JP3954301B2 - ナンド型フラッシュメモリ素子及びその駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子及びその駆動方法に関し、特にナンド型フラッシュメモリ素子及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体記憶素子のうちフラッシュメモリ素子は電源供給が遮断されても各メモリセルに保存された情報を保有する特徴をもつ。従って、フラッシュメモリ素子はコンピュータまたはメモリカードなどに広く使われている。
フラッシュメモリ素子はノア型フラッシュメモリ素子とナンド型フラッシュメモリ素子とに分類される。ノア型フラッシュメモリ素子はナンド型フラッシュメモリ素子に比べて大きいセル電流を得ることができるのでセンシングマージンが高い反面、集積度が低い問題点がある。従って、ナンド型フラッシュメモリ素子が高集積フラッシュメモリ素子に広く採択されている。
【0003】
図1はナンド型フラッシュメモリ素子の一般的なブロックダイアグラムである。
図1を参照すれば、複数のメモリセルトランジスタがマトリックス状に配列されたセルアレイ領域(C/A)100の周辺に前記複数のメモリセルトランジスタを駆動させるロウデコーダ(R/D)300、コラムデコーダ(C/D)500が配置される。前記コラムデコーダ500はセルアレイ領域100から出力される信号を増幅させる感知増幅器(S/A)を含む。さらに、前記ロウデコーダ300及び前記コラムデコーダ500は入出力部(I/O)700により制御される。前記入出力部700は複数のパッドを通じて入力される信号を処理してフラッシュメモリ素子の動作モード、たとえばプログラムモード、消去モードまたは読出しモードを決定するだけではなく、セルアレイ領域100内の所望のセルまたはブロックを選択するための信号を出力させる。前記入出力部700の出力信号はロウデコーダ300及びコラムデコーダ500によりセルアレイ領域内の所望のセルまたは所望のブロックを選択するための信号に変換される。さらに、前記入出力部700は読出モードにて、感知増幅器(S/A)を通じて増幅されたセルの情報を外部に出力させる機能をもつ。
【0004】
図2は従来のナンド型フラッシュメモリ素子を構成するロウデコーダの一部及びセルアレイ領域の一部を図示した回路図である。
図2を参照すれば、セルアレイ領域100aは複数のセルブロックから構成され、一つのセルブロックは複数のストリング、たとえばm個のストリングS1、...、Smから構成される。前記各ストリングは一本のビットライン及び共通ソースラインCS間に介在する。たとえば、第1ストリングS1は第1ビットラインBL1及び共通ソースラインCS間に介在し、m番目のストリングSmはm番目のビットラインBLm及び共通ソースラインCS間に介在する。一つのストリングは一つのストリング選択トランジスタ、複数のセルトランジスタ及び一つの接地選択トランジスタから構成される。たとえば、第1ストリングS1は第1ストリング選択トランジスタSST1、第1接地選択トランジスタGST1ならびに前記第1ストリング選択トランジスタSST1と前記第1接地選択トランジスタGST1との間に直列に連結されたn個のセルトランジスタC11、C12、C13、...、C1nから構成される。前記第1ストリング選択トランジスタSST1は第1ビットラインBL1と接続され、前記第1接地選択トランジスタGST1は共通ソースラインCSと接続される。これと同じく、m番目のストリングSmはm番目のストリング選択トランジスタSSTm、m番目の接地選択トランジスタGSTmならびに前記m番目のストリング選択トランジスタSSTmと前記m番目の接地選択トランジスタGSTmとの間に直列に連結されたn個のセルトランジスタCm1、Cm2、Cm3、...、Cmnから構成される。前記m番目のストリング選択トランジスタSSTmはm番目のビットラインBLmと接続され、前記m番目の接地選択トランジスタGSTmは共通ソースラインCSと接続される。
【0005】
その上、前記m個のストリングS1、...、Smから構成されるセルブロックは一本のストリング選択ラインSSL、n本のワードラインWL1、WL2、WL3、...、WLnならびに一本の接地選択ラインGSLを具備する。前記ストリング選択ラインSSLは前記第1ないしm番目のストリング選択トランジスタSST1、...、SSTmのゲート電極と接続され、前記接地選択ラインGSLは前記第1ないしm番目の接地選択トランジスタGST1、...、GSTmのゲート電極と接続される。さらに、前記第1ワードラインWL1は各ストリングS1、...、Smの第1セルトランジスタC11、...、Cm1の制御ゲート電極と接続され、前記第2ワードラインWL2は各ストリングの第2セルトランジスタC12、...、Cm2の制御ゲート電極と接続される。同じく、前記第3ワードラインWL3は各ストリングの第3セルトランジスタC13、...、Cm3の制御ゲート電極と接続され、前記n番目のワードラインWLnは各ストリングS1、...、Smのn番目のセルトランジスタC1n、...、Cmnの制御ゲート電極と接続される。
【0006】
図2を再び参照すれば、従来のロウデコーダ300aは一本のストリング制御ラインSCL、n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wn、一本の接地制御ラインGCLならびに複数のブロック駆動部を含む。ここで、一つのブロック駆動部は一つのセルブロックだけを制御する。たとえば、前記一つのブロック駆動部310は前記第1ないしm番目のストリングS1、...、Smから構成された一つのセルブロックだけを制御する。前記ブロック駆動部310は一つのストリング駆動トランジスタSDT、n個のワード駆動トランジスタWDT1、...、WDTnならびに一つの接地駆動トランジスタGDTから構成される。前記ストリング駆動トランジスタSDTは前記ストリング制御ラインSCL及びストリング選択ラインSSL間に介在し、前記接地駆動トランジスタGDTは前記接地制御ラインGCL及び接地選択ラインGSL間に介在する。さらに、前記第1ワード駆動トランジスタWDT1は第1ワード制御ラインW1及び第1ワードラインWL1間に介在し、前記第2ワード駆動トランジスタWDT2は第2ワード制御ラインW2及び第2ワードラインWL2間に介在する。同じく、前記第3ワード駆動トランジスタWDT3は前記第3ワード制御ラインW3及び第3ワードラインWL3間に介在し、前記n番目のワード駆動トランジスタWDTnは前記n番目のワード制御ラインWnならびにn番目のワードラインWLn間に介在する。さらに、前記ブロック駆動部310は前記ストリング駆動トランジスタSDT、n個のワード駆動トランジスタWDT1、...、WDTnならびに接地駆動トランジスタGDTのゲート電極と接続された一つの駆動制御ラインDCLを含む。
【0007】
図2に示された従来のナンド型フラッシュメモリ素子を駆動させる方法を説明する。
まず、セルアレイ領域100aの所望のセルトランジスタ、たとえば第1ストリングS1の第2セルトランジスタC12を選択的にプログラムしようとする場合に、前記セルアレイ領域100aが形成された半導体基板、すなわちセルトランジスタのバルク領域及び前記共通ソースラインCSに0ボルトを印加する。さらに、前記第1ストリングS1と接続された第1ビットラインBL1及び前記接地制御ラインGCLに全て0ボルトを印加する。この時、第2ないしm番目のビットラインBL2、...、BLm、すなわち非選択のビットラインには全てプログラム防止電圧Vpi、たとえば電源電圧Vccを印加する。かつ、前記ストリング制御ラインSCLに電源電圧Vccを印加し、前記第2ワード制御ラインW2には約20ボルトのプログラム電圧VPGMを印加する。さらに、前記第1及び第3ワード制御ラインW1、W3には0ボルトを印加し、第4ないしn番目のワード制御ラインW4、...、Wnには約11ボルトのパス電圧VPASSを印加する。前記駆動制御ラインDCLには前記第2ワード制御ラインW2に印加されたプログラム電圧VPGMより高い電圧、すなわちVPGM+αに該当する電圧を印加して前記第2ワード駆動トランジスタWDT2を十分にターンオンさせる。ここで、前記αは第2ワード駆動トランジスタWDT2のスレショルド電圧より高くなければならない。
【0008】
