JP2003309379A - 基板装着筐体の構造及び基板実装構造 - Google Patents

基板装着筐体の構造及び基板実装構造

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JP2003309379A
JP2003309379A JP2002115226A JP2002115226A JP2003309379A JP 2003309379 A JP2003309379 A JP 2003309379A JP 2002115226 A JP2002115226 A JP 2002115226A JP 2002115226 A JP2002115226 A JP 2002115226A JP 2003309379 A JP2003309379 A JP 2003309379A
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housing
rib
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component
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Takuya Watabe
卓也 渡部
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板を装着している薄肉状の樹脂材等で装着
された基板の側面方向に開口部を有する箱型形状に成形
された筐体において、外力等に起因した筐体の歪みによ
る、筐体に装着している基板の電気部品等への押圧損傷
を防止し、筐体の薄肉化を可能にし、省スペース化でき
る基板装着筐体の構造及び基板実装構造を実現する。 【解決手段】 筐体1における基板3の実装面と対向す
る面には、開口部と対向する奥壁から開口部に向かって
中央部近辺まで、第1リブ2が一体成形されてなり、第
1リブの開口部側端面には、第1リブに交差するように
第2リブが取付けられてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に基板を装着
する筐体の構造、及び筐体内に装着される基板の実装構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】基板実装構造は、電気部品をハンダ付け
等により基板に実装する構造のもので、この電気部品が
実装される基板は、樹脂材等で成形された筐体内に装着
されている。この樹脂材等で成形された筐体には、軽量
化及び経済性等を考慮し、薄肉の箱型形状に成形された
ものがある。この薄肉形状の筐体内には、一般に、電気
部品が実装された基板が筐体内面との隙間に余裕が設け
られた状態で装着されている。従って、スペース上の制
限から小型化が要求され、筐体を小型にする必要が生じ
た場合、電気部品が実装された基板と筐体内面との隙間
を僅かなものにしなければならないため、外力等に起因
した筐体の歪等により、筐体が電気部品へ干渉し、電気
部品を押圧損傷する恐れが出てくる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、樹脂材
等で成形される筐体は、軽量化及び経済性、又は成形時
間の短縮のために薄肉化が図られるが、薄肉化し過ぎる
と筐体としての強度不足となり、外力等が加わると筐体
が歪み、筐体内に装着している基板に実装された電気部
品等を押圧損傷する問題があった。又、筐体構造を強化
するために、筐体外表面に補強材を設けたものがある
が、この構造ではそれだけのスペースが必要となる。本
発明は、筐体外表面に補強材を設けることなく、筐体の
歪み等による基板上の電気部品等への押圧損傷を防止
し、筐体の薄肉化を図り、省スペース化できる基板装着
筐体の構造及び基板実装構造を実現することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気部品が実装された基板を内部に装着
するもので、装着する基板の側面方向に開口部を有する
筐体の構造において、前記筐体における基板の実装面と
対向する面には、前記開口部と対向する奥壁から当該開
口部に向かって中央近辺まで、第1リブが一体成形され
てなり、前記第1リブの開口部側端面には、該第1リブ
に交差するように第2リブが取付けられてなることを特
徴とするものである。
【0005】また、前記第1リブと第2リブとの取付け
は、該第1リブの開口部側端面に凹凸を前記筐体成形時
