JP2598265Y2 - 表面実装用電気コネクタ - Google Patents

表面実装用電気コネクタ

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JP2598265Y2
JP2598265Y2 JP1993023417U JP2341793U JP2598265Y2 JP 2598265 Y2 JP2598265 Y2 JP 2598265Y2 JP 1993023417 U JP1993023417 U JP 1993023417U JP 2341793 U JP2341793 U JP 2341793U JP 2598265 Y2 JP2598265 Y2 JP 2598265Y2
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純 松川
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は表面実装用電気コネクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】表面実装用電気コネクタは広く使用され
ている。かかるコネクタはハウジングの側面下部から側
方に延出する接触子を複数有しており、コネクタが回路
基板の所定位置に載かれた際に、該回路基板の面に形成
された回路部に上記接触子が面接触し、これらを半田結
線することにより、上記コネクタと回路基板の回路部と
の電気的接続がなされると共に、回路基板が上記コネク
タを保持するようになっている。
【0003】しかしながら、上記コネクタを回路基板上
の所定位置に正確に配することが困難であると共に該所
定位置を半田結線までの間にずれてしまい易いこと、さ
らには半田結線後、コネクタに外力が作用した際、この
外力を上記半田結線で支えねばならず、結線が剥れてし
まうことがあることの問題があり、これに対処すべく提
案もなされている。
【0004】先ず、特開平3−138876では、下方
に延出する金属ピンをハウジングの底面に設け、該金属
ピンを回路基板の位置決め孔に圧入することにより、所
定位置の維持と、固定強度の改善を図っている。
【0005】また、特開平2−216776のものにあ
っては、ハウジング下面に、上記特開平3−13887
6の金属ピンと同様の位置決め用ボスを設けたり、圧入
後にカシメが可能な円筒状金属部材を設けたり、あるい
は回路基板の上面に半田もしくは接着可能な金属片を備
えていて、これらによって位置決め及び固定を行なって
いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
二つの公知のコネクタにあっては、共通した課題を残し
ている。第一には、上記のコネクタは位置決め・固定用
の金属ピンあるいはボス等はハウジングの下面から下方
に向けて延出しているので、コネクタを実装する際には
上記金属ピン等は一番見にくい位置にあることとなり、
作業がしづらい。第二には、上記金属ピン等はハウジン
グとは異種の材料であり、部品点数が増えることに加
え、ハウジングとの一体製造に手間を要することであ
る。
【0007】さらに、第三には、上記金属ピン等は回路
基板の面では点支持であり、コネクタにモーメント荷重
が作用したときに、そのモーメントの向きによっては対
抗しきれずにすぐにがたついてしまうという虞れがあ
る。例えば、金属ピンが二本の場合、その回路基板との
二つの接触点を結ぶ線のまわりにモーメント荷重を受け
たときに、最も弱くなる。
【0008】本考案はかかる従来のコネクタの課題を解
決し、位置決め作業が簡単で、保持力も大きく、かつ製
造容易な表面実装用電気コネクタを提供することを目的
とする。
【0009】本考案によれば、上記目的は、回路基板の
開孔へ所定位置まで上方から貫入されるハウジングが、
該開孔の縁部の上面に接面して上記所定位置を定めるフ
ランジ部を有し、上記ハウジングの本体部には、上記回
路基板の縁部上面に形成された回路部上に載置されて該
回路部と接触する先端部を有する複数の接触子が植設さ
れており、上記ハウジングが、上記所定位置にて該ハウ
ジングを回路基板に固定するための固定手段を有してい
る電気コネクタにおいて、ハウジングと開孔縁とは、上
記接触子の先端部が対応せる回路部との接触を維持する
寸法関係にあり、上記固定手段はハウジングの本体部の
端面下部から該端面に沿って上方に延出するアーム状の
ロック部を有し、ハウジングが開孔へ貫入される際、上
記ロック部は貫入途中時に該開孔の縁部との当接により
上記ハウジングの本体部の端面に近接するように弾性撓
み変形し、所定位置までの貫入完了時に該縁部との当接
から解放されて原形まで弾性回復し該ロック部の上端
上記ハウジングのフランジ部が、もしくは上記ロック
部の上端と該フランジ部に連続する部分に植設された接
触子の先端部とが協働して回路基板との間で上下方向に
互に規制し合うように形成されていることにより達成さ