前記の如く従来のナンド型フラッシュメモリ素子をプログラムするためには、選択されたセルブロックを制御するブロック駆動部310の駆動制御ラインDCLにプログラム電圧より高い高電圧を印加せねばならない。これにより、前記ストリング駆動トランジスタSDT、n個のワード駆動トランジスタWDT1、WDT2、...、WDTnならびに接地駆動トランジスタGDTは全てターンオンされる。この時、前記選択された第2セルトランジスタC12のプログラムはF−Nトンネル電流によりなされ、非選択のセルトランジスタのプログラム防止は自己ブースティング現象によりなされる[Tae−Sung Jung、 et. al. 「A 3.3V 128Mb Multi−Level NAND Flash Memory for Mass Storage Applications、」 ISSCC Digest of Technical Papers、 pp.32−33、Feb.、1996.]。
【0009】
図3は前記第1ストリングS1の第2セルトランジスタC12を選択的にプログラムする時、第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT1、WDT3及び接地駆動トランジスタGDTに印加されるバイアス条件を示す断面図である。
図3を参照すれば、前記第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT1、WDT3及び接地駆動トランジスタGDTのゲート電極7にVPGM+αに該当する電圧が印加され、ソース/ドレイン領域3及びバルク領域1に0ボルトが印加される。これにより、前記ソース/ドレイン領域3間のバルク領域1の表面に0ボルトのチャンネル領域9が形成される。結果的に、VPGM+αに起因する高い電界がゲート絶縁膜5に印加されてゲート絶縁膜5の信頼性を低下させることがある。
【0010】
図4は前記駆動トランジスタSDT、WDT1、...、WDTn、GDTの信頼性を測定した結果を図示したグラフである。ここで、横軸は前記駆動トランジスタSDT、WDT1、...、WDTn、GDTのゲート電極に電気的なストレス、すなわち25ボルトの電圧ならびに1.5msecの幅を有するパルス信号を印加した回数Nを表し、縦軸は前記駆動トランジスタSDT、WDT1、...、WDTn、GDTのスレショルド電圧Vthを表す。この時、前記駆動トランジスタSDT、WDT1、...、WDTn、GDTのバルク領域及びソース/ドレイン領域には全て0ボルトを印加した。さらに、前記電気的なストレスは85℃の雰囲気において印加された。図4にてaで表示したデータは全て330Åの熱酸化膜から形成されたゲート絶縁膜を有する駆動トランジスタに関する測定結果であり、bで表示したデータは全て300Åの熱酸化膜から形成されたゲート絶縁膜を有する駆動トランジスタに関する測定結果である。
【0011】
図4から、駆動トランジスタのゲート電極に25ボルト程度の高電圧が印加される回数が増加するほど駆動トランジスタのスレショルド電圧はますます低くなることが分かる。さらに、駆動トランジスタのゲート絶縁膜が薄いほど駆動トランジスタの信頼性をより一層低下させることが分かる。これにより、駆動トランジスタの信頼性が低下することを防止するためにはプログラム電圧を低くするか駆動トランジスタのゲート絶縁膜を厚くすべきである。しかし、セルトランジスタの浮遊ゲート及び制御ゲート電極間に介在するゲート層間絶縁膜と、浮遊ゲート及び半導体基板間に介在するトンネル酸化膜とに関連したカップリング比率に起因してプログラム電圧を下げ難い。さらに、駆動トランジスタのゲート絶縁膜を厚く形成する場合には別の工程が要求されて製造工程が複雑になる。
【0012】
このように駆動トランジスタのスレショルド電圧が低くなれば、駆動トランジスタのサブスレショルド特性が低下する。従って、ゲート電極に0ボルトの電圧が印加されてもソース領域及びドレイン領域間に望ましくない漏洩電流が流れる。前記駆動トランジスタ、特にワード駆動トランジスタのサブスレショルド特性が低下すれば、ナンド型フラッシュメモリ素子の選択されたセルブロックを消去させる時に非選択のセルブロックもまた消去されるという問題点が生じることもある。
【0013】
図2を再び参照して従来のナンド型フラッシュメモリ素子の消去動作を説明する。ここで、消去させようとする選択されたセルブロックは前記第1ないしm番目のストリングS1、...、Smから構成されるセルブロックと同じ構成をもち、前記m本のビットラインBL1、...、BLmを共有する特定セルブロック(図示せず)の場合を例にとる。これにより、図2に示したセルブロック、すなわち第1ないしm番目のストリングS1、...、Smから構成されるセルブロックは非選択である。この時、前記選択されたセルブロックは前述の如く図2のブロック駆動部310と同じ構成を有する別のブロック駆動部(図示せず)により制御される。
【0014】
前記選択されたセルブロックだけを消去させるためには前記m本のビットラインBL1、...、BLmをフローティングさせ、セルアレイ領域100aが形成される半導体基板、すなわち前記選択されたセルブロックならびに非選択のセルブロックを構成するセルトランジスタのバルク領域に約20ボルトの消去電圧Veraseを印加する。さらに、全ての共通ソースラインCSはフローティングさせる。前記共通ソースラインCSは前記バルク領域と電気的に連結されることもある。この時、前記共通ソースラインCSには前記バルク領域と同じ消去電圧Veraseが印加される。かつ、前記ストリング制御ラインSCL及び前記接地制御ラインGCLはフローティングさせ、前記第1ないしn番目のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wnには0ボルトを印加する。さらに、前記選択されたセルブロックを制御するブロック駆動部の駆動制御ラインには電源電圧Vccを印加して前記選択されたブロック駆動部の全ての駆動トランジスタをターンオンさせる。一方、前記非選択のセルブロックを制御するブロック駆動部310の駆動制御ラインDCLには0ボルトを印加して前記非選択のブロック駆動部310の全ての駆動トランジスタSDT、WDT1、WDT2、WDT3、...、WDTn、GDTをターンオフさせる。
【0015】
前記の如く各制御ラインに適切な電圧を印加すれば、選択されたセルブロック内の全てのセルトランジスタの制御ゲート電極に0ボルトが印加される。従って、選択されたセルブロック内の全てのセルトランジスタの浮遊ゲートにバルク領域から正孔が注入されてこれらセルトランジスタの情報が消去される。この時、前記非選択のセルブロックを制御するブロック駆動部310の第1ないしn番目のワード駆動トランジスタWDT1、WDT2、WDT3、...、WDTnは全てターンオフされねばならない。しかし、図3及び図4にて説明した通り、一定回数以上のプログラム動作が実施される間に前記ブロック駆動部310の少なくとも一つのワード駆動トランジスタ、たとえば第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT1、WDT3は電気的なストレスに起因して低下した特性を示すことがある。これにより、ブロック駆動部310の駆動制御ラインDCLに0ボルトが印加されても前記第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT1、WDT3は弱くターンオンされる。結果的に、前記非選択のセルブロックの第1ワードラインWL1及び第3ワードラインWL3に0ボルトまたは0ボルトに近い電圧が印加され、前記第1及び第3ワードラインWL1、WL3に接続されたセルトランジスタに保存された情報が消去される。この時、接地駆動トランジスタGDTのサブスレショルド漏洩電流は消去動作に直接的にエラーを誘発させない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、所望のセルトランジスタを選択的にプログラムする時、選択されたセルトランジスタを含むセルブロックと接続されたブロック駆動部の駆動トランジスタに印加されるゲートバイアスを最小化させることができるナンド型フラッシュメモリ素子及びその駆動方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ブロック駆動部の駆動トランジスタの信頼性を改善させることができるナンド型フラッシュメモリ素子及びその駆動方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は複数のセルブロックから構成されたセルアレイ領域と、前記複数のセルブロックと各々接続された複数のブロック駆動部、前記複数のブロック駆動部と接続されたストリング制御ライン、n本のワード制御ラインならびに接地制御ラインから構成されたロウデコーダとを含む。ここで、前記各ブロック駆動部はストリング駆動トランジスタ、n個のワード駆動トランジスタならびに接地駆動トランジスタを含む。さらに、前記各ブロック駆動部は前記n個のワード駆動トランジスタのうち奇数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極と接続された第1駆動制御ライン及び偶数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極と接続された第2駆動制御ラインを含む。従って、前記各ブロック駆動部の奇数番目のワード駆動トランジスタは偶数番目のワード駆動トランジスタと独立的に制御される。
