また、請求項3記載の半導体記憶装置において、前記メモリセルアレイは、各々が前記複数の正規メモリセルを分割して構成される複数の正規セルアレイブロックと、前記複数の予備メモリセルより構成される少なくとも一つの予備セルアレイブロックとを含み、前記メモリセルアクセス手段は、前記複数の正規セルアレイブロックのうち不良の正規メモリセルを有する行または列のメモリセル群に置き換えて、前記少なくとも一つの予備セルアレイブロックのうち一のブロックの行または列のメモリセル群を前記置換アクセス用予備メモリセル群としてアクセスする。
【0018】
また、請求項4記載の半導体記憶装置において、前記第2のリフレッシュ間隔は、互いに時間が異なる複数種の第2のリフレッシュ間隔を含み、前記メモリセルアクセス手段は、前記リフレッシュ動作時に、制御信号に基づき前記複数種の第2のリフレッシュ間隔のうち一のリフレッシュ間隔でアクセスする。
【0026】
この発明に係る請求項5記載の半導体記憶装置の欠陥救済方法は、請求項2記載半導体記憶装置に対する欠陥救済方法であって、(a)前記複数の正規セルアレイブロックに前記欠陥ブロックが存在するか否かをテストするステップと、(b)前記ステップ(a)のテストで前記欠陥ブロックの存在が確認されると、前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックの良否テストを行うステップと、(c)前記ステップ(b)の前記良否テストで良と判定されると、前記欠陥ブロックに置き換えて、前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックのうち一のブロックをアクセスするように変更して欠陥救済を行うステップとを備えている。
【0027】
また、請求項6記載の半導体記憶装置の欠陥救済方法において、前記ステップ(b)の良否テストは、前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックに不良の予備メモリセルが存在しない場合に良と判定する第1のテストと、前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックの各予備メモリセルが前記第2のリフレッシュ間隔でリフレッシュ可能なリフレッシュ特性を有する場合に良と判定する第2のテストとを含む。
【0030】
【発明の実施の形態】
<<実施の形態1>>
<前提>
上記のように、ダイナミック型の複数のメモリセルを有するダイナミック型半導体記憶装置では、歩留り向上を目的として、不良ビットを救済するために冗長メモリセルを備えることが一般的になっているが、この冗長メモリセルが不良であるか否かを欠陥救済の前に知ることができれば、欠陥予備行あるいは列による欠陥救済により救済不能になることによる欠陥救済の失敗が起こることを防ぐことができ、欠陥救済成功率を上げることができる。しかしながら、これら予備メモリセルのリフレッシュ特性が悪く、基準値に達しない場合には、結局、救済失敗となり、歩留りが低下する。
【0031】
一般にダイナミック型半導体記憶装置では、チップ全体としてある一定の周期内に一定の回数のリフレッシュ動作によりチップ全体を一巡してリフレッシュを行う。例えば、標準的な256Mb−DRAMの場合には、8Kリフレッシュサイクル(=128ms)が標準であり、128msの間に8192(213)本のワード線を順次選択してこれにより選択されるメモリセルのリフレッシュ動作を行う必要がある。ここで、例えば、1サイクルで選択されるワード線数を2倍にして、4Kサイクル(=64ms)で全ワード線が一巡して選択されるようにすれば、各メモリセルに要求されるリフレッシュ特性(データ保持特性)の実力は64msでよく、リフレッシュ特性が64msしかないメモリセルを含んでいても8Kサイクルのワード線選択により各メモリセルデータは2回ずつリフレッシュされるので見かけ上128msのリフレッシュ実力を有するようになる。実際には、このような動作を全メモリセルアレイについて行うと、各サイクルで動作ブロックが2倍となり、消費電流が増大するという問題がある。
【0032】
<構成及び動作>
図1はこの発明の実施の形態1であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。同図に示すように、メモリセルアレイ1はノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16に分割されている。ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜16)の両側(図中上下方向)には、図示しないセンスアンプが形成されるセンスアンプ帯SRi及びSR(i+1)が設けられ、センスアンプ帯SRj(j=2〜16)はノーマルセルアレイブロックBLK(j−1),BLKj間で共有される。
【0033】
さらに、メモリセルアレイ1は、ノーマルセルアレイブロックBLKiと同一あるいは類似の予備セルアレイブロックSBLKがさらに設けられ、予備セルアレイブロックSBLKは、センスアンプ帯SSR内に形成される図示しないセンスアンプを用いる。
【0034】
また、メモリセルアレイ1に対してコラムデコーダCDが設けられ、各ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16にそれぞれロウデコーダRD1〜RD16が設けられ、予備セルアレイブロックSBLKに対して予備ロウデコーダSRDが設けられる。また、各ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜16)及び予備セルアレイブロックSBLK中に、図1では図示しないが、マトリクス状にメモリセルが配置され、メモリセルの行選択のためのワード線、メモリセルのデータ読みだし・書き込みのためのビット線が配置される。
【0035】
このような構成において、ブロックBLKp(p=1〜16のいずれか)内のメモリセルが欠陥を含む場合に、レーザヒューズプログラム方式などの既存の方法により、欠陥を含むノーマルセルアレイブロックBLKpを予備セルアレイブロックSBLKに電気的に置換して欠陥救済を行う。欠陥救済後はノーマルセルアレイブロックBLKpが選択された場合は予備セルアレイブロックSBLKにアクセスされるように動作する。
【0036】
欠陥救済後、正規のブロックであるノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16はそれぞれ、8Kサイクルでリフレッシュされるが、予備セルアレイブロックSBLKは4Kサイクルでリフレッシュされるようにしている。以下、その詳細を説明する。
【0037】
ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16はそれぞれ8Kサイクルのリフレッシュ周期に対応する13ビットのロウアドレスRA1〜RA13により行選択がなされ、選択された行のリフレッシュ動作が順次行われる。予備メモリアレイブロックは8KサイクルのロウアドレスRA1〜RA13に対応する13ビットのロウアドレスのうち最上位ロウアドレスRA13を除く4Kサイクル分の12ビットのロウアドレスによって選択されるように構成する。
【0038】
図2は、実施の形態1のダイナミック型半導体記憶装置のロウアドレス制御方式の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ブロックアドレスデコーダ12はロウアドレスRA10〜RA13に基づきブロック選択信号BS1〜BS16及びBSSを選択的に活性状態にする。
【0039】
図3はブロックアドレスデコーダ12の内部構成を示す説明図である。同図に示すように、ロウアドレス信号RA10〜RA13及び信号RA10〜RA13がそれぞれインバータI1〜I4で反転される反転ロウアドレス信号バーRA10〜RA13をブロック選択信号BS1〜BS16用に受ける。
【0040】
さらに、ロウアドレス信号RA10〜RA13及び信号RA10〜RA13がそれぞれインバータI11〜I14で反転される反転ロウアドレス信号バーRA10〜RA13を予備ブロック選択信号BSS用に独立して受ける。ただし、ロウアドレス信号RA13及び反転ロウアドレス信号バーRA13は、一方入力に“H”の制御信号CSを受けるORゲートG51及びG52により共に“H”固定される。
【0041】
ANDゲートG1〜G16はそれぞれアドレス指定された4つの信号RA10(バーRA10)〜RA13(バーRA13)が“H”となったときに活性状態のブロック選択信号BS1〜BS16をそれぞれ出力する。
【0042】
