JP4612478B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4612478B2
JP4612478B2 JP2005166548A JP2005166548A JP4612478B2 JP 4612478 B2 JP4612478 B2 JP 4612478B2 JP 2005166548 A JP2005166548 A JP 2005166548A JP 2005166548 A JP2005166548 A JP 2005166548A JP 4612478 B2 JP4612478 B2 JP 4612478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
contact
clamp spring
connector
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005166548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006344392A (ja
Inventor
出 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2005166548A priority Critical patent/JP4612478B2/ja
Publication of JP2006344392A publication Critical patent/JP2006344392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4612478B2 publication Critical patent/JP4612478B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、コネクタに係り、特にコンタクト端子とリード線との接続にクランプばねを用いたコネクタに関するものである。
コネクタ或いは端子台において、端子とリード線との接続は、通常、締結ねじが使用されている。しかし、この締結ねじを使用するとねじ締結作業が必要となり、その締結作業が面倒で時間が掛かる等の理由から、このような締結ねじに代えてスプリングばねを用いたコネクタが普及してきている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
図7は下記特許文献1に記載されたねじなし端子台を示す断面図である。このねじなし端子台20は、両側に一対のガイド突起26を有する端子台本体21と、このガイド突起26に組み付けた接圧ばね22と、これらの接圧ばね22を操作するリリースレバー23とを備えている。これらの部品のうち、接圧ばね22は、湾曲されてループ状をなし、その先端部に電線27が挿通される挿入孔25が形成され、その先端部が端子座24両端の立ち上がり部に設けられた窓孔から外側へ突出された構成となっている。
電線27との接続は、図7の右側の状態において、リリースレバー23を回動して、圧接ばね22の挿入孔25を図の右側へ移動させ、この状態で挿入孔25に電線27の先端部を通し、その後、リリースレバー23を元へ戻し、接圧ばね22自体のばね圧により、電線の先端を端子座24の側面に接触させて接続するようになっている。このコネクタによると、リリースレバーを操作することにより、ねじを使用することなく簡単に電線を接圧ばねに接続することができる。
また、図8は下記特許文献2に記載された接続装置の縦断面図である。この接続装置30は、絶縁ハウジングに一体形成された突起32と、長方形の材料絞り孔34を有する母線片33と、突起32に底部が当接し両端部が孔34内に差し込まれたU字状板ばね31と、を備えている。電線との接続は、電線35の端部をU字状板ばね31の締付け脚片31aの側部からU字状板ばね31のばね力に抗して孔内へ押し込み挿入する。この挿入により、電線35の端部は、材料絞り孔34の内壁と締付け脚片31aとの間に挟まれ機械的結合及び電気的接続がなされる。
特開平11−67302号公報(図1、段落〔0007〕〜〔0010〕) 特開2004−87500号公報(図1、図3、段落〔0022〕〜〔0025〕)
上記特許文献1、2に記載された端子台及び接続装置の圧接ばね及び板ばねは、いずれもハウジング内に一体に設けた突起に組み付け、この組み付けにより圧接ばね及び板ばねを位置決めすると共に、リード線の接続時には、これらばね体の移動をガイドし、過度の湾曲を規制している。
