JP3945096B2 - スイッチ - Google Patents

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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取付板に取り付けられるスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチとして図15に示すものがあった。図15において(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図を示している。図15に示すスイッチは、スイッチ本体50に設けられた可動部50cを下方に移動させることにより、可動部50cの可動部位50aがスイッチ本体50の上部に上下に移動自在に設けられた移動部50bに当接して移動部50bを下方に移動させ、移動部50bに押されてスイッチ本体50内部に設けられたスイッチ機構が切り換わるよう構成されるものである。このスイッチは、スイッチ本体50が図16に示すようにねじ52又はリベット(図示せず)を用いて、ねじ締め又はリベットかしめにより取付板なる取付パネル53に取り付けられる。
【0003】
また、他の従来例としては、図17に示すものがあった。図17において(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図を示している。図17に示すスイイッチは、可動部位55a、可動部55c、移動部55bを有し、図15のスイッチと同じ構成のスイッチ機構を備えた構成である。このスイッチは、スイッチ本体55に設けられたピン56を図18(a)に示すように、取付パネル57の穴部に圧入して取付パネル57に取り付けられる。このとき、スイッチ本体55が取付パネル57から抜けるのを防止するために、スイッチ本体55を両面から押える必要があり、スイッチ本体55を取付パネル57の反対側から押え面58にて押えている。この押え面58を不要にするために、図18(b)に示すようにスイッチ本体55をピン56の熱着により取付パネル57に取り付けている。59は熱着部を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図15に示すスイッチでは、スイッチ本体を取付パネルに取り付けるときにねじやリベット等の取り付け用の部品が余分に必要であり、またねじ締めやリベットかしめの作業が必要となってしまい、更にねじの締め過ぎやリベットのかしめ過ぎにより、スイッチが破損してしまう恐れもあり、その作業に充分注意が必要である。
【0005】
また、図17に示すスイッチでは、スイッチ本体のピンを取付パネルに熱着するための治具や作業が必要となってしまう。
【0006】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は取付板に取り付ける際に、余分な部品や作業の必要のないスイッチを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、スイッチ本体と、該スイッチ本体に一体的に形成され、前記スイッチ本体を取り付ける取付板に設けられた孔部に圧入される突起と、前記スイッチ本体に一体的に突設されるとともに、前記取付板におけるスイッチ本体と反対側の面に係止して取付板からのスイッチ本体の抜けを防止する係止部を有する突出部とを備え、前記突起の角部には、前記孔部の周縁と接触しない逃げ部が形成されていることを特徴とする。請求項1の発明によれば、スイッチ本体を取付板に取り付けるためのねじやリベットなどの取付用部品が不要であり、またかしめ用や熱着用などの特別の治具が不要である。また、突起を取付板の孔部に圧入し、突出部の係止部を取付板に係止させることで、スイッチ本体を取付板に取り付けることが可能となり、ワンタッチで取り付けることができ作業性が良く、また取り付けた後は取付板に突出部の係止部が係止してスイッチ本体が取付板から抜けることがない。さらに、突起を取付板の孔部に挿入するときに突起が孔部の周囲に接触しなくなり、突起の削れを防止でき、軽荷重で容易に突起を孔部に挿入することができる。
【0008】