ANDゲートGSは、欠陥ブロックBLKpに代わってアドレス指定された4つの信号RA10(バーRA10)〜RA13(バーRA13)が“H”となったときに活性状態のブロック選択信号BSSを出力する。ただし、信号RA13及びバーRA13は共に“H”固定されるため、実際には、3つの信号RA10(バーRA10)〜RA12(バーRA12)が“H”となったときに活性状態のブロック選択信号BSSを出力する。
【0043】
図2に戻って、プリデコーダ11はロウアドレス信号RA1〜RA9をデコードして選択信号X1〜X18を選択的に活性状態にしてアドレスセレクタASi(i=1〜16)及び予備アドレスセレクタSASに出力する。
【0044】
ブロックアドレスデコーダ12は前述したように、ロウアドレス信号RA10〜RA13をデコードして、ブロック選択信号BS1〜BS16及びBSSを選択的に活性状態にして、アドレスセレクタASi(SAS)及びセンスアンプ制御系SACi(予備センスアンプ制御系SSAC)に出力する。
【0045】
アドレスセレクタASi(SAS)は活性状態のブロック選択信号BSi(BSS)を受けると活性化し、選択信号X1〜X18に基づきワード線選択回路WCi(予備ワード線選択回路SWC)にワード線選択信号を出力する。
【0046】
ワード線選択回路WCi(SWC)は、対応のアドレスセレクタASi(SAS)から受けるワード線選択信号に基づき、該当ブロックのワード線WLを選択的に活性状態にしてメモリセルアレイの行選択を行う。なお、図1のロウデコーダRDはワード線選択回路WCiに対応する。
【0047】
このような構成の実施の形態1のダイナミック型半導体記憶装置は、8Kサイクルのリフレッシュ期間中に、ロウアドレスRA10〜RA12による固有のアドレス指定がなされた予備セルアレイブロックSBLKに対して、RA13=“1”とRA13=“0”のときに2回アクセスされることになり、4Kサイクルのリフレッシュ期間でリフレッシュすることができる。
【0048】
ただし、通常メモリアクセス動作としてのメモリセル選択アドレスはロウアドレスRA13を含む8K分のロウアドレスに従うようにする。すなわち、外部より印加されたロウアドレスに従って、図示しないデータ入出力系の制御下でメモリセルデータへのアクセスは正確に行われるが、セルアレイブロックBLK1〜BLK16のいずれかと予備セルアレイブロックSBLKとが同時に選択されて内部で余分にワード線選択・リフレッシュが行われる場合があるということである。
【0049】
<効果>
このように、実施の形態1のダイナミック型半導体記憶装置は、リフレッシュ特性が悪い予備セルアレイブロックSBLKに置換された場合でも、予備セルアレイブロックSBLKを短いリフレッシュ間隔でリフレッシュ可能にすることにより、十分に正常なリフレッシュ動作が可能となる。その結果、欠陥救済の成功率が高まり歩留りが向上する。
【0050】
さらに、予備セルアレイブロックSBLKに要求されるリフレッシュ特性が比較的低いため、予備セルアレイブロックSBLKに対するリフレッシュテストを不要にできるため、リフレッシュテスト時間の短縮を図ることができる。また、テスト系(テスト回路)がテスト結果情報を蓄えるフェイルメモリ容量も小さくすることができる。
【0051】
<<実施の形態2>>
<構成及び動作>
図4はこの発明の実施の形態2であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。なお、図1と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0052】
図4に示すように、実施の形態2のダイナミック型半導体記憶装置はノーマルモードとリフレッシュモードとで異なるアクセスを行うようにする。なお、リフレッシュモードとはCBR(CAS before RAS)リフレッシュ及びセルフリフレッシュ等を含むモードであり、内部アドレスカウンタにより発生されたリフレッシュアドレスに従って、該当するロウアドレスのワード線選択・リフレッシュ動作が行われるモードである。
【0053】
実施の形態2の構成は、予備セルアレイブロックSBLKへの欠陥救済後に以下のように動作する。
【0054】
ノーマルモード時において、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16はそれぞれ13ビットのロウアドレスRA1〜RA13により行選択がなされ、選択された行の通常動作(読み出し、書き込み動作等)が行われるとともに、予備セルアレイブロックSBLKは13ビットのロウアドレスRA1〜RA13により行選択がなされ、選択された行の通常動作が行われる。
【0055】
一方、リフレッシュモード時において、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16はそれぞれ、8Kサイクルの13ビットのリフレッシュロウアドレスQA1〜QA13でリフレッシュされるが、予備セルアレイブロックSBLKは4Kサイクルの12ビットのリフレッシュロウアドレスQA1〜QA12でリフレッシュされる。
【0056】
図5は、実施の形態2のダイナミック型半導体記憶装置のロウアドレス制御系の構成を示すブロック図である。なお、図2と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0057】
図5に示すように、実施の形態2のブロックアドレスデコーダ12BはロウアドレスRA10〜RA13(QA10〜QA13)に基づきブロック選択信号BS1〜BS16及びBSSを選択的に活性状態にする。このとき、ノーマルモードかリフレッシュモードかを指示するモード信号を受け、モード信号SMがノーマルモードを指示するとき、予備ブロック選択信号BSS用の最大ビットアドレス(RA13)を有効にし、リフレッシュモードを指示するとき最大ビットアドレス(QA13)を無効にする。
【0058】
具体的には、図3で示した構成において、ブロックアドレスデコーダ12Bは、ノーマルモード時は制御信号CSを“L”に、リフレッシュモード時は制御信号CSを“H”にするように内部制御するようにすればよい。なお、図3でロウアドレスRA10〜RA13で示した箇所はリフレッシュモード時にはリフレッシュアドレスQA10〜QA13に置き代わるものとする。
【0059】
このような構成の実施の形態2のダイナミック型半導体記憶装置は、リフレッシュモード時における8Kサイクルのリフレッシュ期間中に、リフレッシュロウアドレスQA10〜QA13による固有のアドレス指定がなされた予備セルアレイブロックSBLKに対して、リフレッシュロウアドレスQA13の値を無視してQA13=“1”とQA13=“0”のときに2回アクセスされることになり、4Kサイクルのリフレッシュ期間でリフレッシュすることができる。
【0060】
一方、ノーマルモード時は、予備セルアレイブロックSBLKに対して、他のノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16と同様にロウアドレスRA1〜RA13の値によってアクセスされる。
【0061】
<効果>
実施の形態1の効果に加え、下記の効果を奏する。
予備セルアレイブロックSBLKでの余分なワード線選択時の消費電力増大をリフレッシュモード時のみにできるため、ノーマルモード時に消費電流増大による電源系の不安定によるアクセスタイムの増大などの問題を回避できる。
【0062】
<<実施の形態3>>
<前提>
実施の形態1、2による予備セルアレイブロックSBLKに対するリフレッシュサイクルは4Kサイクルであったが、このサイクルに限るわけではなく、より短い周期である、2K、1Kサイクルでリフレッシュを行うようにしてもよい。これらは、予備セルアレイブロックSBLKのリフレッシュ特性能力実力により使い分けるようにするのが望ましい。
【0063】
<構成及び動作>
図6はこの発明の実施の形態3であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。なお、図1あるいは図2と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0064】
実施の形態3の構成は、予備セルアレイブロックSBLKへの欠陥救済後に以下のように動作する。
【0065】
ノーマルモード時において、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16はそれぞれ13ビットのロウアドレスRA1〜RA13により行選択がなされ、選択された行の通常動作(読み出し、書き込み動作等)が行われるとともに、予備セルアレイブロックSBLKは13ビットのロウアドレスRA1〜RA13により行選択がなされ、選択された行の通常動作が行われる。
【0066】