しかしながら、この種の圧接ばね及び板ばねは、そのばね力を利用してリード線(電線)との接続状態を保持するもので、これらの締結力はねじ締結に比べて弱く、リード線に少し過度な引き抜き力が加わると、簡単に抜けてしまい、また、接続作業時に、これらのばね体に過度の力が加わると永久変形、折損等が発生し、更に、振動、リード線の着脱回数、経年変化等によっても接続が緩み接続不良を起こすことがある。そのため、このような課題への対策として、圧接ばね及び板ばねに機械的強度の高い鋼材を使用し、この鋼材の板厚を厚く、板幅を長くする等の方策が考えられるが、これらの方策は、ときにばね体の仕様を変更しなければならず、このような仕様変更はコネクタの設計において採用できない場合がある。
そこで本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、クランプばねに補強部材を嵌め込みばね力を補強したコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願の請求項1に記載のコネクタの発明は、導電性帯状ばね体がループ状に湾曲されてその一端が他端に設けたリード線挿通口に差込まれたクランプばねと、一端に前記クランプばねのリード線挿通口に差し込まれる係止部を備えるとともに他端に他のコネクタと接続されるコンタクト部を備えるコンタクト端子と、前記クランプばね及びコンタクト端子を収容する収容室を有するコネクタハウジングとを有し、前記クランプばねを撓ませて前記リード線挿通口にリード線を挿通し、前記撓みを解除することにより、前記リード線挿通口内にリード線を首締め接続するコネクタにおいて、
前記クランプばねのループ状に湾曲された内部には、着脱自在な弾性体からなるクランプばね補強部材が前記クランプばねの内周壁面に当接して嵌め込まれていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記クランプばねは、前記コンタクト端子上に載置されてコンタクト端子と接触される接触部と、前記接触部から延び湾曲され先端部に前記リード線挿通口が形成された湾曲ばね部とからなり、前記クランプばね補強部材は前記接触部から前記湾曲ばね部にわたって当接されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコネクタにおいて、前記クランプばねの前記接触部と前記湾曲ばね部とは、U字状に折曲され、前記クランプばね補強部材は前記接触部からU字状に折曲された部分を経て前記湾曲ばね部に当接されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のコネクタにおいて、前記クランプばね補強部材は、U字状の対向する一辺が他辺より肉厚に形成されるとともに、前記肉厚な一辺の端部の他辺と対向する位置に突出部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタにおいて、前記補強部材は、合成樹脂材で作製されていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、リード線をねじ等を用いることなく強固な機械的結合及び電気的接続ができるコネクタを提供できる。クランプばねのばね力は、弾性体からなるクランプばね補強部材により補強、すなわちクランプばねのばね力とクランプばね補強部材の弾性力とが加算されたものとなり、リード線の首締め、すなわち締結力が増大し、リード線挿通口からリード線が抜け難くなると共に、振動等に起因した緩みによる接触不良を防止できる。また、クランプばね補強部材をクランプばねに着脱自在にすることにより、補修、交換が簡単にできると共に、既存のクランプばねにも適用可能となる。
請求項2の発明によれば、クランプばね補強部材がクランプばねの湾曲部分に当接されるため、このクランプばねの押圧時に湾曲ばね部の過度な折曲が阻止されるので、クランプばねの挫屈或いは永久変形を防止できる。
請求項3の発明によれば、補強部材は、クランプばねの接触部からU字折曲部を経て湾曲ばね部に当接されるので、クランプばねの過度な折曲による挫屈或いは永久変形を防止できばね力を増強できる。
請求項4の発明によれば、クランプばねに合わせてU字状に形成されたクランプばね補強部材の一辺を他辺より肉厚にすると、肉薄な一辺を基台とした弾力性が強い安定したばね辺となる。すなわち、この肉薄な一辺は、他辺が延設された一辺の端部が支持点となり、他辺の安定した湾曲が可能となり、弾性力を高くできる。また、この一辺の端部に設けられた突起は、他辺が過度に押圧されたときストッパーとして働き、肉薄辺の過度の折曲を防止できる。勿論、このクランプばね補強部材に当接されたクランプばねの過度な折曲も防止できる。
