JP2004088227A - 携帯無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーアンプの熱を効率的に放散し、装置がアンテナ本体側から落下した場合でも回路基板にその衝撃が直接加わらないようにし、かつ防水性を向上させて、信頼性を高める。
【解決手段】熱を発生するパワーアンプ11を裏面に実装した回路基板8を、四方に側壁を有して一方の面を開放した箱型のシャシー15に内側に取り付け、このシャシー15の開放した面を覆うように箱型のフロントケース1を被せてねじ21により固定する。また、フロントケース1内の底面に形成された凹溝6内にシールリング7を装着して、シャシー15の各側壁の端面で押圧する。また、アンテナコネクタ3を剛体であるシャシー15に防水パッキン18を介して直接取り付け、アンテナコネクタ3と回路基板8とは接片9により電気的導通を図る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナやスイッチ等がケースの外側に露出する構造を有するトランシーバー、携帯電話などの携帯無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、従来のこの種の携帯無線装置は、フロントケース101とその背面の電池パック102とで外観が構成され、フロントケース101の上端面にはアンテナコネクタ103およびボタンスイッチ104が露出している。アンテナコネクタ103にはアンテナ本体(ロッドアンテナ)がねじ結合により接続される。
【0003】
図6はこの携帯無線装置の分解斜視図を示している。フロントケース101は、その内部の4隅にそれぞれねじ穴を有する取付ボス105が形成され、その上端部の後方にせり出した部分には、アンテナコネクタ103用の開口106およびボタンスイッチ104用の開口107を有する凹面101aが形成されている。この凹面101aには、ゴム製の防水パッキン108が嵌め込まれて固定、または嵌め込まれて接着固定される。この防水パッキン108には、アンテナコネクタ103用のシールボス108aおよびボタンスイッチ104用のキャップ108bが形成されている。また、防水パッキン109の上からは、押えプレート109が嵌め込まれて固定、または嵌め込まれて接着固定される。この押えプレート109には、アンテナコネクタ103用の通し穴109aおよびボタンスイッチ104用の通し穴109bが形成されている。フロントケース101内に収容される回路基板110は、その表面にアンテナコネクタ103およびボタンスイッチ104、その他の電子部品が実装されるとともに、回路基板110の裏面には、無線送信時に必要となるパワーアンプ111が半田付けで実装されている。この回路基板110は、2箇所の取付穴112と4隅の4箇所の取付穴113を有し、2箇所の取付穴112を介してねじ114によりシャシー115の表面に固定される。シャシー115の周囲には凹溝115aが形成され、この凹溝115aにゴム製のシールリング116が嵌め込まれる。このようにして組み立てたシャシー115は、回路基板110のアンテナコネクタ103およびボタンスイッチ104をフロントケース101の開口106、107にそれぞれ通して、回路基板110をフロントケース101内に収容した後、シャシー115の4箇所の取付穴117にねじ118を通してフロントケース101の取付ボス105のねじ穴にねじ込むことにより、フロントケース101に組み立てられる。
【0004】
図7はこのようにして組み立てられた従来の携帯無線装置の縦断面を示している。パワーアンプ111は、シャシー115の表面に接触しているので、携帯無線装置使用時にパワーアンプ111から発生する熱は、シャシー115を通じて放散され、携帯無線装置の内部の温度上昇を防止している。また、フロントケース101内部への水の浸入は、シャシー115の周囲に形成された凹溝115a内に装着されたシールリング116が、フロントケース101の周壁内面に接触することにより防止されている。また、アンテナコネクタ103の周辺は、フロントケース101上端部の防水パッキン108のシールボス108aが、開口106とアンテナコネクタ103との間に挟み込まれることにより、水の浸入が防止されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の携帯無線装置では、シャシー115が金属製の1枚の平板形状であるため、またシャシー115の背面には電池パック102が装着されるため、パワーアンプ111からの熱を十分に空気中に放散させることができず、携帯無線装置内部の温度が高くなり、信頼性が低下するという問題があった。
【0006】
また、アンテナコネクタ103の先端にアンテナ本体(図示しない)が接続され、フロントケース101の背面に電池パック102を装着した携帯無線装置の使用状態において、携帯端末装置が誤ってアンテナ本体側から落下した場合、その衝撃がアンテナ本体からアンテナコネクタ103に加わり、アンテナコネクタ103と回路基板110との半田付け接合部に割れや亀裂が生じて、信頼性が低下するという問題があった。
【0007】
また、携帯無線装置の使用時における振動や誤って落下させてしまった場合に、電池パック102が、フロントケース101の周壁を外側に押し広げてしまうことがあり、シールリング116による防水機能が損なわれて、信頼性が低下するという問題があった。さらに、フロントケース101の周壁が外側に開いてしまう結果、その周壁の端面と電池パック102との間に段差ができて外観的な品質が悪くなるという問題があった。
【0008】
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、携帯無線装置のパワーアンプの熱を効率的に放散し、装置がアンテナ本体側から落下した場合でも回路基板にその衝撃が直接加わらないようにし、かつ防水性を向上させて、信頼性を高めた携帯無線装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の携帯無線装置は、電子部品を実装した回路基板と、四方に側壁を有して一方の開放した面に前記回路基板が取り付けられる箱型形状のシャシーと、四方に側壁を有して前記シャシーの開放した面を外側から覆う箱型形状のフロントケースと、前記フロントケース内の底面の周囲に形成された凹溝内に装着されて、前記シャシーの各側壁の端面により押圧されるシールリングとを備えたものである。この構成により、電子部品から発生する熱をシャシーの各側壁からフロントケースの各側壁を通じて外部の空気中に効率的に放散できるとともに、携帯無線装置の落下等によりフロントケースの側壁が開いても、フロントケース内の底部に配置されたシールリングにより、シャシーとフロントケースとの間の防水を効果的に維持することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明の携帯無線装置は、前記シャシーの一方の側壁に形成された少なくともアンテナコネクタを固定するための取付穴と、前記取付穴に防水パッキンを介して取り付けられるアンテナコネクタと、前記回路基板に固定されて前記アンテナコネクタの端子に接触可能なばね性を有する接片と、前記フロントケースの前記シャシーの側壁に対向する側壁に形成された少なくとも前記アンテナコネクタを露出させるための開口とを備えたものである。この構成により、携帯無線装置がアンテナ本体側から落下した場合でも、アンテナコネクタがシャシーに直接固定されていてアンテナコネクタと回路基板とは接片を通じて導通しているので、アンテナコネクタの衝撃が回路基板に加わることによる亀裂等の発生を防止することができ、信頼性を高めることができる。
【0011】
また、本発明の携帯無線装置は、前記アンテナコネクタが取り付けられる前記シャシーの側壁の外側に形成された凸起と、前記フロントケースの前記シャシーの側壁に対向する側壁の内側に形成されて前記凸起に係合する凹溝とを備え、前記シャシーと前記フロントケースとの結合を、前記凸起と凹溝の係合およびねじによるねじ止めの両方により行うことを特徴とするものである。この構成により、シャシーをフロントケースにねじ止めする個所を少なくすることができ、構造が簡略化されて、部品点数および製造、組立工数を削減することができる。
【0012】
また、本発明の携帯無線装置は、前記シャシーの長手方向に沿う両側壁の基部外側に側壁端面方向に向けて突出形成された係合部と、前記フロントケースの対向する両側壁の内側部分に前記係合部とは逆向きに突出形成されて前記係合部と噛み合う被係合部とを備えたことを特徴とするものである。この構成により、シャシーとフロントケースを組み立てた時に両側壁に形成された係合部と被係合部との噛み合いにより防水性を高めることができる。また、携帯無線装置の使用時や落下時において、電池パックがフロントケースの側壁を外側に押し広げようとする力が加わっても、食い違い状の噛み合いによりシャシーが外側に開くのを防止することができ、電池パックの側面との合わせ面に段差が生じることがなくなり、外観的な品質を維持することができる。
【0013】
また、本発明の携帯無線装置は、前記フロントケースの側壁を含む内面全体に導電膜層を備えたことを特徴とするものである。この構成により、導電性のシャシーとフロントケースの導電膜層とで携帯無線装置内部を密閉状にシールドすることができ、携帯無線装置内部の回路基板から発生する電磁波ノイズが外部に漏れるのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における携帯無線装置の構成を示す分解斜視図であり、図2はその縦断面図である。装置全体の外観は図5に示した従来例とほぼ同様である。図1および図2において、フロントケース1は、絶縁性樹脂材料により箱型形状に成形され、その底部1aの4箇所にそれぞれねじ穴2aを有する取付ボス2が形成されている。フロントケース1の四方の側壁のうち、上端部の側壁1bには、アンテナコネクタ3用の開口4およびボタンスイッチ用の開口5が形成されている。また、フロントケース1内の底部1aの周囲には、凹溝6が環状に形成され、この凹溝6内に導電ゴム製のシールリング7が装着されている。一方、回路基板8の表面には、アンテナコネクタ3の端子3cに接触可能なばね性を有する接片9とボタンスイッチ10、その他の電子部品が実装され、回路基板8の裏面には、無線送信時に必要となるパワーアンプ11が半田付けで実装されている。この回路基板8は、2箇所の取付穴12と4隅の4箇所の取付穴13を有し、2箇所の取付穴12を介してねじ14によりシャシー15の内側に固定される。シャシー15は、四方に側壁を有するアルミダイカスト製の箱型形状に形成されているが、導電性を有すれば非金属材料を用いてもよい。シャシー15の上端部の側壁15aの外側には、アンテナコネクタ3を固定するためのねじ穴16およびボタンスイッチ10用の通し穴17を有する凹面15bが形成されている。この凹面15bには、アンテナコネクタ3用のシールボス18aおよびボタンスイッチ10用のキャップ18bを有するゴム製の防水パッキン18が嵌め込まれて接着固定される。アンテナコネクタ3は、中間部にフランジ3aを有する円筒状に形成され、内周部にはアンテナ本体(ロッドアンテナ)が結合される雌ねじが形成され、外周胴部3bには雄ねじが形成され、外周胴部3bの端部には電気接続のための端子3cが突出している。
【0015】
次に、本実施の形態における携帯無線装置の組み立てについて説明する。まず防水パッキン18をシャシー15の凹面15bに嵌め込まれて固定、または嵌め込まれて接着固定した後、防水パッキン18のシールボス18aにアンテナコネクタ3の外周胴部3bを挿入し、シャシー15のねじ穴16にねじ込んでシャシー15に固定する。次に、必要な部品を実装された回路基板8をシャシー15の中に納め、ねじ14を取付穴12を介してシャシー15の取付ボス19のねじ穴にねじ込む。次に、シールリング7をフロントケース1の凹溝6に装着した後、回路基板8を取り付けたシャシー15を、防水パッキン18から突出するアンテナコネクタ3およびキャップ18bをそれぞれフロントケース1の開口4、5に挿入しながらフロントケース1内に納め、ねじ21をシャシー15のボス穴20、回路基板8の取付穴13を通して、フロントケース1の取付ボス2のねじ穴2aにねじ込む。これにより、シャシー15の4つの側壁の外面がフロントケース1の4つの側壁の内面に接触するとともに、シャシー15の4つの側壁の端面がシールリング7を押圧するので、フロントケース1とシャシー15との間の防水が施される。また、フロントケース1の開口4とアンテナコネクタ3との間の防水が防水パッキン18により施される。また、アンテナコネクタ3の端子3cが接片9を通じて回路基板8に接続され、回路基板8裏面のパワーアンプ11はシャシー15に接触する。そして、組立完成品では、シャシー15の裏側に電池パック22が取り付けられる。
【0016】
このように、本実施の形態1によれば、パワーアンプ11が四方に側壁を有するシャシー15に接触しているので、パワーアンプ11から発生した熱は、シャシー15の四方の側壁からフロントケース1の各側壁を通じて外部の空気中に放散され、装置内部の温度が所定値よりも上昇するのを防止することができる。また、携帯無線装置使用時において、アンテナコネクタ3にアンテナ本体(図示しない)を装着し、シャシー15の背面に電池パック22を装着した状態で、誤ってアンテナ本体から落下した場合でも、アンテナコネクタ3がシャシー15のねじ穴16にねじ結合されているため、アンテナ本体から伝わる衝撃は、堅牢性の高い金属または非金属性のシャシー15で受けて回路基板8には伝わらないので、回路基板8に亀裂等が発生することがない。また、携帯無線装置の落下等によりフロントケース1の側壁が開いても、シールリング7がフロントケース1内の底部の凹溝6内に装着されているので、防水機能が低下することがなく、シャシー15とフロントケース1との間の防水を確実なものとすることができる。
【0017】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2における携帯無線装置は、上記実施の形態1に示した携帯無線装置と基本的な構成は同様であるので、同様な構成要素には同じ符号を付して重複した説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0018】
図3は本実施の形態2における携帯無線装置の縦断面を示し、シャシー15のアンテナコネクタ3が取り付けられる側壁15aの外側には、部分的に凸起23が形成され(図1に符号23で示す)、この側壁15aに対向するフロントケース1の側壁1bの内側には、凸起23に係合する凹溝24が形成されている。シャシー15をフロントケース1に組み立てる際には、この凸起23を凹溝24に嵌め込み、反対側の2箇所において、ねじ21をフロントケース1の取付ボス2のねじ穴2aにねじ込んで組み立てる。
【0019】
このように、本実施の形態2によれば、シャシー15とフロントケース1との組み立てを、上部側の凸起23と凹溝24による係合と、下部側のねじ21による2箇所のねじ止めとの両方で行うことにより、図1の上部側の2箇所のねじ止め構造が不要となり、構造が簡略化され、部品点数および製造、組立工数を削減することができる。
【0020】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3における携帯無線装置は、上記実施の形態1に示した携帯無線装置と基本的な構成は同様であるので、同様な構成要素には同じ符号を付して重複した説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0021】
図4は本実施の形態3における携帯無線装置の横断面図を示し、シャシー15の長手方向に沿う両側壁15c、15dの基部外側には、側壁15c、15dの端面側に向けて断面三角形状の楔形の係合部25が部分的に形成され(図1に符号25で示す)、この側壁15c、15dに対向するフロントケース1の側壁1c、1dの内側には、係合部25とは反対向きの同じ形状の被係合部26が形成されている。シャシー15をフロントケース1に組み立てる際に、この係合部25を被係合部26に嵌め込むことにより、シャシー15が外側に開くのを防止することができる。なお、この係合部25と被係合部26の形状は、食い違い状に噛み合うならば、他の形状でもよい。
【0022】
このように、本実施の形態3によれば、シャシー15の長手方向に沿う両側壁15c、15dの基部外側にその端面側に向けて突出形成された楔形の係合部25と、フロントケース1の対向する両側壁1c、1dの部分に係合部25とは反対向きに形成された同じ楔形の被係合部26とを備えているので、シャシー15とフロントケース1を組み立てた時に両側壁に形成された係合部25と被係合部26との食い違い状の噛み合いにより防水を効果的に行うことができる。また、携帯無線装置の使用時や落下時において、電池パック22がフロントケース1の側壁1c、1dを外側に押し広げようとする力が加わっても、係合部25と被係合部26の食い違い状の噛み合いによりシャシー15が外側に開くのを防止することができ、電池パック22の側面との合わせ面に段差が生じることがなくなり、外観的な品質を維持することができる。
【0023】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4における携帯無線装置は、上記実施の形態1に示した携帯無線装置と基本的な構成は同様であるので、同様な構成要素には同じ符号を付して重複した説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0024】
本実施の形態4における携帯無線装置は、図4に示すように、フロントケース1の4つの側壁を含む内側面全体に導電膜層27をめっき、真空蒸着、塗装等により形成したものである。これにより、導電性のシャシー15とフロントケース1の導電膜層27とが接触するので、携帯無線装置の内部が導電性部材により密閉されることになる。
【0025】
このように、本実施の形態4によれば、導電性のシャシー15とフロントケース1の導電膜層27とで携帯無線装置内部を密閉状にシールドすることができるので、携帯無線装置内部の回路基板8から発生する電磁波ノイズが外部に漏れるのを防ぐことができ、外部の電子機器に悪影響が及ぶのを防止することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯無線装置は、電子部品を実装した回路基板と、四方に側壁を有して一方の開放した面に回路基板が取り付けられる箱型形状のシャシーと、四方に側壁を有してシャシーの開放した面を外側から覆う箱型形状のフロントケースと、フロントケース内の底面の周囲に形成された凹溝内に装着されて、前記シャシーの各側壁の端面により押圧されるシールリングとを備えているので、電子部品から発生する熱をシャシーの各側壁からフロントケースの各側壁を通じて外部の空気中に効率的に放散できるとともに、携帯無線装置の落下等によりフロントケースの側壁が開いても、フロントケース内の底部に配置されたシールリングにより、シャシーとフロントケースとの間の防水を効果的に維持することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における携帯無線装置の構成を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における携帯無線装置の縦断面図
【図3】本発明の実施の形態2における携帯無線装置の縦断面図
【図4】本発明の実施の形態3および4における携帯無線装置の横断面図
【図5】本発明に係る携帯無線装置の外観を示す斜視図
【図6】従来例における携帯無線装置の構成を示す分解斜視図
【図7】従来例における携帯無線装置の縦断面図
【符号の説明】
1 フロントケース
2 取付ボス
3 アンテナコネクタ
4 アンテナコネクタ用の開口
5 ボタンスイッチ用の開口
6 防水リング用の凹溝
7 防水リング
8 回路基板
9 接片
10 ボタンスイッチ
11 パワーアンプ
12 取付穴
13 取付穴
14 ねじ
15 シャシー
16 アンテナコネクタ固定用のねじ穴
17 ボタンスイッチ用の通し穴
18 防水パッキン
19 取付ボス
20 取付ボス
21 ねじ
22 電池パック
23 凸起
24 凹溝
25 係合部
26 被係合部
27 導電膜層

Claims (5)

  1. 電子部品を実装した回路基板と、四方に側壁を有して一方の開放した面に前記回路基板が取り付けられる箱型形状のシャシーと、四方に側壁を有して前記シャシーの開放した面を外側から覆う箱型形状のフロントケースと、前記フロントケース内の底面の周囲に形成された凹溝内に装着されて、前記シャシーの各側壁の端面により押圧されるシールリングとを備えた携帯無線装置。
  2. 前記シャシーの一方の側壁に形成された少なくともアンテナコネクタを固定するための取付穴と、前記取付穴に防水パッキンを介して取り付けられるアンテナコネクタと、前記回路基板に固定されて前記アンテナコネクタの端子に接触可能なばね性を有する接片と、前記フロントケースの前記シャシーの側壁に対向する側壁に形成された少なくとも前記アンテナコネクタを露出させるための開口とを備えた請求項1記載の携帯無線装置。
  3. アンテナコネクタが取り付けられる前記シャシーの側壁の外側に形成された凸起と、前記フロントケースの前記シャシーの側壁に対向する側壁の内側に形成されて前記凸起に係合する凹溝とを備え、前記シャシーと前記フロントケースとの結合を、前記凸起と凹溝の係合およびねじによるねじ止めの両方により行うことを特徴とする請求項1または2記載の携帯無線装置。
  4. 前記シャシーの長手方向に沿う両側壁の基部外側に側壁端面方向に向けて突出形成された係合部と、前記フロントケースの対向する両側壁の内側部分に前記係合部とは逆向きに突出形成されて前記係合部と噛み合う被係合部とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の携帯無線装置。
  5. 前記フロントケースの側壁を含む内面全体に導電膜層を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯無線装置。
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