一方、リフレッシュモード時において、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16はそれぞれ、8Kサイクルの13ビットのリフレッシュロウアドレスQA1〜QA13でリフレッシュされるが、予備セルアレイブロックSBLKは4Kサイクルの12ビットのリフレッシュロウアドレスQA1〜QA12、2Kサイクルの11ビットのリフレッシュロウアドレスQA1〜QA11あるいは1Kサイクルの10ビットのリフレッシュロウアドレスQA1〜QA10でリフレッシュされる。
【0067】
図7は、実施の形態3のダイナミック型半導体記憶装置のロウアドレス制御系の構成を示すブロック図である。なお、図2と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0068】
図7に示すように、実施の形態3のダイナミック型半導体記憶装置のブロックアドレスデコーダ12Cは、リフレッシュサイクルプログラム信号PRSをさらに受け、この信号PRSに基づき予備セルアレイブロックSBLKに対するリフレッシュサイクルを決定する。
【0069】
図8は実施の形態3のブロックアドレスデコーダ12Cの構成を示す説明図である。なお。図3と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。また、同図におけるロウアドレス信号RA10〜RA13はリフレッシュロウアドレス信号QA10〜QA13を含む。
【0070】
図8に示すように、ロウアドレス信号RA13及び反転ロウアドレス信号バーRA13は、“制御信号CS1を受けるORゲートG51及びG52により共に“H”固定されたり、スルーしたりする。ロウアドレス信号RA12及び反転ロウアドレス信号バーRA12は、制御信号CS2を受けるORゲートG53及びG54により共に“H”固定されたり、スルーしたりする。ロウアドレス信号RA11及び反転ロウアドレス信号バーRA11は、制御信号CS3を受けるORゲートG55及びG56により共に“H”固定されたり、スルーしたりする。
【0071】
具体的には、ノーマルモード時は制御信号CS1〜CS3を共に“L”にし、リフレッシュモード時の4Kサイクル時は制御信号CS1〜CS3を“H”、“L”及び“L”にし、2Kサイクル時は制御信号CS1〜CS3を“H”、“H”及び“L”にし、1Kサイクル時は制御信号CS1〜CS3を共に“H”にするように内部制御する。なお、制御信号CS1〜CS3の内容はモード信号SM及びリフレッシュサイクルプログラム信号PRSによって決定される。
【0072】
このような構成の実施の形態3のダイナミック型半導体記憶装置は、リフレッシュモード時における8Kサイクルのリフレッシュ期間中に、リフレッシュロウアドレスQA10〜QA13による固有のアドレス指定がなされた予備セルアレイブロックSBLKに対して、リフレッシュサイクルプログラム信号に基づき4K,2Kあるいは1Kサイクルのリフレッシュ期間でリフレッシュすることができる。
【0073】
<効果>
実施の形態1及び実施の形態2の効果に加え、下記の効果を奏する。
予備セルアレイブロックSBLKのリフレッシュ特性の実力に最も適合したリフレッシュサイクルに設定することにより、さらに歩留りを向上させることができる。
【0074】
<<実施の形態4>>
<前提>
実施の形態1〜3は、メモリアレイの欠陥救済のための予備ブロックを備え、ブロック単位で置換する場合を示したが、これらはブロック単位の置換のため、救済効率が悪いという問題点がある。
【0075】
<構成及び動作>
図9はこの発明の実施の形態4であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。なお、図1と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0076】
実施の形態4は、ブロックBLKp(p=1〜16のいずれか)のメモリセルが欠陥を含む場合に、レーザヒューズプログラム方式などの既存の方法により、欠陥を含むノーマルセルアレイブロックBLKpのワード線(図示せず)を予備セルアレイブロックSRBKLの予備ワード線SWL1〜SWLnのいずれかに電気的に置換して欠陥救済を行う。欠陥救済後はノーマルセルアレイブロックBLKpの当該行が選択された場合は予備セルアレイブロックSRBLK内の置換された行にアクセスされるように動作する。なお、SRRDは予備セルアレイブロックSRBLKに設けられたロウデコーダ、SRSRは予備セルアレイブロックSRBLK用のセンスアンプ帯である。
【0077】
図10は、実施の形態4のダイナミック型半導体記憶装置のロウアドレス制御系の構成を示すブロック図である。なお、図2と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0078】
図10に示すように、アドレスデコーダ13はロウアドレスRA1〜RA13に基づきブロック選択信号BS1〜BS16及びBSSを選択的に活性状態にするとともに、選択信号X1〜X18を選択的に活性状態にする。
【0079】
アドレスデコーダ13は基本的に実施の形態1のプリデコーダ11及びブロックアドレスデコーダ12の機能を有しており、さらに、予備ブロック選択信号BSSの活性/非活性の判断及び置換された行を有するノーマルセルアレイブロックBLKiの活性/非活性の判断をロウアドレスRA1〜RA13に基づき行う機能を有している。
【0080】
このような構成の実施の形態4のダイナミック型半導体記憶装置は、リフレッシュモード時における8Kサイクルのリフレッシュ期間中に、リフレッシュロウアドレスQA10〜QA13による固有のアドレス指定がなされた予備セルアレイブロックSRBLKに対して、リフレッシュロウアドレスQA13の値を無視してQA13=“1”とQA13=“0”のときに2回アクセスされることになり、4Kサイクルのリフレッシュ期間でリフレッシュすることができる。
【0081】
なお、実施の形態4の構成は実施の形態1に対応する構成だが、実施の形態2に対応させて図11に示すようにノーマルモードとリフレッシュモードとで予備セルアレイブロックSRBLKに対して異なるアクセスを行うようにしてもよく、実施の形態3に対応させて予備セルアレイブロックSRBLKに対するリフレッシュサイクルを可変設定するようにしてもよい。
【0082】
<効果>
実施の形態1及び実施の形態2の効果に加え、下記の効果を奏する。
予備セルアレイブロックSRBLKの構成より小さな単位の置換構成においても、同様の救済効果を得ることができ、救済効率を上げることができる。
【0083】
<<実施の形態5>>
<前提>
一般に、ダイナミック型半導体記憶装置では、セルフリフレッシュモードにおいては、内部アドレスカウンタおよび内部リフレッシュタイマによりリフレッシュ動作がなされる。この時、メモリアレイ全体のリフレッシュ特性の実力に応じて、リフレッシュタイマの周期をプログラムしてチューニングし、最適化することが行われている。しかしながら、この手法は、温度依存性、電源電圧依存性を一様に保ちながら広範囲にチューニングするような回路構成を実現することが困難である。
【0084】
このような問題点を解決するために、リフレッシュタイマの周期は一定あるいは狭い範囲のプログラムとし、セルフリフレッシュモード時における全てのメモリセルに対するリフレッシュサイクルをプログラム可能にして、リフレッシュ間隔のチューニングを行うのがよい。
【0085】
<構成及び動作>
図12は実施の形態5のダイナミック型半導体記憶装置が用いるリフレッシュアドレスカウンタの構成例を示すブロック図である。同図に示すように、所定のクロックに同期して動作する、13個の1ビットカウンタCA1〜CA13をループ接続することにより構成される。そして、カウンタCA1〜CA13の出力がリフレッシュアドレスQA1〜QA13となる。
【0086】
図13、実施の形態5のダイナミック型半導体記憶装置が用いるブロックアドレスデコーダの内部構成を示す回路図である。なお、ブロックデコーダの周辺構成は図1で示した実施の形態1の構成と同様である。
【0087】
図13に示すように、実施の形態5のブロックアドレスデコーダ12Dは、リフレッシュアドレスQA10〜QA13(通常動作時は、ロウアドレスRA10〜RA13)及びリフレッシュアドレス信号RA10〜RA13がそれぞれインバータI21〜I24で反転される反転リフレッシュアドレス信号バーQA10〜QA13をブロック選択信号BS1〜BS16及びBSS用に受ける。ただし、リフレッシュロウアドレス信号QA13及び反転ロウアドレス信号バーQA13は、外部からの制御信号C1を受けるORゲートG61及びG62により共に“H”固定されたり、スルーしたりする。リフレッシュロウアドレス信号QA12及び反転ロウアドレス信号バーQA12は、外部からの制御信号C2を受けるORゲートG63及びG64により共に“H”固定されたり、スルーしたりする。リフレッシュロウアドレス信号QA11及び反転ロウアドレス信号バーQA11は、外部からの制御信号C3を受けるORゲートG65及びG66により共に“H”固定されたり、スルーしたりする。