請求項5の発明によれば、補強部材を樹脂成型により作ることができるので、製作が容易であると共にコストを低減できる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのコネクタを例示するものであって、本発明をこのコネクタに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタを示し、図1(a)はコネクタを一方向から見た斜視図、図1(b)はコネクタを他方向から見た斜視図、図2は図1のコネクタの一部を切断した状態を示し、図2(a)は図1(a)のXーX線で切断した一部断面斜視図、図2(b)は図2(a)を別の角度から見た一部断面斜視図、図3はコネクタハウジングに装着されるハウジングカバーの斜視図、図4はコンタクト端子の斜視図、図5はクランプばねの斜視図、図6は補強部材の斜視図である。
コネクタ1は、図1、図2に示すように、複数本のコンタクト端子14がそれぞれ収容される複数個の貫通孔8と、これらの貫通孔に連通してリリース部材(図示省略)が挿入される開口6a及び同様に各貫通孔8に連通してコンタクト端子14を固定するリテーナ13が挿入される開口7を有したコネクタハウジング(以下、単にハウジングと示す)2と、このハウジング2の背面に装着されるハウジングカバー(以下、単にカバーと示す)10と、各貫通孔8に収容される複数本のコンタクト端子14と、を備えている。また、複数本のコンタクト端子14には、それぞれループ状に湾曲したクランプばね15が連結されている。
ハウジング2は、図1、図2に示すように、所定の横幅、長さ及び高さを有する細長な長方体からなり、長手方向のほぼ中心部の中心線(図示省略)を境にして、前方は肉薄扁平な平坦部2a、後方は傾斜面2bを経て肉厚になった隆起部2cとなっている。平坦部2aは、他のコネクタ(図示省略)の開口へ差込まれる差込み部3を形成し、中心線から前方に向けて形成された複数本のスリット4により櫛状に分割されている。この分割された個々の差込み部3〜3には、それぞれ異なる位置に誤挿入防止キーが設けられている。
また、このハウジング2は、長手方向の両側壁面に他のコネクタと係合される係止手段5がハウジング2と一体成型により形成されている。これらの係止手段5は、いずれも弾性変形する係止片5aと、この係止片5aを押圧する操作部5bとからなり、係止片5aの先端に係止爪が形成されている。
複数本の貫通孔8は、ハウジング2の長手方向において、背面から前面に向けて貫通している。この貫通孔8は、図2に示すように、平坦部2aでは個々の差込み部3〜3を貫通し、隆起部2cではその孔径がクランプばね15を収容できる大きさに拡大されて、クランプばね15の収容室9を形成している。この収容室9は、貫通孔毎に形成され、各収容室9は隔壁により区画されている。各収容室9は、隆起部2cの背面からクランプばね15を収納できるように、背面側が広い開口部9aとなっており、奥部9bは傾斜面2bによってその開口が狭くなっている。ハウジング2の背面側に開口部9aを形成することにより、クランプばね15を装着したコンタクト端子14の挿入が容易になる。また、隆起部2cの背面側には、カバー10を装着できるように上下辺が突出した鍔片2dとなっており、この鍔片2dにはハウジングカバー10装着用の小穴6bが形成されている。また、この隆起部2cの上面には、リリース部材が挿入される開口6aが各収容室に連通して形成されている。
また、ハウジング2の底面には、リテーナ13が挿入される開口7が各貫通孔8に連通して形成されている。なお、リテーナ13は、図2に示すように、開口7に嵌め込まれる大きさを有する平坦片13aと、この平坦片のほぼ中央部から立設された係止片13bとで構成されている。
カバー10は、図3に示すように、ハウジング2の背面形状とほぼ同じ外形を有する板状体11からなり、ハウジングと同じ合成樹脂で形成されている。
この板状体11には、その表面に各貫通孔8に対応する箇所にリード線挿通口12aと、リリース部材の一端が係止される係止穴12bがそれぞれ形成されている。また、上下側面には、ハウジング2の開口6bに係止される係止突起12cが形成されている。
このコンタクト端子14は、図4に示すように、他のコネクタのコンタクト端子(図示省略)と接触接続されるコンタクト部14aと、クランプばね15が載置固定されるばね取付け部14bと、コンタクト部14aとばね取付け部14bとの間にあってリテーナ13に係止される係止部14cとを有し、良導電性を有する板状ばね体を折曲加工あるいはプレス加工等により形成されている。
コンタクト部14aは、他コネクタのコンタクト端子(図示省略)、すなわちプラグ端子が差し込まれたとき、このプラグ端子を挟持する一対のコンタクト片を有している。各コンタクト片は、プラグ端子を挟持する隙間を空けて対向し、加えて先端部の隙間を拡大してプラグ端子の差込を容易にしている。
また、ばね取付け部14bは、コンタクト片から後方へ延びたところに設けられ、後述するクランプばね15の平坦な接触部が載置できるように表面が平坦となった接触部と、クランプばね15の挿通口16に挿入されてクランプばね15の突出先端部17が係止される係止部14dとを有している。この係止部14dは、コンタクト端子の後端の折り曲げにより形成される。