そして、複数のセルブロックに共有されるm本のビットラインに各々接続されたm個のストリングのうちの選択されたストリングのn個のセルトランジスタのうちからいずれか一つのセルトランジスタを選択的にプログラムさせるに際し、前記選択されたストリングと接続されたブロック駆動部の奇数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極ならびに偶数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極のうちいずれか一つのグループのゲート電極にプログラム電圧より高い第1電圧が印加され、他の一つのグループのゲート電極にプログラム電圧より低くパス電圧より高い第2電圧が印加される。
その上、前記各ブロック駆動部は前記ストリング駆動トランジスタのゲート電極ならびに前記接地駆動トランジスタのゲート電極と接続された第3駆動制御ラインをさらに具備することもある。これとは異なり、前記各ブロック駆動部のストリング駆動トランジスタのゲート電極は前記第1または第2駆動制御ラインと接続されることもあり、前記接地駆動トランジスタのゲート電極もやはり前記第1または第2駆動制御ラインと接続されることがある。
【0018】
前記複数のセルブロックはm本のビットラインを共有する。さらに、前記各セルブロックは前記m本のビットラインに各々接続されたm個のストリングを含む。従って、各ビットラインにはセルブロックの数と同じ複数のストリング、すなわち複数のストリングが接続される。前記各ストリングは各ビットラインに順次に直列に連結されたストリング選択トランジスタ、n個のセルトランジスタ、接地選択トランジスタから構成される。従って、前記各ストリングはナンドストリングに該当する。前記各セルトランジスタは一般的な積層ゲート構造をもつ。言い換えれば、前記各セルトランジスタはソース領域及びドレイン領域間のチャンネル領域上部に順次に積層されたトンネル絶縁膜、浮遊ゲート、ゲート層間誘電体膜及び制御ゲート電極をもつ。
【0019】
さらに、前記各セルブロックは前記m本のビットラインを横切るストリング選択ライン、n本のワードライン及び接地選択ラインを含む。前記各セルブロック内のストリング選択ラインは前記m個のストリングの選択トランジスタのゲート電極と接続され、前記接地選択ラインは前記m個のストリングの接地選択トランジスタのゲート電極と接続される。同じく、前記n本のワードラインは各々前記各ストリングのn個のセルトランジスタの制御ゲート電極と接続される。
【0020】
前記各ブロック駆動部はこれと接続されたセルブロックのストリング選択ライン、n本のワードライン及び接地選択ラインに選択的に所望の電圧を印加させるスイッチの役割を果たす。前記各ブロック駆動部のストリング駆動トランジスタのソース領域及びドレイン領域は各々前記ストリング制御ライン及び前記ストリング選択ラインに接続される。さらに、前記各ブロック駆動部の接地駆動トランジスタのソース領域及びドレイン領域は各々前記接地制御ライン及び前記接地選択ラインに接続される。同じく、前記各ブロック駆動部のn個のワード駆動トランジスタのソース領域は各々前記n本のワード制御ラインと接続され、前記n個のワード駆動トランジスタのドレイン領域は各々前記n本のワードラインと接続される。
【0021】
前述したように本発明によれば、各セルブロックのn本のワードラインと1:1に対応して接続されたn個のワード駆動トランジスタのうち奇数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極及び偶数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極に互いに異なる電圧を印加できる。
前述したような構造を有するナンド型フラッシュメモリ素子を駆動させる方法、たとえばプログラムさせる方法は所望のセルブロックまたは全てのセルブロックを消去した後に実施される。すなわち、プログラムしようとする少なくとも一つのセルトランジスタを含む少なくとも一つのセルブロック内の全てのセルトランジスタが0ボルトより低いスレショルド電圧、たとえば−3ボルト程度のスレショルド電圧をもつように消去動作を実施した後にプログラム動作がなされる。
【0022】
前記プログラム方法は前記m本のビットラインのうちいず何れか一本のビットラインを選択する段階と、前記選択されたビットラインに接続された複数のストリングのうちいずれか一つのストリングを選択する段階と、前記選択されたストリングと接続されたブロック駆動部の第1駆動制御ライン及び第2駆動制御ラインのうちいずれか一本の駆動制御ラインにプログラム電圧より高い第1電圧を印加して他の一本の駆動制御ラインにプログラム電圧より低くパス電圧より高い第2電圧を印加し、前記選択されたストリングのnのセルトランジスタのうちある一つのセルトランジスタをプログラムさせる段階とを含む。ここで、前記パス電圧は電源電圧より高い。さらに、前記第1電圧は前記プログラム電圧にアルファαを足した電圧であることが望ましく、前記第2電圧は前記パス電圧にベータβを足した電圧であることが望ましい。前記アルファαは前記ワード駆動トランジスタのバルク領域及びソース領域間に前記プログラム電圧に該当するバルクバイアスが印加された状態で前記ワード駆動トランジスタのスレショルド電圧と同一であるかそれより高い電圧に該当する。さらに、前記ベータβは前記ワード駆動トランジスタのバルク領域及びソース領域間に前記パス電圧に該当するバルクバイアスが印加された状態で前記ワード駆動トランジスタのスレショルド電圧と同一であるかそれより高い電圧に該当する。
【0023】
前記一本のビットラインを選択する段階は前記m本のビットラインのうちいずれか一本のビットラインを選択して接地させ、前記m本のビットラインのうち非選択のビットラインにプログラム防止電圧、たとえば電源電圧を印加することによりなされる。
前記一つのストリングを選択する段階は前記ストリング制御ライン及び前記接地制御ラインに各々電源電圧及び0ボルトを印加し、前記選択されたビットラインに並列に接続された複数のストリングのうちいずれか一つのストリングと接続されたストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタをターンオンさせることによりなされる。
【0024】
前記ストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタをターンオンさせる方法は前記ストリング駆動トランジスタのゲート電極ならびに前記接地駆動トランジスタのゲート電極に前記電源電圧より高い第3電圧を印加することによりなされる。望ましくは、前記第3電圧は前記プログラム電圧より低い。最も望ましくは、前記第3電圧は前記パス電圧より低く前記電源電圧にガンマγを足した電圧である。ここで、前記ガンマγは前記ストリング駆動トランジスタのバルク領域及びソース領域間に電源電圧に該当するバルクバイアスが印加された状態で前記ストリング駆動トランジスタのスレショルド電圧と同一であるかそれより高い電圧に該当する。これにより、前記ストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタは全てターンオンされる。結果的に、前記選択されたストリングのストリング選択トランジスタがターンオンされ、前記選択されたビットラインに印加された接地電圧が前記ストリング選択トランジスタのチャンネル領域に誘起される。
【0025】
前記ストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタをターンオンさせる他の方法は前記ストリング駆動トランジスタのゲート電極に前記第1電圧または前記第2電圧を印加し、前記接地駆動トランジスタのゲート電極に前記第1電圧または前記第2電圧を印加することによりなされる。前記第1及び第2電圧はどちらも第3電圧より高いので前記ストリング駆動トランジスタはターンオンされる。
【0026】
