JPH09199191A - 端子台 - Google Patents

端子台

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JPH09199191A
JPH09199191A JP917396A JP917396A JPH09199191A JP H09199191 A JPH09199191 A JP H09199191A JP 917396 A JP917396 A JP 917396A JP 917396 A JP917396 A JP 917396A JP H09199191 A JPH09199191 A JP H09199191A
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子取付の作業性の改善 【解決手段】 固定ねじ(16)を第1の端子板(1
2,12A,12B)のねじ孔に係合させた状態で、ば
ね部材(14)により第1の端子板に押圧されている第
2の端子板(13,13B)と第1の端子板のとの間
に、被接続用配線に接続された端子(21,22)を挿
入するように構成されている。そして、第1の端子板位
は、ねじ孔を挟んで対称的に係止部(12b,12b
1,12b2,12c)が形成され、端子(21,2
2)にはこの係止部と係合できる穴(21a,22a)
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機および電子
機器等に広く使用される端子台に関し、特に、被接続用
配線に取り付けられた端子を固定する端子台の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の端子台は、複数の被接続用配線
を一個所にまとめて対応する配線を接続するために用い
られるもので、従来から種々の構造のものが提案されて
いる。たとえば、被接続用配線の一端に取り付けられた
フォーク状端子を端子台を構成する端子板にねじ込まれ
た固定ねじに挟み込み、固定ねじを締め付けることによ
り、被配線接続用配線を端子台を固定する構造のもの、
あるいは、たとえば、実開平4−102568号公報に
示されるように、被接続用配線の一端に丸形端子を取り
付け、固定ねじを端子板からはずした状態で端子板のね
じ穴位置に丸形端子を配置した後固定ねじをねじ穴にね
じ込んで丸形端子を端子台に固定する構造のもの等があ
る。後者の端子台においては、作業性を考慮して丸形端
子を取り付けるために固定ねじを端子板から外したとき
に、固定ねじが取り付け位置から落下するのを防止する
機能(脱落防止機能)を備えている。すなわち、この例
の端子台においては、ねじ脱落防止機構を付設した配線
接続部は、電気絶縁材料である合成樹脂材からなる端子
台本体と、この端子台本体上に設けられた導電材からな
る端子板と、この端子板に形成されたねじ孔上部に昇降
自在に設けられたねじ脱落防止用金具と、このねじ脱落
防止用金具の頂部にワッシャを介して回動自在に保持さ
れた固定ねじと、ねじ脱落防止用金具を上方に付勢する
ように配置された圧縮コイルばね等のばね部材等を備え
た構造であった。この例では、ねじ脱落防止用金具は、
上端部が端子台本体に昇降自在に保持されるとともに、
下端部が端子板の下方に形成された空所内に臨んでい
る。
【0003】そして、このねじ脱落防止用金具は、空所
内に配設された上述したばね部材によって、常時は上方
に付勢され、かつ固定ねじが落下しない状態で上昇位置
に保持されている。この状態で、ねじ部と端子板との間
に、被接続用配線の接続端に取り付けられた丸形圧着端
子のような丸型端子を差し込み、ついで、固定ねじのね
じ孔への螺合に伴なう締付けによって、端子板と固定ね
じの頭部との間に端子を挟み込んで固定することにより
被接続用配線を端子台に電気的に接続する。
【0004】また、逆に、固定ねじの螺合を解除する
と、ねじ脱落防止用金具がばね部材による上方への付勢
によって上方に移動し、このねじ脱落防止用金具の上方
への移動によって固定ねじの頭部が端子板から離れるよ
うに上昇し、その結果、丸形端子を端子台から引き抜い
て外すこともできるような構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の構造のうち、前者は、被接続用配線の端子がフォーク
状端子によって構成されているため、このフォーク状端
子を固定ねじで固定しても電子機器等の長年の使用によ