また請求項2の発明は、スイッチ本体と、該スイッチ本体より突出し前記スイッチ本体を取り付ける取付板に設けられた孔部に圧入される金属からなる突起と、前記スイッチ本体に一体的に突設されるとともに、前記取付板におけるスイッチ本体と反対側の面に係止してスイッチ本体の取付板からの抜けを防止する係止部を有する突出部とを備え、前記突起の角部には、前記孔部の周縁と接触しない逃げ部が形成されていることを特徴とする。請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られるとともに、圧入部分である突起が金属からなるため、突起の熱による寸法変化が小さくなり、スイッチ本体の安定した取付強度を長期的に確保できる。また、突起を取付板の孔部に挿入するときに突起が孔部の周囲に接触しなくなり、突起の削れを防止でき、軽荷重で容易に突起を孔部に挿入することができる。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記突起のスイッチ本体からの突出寸法が、前記突出部のスイッチ本体からの突出寸法よりも大きいことを特徴とする。請求項3の発明によれば、スイッチ本体を取付板に取り付ける際に、まず最初に突起が取付板の孔部に挿入され始めることにより、突出部の取付板に対する位置が決まるので、突出部に対して過大な荷重が加わらないようにでき、突出部の折れやクラックを防止できる。
【0010】
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記突起はスイッチ本体における取付板との対向面の中心に突設されていることを特徴とする。請求項4の発明によれば、スイッチ本体を取付板に取り付けた後の安定性が良く、スイッチ本体に加わるあらゆる方向からの振動や衝撃等の外力に対する力が強くなる。
【0011】
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記突起は複数形成されていることを特徴とする。請求項5の発明によれば、突起による取付板への圧入箇所が増加でき、圧入強度が強くなることでスイッチ本体の取付板への取付強度が強くなる。
【0012】
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明において、前記突起はその側面にリブが突設され、そのリブが前記取付板に設けられた孔部の周縁に点接触して、前記突起が前記孔部に圧入されることを特徴とする。請求項6の発明によれば、突起を取付板の孔部に挿入するときの力を低減でき、スイッチ本体の取付板への取り付けが容易に行える。
【0014】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記突起と前記突出部との少なくとも一方の先端部に面取りあるいはRが設けられていることを特徴とする。請求項によれば、突起や突出部の取付パネルへの挿入が容易に実施でき取り付けの作業性がよくなる。
【0015】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記突出部の係止部は、突出部より前記突起に向かって突出形成されることを特徴とする。請求項の発明によれば、取付板の端部に突出部の係止部を係止させることが可能となり、突出部を挿入する孔部を取付板に設ける必要がなくなり、取付板の形状が簡略化できるとともに面積を小さくすることができ、スイッチも小型化できる。
【0016】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記スイッチ本体の突出部及び突起が形成される面に前記取付板が当接する台部が形成され、前記台部と突出部の間及び前記台部と突起の間に凹部が形成されることを特徴とする。請求項の発明によれば、スイッチ本体を取付板に取り付ける時に、突起や突出部のばりや削れ粉が凹部にたまり、取付不良を防止することができる。
【0017】
また、請求項10の発明は、請求項1又は請求項3から請求項のいずれかに記載の発明において、前記突起及び突出部は、ガラス成分を含んだ成形樹脂により形成されていることを特徴とする。請求項10の発明によれば、突起や突出部の熱による寸法変化が小さくなり、スイッチ本体の取付板への安定した取付強度を長期的に確保することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態1を説明する。図1はそれぞれ実施形態1に対応するスイッチの上面図を示しており、図2(a)、(b)、(c)はそれぞれスイッチの正面図、側面図、後面図を示している。
【0019】
図1、図2に示すスイッチAにおいて、スイッチ本体1はガラス成分を含んだ熱可塑性の成形樹脂(例えばガラス5%を含んだPBT樹脂(帝人製C7005))からなり、スイッチ本体1の下部に端子部11a,11b,11cが3つ並んで形成されており、両端の端子11a,11cのそれぞれに信号線12a,12bが接続されている。スイッチ本体1上部の端部には可動片1cが形成されており、その可動片1cの一部が下方に窪んで可動部位1aが形成される。また、スイッチ本体1の上部の上記可動部位1aと対応する位置には、上下方向に移動自在な移動部1bが設けられており、可動部1cを下方へ移動させることにより、可動部位1aが移動部1bに当接して移動部1bが下方へ移動する。この移動部1bの移動により移動部1bに押されて、スイッチ本体1の内部に設けられた接点機構(図示せず)が切り換わり、端子部11a,11cを介してスイッチ本体1内部の接点機構に接続された信号線12a,12b間の接続状態が切り換わる。