前記一つのセルトランジスタをプログラムさせる段階は前記n本のワード制御ラインのうちいずれか一つのワード制御ライン、たとえば前記第1電圧が印加されたゲート電極を有するワード駆動トランジスタのうちいずれか一つのワード駆動トランジスタと接続されたワード制御ラインを選択してプログラム電圧を印加し、前記選択されたワード制御ラインの両側に各々配置された一対のワード制御ラインに0ボルトを印加する。さらに、前記n本のワード制御ラインのうち前記選択されたワード制御ラインならびに前記接地された一対のワード制御ラインを除外した残りのワード制御ラインにパス電圧を印加する。これにより、前記選択されたストリングのnのセルトランジスタのうち前記プログラム電圧が印加されたワード制御ラインと接続されたセルトランジスタが選択的にプログラムされる。この時、前記第1電圧が印加されたゲート電極を有するワード駆動トランジスタのチャンネル領域にはプログラム電圧またはパス電圧が誘起される。従って、これらワード駆動トランジスタのチャンネル領域及びゲート電極間に印加されるゲートバイアスの最大値はVPGM+α−VPASSである。さらに、前記第2電圧が印加されたゲート電極を有するワード駆動トランジスタのチャンネル領域には0ボルトまたはパス電圧が誘起される。従って、これらワード駆動トランジスタのチャンネル領域及びゲート電極間に印加されるゲートバイアスの最大値は(VPASS+β)である。結果的に、本発明のナンド型フラッシュメモリ素子は従来技術に比べてプログラム動作時にワード駆動トランジスタに印加されるゲートバイアスを下げることができる。これにより、ワード駆動トランジスタの信頼性を改善させることができるので消去動作時に発生するエラーを減少させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。
図5は本発明によるナンド型フラッシュメモリ素子の一実施例を説明するための回路図である。ここで、セルアレイ領域のセルトランジスタ、ストリング選択トランジスタ及び接地選択トランジスタと、ロウデコーダの駆動トランジスタとは全てNMOSトランジスタの場合に例えて説明する。
【0028】
図5を参照すれば、セルアレイ領域100bは互いに平行なm本のビットラインBL1’、...、BLm’を共有し、前記セルアレイ領域100bを駆動させるロウデコーダ300bは一本のストリング制御ラインSCL、n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wnならびに一本の接地制御ラインGCLを含む。さらに、前記ロウデコーダ300bは前記ストリング制御ラインSCL、n本のワード制御ラインW1、W2、...、Wnと接続された複数のブロック駆動部、たとえば2個のブロック駆動部310a、310bを含む。
【0029】
前記2個のブロック駆動部310a、310bのうち第1ブロック駆動部310aは前記ストリング制御ラインSCLと接続されたソース領域を有するストリング駆動トランジスタSDT1と、前記接地制御ラインGCLと接続されたソース領域を有する接地駆動トランジスタGDT1とを含む。さらに、前記第1ブロック駆動部310aは前記n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wnと各々接続されたソース領域を有するn個のワード駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nを含む。前記n個のワード駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nのうち奇数番目のワード駆動トランジスタWDT11、WDT13、...のゲート電極は第1駆動制御ラインDCL11と接続され、前記n個のワード駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nのうち偶数番目のワード駆動トランジスタWDT12、...のゲート電極は第2駆動制御ラインDCL12と接続される。さらに、前記ストリング駆動トランジスタSDT1のゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT1のゲート電極は第3駆動制御ラインDCL13と接続される。従って、奇数番目のワード駆動トランジスタWDT11、WDT13、...は第1駆動制御ラインDCL11により制御され、偶数番目のワード駆動トランジスタWDT12、...は第2駆動制御ラインDCL12により制御される。さらに、ストリング駆動トランジスタSDT1及び接地駆動トランジスタGDT1は第3駆動制御ラインDCL13により制御される。
【0030】
前記第2ブロック駆動部310bもやはり第1ブロック駆動部310aと同じ構成をもつ。言い換えれば、前記第2ブロック駆動部310bは前記ストリング制御ラインSCLと接続されたソース領域を有するストリング駆動トランジスタSDT2と、前記接地制御ラインGCLと接続されたソース領域を有する接地駆動トランジスタGDT2とを含む。さらに、前記第2ブロック駆動部310bは前記n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wnと各々接続されたソース領域を有するn個のワード駆動トランジスタWDT21、WDT22、WDT23、...、WDT2nを含む。前記n個のワード駆動トランジスタWDT21、WDT22、WDT23、...、WDT2nのうち奇数番目のワード駆動トランジスタWDT21、WDT23、...のゲート電極は第1駆動制御ラインDCL21と接続され、前記n個のワード駆動トランジスタWDT21、WDT22、WDT23、...、WDT2nのうち偶数番目のワード駆動トランジスタWDT22、...のゲート電極は第2駆動制御ラインDCL22と接続される。さらに、前記ストリング駆動トランジスタSDT2のゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT2のゲート電極は第3駆動制御ラインDCL23と接続される。従って、奇数番目のワード駆動トランジスタWDT21、WDT23、...は第1駆動制御ラインDCL21により制御され、偶数番目のワード駆動トランジスタWDT22、...は第2駆動制御ラインDCL22により制御される。さらに、ストリング駆動トランジスタSDT2及び接地駆動トランジスタGDT2は第3駆動制御ラインDCL23により制御される。
【0031】
一方、前記m本のビットラインBL1’、...、BLm’を共有するセルアレイ領域100bは複数のセルブロック、たとえば第1及び第2セルブロックB1、B2を含む。前記第1セルブロックB1は前記m本のビットラインBL1’、...、BLm’に各々接続されたm個のストリングS11、...、S1mを含む。前記各ストリングS11、...またはS1mは一般的なナンドストリングと同じく、一本のビットラインに順次に直列に接続された一つのストリング選択トランジスタ、n個のセルトランジスタ及び一つの接地選択トランジスタを含む。たとえば、前記m個のストリングS11、...、S1mのうち第1ストリングS11は前記第1ビットラインBL1’に順次に直列に接続されたストリング選択トランジスタSST11、n個のセルトランジスタC111、C112、C113、...、C11n及び接地選択トランジスタGST11を含む。これと同じく、前記m番目のストリングS1mは前記m番目のビットラインBLm’に順次に直列に接続されたストリング選択トランジスタSST1m、n個のセルトランジスタC1m1、C1m2、C1m3、...、C1mn及び接地選択トランジスタGST1mを含む。ここで、前記m個の接地選択トランジスタGST11、...GST1mのソース領域は第1及び第2セルブロックB1、B2が共有する一本の共通ソースラインCSと接続される。前記各セルトランジスタは積層ゲート構造をもつ。言い換えれば、前記各セルトランジスタはソース領域及びドレイン領域間の半導体基板上にトンネル絶縁膜、浮遊ゲート、ゲート層間絶縁膜及び制御ゲート電極が順次に積層された構造をもつ。
【0032】
さらに、前記第1セルブロックB1は前記m本のビットラインBL1’、...、BLm’を横切るストリング選択ラインSSL1、n本のワードラインWL11、WL12、WL13、...、WL1n及び接地選択ラインGSL1を含む。前記ストリング選択ラインSSL1は前記m個のストリング選択トランジスタSST11、...、SST1mのゲート電極と接続され、前記接地選択ラインGSL1は前記m個の接地選択トランジスタGST11、...、GST1mのゲート電極と接続される。さらに、前記第1ワードラインWL11は前記m個のストリングS11、...、S1mの第1セルトランジスタC111、...、C1m1のゲート電極と接続され、前記第2ワードラインWL12は前記各ストリングの第2セルトランジスタC112、...C1m2のゲート電極と接続される。同じく、前記第3ワードラインWL13は前記各ストリングの第3セルトランジスタC113、...、C1m3のゲート電極と接続され、前記n番目のワードラインWL1nは前記各ストリングのn番目のセルトランジスタC11n、...C1mnのゲート電極と接続される。
【0033】
前記第1セルブロックB1のストリング選択ラインSSL1、n本のワードラインWL11、WL12、WL13、...、WL1nならびに接地選択ラインGSL1は前記第1ブロック駆動部310aと接続される。さらに具体的に、前記ストリング選択ラインSSL1はストリング駆動トランジスタSDT1のドレイン領域と接続され、前記接地選択ラインGSL1は接地駆動トランジスタGDT1のドレイン領域と接続される。さらに、前記第1ワードラインWL11は第1ワード駆動トランジスタWDT11のドレイン領域と接続され、前記第2ワードラインWL12は第2ワード駆動トランジスタWDT12のドレイン領域と接続される。同じく、前記第3ワードラインWL13は第3ワード駆動トランジスタWDT13のドレイン領域と接続され、n番目のワードラインWL1nはn番目のワード駆動トランジスタWDT1nのドレイン領域と接続される。
【0034】
前記第2セルブロックB2もやはり第1セルブロックB1と同じ構成をもつ。言い換えれば、前記第2セルブロックB2は前記m本のビットラインBL1’、...、BLm’に各々接続されたm個のストリングS21、...、S2mを含む。前記各ストリングS21、...またはS2mは一般的なナンドストリングと同じように一本のビットラインに順次に直列に接続された一つのストリング選択トランジスタ、n個のセルトランジスタ及び一つの接地選択トランジスタを含む。たとえば、前記m個のストリングS21、...、S2mの中第1ストリングS21は前記第1ビットラインBL1’に順次に直列に接続されたストリング選択トランジスタSST21、n個のセルトランジスタC211、C212、C213、...、C21n及び接地選択トランジスタGST21を含む。同じく、前記m番目のストリングS2mは前記m番目のビットラインBLm’に順次に直列に接続されたストリング選択トランジスタSST2m、n個のセルトランジスタC2m1、C2m2、C2m3、...、C2mn及び接地選択トランジスタGST2mを含む。ここで、前記m個の接地選択トランジスタGST21、...GST2mのソース領域は前記共通ソースラインCSと接続される。
【0035】
さらに、前記第2セルブロックB2は第1セルブロックB1と同じく、前記m本のビットラインBL1’、...、BLm’を横切るストリング選択ラインSSL2、n本のワードラインWL21、WL22、WL23、...、WL2n及び接地選択ラインGSL2を含む。前記ストリング選択ラインSSL2は前記m個のストリング選択トランジスタSST21、...、SST2mのゲート電極と接続され、前記接地選択ラインGSL2は前記m個の接地選択トランジスタGST21、...、GST2mのゲート電極と接続される。さらに、前記第1ワードラインWL21は前記m個のストリングS21、...、S2mの第1セルトランジスタC211、...、C2m1のゲート電極と接続され、前記第2ワードラインWL22は前記各ストリングの第2セルトランジスタC212、...C2m2のゲート電極と接続される。同じく、前記第3ワードラインWL23は前記各ストリングの第3セルトランジスタC213、...、C2m3のゲート電極と接続され、前記n番目のワードラインWL2nは前記各ストリングのn番目のセルトランジスタC21n、...C2mnのゲート電極と接続される。
【0036】
前記第2セルブロックB2のストリング選択ラインSSL2、n本のワードラインWL21、WL22、WL23、...、WL2n及び接地選択ラインGSL2は前記第2ブロック駆動部310bと接続される。もう少し具体的に、前記ストリング選択ラインSSL2はストリング駆動トランジスタSDT2のドレイン領域と接続され、前記接地選択ラインGSL2は接地駆動トランジスタGDT2のドレイン領域と接続される。さらに、前記第1ワードラインWL21は第1ワード駆動トランジスタWDT21のドレイン領域と接続され、前記第2ワードラインWL22は第2ワード駆動トランジスタWDT22のドレイン領域と接続される。これと同じく、前記第3ワードラインWL23は第3ワード駆動トランジスタWDT23のドレイン領域と接続され、n番目のワードラインWL2nはn番目のワード駆動トランジスタWDT2nのドレイン領域と接続される。
【0037】
では、図5に示されたナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法を説明する。まず、前記2つのセルブロックB1、B2のうち一つのセルブロック、たとえば第1セルブロックB1を選択的に消去させる方法に例えて説明する。前記ロウデコーダ300bのストリング制御ラインSCL及び接地制御ラインGCLはどちらもフローティングさせ、前記n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wnに0Vを印加する。さらに、前記m本のビットラインBL1’、...、BLm’ならびに前記共通ソースラインCSもやはりフローティングさせ、前記第1ブロック駆動部310aの第1ないし第3駆動制御ラインDCL11、DCL12、DCL13には全て電源電圧を印加する。かつ、前記セルアレイ領域100bが形成される半導体基板、すなわち全てのセルトランジスタのバルク領域に消去電圧Verase、たとえば約20ボルトを印加する。この時、前記選択された第1セルブロックB1を除外した非選択のセルブロックと接続されたブロック駆動部の駆動制御ライン、たとえば第2ブロック駆動部310bの第1ないし第3駆動制御ラインDCL21、DCL22、DCL23には0ボルトを印加する。
【0038】
これにより、第2ブロック駆動部310bのn個のワード駆動トランジスタWDT21、WDT22、WDT23、...、WDT2nはターンオフされ、第2セルブロックB2のn本のワードラインWL21、WL22、WL23、...、WL2nが全てフローティングされる。結果的に、前記第1セルブロックB1のn本のワードラインWL11、WL12、WL13、...、WL1nにだけ選択的に0ボルトが印加され、第1セルブロックB1の全てのセルトランジスタの浮遊ゲートに正孔が注入される。従って、第1セルブロックB1の全てのセルトランジスタは負のスレショルド電圧、たとえば−3ボルト程度のスレショルド電圧を示す。
【0039】
さらに、本実施例ではセルアレイ領域100bの全てのセルトランジスタを消去させることもある。たとえば、第1及び第2ブロック駆動部310a、310bの全ての駆動制御ラインDCL11、DCL12、DCL13、DCL21、DCL22、DCL23に電源電圧を印加すれば、第1及び第2セルブロックB1、B2の全てのセルトランジスタが消去される。
【0040】
次に、前記第1セルブロックB1の全てのセルトランジスタを消去した後に、第1セルブロックB1の一つのセルトランジスタ、たとえば第1ストリングS11の第2セルトランジスタC112を選択的にプログラムさせる方法を説明する。具体的に、前記選択されたセルトランジスタC112を含む第1ストリングS11と接続されたビットライン、すなわち第1ビットラインBL1’に0ボルトを印加し、第2ないしm番目のビットラインBL2’、...、BLm’にはプログラム防止電圧VPI、たとえば電源電圧を印加する。前記ストリング制御ラインSCLには電源電圧を印加し、前記接地制御ラインGCL、共通ソースラインCS及び前記セルアレイ領域100bが形成される半導体基板、すなわちPウェル領域には0ボルトを印加する。
【0041】
さらに、前記選択されたセルトランジスタC112の制御ゲート電極と連結された第2ワード制御ラインW2には18ボルトないし23ボルト程度のプログラム電圧VPGMを印加し、前記第2ワード制御ラインW2の両側に各々配置された第1及び第3ワード制御ラインW1、W3には0ボルトを印加する。かつ、前記第4ないしn番目のワード制御ラインW4、...、Wnには10ボルトないし12ボルト程度のパス電圧を印加する。
【0042】
さらに、前記選択されたセルトランジスタC112を制御する第2ワード駆動トランジスタWDT12のゲート電極と接続された第2駆動制御ラインDCL12にはプログラム電圧より高い第1電圧を印加し、前記第1及び第3駆動制御ラインDCL11、DCL13には各々プログラム電圧より低くパス電圧より高い第2電圧ならびにパス電圧より低く電源電圧より高い第3電圧を印加する。この時、非選択のブロック駆動部の全ての駆動制御ライン、すなわち第2ブロック駆動部310bの第1ないし第3駆動制御ラインDCL21、DCL22、DCL23には0ボルトを印加し、第2ブロック駆動部310bのストリング駆動トランジスタSDT2、n個のワード駆動トランジスタWDT21、WDT22、WDT23、...、WDT2n及び接地駆動トランジスタGDT2をターンオフさせる。
【0043】