って固定ねじが緩んであるいはフォーク状端子が締め付
け状態から次第に外れる方向に移動して最後には端子台
から外れることがある。後者は、丸形端子を用いている
ため、端子台への固定後は、前者のように長年の使用に
よって端子台から外れることはないが、丸形端子を端子
台に取り付けるときには、固定ねじを端子板から完全に
外して取り付ける必要があり、前者に比べると、作業性
はやや低下するという問題があった。
【0006】本発明は上述した従来の問題を解決するた
めになされたものであり、従来のように固定ねじを端子
板から外すことなく被接続用配線の端子を取り付けある
いは取り外しできるようにし、これによって作業性を向
上させ、しかも従来よりも部品点数を少なくして低コス
ト化を図った端子台を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明による端子台は、固定ねじと、この固定ね
じが螺合されるねじ孔を有する第1の端子板と、この第
1の端子板の上に配置されかつ前述したねじ孔と対向す
る位置に固定ねじが遊合する遊合孔があけられた第2の
端子板と、この第2の端子板と固定ねじの頂部との間に
配置されたコイルばね部材とを備え、第1の端子板は、
導電金属部材によって構成され、中央に形成されたねじ
孔を挟んで対称的な位置に凸状係止部あるいは係止穴部
がそれぞれ形成されかつこれらの凸状係止部あるいは係
止穴部が形成された位置のほぼ延長線上の両端にはこの
第1の端子板を端子台本体に固定するための固定部が形
成されており、第2の端子板は、金属部材によって構成
されかつ遊合孔を挟んだ両端は、凸状係止部あるいは係
止穴部に対しねじ孔から離れる側に位置して第1に端子
板を下方に押下する押さえ部を構成し、第1と第2の端
子板の間に、被接続用配線の一端に取り付けられ端子が
挿入されたときには、被接続用配線の一端に取り付けら
れた端子の係止穴部あるいは凸状係止部が第1の端子板
に形成された凸部あるいは係止穴部と係合した状態で固
定ねじが締め付けられることを特徴とする。
【0008】上述した本発明による端子台を用いれば、
固定ねじを第1の端子板のねじ孔に係合させた状態で、
ばね部材により第1の端子板に押圧されている第2の端
子板と第1の端子板のとの間に、被接続用配線に接続さ
れた端子を挿入するように構成されているため、従来の
ように、被接続用配線の端子を端子台に接続するとき
に、固定ねじをねじ孔にねじ込む行程が不要となり、こ
の点で作業性を改善できる。また、被接続用配線の端子
を端子台に接続したときには、被接続用配線の端子に設
けられた係止穴部あるいは凸状係止部が第1の端子板に
形成された凸状係止部あるいは係止穴部と係合した状態
で固定ねじが締め付けられているため、長年の使用によ
っても被接続用配線の端子が端子台から外れることもな
い。
【0009】これとは逆に、被接続用配線の端子を端子
台から取り外すときには、固定ねじを第1の端子板のね
じ孔への螺合が解除されるように逆方向に回転すること
により、第1の端子板と第2の端子板との間の端子挟持
力を弱め、被接続用配線の端子の後端を第1の端子板に
対し持ち上げることによって、被接続用配線を簡単に取
り外すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a)および(b)は、本発
明による端子台の一実施の形態を示し、(a)被接続用
配線の端子を取り付けない状態の一ユニットを示し、
(b)は複数の配線接続ユニットを併設し、かつ結合部
材によって結合した状態を示す。また、図2は、図1
(a)に示される端子台の一配線接続ユニットに被接続
用配線の端子を接続した状態を示す。図3は、図1およ
び図2に示される端子台を展開した状態を示す。
【0011】これらの図において、符号10は端子台の
全体構造を示しており、複数の配線接続ユニット10
A,10B,・・・によって構成されている。各配線接
続ユニットは、端子台の端部を除いて同じ構造であるた
め、配線接続ユニット10Aを代表させて説明する。
【0012】まず、配線接続ユニット10Aは、合成樹
脂のような電気絶縁材料からなる端子台本体11bと、
これに組み込まれる第1および第2の金属製端子板1
2,13と、コイルスプリングからなるばね部材14
と、ストッパ部材15の遊合孔15aと、ストッパ部材
15,ばね部材14および第2の端子板13に開けられ
た遊合孔13aを介して第1の端子板12に設けられた