クランプばね15は、図5に示すように、所定の肉厚、幅長及び長さを有する良導電性材からなる帯状ばね体からなり、側面視でほぼ三角形状に湾曲されたループ状をなしている。このループ状のクランプばね15は、三角形状の底辺に平坦な接触部15aと、この接触部から起立湾曲された第1湾曲部15及びこの第1湾曲部15から延びて接触部15aの一端へ向かって屈曲される第2湾曲部15を有する湾曲ばね部15bと、湾曲ばね部15bの先端部に形成され、クランプばね15が押圧されていない状態においてリード線の挿入を阻止するリード線遮蔽部15cとからなり、湾曲ばね部15bは、その先端が自由端となり、この自由端部近傍にはリード線を挿通する挿通口16が形成されている。この挿通口16は、クランプばね15の他端部が長手方向に移動できるように細長な開口、いわゆる窓状開口となっている。つまりこの窓状開口は、開口枠16aに囲まれている。
接触部15aの一端に設けられた第1湾曲部15は、ほぼU字状に湾曲され、これによりばね力を発揮できるようになっている。また、接触部の他端の先端部は、両側に肩部を経て横幅を挿通口の幅より若干狭めた突出先端部17が形成されている。
この突出先端部17は、湾曲ばね部15bの自由端に設けられた挿通口16内に挿入されている。このとき、突出先端部17は、その肩部が挿通口16の開口枠16a枠に当接ガイドされて挿通口内をスライド移動する。
補強部材18は、図6に示すように、ほぼU字状をなしクランプばね内に挿入できる大きさを有し合成樹脂材で形成されている。この補強部材18は、クランプばね15の幅長とほぼ同じ幅長を有し、クランプばね15の接触部15aに当接される平坦部18aと、この平坦部18aの一端から湾曲して延びクランプばねの第1、2湾曲部15、15に当接するように湾曲して湾曲部18、18を有する弾性変形可能な湾曲ばね部18bとを有している。
平坦部18aは、湾曲ばね部18bより肉厚に形成され、U字状の底部、すなわち平坦部18aと湾曲ばね部18bとを連結する湾曲部18は、平坦部18aと同様に肉厚に形成されている。また、平坦部18aの端部には、湾曲ばね部18bへ対向した突起18が形成されている。
平坦部18aを肉厚にすると、湾曲ばね部18bは平坦部18aを基台とした弾力性が強い安定したばね片となる。すなわち、この湾曲ばね部18bは、平坦部18aの端部を支持点として安定した湾曲が可能となり、弾性力を高くできる。
また、平坦部18aの突起18は、湾曲ばね部18bが過度に押圧されたときストッパーとして働き、湾曲ばね部18bの過度の折曲を防止できる。勿論、補強部材18が当接されたクランプばね15の過度な折曲も防止できる。
次に、このコネクタの組み立て及びリード線の接続法を説明する。
先ず、コンタクト端子14にクランプばね15を装着する。この装着は、クランプばね15の挿通口16にコンタクト端子14の係止部14dを挿入し、クランプばね15の接触部15aをコンタクト端子14の取付け部14bの平坦面に載置し、クランプばね15の突出先端部17をコンタクト端子14の係止部14dに係止させる。この装着により、クランプばね15は、コンタクト端子14の平坦面に載置され、更に係止部14dに係止させることにより、コンタクト端子14に連結される。
次いで、このループ状のクランプばね15の内部に補強部材18を嵌め込む。この嵌め込みは、補強部材18の湾曲部18をクランプばねの第1湾曲部15に、補強部材18の平坦部18aをクランクばね15の接触部15aに、湾曲ばね部18bを湾曲ばね部15bにそれぞれ当接させて嵌め込む。
このようにして複数のループ状のクランプばね15の内部に補強部材18を嵌め込んだ後、ループ状のクランプばね15と複数本のコンタクト端子14とからなる組立体をハウジング2の背面からそれぞれの貫通孔8に差し込む。差し込んだ各コンタクト端子14は、ハウジング2の底面に設けられた開口7からリテーナ13を差込むことにより、係止片13bと係止部14cを係止させることでコンタクト端子14を位置決め固定する。その後、ハウジング2の背面にカバー10を装着して、コネクタ1を完成させる。
このコネクタ1へのリード線の接続は、リリース部材(図示省略)をハウジング2の開口6aから挿入しクランプばね15を下方へ押圧することにより、クランプばね15の第2湾曲部15を下方へ押圧する。この押圧により、湾曲ばね部15bの自由端部が下方へ移動し、この移動に伴いリード線の挿通口16も下方へ移動され、リード線遮蔽部15cによる遮蔽が解除されるとともに、コンタクト端子14の後端部と挿通口16の開口枠16aとが重なり、リード線を挿入可能な隙間が形成される。そして、この隙間にリード線の端部を挿入し、その後リリース部材の押圧を解く。すると、湾曲ばね部15bは、ばねの復元力によりコンタクト端子14の係止部14dと挿通口の開口枠16aとの間でリード線の端部を首締め、すなわち締付けて機械的結合及び電気的接続がなされる。