【0020】
このようなスイッチ機構を有するスイッチAは、スイッチ本体1の正面Pの両端部から一対の片状の突出部(フック)3,3が突出形成されており、正面Pの中央からは略四角柱状の突起2が突出形成されている。この突起2及び突出部3は上記熱可塑性の成形樹脂によりスイッチ本体1と一体的に形成されている。各突出部3には、その先端が基部3bより突起2方向に向かって突出形成された係止部3aが設けられている。上記のように、突起2及び突出部3はガラス成分を含んだものであるため、それらの熱による寸法変化が小さくなり、スイッチ本体1が後述の取付パネルに長期的に安定した取付強度で取り付けられる。
【0021】
このようにスイッチ本体1に突起2及び突出部3が形成されたスイッチAは、図3に示す孔部10aの形成された取付板なる取付パネル10に取り付けられる。取付パネル10の孔部10aは略長方形であり、その4隅にR(金型保護用のR)が設けられている。図4はスイッチAが取付パネル10に取り付ける途中の状態を示した側面図であり、図5はスイッチAが取付パネル10に取り付けられた状態を示した上面図である。
【0022】
取付パネル10に対してスイッチ本体1の取付方向は図4に示したH方向であり、スイッチ本体1の突起2が取付パネル10の孔部10aにH方向に圧入される。このとき、取付パネル10のスイッチ本体1に対向する面G2は、図5に示すようにスイッチ本体1の正面Pに設けられた台部7,7の座面7a,7aに当接するとともに、各突出部3の係止部3aが取付パネル10の両端部10b,10bを通り、背面G1面(スイッチ本体1と反対側の面)に係止して、取付パネル10からのスイッチ本体1の抜けが防止される。
【0023】
上記台部7,7は各突出部3,3と突起2との間にそれぞれ設けられており、台部7と突出部3の間、台部7と突起2の間には凹部8となっている。スイッチ本体1を取付パネル10に挿入するときに発生する取付パネル10のばりや突起2及び突出部3の削り粉がこの凹部8にたまり、スイッチ本体1と取付パネル10の間にばりや削り粉をはさみ込むことによるスイッチ本体1の挿入不良を防止することができる。
【0024】
尚、取付パネル10の両端部10a,10bに突出部3の係止部3aを係止させて取付パネル10にスイッチ本体1を取り付けるようにしているが、図6に示すように取付パネル10に突出部3と対応する位置に孔部10c,10cを設けて、その孔部10c,10cに各突出部3を挿入して各係止部3aを取付パネル10に係止させるようにして取り付けてもよい。
【0025】
図1に示すように、上記突出部3の先端部には、先端から基部3b方向に向かって幅が広くなるように傾斜(面取り)3cが形成されており、また先端面3dと傾斜3cの間にはR形状の面(R)3eが設けられている。そのために、スイッチ本体1を取付パネル10に取り付ける際のスイッチ本体1の挿入が、R形状の面3eと傾斜3cにガイドされて容易に行われる。
【0026】
また、スイッチAの突起2における4隅の角部のそれぞれには、突起2を取付パネル10の孔部10aに挿入するときに、孔部10aの4隅のRとの接触から逃げる略四角柱形状が切り取られた逃げ部5が形成されている。これにより、突起2を取付パネル10の孔部10aに挿入するときに、突起2の角部と孔部10aの角部のRとの接触がなくなり、突起2の削れを防止でき、突起2が軽荷重で容易に挿入できる。
【0027】
そして、突起2の先端には先端部から基部にむけて幅が広くなるように各辺に傾斜2a(面取り)が設けられており、スイッチ本体1を取付パネル10に取り付ける際のスイッチ本体1の挿入が傾斜2aにガイドされて容易に行われる。
【0028】
また、突起2外周の各辺には、取付パネル10の孔部10aの略長方形状の各辺と接触する四角柱状の圧入部6が設けられており、突起2の縦横の幅は孔部10aに圧入される寸法となっている。
【0029】
図1に示すように、突起2と突出部3は略同じ高さであるが、図7に示すように突起2の高さB1が突出部3の高さB2よりも高くなるようにすることが望ましい。このような構成とすることにより、スイッチ本体1を取付パネル10に取り付ける際に、まず最初に突起2が孔部10aに挿入され始めることにより、突出部3の取付パネル10に対する位置が決まるので、突出部3に対して過大な荷重が加わらないようにでき、突出部3の折れやクラックを防止できる。