ねじ孔12aにねじ込まれる固定ねじ16とによって構
成されている。この端子台本体11bは、隣接する配線
接続ユニットとの仕切壁を構成するとともに、第1の端
子板12を固定してこの上に配置される上述した各部品
を位置決め固定する機能を有する。この配線接続ユニッ
ト11bは端子台10の端に位置するため、特別の端子
台本体10aと対向するように配置されている。なお、
17は整列配置された端子台本体11a,11b,11
c・・・を貫通してナット部材18と協働して一つの端
子台10に組み立てるねじ部材である。
【0013】第1の端子板12は、導電金属材により構
成され、上述したねじ孔12aが中央部に形成され、こ
のねじ孔12aの部分にはねじ溝が形成されている。こ
のねじ孔12aを挟んでかつこのねじ孔12aから所定
距離離れた位置に凸状の係止部12b,12cが形成さ
れている。この実施の形態では、これらの係止部12
b,12cは、図1(a),図2および図3から明らか
なように板材を切り起こすことにより形成され、このた
め、ねじ孔12aに近い側は板材から切り離されて急峻
な側面を持ち、ねじ孔12aから離れた側はなめらかな
湾曲面を持っている。また、ねじ孔12aの係止部12
b,12cの配列方向の延長端部に下方に折り曲げられ
て端子台本体11bの取り付け溝11b1,11b2に
はめ込まれる取付部12d,12eが設けられている。
さらに、ねじ孔12aに対し係止部12b,12cの配
列と直交する方向の端部は、下方に折り曲げられて端子
板の曲げ強度を補強している。
【0014】第2の端子板13は、導電金属材により構
成され、その中央には、固定ねじ16が挿通自在に遊合
する遊合孔13aが形成され、この遊合孔13aを挟ん
で対称的に第1の端子板12の方向に折り曲げられその
後反対方向に立ち上がるくぼみ13bおよび13cが形
成されている。この状態は、図1(a)および図2に良
く示されている。このようなくぼみ13bおよび13c
は、固定ねじ16が締め付けられたときに、第1と第2
の端子板12および13の間に配置される被接続用配線
の端子を弾力を持って挟持させるために設けられてい
る。換言すれば、第2の端子板13は、上述したくぼみ
13b、13cを形成することによって中央に形成され
た遊合孔13aを挟んで対称的な両端近傍に、第1の端
子板12の凸状係止部12b,12cに対しねじ孔12
aから離れる側に位置して第1の端子板12を下方に押
下する押さえ部13d,13eが形成されることにな
る。
【0015】ばね部材14は、固定ねじ16が緩められ
たときに第2の端子板13を下方、すなわち第1の端子
板12方向に付勢する機能を持っている。また、ストッ
パ部材15は、固定ねじ16が緩められて上方向に移動
するときに端子台本体11bおよび11aに形成された
ストッパ片11b3および11a1と係合してさらに固
定ねじ16が上方へ移動するのを規制する機能を有す
る。この場合、固定ねじ16の基部はねじ溝が設けられ
ておらず、ねじ山よりも小径に形成されているため、ス
トッパ部材15の遊合孔15aはこの部分に位置されて
回動自在にされている。また、ストッパ部材15の遊合
孔の径を固定ねじ16のねじ山よりも大きくしても同様
の動作を行わせることができる。
【0016】また、端子台本体11bおよび11aに
は、右方向に突出する一対の位置決め用突起11b5お
よび11a2が設けられており、これらの突起は、対向
する端子台本体11cおよび11bの位置決め穴11c
5および11b5にはめ込まれるように構成されてい
る。また、端子台本体11bのストッパ片11b3と反
対側の面にもつぎのユニットのストッパ部材の上方への
移動を規制するストッパ片11b6が設けられている。
【0017】このように構成すれば、被接続用配線に接
続された端子21,22は、固定ねじ16を緩められて
ストッパ部材15が端子台本体11bのストッパ片11
b3に係止された状態で、図1(a)の左右方向から第
1の端子板12と第2の端子板13の間に水平に挿入す
る。この場合、第2の端子板13の端部は前述したくぼ
み13b,13cの形成によって上方に丸味を持った形
状となり、端子21,22の端部の端子板間への受け入
れを容易にしている。そして、端子板21と22との間
に挿入された端子21,22の先端は、丸味を持った係
止部12b、12cの背中に沿って移動し、端子21お
よび22に設けられた穴21aおよび22aの先端が係