【0088】
具体的には、8Kサイクル時は制御信号C1〜C3を共に“L”にし、4Kサイクル時は制御信号C1〜C3を“H”、“L”及び“L”にし、2Kサイクル時は制御信号C1〜C3を“H”、“H”及び“L”にし、1Kサイクル時は制御信号C1〜C3を共に“H”に設定する。
【0089】
<効果>
通常のセルフリフレッシュ動作の内部リフレッシュ間隔をプログラムすることにより、リフレッシュ特性の実力に応じて最適化したセルフリフレッシュ動作を実現でき、歩留りを向上できる。
【0090】
<<実施の形態6>>
<前提>
一般に、セルフリフレッシュ動作では、内部カウンタおよび内部タイマによりリフレッシュ動作が行われるので、外部からその動作状態をテストすることができないのでチェック方法が必要である。
【0091】
<処理内容1>
実施の形態6は内部リフレッシュ動作のリフレッシュサイクルのチェック方法である。なお、図14及び図15は実施の形態6の第1のチェック方法説明用のタイミング図である。これらの図において、バーRAS(E)は外部ロウアドレスストローブ信号、バーCAS(E)は外部コラムアドレスストローブ信号、Add(E)は外部アドレス信号、バーWEは書き込み制御信号、バーRAS(I)は内部ロウアドレスストローブ信号、RAi(I)は内部ロウアドレス信号、CAi(I)は内部コラムアドレス信号、Dinはデータ入力、Doutはデータ出力を示す。
【0092】
セルフリフレッシュチェックモードに入ると、内部タイマにより定まるリフレッシュ周期で内部リフレッシュ動作が行われるが、この時、コラムアドレスをたとえば0番地に固定してコラムアドレス系(既存の回路構成)を動作させる。これに従って、データ入出力系(既存の回路構成)を動作させ、外部よりデータ入出力を行う。このような機能を設けることにより、以下(1)〜(4)のように内部リフレッシュ動作のチェックが可能になる。
【0093】
(1)通常の書き込み動作によってコラムアドレスが0番地の全アドレスに“0”を書き込む。
(2)図14に示すように、セルフリフレッシュチェックモード(時刻t1のタイミング)で、内部ロウアドレス信号CAiをインクリメントさせながら、ある一定時間Tの間、外部のデータ入力Dinで“1”書き込みを行う。
(3)通常の読み出し動作によってコラムアドレス0番地の全データを読み出す。
・読み出したデータがすべて“1”であれば、期間T以内の時間で一巡のリフレッシュ動作が行われていたと判定。
・読み出したデータの一部に“0”があれば、リフレッシュ動作の一巡に期間T以上の時間を要していることになり、期間Tより大きい期間T’の時間で(2)を再度行う。
(4)以上を繰り返すことにより、内部リフレッシュ動作の周期を外部より知ることができ、有効なテストができる。
【0094】
また、以下の方法でテストを行うことも可能である。
【0095】
(1)通常の書き込み動作によってコラムアドレスが0番地でロウアドレスRAiを順次インクリメントさせながら“0”,“1”を交互に書き込む。
(2)図15に示すように、セルフリフレッシュチェックモード(時刻t1のタイミング)で書き込み制御信号バーWEを立ち上げて(時刻t2)読み出しモードにした後、内部ロウアドレス信号RAiをインクリメントさせながら、出力データDoutを読み出す。
(3)出力データDoutの発振周波数から内部リフレッシュ動作の周期を外部より知ることができる。
【0096】
<処理内容2>
上記の方法では、内部リフレッシュ動作の周期を知ることができるが、実施の形態1〜5のダイナミック型半導体記憶装置ように予備ブロックあるいは予備行・列ブロックのように特定のブロックあるいは行(列)のメモリセルに対してのみリフレッシュサイクルが異なる場合のリフレッシュサイクルを独立にテストする必要が生ずる。
【0097】
図16は実施の形態6の第2のチェック方法説明用のタイミング図である。同図において、BAが外部出力ブロック選択用のロウアドレスである。他の信号は図14及び図15と同じである。
【0098】
(1)図16に示すように、セルフリフレッシュチェックモード(時刻t1のタイミング)で書き込み制御信号バーWEを立ち上げて(時刻t2)読み出しモードにした後、ブロック選択用ロウアドレスBA(=BAS)を設定して、特定のブロック(予備セルアレイブロックSBLK等)のみ、出力データDoutが出力可能なようにする。
(2)そして、内部ロウアドレス信号RAiをインクリメントさせながら、出力データDoutを読み出す。このとき、有効な出力データDoutが何回に1回の割合で出力されるかを判定する。
例えば、実施の形態1の構成の場合、予備セルアレイブロックSBLKについては8回に1回の割合で有効な出力データDoutを読み出され、他のブロックについては16回に1回の割合で有効な出力データDoutを読み出される。
【0099】
<効果>
内部でリフレッシュサイクルをプログラムあるいはメモリアレイブロックにより異なるリフレッシュサイクルを持つ場合に、これら動作を外部より的確にテストすることができる。
【0100】
<<実施の形態7>>
<前提>
実施の形態1,2と同様の効果を得られる構成として、一般に、(N+1)個のメモリアレイブロックを備え、このうちの任意のN個を選択して活性化させるような構成を実現し、活性化して使用するブロックのうち一番リフレッシュ特性が悪いブロックでリフレッシュサイクルを小さくする構成が考えられる。
【0101】
<構成及び動作>
図17はこの発明の実施の形態7であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。同図に示すように、メモリセルアレイ6はノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK17に分割されている。ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜17)の両側(図中上下方向)には、図示しないセンスアンプが形成されるセンスアンプ帯SRi及びSR(i+1)が設けられ、センスアンプ帯SRj(j=2〜17)はノーマルセルアレイブロックBLK(j−1),BLKj間で共有される。
【0102】
また、メモリセルアレイ6に対してコラムデコーダCDが設けられ、各ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK17にそれぞれロウデコーダRD1〜RD17が設けられる。また、各ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜17)にはマトリクス状にメモリセルが配置され、メモリセルの行選択のためにワード線、メモリセルのデータ読みだし・書き込みのためのビット線が配置される。
【0103】
このような構成において、まず、初期状態としてノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16を使用するものとし、このうち、一番リフレッシュ特性の悪いブロックがノーマルセルアレイブロックBLK4であると仮定する。
【0104】
この場合、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK3、BLK5〜BLK16はそれぞれ8Kサイクルでリフレッシュされるが、ノーマルセルアレイブロックBLK4は4Kサイクルでリフレッシュされるようにしている。
【0105】
なお、実施の形態7の構成は図5で示した実施の形態2と同様であるが、ブロックアドレスデコーダ12Bの内部構成は異なる。実施の形態7のブロックアドレスデコーダの内部構成は、図3で示した実施の形態1のブロックアドレスデコーダ12における予備ブロック選択信号BBS用の回路構成(ANDゲートGS、ORゲートG51,G52、制御信号CS等)が、全てのノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK17についてなされた構成となる。
【0106】
なお、実施の形態7の構成は、実施の形態2に対応させた構成であるが、実施の形態1,3〜5に対応させて、任意の活性化ブロック(の行)でリフレッシュサイクルを小さくするよう構成してもよい。
【0107】
<効果>
このように、実施の形態7のダイナミック型半導体記憶装置は、複数のノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK17の中で活性化されたブロックのうち、リフレッシュ特性が最も悪いアレイブロックBLKp(p=1〜17のいずれか)を短いリフレッシュ間隔でリフレッシュ可能にすることにより、十分に正常動作が可能となる。その結果、欠陥救済の成功率が高まり歩留りが向上する。
【0108】
<<実施の形態8>>
<前提>