れる。
【0010】
【作用】かかる構成の本考案の表面実装用電気コネクタ
は、次の要領で実装される。
【0011】ハウジングを回路基板の開孔に位置合わ
せする。位置合わせに際しては、ハウジングの側面を上
記開孔の縁部に一致させればよいので、これを側方に見
ることができ作業はきわめて簡単に行なわれる。
【0012】ハウジングをそのまま上記開孔に貫入さ
せる。貫入途中時には、ロック部が開孔の縁部との当接
によりハウジング本体に近接するように弾性撓み変形
る。
【0013】貫入を続行すると接触子が所定の回路部
と接触する。さらに、ハウジングを若干強めに押し込む
と、フランジ部が回路基板の縁部の上面と接面して所定
位置に定められると共に、上記ロック部は開孔の縁部と
の当接から解放されて、自由状態となり原形まで弾性回
復する。かくして、上記ハウジングのフランジ部もしく
はこれに連続する部分に植設された接触子とロック部の
上端協働して回路基板を上下から保持する。その
際、ロック部をその上端が回路基板の下面に対して弾圧
するように、該上端とフランジ部との距離を回路基板の
厚みよりも若干小さめにすれば、上記回路基板の保持は
弾性挟圧保持となる。
【0014】しかる後、互いに接触している上記接触
子と回路部とを半田結線する。
【0015】
【実施例】以下、添付図面にもとづき本考案の実施例を
説明する。
【0016】図1は本実施例の表面実装用電気コネクタ
の斜視図、図2はその平面図、そして図3は図2におけ
るIII-III 断面図である。
【0017】図において、コネクタ1は絶縁材から成る
ハウジング2の両側部に複数の接触子3が配列植設され
て成っている。該接触子3はハウジング2の上面から突
出して逆U字上に屈曲されかつ先端部3Aが水平に延出
している。該接触子3はハウジング2内にあっては、該
ハウジング2の下方に解放される凹所2Aにて相手方コ
ネクタの接触子(図示せず)と結合すべく突出している
(図3参照)。
【0018】上記ハウジング2は、本体部4、そして固
定手段を形成するフランジ部5及びロック部6を有して
いる。本体部4は略直方体をなし、フランジ部5は該本
体部4の長手方向両端の上面にて幅方向に張り出すよう
に形成されており、ロック部6は上記本体部4の両端面
の下部から上方に延びるロックアームとして形成されて
いる。該ロック部6は本体部4の端面に対してほぼ平行
に延びるアーム部6Aとその先端で外側に若干拡がるよ
うに傾斜せる係止部6Bとを有している。
【0019】かかるハウジング2は、コネクタ1が実装
されるべき回路基板Pに形成された長方形の開孔P1の
寸法に対し次の関係をもっている。
【0020】ハウジング2の本体部4の幅は上記回路基
板Pの開孔P1の幅寸法Aにほぼ等しい。したがって、
フランジ部5は幅方向に所定幅A1だけ両側に張り出し
ている。
【0021】一方、上記ハウジング2の長手方向の寸法
は、両端部の二つのロック部6,6のアーム部6A,6
A間の長手方向寸法が上記開孔P1の長手方向寸法Bに
ほぼ等しくなっている。したがって、アーム部6Aから
長手方向外方に傾斜せる係止部6Bの先端は上記長手方
向寸法BよりもΔBだけ長手方向外方に位置する。
【0022】なお、かかるハウジング2の本体部4の一
方の側面には、実装の際の方向に誤りのないように、案
内溝7が形成され、ここで回路基板Pの対応せる突部P
2により案内される。また、P3は回路基板Pに設けら
れ、各接触子3の先端部3Aがそれぞれ対応して接続さ
れるべき回路部である。
【0023】かかる本実施例のコネクタは次の要領で実
装される。
【0024】先ず、コネクタ1を回路基板Pの開孔P
1の真上位置にもたらし、該開孔P1に貫入させる。該
貫入はハウジングの側面及びロック部6のアーム部6A
の側面で案内を受けながらなされる。
【0025】貫入が中間位置まで進むと、上記開孔P
1の縁部が上記ロック部6の係止部6Bに当接するよう
になり、その当接力を受けてロック部6は寸法ΔBだけ
内方、すなわちハウジングの本体部4へ近接する方向
弾性撓み変形しながら貫入がなされる。
【0026】貫入が所定位置まで完了すると、接触子
3の先端部3Aが上記回路部P3に接触する。さらに若
干強めにハウジング2に押し込むようにすると、フラン
ジ部5が回路基板Pの開孔P1縁部に当接すると共に、
ロック部6の係止部6Bの上端が開孔P1の縁部から外
れて、ロック部6は自由状態となって原形に復元する。
かくして、接触子3の先端部3Aは回路部P3に接触
し、回路基板Pはフランジ部5とロック部6の係止部6
Bの上端との間で保持される。その際、上記ロック部6
の上端とフランジ部5との距離を回路基板Pの厚みより
も若干小さめにしておけば、該回路基板Pの保持は弾性
挟圧保持となる。又、回路基板Pの上面は上記フランジ
部5により直接支持されるとは限らない。例えば、図3
に見られるように、該フランジ部5に連続せるハウジン
グ2の本体部4へ植設された接触子3の先端部3Aが支