【0030】
また、突起2はスイッチ本体1の重心に形成されることが望ましい。その例としては図8に示すように、突起2が形成されている正面Pの略中心(縦横方向ともに中央)に形成される。このような構成とすることで、スイッチ本体1を取付パネル10に取り付けた後のスイッチ本体1の安定性が良く、スイッチ本体1に対するあらゆる方向からの振動や衝撃等の外力に対する力が強くなる。
【0031】
そしてまた、スイッチ本体1には、取付パネル10の孔部10aに圧入される突起として突起2のみを設けているが、突起を複数個設け各突起を取付パネル10の突起と対応する位置に設けた孔部に圧入するようにするのが望ましい。その例として図9に示すように、突起2以外に、スイッチ本体1の正面Pの4隅に円柱状の突起15を形成するとともに、突起2の上下部にそれぞれ四角柱状の突起16が設けられている。このような構成とすることで、スイッチ本体1を取付パネル10に取り付ける際に圧入箇所が増加して圧入強度が増し、スイッチ本体1の取付強度が強くなる。
【0032】
尚、これら突起2,15,16は成形樹脂によりスイッチ本体1に一体的に形成されていてもよいし、また突起2,15,16を同時成形によって、金属により形成してもよい。このように各突起を金属で形成することにより、各突起の熱による寸法変化が小さくなり、スイッチ本体1の安定した取付強度を長期的に確保することができる。
【0033】
また、上述した構成例では、突起2の圧入部6を四角柱状としたが、図10に示すように、圧入部がスイッチ本体1の正面Pと平行な面で切った断面形状が小突起状であるリブ6aであってもよい。またこのリブ6aは、突起2の高さ方向に長さを有するものであってもよいし、例えば小突起であってもよい。このようにリブ6aを設けて突起2の圧入箇所をいわゆるポイント圧入とすることで、突起2を取付パネル10の孔部10aに挿入するときの挿入力が低減でき、スイッチ本体1の取付パネル10への取り付けが容易に行える。
【0034】
また、上記した突起2の逃げ部5は、略四角柱状が切り取られた形状となっているが、図11に示すように、突起2の4隅の角部が略三角柱状を切り取ったように面取りされていてもよいし、また図12に示すように、突起2の4隅の角部にRが設けられていてもよい。図11、図12において、17は面取り部であり、18はR部である。このように、突起2の各角部に面取りやRを設けることでも、突起2を取付パネル10の孔部10aに挿入するときに、突起2の角部と孔部10aの角部のRとの接触がなくなり、突起2の削れを防止でき、突起2が軽荷重で容易に挿入できる。
【0035】
更に、上記したように、スイッチ本体1の両端より突出形成された一対の突出部3は、その先端に設けられている各係止部3aが共に、スイッチ本体1の略中央に設けられている突起2方向に向かって突出形成されているため、すなわち、各突出部3の係止部3aが互いに内向きに形成されているため、各突出部3の係止部3aを図3に示す取付パネル10の両端部10b,10bの背面に係止させることで、スイッチ本体1の取付パネルAからの抜けを防止することができる。そのため、取付パネル10に突出部3を係止させるための孔部を設ける必要がなく、取付パネルの形状が簡略化でき、取付パネル10の面積を小さくすることができる。また、各突出部3の係止部3aが互いに内向きに形成されているため、スイッチA自体の大きさも小さくなる。
【0036】
一方、図13に示すように各突出部13の係止部13aが、突起2と反対方向に向かって突出形成されている場合は、すなわち各突出部13の係止部13aが互いに外向きに形成されている場合は、図14に示すように取付パネル20には、突起2を圧入する孔部20a以外に係止部13aを係止させるための孔部20b,20bが必要となってしまい、取付パネル20が大型化してしまう問題がある。
【0037】
【発明の効果】
上記したように、請求項1の発明は、スイッチ本体と、該スイッチ本体に一体的に形成され、前記スイッチ本体を取り付ける取付板に設けられた孔部に圧入される突起と、前記スイッチ本体に一体的に突設されるとともに、前記取付板におけるスイッチ本体と反対側の面に係止して取付板からのスイッチ本体の抜けを防止する係止部を有する突出部とを備え、前記突起の角部には、前記孔部の周縁と接触しない逃げ部が形成されているため、スイッチ本体を取付板に取り付けるためのねじやリベットなどの取付用部品が不要であり、またかしめ用や熱着用などの特別の治具が不要である。また、突起を取付板の孔部に圧入し、突出部の係止部を取付板に係止させることで、スイッチ本体を取付板に取り付けることが可能となり、ワンタッチで取り付けることができ作業性が良く、また取り付けた後は取付板に突出部の係止部が係止してスイッチ本体が取付板から抜けることがない。さらに、突起を取付板の孔部に挿入するときに突起が孔部の周囲に接触しなくなり、突起の削れを防止でき、軽荷重で容易に突起を孔部に挿入することができる。