実施の形態1のような発明の主旨を発展させて、N個のメモリアレイブロックを備え、これらN個のブロック全てを使用するが、このうちのリフレッシュ特性が一番悪いブロックでリフレッシュサイクルを小さくする構成も可能である。欠陥が存在する場合は各ブロック単位で既存の方法で予備行・列単位の欠陥救済を行い、その後に、一番リフレッシュ特性が悪いブロックについてリフレッシュサイクルを小さくする。
【0109】
<構成及び動作>
図18はこの発明の実施の形態8であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。同図に示すように、メモリセルアレイ6はノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16に分割されている。なお、図17と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0110】
このような構成において、まず、初期状態として全てのノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16を使用するものとし、このうち、一番リフレッシュ特性の悪いブロックがノーマルセルアレイブロックBLK4であると仮定する。
【0111】
この場合、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK3、BLK5〜BLK16はそれぞれ8Kサイクルでリフレッシュされるが、ノーマルセルアレイブロックBLK4は4Kサイクルでリフレッシュされるようにしている。
【0112】
なお、実施の形態8の構成は図5で示した実施の形態2と同様であるが、ブロックアドレスデコーダ12Bの内部構成は異なる。実施の形態8のブロックアドレスデコーダの内部構成は、図3で示した実施の形態1のブロックアドレスデコーダ12における予備ブロック選択信号BBS用の回路構成(ANDゲートGS、ORゲートG51,G52、制御信号CS等)が、全てのノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16についてなされた構成となる。
【0113】
なお、実施の形態8の構成は、実施の形態2に対応させた構成であるが、実施の形態1,3〜5に対応させて、任意の活性化ブロック(の行)でリフレッシュサイクルを小さくするよう構成してもよい。
【0114】
<効果>
このように、実施の形態8のダイナミック型半導体記憶装置は、複数のノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16の中で活性化されたブロックのうち、リフレッシュ特性が最も悪いアレイブロックBLKp(p=1〜16のいずれか)を短いリフレッシュ間隔でリフレッシュ可能にすることにより、十分に正常動作が可能となる。その結果、欠陥救済の成功率が高まり歩留りが向上する。
【0115】
また、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16を全て用いる構成であるため、効率性が実施の形態7より優る。
【0116】
<<実施の形態9>>
実施の形態9は、実施の形態1〜5に示したような構成について、有効にメモリセルアレイ内の欠陥救済・テストおよびその確認アルゴリズムを行う方法である。図19は実施の形態9の半導体記憶装置の欠陥救済方法を示すフローチャートである。
【0117】
以下、図19を参照してその処理の流れを説明する。ただし、説明の都合上、図1〜図3で示した実施の形態1のダイナミック型半導体記憶装置を対象として説明する。
【0118】
ステップS1において、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16に対して、各ブロック内のメモリセルに欠陥がないかをテストする。そして、ステップS2で欠陥がないと判定した場合はステップS3に移行し、欠陥があると判定した場合はステップS4に移行する。
【0119】
ステップS3において、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16に対するリフレッシュ特性テストを行い、異常がなければ(OK)、欠陥救済を必要とするブロックは存在しないため終了し、異常があれば(NG)ステップS4に移行する。
【0120】
ステップS4において、予備セルアレイブロックSBLKに対して、ブロック内のメモリセルの欠陥がないかをテストする。そして、ステップS5で欠陥がないと判定した場合はステップS6に移行し、欠陥があると判定した場合は救済不能なため終了する。
【0121】
ステップS6において、予備セルアレイブロックSBLKに対するリフレッシュ特性テストを行い、ステップS7で予備セルアレイブロックSBLKのリフレッシュ特性(通常より低くて良い)の良否を判定し、良(OK)であればステップS8に移行し、不良(NG)であれば救済不可能なため終了する。なお、予備セルアレイブロックSBLKに要求されるリフレッシュ特性は4Kサイクル等の比較的緩やかなリフレッシュサイクルでリフレッシュ可能なレベルである。
【0122】
そして、ステップS8において、欠陥と判定したブロックを予備セルアレイブロックSBLKに置き換え、予備セルアレイブロックSBLKのリフレッシュサイクルを短いサイクルに設定し終了する。
【0123】
<効果>
実施の形態1〜5のダイナミック型半導体記憶装置を用いた欠陥救済方法を実現する。この際、リフレッシュ特性をも評価して高精度な欠陥救済を行うことができる。
【0124】
<<実施の形態10>>
<前提>
一般に、64Mbレベル以降の高集積DRAMメモリセルアレイでは、センスアンプのレイアウトピッチを拡大するために、交互配置のセンスアンプレイアウトを有し、また、チップサイズを低減するために、隣接するブロック間でセンスアンプを共有するシェアドセンスアンプ構成を有する。
【0125】
このような構成の場合は、基本的に隣接するブロックが同時に活性化することは不可能である。したがって、欠陥救済のための予備ブロックを持つ構成の場合、従来の構成では、予備ブロックはすべての正規ブロックを救済する可能性があるため、予備ブロックについては正規ブロックとの間でセンスアンプを共有するシェアドセンスアンプ構成は不可能であり、予備ブロックは独立してセンスアンプを有する必要があり、チップ面積が増大するという問題点があった。
【0126】
<構成及び動作>
<第1の態様>
図20はこの発明の実施の形態10であるダイナミック型半導体記憶装置の第1の態様の概念を示す説明図である。同図に示すように、実施の形態10は2つの部分メモリセルアレイ21と部分メモリセルアレイ22とから構成される。部分メモリセルアレイ21は予備セルアレイブロックSBLK1とノーマルセルアレイブロックBLK1,BLK3,…,BLK13,BLK15とで構成され、部分メモリセルアレイ22は予備セルアレイブロックSBLK2,ノーマルセルアレイブロックBLK2,BLK4,…,BLK14,BLK16とで構成される。
【0127】
また、部分メモリセルアレイ21に対してコラムデコーダCD1が設けられ、各ノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15にそれぞれロウデコーダRD1,3…15が設けられ、予備セルアレイブロックSBLK1に対して予備ロウデコーダSRD1が設けられる。
【0128】
一方、部分メモリセルアレイ22に対してコラムデコーダCD2が設けられ、各ノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16にそれぞれロウデコーダRD2,4…16が設けられ、予備セルアレイブロックSBLK2に対して予備ロウデコーダSRD2が設けられる。
【0129】
部分メモリセルアレイ21において、ノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15の両側(図中上下方向)には、図示しないセンスアンプが形成されるセンスアンプ帯SR12〜SR20がそれぞれ設けられ、隣接するノーマルセルアレイブロックBLKr(r=1〜15の奇数)とBLK(r+2)において、その間のセンスアンプ帯SRを共有する。また、予備セルアレイブロックSBLK1はノーマルセルアレイブロックBLK1との間のセンスアンプ帯SR11を共有する。
【0130】
部分メモリセルアレイ22において、ノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16の両側(図中上下方向)には、図示しないセンスアンプが形成されるセンスアンプ帯SR22〜SR30がそれぞれ設けられ、隣接するノーマルセルアレイブロックBLKs(s=2〜16の偶数)とBLK(s+2)において、その間のセンスアンプ帯SRを共有する。また、予備セルアレイブロックSBLK2はノーマルセルアレイブロックBLK2との間のセンスアンプ帯SR21を共有する。