止部12bおよび12cの急峻な端部に達すると下方に
落としこまれ、この状態で落ち着く。この状態で固定ね
じ16を締め付け、第1と第2の端子板間をばね部材1
4と協働して強固に締め付け、これにより、端子21,
22を固定する。図2はこの状態を示している。
【0018】このような状態では、被接続用配線の端子
21および22は、長年の使用によっても係止部12b
および12cによって上述した固定状態から抜け出すこ
とができなくなり、被接続用配線の各端子を安定的した
状態で端子台10に固定することができる。
【0019】また、被接続用配線の端子21,22を端
子台10から外す場合には、固定ねじ16を締め付けと
逆方向に回転させてストッパ部材15とともに上方に移
動させる。そしてストッパ部材15が端子台本体11b
および11aの係止片11b3および11a1によって
係止される程度まで固定ねじ16を持ち上げる。この状
態では、通常固定ねじ16の先端は第1の端子板12の
ねじ孔12aと係合した状態にあり、第2の端子板13
はばね部材14のばね力によって弱く下方に押されてい
る。この挟持力の弱い状態で、作業者は、被接続用配線
の端子の端部を上方に持ち上げ、その状態で外方に引き
出すことにより簡単に端子21,22を取り外すことが
できる。
【0020】以上述べたように、この実施の形態の構成
にすることによって、従来のように固定ねじを端子板か
ら外すことなく被接続用配線の端子を取り付けあるいは
取り外しできるようにし、これによって作業性を向上さ
せることができる。しかも、この実施の形態の構成にす
ることによって従来よりも部品点数を少なくして低コス
ト化を図った端子台を提供することができる。
【0021】図4は、本発明の他の実施の形態を示して
おり、上述した実施の形態との相違点は、第1の端子板
12と第2の端子板13の構造が若干変更されているこ
とである。すなわち、前述した図1ないし図3に示され
る実施の形態では、第1の端子板12に設けられた係止
部12bおよび12cを切り越しによって形成したけれ
ども、この実施の形態の第1の端子板12Aに形成され
た係止部12b1および12b2は、絞り加工によって
肉厚の突起部として形成されている。また、第2の端子
板13は、遊合孔13aの開けられた中央部から端部に
向かうにしたがって下方に傾斜されて上下方向の弾力を
持たせており、この傾斜によって、中央に形成された遊
合孔13aを挟んで対称的な両端近傍に、凸状係止部2
1a,22aに対しねじ孔12aから離れる側に位置し
て第1の端子板12を下方に押下する押さえ部13d,
13eが形成されている。また、この第2端子板13A
の両端部は上方に折り曲げられて、被接続用配線が接続
された端子が端子板12Aと13Aとの間に容易に挿入
できる構造となっている。その他の構造は、図1ないし
図3に示されるものと同じである。このような構造にし
ても、上述した実施の形態と同じ効果を得ることができ
ることは容易に理解されるであろう。
【0022】図5および図6は、本発明のさらに他の実
施の形態を示しており、第1および第2の端子板がV字
状に形成され、端子台が狭い場所に配置された場合にも
被接続用配線の端子を前述した図1ないし図3に示され
る実施の形態よりもさらに容易に取り付けできるように
したものである。図5および図6において示される第1
の端子板12Bは、係止部12b1および12b2の形
成された部分がV字状に形成され、このため、ねじ孔1
2aはV字の底に位置することになる。その他の部分
は、これまでの実施の形態と同様の構成である。
【0023】また、第2の端子板13Bにおいては、図
1ないし図3の実施の形態に示した第2端子板13のく
ぼみ13bおよび13cに対応したくぼみ13b1およ
び13b2は、第1の端子板12BのV字形状に合わせ
てねじ孔13aから離れたくぼみの外壁がV字状となる
ように形成されている。この場合、第2端子板13Bの
両端は、図1ないし図3に示される端子板13と同様
に、上方に折り曲げられている。なお、折り曲げ強度を
持たせるために、ねじ孔12aに近い折り曲げ部の両側
端は、図6によく示されるように、さらに内方に向かっ
て折り曲げ加工されている。
【0024】また、図5および図6からわかるように、
第2の端子板13Bに形成されるくぼみ13b1および
13b2は、遊合孔13aに隣接する部分が一番深く、
この遊合孔13aから端部に向かうにしたがって浅くな