に成形し、前記第1リブの凹凸を用いて、前記第2リブ
を結合してなることを特徴とするものである。
【0006】また、筐体に装着された電気部品を有する
基板実装構造において、前記基板には、保護部品が実装
されてなり、当該保護部品には、当該保護部品を実装す
る基板の実装面から突出する電気部品の高さ寸法よりも
長い第1の突出部が成形されてなることを特徴とするも
のである。
【0007】また、前記基板の前記保護部品が装着され
る実装面には貫通孔が設けられてなり、前記保護部品に
は、前記第1の突出部と、該保護部品を実装する基板の
実装面の裏面から突出する電気部品の高さ寸法よりも長
い第2の突出部とが、一体形状に成形され、該第2の突
出部が前記基板の貫通孔に挿入されて実装されてなるこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、前記保護部品には、前記基板にハン
ダ付け実装するための端子が設けられてなることを特徴
とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係
る基板実装構造及び基板装着筐体の構造を示す全体構成
外観図で、図2は本発明の第1の実施の形態に係る基板
装着筐体の構造を示す外観図で、(a)は側部断面図、
(b)は正面図、(c)は補強リブの詳細図で、図3は
補強リブのその他の実施の形態を示す詳細図である。
尚、図1は、第1の実施の形態から第3の実施の形態ま
での全体構成外観図を示したもので、第1の実施の形態
に係る基板装着筐体の構造10と、第2の実施の形態に
係る基板実装構造20と、第3の実施の形態に係る基板
実装構造30のユニットを筐体1に装着した状態を示し
ている。従って、第1の実施の形態に係るものから第3
の実施の形態に係るものまでの構成外観は図1を参照し
て説明し、同一構成品については第1の実施の形態に係
るもので説明し、他の実施の形態に係るものでは説明を
省略する。本発明の第1の実施の形態に係る基板装着筐
体の構造10について、図1及び図2を参照して説明す
る。そして、第1の実施の形態に係る基板装着筐体の構
造10に用いられる補強リブ11に関するその他の実施
の形態に係る補強リブ15については、図3を参照して
説明する。本発明の第1の実施の形態に係る基板装着筐
体の構造10は、図1、2に示すように、筐体1の上部
内面1aと下部内面1bにそれぞれ一体成形されたリブ
2に補強リブ11を結合装着し、筐体1の強度を強化し
たものである。
【0010】筐体1は、前面部が開口した箱型形状の袋
構造に薄肉状の樹脂材で成形されており、内部に電気部
品4等を実装した基板3を装着するものである。本実施
例では、電気部品4等を防水するために、防水性の高い
袋構造に成形している。この筐体1には、上部内面1a
と下部内面1bに、後部内面(奥壁)1cより前方方向
の中央部近辺まで、筐体1の前後方向の強度を強化する
ための長方形形状等のリブ2(第1リブに相当したも
の)がそれぞれ2ヵ所に一体成形されている。そして、
このリブ2の先端部2aには、補強リブ11(第2リブ
に相当したもの)を結合するために、筐体内面との間に
奥部に傾斜した当り面2cを有する凹形状の嵌め込み溝
2b(溝幅T2が補強リブ11のL型形状の一片11a
の厚みT11より僅かに大きく形成されたもの)が設け
られている。この先端部2aに凹形状の嵌め込み溝2b
を有するリブ2は、筐体1の成形時に、一体成形される
形状になっている。
【0011】尚、本第1の実施の形態に係るものの筐体
1には、箱型形状が袋構造のものを用いているが、これ
にこだわることなく、前面部と後面部とがそれぞれ開口
した箱型形状の構造等のものでも良い。
【0012】又、筐体1の内部に装着される基板への電
気部品の実装が、片面実装である場合等は、リブ2を上
下面に設けず、電気部品が実装されている面のみに設け
ても良い。又、リブ2は、本実施例では2ヶ所に設けて
いるが、少なくとも1ヶ所以上であれば、何ヵ所に設け
ても良い。
【0013】補強リブ11は、断面がL型の長方形形状
(長手方向は筐体1の左端部内面側から右端部内面側に
向けて所定長さを有したもの)に樹脂材等で成形されて
おり、筐体1の上部と下部のそれぞれのリブ2の溝2b
に接着剤等を介して嵌め込み結合されて筐体1の左右方
向の強度を強化するものである。この補強リブ11は、
筐体1のリブ2の溝2bに嵌め込み結合するために、断
面がL型形状に形成され、L型形状の一片11aが筐体
1のリブ2の溝2bに接着剤等を介して嵌め込み結合さ
れるようになっている。このL型形状の一片11aは、
先端部に傾斜した当り面11cを有し、厚みT11が筐
体1のリブ2の溝2bの溝幅T2より僅かに小さく形成
されている。そして、L型形状の他の一片11dの高さ
方向の寸法T12は、筐体1の左右方向の強度を強化す
る所定値に設定されている。
【0014】次に、補強リブ11を筐体1に結合装着す
る方法について説明する。
【0015】補強リブ11を、筐体1の上部内面1aの
2ヵ所に一体成形されたリブ2と下部内面1bの2ヵ所
に一体成形されたリブ2のそれぞれに結合装着する。こ
の上部と下部への装着方法は同一なので、上部への装着
方法について、図2(c)を参照して説明する。
【0016】筐体1の上部内面1aの2ヵ所に一体成形
されたリブ2の溝2bの底面部と奥部の当り面2c等に
接着材等を塗布し、補強リブ11を筐体1の正面側から
矢印F11の方向に挿入する。そして、この補強リブ1
1の挿入により、補強リブ11のL型形状の一片11a
を筐体1の各リブ2の溝2bに嵌め込み、補強リブ11
を筐体1の各リブ2に交差するように結合する。この結
合は、補強リブ11のL型形状の一片11aの先端部の
傾斜した当り面11cを筐体1のリブ2の溝2bの奥部
の傾斜した当り面2cに当接押圧すると共に、L型形状
の一片11aの裏面11bをリブ2の溝2bの底面部に
当接押圧して行われる。尚、本実施の形態に係るもので
は、接着材を用いて補強リブ11を筐体1のリブ2の溝
2bへ結合しているが、これにこだわることなく、接着
材を用いず補強リブ11を筐体1のリブ2の溝2bへ圧
入して結合する、もしくは接着剤のみで結合するように
しても良い。
【0017】この補強リブ11の筐体1の各リブ2への
結合装着により、筐体1の左右方向の強度が強化される
ため、筐体1の薄肉化が可能となる。尚、第1の実施の
形態に係る基板装着筐体の構造10に用いられる補強リ
ブ11に関するその他の実施の形態に係る補強リブ15
について、図3を参照して説明する。
【0018】筐体1の上部内面と下部内面に、それぞれ
一体成形されたリブ2の先端部2dには、連結ジョイン
ト16を介して補強リブ15を結合するために、嵌め込
み穴2e(連結ジョイント16の結合部16aを嵌めこ
む穴に相当したもの)が設けられている。
【0019】補強リブ15は、長方形の角柱形状(長手
方向は筐体1の左端部内面側から右端部内面側に向けて
所定長さを有したもの)に樹脂材等で成形されており、
筐体1の上部と下部のそれぞれのリブ2の先端部2dに
連結ジョイント16を介して嵌め込み結合されて筐体1
の左右方向の強度を強化するものである。この補強リブ
15には、連結ジョイント16のネジ部16bをねじ込
み固定するためのネジ孔15bが形成されている。尚、
この補強リブ15を筐体1のリブ2の先端部2dに当接
した状態で、連結ピンを用いて補強リブ15を筐体1に
挟み込むようにして、連結ピンを筐体1のリブ2の嵌め
込み穴2eに嵌めみ結合するようにしても良い。
【0020】また、補強リブ15の高さ方向の寸法T1
3は、筐体1の左右方向の強度を強化する所定値に設定
されている。
【0021】この補強リブ15の筐体1のリブ2への結
合は、連結ジョイント16がねじ込み固定された補強リ
ブ15を筐体1の正面側から矢印F15の方向に挿入
し、補強リブ15の左側面15aを筐体1のリブ2の先
端部2dに当接押圧するように、連結ジョイント16の
結合部16aを筐体1のリブ2の先端部2dの穴2eに
嵌め込んで行われる。
【0022】この補強リブ15の筐体1の各リブ2への
結合装着により、筐体1の左右方向の強度が強化される
ため、筐体1の薄肉化が可能となる。
【0023】尚、本実施の形態に係るものの連結ジョイ
ント16は、結合部16aを設けて、筐体1のリブ2の
先端部2dの穴2eに嵌め込んで結合するようにしてい
るが、これにこだわることなく、結合部16aをネジ部
に替えて、筐体1のリブ2の先端部2dに設けたネジ孔
に結合部16aのネジ部をねじ込んで結合するようにし
たり、筐体1のリブ2の先端部2dに設けたネジ溝を形
成していない孔に結合部16aのネジ部をネジ溝を形成
させながらねじ込んで結合するようにしても良い。
【0024】以上のように、本第1の実施の形態に係る
基板装着筐体の構造10は、筐体1の上部内面と下部内
面にそれぞれリブ2を一体成形し、この各リブ2の先端
部に補強リブ11(又は、15)を直交するように結合
装着することにより、筐体1の前後方向と左右方向の強
度がそれぞれ強化されるため、筐体1の薄肉化が可能と
なり、筐体1の歪みによる基板上の電気部品等への押圧
損傷を防止し、省スペース化が可能となる。又、このよ
うな補強リブの成形方法は、成形型抜きの際に、格子状
のリブを形成することのできない袋形状の筐体に特に有
効である。次に、第2の実施の形態に係る基板実装構造
20について、図1及び図4を参照して説明する。図4
は本発明の第2の実施の形態に係る基板実装構造を示す
断面図である。尚、第2の実施の形態に係る基板実装構
造20のユニットを筐体1に装着した外観は図1によ
る。本発明の第2の実施の形態に係る基板実装構造20
は、図4に示すように、基板3に電気部品4及び保護部
品21が実装されたもので、薄肉状の樹脂材で箱型形状
の袋構造に成形された筐体1内に装着されている。そし
て、この基板3に実装されている保護部品21は、電気
部品4の高さ寸法より高い(又は電気部品のリード端子
の高さ寸法よりも高い) 樹脂材からなる突出部を有して
おり、筐体1の歪みによる基板3上の電気部品4への押
圧損傷を防止したものである。尚、本第2の実施の形態
に係るものに用いた筐体1には、第1の実施の形態に係
るものに用いたリブ2を一体成形せず、薄肉状の樹脂材
で成形された状態であっても良い。本基板実装構造20
のユニットは、基板3、電気部品4、コネクタ6及び保
護部品21、25等より構成されたもので、筐体1に設
置された基板3を挿入する凹形状の溝を有するガイドレ
ール5を介して筐体1内に挿入され、基板3上のコネク
タ6が筐体1に設置されたコネクタ7に接合されて電気
接続されている。
【0025】筐体1は、前面部が開口した箱型形状の袋
構造に薄肉状の樹脂材で成形されており、内部に電気部
品4等を実装した基板3を装着するものである。本実施
例では、電気部品4等を防水するために、防水性の高い
袋構造に成形されている。
【0026】この筐体1には、基板3を挿入装着するガ
イドレール5とコネクタ7等が設置されている。尚、本
第2の実施の形態に係るものの筐体1には、箱型形状の
袋構造のものを用いているが、これにこだわることな
く、前面部と後面部とがそれぞれ開口した箱型形状や、
通常の上部に開口部があるような箱型形状の構造等のも
のでも良い。保護部品21は、基板3への実装面側には
角形又は円形等の形状に形成された取付縁部21bが設
けられ、この取付縁部21bにおける基板3と接する面
の反対側には先端が球形状の突出部21aが設けられ、
それぞれが樹脂材等で一体に成形されている。そして、
この保護部品21の取付縁部21bには導電材でなる端
子22が埋設されており、この端子22を基板3に設け
られたパターン24にハンダ材23を用いてハンダ付け
し、保護部品21を基板3に実装している。又、保護部
品21の突出部21aは、その高さT21が電気部品4
の高さT22より高く、基板3の表面から筐体の内面ま
での高さT25より僅かに低く形成され、薄肉状の樹脂
材で成形された筐体1の外力等に起因した歪みにより、
筐体1が電気部品4に干渉して電気部品4を押圧損傷し
ないように、突出部21aで筐体1の歪んだ部分を当接
押圧し、歪みを防止するようにしている。従って、保護
部品21の突出部21aと筐体1の内面との隙間を狭め
ることができるため、筐体1の小型化が可能となる。保
護部品25は、基板3の実装面側に実装した保護部品2
1に対向した基板3の裏面側に実装されたもので、筐体
1の歪みにより、筐体1が電気部品4のリード端子に干
渉してリード端子を押圧損傷しないようにしたものであ
る。この保護部品25は保護部品21と同じように、角
形又は円形等の形状に形成された取付縁部25bに導電
材でなる端子26が埋設されており、この取付縁部25
bにおける基板3と接する面の反対側には先端が球形状
の突出部25aが設けられ、それぞれが樹脂材等で一体
に成形されている。そして、保護部品25の突出部25
aは、その高さT23が電気部品4のリード端子の高さ
T24より高く、基板3の表面から筐体の内面までの高
さT26より僅かに低く形成され、薄肉状の樹脂材で成
形された筐体1の外力等に起因した歪みにより、筐体1
が電気部品4のリード端子に干渉してリード端子を押圧
損傷しないように、突出部25aで筐体1の歪んだ部分
を当接押圧し、歪みを防止するようにしている。従っ
て、保護部品25の突出部25aと筐体1の内面との隙
間を狭めることができるため、筐体1の小型化が可能と
なる。
【0027】尚、本第2の実施の形態に係るものの基板
3には、基板3の片側の表面に電気部品4を実装し、裏
面には電気部品4のリード端子が突出するようにしてい
るが、これにこだわることなく、基板3の両面に電気部
品等を実装するようにしても良い。
【0028】以上のように、本第2の実施の形態に係る
基板実装構造20は、電気部品4が実装されている基板
3の両面に、電気部品4の高さ寸法より高い(又は電気
部品のリード端子の高さ寸法よりも高い) 樹脂材からな
る突出部を有する保護部品21、25を実装することに
より、この保護部品21、25が実装された基板3を薄
肉状の樹脂材で成形された筐体1に装着しても、筐体1
の外力等に起因した歪みにより、筐体1が電気部品4
(又は電気部品4のリード端子)に干渉して押圧損傷しな
いように、保護部品21、25が筐体1の歪みを防止で
きるため、筐体1の薄肉化が可能となり、筐体1の歪み
による基板上の電気部品等への押圧損傷を防止し、省ス
ペース化が可能となる。又、保護部品21、25を他の
電気部品と同時に基板にハンダ付け実装することが可能
である。そして、保護部品21、25の形状寸法を各種
変更できるため、各種基板実装構造への適用が容易であ
る。次に、第3の実施の形態に係る基板実装構造30に
ついて、図1及び図5を参照して説明する。図5は本発
明の第3の実施の形態に係る基板実装構造を示す断面図
である。尚、第3の実施の形態に係る基板実装構造30
のユニットを筐体1に装着した外観は図1による。本発
明の第3の実施の形態に係る基板実装構造30は、図5
に示すように、基板3に電気部品4及び、第2の実施の
形態に係るものの保護部品21、25の替わりに、取付
縁部31bの上下面にそれぞれ突出部31a、31cを
有する樹脂材で成形された保護部品31が実装されたも
ので、薄肉状の樹脂材で箱型形状の袋構造に成形された
筐体1内に装着されている。そして、この基板3に実装
されている保護部品31には、上部面に基板3の上面側
に実装した電気部品4の高さ寸法より高い突出部31a
が設けられ、下部面に基板3の下面側に突出した電気部
品のリード端子の高さ寸法よりも高い突出部31cがそ
れぞれ設けられており、筐体1の歪みによる基板3上の
電気部品4への押圧損傷を防止するようにしている。
尚、本第3の実施の形態に係るものに用いた筐体1に
は、第1の実施の形態に係るものに用いたリブ2を一体
成形せず、薄肉状の樹脂材で成形された状態であっても
良い。従って、第2の実施の形態に係るものの保護部品
21、25の替わりに用いられた突出部31a、31c
を有する保護部品31に関してのみ説明し、その他の説
明は省略する。保護部品31は、基板3への実装面側に
は角形又は円形等の形状に形成された取付縁部31bが
設けられ、この取付縁部31bにおける基板3と接する
面の反対側には先端が球形状の突出部31a(第1の突
出部に相当したもの)が設けられ、取付縁部31bの基
板3側(即ち、基板3の下面側)には先端が球形状の突
出部31c(第2の突出部に相当したもの)が設けら
れ、それぞれが樹脂材等で一体に成形されている。そし
て、この保護部品31の取付縁部31bには導電材でな
る端子32が埋設されている。この保護部品31は、基
板3に設けられた孔3aに保護部品31の突出部31c
が嵌め込まれて配設され、取付縁部31bに埋設されて
いる端子32が、基板3に設けられたパターン34にハ
ンダ材33を用いてハンダ付けされて、基板3に実装さ
れている。又、保護部品31は、突出部31aの高さT
31が電気部品4の高さT32より高く、基板3の表面
から筐体の内面までの高さT35より僅かに低く形成さ
れ、突出部31cの高さT33が電気部品4のリードの
高さT34より高く、基板3の表面から筐体の内面まで
の高さT36より僅かに低く形成されており、薄肉状の
樹脂材で成形された筐体1の外力等に起因した歪みによ
り、筐体1が電気部品4に干渉して電気部品4を押圧損
傷しないように、突出部31a、31cで筐体1の歪ん
だ部分を当接押圧し、歪みを防止するようにしている。
従って、保護部品31の突出部31aと筐体1の内面と
の隙間、及び保護部品31の突出部31cと筐体1の内
面との隙間をそれぞれ狭めることができるため、筐体1
の小型化が可能となる。
【0029】尚、本第3の実施の形態に係るものの基板
3には、基板3の片側の表面に電気部品4を実装し、裏
面には電気部品4のリード端子が突出するようにしてい
るが、これにこだわることなく、基板3の両面に電気部
品等を実装するようにしても良い。
【0030】以上のように、本第3の実施の形態に係る
基板実装構造30は、電気部品4が実装されている基板
3の両面に、それぞれ電気部品4の高さ寸法より高い突
出部31aと、電気部品のリード端子の高さ寸法よりも
高い突出部 31cを有する樹脂材からなる保護部品3
1を実装することにより、この保護部品31が実装され
た基板3を薄肉状の樹脂材で成形された筐体1に装着し
ても、筐体1の外力等に起因した歪みにより、筐体1が
電気部品4(又は電気部品4のリード端子)に干渉して押
圧損傷しないように、保護部品31が筐体1の歪んだ部
分を当接押圧し、筐体1の歪みを防止できるため、筐体
1の薄肉化が可能となり、筐体1の歪みによる基板上の
電気部品等への押圧損傷を防止し、省スペース化が可能
となる。
【0031】又、保護部品31を他の電気部品と同時に
基板にハンダ付け実装することが可能である。そして、
上下に突出部を有する保護部品31を一体成形し、形状
寸法を各種変更できるため、コストが削減でき、各種基
板実装構造への適用が容易である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筐体の歪み等による基板上の電気部品等への押圧損傷を
防止し、筐体の薄肉化を図り、省スペース化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る基板実装構造及び基
板装着筐体の構造を示す全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る基板装着筐体
の構造を示す外観図である。
【図3】補強リブのその他の実施の形態を示す詳細図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る基板実装構造
を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る基板実装構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・筐体 2・・・リブ 3・・・基板 4・・・電気部品 5・・・ガイドレール 6、7・・・コネクタ 10・・・基板装着筐体の構造 11、15・・・補強リブ 16・・・連結ジョイント 20、30・・・基板実装構造 21、25、31・・・保護部品 22、26、32・・・端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品が実装された基板を内部に装着
    するもので、装着する基板の側面方向に開口部を有する
    筐体の構造において、 前記筐体における基板の実装面と対向する面には、前記
    開口部と対向する奥壁から当該開口部に向かって中央近
    辺まで、第1リブが一体成形されてなり、 前記第1リブの開口部側端面には、該第1リブに交差す
    るように第2リブが取付けられてなることを特徴とする
    基板装着筐体の構造。
  2. 【請求項2】 前記第1リブと第2リブとの取付けは、
    該第1リブの開口部側端面に凹凸を前記筐体成形時に成
    形し、 前記第1リブの凹凸を用いて、前記第2リブを結合して
    なることを特徴とする請求項1記載の基板装着筐体の構
    造。
  3. 【請求項3】 筐体に装着された電気部品を有する基板
    実装構造において、 前記基板には、保護部品が実装されてなり、当該保護部
    品には、当該保護部品を実装する基板の実装面から突出
    する電気部品の高さ寸法よりも長い第1の突出部が成形
    されてなることを特徴とする基板実装構造。
  4. 【請求項4】 前記基板の前記保護部品が装着される実
    装面には貫通孔が設けられてなり、 前記保護部品には、前記第1の突出部と、該保護部品を
    実装する基板の実装面の裏面から突出する電気部品の高
    さ寸法よりも長い第2の突出部とが、一体形状に成形さ
    れ、該第2の突出部が前記基板の貫通孔に挿入されて実
    装されてなることを特徴とする請求項3記載の基板実装
    構造。
  5. 【請求項5】 前記保護部品には、前記基板にハンダ付
    け実装するための端子が設けられてなることを特徴とす
    る請求項3又は4記載の基板実装構造。
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