【0131】
例えば、ノーマルセルアレイブロックBLK6とBLK8とは、その間のセンスアンプ帯SR25を共有し、ノーマルセルアレイブロックBLK8とBLK10とは、その間のセンスアンプ帯SR26を共有する。そして、ノーマルセルアレイブロックBLK8が選択された場合、図21に示すように、センスアンプ帯SR26のセンスアンプSA1〜SA3をビット線対BL1,バーBL1、BL3,バーBL3、BL5,バーBL5用に用い、センスアンプ帯SR25のセンスアンプSA1,SA2をビット線対BL2,バーBL2、BL4,バーBL4用に用いる。
【0132】
部分メモリセルアレイ21のノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15はロウアドレス信号RA10=“0”でアドレス指定されたブロック、部分メモリセルアレイ22のノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16はロウアドレス信号RA10=“1”でアドレス指定されたブロックとして予めアドレス指定されている。
【0133】
なお、実施の形態10の第1の態様のアドレス制御系の構成は図2で示した実施の形態1と同様であるが、ブロックアドレスデコーダ12の内部構成は異なる。実施の形態10のブロックアドレスデコーダの内部構成は、図3で示した実施の形態1のブロックアドレスデコーダ12における予備ブロック選択信号BBS用の回路構成(ANDゲートGS、ORゲートG51,G52、制御信号CS等)が、2つの予備セルアレイブロックSBLK1及びSBLK2についてそれぞれなされた構成となる。
【0134】
このような構成において、部分メモリセルアレイ21のノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合、当該欠陥ブロックを部分メモリセルアレイ22の予備セルアレイブロックSBLK2で置換する。一方、部分メモリセルアレイ22のノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合、当該欠陥ブロックを部分メモリセルアレイ21の予備セルアレイブロックSBLK1で置換する。
【0135】
したがって、予備セルアレイブロックSBLK1は必ずRA10=“1”でアドレス指定された部分メモリセルアレイ22のノーマルセルアレイブロックBLKに置き代わるため、予備セルアレイブロックSBLK1が選択されたとき、RA10=“0”でアドレス指定されたノーマルセルアレイブロックBLK1は必ず非選択となり、予備セルアレイブロックSBLK1とノーマルセルアレイブロックBLK1との間でセンスアンプ帯SR11の競合使用は生じない。
【0136】
同様に、予備セルアレイブロックSBLK2は必ずRA10=“0”でアドレス指定された部分メモリセルアレイ21のノーマルセルアレイブロックBLKに置き代わるため、予備セルアレイブロックSBLK2が選択されたとき、RA10=“1”でアドレス指定されたノーマルセルアレイブロックBLK2は必ず非選択となり、予備セルアレイブロックSBLK2とノーマルセルアレイブロックBLK2との間でセンスアンプ帯SR21の競合使用は生じない。
【0137】
<第2の態様>
図22はこの発明の実施の形態10であるダイナミック型半導体記憶装置の第2の態様の概念を示す説明図である。同図に示すように、実施の形態10のメモリセルアレイ23は、は予備セルアレイブロックSBLK1及びSBLK2とノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16とで構成される。
【0138】
また、メモリセルアレイ23に対してコラムデコーダCDが設けられ、各ノーマルセルアレイブロックBLK1〜16にそれぞれロウデコーダRD1〜RD16が設けられ、予備セルアレイブロックSBLK1及びSBLK2に対して予備ロウデコーダSRD1及びSRD2がそれぞれ設けられる。
【0139】
ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜16)の両側(図中上下方向)には、図示しないセンスアンプが形成されるセンスアンプ帯SRi及びSR(i+1)が設けられ、センスアンプ帯SRj(j=2〜16)はノーマルセルアレイブロックBLK(j−1),BLKj間で共有される。
【0140】
予備セルアレイブロックSBLK1の両側にもセンスアンプ帯SR0及びSR1が設けられ、予備セルアレイブロックSBLK2の両側にもセンスアンプ帯SR17及びSR18が設けられる。そして、予備セルアレイブロックSBLK1はノーマルセルアレイブロックBLK1とセンスアンプ帯SR1を共有し、予備セルアレイブロックSBLK2はノーマルセルアレイブロックBLK16とセンスアンプ帯SR17を共有する。
【0141】
例えば、ノーマルセルアレイブロックBLK3とBLK4とは、その間のセンスアンプ帯SR4を共有し、ノーマルセルアレイブロックBLK4とBLK5とは、その間のセンスアンプ帯SR5を共有する。そして、ノーマルセルアレイブロックBLK4が選択された場合、図23に示すように、センスアンプ帯SR5のセンスアンプSA1〜SA3をビット線対BL1,バーBL1、BL3,バーBL3、BL5,バーBL5用に用い、センスアンプ帯SR4のセンスアンプSA1,SA2をビット線対BL2,バーBL2、BL4,バーBL4用に用いる。
【0142】
なお、第2の態様も、第1の態様同様、メモリセルアレイ23のノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15はロウアドレス信号RA10=“0”でアドレス指定されたブロックであり、ノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16はロウアドレス信号RA10=“1”でアドレス指定されたブロックである。
【0143】
なお、実施の形態10の第2の態様のアドレス制御系の構成は第1の態様と同様である。
【0144】
このような構成において、ノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合、当該欠陥ブロックを予備セルアレイブロックSBLK2で置換する。一方、ノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合、当該欠陥ブロックを予備セルアレイブロックSBLK1で置換する。
【0145】
したがって、予備セルアレイブロックSBLK1は必ずRA10=“1”でアドレス指定されたノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16のいずれかに置き代わるため、予備セルアレイブロックSBLK1が選択されたとき、RA10=“0”でアドレス指定されたノーマルセルアレイブロックBLK1は必ず非選択となり、予備セルアレイブロックSBLK1とノーマルセルアレイブロックBLK1との間でセンスアンプ帯SR1の競合使用は生じない。
【0146】
同様に、予備セルアレイブロックSBLK2は必ずRA10=“0”でアドレス指定されたノーマルセルアレイブロックBLK1,3,…15に置き代わるため、予備セルアレイブロックSBLK2が選択されたとき、RA10=“1”でアドレス指定されたノーマルセルアレイブロックBLK2は必ず非選択となり、予備セルアレイブロックSBLK2とノーマルセルアレイブロックBLK16との間でセンスアンプ帯SR17の競合使用は生じない。
【0147】
<効果>
実施の形態10のダイナミック型半導体記憶装置は、予備セルアレイブロックとノーマルセルアレイブロックとの間でセンスアンプを共有するシェアドセンスアンプ構成を形成しても、予備セルアレイブロックの選択時に、隣接するノーマルセルブロックとの間でセンスアンプの競合は生じないため、予備セルアレイブロックを含めてシェアドセンスアンプ構成を採ることにより集積度の向上を図ることができる。
【0148】
また、第2の態様の構成の方が、一のコラムデコーダで用いるため、第1の態様のように、2つのコラムデコーダCD1及びCD2を設ける必要がない分集積度の向上が図れる。加えて、第1の態様の場合、欠陥ブロックが選択された場合に異なるコラムデコーダを新たに活性化する必要が生じるが、第2の態様ではその必要がない分、制御の容易化を図ることができる。
【0149】
<<実施の形態11>>
図24はこの発明の実施の形態11である半導体記憶装置の欠陥救済方法を示すフローチャートである。この方法は実施の形態10で示した構成のダイナミック型半導体記憶装置を対象とした方法である。
【0150】
同図を参照して、ステップS11において、ノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16に対して、各ブロック内のメモリセルに欠陥がないかをテストする。そして、ステップS12で欠陥がないと判定した場合は欠陥救済を必要とするブロックは存在しないため終了し、欠陥があると判定した場合はステップS13に移行する。
【0151】
ステップS13において、予備セルアレイブロックSBLK1あるいはSBLK2に対して、ブロック内のメモリセルの欠陥がないかをテストする。この際、ノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15(RA10=“0”)のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合は予備セルアレイブロックSBLK2のテストを行い、ノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16(RA10=“1”)のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合は予備セルアレイブロックSBLK1のテストを行う。
【0152】
そして、ステップS14で予備セルアレイブロックSBLK(SBLK1あるいはSBLK2)に欠陥がないと判定した場合はステップS15に移行し、欠陥があると判定した場合は救済不能なため終了する。
【0153】
ステップS15において、欠陥と判定したブロックを予備セルアレイブロックSBLKに置き換えて終了する。この際、ノーマルセルアレイブロックBLK1,3…15のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合、当該欠陥ブロックを予備セルアレイブロックSBLK2で置換し、ノーマルセルアレイブロックBLK2,4…16のうちいずれかのブロックに欠陥がある場合、当該欠陥ブロックを予備セルアレイブロックSBLK1で置換する。
【0154】
<効果>
実施の形態10のダイナミック型半導体記憶装置を用いた欠陥救済方法を実現する。この際、予備セルアレイブロックSBLK1及びSBLK2のうち一のブロックのみテストを行うため、効率的なテストを行うことができる。
【0155】
<<実施の形態12>>
<前提>
実施の形態7の考え方発展させ、シェアドセンスアンプ構成の(N+1)個のメモリアレイブロックを備え、このうち正常なメモリセルを有するN個のブロックを選択して活性化させるような構成が考えられる。
【0156】
<構成及び動作>
図25及び図26はこの発明の実施の形態12であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。同図に示すように、メモリセルアレイ6はノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK17に分割されている。ノーマルセルアレイブロックBLKi(i=1〜17)の両側(図中上下方向)には、図示しないセンスアンプが形成されるセンスアンプ帯SRi及びSR(i+1)が設けられ、センスアンプ帯SRj(j=2〜17)はノーマルセルアレイブロックBLK(j−1),BLKj間で共有される。なお、図17と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0157】
このような構成において、まず、図26に示すように、初期状態時のアクセス対象ブロック群であるノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16を使用するものとし、ノーマルセルアレイブロックBLK17は初期未使用ブロックとする。すなわち、ブロックアドレスBA1〜BA16それぞれのアドレス指定によってブロック選択信号BS1〜BS16が活性状態とされる。
【0158】
そして、欠陥を有するブロックがノーマルセルアレイブロックBLK4の場合、図26に示すように、ノーマルセルアレイブロックBLK4を省いてノーマルセルアレイブロックBLK17を採用する。すなわち、ブロックアドレスBA1〜BA3それぞれのアドレス指定によってブロック選択信号BS1〜BS3が活性状態とされ、ブロックアドレスBA4〜BA16それぞれのアドレス指定によってブロック選択信号BS5〜BS17が活性状態とされる。
【0159】
なお、実施の形態12のロウアドレス制御系の構成は図2で示した実施の形態1と同様であるが、ブロックアドレスデコーダ12の内部構成は異なる。実施の形態12のブロックアドレスデコーダの内部構成は、図3で示した実施の形態1のブロックアドレスデコーダ12における予備ブロック選択信号BBS用の回路構成(ANDゲートGS、ORゲートG51,G52、制御信号CS等)が、全てのノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK17についてなされた構成となる。
【0160】
<効果>
このように、実施の形態12のダイナミック型半導体記憶装置はシェアドセンスアンプ構成で形成し、欠陥を有するアレイブロックBLKp(p=1〜17のいずれか)を取り除くように、ブロックアドレスデコーダがブロック選択信号BS1〜BS17を出力するように構成することにより、隣接するノーマルセルブロック間でセンスアンプの競合は生じないため、集積度の向上を図ることができる。
【0161】
<<実施の形態13>>
図27はこの発明の実施の形態13である半導体記憶装置の欠陥救済方法を示すフローチャートである。この方法は実施の形態12で示した構成のダイナミック型半導体記憶装置を対象とした方法である。
【0162】
同図を参照して、ステップS21において、全てのノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK17に対して、各ブロック内のメモリセルに欠陥がないかをテストする。そして、ステップS22で初期状態に使用するノーマルセルアレイブロックBLK1〜BLK16に欠陥がないと判定した場合は欠陥救済を必要としないため終了し、欠陥があると判定した場合はステップS23に移行する。
【0163】
ステップS23において、ノーマルセルアレイブロックBLK17を含めて欠陥があるブロックが2つ以上ないかを判断し、2ブロック以上ある場合は救済不能なため終了し、1ブロック以内でおさまる場合はステップS24に移行する。
【0164】
そして、ステップS24において、欠陥と判定したブロックを省いてアドレス指定の切り替えを行い終了する。例えば、ノーマルセルアレイブロックBLK4に欠陥があった場合、ブロックBLK4を初期状態で使用しないノーマルセルアレイブロックBLK17に置換し、図26で示したようなアドレス指定変更を行う。
【0165】
<効果>
実施の形態12のダイナミック型半導体記憶装置を用いた欠陥救済方法を実現する。
【0166】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明における請求項1記載の半導体記憶装置のメモリセルアクセス手段は、複数種のリフレッシュ間隔で複数のメモリセルにアクセスすることが可能であるため、複数のメモリセルの状態に応じたリフレッシュ間隔でアクセスすることができる。
【0167】
さらに、請求項1記載の半導体記憶装置のメモリセルアクセス手段は、リフレッシュ動作時に複数のメモリセルの一部のメモリセルに対して、他と異なるリフレッシュ間隔でアクセスすることができるため、上記一部のメモリセル固有のリフレッシュ間隔でアクセスすることができる。
【0169】
加えて、請求項1記載の半導体記憶装置のメモリセルアクセス手段は、置き換え後のリフレッシュ動作時に、複数の正規メモリセルに対して第1のリフレッシュ間隔でアクセスし、置換アクセス用予備メモリセル群に対して、第1のリフレッシュ間隔よりも短い第2のリフレッシュ間隔でアクセスする。
【0170】
したがって、第2のリフレッシュ間隔を十分短くすることにより、置換アクセス用予備メモリセル群のメモリセルのリフレッシュ特性(データ保持特性)が多少悪くとも、正常にリフレッシュすることができる。
【0171】
請求項2記載の半導体記憶装置のメモリアクセス手段は、複数の正規セルアレイブロックのうち不良の正規メモリセルを有するブロックを、少なくとも一つの予備セルアレイブロックのうち一のブロックに置き換えてアクセスするため、第2のリフレッシュ間隔を十分短くすることにより、置換された予備セルアレイブロックのリフレッシュ特性が多少悪くとも、正常動作が行うことができる。
【0172】
請求項3記載の半導体記憶装置のメモリセルアクセス手段は、複数の正規セルアレイブロックのうち不良の正規メモリセルを有する行または列のメモリセル群を、少なくとも一つの予備セルアレイブロックのうちの一のブロックの行または列のメモリセル群に置き換えるため、置換された予備セルアレイブロックの行または列のメモリセル群のリフレッシュ特性が多少悪くとも、正常動作が行うことができる。
【0173】