【0038】
また請求項2の発明は、スイッチ本体と、該スイッチ本体より突出し前記スイッチ本体を取り付ける取付板に設けられた孔部に圧入される金属からなる突起と、前記スイッチ本体に一体的に突設されるとともに、前記取付板におけるスイッチ本体と反対側の面に係止してスイッチ本体の取付板からの抜けを防止する係止部を有する突出部とを備え、前記突起の角部には、前記孔部の周縁と接触しない逃げ部が形成されているため、請求項1と同様の効果が得られるとともに、圧入部分である突起が金属からなるため、突起の熱による寸法変化が小さくなり、スイッチ本体の安定した取付強度を長期的に確保できる。また、突起を取付板の孔部に挿入するときに突起が孔部の周囲に接触しなくなり、突起の削れを防止でき、軽荷重で容易に突起を孔部に挿入することができる。
【0039】
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記突起のスイッチ本体からの突出寸法が、前記突出部のスイッチ本体からの突出寸法よりも大きいため、スイッチ本体を取付板に取り付ける際に、まず最初に突起が取付板の孔部に挿入され始めることにより、突出部の取付板に対する位置が決まるので、突出部に対して過大な荷重が加わらないようにでき、突出部の折れやクラックを防止できる。
【0040】
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記突起はスイッチ本体における取付板との対向面の中心に突設されているため、スイッチ本体を取付板に取り付けた後の安定性が良く、スイッチ本体に加わるあらゆる方向からの振動や衝撃等の外力に対する力が強くなる。
【0041】
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記突起は複数形成されているため、突起による取付板への圧入箇所が増加でき、圧入強度が強くなることでスイッチ本体の取付板への取付強度が強くなる。
【0042】
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明において、前記突起はその側面にリブが突設され、そのリブが前記取付板に設けられた孔部の周縁に点接触して、前記突起が前記孔部に圧入されるため、突起を取付板の孔部に挿入するときの力を低減でき、スイッチ本体の取付板への取り付けが容易に行える。
【0044】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記突起と前記突出部との少なくとも一方の先端部に面取りあるいはRが設けられているため、突起や突出部の取付パネルへの挿入が容易に実施でき取り付けの作業性がよくなる。
【0045】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記突出部の係止部は、突出部より前記突起に向かって突出形成されるため、取付板の端部に突出部の係止部を係止させることが可能となり、突出部を挿入する孔部を取付板に設ける必要がなくなり、取付板の形状が簡略化できるとともに面積を小さくすることができ、スイッチも小型化できる。
【0046】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記スイッチ本体の突出部及び突起が形成される面に前記取付板が当接する台部が形成され、前記台部と突出部の間及び前記台部と突起の間に凹部が形成されるため、スイッチ本体を取付板に取り付ける時に、突起や突出部のばりや削れ粉が凹部にたまり、取付不良を防止することができる。
【0047】
また、請求項10の発明は、請求項1又は請求項3から請求項のいずれかに記載の発明において、前記突起及び突出部は、ガラス成分を含んだ成形樹脂により形成されているため、突起や突出部の熱による寸法変化が小さくなり、スイッチ本体の取付板への安定した取付強度を長期的に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に対応するスイッチの構造を示す上面図である。
【図2】本発明の実施形態1に対応するスイッチの構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は後面図である。