このとき、クランプばね15のループ内には補強部材18が嵌め込まれているので、補強部材18はリリース部材によるクランプばね15の押圧により、クランプばね15に追従して移動し、またリリース部材による押圧を解除したとき、クランプばね15の復元とともに補強部材18も復元し、リード線はクランプばね及び補強部材の両復元力により首締めして締付けられるので、機械的結合及び電気的接続が確実になされる。
以上述べたように、本発明のコネクタによれば、ねじを用いることなくリード線機械的結合及び電気的接続を行うことができるようになり、また、リード線の取付を複数回に亘って行ったとしても補強部材18によりクランプばね15の弾性力が低下し難くなる。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタを示し、図1(a)はコネクタを一方向から見た斜視図、図1(b)はコネクタを他方向から見た斜視図、 図2は図1のコネクタの一部を切断した状態を示し、図2(a)は図1(a)のXーX線で切断した一部断面斜視図、図2(b)は図2(a)を別の角度から見た一部断面斜視図、 図3はコネクタハウジングに装着されるハウジングカバーの斜視図、 図4はコンタクト端子の斜視図、 図5はクランプばねの斜視図、 図6は補強部材の斜視図、 図7は従来技術の端子台を示す断面図、 図8は従来技術の接続装置を示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 (コネクタ)ハウジング
3 差込部
4 スリット
5 係止手段
6a 開口
8 貫通孔
9 収容室
10 (ハウジング)カバー
12a リード線挿通口
13 リテーナ
14 コンタクト端子
14a コンタクト部
14b ばね取付け部
14c (リテーナ)係止部
14d (クランプばね)係止部
15 クランプばね
15a 接触部
15b 湾曲ばね部
15c リード線遮蔽部
16 挿通口
16a 開口枠
17 突出先端部
18 (クランプばね)補強部材
18a 平坦部
18b 湾曲ばね部
18 突起

Claims (5)

  1. 導電性帯状ばね体がループ状に湾曲されてその一端が他端に設けたリード線挿通口に差込まれたクランプばねと、一端に前記クランプばねのリード線挿通口に差し込まれる係止部を備えるとともに他端に他のコネクタと接続されるコンタクト部を備えるコンタクト端子と、前記クランプばね及びコンタクト端子を収容する収容室を有するコネクタハウジングとを有し、前記クランプばねを撓ませて前記リード線挿通口にリード線を挿通し、前記撓みを解除することにより、前記リード線挿通口内にリード線を首締め接続するコネクタにおいて、
    前記クランプばねのループ状に湾曲された内部には、着脱自在な弾性体からなるクランプばね補強部材が前記クランプばねの内周壁面に当接して嵌め込まれていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記クランプばねは、前記コンタクト端子上に載置されてコンタクト端子と接触される接触部と、前記接触部から延び湾曲され先端部に前記リード線挿通口が形成された湾曲ばね部とからなり、前記クランプばね補強部材は前記接触部から前記湾曲ばね部にわたって当接されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記クランプばねの前記接触部と前記湾曲ばね部とは、U字状に折曲され、前記クランプばね補強部材は前記接触部からU字状に折曲された部分を経て前記湾曲ばね部に当接されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記クランプばね補強部材は、U字状の対向する一辺が他辺より肉厚に形成されるとともに、前記肉厚な一辺の端部の他辺と対向する位置に突出部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記補強部材は、合成樹脂材で作製されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタ。
JP2005166548A 2005-06-07 2005-06-07 コネクタ Expired - Fee Related JP4612478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166548A JP4612478B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166548A JP4612478B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006344392A JP2006344392A (ja) 2006-12-21