請求項4記載の半導体記憶装置のメモリセルアクセス手段は、制御信号に基づき複数種の第2のリフレッシュ間隔のうち一のリフレッシュ間隔でアクセスするため、置換アクセス用予備メモリセル群のリフレッシュ特性に最も適合したリフレッシュ間隔でリフレッシュ動作を行うことができる。
【0182】
この発明における請求項5記載の半導体記憶装置の欠陥救済方法は、少なくとも1つの予備セルアレイブロックの良を判定後に、欠陥ブロックの救済を行うことにより、請求項2記載の半導体記憶装置に対する欠陥救済を精度良く行うことができる。
【0183】
請求項6記載の半導体記憶装置の欠陥救済方法は、ステップ(b)の良否テストとして、少なくとも1つの予備セルアレイブロックの各予備メモリセルが第2のリフレッシュ間隔でリフレッシュ可能なリフレッシュ特性を有する場合に良と判定する第2のテストを行うことにより、少なくとも1つの予備セルアレイブロックのリフレッシュ特性をも評価した、高精度な欠陥救済を請求項2記載の半導体記憶装置に対して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1のロウアドレス制御系を示すブロック図である。
【図3】 図2のブロックアドレスデコーダの内部構成を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態2であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。
【図5】 実施の形態2のロウアドレス制御系を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。
【図7】 実施の形態3のロウアドレス制御系を示すブロック図である。
【図8】 図5のブロックアドレスデコーダの内部構成を示す回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態4であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。
【図10】 実施の形態4のロウアドレス制御系を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態4の他の構成の概念を示す説明図である。
【図12】 実施の形態5のダイナミック型半導体記憶装置で用いるリフレッシュアドレスカウンタの構成例を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態5のブロックアドレスデコーダの内部構成を示す回路図である。
【図14】 実施の形態6による内部リフレッシュサイクルのチェック方法説明用のタイミング図である。
【図15】 実施の形態6による内部リフレッシュサイクルのチェック方法説明用のタイミング図である。
【図16】 実施の形態6による特定のブロックの内部リフレッシュサイクルのチェック方法説明用のタイミング図である。
【図17】 この発明の実施の形態7であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。
【図18】 この発明の実施の形態8であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。
【図19】 この発明の実施の形態9である半導体記憶装置の欠陥救済方法を示すフローチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態10であるダイナミック型半導体記憶装置の第1の態様の概念を示す説明図である。
【図21】 実施の形態10の第1の態様の動作説明用の回路図である。
【図22】 この発明の実施の形態10であるダイナミック型半導体記憶装置の第2の態様の概念を示す説明図である。
【図23】 実施の形態10の第2の態様の動作説明用の回路図である。
【図24】 この発明の実施の形態11である半導体記憶装置の欠陥救済方法を示すフローチャートである。
【図25】 この発明の実施の形態12であるダイナミック型半導体記憶装置の概念を示す説明図である。
【図26】 実施の形態12のブロックデコーダの制御動作を示す説明図である。
【図27】 この発明の実施の形態13である半導体記憶装置の欠陥救済方法を示すフローチャートである。
【図28】 従来のメモリセルアレイ構成を示す説明図である。
【図29】 従来の予備セルアレイブロック付きメモリセルアレイ構成を示す説明図である。
【図30】 従来の予備行・列付きメモリセルアレイ構成を示す説明図である。
【符号の説明】
12,12B,12C,12D ブロックアドレスデコーダ、13 アドレスデコーダ、21,22 部分メモリセルアレイ、BLK1〜BLK17 ノーマルセルアレイブロック、SBLK,SBLK1,SBLK2,SRBLK 予備セルアレイブロック。
Claims (6)
- ダイナミック型の複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
リフレッシュ動作時に、アドレス信号に基づき前記複数のメモリセルそれぞれにアクセスするメモリセルアクセス手段とを備え、
前記メモリセルアクセス手段は、前記リフレッシュ動作時に複数種のリフレッシュ間隔で前記複数のメモリセルにアクセス可能であり、
前記メモリセルアクセス手段は、前記リフレッシュ動作時に前記複数のメモリセルのうち一部のメモリセルに対して、他と異なるリフレッシュ間隔でアクセスすることが可能であり、
前記複数のメモリセルは、複数の正規メモリセルと複数の予備メモリセルとを有し、
前記メモリセルアクセス手段は、前記複数の正規メモリセルの一部を前記複数の予備メモリセルのうち少なくとも一部である置換アクセス用予備メモリセル群に置き換えてアクセスすることが可能であり、置き換え後のリフレッシュ動作時に、前記複数の正規メモリセルに対して第1のリフレッシュ間隔でアクセスし、前記置換アクセス用予備メモリセル群のメモリセルに対して前記第1のリフレッシュ間隔よりも短い第2のリフレッシュ間隔でアクセスする、
半導体記憶装置。 - 前記メモリセルアレイは、
各々が前記複数の正規メモリセルを分割して構成される複数の正規セルアレイブロックと、前記複数の予備メモリセルより構成される少なくとも一つの予備セルアレイブロックとを含み、
前記メモリセルアクセス手段は、前記複数の正規セルアレイブロックのうち不良の正規メモリセルを有するブロックに置き換えて、前記少なくとも一つの予備セルアレイブロックのうち一のブロックを前記置換アクセス用予備メモリセル群としてアクセスする、
請求項1記載の半導体記憶装置。 - 前記メモリセルアレイは、
各々が前記複数の正規メモリセルを分割して構成される複数の正規セルアレイブロックと、前記複数の予備メモリセルより構成される少なくとも一つの予備セルアレイブロックとを含み、
前記メモリセルアクセス手段は、前記複数の正規セルアレイブロックのうち不良の正規メモリセルを有する行または列のメモリセル群に置き換えて、前記少なくとも一つの予備セルアレイブロックのうち一のブロックの行または列のメモリセル群を前記置換アクセス用予備メモリセル群としてアクセスする、
請求項1記載の半導体記憶装置。 - 前記第2のリフレッシュ間隔は、互いに時間が異なる複数種の第2のリフレッシュ間隔を含み、
前記メモリセルアクセス手段は、前記リフレッシュ動作時に、制御信号に基づき前記複数種の第2のリフレッシュ間隔のうち一のリフレッシュ間隔でアクセスする、
請求項1記載の半導体記憶装置。 - 請求項2記載半導体記憶装置に対する欠陥救済方法であって、
(a) 前記複数の正規セルアレイブロックに前記欠陥ブロックが存在するか否かをテストするステップと、
(b) 前記ステップ (a) のテストで前記欠陥ブロックの存在が確認されると、前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックの良否テストを行うステップと、
(c) 前記ステップ (b) の前記良否テストで良と判定されると、前記欠陥ブロックに置き換えて、前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックのうち一のブロックをアクセスするように変更して欠陥救済を行うステップとを備える、
半導体記憶装置の欠陥救済方法。 - 前記ステップ (b) の良否テストは、
前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックに不良の予備メモリセルが存在しない場 合に良と判定する第1のテストと、
前記少なくとも1つの予備セルアレイブロックの各予備メモリセルが前記第2のリフレッシュ間隔でリフレッシュ可能なリフレッシュ特性を有する場合に良と判定する第2のテストとを含む、
請求項5記載の半導体記憶装置の欠陥救済方法。
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