るような形状をしている。また、固定ねじ16は、前述
した図1ないし図4の実施の形態のものよりも長く、そ
の先端は、第1の端子板12Bのねじ孔12aに対向す
る端子台本体11bのくぼみ11fの底部分に開けられ
たねじ孔11dにねじ込まれている。この固定ねじ16
の長さは、固定ねじ16の頂部とばね部材14との間に
配置されたストッパ部材15が端子台本体11bに形成
されたストッパ片11b3’に係止しても、なおその先
端がねじ孔11dに係合している程度の長さに定められ
ている。
【0025】図5および図6に示されるような構造にす
ることにより、被接続用配線の端子21,22を挿入す
る端子板12Bと13Bの端部が斜め上方に向かって配
置されることになり、端子台が狭い場所に収容あるいは
配置された場合にも端子を容易に装着することができ
る。また、このような構造では、前述した実施の形態に
おいて、第1の端子板の両端に設けた取付部によって端
子台本体に第1の端子板を固定するようにしたけれど
も、固定ねじ16に装着された端子板12,13、ばね
部材14、ストッパ部材15を、端子台本体11bのね
じ孔11dに先端が常時ねじ込まれた状態にある固定ね
じ16によって支持しており、しかも、端子板12Bの
V字形状がこの上に配置される第2の端子板13B,ば
ね部材14および固定ねじ14のガイドとなって常に第
1の端子板12Bのねじ孔12aに向かうように位置づ
けられており、さらにこれらの部材は、対向側面を端子
台本体によって囲われているため、組立時の固定ねじの
装着を容易にできる。
【0026】上述した各実施の形態においては、第1の
端子板に突起状の係止部を設けかつ被接続用配線の端子
にこの係止部と係合する孔を設けたけれども、この組み
合わせを逆にして第1の端子板に係止孔を設け、端子に
この係止孔と係合する突起を設けるようにしてもよいこ
とはもちろんである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による端子
台を用いれば、固定ねじを第1の端子板のねじ孔に係合
させた状態で、ばね部材により第1の端子板に押圧され
ている第2の端子板と第1の端子板のとの間に、被接続
用配線に接続された端子を挿入するように構成されてい
るため、従来のように、被接続用配線の端子を端子台に
接続するときに、固定ねじをねじ孔に不安定な状態でね
じ込む工程が不要となり、この点で作業性を改善でき
る。また、被接続用配線の端子を端子台に接続したとき
には、被接続用配線の端子に設けられた係止穴部あるい
は凸状係止部が第1の端子板に形成された凸状係止部あ
るいは係止穴部と係合した状態で固定ねじが締め付けら
れているため、長年の使用によっても被接続用配線の端
子が端子台から外れることもない。
【0028】これとは逆に、被接続用配線の端子を端子
台から取り外すときには、固定ねじを第1の端子板のね
じ孔への螺合が解除されるように逆方向に回転すること
により、第1の端子板と第2の端子板との間の端子挟持
力を弱め、被接続用配線の端子の後端を第1の端子板に
対し持ち上げることによって、被接続用配線を簡単に取
り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による端子台の一実施の形態を示し、
(a)は要部となる配線接続ユニットの断面図、(b)
は(a)に示される配線接続ユニットを整列配置した組
立状態を示す側面図である。
【図2】 図1に示される端子台に被接続用配線の端子
を接続した状態を示す断面図である。
【図3】 図1および図2に示される本発明の実施の形
態を展開した状態を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】 本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図
である。
【図6】 図5の実施の形態を展開した状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…端子台、10A,10B,10C…配線接続ユニ
ット、11a,11b…端子台本体、11a1,11b
3,11b3’,11b6…ストッパ片、11a2,1
1b5…位置決め用突起、11b5,11c5…位置決
め穴、12,12A,12B…第1の端子板、11d,
12a…ねじ孔、12b,12b1,12b2,12c
…係止部、12d,12e…取付部、13,13B…第