【図3】同上のスイッチが取り付けられる取付パネルの構造を示す構造図である。
【図4】同上のスイッチを取付パネルへの取り付ける時の状態を示す側面図である。
【図5】同上のスイッチを取付パネルへ取り付けた状態を示す上面図である。
【図6】同上のスイッチを他の取付パネルへ取り付けた状態を示す上面図である。
【図7】同上のスイッチの第1変形例を示す上面図である。
【図8】同上のスイッチの第2変形例を示す正面図である。
【図9】同上のスイッチの第3変形例を示す正面図である。
【図10】同上のスイッチの第4変形例を示す正面図である。
【図11】同上のスイッチの第5変形例を示す正面図である。
【図12】同上のスイッチの第6変形例を示す正面図である。
【図13】同上のスイッチと比較するために用いられるスイッチの構造を示す上面図である。
【図14】図13に示すスイッチを取り付ける取付パネルの構造を示す構造図である。
【図15】従来のスイッチの構造を示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図16】同上のスイッチの取付パネルへの取付状態を示す上面図である。
【図17】従来の他のスイッチの構造を示す図であって、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図18】同上のスイッチの取付パネルへの取付状態を示す図であって、(a)(b)はいずれも上面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ本体
2 突起
3 突出部
3a 係止部
6 圧入部
7 台部
A スイッチ
P 正面

Claims (10)

  1. スイッチ本体と、該スイッチ本体に一体的に形成され、前記スイッチ本体を取り付ける取付板に設けられた孔部に圧入される突起と、前記スイッチ本体に一体的に突設されるとともに、前記取付板におけるスイッチ本体と反対側の面に係止して取付板からのスイッチ本体の抜けを防止する係止部を有する突出部とを備え、前記突起の角部には、前記孔部の周縁と接触しない逃げ部が形成されていることを特徴とするスイッチ。
  2. スイッチ本体と、該スイッチ本体より突出し前記スイッチ本体を取り付ける取付板に設けられた孔部に圧入される金属からなる突起と、前記スイッチ本体に一体的に突設されるとともに、前記取付板におけるスイッチ本体と反対側の面に係止してスイッチ本体の取付板からの抜けを防止する係止部を有する突出部とを備え、前記突起の角部には、前記孔部の周縁と接触しない逃げ部が形成されていることを特徴とするスイッチ。
  3. 前記突起のスイッチ本体からの突出寸法が、前記突出部のスイッチ本体からの突出寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチ。
  4. 前記突起はスイッチ本体における取付板との対向面の中心に突設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスイッチ。
  5. 前記突起は複数形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスイッチ。
  6. 前記突起はその側面にリブが突設され、そのリブが前記取付板に設けられた孔部の周縁に点接触して、前記突起が前記孔部に圧入されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のスイッチ。
  7. 前記突起と前記突出部との少なくとも一方の先端部に面取りあるいはRが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のスイッチ。
  8. 前記突出部の係止部は、突出部より前記突起に向かって突出形成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のスイッチ。
  9. 前記スイッチ本体の突出部及び突起形成される面に前記取付板が当接する台部が形成され、前記台部と突出部の間及び前記台部と突起の間に凹部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のスイッチ。
  10. 前記突起及び突出部は、ガラス成分を含んだ成形樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項3から請求項のいずれかに記載のスイッチ
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