前記第1電圧はプログラム電圧にアルファαを足した電圧に該当し、第2電圧はパス電圧にベータβを足した電圧に該当し、第3電圧は電源電圧にガンマγを足した電圧に該当する。前記アルファαは前記n個の駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nのバルク領域にプログラム電圧に該当するバックゲートバイアスを印加した状態で前記n個の駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nが示すスレショルド電圧と同一であるかそれより高い電圧である。さらに、前記ベータβは前記n個の駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nのバルク領域にパス電圧に該当するバックゲートバイアスを印加した状態で前記n個の駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nが示すスレショルド電圧と同一であるかそれより高い電圧であり、前記ガンマγは前記ストリング駆動トランジスタSDT1及び接地駆動トランジスタGDT1のバルク領域に電源電圧に該当するバックゲートバイアスを印加した状態で前記ストリング駆動トランジスタSDT1及び接地駆動トランジスタGDT1が示すスレショルド電圧と同一であるかそれより高い電圧である。
【0044】
これにより、前記第1セルブロックB1のセルトランジスタC112だけ選択的にプログラムされ、正のスレショルド電圧をもつ。
図5に示されたナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法を要約すれば次の表1のようである。
【表1】
図6及び図7は図5のナンド型フラッシュメモリ素子のセルトランジスタC112を選択的にプログラムさせる間、第1ブロック駆動部310aのワード駆動トランジスタに印加されるバイアス条件中で最悪のバイアス条件だけを図示した断面図である。言い換えれば、図6は第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13に印加されるバイアス条件を表す断面図であり、図7は接地駆動トランジスタGDT1に印加されるバイアス条件を表す断面図である。
【0045】
図6を参照すれば、前記セルトランジスタC112を選択的にプログラムさせる間、第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13のゲート電極17aには第1駆動制御ラインDCL11を通じて前記第2電圧、すなわちパス電圧にベータβを足した電圧が印加される。さらに、前記第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13のソース領域13aには全て第1及び第3ワード制御ラインW1、W3を通じて0ボルトが印加され、バルク領域11にも0ボルトが印加される。従って、前記第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13は全てターンオンされ、これら駆動トランジスタWDT11、WDT13のドレイン領域13aに0ボルトが誘起される。結果的に、前記ゲート電極17a下のゲート絶縁膜15aに印加される電界は従来の技術に比べて顕著に低くなるので、ゲート絶縁膜15aの信頼性を改善させることができる。言い換えれば、いかなるセルトランジスタを選択してプログラムさせてもワード駆動トランジスタに印加される最大ゲートバイアスは顕著に減少する。
【0046】
引続き、図7を参照すれば、前記セルトランジスタC112を選択的にプログラムさせる間、接地駆動トランジスタGDT1のゲート電極17bには第3駆動制御ラインDCL13を通じて前記第3電圧、すなわち電源電圧にガンマγを足した電圧が印加される。さらに、前記接地駆動トランジスタGDT1のソース領域13bには接地制御ラインGCLを通じて0ボルトが印加され、バルク領域11にも0ボルトが印加される。従って、前記接地駆動トランジスタGDT1はターンオンされ、前記接地駆動トランジスタGDT1のドレイン領域13bに0ボルトが誘起される。結果的に、前記ゲート電極17b下のゲート絶縁膜15bに印加される電界は従来の技術に比べて顕著に低くなるので、ゲート絶縁膜15bの信頼性を改善させることができる。言い換えれば、いかなるセルトランジスタを選択してプログラムさせても接地駆動トランジスタGDT1に印加される最大ゲートバイアスは顕著に減少する。
【0047】
図8は本発明によるナンド型フラッシュメモリ素子の他の実施例を説明するための回路図である。図8に示された本発明の他の実施例が図5に示された本発明の一実施例と異なる点は各ブロック駆動部のストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタが各々第1駆動制御ライン及び第2駆動制御ラインにより制御されるということである。さらに、図8の変化された例として、各ブロック駆動部のストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタは各々第2駆動制御ライン及び第1駆動制御ラインにより制御されることもある。図8のセルアレイ領域は図5のセルアレイ領域と同じ構成をもつ。従って、本発明の一実施例と同じ構成を有するセルアレイ領域に関する説明は省略する。
【0048】
図8を参照すれば、ロウデコーダ300cはストリング制御ラインSCL、n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wnならびに接地制御ラインGCLを含む。さらに、前記ロウデコーダ300cは複数のブロック駆動部、たとえば第1及び第2ブロック駆動部310a’、310b’を含む。前記第1ブロック駆動部310a’は図5の第1ブロック駆動部310aと同じく、ストリング駆動トランジスタSDT1、n個のワード駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nならびに接地駆動トランジスタGDT1から構成される。ここで、奇数番目のワード駆動トランジスタWDT11、WDT13、...のゲート電極ならびにストリング駆動トランジスタSDT1のゲート電極は全て第1駆動制御ラインDCL11と接続され、偶数番目のワード駆動トランジスタWDT12、...のゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT1のゲート電極は全て第2駆動制御ラインDCL12と接続される。これとは異なり、前記ストリング駆動トランジスタSDT1のゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT1のゲート電極は各々前記第2駆動制御ラインDCL12及び第1駆動制御ラインDCL11に接続されることもある。
【0049】
前記第2ブロック駆動部310b’もやはり第1ブロック駆動部310a’と同じ構成をもつ。すなわち、奇数番目のワード駆動トランジスタWDT21、WDT23、...のゲート電極ならびにストリング駆動トランジスタSDT2のゲート電極は第1駆動制御ラインDCL21と接続され、偶数番目のワード駆動トランジスタWDT22、...、WDT2nのゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT2のゲート電極は第2駆動制御ラインDCL22と接続される。
【0050】
さて、図8に示されたナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法を説明する。
まず、第1セルブロックB1の全てのセルトランジスタを消去させるために、第1ブロック駆動部310a’の第1及び第2駆動制御ラインDCL11、DCL12に電源電圧を印加して第2ブロック駆動部310b’の第1及び第2駆動制御ラインDCL21、DCL22に0ボルトを印加する。かつ、他の全ての制御ライン、たとえばストリング制御ラインSCL、n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wn、接地制御ラインGCLなrばいにm本のビットラインBL1’、...、BLm’には図5にて説明した消去方法と同一のバイアスを印加する。これにより、前記第1セルブロックB1の全てのセルトランジスタは消去されて負のスレショルド電圧、たとえば−3ボルト程度のスレショルド電圧をもつ。
【0051】
次に、前記第1セルブロックB1の全てのセルトランジスタを消去した後に、第1セルブロックB1の一つのセルトランジスタ、たとえば第1ストリングS11の第2セルトランジスタC112を選択的にプログラムするための動作を説明する。具体的に、前記選択されたセルトランジスタC112を制御する第2ワード駆動トランジスタWDT12のゲート電極と接続された第2駆動制御ラインDCL12に前記第1電圧VPGM+αを印加する。かつ、前記第1駆動制御ラインDCL11には前記第2電圧VPASS+βを印加する。さらに、前記第2ブロック駆動部310b’の第1及び第2駆動制御ラインDCL21、DCL22には0ボルトを印加して第2ブロック駆動部310b’の全ての駆動トランジスタをターンオフさせる。この時、他の全ての制御ライン、たとえばストリング制御ラインSCL、n本のワード制御ラインW1、W2、W3、...、Wn、接地制御ラインGCLならびにm本のビットラインBL1’、...、BLm’には図5にて説明したプログラム方法と同一のバイアスを印加する。これにより、前記選択されたセルトランジスタC112だけプログラムされる。
【0052】
図8に示されたナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法を要約すれば次の表2のようである。
【表2】
図9及び図10は図8のナンド型フラッシュメモリ素子のセルトランジスタC112を選択的にプログラムさせる間、第1ブロック駆動部310a’のワード駆動トランジスタに印加されるバイアス条件のうちで最悪のバイアス条件だけを図示した断面図である。言い換えれば、図9は第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13に印加されるバイアス条件を表す断面図であり、図10は接地駆動トランジスタGDT1に印加されるバイアス条件を表す断面図である。
【0053】
図9を参照すれば、前記セルトランジスタC112を選択的にプログラムさせる間、第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13のゲート電極27aには第1駆動制御ラインDCL11を通じて前記第2電圧VPASS+βが印加される。さらに、前記第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13のソース領域23aには全て第1及び第3ワード制御ラインW1、W3を通じて0ボルトが印加され、バルク領域21にも0ボルトが印加される。従って、前記第1及び第3ワード駆動トランジスタWDT11、WDT13は全てターンオンされ、これらワード駆動トランジスタWDT11、WDT13のドレイン領域23aに0ボルトが誘起される。結果的に、前記ゲート電極27a下のゲート絶縁膜25aに印加される電界は従来の技術に比べて顕著に低くなるので、ゲート絶縁膜25aの信頼性を改善させることができる。言い換えれば、いかなるセルトランジスタを選択してプログラムさせてもワード駆動トランジスタに印加される最大ゲートバイアスは顕著に減少する。
【0054】
引続き、図10を参照すれば、前記セルトランジスタC112を選択的にプログラムさせる間、接地駆動トランジスタGDT1のゲート電極27bには第2駆動制御ラインDCL12を通じて前記第1電圧VPGM+αが印加される。さらに、前記接地駆動トランジスタGDT1のソース領域23bには接地制御ラインGCLを通じて0ボルトが印加され、バルク領域21にも0ボルトが印加される。従って、前記接地駆動トランジスタGDT1はターンオンされ前記接地駆動トランジスタGDT1のドレイン領域23bに0ボルトが誘起される。結果的に、前記ゲート電極27b下のゲート絶縁膜25bに印加される電界は従来の技術と同一である。しかし、前記接地駆動トランジスタGDT1のサブスレショルド特性は消去動作に直接的に影響を与えない。
【0055】
従って、本発明の他の実施例によれば、各ブロック駆動部の駆動制御ラインの数を最小化させることができるのでナンド型フラッシュメモリ素子の集積度を極大化させることができる。
図11は本発明によるナンド型フラッシュメモリ素子のさらに他の実施例を説明するための回路図である。図11に示された本発明のさらに他の実施例が図8に示された本発明の他の実施例と異なる点は各ブロック駆動部のストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタが全て第2駆動制御ラインにより制御されるということである。さらに、図11の変化された例として、各ブロック駆動部のストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタは全て第1駆動制御ラインにより制御されることもある。図11のセルアレイ領域もやはり図5のセルアレイ領域と同じ構成をもつのでこれに関する説明は省略する。
【0056】
図11を参照すれば、ロウデコーダ300dは複数のブロック駆動部、たとえば第1及び第2ブロック駆動部310a”、310b”を含む。前記第1ブロック駆動部310a”は図8の第1ブロック駆動部310a’と同じようにストリング駆動トランジスタSDT1、n個のワード駆動トランジスタWDT11、WDT12、WDT13、...、WDT1nならびに接地駆動トランジスタGDT1を含む。さらに、前記第1ブロック駆動部310a”は奇数番目のワード駆動トランジスタWDT11、WDT13、...のゲート電極と接続された第1駆動制御ラインDCL11と、偶数番目のワード駆動トランジスタWDT12、...、WDT1nのゲート電極、ストリング駆動トランジスタSDT1のゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT1のゲート電極と接続された第2駆動制御ラインDCL12とを含む。これとは異なり、前記ストリング駆動トランジスタSDT1のゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT1のゲート電極は第1駆動制御ラインDCL11と接続されることもある。
【0057】
前記第2ブロック駆動部310b”もやはり第1ブロック駆動部310a”と同じ構成をもつ。すなわち、奇数番目のワード駆動トランジスタWDT21、WDT23、...のゲート電極は第1駆動制御ラインDCL21と接続され、偶数番目のワード駆動トランジスタWDT22、...、WDT2nのゲート電極、ストリング駆動トランジスタSDT2のゲート電極ならびに接地駆動トランジスタGDT2のゲート電極は第2駆動制御ラインDCL22と接続される。
【0058】
図11に示されたナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法は図8にて説明した方法と同一である。従って、これに関する説明は省略する。さらに、図11のナンド型フラッシュメモリ素子の任意のセルトランジスタ、たとえばセルトランジスタC112をプログラムさせる間、第1ブロック駆動部310a”の駆動トランジスタに印加される最悪のバイアス条件もやはり図9及び図10にて説明したバイアス条件と同一である。
【0059】
【発明の効果】
前述したように本発明によれば、プログラム動作時に、各セルブロックに接続された駆動ブロック部の駆動トランジスタに印加されるゲートバイアスを最小化させることができる。これにより、駆動トランジスタの信頼性を改善させることができるので消去動作時にエラーが生じる現象を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なナンド型フラッシュメモリ素子のブロックダイアグラムである。
【図2】従来のナンド型フラッシュメモリ素子のセルアレイ領域の一部ならびにこれを駆動させるロウデコーダの一部を示す回路図である。
【図3】図2に示されたセルアレイ領域の任意のセルをプログラムさせる場合に、ロウデコーダの駆動トランジスタに印加される最悪のバイアス条件を示す断面図である。
【図4】図3に示されたバイアスが印加される駆動トランジスタの信頼性を測定した結果を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施例によるナンド型フラッシュメモリ素子のロウデコーダの一部ならびにこれにより駆動されるセルアレイ領域の一部を示す回路図である。
【図6】図5の駆動トランジスタに印加される最悪のバイアス条件を示す断面図である。
【図7】図5の駆動トランジスタに印加される最悪のバイアス条件を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例によるナンド型フラッシュメモリ素子のロウデコーダの一部ならびにこれにより駆動されるセルアレイ領域の一部を示す回路図である。
【図9】図8の駆動トランジスタに印加される最悪のバイアス条件を示す断面図である。
【図10】図8の駆動トランジスタに印加される最悪のバイアス条件を示す断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例によるナンド型フラッシュメモリ素子のロウデコーダの一部ならびにこれにより駆動されるセルアレイ領域の一部を示す回路図である。
【符号の説明】
100b セルアレイ領域
310a、310b ブロック駆動部
B1 第1セルブロック
B2 第2セルブロック