2の端子板、13a…遊合孔、13b,13b1,13
b2,13c…くぼみ、13d,13e…押さえ部、1
4…ばね部材、15ストッパ部材、16…固定ねじ、1
7…ねじ部材、18…ナット部材、21,22…端子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ねじと、この固定ねじがねじ込まれ
    るねじ孔を有する第1の端子板と、この第1の端子板の
    上に配置されかつ前記ねじ孔と対向する位置に前記固定
    ねじが遊合する孔が開けられた第2の端子板と、この第
    2の端子板と前記固定ねじの頂部との間に配置されたコ
    イルばね部材とを備え、前記第1の端子板は、導電金属
    部材によって構成され、中央に形成された前記ねじ孔を
    挟んで対称的な位置に凸状係止部あるいは係止穴部がそ
    れぞれ形成されかつこれらの凸状係止部あるいは係止穴
    部が形成された位置のほぼ延長線上の両端にはこの第1
    の端子板を端子台本体に固定するための固定部が形成さ
    れており、前記第2の端子板は、金属部材によって構成
    されかつ中央に形成された遊合穴を挟んで対称的な両端
    近傍に、前記凸状係止部あるいは係止穴部に対しねじ孔
    から離れる側に位置して第1の端子板を下方に押下する
    押さえ部が形成され、第1と第2の端子板の間に、被接
    続用配線の一端に取り付けられ端子が挿入されたときに
    は、被接続用配線の一端に取り付けられた端子の係止穴
    部あるいは凸状係止部が前記第1の端子板に形成された
    凸状係止部あるいは係止穴部と係合した状態で固定ねじ
    が締め付けられることを特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】 前記第1の端子板は、V字形状に形成さ
    れ、V字の底には、前記ねじ孔が位置づけられており、
    前記第2の端子板もこの第1の端子板の形状に合わせて
    形成されていることを特徴とする請求項1の端子台。
  3. 【請求項3】 前記第2の端子板の押さえ部は、遊合孔
    の両側に外方に向かうにしたがって傾斜が大きくなるく
    ぼみを形成することによって形成されることを特徴とす
    る請求項1の端子台。
  4. 【請求項4】 前記第1の端子板は、両端に端子台本体
    に固定されるための固定部を有し、前記端子台本体は、
    固定ねじの頂部とばね部材との間に配置されたストッパ
    部材と係合するストッパ片を備えていることを特徴とす
    る請求項1,請求項2あるいは請求項3の端子台。
  5. 【請求項5】 結合部材によって結合された複数の配線
    接続ユニットによって構成され、各配線接続ユニット
    は、固定ねじと、この固定ねじがねじ込まれるねじ孔を
    有する第1の端子板と、この第1の端子板の上に配置さ
    れかつ前記ねじ孔と対向する位置に前記固定ねじが遊合
    する孔が開けられた第2の端子板と、この第2の端子板
    と前記固定ねじの頂部との間に配置されたコイルばね部
    材と、前記第1の端子板を固定し、各配線接続ユニット
    間の仕切となる端子台本体を備え、前記第1の端子板
    は、導電金属部材によって構成され、中央に形成された
    前記ねじ孔を挟んで対称的な位置に凸状係止部あるいは
    係止穴部がそれぞれ形成されかつこれらの凸状係止部あ
    るいは係止穴部が形成された位置のほぼ延長線上の両端
    にはこの第1の端子板を端子台本体に固定するための固
    定部が形成されており、前記第2の端子板は、金属部材
    によって構成されかつ中央に形成された遊合穴を挟んで
    対称的な両端近傍に、前記凸状係止部あるいは係止穴部
    に対しねじ孔から離れる側に位置して第1の端子板を下
    方に押下する押さえ部が形成され、第1と第2の端子板
    の間に、被接続用配線の一端に取り付けられ端子が挿入
    されたときには、被接続用配線の一端に取り付けられた
    端子の係止穴部あるいは凸状係止部が前記第1の端子板
    に形成された凸状係止部あるいは係止穴部と係合した状
    態で固定ねじが締め付けられることを特徴とする端子
    台。
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