持するようにしてもよい。こうすれば、同図のごとくフ
ランジ部5の下面と回路基板Pの上面との間に隙間が形
成されている状態下で、接触子3の先端部3Aが回路基
板Pと弾圧接触するようになり、該先端部3Aが確実に
回路基板Pの回路部3Pと接触しその接触状態が保持さ
れるので、後の半田結線の信頼性が向上する。
【0027】しかる後、接触子3と回路部P3との間
に半田結線を行なう。
【0028】本考案は図示の実施例以外にも変形可能で
ある。例えば、固定手段はフランジ部及びロック部のみ
には限定されず、図1において、フランジ部5を若干大
きめにしその縁部にねじ孔5Aを形成し、該ねじ孔5A
と回路基板Pに対応して設けられた孔P4とを貫通する
ねじを用いることもできる。
【0029】
【考案の効果】本考案の表面実装用電気コネクタは、ハ
ウジング本体部を回路基板の開孔に貫入して位置決め
し、ハウジングのハウジング本体部と一体に設けられた
フランジ部もしくは該フランジ部に連続する部分に植設
された接触子及びロック部によって回路基板に保持され
るようにしたので、位置決めが簡単で作業能率が向上す
ると共に、接触子の回路基板との弾圧接触により接触子
の接触面積が増大して保持力を改善でき外力を受けても
半田結線が確実に行えるという効果を得る。しかも、フ
ランジ部及びロック部はハウジングと一体に成形でき、
製造の面においても有利である。特に回路基板には開孔
を形成するのみで、他に特段の部位を形成し、もしくは
部材を設けなくともロック部との係止が可能であり、製
作が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての表面実装用電気コネ
クタの斜視図である。
【図2】図1のコネクタの平面図である。
【図3】図2におけるIII-III 断面図である。
【符号の説明】
1 電気コネクタ 2 ハウジング 3 接触子4 本体部 5 フランジ部(固定手段) 6 ロック部(固定手段) P 回路基板 P1 開孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板の開孔へ所定位置まで上方から貫
    入されるハウジングが、該開孔の縁部の上面に接面して
    上記所定位置を定めるフランジ部を有し、上記ハウジン
    グの本体部には、上記回路基板の縁部上面に形成された
    回路部上に載置されて該回路部と接触する先端部を有す
    複数の接触子が植設されており、上記ハウジングが、
    上記所定位置にて該ハウジングを回路基板に固定するた
    めの固定手段を有している電気コネクタにおいて、ハウ
    ジングと開孔縁とは、上記接触子の先端部が対応せる回
    路部との接触を維持する寸法関係にあり、上記固定手段
    はハウジングの本体部の端面下部から該端面に沿って上
    方に延出するアーム状のロック部を有し、ハウジングが
    開孔へ貫入される際、上記ロック部は貫入途中時に該開
    孔の縁部との当接により上記ハウジングの本体部の端面
    に近接するように弾性撓み変形し、所定位置までの貫入
    完了時に該縁部との当接から解放されて原形まで弾性回
    復し該ロック部の上端上記ハウジングのフランジ部
    が、もしくは上記ロック部の上端と該フランジ部に連続
    する部分に植設された接触子の先端部とが協働して回路
    基板との間で上下方向に互に規制し合うように形成され
    ていることを特徴とする表面実装用電気コネクタ。
JP1993023417U 1993-04-09 1993-04-09 表面実装用電気コネクタ Expired - Lifetime JP2598265Y2 (ja)

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JPH0679071U JPH0679071U (ja) 1994-11-04
JP2598265Y2 true JP2598265Y2 (ja) 1999-08-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5525072A (en) * 1995-01-10 1996-06-11 Molex Incorporated Electrical connector assembly for interconnecting a flat cable to a circuit board

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713958Y2 (ja) * 1977-02-18 1982-03-20
KR200214890Y1 (ko) * 2000-09-01 2001-02-15 주식회사한국할로겐 할로겐 히터장치

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