S2m ストリング
Claims (14)
- m本のビットラインを共有する複数のセルブロックを有し、前記各セルブロックはストリング選択ライン、n本のワードラインならびに接地選択ラインを含むセルアレイ領域と、前記複数のセルブロックと各々接続された複数のブロック駆動部、前記複数のブロック駆動部と接続されたストリング制御ライン、n本のワード制御ラインならびに接地制御ラインを有するロウデコーダとを備えるナンド型フラッシュメモリ素子であって、
前記各ブロック駆動部は、
前記各セルブロックのストリング選択ラインと前記ストリング制御ラインとの間に介在するストリング駆動トランジスタと、
前記各セルブロックのn本のワードラインと前記n本のワード制御ラインとの間に介在するn個のワード駆動トランジスタと、
前記各セルブロックの接地選択ラインと前記接地制御ラインとの間に介在する接地駆動トランジスタと、
前記n個のワード駆動トランジスタのうち奇数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極と接続された第1駆動制御ラインと、
前記n個のワード駆動トランジスタのうち偶数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極と接続された第2駆動制御ラインとを含み、
前記m本のビットラインに各々接続されたm個のストリングのうちの選択されたストリングのn個のセルトランジスタのうちからいずれか一つのセルトランジスタを選択的にプログラムさせるに際し、前記選択されたストリングと接続されたブロック駆動部の奇数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極ならびに偶数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極のうちいずれか一つのグループのゲート電極にプログラム電圧より高い第1電圧が印加され、他の一つのグループのゲート電極にプログラム電圧より低くパス電圧より高い第2電圧が印加されることを特徴とするナンド型フラッシュメモリ素子。 - 前記各セルブロックは、前記m本のビットラインと各々接続されたm個のストリングを含むことを特徴とする請求項1に記載のナンド型フラッシュメモリ素子。
- 前記各ストリングは、前記各ビットラインに順次に直列に連結されたストリング選択トランジスタ、n個のセルトランジスタならびに接地選択トランジスタから構成され、前記ストリング選択トランジスタのゲート電極は前記ストリング選択ラインと接続され、前記n個のセルトランジスタの制御ゲート電極は各々前記n本のワードラインと1:1に接続され、前記接地選択トランジスタのゲート電極は前記接地選択ラインと接続されることを特徴とする請求項2に記載のナンド型フラッシュメモリ素子。
- 前記ストリング駆動トランジスタのゲート電極ならびに前記接地駆動トランジスタのゲート電極と接続された第3駆動制御ラインをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のナンド型フラッシュメモリ素子。
- 前記ストリング駆動トランジスタのゲート電極は前記第1及び第2駆動制御ラインのうちいずれか一つに接続されることを特徴とする請求項1に記載のナンド型フラッシュメモリ素子。
- 前記接地駆動トランジスタのゲート電極は前記第1及び第2駆動制御ラインのうちいずれか一つに接続されることを特徴とする請求項1に記載のナンド型フラッシュメモリ素子。
- m本のビットラインを共有する複数のセルブロックを有し、前記各セルブロックは前記m本のビットラインに各々接続されたm個のストリング、前記m本のビットラインを横切るストリング選択ライン、n本のワードラインならびに接地選択ラインを含むセルアレイ領域と、前記複数のセルブロックと各々接続された複数のブロック駆動部、前記複数のブロック駆動部と接続されたストリング制御ライン、n本のワード制御ラインならびに接地制御ラインを有し、前記各ブロック駆動部は前記ストリング制御ラインと前記各セルブロックのストリング選択ラインとの間に介在するストリング駆動トランジスタ、前記n本のワード制御ラインと前記各セルブロックのn本のワードラインとの間に介在するn個のワード駆動トランジスタ、ならびに前記接地制御ラインと前記各セルブロックの接地選択ラインとの間に介在する接地駆動トランジスタを含むロウデコーダとから構成されたナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法であって、
前記m本のビットラインのうちいずれか一本のビットラインを選択する段階と、
前記選択されたビットラインに接続された複数のストリングのうちいずれか一つのストリングを選択する段階と、
前記選択されたストリングと接続されたブロック駆動部の奇数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極ならびに偶数番目のワード駆動トランジスタのゲート電極のうちいずれか一つのグループのゲート電極にプログラム電圧より高い第1電圧を印加し、他の一つのグループのゲート電極にプログラム電圧より低くパス電圧より高い第2電圧を印加し、前記選択されたストリングのn個のセルトランジスタのうちいずれか一つのセルトランジスタを選択的にプログラムさせる段階とを含むことを特徴とするナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。 - 前記一本のビットラインを選択する段階は、
前記m本のビットラインのうちいずれか一本のビットラインを接地させて選択する段階と、
前記m本のビットラインのうち非選択のビットラインにプログラム防止電圧を印加する段階とを含むことを特徴とする請求項7に記載のナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。 - 前記プログラム防止電圧は、電源電圧と同一であることを特徴とする請求項8に記載のナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。
- 前記一つのストリングを選択する段階は、
前記ストリング制御ラインに電源電圧を印加する段階と、
前記接地制御ラインを接地させる段階と、
前記選択されたビットラインに接続された複数のストリングのうちいずれか一つのストリングと接続されたストリング駆動トランジスタ及び接地駆動トランジスタをターンオンさせる段階とを含むことを特徴とする請求項7に記載のナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。 - 前記ストリング駆動トランジスタ及び前記接地駆動トランジスタをターンオンさせる段階は、
前記ストリング駆動トランジスタのゲート電極に前記第1電圧または前記第2電圧を印加する段階と、
前記接地駆動トランジスタのゲート電極に前記第1電圧または前記第2電圧を印加する段階とを含むことを特徴とする請求項10に記載のナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。 - 前記ストリング駆動トランジスタ及び前記接地駆動トランジスタをターンオンさせる段階は、
前記ストリング駆動トランジスタのゲート電極ならびに前記接地駆動トランジスタのゲート電極に前記第2電圧より低く電源電圧より高い第3電圧を印加することにより実施することを特徴とする請求項10に記載のナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。 - 前記いずれか一つのセルトランジスタを選択的にプログラムさせる段階は、
前記第1電圧が印加されたゲート電極を有するワード駆動トランジスタのうちいずれか一つのワード駆動トランジスタと接続されたワード制御ラインを選択してプログラム電圧を印加する段階と、
前記選択されたワード制御ラインの両側に各々配置された一対のワード制御ラインを接地させる段階と、
前記n本のワード制御ラインのうち前記選択されたワード制御ラインならびに前記接地された一対のワード制御ラインを除外した残りのワード制御ラインにパス電圧を印加する段階とを含むことを特徴とする請求項7に記載のナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。 - 前記選択されたビットラインに接続された複数のストリングのうち前記選択されたストリングを除外した残りの非選択のストリングと接続された駆動トランジスタのゲート電極に全て0ボルトを印加する段階をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のナンド型フラッシュメモリ素子の駆動方法。
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