JP4612478B2 true JP4612478B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=37641211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005166548A Expired - Fee Related JP4612478B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4612478B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187833A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Emuden Musen Kogyo Kk 電線接続装置
JP7353035B2 (ja) * 2018-12-26 2023-09-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 積層型ワイヤマウントウェハコネクタ及びコネクタアセンブリ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11233182A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Harness Syst Tech Res Ltd コネクタの端子構造
JP2002324612A (ja) * 2001-04-18 2002-11-08 Phoenix Contact Gmbh & Co Kg 電気的な端子
JP2004087500A (ja) * 2002-08-22 2004-03-18 Wago Verwaltungs Gmbh 電気導体用ばね力締付け接続装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11233182A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Harness Syst Tech Res Ltd コネクタの端子構造
JP2002324612A (ja) * 2001-04-18 2002-11-08 Phoenix Contact Gmbh & Co Kg 電気的な端子
JP2004087500A (ja) * 2002-08-22 2004-03-18 Wago Verwaltungs Gmbh 電気導体用ばね力締付け接続装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006344392A (ja) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI539680B (zh) Substrate to substrate connector
JP4427564B2 (ja) コネクタプラグ
US8092232B2 (en) Board-to-board connector
KR101176880B1 (ko) 기판 대 기판 커넥터
US7674130B2 (en) Electric connector for routing a line through a housing wall
US6280262B1 (en) Connector
KR101655207B1 (ko) 전선 대 기판 커넥터
JP2007165194A (ja) コネクタ
CN110277689B (zh) 可动连接器
CN106981754B (zh) 连接器
KR101166230B1 (ko) 커넥터
US6971922B2 (en) Electric connector
US6322388B1 (en) Electrical connector
JP7185661B2 (ja) コネクタ
EP1686663A1 (en) Electric connector having a receiving portion for receiving plying force when the connector is coupled to a mating connector
US20210281013A1 (en) Connector Lock Structure
CN110364893B (zh) 具有端子按压构造的连接器装置
JP4612478B2 (ja) コネクタ
CN111224256B (zh) 连接器
JP4353433B2 (ja) コネクタ
JP3493907B2 (ja) バルブソケット
CN111106474B (zh) 连接器以及线束
JP2001110466A (ja) 圧接コネクタ
JP6506904B2 (ja) コネクタ
JP5563275B2 (ja) コンセント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees